JP6433218B2 - エンジニアリング装置および操作履歴表示制御方法 - Google Patents
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Description
ここで、設定作業を行う作業者が、1人ではなく複数いる場合、ネットワークを介してアクセス可能な共有ファイルについては、1人のクライアント(作業者)のみが編集可能となる。この時、共有ファイルを編集していることを全クライアントに知らせることにより、エンジニアリング作業、特に共有ファイルの管理をより効率的に行えるようにする技術が開示されている(特許文献1参照)。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエンジニアリング装置1の構成図である。
エンジニアリング装置1は、コンピュータに設定されたプログラムが格納されており、このプログラムを起動することで稼動する。
図1に示すように、エンジニアリング装置1は、情報受付部10と、ログイン認証部11と、ログイン管理テーブル作成部12と、ログイン履歴記憶部13と、ログイン履歴判定部14と、操作履歴表示制御部15と、操作ログ管理ファイル作成部16と、操作ログ記憶部17とを備える。
ログイン認証部11は、表示部3にログイン画面を表示し、作業者からの認証情報を受け付け、認証情報に基づいてログインを許可するか否かを判定する。また、ログイン認証部11は、作業者のログアウトの管理を行う。
ログイン管理テーブル作成部12は、ログイン認証部11がログインを許可した作業者のログインおよびログアウトに関する情報に基づき、ログイン履歴を管理するログイン管理テーブルを作成する。
ログイン履歴記憶部13は、ログイン管理テーブル作成部12が作成したログイン管理テーブルを記憶する。
ログイン履歴判定部14は、ログイン管理テーブル作成部12が作成したログイン管理テーブルで管理するログイン履歴に基づき、作業者が前回ログインした後に、別の作業者によるログイン履歴があるかどうかを判断する。
操作ログ管理ファイル作成部16は、情報受付部10が受け付けた操作指示情報に基づき、作業者がログインしてからログアウトするまでの間に行った操作内容に関する情報を記録した操作ログ管理ファイルを作成する。
操作ログ記憶部17は、操作ログ管理ファイル作成部16が作成した操作ログ管理ファイルを記憶する。
ここでは、例えば、エンジニアリングツールの初回起動時に作業者1(ログインID:user1)が、2014/1/10 10:00にログインして操作を行い、2014/1/10 12:00にログアウトした後、作業者2(ログインID:user2)が、2014/1/10 15:30にログインして操作を行い、2014/1/10 15:45にログアウトし、その後再び、作業者1が、2014/1/12 10:00にログインして操作を行うケースを例に説明する。
ステップST202において、認証情報に誤りがあり、ログインを許可しないと判断された場合(ステップST202の“NO”の場合)、ステップST201に戻り、ログイン認証部11は、再度認証情報の入力を促し、入力部2からの認証情報を受け付ける。なお、表示部3にエラーである旨の表示を行うようにしてもよい。
一方、ステップST203において、過去に操作されたことがないと判断された場合(ステップST203の“NO”の場合)、すなわち、ログイン管理テーブルが作成されておらず、初回起動時であると判断された場合、ステップST204へ進む。
ここでは、まず、作業者1がエンジニアリング装置1を初回起動するものとしており、ステップST204に進むため、上述したケースのうち、作業者1がエンジニアリング装置1を初回起動させる動作を例に、ステップST204以降の処理(ステップST203の“NO”の場合)について説明し、ステップST211以降の処理(ステップST203の“YES”の場合)については後述する。
ここでは、ログイン管理テーブル作成部12は、作業者1が認証情報を入力してログインした2014/1/10 10:00を一時記憶する。
操作ログ管理ファイル作成部16は、エンジニアリングツールの設定操作など、作業者によるエンジニアリング装置1の操作があったかどうかを判定する(ステップST205)。具体的には、操作ログ管理ファイル作成部16は、情報受付部10から作業者の操作指示情報を受け付けた旨の情報を受信したかどうかによって、エンジニアリング装置1の操作があったかどうかを判定する。
図3に示すように、操作ログ管理ファイルは、操作ログ名、ログインID、操作時刻、操作内容の項目を持つ。
ここでは、作業者1が、2014/1/10 10:05に、デバイス名○○、ポイント名○○のポイント追加を行ったものとすると、図3のような操作ログ管理ファイルが作成される。
図3に示すように、ログインIDには、ログインしている作業者のログインIDが編集され、操作時刻と操作内容にはそれぞれ、情報受付部10が作業者からの操作指示情報を受け付けた日時と操作内容が編集される。
また、操作ログ管理ファイルの操作ログ名は、作業者がログインしている間に行った操作を1つのグループとして、同一グループの操作には、同一の操作ログ名が付与される。すなわち、作業者がログインしてからログアウトするまでの間に複数の操作を行った場合には、その複数の操作ごとに同一の操作ログ名が付与される。なお、操作ログ名は、ここでは、WorkLog1、2・・と付与されるものとするが、これに限らず、作業者がログインしている間に行った操作のグループが判別できるものであれば、操作ログ名はどのようなルールに従って付与されるものとしてもよい。
ログイン認証部11は、作業者によるログアウト操作があったかどうかを判定する(ステップST207)。具体的には、入力部2が受け付けた、作業者のログアウト指示情報を受信したかどうかで、作業者によるログアウト操作があったかどうかを判定する。
ステップST207において、ログアウト操作がないと判断された場合(ステップST207の“NO”の場合)は、ステップST205へ戻る。
図4に示すように、ログイン管理テーブルは、ログインID、ログイン時刻、ログアウト時刻、操作ログ名の項目を持つ。
ログインIDには、ログインしている作業者のログインIDが編集され、ログイン時刻には、ステップST204で一時記憶したログイン日時が編集され、ログアウト時刻には、ログイン認証部11が作業者から受け付けたログアウト指示情報を受信した日時が編集される。
また、操作ログ名は、ログイン管理テーブル作成部12が、操作ログ管理ファイル作成部16から、ステップST206で作成した操作ログ管理ファイルの操作ログ名の情報を受信し、受信した操作ログ名が編集される。
ログイン管理テーブル作成部12は、ステップST208で作成したログイン管理テーブル(図4参照)を、ログイン履歴記憶部13に記憶する(ステップST210)。
なお、ログイン管理テーブル作成部12は、初回起動時にログイン管理テーブルを新規に作成すると、以降は、作業者によってログイン、ログアウトが行われるたびに、ログイン履歴記憶部13に記憶しているログイン管理テーブルを読み出し、テーブルを追加して、ログイン履歴記憶部13に記憶しているログイン管理テーブルを更新していくものとする。
以上が、ステップST203において初回起動時であると判断された場合(ステップST203の“NO”の場合)の動作である。
ログイン履歴判定部14は、過去に同じ作業者がログインしているか、すなわち、過去に同じログインIDでのログインがあるかどうかを判定する(ステップST212)。具体的には、ログイン履歴判定部14は、ログイン履歴記憶部13を参照し、ログイン履歴記憶部13に記憶しているログイン管理テーブルに、ログイン認証部11で認証されたログインIDが存在するかどうかを判定する。
ステップST212において、過去に同じログインIDでのログインがあったと判断された場合(ステップST212の“YES”の場合)は、ステップST213へ進む。
ここでは、ログイン管理テーブルは、図4に示すような内容であり、過去に、現在ログインしている作業者2と同じログインID、すなわち、作業者2のログインID(user2)でのログインはないので、ステップST213〜ステップST215の処理はスキップされ、ステップST205へ進む。したがって、ステップST205へ進んだ場合について先に説明し、ステップST213以降の処理の詳細については、追って説明する。
なお、ここからは、上述したケースのうち、作業者1、作業者2による操作が行われたあと、再び作業者1による操作が行われた場合を例に以下説明する。すなわち、作業者1、作業者2により、上述したような操作が行われ、操作ログ記憶部17には、図3,図5に示すような操作ログ管理ファイルが記憶され、ログイン履歴記憶部13には、図6に示すようなログイン管理テーブルが記憶された状態で、作業者1が再び、2014/1/12 10:00にログインし、エンジニアリング装置1の操作を行ったとして、以下説明する。
ステップST213において、今回ログインしている作業者が前回ログインした後に、今回ログインしている作業者とは異なる作業者のログイン履歴があると判断された場合(ステップST213の“YES”の場合)は、ステップST214に進む。
ここでは、図6に示すように、今回ログインしている作業者1が、前回、2014/1/10 10:00にログインした後、作業者2が2014/1/10 15:30にログインしているので、ステップST214に進む。
このように、操作履歴表示制御部15は、作業者にとって最低限必要な、別の作業者による操作の内容を通知する操作履歴表示用ファイルを作成するため、必要な情報に限定した情報提供を行うことができ、作業効率を向上できる。なお、ここでは、作業者が前回ログインしてから今回ログインするまでの間の別の作業者による操作の内容を、作業者にとって最低限必要な、別の作業者による操作の内容としている。
また、通知する操作の内容には、別の作業者によって行われたログイン、ログアウトの動作も含まれ、操作履歴表示制御部15は、別の作業者によって行われた操作の内容が、操作日時の古い順に表示されるように操作履歴表示用ファイルを作成する。
そして、操作履歴表示制御部15は、ステップST214で作成した操作履歴表示用ファイルを表示部3に送信し(ステップST215)、表示部3では、操作履歴表示用ファイルに従った表示を行う。
ここでは、図7に示すように、作業者1が前回ログインしてから今回ログインするまでに、作業者2によって行われたログイン、ログアウトの動作、および、作業者2がログインしてからログアウトするまでに行ったポイント追加、ポイント削除の操作内容が、操作が行われた順に表示される。
その後、ステップST205以降の処理へ進む。ステップST205以降の具体的な動作の詳細については説明済みであるため、重複した説明を省略する。
すなわち、操作履歴表示制御部15は、異なる作業者の操作履歴であることがわかるように、作業者が変わったことを示す情報(例えば、図10の場合、1行のスペース)が表示されるように操作履歴表示用ファイルを作成するようにすることができる。
このようにすることで、表示される操作内容の履歴について、作業者が変わったことを一目で把握することができる。
2 入力部
3 表示部
10 情報受付部
11 ログイン認証部
12 ログイン管理テーブル作成部
13 ログイン履歴記憶部
14 ログイン履歴判定部
15 操作履歴表示制御部
16 操作ログ管理ファイル作成部
17 操作ログ記憶部
Claims (7)
- 作業者からの認証情報を受け付け、前記認証情報に基づいてログインを許可するか否かを判定するログイン認証部と、
前記ログイン認証部が前記ログインを許可した前記作業者からの操作指示情報を受け付ける情報受付部と、
前記ログイン認証部が前記ログインを許可した前記作業者のログインおよびログアウトに関する情報に基づき、ログイン履歴を管理するログイン管理テーブルを作成するログイン管理テーブル作成部と、
前記情報受付部が受け付けた前記操作指示情報に基づき、前記ログインを許可した作業者がログインしてからログアウトするまでの間に行った、管理対象の設定または定義に係る操作の操作内容に関する情報を記録した操作ログ管理ファイルを作成する操作ログ管理ファイル作成部と、
前記ログイン管理テーブルで管理する前記ログイン履歴に基づき、現在ログインしている作業者が前回ログインした後に、別の作業者による前記ログイン履歴があるかどうかを判断するログイン履歴判定部と、
前記ログイン履歴判定部が、前記現在ログインしている作業者が前回ログインした後に前記別の作業者によるログイン履歴があると判断した場合に、前記ログイン管理テーブルが管理する前記ログイン履歴と、前記操作ログ管理ファイルが記録する前記操作内容に関する情報とに基づき、前記現在ログインしている作業者が前回ログインした後に前記別の作業者によって行われた操作の内容を表示するための操作履歴表示用ファイルを作成する操作履歴表示制御部
とを備えたエンジニアリング装置。 - 前記ログイン履歴判定部が、前記現在ログインしている作業者によるログイン履歴がなく、かつ、前記現在ログインしている作業者とは別の作業者によるログイン履歴があると判断した場合に、
前記操作履歴表示制御部は、
前記ログイン管理テーブルが管理する前記ログイン履歴と、前記操作ログ管理ファイルが記録する前記操作内容に関する情報とに基づき、当該別の作業者によって行われた操作の内容を表示するための操作履歴表示用ファイルを作成する
ことを特徴とする請求項1記載のエンジニアリング装置。 - 前記操作履歴表示制御部は、
前記別の作業者によって行われた前記操作の内容が、操作日時の古い順に表示されるように前記操作履歴表示用ファイルを作成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のエンジニアリング装置。 - 前記操作履歴表示制御部は、
前記別の作業者が複数存在した場合には、前記別の作業者ごとに、前記ログインした日時の古い前記別の作業者から順に前記操作の内容が表示されるように前記操作履歴表示用ファイルを作成する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のエンジニアリング装置。 - 前記操作履歴表示制御部は、
前記別の作業者が複数存在した場合には、前記別の作業者が変わったことを示す情報が表示されるように前記操作履歴表示用ファイルを作成する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のエンジニアリング装置。 - ログイン認証部が、作業者からの認証情報を受け付け、前記認証情報に基づいてログインを許可するか否かを判定するステップと、
情報受付部が、前記ログイン認証部が前記ログインを許可した前記作業者からの操作指示情報を受け付けるステップと、
ログイン管理テーブル作成部が、前記ログイン認証部が前記ログインを許可した前記作業者のログインおよびログアウトに関する情報に基づき、ログイン履歴を管理するログイン管理テーブルを作成するステップと、
操作ログ管理ファイルが、前記情報受付部が受け付けた前記操作指示情報に基づき、前記ログインを許可した作業者がログインしてからログアウトするまでの間に行った、管理対象の設定または定義に係る操作の操作内容に関する情報を記録した操作ログ管理ファイルを作成するステップと、
ログイン履歴判定部が、前記ログイン管理テーブルで管理する前記ログイン履歴に基づき、現在ログインしている作業者が前回ログインした後に、別の作業者による前記ログイン履歴があるかどうかを判断するステップと、
操作履歴表示制御部が、前記ログイン履歴判定部が、前記現在ログインしている作業者が前回ログインした後に前記別の作業者によるログイン履歴があると判断した場合に、前記ログイン管理テーブルが管理する前記ログイン履歴と、前記操作ログ管理ファイルが記録する前記操作内容に関する情報とに基づき、前記現在ログインしている作業者が前回ログインした後に前記別の作業者によって行われた操作の内容を表示するための操作履歴表示用ファイルを作成するステップ
とを備えたエンジニアリング装置の操作履歴表示制御方法。 - 前記ログイン履歴判定部が、前記現在ログインしている作業者によるログイン履歴がなく、かつ、前記現在ログインしている作業者とは別の作業者によるログイン履歴があると判断した場合に、
前記操作履歴表示制御部が、前記ログイン管理テーブルが管理する前記ログイン履歴と、前記操作ログ管理ファイルが記録する前記操作内容に関する情報とに基づき、当該別の作業者によって行われた操作の内容を表示するための操作履歴表示用ファイルを作成するステップ
を備えたことを特徴とする請求項6記載のエンジニアリング装置の操作履歴表示制御方法。
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