JP6432811B1 - 超高強度コンクリートの調合方法 - Google Patents
超高強度コンクリートの調合方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6432811B1 JP6432811B1 JP2018112672A JP2018112672A JP6432811B1 JP 6432811 B1 JP6432811 B1 JP 6432811B1 JP 2018112672 A JP2018112672 A JP 2018112672A JP 2018112672 A JP2018112672 A JP 2018112672A JP 6432811 B1 JP6432811 B1 JP 6432811B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coarse aggregate
- volume
- fiber
- strength concrete
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
【解決手段】セメントと、シリカヒュームと、水と、粗骨材と、細骨材と、化学混和剤と、鋼繊維と、有機繊維とを含み、水結合材比が25質量%以下、前記鋼繊維の混入率が0.5容積%超2容積%以下である超高強度コンクリートであって、前記有機繊維がポリアセタール系繊維を含み、前記粗骨材の最大寸法が15mm以下であり、単位粗骨材かさ容積が0.3〜0.4m3/m3である、超高強度コンクリート。
【選択図】なし
Description
爆裂を抑制する手法として、コンクリートに有機繊維を配合する方法が知られており、高強度コンクリートには有機繊維が配合されることが多い。有機繊維としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系繊維、ポリビニルアルコール系繊維(ビニロン繊維)、ポリアセタール系繊維等がある(特許文献1)。
また、コンクリートに有機繊維と鋼繊維とを併有させることが提案されている(特許文献2〜3)。
超高強度コンクリートに鋼繊維を配合することは、超超高層RC建物の地震時のひび割れによる長周期化や極大地震時の端部圧壊による耐力低下を抑制するのに有効と考えられる。特に、鋼繊維の混入率を0.5容積%よりも高く、例えば1.0容積%程度にできれば、部材としての性能を著しく向上させることが可能になると考えられる。
しかし、超高強度コンクリートにおいて鋼繊維の混入率を高くすると、密に配筋された柱主筋やせん断補強筋の間隙に確実に充填されるような間隙通過性を確保することが困難である。
間隙通過性を確保するために、粗骨材量を減らすことが考えられる。しかし、間隙通過性を確保できる程度に粗骨材量を減らすと、コンクリートの収縮量が増え、ひび割れ抵抗性の低下につながる。
特許文献1〜3では、コンクリートの間隙通過性とひび割れ抵抗性とを両立するための配合設計について検討されていない。
[1]セメントと、シリカヒュームと、水と、粗骨材と、細骨材と、化学混和剤と、鋼繊維と、有機繊維とを含み、水結合材比が25質量%以下、前記鋼繊維の混入率が0.5容積%超2容積%以下である超高強度コンクリートであって、
前記有機繊維がポリアセタール系繊維を含み、
前記粗骨材の最大寸法が15mm以下であり、
単位粗骨材かさ容積が0.3〜0.4m3/m3である、超高強度コンクリート。
[2]前記有機繊維の混入率が0.1〜0.4容積%である前記[1]の超高強度コンクリート。
[3]前記鋼繊維の直径が0.15〜0.9mm、長さが12〜32mmである前記[1]又は[2]の超高強度コンクリート。
[4]セメントと、シリカヒュームと、水と、粗骨材と、細骨材と、化学混和剤と、鋼繊維と、有機繊維とを配合し、水結合材比が25質量%以下、前記鋼繊維の混入率が0.5容積%超2容積%以下である超高強度コンクリートを調合する方法であって、
前記有機繊維として少なくともポリアセタール系繊維を用い、
前記粗骨材の最大寸法を15mm以下とし、
下記式(1)により前記超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積の目標値V’bGを算出し、前記目標値V’bGとなるように前記粗骨材の配合量を設定する、超高強度コンクリートの調合方法。
V’bG=VbG−(KS・2rG/3rF−1)・VF/GS (1)
ここで、V’bGは、前記超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積の目標値(m3/m3)を示し、
VbGは、超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積(m3/m3)の標準値の範囲であって0.5〜0.56(m3/m3)の数を示し、
KSは、影響係数であって0.8〜1の数を示し、
rGは、前記粗骨材を球形と仮定し、前記粗骨材の粒度分布から得られる総粗骨材表面積から算出した前記粗骨材の半径(mm)を示し、
rFは、前記鋼繊維を円柱形と仮定して算出した前記鋼繊維の半径(mm)を示し、
VFは、前記鋼繊維の混入率(容積%)を示し、
GSは、前記粗骨材の実積率(容積%)を示す。
[5]前記有機繊維の混入率が0.1〜0.4容積%である前記[4]の超高強度コンクリートの調合方法。
[6]前記鋼繊維の直径が0.15〜0.9mm、長さが12〜32mmである前記[4]又は[5]の超高強度コンクリートの調合方法。
「コンクリート」は、フレッシュコンクリート及び硬化コンクリートを包含する。
「超高強度コンクリート」は、設計基準強度が100N/mm2以上であるコンクリートを示す。
「水結合材比」は、フレッシュコンクリート中の結合材の総質量に対する水の質量の割合(質量%)を示す。
「結合材」は、コンクリート中で水和反応する材料であり、例えばセメント、シリカフューム、スラグ、フライアッシュ等である。
「鋼繊維の混入率」は、コンクリートから鋼繊維及び有機繊維を除いた残部の総容積に対する鋼繊維の容積の割合(容積%)を示す。
「有機繊維の混入率」は、コンクリートから鋼繊維及び有機繊維を除いた残部の総容積に対する有機繊維の容積の割合(容積%)を示す。
本発明の超高強度コンクリート(以下、「本コンクリート」ともいう。)は、セメントと、シリカヒュームと、水と、粗骨材と、細骨材と、化学混和剤と、鋼繊維と、有機繊維とを含む。
シリカヒュームの含有量は、セメントの質量に対して9〜20質量%が好ましい。シリカヒュームの含有量が前記範囲内であれば、本コンクリートの流動性及び間隙通過性がより優れる。
水結合材比が25質量%以下であれば、100N/mm2を超える圧縮強度を得やすい。水結合材比が15質量%以上である場合、鋼繊維の混入率が間隙通過性に与える影響が大きく、本発明の有用性が高い。
粗骨材の表乾密度は、例えば2.55〜2.7g/cm3であってよい。
粗骨材の粗粒率は、例えば6〜6.6であってよい。
最大寸法が15mm以下の粗骨材としては、例えば、最大寸法が15mmの粗骨材、最大寸法が13mmの粗骨材等が市販されている。
単位粗骨材かさ容積が0.3m3/m3以上であれば、ひび割れ抵抗性が優れる。単位粗骨材かさ容積が0.4m3/m3以下であれば、間隙通過性が優れる。
細骨材の表乾密度は、例えば2.55〜2.7g/cm3であってよい。
高性能減水剤の含有量は、主成分の固形分率30%程度の場合、例えば、セメントの質量に対して1〜5質量%程度である。
また、防錆の観点から、鋼材表面に亜鉛めっきを施したものが好ましい。
鋼繊維の形状としては、フック型、ストレート型、波型等が挙げられる。コンクリートと鋼繊維の付着向上、コンクリートの靭性向上の点では、フック型が好ましい。
鋼繊維としては、例えば、鋼繊維補強コンクリート用の鋼繊維として市販されているものを使用できる。
鋼繊維の直径は、0.15〜0.9mmが好ましく、0.38〜0.75mmがより好ましい。鋼繊維の直径が前記範囲内であれば、コンクリートの間隙通過性及びひび割れ抵抗性がより優れる。鋼繊維の直径は、ノギス等により測定される。
ポリアセタール系繊維は、ポリアセタール樹脂を含む繊維である。
ポリアセタール樹脂は、[−CH2−O−]で示されるオキシメチレン単位を有するホモポリマーまたはコポリマーである。ポリアセタール樹脂は、分解開始温度および分解終了温度が比較的低く、短時間で分解が終了する。そのため、ポリアセタール系繊維は、他の有機繊維に比べて、少ない混入率で充分な爆裂防止効果を発揮する。
他の樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等が挙げられる。
ポリアセタール系繊維中のポリアセタール樹脂の割合は、ポリアセタール系繊維の総質量に対し、45質量%以上が好ましい。
ポリアセタール系繊維のMFRは、JIS K 6758に従い、190℃、荷重21.2Nの条件で測定される値である。
ポリアセタール系繊維の水分率は、20〜40%が好ましく、30〜40%がより好ましい。ポリアセタール系繊維の水分率が前記範囲内であれば、コンクリート中の繊維の分散性がより優れる。ポリアセタール系繊維の水分率は、JIS L 1015により測定される。
ポリアセタール系繊維が他の樹脂を含む場合、ポリアセタール系繊維は、ポリアセタール樹脂と他の樹脂との混合樹脂からなる繊維でもよく、ポリアセタール樹脂からなる層と他の樹脂からなる層とを有する複合繊維であってもよい。複合繊維の形態としては、並列型、芯鞘型、分割型等が挙げられる。
ポリアセタール系繊維は、例えば、特許第4608176号公報に記載の方法により製造できる。
これは以下の理由によると考えられる。
有機繊維がポリアセタール系繊維を含むため、超高強度コンクリートに求められる耐爆裂性を確保しつつ、有機繊維の混入率を減らして、本コンクリートから鋼繊維を除いた残部の流動性が高めることができる。
また、最大寸法が15mm以下である粗骨材は、最大寸法が15mm超、例えば20mmの粗骨材に比べて、コンクリートの収縮抑制効果に優れる。そのため、ひび割れ抵抗性を充分に確保しつつ、単位粗骨材かさ容積を0.3〜0.4m3/m3と少なくして、本コンクリートから鋼繊維を除いた残部の流動性が高めることができる。なお、一般的な超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積は0.5〜0.56m3/m3程度である。
本コンクリートから鋼繊維を除いた残部の流動性が高いため、鋼繊維を多く含みながらも充分な流動性を確保できる。
さらに、本コンクリートにあっては、水結合材比が25質量%以下と低く、鋼繊維の混入率が0.5容積%超2容積%以下と高いため、優れた強度(例えば、JIS A 1108に従って測定される、材齢28日(4週)または、材齢56日(8週)における圧縮強度として110〜180N/mm2)が得られる。また、有機繊維を含むため、耐爆裂性も有する。
本発明の超高強度コンクリートの調合方法は、セメントと、シリカヒュームと、水と、粗骨材と、細骨材と、化学混和剤と、鋼繊維と、有機繊維とを配合し、水結合材比が25質量%以下、前記鋼繊維の混入率が0.5容積%超2容積%以下である超高強度コンクリートを調合する方法である。
セメント、シリカヒューム、粗骨材、細骨材、化学混和剤、鋼繊維、有機繊維とともに、他の成分を配合してもよい。
また、本発明の調合方法では、下記式(1)により前記超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積の目標値V’bGを算出し、前記目標値V’bGとなるように前記粗骨材の配合量を設定する。
ここで、V’bGは、前記超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積の目標値(m3/m3)を示し、
VbGは、超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積(m3/m3)の標準値の範囲であって0.5〜0.56(m3/m3)の数を示し、
KSは、影響係数であって0.8〜1の数を示し、
rGは、前記粗骨材を球形と仮定し、前記粗骨材の粒度分布から得られる総粗骨材表面積から算出した前記粗骨材の半径(mm)を示し、
rFは、前記鋼繊維を円柱形と仮定して算出した前記鋼繊維の半径(mm)を示し、
VFは、前記鋼繊維の混入率(容積%)を示し、
GSは、前記粗骨材の実積率(容積%)を示す。
粗骨材の実積率はJIS A 1104により測定される。
本発明者らは、有機繊維として少なくともポリアセタール系繊維を用い、粗骨材の最大寸法を15mm以下とした場合、一般的な高流動鋼繊維補強コンクリートに比べて、間隙通過性を確保するために必要な単位粗骨材かさ容積が小さいことを見出し、影響係数KSを0.8以上1未満に設定した。
水結合材比、鋼繊維の混入率の好ましい範囲は前記と同様である。
シリカヒューム、細骨材、化学混和剤、有機繊維等の好ましい配合量は、本コンクリートと同様である。
また、得られる超高強度コンクリートは、水結合材比が25質量%以下と低く、鋼繊維の混入率が0.5容積%超2容積%以下と高いため、圧縮強度に優れる。また、有機繊維を含むため、耐爆裂性も有する。
実施例での使用材料を表1に示す。
<超高強度コンクリートの調合>
表2に従い、各材料を以下の手順で練混ぜて超高強度コンクリートを調合した。
W/Cは、設計基準強度100N/mm2以上を想定して設定した。W/Cは、シリカフュームプレミックスセメント(C)に対する水(W)の質量割合であり、水結合材比に相当する。鋼繊維の混入量40kg/m3及び80kg/m3はそれぞれ、鋼繊維の混入率0.5容量%及び1容量%に相当する。有機繊維(ポリアセタール繊維)の混入量3.1kg/m3及び3.9kg/m3はそれぞれ、有機繊維の混入率0.2容量%及び0.3容量%に相当する。
練混ぜは、強制二軸練りミキサを用いた。シリカフュームプレミックスセメント(C)及び細骨材(S)を投入し、空練りした後、水(W)及び化学混和剤(SP)を投入及び混練し、モルタルとした。次いで、粗骨材(G)を投入及び混練し、コンクリートとした。さらに、ポリアセタール繊維(PA)及び鋼繊維(SF)を投入し、90秒間混練して鋼繊維入り超高強度コンクリートとした。
各例で調合した鋼繊維入り超高強度コンクリートについて、スランプフロー、フロー流動時間、空気量、コンクリート温度、単位容積質量、ボックス形容器への充填時間・高さ及び加振充填時間・高さ、並びに圧縮強度を測定した。また、比較例1から鋼繊維を抜いたもの(鋼繊維混入率0容積%)、比較例1(鋼繊維混入率0.5容積%)、実施例1から鋼繊維を除いたもの(鋼繊維混入率0容積%)、実施例1(鋼繊維混入率1容積%)、及び実施例2から鋼繊維を除いたもの(鋼繊維混入率0容積%)について、自己収縮ひずみを測定した。
スランプフローとフロー流動時間はJIS A 1150、空気量はJIS A 1128、コンクリート温度はJIS A 1156、単位容積質量はJIS A 1116、圧縮強度はJIS A 1108に従って測定した。
充填時間・高さ、及び加振充填時間・高さは、土木学会規準(JSCE−F511−2012、JSCE−F701−2016)に準拠した加振ボックス充填試験方法により測定した。
自己収縮ひずみは、日本コンクリート工学協会:超流動コンクリート研究委員会報告書(II)、pp.209−210、1994.5の[付録1](仮称)高流動コンクリートの自己収縮試験方法に準拠し、東京測器研究所製の埋込み型ひずみ計KM−100BTを10×10×40cm供試体の中心部に設置して測定し、材齢7日の値で評価した。
加振ボックス充填試験では、ゲートGを閉じた状態で、コンクリートをA室の上端まで入れ、バイブレータ5の先端をA室の下端から100mmの高さの位置に設置する。次いで、ゲートGを開き、バイブレータ5を振動させずに、A室からB室へとコンクリートを流入させ、B室に流入したコンクリートの下端から上端までの高さ(加振前の充填高さ)を測定する。次いで、バイブレータ5を振動させ、B室に流入したコンクリートの下端から上端までの高さ(加振後の充填高さ)を測定する。
スランプフロー、空気量及び圧縮強度は所定の品質を満足した。なお、圧縮強度について、鋼繊維混入率1.0容量%の調合は、空気量が圧縮強度に及ぼす影響を考慮すると、鋼繊維混入率0.5容量%の調合と同程度であった。
実施例1〜2と実施例3との対比から、水結合材比が小さいほど、加振前の充填高さが高くなる(間隙通過性が高くなる)傾向にあることが確認できた。ベースコンクリートの粘性が間隙通過性に影響したと推察される。
鋼繊維混入率0.5容量%の比較例1〜3においては、間隙通過性の問題は見られなかった。しかし、鋼繊維混入率が低いため、実施例1〜3に比べて、コンクリートの靭性に劣る。
図3中、鋼繊維混入率0容積%の例の対比から、単位粗骨材かさ容積が小さくなると、自己収縮ひずみが大きくなることがわかる。また、比較例1から鋼繊維を抜いたもの、比較例1、実施例1の対比から、鋼繊維の混入率を高くすることで、単位粗骨材かさ容積を小さくしても、単位粗骨材かさ容積が大きい場合と同程度に自己収縮ひずみを抑制できることがわかる。
Claims (3)
- セメントと、シリカヒュームと、水と、粗骨材と、細骨材と、化学混和剤と、鋼繊維と、有機繊維とを配合し、水結合材比が25質量%以下、前記鋼繊維の混入率が0.5容積%超2容積%以下である超高強度コンクリートを調合する方法であって、
前記有機繊維として少なくともポリアセタール系繊維を用い、
前記粗骨材の最大寸法を15mm以下とし、
下記式(1)により前記超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積の目標値V’bGを算出し、前記目標値V’bGとなるように前記粗骨材の配合量を設定する、超高強度コンクリートの調合方法。
V’bG=VbG−(KS・2rG/3rF−1)・VF/GS (1)
ここで、V’bGは、前記超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積の目標値(m3/m3)を示し、
VbGは、超高強度コンクリートの単位粗骨材かさ容積(m3/m3)の標準値の範囲であって0.5〜0.56(m3/m3)の数を示し、
KSは、影響係数であって0.8〜1の数を示し、
rGは、前記粗骨材を球形と仮定し、前記粗骨材の粒度分布から得られる総粗骨材表面積から算出した前記粗骨材の半径(mm)を示し、
rFは、前記鋼繊維を円柱形と仮定して算出した前記鋼繊維の半径(mm)を示し、
VFは、前記鋼繊維の混入率(容積%)を示し、
GSは、前記粗骨材の実積率(容積%)を示す。 - 前記有機繊維の混入率が0.1〜0.4容積%である請求項1に記載の超高強度コンクリートの調合方法。
- 前記鋼繊維の直径が0.15〜0.9mm、長さが12〜32mmである請求項1又は2に記載の超高強度コンクリートの調合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018112672A JP6432811B1 (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | 超高強度コンクリートの調合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018112672A JP6432811B1 (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | 超高強度コンクリートの調合方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018154767A Division JP6573143B1 (ja) | 2018-08-21 | 2018-08-21 | 超高強度コンクリート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6432811B1 true JP6432811B1 (ja) | 2018-12-05 |
JP2019214493A JP2019214493A (ja) | 2019-12-19 |
Family
ID=64560780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018112672A Active JP6432811B1 (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | 超高強度コンクリートの調合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6432811B1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020200228A (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | 清水建設株式会社 | 鋼繊維入り高強度コンクリート及びその調合方法 |
JP2021038104A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 株式会社大林組 | セメント組成物の製造方法、及び、セメント組成物 |
JP2021130603A (ja) * | 2019-11-30 | 2021-09-09 | 株式会社Hpc沖縄 | 繊維補強コンクリート |
CN114477908A (zh) * | 2022-02-18 | 2022-05-13 | 建华建材(中国)有限公司 | 一种低碳超轻超高强混凝土及其制备方法 |
JP7466391B2 (ja) | 2020-07-10 | 2024-04-12 | 三井住友建設株式会社 | 繊維補強セメント組成物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022104777A (ja) * | 2020-12-29 | 2022-07-11 | 株式会社Hpc沖縄 | 高強度繊維補強コンクリート |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193654A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Shimizu Corp | 高靭性・高耐火性のセメント配合体 |
JP2003335565A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-25 | Taiheiyo Cement Corp | 高性能コンクリート |
JP2004323330A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Shimizu Corp | 耐火コンクリートおよび耐火コンクリート版 |
JP4071983B2 (ja) * | 2002-04-10 | 2008-04-02 | 株式会社竹中工務店 | 耐爆裂性コンクリート |
JP4608176B2 (ja) * | 2001-09-11 | 2011-01-05 | ダイワボウホールディングス株式会社 | セメント成形体爆裂防止用合成繊維及び耐爆裂性セメント成形体 |
-
2018
- 2018-06-13 JP JP2018112672A patent/JP6432811B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193654A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Shimizu Corp | 高靭性・高耐火性のセメント配合体 |
JP4608176B2 (ja) * | 2001-09-11 | 2011-01-05 | ダイワボウホールディングス株式会社 | セメント成形体爆裂防止用合成繊維及び耐爆裂性セメント成形体 |
JP4071983B2 (ja) * | 2002-04-10 | 2008-04-02 | 株式会社竹中工務店 | 耐爆裂性コンクリート |
JP2003335565A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-25 | Taiheiyo Cement Corp | 高性能コンクリート |
JP2004323330A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Shimizu Corp | 耐火コンクリートおよび耐火コンクリート版 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020200228A (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | 清水建設株式会社 | 鋼繊維入り高強度コンクリート及びその調合方法 |
JP7228473B2 (ja) | 2019-06-12 | 2023-02-24 | 清水建設株式会社 | 鋼繊維入り高強度コンクリート及びその調合方法 |
JP2021038104A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 株式会社大林組 | セメント組成物の製造方法、及び、セメント組成物 |
JP7379951B2 (ja) | 2019-09-02 | 2023-11-15 | 株式会社大林組 | セメント組成物の製造方法、及び、セメント組成物 |
JP2021130603A (ja) * | 2019-11-30 | 2021-09-09 | 株式会社Hpc沖縄 | 繊維補強コンクリート |
JP7466391B2 (ja) | 2020-07-10 | 2024-04-12 | 三井住友建設株式会社 | 繊維補強セメント組成物 |
CN114477908A (zh) * | 2022-02-18 | 2022-05-13 | 建华建材(中国)有限公司 | 一种低碳超轻超高强混凝土及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019214493A (ja) | 2019-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6432811B1 (ja) | 超高強度コンクリートの調合方法 | |
Nepomuceno et al. | Mechanical performance evaluation of concrete made with recycled ceramic coarse aggregates from industrial brick waste | |
Ardalan et al. | Workability retention and compressive strength of self-compacting concrete incorporating pumice powder and silica fume | |
KR100873514B1 (ko) | 초고강도 콘크리트용 결합재 및 이를 이용한 콘크리트의제조방법 | |
JP7199942B2 (ja) | 超高強度コンクリート及びその調合方法 | |
JP6346519B2 (ja) | 高強度コンクリートおよびコンクリート部材の製造方法 | |
JP2020200228A (ja) | 鋼繊維入り高強度コンクリート及びその調合方法 | |
Muthupriya et al. | Strength study on fiber reinforced self-compacting concrete with fly ash and GGBFS | |
JP6573143B1 (ja) | 超高強度コンクリート | |
JP7045269B2 (ja) | ポリマーセメントモルタル組成物及びポリマーセメントモルタル | |
Moghadam et al. | Effect of water-cement ratio (w/c) on mechanical properties of self-compacting concrete (case study) | |
JP2022114139A (ja) | 超高強度コンクリート及びその調合方法 | |
JP2017210407A (ja) | ポリマーセメントモルタル、及びポリマーセメントモルタルを用いた工法 | |
JP4976819B2 (ja) | グラウト組成物、グラウトモルタル及びグラウト工法 | |
JP6203546B2 (ja) | ポリマーセメントモルタル、及びポリマーセメントモルタルを用いた工法 | |
JP2001270762A (ja) | プレパックドコンクリート用注入モルタル組成物 | |
KR101671206B1 (ko) | Pva섬유와 비정질 강섬유 혼입 고인성 시멘트 복합체 | |
Feen et al. | Effects of coarse palm oil clinker on properties of self-compacting lightweight concrete | |
JP2009023878A (ja) | 断面修復用コンクリート及び当該コンクリートを用いたコンクリート構造物の断面修復工法 | |
Tamrakar | The Effect of Steel Fibers Type and Content on the Development of Fresh and Hardened Properties and Durability of Self consolidating Concrete | |
JP5814575B2 (ja) | 支柱固定用の流し込みグラウト材 | |
Raj et al. | Experimental Methods on Glass Fibre Reinforced Self Compacting Concrete | |
JP5851264B2 (ja) | 水硬性組成物 | |
Almawla et al. | Fresh and mechanical properties of self-compacting lightweight concrete containing ponza aggregates | |
JP5592807B2 (ja) | 高じん性・高強度モルタル組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180613 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20180613 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20180702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180925 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181024 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6432811 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |