JP6433298B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、通信装置に関するもので、特に、予め記憶されている相手先の中から所望の相手先を選択し、その相手先に発呼して通信を行う通信装置に関するものである。
通信装置は、車載用無線機、ハンディ無線機等、様々な分野で使用されている。このような通信装置では、所望の相手先と通信するには、通信を行う相手先毎に呼出し番号を予め設定しておいて、所望の相手先の呼び出し番号をテンキーなどの入力装置を使用して入力し、所望の相手先に発呼し、通信を行うのが一般的である。
しかし、テンキーを通信装置に設ける場合には、通信装置が大型にならざるを得ないという問題があり、また、テンキーの入力には、操作が煩わしいという問題があった。そこで、特許文献1では、このテンキーに代えて、画面表示部と選択スイッチを設け、予め相手先を複数登録しておいて、選択スイッチによって順次相手局をスクロールして画面表示部に表示し、該当する相手先が表示された時に、選択された相手先のデータが無線送受信部に入力され通信できる状態とした後、プレストークスイッチ(プッシュ・トゥ・トークスイッチと同意であり、以下、PTTスイッチという)を操作して相手先との通話を行うことを提案している。
特開2006−197221号公報
テンキーを備えた従来の通信装置では、通信装置が大型であり、操作が煩雑であるという問題があり、また、特許文献1に提案されている通信装置のように、テンキーに代えてスクロールスイッチ、および選択スイッチを使用する通信装置であっても、画面表示を使用しているため、何らかの作業中に選択スイッチを操作して所望の相手先に発呼しようとする場合には、その作業の妨げになるという問題がある。特に、車両の運転中では、画面表示部の画像を注視することによって、運転に必要な周囲状況の目視による安全確認が疎かになることから、画像表示による案内は、好ましくない。さらに、特許文献1に提案されている通信装置では、スクロールスイッチ、選択スイッチ、およびPTTスイッチと3種類のスイッチを使い分ける必要があり、スイッチの押し間違えによる誤操作が発生する恐れもある。
また、ハンズフリー機能を装備している携帯電話、車載型のタクシー無線装置などをタクシー業務用の車載通信装置として利用する場合には、発呼操作を簡略にして運転作業の注意を妨げないようにする必要がある。場合によっては、一旦、車両を停止させ、安全を確保した上で、通信を行うことになる。このように従来の通信装置では、車両運転中に発呼操作をする時に、車両を停止させなくてはならないという煩わしさがあったため、車両運転中であっても所望の相手先への発呼が簡潔な操作で実現でき、安全性と利便性に優れた通信装置が求められている。
さらに、記憶しておく相手先が多数ある場合には、所望の相手先を選択するまでの手順が煩雑であるという問題があった。
この発明は、以上の問題を解消するもので、所望の相手先に発呼し、通信を行う通信装置において、所望の相手先を選択し、発呼する操作を簡潔にして、操作者の負担を軽減した通信装置を提供することを目的とするものである。
この発明は、複数の相手先を記憶している記憶部、通信状態の時に、押している時に音声送信状態となるプッシュ・トゥ・トークスイッチを有するスイッチ部、非通信状態の時に、前記プッシュ・トゥ・トークスイッチ短押しされた場合には、前記記憶部に蓄積されている前記複数の通話の相手先から一つの相手先情報を前記プッシュ・トゥ・トークスイッチが短押しされる毎に順次選択し音響情報にて案内を行い、前記プッシュ・トゥ・トークスイッチ長押しされた場合には、選択されている上記相手先に従い音響情報による案内とともに発呼を行う制御部を備えた通信装置において、自車が空車状態の時に使用する相手先リストおよび実車状態の時に使用する相手先リストを前記記憶部に備え、タクシーメータからの実車/空車の状態を表す接点情報に基づいて前記相手先リスト切り替えて使用されるようにしたものである。
この発明では、所望の相手先に発呼する際に、予め登録されている複数の相手先から一つの相手先をPPTスイッチの短押し操作によって順次選択し、選択された相手先を音響情報によって案内し、また、上記PTTスイッチの長押し操作によって、選択された相手先への発呼することが音響情報での確認と共にできるため、この通信装置が車載されている場合、車両運転時であっても、操作者は表示部に表示されている内容を注視する必要が無く、車両運転時の周辺状況の目視による安全確認が妨げられることがないという効果があり、また、所望の相手先を選択する際、PTTスイッチの短押しにより選択される選択順序が、必要とされる場面に応じた順序に逐次更新されているので、操作者にとって所望の相手先に発呼するまでの手順が少なくなり、操作性に優れた通信装置となり、さらに、前記記憶部に、状態を表す情報に応じた複数の相手先リストを備え、前記状態を表す情報に基づいて前記相手先リストを切り替えて使用することによって更に利便性に優れた通信装置となる。


この発明の実施の形態1の通信装置の概略的な構成図である。 この発明の実施の形態1の信号判定部の構成図である。 この発明の実施の形態1における相手先設定の手順説明図である。 この発明の実施の形態1における所望の相手先への操作手順を示すフロー図である。 この発明の実施の形態2の通信装置の概略的な構成図である。 この発明の実施の形態2における相手先リストおよび相手先設定の手順説明図である。 この発明の実施の形態3の通信装置の概略的な構成図である。
操作性に優れた通信装置を提供するためには、装置構成を単純なものとすることと、操作手順を簡潔にすることが重要である。この発明の通信装置では、操作性の優れた通信装置を提供することを目的として、複数の相手先の中から、所望の相手先を選択し、発呼するといった複雑な操作であっても、一つのスイッチの操作によって実現でき、また、相手先リストの中から候補となる相手先を選択する順序を所望の相手先である可能性の高いものから案内するように構成し、所望の相手先を少ない手順で選択できるようにしたものである。
以下、この発明の通信装置について、図面に基づいて説明する。特に、通信装置を車両に搭載して使用する場合を事例に取り上げて説明する。
なお、各図において、同一符号は各々同一または相当部分を示す。
実施の形態1
図1は、この発明の通信装置の概略的な構成図である。この通信装置では、予め、通信を行う可能性のある複数の相手先を記憶しておいて、操作者の第一のスイッチ操作に従って、その複数の相手先の中から一つの相手先を選択し、その選択された相手先の名称などの情報が音声情報によって操作者に提供される。その選択された相手先が所望の相手先でない場合には、操作者は、第一のスイッチ操作を再度行い、二番目の相手先を選択し、その二番目の相手先の名称などの情報が音声によって操作者に提供される。この操作を選択された相手先が所望の相手先になるまで繰り返し、選択された相手先が所望の相手先になった時に、操作者は、第二のスイッチ操作によってその所望の相手先に発呼し、通信を開始するようにしたものである。
すなわち、図1に示すように、通信装置100は、通信装置本体10にスイッチ部1が接続されている。通信装置本体10は、無線送受信部5、制御部4、記憶部2、出力部3を備え、記憶部2には通信を行う相手先の名称などの情報が相手先リスト21として予め蓄積されている。相手先リスト21には、例えば、図1のように、相手先1、相手先2、相手先グループG1、相手先3、相手先グループG2が、この順序で格納されている。ここで、相手先1、相手先2、相手先3は、個別の無線装置を、また、相手先グループG1、相手先グループG2は、同報通信の対象となる複数の無線装置からなる相手先グループを示している。
通信装置本体10に接続されたスイッチ部1は、PTTスイッチ11とマイク12が一体となったものである。
制御部4は、信号判定部41、処理部42、音声合成部43を備えている。この信号判定部41では、PTTスイッチ11によるスイッチ操作が第一のスイッチ操作であるか、第二のスイッチ操作であるかを判定し、その判定結果を処理部42に出力する。処理部42は、信号判定部41からの判定結果を受けて、記憶部2の内容、無線送受信部5、および出力部3を制御する。
すなわち、信号判定部41から処理部42に出力された信号が、PTTスイッチ11の第一のスイッチ操作であると判定した信号である場合には、記憶部2の相手先リスト21内で次の順序にある相手先を選択し、音声合成部43を動作させ、その相手先を出力部3の音声再生部32から音声情報として出力させる。
また、信号判定部41から処理部42に出力された信号が、PTTスイッチ11の第二のスイッチ操作であると判定した信号である場合には、選択されている相手先に関する情報を無線送受信部5に出力し、発呼処理を行う。同時に、処理部42は、音声合成部43を制御して、出力部3に設けられた音声再生部32から、所望の相手先に発呼していることを操作者に伝える音声情報を出力させる。
なお、図1に示す構成図において、出力部3の構成要素として、表示部31を示している。この表示部31は、通常の発信/受信動作の際に、発信先/発信元を補助的に表示するほか、メンテナンスに必要な情報を表示するようになっている。また、この通信装置を車載する場合には、カーナビゲーションシステムの表示ディスプレイと共有するように構成してもよい。
また、図1に示す構成図において、スイッチ部1にPTTスイッチ11とマイク12が一体化されている構成を示しているが、マイク12は、必ずしもPTTスイッチと一体になっている必要はなく、特にカーナビゲーションシステムとのこの通信装置が連携しているような場合には、そのカーナビゲーションシステムのマイクを共用するように構成してもよい。
図1に示す信号判定部41は、一例として、図2に示すような構成によって実現できる。すなわち、PTTスイッチ11は、それを押下している時間の長さによって、短押しと長押しという二通りのスイッチ操作が可能である。具体的には、PTTスイッチ11からの接点入力410がオンになっている時間を、タイミングパルス発生器411によって発生されたパルスの数をパルスカウンタ412によって接点入力がオンになっている時間にカウントし、カウントしたパルス数を比較器414において基準値413と比較し、判定器415において判定するように構成されている。
信号判定部41は、カウントしたパルス数が基準値未満の場合には、短押し、基準値以上の場合には、長押しと判定する。そして、上記説明における第一のスイッチ操作には、短押しを、また、第二のスイッチ操作には、長押しを、それぞれ割り当てる。
次に相手先リストの中で相手先がどのように選択され、発呼されるかを、図3を用いて説明する。まず、通信装置の電源投入時または最後にPTTスイッチ11が操作されてから一定時間経過時には、スタート状態にある。そして、図3は、PTTスイッチ11が短押しされた場合aと長押しされた場合bとによって、選択されている相手先をどのように移行し、発呼動作が行われるようになるかを表している。スタート状態の場合は、スイッチ操作が短押しaであっても、長押しbであっても相手先1が選択されている状態になる。その後は、一つの相手先が選択されている時に短押しaを行うと、次の相手先に移行し、また、PTTスイッチ11の長押しbを行うと、その時点で選択されている相手先への発呼が行われ、通話が可能な状態になる。また、短押しaも長押しbもされない時間が一定時間を超える(To)と、状態は、スタート状態に戻る。
スタートから発呼の状態に至る具体的な対話の様式は、図4に示すようになる。図4は、図1に示している相手先リスト21の中から相手先グループG1を選択し、発呼する場合を示している。すなわち、スタート状態からは、PTTスイッチ11の短押しaであっても長押しbであっても、相手先1を選択している状態になり、「相手先1」という音声情報が出力部3より出力される。相手先1が所望の相手先ではない場合に、操作者がPTTスイッチ11の短押しaを行うと、次に、選択されている相手先は、相手先2に移行し、「相手先2」という音声情報が出力部3より出力される。
同様に、もう一度PTTスイッチ11の短押しaを行うと、今度は、相手先グループG1が選択され、「相手先グループG1」という音声情報が出力部3より出力される。この「相手先グループG1」が所望の相手先であるので、次に操作者はPTTスイッチの長押しbを行う。すると、「相手先グループG1に発信します」という音声情報が出力部3より出力されるとともに、処理部42は、無線送受信部5を起動し、相手先グループG1に対し発呼し、通話が可能な状態になる。
以上のようにこの実施の形態1においては、相手先リスト21内のn番目に所望の相手先があった場合、n回のPTTスイッチ11の短押しと、1回のPTTスイッチの長押しで、所望の相手先への発呼動作ができ、簡単な操作で、表示部に表示された情報を確認することなく通信装置100を使用することができる。
なお、PTTスイッチ11の長押しbに対応して、「相手先グループG1に発信しても良いですか」との確認のメッセージを音声合成し出力させて、さらに長押しbで確認した後に発呼させることによって、誤発呼の無い信頼性の高い通信装置とすることができる。
なお、この実施の形態1においては、「音声情報」による案内を行う事例について説明したが、聴覚によって認識できる他の音響情報であっても同様な動作が可能である(ここでは、言語を音声合成部43によって出力する情報を音声情報、トーン信号のような単独では意味のない音の組み合わせで生成したものを音情報、また、音声情報と音情報を総称して音響情報と呼ぶことにする)。例えば、特定周波数のトーン信号の長短の組み合わせ、また、高音/低音のトーン信号の組合せ、など様々な音情報を使用することができる。音声情報の場合には、音情報の意味を操作者が記憶する必要がないので、相手先を選択する場合に間違う可能性が少ないという利点はあるが、通信装置100内部に音声合成部43を具備する必要があり、装置が大型になったり、高価になったりすることがある。反面、音情報は簡単なトーン信号発生器を具備するだけでよく、音情報の意味を操作者が記憶する必要はあるが、通信装置100としては、小型低価格になる利点がある。
実施の形態2
図5は、この発明の通信装置の実施の形態2を示す概略的な構成図である。図5において、記憶部2には、複数の相手先リストA21、相手先リストB22、および相手先リストC23が格納されている以外は、図1の構成と同様である。そして、これら複数の相手先リストA21、相手先リストB22、および相手先リストC23の中から所望の相手先リストを選択し採用する際にもPTTスイッチ11を利用する。実施の形態1では、PTTスイッチ11の非通信状態の時の操作法として、第一のスイッチ操作(短押しa)と第二のスイッチ操作(長押しb)を利用したが、この実施の形態2では、これらの二種類のスイッチ操作に加え、第三のスイッチ操作(ダブルクリックc)を利用する。この第三のスイッチ操作(ダブルクリックc)は、一定の時間内でオンオフ操作を二回繰り返すもので、パーソナルコンピュータのマウスを用いて行うダブルクリックと同様のスイッチ操作である。
次に図6を用いて相手先リストと相手先を選択する手順を説明する。電源の投入時には、相手先リストAが選択し採用されているとする。そしてPTTスイッチ11の短押しa、および長押しbを用いて相手先リストA内の相手先を選択する手順は、実施の形態1の場合と同様である。相手先リストA21内のどの相手先を選択している時でも、第三のスイッチ操作(ダブルクリックc)を行うと、相手先リスト選択ループ600に移行し、その時点で選択されている相手先リストA21を選択されている状態になる。同時に「相手先リストA」という音声案内も実行される。この状態で、PTTスイッチの短押しaというスイッチ操作を行うと、相手先リストB22が選択され、さらに短押しaというスイッチ操作により、順次選択されている相手先リストが入れ替わり、所望の相手先リストが選択されている時に、PTTスイッチ11の長押しbというスイッチ操作により、それ以降、採用する相手先リストが確定し、スタート状態に戻る。その後、PTTスイッチの短押しaまたは長押しbにより最初に呼び出される相手先は、最新の相手先リスト選択手順で選択、採用された相手先リストの一番目の相手先となる。
このように複数の相手先リストを用意し、その相手先リストを切り替え可能に構成していることは、様々な利便性の向上につながる。標準の相手先リスト、操作者毎の相手先リストという利用方法の他、携帯電話などで使用されている発信履歴、着信履歴などをこれらの相手先リストとして採用することもでき、状況に応じて最適な相手先リストを選択できるので、さらに利便性の高い通信装置を提供することができる。さらに発信頻度順に並べた相手先リストも有用であり、この通信装置の使用とともに逐次相手先リストを更新するように構成していると、学習効果が享受でき、使いこなすとともに利便性がさらに向上するといった通信装置を提供することができる。
他に、このような通信装置をタクシーに搭載する場合には、空車時用の相手先リストと実車時用の相手先リストを設定しておいて、使い分けることもできる。空車時には、タクシー利用客を探すことがこの通信装置の主な利用目的になり、また、実車時には、目的地の確認とか道路混雑状況の確認といったことが利用目的になるので、自ら相手先リストを分けておいた方が、利便性が高い。
実施の形態3
図7は、本発明の通信装置をタクシーの業務用無線として使用することを想定した通信装置の概略的な構成図である。通信装置本体10には、外部入力部61とGPS部62とからなる入力部6を設けている以外は、実施の形態2で説明している図5の通信装置と同様構成である。
外部入力部61には、タクシーメータ(図示せず)からの実車/空車などの状態を表す接点情報、あるいはコード情報が入力されており、処理部42においてタクシーの現在状態を把握できるようになっている。また、GPS部62には、GPS(Global Positioning System)にて自車の緯度経度情報が測定できるGPS装置が搭載されており、処理部42において自車の位置情報も把握できるように通信装置100が構成されている。
以下の説明では、自車に搭載されている通信装置を自局と呼び、この通信装置を複数用いたネットワークの中の一台の通信装置であり、ネットワークを構成している全ての通信装置に指令を与える通信装置のことを指令局と呼ぶ。ここで指令局は、特定の車両に搭載された通信装置である場合もあるし、指令所に設置された固定局である場合もある。
まず、記憶部2にある相手先リストについて説明する。相手先リストA21は、標準的な相手先リストであり、例えば、指令局、全車グループ(全車一斉呼出をするための相手先グループ)、主要駅A周辺グループといった相手先が相手先リストの上位に位置している。次に相手先リストB22は、自車が空車状態の時に採用する相手先リストであり、例えば、主要駅A周辺グループ、主要駅B周辺グループ、イベント会場C周辺グループといったグループがリストの上位にくるように設定されている。さらに相手先リストC23は、実車状態の時に使用する相手先リストになっており、例えば、指令局、自車周辺グループ、全車グループなどがリストの上位にくるように設定されている。
次に、それぞれの相手先リストに含まれる主要駅A周辺グループといった相手先グループをどのように設定するのかについて説明する。図7に示しているように各通信装置には、GPS部が具備されており、ある一定時間間隔毎、あるいは、自車の移動距離が一定距離を超えた時に、自動的に無線IP通信により、ネットワークに含まれる全ての通信装置に対して、自局のIDと位置情報を通知する。他局のIDと位置情報を受信すると記憶部2にある相手先データベース(図示せず)にある該当相手先の位置情報を更新するとともに、予め定められている主要駅A周辺という位置定義に従い主要駅A周辺グループという相手先グループに属するか否かを判定する。この動作を繰り返し行うことにより、主要駅A周辺グループという相手先グループが設定できる。さらに、自局、他局の位置情報が更新されるたびにそれぞれの相手先グループに属するかどうかを判定しているので、常に最新の相手先グループを設定できる。
次にこの実施の形態3において、採用する相手先リストをどのように切り替えるかについて説明する。処理部42は、外部入力部61を通じてタクシーメータの状態を把握できるように構成されている。タクシーメータが実車状態となった場合には、外部入力部61に実車を意味する接点情報あるいはコード情報が入力され、その情報に基づき自動的に相手先リストは、実車状態の時に使用する相手先リストC23を採用するように切り替えられる。また、タクシーメータが空車状態となった時には、同様に、自動的に相手先リストは、空車状態の時に使用する相手先リストB22を採用するように切り替えられる。実車でも空車でもない状態のときは、標準の相手先リストA21を採用する。
次に、特に空車状態の時に使用する相手先リストB22の相手先リスト内の相手先の順序の設定方法について説明する。タクシーは空車状態の時には、走行中にタクシーを待っている顧客がどこにいるかが重要な情報であるので、自車周辺のタクシー乗り場近辺に位置している他のタクシーに状況を確認することが有効である。従って、例えば、自社のGPS部の位置情報から、主要駅Aの周辺に至ったと判断される場合には、空車状態の時に採用する相手先リストの中で、主要駅A周辺グループという相手先グループが相手先リストB22の最上位にくるように設定する。このように構成することにより、自車が主要駅Aの近くにさしかかった時に、操作者は、PTTスイッチの短押しa一回で、主要駅A周辺グループという相手先を選択でき、容易に主要駅Aの近くにいる他車との交信が可能になる。
上記実施の形態3では、位置情報を基に相手先グループを設定する機能をそれぞれの通信装置に持たせるように説明したが、それぞれのタクシーに搭載する無線装置とは異なる指令局を設定し、その指令局だけで相手先グループの設定を実施してもよい。この場合には、各タクシーからの位置情報は、ネットワークの全ての通信装置に通知される必要はなく、各タクシーに搭載されている通信装置は、自車の位置情報を指令局に連絡すればよい。また、この場合の同報通信は、各通信装置から指令局経由での発呼となる。
また、上記実施の形態3では、タクシーの状態に対応して3つの相手先リストの中から選択し、採用する例を示しているが、タクシーの実車、空車以外の回送、予約、緊急といった状態に対しても、その状態に適した相手先リストを用意し、それらの相手先リストの中から自動的に切り替えできるように構成してもよく、さらに利便性に優れた通信装置を提供することができる。
この実施の形態のように通信装置を構成することによって、音響情報で操作状況を確認しながら、簡単な操作で通信の相手先を選択し発呼することができる。
また、相手先リストを複数個持ち、状況により複数個の相手先リストの中から一つを選択・採用できるので、様々な状況においても少ない手順で相手先を選択・発呼することができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組合せ、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、予め登録されている相手先を、スイッチの簡潔な操作によって順次選択し、その選択状況を音声によって案内して、相手先を設定できるため、表示内容を目視確認する必要が無くなり、車両の運転などの作業において目視による安全確認を妨げることがなくなる。更に、相手先の位置情報などを最新の情報に逐次更新して様々な状況に応じて、相手先リスト内の順序を変更できるようにすることによって、相手先を選択し、発呼する操作が少ない手順でできる通信装置となる。
1 スイッチ部、10 通信装置本体、100 通信装置、11 PTTスイッチ、
12 マイク、2 記憶部、21 相手先リストA、22 相手先リストB、
23 相手先リストC、3 出力部、31 表示部、32 音声再生部、4 制御部、
41 信号判定部、42 処理部、43 音声合成部、5 無線送受信部、
6 入力部、61 外部入力部。62 GPS部

Claims (1)

  1. 複数の相手先を記憶している記憶部、通信状態の時に、押している時に音声送信状態となるプッシュ・トゥ・トークスイッチを有するスイッチ部、非通信状態の時に、前記プッシュ・トゥ・トークスイッチ短押しされた場合には、前記記憶部に蓄積されている前記複数の通話の相手先から一つの相手先情報を前記プッシュ・トゥ・トークスイッチが短押しされる毎に順次選択し音響情報にて案内を行い、前記プッシュ・トゥ・トークスイッチ長押しされた場合には、選択されている上記相手先に従い音響情報による案内とともに発呼を行う制御部を備えた通信装置において、自車が空車状態の時に使用する相手先リストおよび実車状態の時に使用する相手先リストを前記記憶部に備え、タクシーメータからの実車/空車の状態を表す接点情報に基づいて前記相手先リスト切り替えて使用されることを特徴とする通信装置。
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