JP2013157726A - 撮像装置および撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元表示用画像を表示する表示装置の大きさに応じて視差マップの視差量を編集する撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置の撮像素子505が、一つのマイクロレンズに対して撮像光学系の射出瞳の分割された異なる領域を通過した光束を光電変換して画像信号を生成する複数の光電変換部を有する画素部を備える。撮像装置が、撮像素子505の出力する画像信号に基づいて、左目用画像データと右目用画像データとを生成し、左目用画像データと前記右目用画像データとに基づいて、3次元表示用の画像データの生成に用いる視差マップを生成する。そして、撮像装置が、3次元表示用の画像データを表示する表示装置の大きさを取得し、取得した表示装置の大きさに応じて、視差マップの視差量を編集する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置および撮像装置の制御方法に関する。
近年、3次元(3D)シネマや3Dディスプレイなど、立体映像関連機器の普及が急速に進んでいる。立体映像撮影は従来からフィルム式カメラなどでも行われてきたが、デジタル撮像装置の普及に伴い、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等により立体映像を生成するための元画像が撮影されるようになってきている。
立体映像をユーザが鑑賞する仕組みとしては、対象物を左目で見た像及び右目で見た像に対応するように、左右方向に視差を持たせた、右目用画像と左目用画像のデータが用意される。各画像をユーザが右目と左目でそれぞれ見ることで立体視可能である。その方法には、視差バリア方式やレンチキュラ方式などのように鑑賞対象の映像を視差分割する方法がある。また左右で特性の異なるフィルタを介して、ユーザの左目と右目に異なる映像を提示する方法などが知られている。
一方、立体映像として鑑賞可能な画像の撮影方法として、異なる視点での画像を同時に撮影する方法が、特許文献1および2に開示されている。特許文献1は、複数の微小レンズが形成され、該微小レンズの各々に近接して、対を成すフォトダイオードが1対以上配置されている固体撮像素子を開示する。フォトダイオード対のうち、一方のフォトダイオードの出力から第1の画像信号が得られ、他方のフォトダイオードの出力から第2の画像信号が得られる。第1及び第2の画像信号を、左目用画像、右目用画像としてそれぞれ用いることで、ユーザの立体映像の鑑賞が可能となる。
また、特許文献2は、第1の画像のそれぞれの画素に適用されるべきシフトに対応する出力値を持つ出力要素を有する出力視差マップを開示する。この出力視差マップと第1の画像とに基づいて、第2の画像を生成することができる。
特開昭58−24105号公報 特表2008−518317号公報
視聴者に立体映像を鑑賞させるためには、視聴者に、左右方向に視差を持たせた画像を、それぞれ対応する目で見させるようにすればよい。これは、特許文献1、2に開示された技術を用いて、左目で鑑賞するための左目用画像と、右目で鑑賞するための右目用画像とを3次元表示用画像として用意することで実現できる。
ここで、撮像装置は、例えば、撮像素子の出力から得られる左目用画像と右目用画像とに基づいて視差マップを生成し、この視差マップを用いて、3次元表示用の左目用画像と右目用画像とを生成する。
しかし、特許文献1、2は、いずれも、3次元表示用画像を表示する表示装置の大きさに応じて視差マップの視差量を編集することを開示していない。したがって、特許文献1、2が開示する従来技術によっては、3次元表示用の左目用画像と右目用画像とを再生する際に、その視差量、表示装置までの位置が不変の場合、表示装置が小さい場合には立体感を得られにくい画像、つまりほぼ平面画像が表示されてしまう。一方、表示装置が大きい場合には、立体感が多すぎて目の疲労を起こしてしまいそうな画像が表示されてしまう。すなわち、従来技術では、表示装置の大きさによって、3次元表示用画像を表示したときに得られる立体感が違ってしまうという課題がある。
本発明は、3次元表示用画像を表示する表示装置の大きさに応じて視差マップの視差量を編集する撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、一つのマイクロレンズに対して撮像光学系の射出瞳の分割された異なる領域を通過した光束を光電変換して画像信号を生成する複数の光電変換部を有する画素部を備える撮像素子と、前記撮像素子の出力する画像信号に基づいて、左目用画像データと右目用画像データとを生成する画像生成手段と、前記左目用画像データと前記右目用画像データとに基づいて、3次元表示用の画像データの生成に用いる視差マップを生成する視差マップ生成手段と、前記3次元表示用の画像データを表示する表示装置の大きさを取得し、取得した表示装置の大きさに応じて、前記視差マップの視差量を編集する視差量編集手段とを備える。
本発明の撮像装置は、3次元表示用画像を表示する表示装置の大きさに応じて視差マップの視差量を編集する。したがって、例えば、表示装置の大きさが大きい場合、視差マップの視差量を少なくし、表示装置が小さい場合、視差マップの視差量を多くする。これにより、3次元表示用画像を表示する際、表示装置の大きさに応じて動的に立体感を調整でき、不快を与えない立体感のある画像を提供することができる。
撮像装置が適用する撮像素子の構成例を概略的に示す図である。 撮像素子の画素の構成例を示す図である。 撮影レンズの射出瞳から出た光束が撮像素子に入射する様子を表した概念図である。 本実施形態の撮像装置の構成例を示す図である。 本実施形態における視差マップの生成処理の一例を示す図である。 視差量の編集例を説明する図である。 視差量の編集例を説明する図である。 本実施形態の撮像装置の動作処理例を説明するフローチャートである。
図1は、本実施形態の撮像装置が適用する撮像素子の構成例を概略的に示す図である。撮像素子100は、画素アレイ101と、画素アレイ101における行を選択する垂直選択回路102と、画素アレイ101における列を選択する水平選択回路104を含む。読み出し回路103は、画素アレイ101中の画素のうち垂直選択回路102によって選択される画素の信号を読み出す。読み出し回路103は、信号を蓄積するメモリ、ゲインアンプ、AD変換器などを列毎に有する。
シリアルインターフェース(SI)部105は、各回路の動作モードなどを外部回路からの指示に従って決定する。垂直選択回路102は、画素アレイ101の複数の行を順次選択し、読み出し回路103に画素信号を取り出す。また水平選択回路104は、読み出し回路103によって読み出された複数の画素信号を列毎に順次選択する。なお、撮像素子100は、図1に示す構成要素以外に、例えば、垂直選択回路102、水平選択回路104、読み出し回路103等にタイミング信号を提供するタイミングジェネレータや、制御回路等が存在するが、これらの詳細な説明は省略する。
図2は、撮像素子100の画素の構成例を示す図である。図2(A)は1画素の構成を概略的に示す。図2(B)は、画素アレイ101の配置を示す。図2(A)に示す画素201は、光学素子としてのマイクロレンズ202と、受光素子としての複数のフォトダイオード(以下、PDと略記する)とを有する。
図2(A)には、1画素に左側のPD203と右側のPD204の2個を設けた例を示すが、3個以上(例えば、4個または9個)のPDを用いてもよい。PD203は、受光した光束を光電変換して左目用画像を出力する。PD204は、受光した光束を光電変換して右目用画像を出力する。なお、画素201は、図示の構成要素以外にも、例えば、PD信号を読み出し回路103に取り出す画素増幅アンプや、行選択スイッチ、PD信号のリセットスイッチなどを備える。
画素アレイ101は、2次元画像を提供するため、図2(B)に示す多数の画素301から304のように、2次元アレイ状に配列して構成される。PD301L、302L、303L、304Lは、図2(A)中のPD203に相当する。また、PD301R、302R、303R、304Rは、図2(A)中のPD204に相当する。すなわち、本実施形態の撮像装置は、各々が、左目用画像を出力する第1の光電変換部(PD203)と、右目用画像を出力する第2の光電変換部(PD204)とを有する複数の画素部を備える撮像素子を備える。
次に、図2(B)に示す画素構成を有する撮像素子100の受光について説明する。図3は、撮影レンズの射出瞳から出た光束が撮像素子100に入射する様子を表した概念図である。
画素アレイ101は、マイクロレンズ202と、カラーフィルタ403と、PD404および405を有する。PD404、PD405は、図2(A)中のPD203、PD204にそれぞれ相当する。
図3において、マイクロレンズ202に対して、撮影レンズの射出瞳406から出た光束の中心を光軸409とする。射出瞳406から出た光は、光軸409を中心として撮像素子100に入射する。一部領域407、408は、撮影レンズの射出瞳406の領域である。光線410、411は、一部領域407を通過する光の最外周の光線である。光線412、413は、一部領域408を通過する光の最外周の光線である。
射出瞳406から出る光束のうち、光軸409を境界線として、上側の光束はPD405に入射し、下側の光束はPD404に入射する。つまり、PD404とPD405は、各々、撮影光学系の射出瞳の分割された異なる領域からの光束を受光する。このように各受光素子は射出瞳での異なる領域の光を検出するため、点光源からの光が暈けた状態で撮影される状況では、それぞれに異なった形状の撮影画像が得られることになる。
図4は、本実施形態の撮像装置の構成例を示す図である。図4を参照して、図1に示す撮像素子100の、撮像装置であるデジタルカメラへの適用例について説明する。撮像光学系を構成するレンズ部501は、被写体からの光を撮像素子505に結像する。撮像素子505は、図1に示す撮像素子100に相当し、図2(B)に示す画素構成を有する。
レンズ駆動装置502は、ズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などを行う。メカニカルシャッタ503は、シャッタ駆動装置504によって制御される。撮像素子505は、レンズ部501により結像した被写体像を画像信号に変換する。撮像信号処理回路506は、撮像素子505の出力する画像信号に対して各種の処理や補正を行う。タイミング発生部507は、撮像素子505や撮像信号処理回路506に必要なタイミング信号を出力する。
システム制御部509は、各種演算を行い、撮像装置全体を制御する制御手段であり、不図示のCPU(中央演算処理装置)がプログラムを実行することで処理を行う。本実施形態に特有の動作として、システム制御部509は、画像合成回路513が生成した合成画像と、視差マップ生成回路514が生成した視差マップとに基づいて、被写体の形状が正しく反映された、3次元表示用の左目用画像と右目用画像とを生成する。また、システム制御部509は、生成した3次元表示用の左目用画像と右目用画像とを再生することによって、ユーザに立体画像を鑑賞させる。なお、システム制御部509は、左目用画像と右目用画像と基づいて、位相差の検知を行って、位相差AFを実現することもできる。
メモリ部508は、画像データを一時的に記憶するメモリを備える。記憶媒体制御インターフェース部(以下、I/F部と略記する)510は、記録媒体511に画像データなどを記録し、または読み出すために設けられる。撮像装置に着脱可能な記録媒体511は、半導体メモリ等である。外部I/F部512は、外部装置との間でデータを送受する。表示装置521は、表示制御回路522が出力する表示用データに従って、各種情報や撮影画像を表示する。
撮像信号処理回路506は、撮像素子505が出力する撮像データを左目用画像と右目用画像に振り分けて画像処理を行う。メモリ部508は、撮像信号処理回路506の出力データ、画像合成回路によって生成された合成画像、視差マップ生成回路によって生成された視差マップを記憶する記憶手段として機能する。
画像合成回路513は、画像合成回路513は、左目用画像データと右目用画像データとに基づいて、合成画像データを生成する。具体的には、画像合成回路513は、左目用画像と右目用画像とを画素毎に加算平均処理することで左目用画像と右目用画像とを合成し、合成画像を生成する。画像合成回路513が、必要なPD信号のみを取得して合成画像を生成するようにしてもよい。
図2(B)を例にとって説明すると、画像合成回路513は、PD301L乃至304Rが出力する画像信号のうち、PD301L、302L、303L、304Lが出力する画像信号から左目用画像を生成する。また、画像合成回路513は、PD301R、302R、303R、304Rが出力する画像信号から右目用画像を生成する。すなわち、画像合成回路513は、撮像素子の出力する画像信号に基づいて、左目用画像データと右目用画像データとを生成する画像生成手段として機能する。また、画像合成回路513は、PD301Lの出力とPD301Rの出力とを加算し、PD302Lの出力とPD302Rの出力とを加算し、PD303Lの出力とPD303Rの出力とを加算し、PD304Lの出力とPD304Rの出力とを加算する。これにより、合成画像が生成される。
視差マップ生成回路514は左目用画像と右目用画像とに基づいて、画素毎の視差量を算出して視差マップを生成する。すなわち、視差マップ生成回路514は、左目用画像データと右目用画像データとに基づいて、3次元表示用の画像データの生成に用いる視差マップを生成する視差マップ生成手段として機能する。圧縮伸長回路520は、記憶した画像データを所定の画像圧縮方法(例えば、適応離散コサイン変換(ADCT)等)で圧縮し、画像圧縮された画像データをメモリ部508に書き込む。また、圧縮伸長回路520は、メモリ508から読み出した画像データを伸長し、伸長した画像データをメモリ部508に書き込む。表示制御回路522は、表示装置521に対して表示用画像データ等を出力する。具体的には、表示制御回路522は、2次元画像の表示制御、3次元画像の表示制御を実行する。
図5は、本実施形態における視差マップの生成処理の一例を示す図である。図5(A)中の符号601は、被写体を撮影して得られる構図を示す。符号602、603、604は、被写体を示す。図5(A)中に示す構図では、被写体602、603、604は、この順に上から並んでいる。また、被写体は、図5(C)に示すように、奥行き方向に並んで配置されている。符号604が最も近い被写体、符号602が最も遠い被写体である。
図5(B)は、図5(A)に示す構図を撮影して得られるステレオ画像を示す。画像605は左目用画像であり、画像606は右目用画像である。左目用画像605には、被写体602、603、604が、それぞれ、607L、608L、609Lとして示される。右目用画像606には、被写体602、603、604が、それぞれ、607R、608R、609Rとして示される。
左目用画像605における被写体と右目用画像606における当該被写体との間には、位置ずれがある。本実施形態では、位置ずれの量を視差量と定義する。視差マップ生成回路514は、まず、公知のパターンマッチング法を用いて、左目用画像605と右目用画像606に含まれる被写体を検知する。視差マップ生成回路514は、検知した被写体毎に、左目用画像における被写体の位置と右目用画像における被写体の位置とに基づいて、視差量を算出し、算出した視差量を持つ視差マップを生成する。なお、視差マップが含む視差量の情報は、画像データまたは画像ファイルに含めてもよいし、関連付けされたファイルとして保存してもよい。この例では、視差量の情報は画像ファイルに含まれているものとする。
図5(B)中の符号610は、被写体602の左目用画像605における位置を基準とする、右目用画像606における位置のずれ量、つまり607Lと607Rとの間の視差量を示す。同様に、符号611は、被写体604の左目用画像605における位置を基準とする、右目用画像606における位置のずれ量、つまり609Lと609Rとの間の視差量を示す。被写体603については、左目用画像605における位置と右目用画像606における位置とが同じである。すなわち、被写体603については、視差量がない。
図6および図7は、視差量の編集例を説明する図である。図6は、視差マップの生成例を示す。図6中の701は、被写体の側面図である。702は、被写体の正面図である。703は被写体から得られる視差マップの例である。視差マップ703においては、被写体の背景部分の視差は0、四角い被写体の視差は1、丸い被写体の視差は2である。視差の値は、整数値であってもよいし、マイナスの値や実数をとってもよい。
図7は、視差マップの視差量の編集例を示す。図7(A)中の704は左目用画像と右目用画像とから生成した合成画像である。図7(B)中の705は左目用画像である。図7(C)中の706は右目用画像である。図7(D)中の707は視差マップである。
システム制御部508は、視差マップ生成回路514に指示して、画像データを表示する表示装置の大きさに応じて視差マップ707の視差量を編集(重み付け)する。すなわち、システム制御部508および視差マップ生成回路514は、3次元表示用の画像データを表示する表示装置の大きさを取得し、取得した表示装置の大きさに応じて、視差マップの視差量を編集する視差量編集手段として機能する。
図7(E)中の710は、重み付けされ、視差量が2倍となった視差マップである。システム制御部509は、視差マップ710と合成画像704とに基づいて、視差拡大した左目画像708(図7(F))と視差拡大した右目画像709(図7(G))とを、3次元表示用画像データとして生成する。
図8は、本実施形態の撮像装置の動作処理例を説明するフローチャートである。この例では、撮像装置が備える視差マップ生成回路514が、撮像装置内の表示装置521の大きさに応じた視差量を持つ視差マップを生成済みであることを想定する。
まず、システム制御部509が、表示対象の画像の視差情報を取得する(ステップS801)。また、システム制御部509が、表示対象の画像を表示する表示装置の情報を取得する(ステップS802)。この表示装置の情報には、表示装置の大きさの情報が含まれている。
次に、システム制御部509が、上記ステップS802において取得した表示装置の情報に基づいて、表示対象の画像を表示する表示装置が、撮像装置内の表示装置521と同じ大きさかを判断する(ステップS803)。表示対象の画像を表示する表示装置が、撮像装置内の表示装置521と同じ大きさである場合、システム制御部509は、表示対象の画像に対応する視差マップの視差量の編集を実行せず、ステップS806に進む。例えば、撮像装置に外部接続用のケーブルが刺さっていない場合には、表示対象の画像を表示するのは、撮像装置内の表示装置521ということを意味する。したがって、この場合には、システム制御部509は視差量を編集しない。すなわち、システム制御部509は、撮像装置に外部出力用の表示装置が接続されていない場合には、視差マップの視差量を変更しない。
表示対象の画像を表示する表示装置が、撮像装置内の表示装置521と同じ大きさでない場合は、ステップS804に進む。続いて、システム制御部509が、表示対象の画像を表示する表示装置の大きさに応じて、視差マップの視差量を編集して(ステップS804)、新しい視差マップを生成する。つまり、システム制御部509は、視差マップを記録した時の表示装置の大きさすなわち撮像装置内の表示装置の大きさと、表示対象の画像を表示する表示装置の大きさが異なる場合にのみ、表示対象の画像を表示する表示装置の大きさに応じて視差量の編集を行う。具体的には、システム制御部509は、表示装置の大きさが大きいほど、視差情報が小さくなるように、視差マップの視差量を編集(変更)する。また、システム制御部509は、表示装置の大きさが小さいほど、視差情報が大きくなるように、視差マップの視差量を編集する。
次に、システム制御部509が、上記ステップS804において生成した新しい視差マップと、合成画像とに基づいて、3次元表示用の右目用画像を生成し、メモリ部508に記憶する(ステップS805)。システム制御部509が、上記ステップS804において生成した新しい視差マップと、合成画像とに基づいて、3次元表示用の左目用画像を生成し、メモリ部508に記憶する(ステップS806)。そして、システム制御部509の指示にしたがって、表示制御回路522が、メモリ部508に記憶された3次元表示用の左目用画像と右目用画像とを表示する(ステップS807)。すなわち、システム制御部509は、合成画像データと視差マップの視差量の編集結果とに基づいて、3次元表示用の右目用画像データと左目用画像データとを生成して表示装置に出力する出力手段として機能する。
他の実施形態では、3次元表示用の画像データの外部出力時に撮像装置が撮影動作を行う。当該他の実施形態では、図8を参照して説明した動作処理の前に、視差マップ生成回路514が、以下の処理を実行する。視差マップ生成回路514が、撮像装置に入力された選択情報に基づいて、撮像装置内の表示装置521の大きさに応じた視差マップ、または外部出力用の表示装置の大きさに応じた視差マップを生成する。選択情報は、3次元表示用の画像データの外部出力時に撮像装置が撮影動作を行った場合に視差マップ生成回路が撮像装置内の表示装置の大きさに応じた視差マップまたは外部出力用の表示装置の大きさに応じた視差マップのいずれを生成するかを示す制御情報である。
すなわち、上記ステップS801において取得される視差情報は、当該選択情報にしたがって生成された視差マップに対応する視差情報である。そして、当該選択情報にしたがって生成された視差マップに対応する表示装置の大きさが、表示対象の画像を実際に表示する表示装置と同じである場合(S803でYes)、システム制御部509は、視差量を変更しない。また、表示対象の画像を表示する表示装置の大きさが、撮像装置内の表示装置521の大きさと外部出力用の表示装置の大きさの中間の大きさである場合、システム制御部509は、表示対象の画像を表示する表示装置の大きさに応じて視差マップの視差量を編集する。
表示装置の大きさを決める基準の一例として、インチ数で表される予め設定された閾値を用いてもよい。また、表示装置の大きさ、その他の情報を取得する方法として、例えば、HDMIを接続時に取得できるEDIDを適用してもよい。EDIDは、Extended display identification dataの略称である。HDMIを表示装置に挿した場合に、EDIDによって表示装置の情報を取得することができる。
以下に、本実施形態におけるEDIDの取得方法について説明する。まず、HDMIのICには、HDMI TXと呼ばれるものとHDMI SINK大きく2つの種類がある。HDMI TXは、DVDプレーヤやBDレコーダなど映像の入力側が持っているICで、映像を入力する。HDMI SINKは、TVなどが持っているHDMIのICであり、HDMI TXから実際に入力された映像を元に表示を行っている機器のICである。このHDMI SINKには、EDIDROMと呼ばれるROMがあり、このROMに表示装置の情報が収められている。
そして、HDMI TXがHDMI SINKに対してHDMIケーブルによって繋がった場合、まず、HDMIケーブルが挿さされたことをHPD(Hot Plug Detect)が認識する。次に、1本のクロック信号と3本でデータチャネルから構成されるTMDSを使って、接続されたことをSINK機器に伝える。接続されたことがSINK機器に伝わったら、EDIDROMからEDIDをDDCと呼ばれるデータチャネルを通してHDMI TXに伝える。このようにして、再生装置として機能する撮像装置は、EDIDを表示装置から取得することができる。
EDIDには表示装置の大きさ、表示可能な解像度、製造会社名、型式などが含まれている。撮像装置は、EDIDから表示装置の必要な情報を取得することで、表示装置の大きさが分かり、表示装置の大きさに応じて視差マップの視差量を編集する。なお、上述した方法以外にも、表示装置の大きさを取得できる任意の方法を用いることができる。
以上説明した本実施形態の撮像装置は、3次元表示用画像を表示する表示装置の大きさに応じて視差マップの視差量を編集する。したがって、例えば、表示装置の大きさが大きい場合、視差マップの視差量を少なくし、表示装置が小さい場合、視差マップの視差量を多くする。これにより、3次元表示用画像を表示する際、表示装置の大きさに応じて動的に立体感を調整でき、不快を与えない立体感のある画像を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
201 画素
202 マイクロレンズ
203、204 PD

Claims (7)

  1. 一つのマイクロレンズに対して撮像光学系の射出瞳の分割された異なる領域を通過した光束を光電変換して画像信号を生成する複数の光電変換部を有する画素部を備える撮像素子と、
    前記撮像素子の出力する画像信号に基づいて、左目用画像データと右目用画像データとを生成する画像生成手段と、
    前記左目用画像データと前記右目用画像データとに基づいて、3次元表示用の画像データの生成に用いる視差マップを生成する視差マップ生成手段と、
    前記3次元表示用の画像データを表示する表示装置の大きさを取得し、取得した表示装置の大きさに応じて、前記視差マップの視差量を編集する視差量編集手段とを備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記視差量編集手段は、前記取得した表示装置の大きさが大きいほど視差情報が小さくなるように視差マップの前記視差量を変更し、前記取得した表示装置の大きさが小さいほど視差情報が大きくなるように前記視差マップの視差量を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記視差マップ生成手段は、前記撮像装置内の表示装置の大きさに応じた視差マップを生成し、
    前記視差量編集手段は、前記撮像装置に外部出力用の表示装置が接続されていない場合には、前記生成された視差マップの視差量を変更しない
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記3次元表示用の画像データの外部出力時に前記撮像装置が撮影動作を行った場合に前記視差マップ生成手段が前記撮像装置内の表示装置の大きさに応じた視差マップ、または前記外部出力用の表示装置の大きさに応じた視差マップのいずれを生成するかを示す選択情報を入力する選択手段を備え、
    前記視差マップ生成手段は、前記入力された選択情報に基づいて、前記撮像装置内の表示装置の大きさに応じた視差マップ、または前記外部出力用の表示装置の大きさに応じた視差マップを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記視差マップ生成手段が前記撮像装置内の表示装置の大きさに応じた視差マップを生成した場合、前記視差量編集手段は、前記外部出力用の表示装置の大きさが前記撮像装置内の表示装置の大きさと同じ大きさであるときには、前記生成された視差マップの視差量を変更しない
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記画像生成手段は、さらに、前記生成した左目用画像データと右目用画像データとに基づいて、合成画像データを生成し、
    前記生成された合成画像データと前記視差量編集手段による視差マップの視差量の編集結果とに基づいて、3次元表示用の右目用画像データと左目用画像データとを生成して表示装置に出力する出力手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 一つのマイクロレンズに対して撮像光学系の射出瞳の分割された異なる領域を通過した光束を光電変換して画像信号を生成する複数の光電変換部を有する画素部を備える撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子の出力する画像信号に基づいて、左目用画像データと右目用画像データとを生成する工程と、
    前記左目用画像データと前記右目用画像データとに基づいて、3次元表示用の画像データの生成に用いる視差マップを生成する工程と、
    前記3次元表示用の画像データを表示する表示装置の大きさを取得し、取得した表示装置の大きさに応じて、前記視差マップの視差量を編集する工程とを有する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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