JP5963483B2 - 撮像装置および撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、撮像装置および撮像装置の制御方法に関する。
近年、3次元(3D)シネマや3Dディスプレイなど、立体映像関連機器の普及が急速に進んでいる。立体映像撮影は従来からフィルム式カメラなどでも行われてきたが、デジタル撮像装置の普及に伴い、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等により立体映像を生成するための元画像が撮影されるようになってきている。
立体映像をユーザが鑑賞する仕組みとしては、対象物を左目で見た像及び右目で見た像に対応するように、左右方向に視差を持たせた、右目用画像と左目用画像のデータが用意される。各画像をユーザが右目と左目でそれぞれ見ることで立体視可能である。その方法には、視差バリア方式やレンチキュラ方式などのように鑑賞対象の映像を視差分割する方法がある。また左右で特性の異なるフィルタを介して、ユーザの左目と右目に異なる映像を提示する方法などが知られている。
一方、立体映像として鑑賞可能な画像の撮影方法として、異なる視点での画像を同時に撮影する方法が、特許文献1および2に開示されている。特許文献1は、複数の微小レンズが形成され、該微小レンズの各々に近接して、対を成すフォトダイオードが1対以上配置されている固体撮像素子を開示する。フォトダイオード対のうち、一方のフォトダイオードの出力から第1の画像信号が得られ、他方のフォトダイオードの出力から第2の画像信号が得られる。第1及び第2の画像信号を、左目用画像、右目用画像としてそれぞれ用いることで、ユーザの立体映像の鑑賞が可能となる。
また、特許文献2は、第1の画像のそれぞれの画素に適用されるべきシフトに対応する出力値を持つ出力要素を有する出力視差マップを開示する。この出力視差マップと第1の画像とに基づいて、第2の画像を生成することができる。
特開昭58−24105号公報 特表2008−518317号公報
視聴者に立体映像を鑑賞させるためには、視聴者に、左右方向に視差を持たせた画像を、それぞれ対応する目で見させるようにすればよい。これは、特許文献1、2に開示された技術を用いて、左目で鑑賞するための左目用画像と、右目で鑑賞するための右目用画像とを3次元表示用画像として用意することで実現できる。
ここで、撮像装置は、例えば、撮像素子の出力から得られる左目用画像と右目用画像とに基づいて視差マップを生成し、この視差マップを用いて、3次元表示用の左目用画像と右目用画像とを生成する。
ここで、撮像装置と、PC等の外部装置とUSBや無線で接続し、外部装置の画像表示部(モニター)に、撮像装置で撮影しているライブビュー画像を3次元表示させる場合を想定する。この場合、撮像装置は、例えば、左目用画像/右目用画像とから合成画像を生成し、生成した合成画像と左目用画像/右目用画像から視差マップを生成する。撮像装置は、合成画像を視差マップとセットで外部装置に対して送信する。外部装置は、撮像装置から受診した合成画像と視差マップとに基づいて、3次元表示用の右目用画像と左目用画像を生成して、3次元表示する。
外部装置が画像を3次元表示する際に、撮像装置から視差マップが送信されない場合には、外部装置は画像を3次元表示することはできない。また、外部装置が、画像を3次元表示中に、ユーザの操作に応じて、3次元表示から2次元表示に切り替えできるようにすることが必要である。
本発明は、撮像装置が撮像した画像を外部装置に正しく3次元表示させるとともに、外部装置が3次元表示中に2次元表示に切り替えることができるようにする撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、視点の異なる複数の画像信号を順次取得する取得手段と、前記取得手段により取得される異なる視点の画像信号を合成して合成画像信号を生成する画像生成手段と、前記異なる視点の画像信号に基づいて、画像信号間の像の位置ずれ量の分布に対応するマップデータを生成するマップ生成手段と、前記取得手段が前記複数の画像信号を順次取得する間に、外部装置から該外部装置が画像の3次元表示または2次元表示のいずれを実行するかを示す制御情報を受信する受信手段と、前記受信された制御情報が、前記外部装置が画像の3次元表示を実行することを示す場合に、前記マップ生成手段は、前記取得手段により取得される複数の画像信号に対応する前記マップデータを生成し、前記合成画像信号と前記マップデータとを前記外部装置に対して送信し、前記制御情報が、前記外部装置が画像の2次元表示を実行することを示す場合に、前記合成画像信号を前記外部装置に対して送信する送信手段を備える。
本発明の撮像装置は、外部装置が画像を3次元表示する場合に、外部装置に対して3次元表示用画像データの生成に必要な情報を送信する。これにより、外部装置が確実に画像を3次元表示することができる。また、本発明の撮像装置は、外部装置が画像を2次元表示する場合に、外部装置に対して、2次元表示用画像データを送信する。これにより、外部装置が、ユーザの操作に応じて、3次元表示から2次元表示に切り替えることが可能となる。
撮像装置が適用する撮像素子の構成例を概略的に示す図である。 撮像素子の画素の構成例を示す図である。 撮影レンズの射出瞳から出た光束が撮像素子に入射する様子を表した概念図である。 本実施形態の撮像装置の構成例を示す図である。 本実施形態における視差マップの生成処理の一例を示す図である。 本実施形態の撮像装置の動作処理例を説明するフローチャートである。
図1は、本実施形態の撮像装置が適用する撮像素子の構成例を概略的に示す図である。撮像素子100は、画素アレイ101と、画素アレイ101における行を選択する垂直選択回路102と、画素アレイ101における列を選択する水平選択回路104を含む。読み出し回路103は、画素アレイ101中の画素のうち垂直選択回路102によって選択される画素の信号を読み出す。読み出し回路103は、信号を蓄積するメモリ、ゲインアンプ、AD変換器などを列毎に有する。
シリアルインターフェース(SI)部105は、各回路の動作モードなどを外部回路からの指示に従って決定する。垂直選択回路102は、画素アレイ101の複数の行を順次選択し、読み出し回路103に画素信号を取り出す。また水平選択回路104は、読み出し回路103によって読み出された複数の画素信号を列毎に順次選択する。なお、撮像素子100は、図1に示す構成要素以外に、例えば、垂直選択回路102、水平選択回路104、読み出し回路103等にタイミング信号を提供するタイミングジェネレータや、制御回路等が存在するが、これらの詳細な説明は省略する。
図2は、撮像素子100の画素の構成例を示す図である。図2(A)は1画素の構成を概略的に示す。図2(B)は、画素アレイ101の配置を示す。図2(A)に示す画素201は、光学素子としてのマイクロレンズ202と、受光素子としての複数のフォトダイオード(以下、PDと略記する)とを有する。
図2(A)には、1画素に左側のPD203と右側のPD204の2個を設けた例を示すが、3個以上(例えば、4個または9個)のPDを用いてもよい。PD203は、受光した光束を光電変換して左目用画像を出力する。PD204は、受光した光束を光電変換して右目用画像を出力する。なお、画素201は、図示の構成要素以外にも、例えば、PD信号を読み出し回路103に取り出す画素増幅アンプや、行選択スイッチ、PD信号のリセットスイッチなどを備える。
画素アレイ101は、2次元画像を提供するため、図2(B)に示す多数の画素301から304のように、2次元アレイ状に配列して構成される。PD301L、302L、303L、304Lは、図2(A)中のPD203に相当する。また、PD301R、302R、303R、304Rは、図2(A)中のPD204に相当する。すなわち、本実施形態の撮像装置は、各々が、左目用画像を出力する第1の光電変換部(PD203)と、右目用画像を出力する第2の光電変換部(PD204)とを有する複数の画素部を備える撮像素子を備える。
次に、図2(B)に示す画素構成を有する撮像素子100の受光について説明する。図3は、撮影レンズの射出瞳から出た光束が撮像素子100に入射する様子を表した概念図である。
画素アレイ101は、マイクロレンズ202と、カラーフィルタ403と、PD404および405を有する。PD404、PD405は、図2(A)中のPD203、PD204にそれぞれ相当する。
図3において、マイクロレンズ202に対して、撮影レンズの射出瞳406から出た光束の中心を光軸409とする。射出瞳406から出た光は、光軸409を中心として撮像素子100に入射する。一部領域407、408は、撮影レンズの射出瞳406の領域である。光線410、411は、一部領域407を通過する光の最外周の光線である。光線412、413は、一部領域408を通過する光の最外周の光線である。
射出瞳406から出る光束のうち、光軸409を境界線として、上側の光束はPD405に入射し、下側の光束はPD404に入射する。つまり、PD404とPD405は、各々、撮影光学系の射出瞳の分割された異なる領域からの光束を受光する。このように各受光素子は射出瞳での異なる領域の光を検出するため、点光源からの光が暈けた状態で撮影される状況では、それぞれに異なった形状の撮影画像が得られることになる。
図4は、本実施形態の撮像装置の構成例を示す図である。図4を参照して、図1に示す撮像素子100の、撮像装置であるデジタルカメラへの適用例について説明する。撮像光学系を構成するレンズ部501は、被写体からの光を撮像素子505に結像する。撮像素子505は、図1に示す撮像素子100に相当し、図2(B)に示す画素構成を有する。
レンズ駆動装置502は、ズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などを行う。メカニカルシャッタ503は、シャッタ駆動装置504によって制御される。撮像素子505は、レンズ部501により結像した被写体像を画像信号に変換する。撮像信号処理回路506は、撮像素子505の出力する画像信号に対して各種の処理や補正を行う。タイミング発生部507は、撮像素子505や撮像信号処理回路506に必要なタイミング信号を出力する。
システム制御部509は、各種演算を行い、撮像装置全体を制御する制御手段であり、不図示のCPU(中央演算処理装置)がプログラムを実行することで処理を行う。本実施形態に特有の動作として、システム制御部509は、外部I/F部512を介して、撮像装置に接続されている外部装置(PC)から、3Dライブビュー用のコマンドか2Dライブビュー用のコマンドのいずれを受信したかを判断する。3Dライブビュー用のコマンドは、PCが、画像を3次元表示することを示す制御情報である。2Dライブビュー用のコマンドは、PCが、画像を2次元表示することを示す制御情報である。
システム制御部509が、PCから3Dライブビュー用のコマンドを受信したと判断した場合、システム制御部509は、以下の処理を実行する。システム制御部509は、画像合成回路513に指示して、合成画像データの生成処理を実行させる。また、システム制御部509は、視差マップ生成回路514に指示して、視差マップを生成させる。また、システム制御部509は、外部I/F部512を介して、PCに対して、合成画像データと視差マップとをセットで送信する。PCは、受信した合成画像データと視差マップとに基づいて、3次元表示用の右目用画像データと左目用画像データとを生成し、表示モニターに3次元表示する。
システム制御部509が、PCから2Dライブビュー用のコマンドを受信したと判断した場合、システム制御部509は、以下の処理を実行する。システム制御部509は、画像合成回路513に指示して、合成画像データの生成処理を実行させる。そして、システム制御部509は、外部I/F部512を介して、PCに対して、合成画像データを2次元表示用の画像データとして送信する。PCは、受信した合成画像データを表示モニターに2次元表示する。なお、システム制御部509は、左目用画像と右目用画像と基づいて、位相差の検知を行って、位相差AFを実現することもできる。
メモリ部508は、画像データを一時的に記憶するメモリを備える。記憶媒体制御インターフェース部(以下、I/F部と略記する)510は、記録媒体511に画像データなどを記録し、または読み出すために設けられる。撮像装置に着脱可能な記録媒体511は、半導体メモリ等である。外部I/F部512は、外部装置との間でデータを送受する。表示装置521は、表示制御回路522が出力する表示用データに従って、各種情報や撮影画像を表示する。測光装置515は、露出制御に用いられる測光値を取得する。
撮像信号処理回路506は、撮像素子505が出力する撮像データを左目用画像と右目用画像に振り分けて画像処理を行う。メモリ部508は、撮像信号処理回路506の出力データ、画像合成回路によって生成された合成画像、視差マップ生成回路によって生成された視差マップを記憶する記憶手段として機能する。
画像合成回路513は、以下の処理を行う画像合成手段として機能する。画像合成回路513は、撮像素子の出力する画像信号に基づいて、左目用画像と右目用画像とを生成し、生成された左目用画像と右目用画像とに基づいて、合成画像を生成する。具体的には、画像合成回路513は、左目用画像と右目用画像とを画素毎に加算(加算平均)することによって合成画像を生成する。この合成画像は、被写体の形状が正しく反映されている画像である。
図2(B)を例にとって説明すると、画像合成回路513は、PD301L乃至304Rが出力する画像信号のうち、PD301L、302L、303L、304Lが出力する画像信号から左目用画像を生成する。また、画像合成回路513は、PD301R、302R、303R、304Rが出力する画像信号から右目用画像を生成する。すなわち、画像合成回路513は、撮像素子の出力する画像信号に基づいて、左目用画像データと右目用画像データとを生成する画像生成手段として機能する。また、画像合成回路513は、PD301Lの出力とPD301Rの出力とを加算し、PD302Lの出力とPD302Rの出力とを加算し、PD303Lの出力とPD303Rの出力とを加算し、PD304Lの出力とPD304Rの出力とを加算する。これにより、合成画像が生成される。
視差マップ生成回路514は、視差マップを生成する視差マップ生成手段として機能する。具体的には、視差マップ生成回路514は、画像合成回路513が生成した左目用画像/右目用画像と、合成画像とを取得する。視差マップ生成回路514は、合成画像の位置を基準とした、左目用画像/右目用画像の位置ずれ量を視差量とする。そして、視差マップ生成回路514は、該視差量に応じた視差マップであって、3次元表示用の画像データの生成に用いられる視差マップを生成する。本実施形態の撮像装置の制御方法は、例えば、図4に示す撮像装置が備える処理部の機能によって実現される。
図5は、本実施態における視差マップの生成処理の一例を示す図である。図5(A)中の符号601は、被写体を撮影して得られる構図を示す。符号602、603、604は、被写体を示す。図5(A)中に示す構図では、被写体602、603、604は、この順に上から並んでいる。また、被写体は、図5(C)に示すように、奥行き方向に並んで配置されている。符号604が最も近い被写体、符号602が最も遠い被写体である。
図5(B)は、図5(A)に示す構図を撮影して得られるステレオ画像を示す。画像605は左目用画像であり、画像606は右目用画像である。左目用画像605には、被写体602、603、604が、それぞれ、607L、608L、609Lとして示される。右目用画像606には、被写体602、603、604が、それぞれ、607R、608R、609Rとして示される。
左目用画像605における被写体と右目用画像606における当該被写体との間には、位置ずれがある。本実施形態では、位置ずれの量を視差量と定義する。
符号610は、被写体602の左目用画像605における位置を基準とする、右目用画像606における位置のずれ量、つまり607Lと607Rとの間の視差量を示す。同様に、符号611は、被写体604の左目用画像605における位置を基準とする、右目用画像606における位置のずれ量、つまり609Lと609Rとの間の視差量を示す。被写体603については、左目用画像605における位置と右目用画像606における位置とが同じである。すなわち、被写体603については、視差量がない。
視差マップ生成回路514は、まず、公知のパターンマッチング法を用いて、左目用画像605と右目用画像606に含まれる被写体を検知する。視差マップ生成回路514は、検知した被写体毎に以下の処理を実行する。視差マップ生成回路514は、左目用画像605、右目用画像606における被写体の重心間の中点から左目用画像605における被写体の重心までの位置ずれ量を視差量として算出する。言い換えると、視差マップ生成回路514は、左目用画像605と右目用画像606とに基づいて生成された合成画像における被写体の重心の位置を基準とした、左目用画像における当該被写体の重心の位置の位置ずれ量を視差量として算出する。
算出される視差量は、左目画像に対応する視差量である。もちろん、視差マップ生成回路514が、合成画像における被写体の重心の位置を基準とした、右目用画像における当該被写体の重心の位置の位置ずれ量を、右目画像に対応する視差量として算出するようにしてもよい。
なお、システム制御部509が、PCが備える、3次元表示用の画像データを表示する表示モニター(画像表示画面)の大きさを取得する取得手段として機能してもよい。そして、システム制御部509が、取得された画像表示画面の大きさに基づいて、視差マップの視差量を編集する編集手段として機能してもよい。具体的には、システム制御部509は、画像表示画面の大きさが大きい場合、視差マップの視差量を少なくし、画像表示画面の大きさが小さい場合、視差マップの視差量を多くする。これにより、撮像装置から受信する合成画像と視差マップとに基づいて画像を3次元表示するPCにおいて、画像表示画面の大きさに応じて、視聴者に違和感を与えない立体感のある画像を提供することができる。
図5(B)に示す例では、被写体602については、視差マップ生成回路514は、視差量610の半分の量である視差量612を算出する。また、被写体604については、視差マップ生成回路514は、視差量611の半分の量である視差量613を算出する。視差マップ生成回路514は、算出した視差量612、613に関する情報と、当該視差量の基準となる画像の位置の情報を視差マップとしてメモリ部508に記憶する。この例では、視差量の基準となる画像の位置の情報は、合成画像における被写体の重心を示す。なお、上述したように、図5(B)に示す例では、被写体603については視差量がない。
次に、撮像装置から合成画像と視差マップとを受信したPCが画像の3次元表示を実行する場合の動作について説明する。PCは、視差マップが示す視差量の基準となる画像の位置が、合成画像における被写体の重心であることを確認する。そして、PCは、合成画像が含む被写体を当該視差マップに応じた視差量の分だけ移動させることによって、上記視差量に対応する画像の再生用画像データを生成する。この例では、PCは、再生用画像データとして左目用画像データを生成する。
また、PCが、視差マップが示す視差量を反転させ、当該反転によって得られる視差量を、合成画像における当該被写体の重心を基準とする右目用画像における当該被写体の重心の位置の位置ずれ量とする。PCが、合成画像が含む被写体を当該視差マップが示す視差量を反転させた分だけ移動させることによって、上記視差量に対応する画像以外の画像の再生用画像データ、すなわち右目用画像データを生成する。そして、PCが、生成した右目用画像データと左目用画像データとを表示する。
図6は、本実施形態の撮像装置の動作処理の例を説明するフローチャートである。メイン電源がオンされると、コントロール系の電源がオンし、更に撮像信号処理回路506などの撮像系回路の電源がオンされる。撮像装置が備える図示しないライブビュー開始ボタンが押されるか、または撮像装置と有線または無線で接続されているPCからライブビュー開始コマンドが撮像装置に通知される。すなわち、システム制御部509が、外部装置から該外部装置が画像の3次元表示または2次元表示のいずれを実行するかを示す制御情報を受信する受信手段として機能する。
撮像装置が備えるシステム制御部509が、通知されたライブビュー開始コマンドが3Dライブビュー用コマンドであるかを判断する(ステップS801)。システム制御部509が、通知されたライブビュー開始コマンドが3Dライブビュー用コマンドであると判断した場合は、ステップS802に進む。
次に、システム制御部509が、ライブビュー、すなわち撮像素子505から取り込んだ画像のリアルタイム表示を開始する(ステップS802)。具体的には、システム制御部509が、定期的(例えば1秒に30回)に撮像素子505から出力された画像信号を現像処理してVRAMへ配置する処理を開始する。
まず、システム制御部509が、撮像素子からの出力信号によって生成された左目用画像データをRAMに格納する(ステップS803)。また、システム制御部509が、撮像素子からの出力信号によって生成された右目用画像データをRAMに格納する(ステップS804)。
次に、画像合成回路513が、RAMに格納された左目用画像データと右目用画像データとを合成して合成画像データを生成し、生成した合成画像データをVRAMに格納する(ステップS805)。続いて、視差マップ生成回路514が、左目用画像データ/右目用画像データと、合成画像データとに基づいて、視差マップを生成し、生成した視差マップをRAMに格納する(ステップS806)。
次に、システム制御部509が、PCから画像取得要求を受けたかを判断する(ステップS807)。システム制御部509が、PCから画像取得要求を受けていないと判断した場合は、ステップS803に進む。システム制御部509が、PCから画像取得要求を受けたと判断した場合は、ステップS808に進む。そして、システム制御部509が、合成画像データと視差マップとをPCに送信して(ステップS808)、処理を終了する。すなわち、システム制御部509は、受信された制御情報(コマンド)が、PCが画像の3次元表示を実行することを示す場合(図6のS801でYes)、合成画像と視差マップとをPCに対して送信する(S808)。
上記ステップS801において、システム制御部509が、通知されたライブビュー開始コマンドが3Dライブビュー用コマンドでなく、2Dライブビュー用コマンドであると判断した場合は、ステップS809に進む。
ステップS809乃至S812は、ステップS802乃至S805と同様である。ステップS812の処理の後、処理がステップS813に進む。ステップS813は、ステップS807と同様である。そして、ステップS814において、システム制御部509が、合成画像データをPCに送信して、処理を終了する。すなわち、システム制御部509は、受信された制御情報(コマンド)が、PCが画像の2次元表示を実行することを示す場合(図6のS801でNo)、合成画像をPCに対して送信する(S808)。つまり、通知されたライブビュー開始コマンドが2Dライブビュー用コマンドである場合には、視差マップは生成されない。特に、システム制御部509が、合成画像と視差マップとをPCに送信中に、2Dライブビューコマンドを受信した場合(S801でNo)、システム制御部509は、以下の処理を実行する中止手段として機能する。システム制御部509は、視差マップ生成部514に指示して視差マップの生成を中止させる中止手段として機能する。
本実施形態の撮像装置は、外部装置が画像を3次元表示する場合に、外部装置に対して3次元表示用画像データの生成に必要な情報(合成画像と視差マップ)を送信する。これにより、外部装置が確実に画像を3次元表示することができる。また、本実施形態の撮像装置は、外部装置が画像を2次元表示する場合に、外部装置に対して、2次元表示用画像データを送信する。これにより、外部装置が、ユーザの操作に応じて、3次元表示から2次元表示に切り替えることが可能となる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
201 画素
202 マイクロレンズ
203、204 PD

Claims (5)

  1. 視点の異なる複数の画像信号を順次取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得される異なる視点の画像信号を合成して合成画像信号を生成する画像生成手段と、
    前記異なる視点の画像信号に基づいて、画像信号間の像の位置ずれ量の分布に対応するマップデータを生成するマップ生成手段と
    前記取得手段が前記複数の画像信号を順次取得する間に、外部装置から該外部装置が画像の3次元表示または2次元表示のいずれを実行するかを示す制御情報を受信する受信手段と、
    前記受信された制御情報が、前記外部装置が画像の3次元表示を実行することを示す場合に、前記マップ生成手段は、前記取得手段により取得される複数の画像信号に対応する前記マップデータを生成し、前記合成画像信号と前記マップデータとを前記外部装置に対して送信し、前記制御情報が、前記外部装置が画像の2次元表示を実行することを示す場合に、前記合成画像信号を前記外部装置に対して送信する送信手段を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記外部装置は、前記画像の3次元表示を実行する場合に、
    前記撮像装置から受信した前記合成画像信号と前記マップデータとに基づいて、異なる視点の画像信号を3次元表示を実行する再生用画像信号として生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記外部装置が備える画像表示画面の大きさを取得するサイズ取得手段を備え、
    前記取得された前記画像表示画面の大きさに基づいて、前記マップデータを編集する編集手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記送信手段が前記合成画像信号と前記マップデータとを前記外部装置に対して送信中に、前記受信手段が、前記外部装置が画像の2次元表示を実行することを示す制御情報を受信した場合に、前記マップ生成手段に指示して前記マップデータの生成を中止させる中止手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 視点の異なる複数の画像信号を順次取得する工程と、
    前記複数の画像信号を順次取得する間に、外部装置から該外部装置が画像の3次元表示または2次元表示のいずれを実行するかを示す制御情報を受信する工程と、
    取得される前記異なる視点の画像信号を合成して合成画像信号を生成する工程と、
    前記受信された制御情報が、前記外部装置が画像の3次元表示を実行することを示す場合に、前記異なる視点の画像信号に基づいて、画像信号間の像の位置ずれ量の分布に対応するマップデータであって、取得される前記複数の画像信号に対応する前記マップデータを生成する工程と、
    前記受信された制御情報が、前記外部装置が画像の3次元表示を実行することを示す場合に、前記合成画像信号と前記マップデータとを前記外部装置に対して送信し、前記制御情報が、前記外部装置が画像の2次元表示を実行することを示す場合に、前記合成画像を前記外部装置に対して送信する工程とを有する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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