JP6432600B2 - ガラス - Google Patents

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Description

本発明は、ガラスに関する。
近年、車両のフロントガラスに画像を反射させて運転手の視界に所定の情報を表示するヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)の導入が進んでいるが、運転手が車外の風景やHUDにより表示された情報を視認するに際し、二重像が問題となる場合がある。
車両の運転手にとって問題となる二重像には2種類がある。1つ目は透視二重像であり、例えば、夜間時の対向車のヘッドライトのような強い光源によって引き起こされる。これは,フロントガラスに入射された光線がフロントガラスの内側で反射されてから目に入る2次ビームが,1次ビームとある角度をなしていることで光源が二重に見えるものである。
2つ目は反射二重像であり、HUDによるものである。これは、HUDの光源がフロントガラスの外側で反射されてから目に入る2次ビームが、1次ビームとある角度をなしていることで、HUDによる像が二重に見えるものである。
従って、フロントガラスにHUDで使用するHUD表示領域と、HUDで使用しないHUD表示外領域(透視領域)がある場合には、HUD表示領域では透視二重像が問題となることもあるが、概ね反射二重像が主たる問題となり、HUD表示外領域で透視二重像が問題となる。
このような反射二重像或いは透視二重像は、フロントガラスに楔状の膜を用いることで低減できることが知られている。例えば、フロンドガラス下辺から上辺に亘って楔角度が変化する中間膜を用いて反射二重像或いは透視二重像を低減できるフロントガラスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5315358号
ところで、透視二重像と反射二重像とは異なる原理で生じるため、ある値の楔角を用いて両方を同時になくすことはできない。透視二重像をなくす楔膜を使っても、そのまま同時に反射二重像をなくすことはできず、その逆もまた然りである。従って、HUD表示領域とHUD表示外領域とを有するガラスでは、HUD表示領域とHUD表示外領域との境界で楔角を変える必要がある。
しかしながら、ガラスのある領域で楔角を急激に変えると、急激に変えた領域(遷移領域)で透視歪が発生する問題が生じる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、HUD表示領域とHUD表示外領域との境界で生じる透視歪を低減可能なガラスを提供することを課題とする。
本ガラスは、内面と外面とを備えたガラスであって、ヘッドアップディスプレイで使用する第1領域と、前記第1領域に隣接するヘッドアップディスプレイで使用しない第2領域と、を有し、前記第1領域内で前記第1領域と前記第2領域との境界に最も近い領域を第1領域内境界側端、前記第2領域内で前記境界に最も近い領域を第2領域内境界側端としたときに、前記第2領域内境界側端を含む前記第2領域の一部の領域の各点において、前記内面と前記外面とで形成する楔角δが後述の式(1)を満足することを要件とする。
本発明によれば、HUD表示領域とHUD表示外領域との境界で生じる透視歪を低減可能なガラスを提供できる。
二重像の概念について説明する図である。 車両用のフロントガラスについて説明する図である。 境界側端について説明する図である。 境界における楔角の変化について説明する図(その1)である。 境界における楔角の変化について説明する図(その2)である。 二重像の角度ついて説明する図である。 境界における楔角の変化について説明する図(その3)である。 境界における楔角の変化について説明する図(その4)である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。なお、ここでは、車両用のフロントガラスを例にして説明するが、これには限定されず、本実施の形態に係るガラスは、車両用のフロントガラス以外にも適用可能である。
まず、反射二重像と透視二重像の概念について説明する。図1は、二重像の概念について説明する図であり、図1(a)は反射二重像、図1(b)は透視二重像を示している。なお、図1において、フロントガラス20を搭載する車両の前後方向をX、車両の左右方向をY、XY平面に垂直な方向をZとしている(以降の図も同様)。
図1(a)に示すように、HUDの光源10から出射された光線11aの一部は、車両のフロントガラス20の内面21で反射されて光線11b(1次ビーム)として運転者の眼30に導かれ、フロントガラス20前方に像11c(虚像)として運転者に視認される。
又、HUDの光源10から出射された光線12aの一部は、車両のフロントガラス20の内面21から内部に侵入して屈折し、その一部が外面22で反射される。そして、更にその一部が内面21から車両のフロントガラス20の外部に出て屈折し光線12b(2次ビーム)として運転者の眼30に導かれ、像12c(虚像)として運転者に視認される。なお、フロントガラス20の厚さは一定であり、内面21と外面22とは平行である。
このように、運転者に視認される2つの像11cと像12cが反射二重像である。又、光線11b(1次ビーム)と光線12b(2次ビーム)とがなす角度が反射二重像の角度αである。反射二重像の角度αはゼロに近いほど好ましい。
又、図1(b)に示すように、光源40から出射された光線41aの一部は、車両のフロントガラス20の外面22から内部に侵入して屈折する。そして、その一部が内面21からフロントガラス20の外部に出て光線41bとして運転者の眼30に導かれ、像41cとして運転者に視認される。
又、光源40から出射された光線42aの一部は、車両のフロントガラス20の外面22から内部に侵入して屈折し、その一部が内面21で反射される。そして、更にその一部が外面22で反射され、更にその一部が屈折して内面21からフロントガラス20の外部に出て屈折し光線42bとして運転者の眼30に導かれ、像42cとして運転者に視認される。
このように、運転者に視認される2つの像41cと像42cが透視二重像である。又、光線41b(1次ビーム)と光線42b(2次ビーム)とがなす角度が透視二重像の角度ηである。透視二重像の角度ηはゼロに近いほど好ましい。
図2は、車両用のフロントガラスを例示する図であり、図2(a)はフロントガラスを車両前方から視認した様子を模式的に示した図である。又、図2(b)は、図2(a)のXZ平面に平行な部分断面図である。なお、図2(a)において、便宜上、HUD表示領域Aを梨地模様で示している。
図2(a)に示すように、フロントガラス20は、HUDで使用するHUD表示領域Aと、HUDで使用しないHUD表示外領域B(透視領域)とを有している。HUD表示領域Aは、フロントガラス20の下方に位置しており、HUD表示外領域BはHUD表示領域Aに隣接してフロントガラス20のHUD表示領域Aよりも上方に位置している。Cは、HUD表示領域AとHUD表示外領域Bとの境界である。
図2(b)に示すように、フロントガラス20は、ガラス板210とガラス板220とが中間膜230を挟持した状態で固着された構造とすることができる。ガラス板210の厚さは均一であり、ガラス板220の厚さも均一である。但し、ガラス板210の厚さとガラス板220の厚さとは同一でなくても構わない。
又、ガラス板210の一方の面であるフロントガラス20の内面21と、ガラス板220の一方の面であるフロントガラス20の外面22とは、平面であっても湾曲面であって構わない。フロントガラス20は、例えば、垂直方向に湾曲した形状とすることができる。なお、tは、フロントガラス20の局部的な厚さ(その部分におけるガラス板210、ガラス板220、及び中間膜230の合計の厚さ)を示している。ここで図2(b)は本願の一例であり、フロントガラス20について、断面が楔形状のガラスと中間膜とを組み合わせた構成としても良いことは言うまでも無い。
中間膜230は、断面視楔状に形成されている。中間膜230のガラス板210と接する面と、中間膜230のガラス板220と接する面とのなす角を楔角δと称する。楔角δは、Z方向の位置に対応して任意の値をとることができる。中間膜230のガラス板210と接する面と、中間膜230のガラス板220と接する面とが平行となる領域が存在しても構わない。楔角δの好適な決定方法については、後述する。なお、ガラス板210及び220の厚さは均一であるから、楔角δは、フロントガラス20の内面21と外面22とのなす角であるともいえる。
ガラス板210及び220としては周知の透明ガラスを用いることができるが、車両用として汎用の色付きガラスを用いてもよい。ガラス板210及び220の材質としては、例えば、無機ガラスや有機透明樹脂ガラス(ポリカーボネート類等)、或いは、これらを混合したもの等を用いることができる。無機ガラスの場合は、熱線吸収ガラス(緑色等)等の機能付きガラスを用いてもよいし、ガラス表層に強化応力層(物理強化、化学強化による)を有していてもよい。
中間膜230は、例えば、周知の透明樹脂を用いて、押出成形等により作製することができる。透明樹脂の一例としては、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコールやポリエチレンテレフタレート等を挙げることができる。中間膜230は、必要に応じ、複数層を積層して形成してもよいし、層中に機能性微粒子(例えば、ITO、ATO、フタロシアニン化合物等の遮熱材)を有していてもよい。
前述のように、HUD表示領域AとHUD表示外領域Bとの境界Cにおいて楔角δを急激に変えると、境界Cの近傍において透視歪が発生する問題が生じる。又、中間膜230を用いてガラス板210とガラス板220とを接着する際に、楔角δを急激に変えた領域の近傍で発泡現象(中間膜230とガラス板210又は中間膜230とガラス板220の境界部)が生じるおそれがある。
そこで、本実施の形態では、境界Cの近傍における透視歪や発泡が生じる危険度を従来よりも低減することが可能な楔角δの決定方法を導いた。すなわち、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの一部の領域の各点において、以下の式(1)を満足する楔角δを適用することにより、境界Cの近傍において透視歪や発泡が生じる危険度を従来よりも低減することが可能となる。
なお、HUD表示外領域B内の境界C側端とは、HUD表示外領域B内で境界Cに最も近い領域を指す。図3(a)において、領域Dは、境界Cに接するHUD表示外領域Bの一部の領域を示しており、幅がWである。HUD表示外領域Bは図3(a)の上方を例示しているが、HUD表示領域Aの下方等も含むことは言うまでもない。図3(a)において、幅Wを極限まで0に近づけた場合の境界Cに接する領域Dが、HUD表示外領域B内の境界C側端である。
同様に、HUD表示領域A内の境界C側端とは、HUD表示領域A内で境界Cに最も近い領域を指す。図3(b)において、領域Eは、境界Cに接するHUD表示領域Aの一部の領域を示しており、幅がWである。図3(b)において、幅Wを極限まで0に近づけた場合の境界Cに接する領域Eが、HUD表示領域A内の境界C側端である。
HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの少なくとも一部の領域において、楔角δは、例えば、フロントガラス20のHUD表示領域Aを含む垂直線上の各点において、式(1)を使用して決定される。但し、楔角δは、例えば、フロントガラス20の水平方向に連続的に変化するように、式(1)を使用して決定してもよい。
Figure 0006432600
但し、楔角δ=一定の場合は除き、tはフロントガラス20の厚さ、Rはフロントガラス20の局所曲率半径、nはフロントガラス20の屈折率、Φはフロントガラス20に入射する光線の局所入射角である。
又、HUD表示領域A内の境界C側端の楔角を楔角δh、HUD表示領域A内の境界C側端の透視二重像の角度をηhとしたときに、ηhが以下の式(2)で表され、ηは、|ηh|≦9ならば2|ηh|もしくは9のうちの小さい方以下、|ηh|>9ならば|ηh|以下(但し、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの一部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、HUD表示外領域B内の境界C側端では0<|η|である)、を満足するηhと同符号の任意の値である。
Figure 0006432600
ここでいう符号とは、数について正又は負を表す記号を指し、「+」が正数を表す記号、「−」が負数を表す記号である。但し、「+」は記載が省略される場合がある。ここでは、透視二重像の角度及び反射二重像の角度について、1次ビーム(明るい光)に対して2次ビーム(暗い光)が上側にある場合(例えば、図1(a)及び図1(b)の場合)を「+」方向、その反対を「−」方向と規定している。
なお、特許文献1に記載されているように、透視二重像の角度は、式(3)に従って、曲率半径と光線の入射角とに応じて計算することができる。又、曲率半径Rcと入射角φを有する二重像を除去するために必要な楔角δは、式(4)に従って計算することができる。式(1)及び(2)は、式(3)及び(4)に基づいて、発明者が更に検討を重ね、導いたものである。
Figure 0006432600
Figure 0006432600
次に、実施例において、比較例と対比しながら、式(1)により決定される楔角δの奏する効果について説明する。
〈実施例1〉
実施例1では、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの全部の領域の各点において、式(1)を適用する例を示す。
[実施例1と比較例1〜4の説明]
最初に比較例1〜4について説明する。比較例1は、HUD表示領域Aにおける楔角δ、及びHUD表示外領域Bにおける楔角δが共にゼロ[mrad]の場合(HUD表示領域A及びHUD表示外領域Bにおいてフロントガラス20の内面21と外面22とが常に平行な場合)である。比較例2は、HUD表示領域Aにおける楔角δ、及びHUD表示外領域Bにおける楔角δが共に0.7[mrad]の場合である。比較例3は、HUD表示領域Aにおける楔角δが0.7[mrad]、HUD表示外領域Bにおける楔角δがゼロ[mrad]の場合である。
比較例4は、特許文献1に記載の場合である。すなわち、HUD表示領域Aにおける楔角δが以下の式(5)、(6)、及び(7)等に基づいて決定され、HUD表示外領域Bにおける楔角δが上記の式(4)に基づいて決定される場合である。
Figure 0006432600
Figure 0006432600
Figure 0006432600
式(5)〜式(7)において、θは傾斜角、RiはフロントガラスからHUDの光源までの距離、θiは2次ビームの入射角、θrはガラスの内面を出る2次ビームの角度である。又、ηは1次ビームの反射点を通る垂線と2次ビームがガラス板を貫通する点を通る垂線との間の角度、ηは1次ビームの反射点における垂線とガラスの外面での2次ビームの反射点における垂線との間の角度である。又、ηは1次ビームの反射点における垂線と2次ビームがガラスの内面を出る点における垂線との間の角度、φiは水平線とガラス板内部の2次ビームとの間の角度、φrは水平線とガラスの外面で反射されたガラス板内部の2次ビームとの間の角度である。
一方、実施例1では、HUD表示領域Aでは特許文献1に記載の場合と同様に式(5)〜式(7)等に基づいて楔角δを決定した。又、HUD表示外領域Bでは式(1)に基づいて楔角δを決定した。但し、一例として、式(1)においてη=−3[min]に設定し、式(2)においてηh=−9.6[min]に設定した。
[境界Cにおける楔角の変化]
ここで、比較例1〜4及び実施例1に関し、400mm≦X<490mmをHUD表示領域A、490mm<X≦1000mmをHUD表示外領域B、X=490mmを境界Cとした場合の、X方向の楔角の変化を図4及び図5に示す。なお、フロントガラス20の最も車両前方側の位置を原点(X=0)としている。
図4(a)に示すように、比較例1及び2では境界Cにおける楔角の変化はゼロ[mrad]である。その結果、比較例1及び2では境界Cにおいて透視歪や発泡が生じる危険性はない。
又、図4(b)に示すように、比較例3では境界Cにおける楔角の変化は0.7[mrad]であり、比較例4では約0.55[mrad]となる。境界Cにおける楔角の変化が比較例3及び4程度まで大きくなると、境界において透視歪や発泡が生じる危険性が高いといえる。
一方、図5(a)に示すように、実施例1では境界Cにおける楔角の変化は約0.38[mrad]であり、比較例1及び2よりは大きいものの、比較例3及び4に対しては改善されていることが確認できる。実施例1程度の楔角の変化では、境界において透視歪や発泡が生じる危険性は低いといえる。なお、図5(b)は、図4(a)、図4(b)、及び図5(a)をまとめて示したものである。
[反射二重像の角度、透視二重像の角度]
次に、比較例1〜4及び実施例1に関し、HUD表示領域Aにおける反射二重像の角度、及び、HUD表示外領域Bにおける透視二重像の角度について、図6に示す。図6(a)に示すように、HUD表示領域Aにおける反射二重像の角度は、実施例1では極小、比較例1では大、比較例2では小、比較例3では小、比較例4では極小である。
又、図6(b)に示すように、HUD表示外領域Bにおける透視二重像の角度は、実施例1では小、比較例1では小、比較例2では大、比較例3では小、比較例4では極小である。ここでいう『極小』は理想的な値、『小』は十分実用に耐えうる値、『大』は問題が生じるおそれが高い値を意味している。
なお、実施例1では、HUD表示外領域Bにおける透視二重像の角度が−3[min]付近となっている。これは、式(1)においてη=−3[min]に設定したからである。つまり、実施例1では、式(1)におけるηの値が、そのままHUD表示外領域Bにおける透視二重像の角度となる。すなわち、式(1)におけるηの値を調整することにより、HUD表示外領域Bにおける透視二重像の角度を任意の値にすることができる。
表1は、図4〜図6の結果をまとめたものである。表1に示すように、比較例1ではHUD表示領域Aにおける反射二重像が問題となり、比較例2ではHUD表示外領域Bにおける透視二重像が問題となる。又、比較例3及び4では、境界Cにおける透視歪や発泡の危険性が問題となる。
これに対して、実施例1では、HUD表示領域Aにおける反射二重像、HUD表示外領域Bにおける透視二重像、境界Cにおける透視歪や発泡の危険性の何れに関しても十分実用に耐えうる値の範囲内とすることができる。
Figure 0006432600
なお、上記では、式(1)においてη=−3[min]に設定する例を示したが、ηは、|ηh|≦9ならば2|ηh|もしくは9のうちの小さい方以下、|ηh|>9ならば|ηh|以下(但し、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの全部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、HUD表示外領域B内の境界C側端では0<|η|である)、を満足し、ηhと同符号の任意の値とすることができる。ここでは、ηh=−9.6[min]としたので、ηを、−9.6≦η≦0を満足する任意の値(但し、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの一部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、HUD表示外領域B内の境界C側端では0<|η|である)とすることにより、表1と同様の結果を得ることができる。例として、η=−6[min]、η=−9[min]とした場合を図7に示す。図7において、境界Cにおける楔角の変化が比較例4に比べて低減していることが確認できる。
このように、実施例1では、HUD表示外領域Bの全部の領域において式(1)に基づいて楔角を決定している。これにより、HUD表示外領域Bの全部の領域における透視二重像、及び境界Cにおける透視歪や発泡の危険性を十分実用に耐えうる値の範囲内(極小又は小)とすることができる。特に、比較例4と対比するとわかるように、実施例1では、HUD表示外領域Bにおいて十分実用に耐えうる範囲内で故意に透視二重像を大きくし、その代わりに境界Cにおける楔角の変化を抑止し、境界Cにおける透視歪や発泡の危険性を低減している。
なお、実施例1において、HUD表示領域Aでは特許文献1に記載の場合と同様に式(5)〜式(7)等に基づいて楔角δを決定した。しかし、HUD表示領域Aにおける反射二重像が十分実用に耐えうる値の範囲内(極小又は小)であれば、他の方法により楔角δを決定してもよい。例えば、比較例2や3と同様の方法によりHUD表示領域Aにおける楔角δを決定することができる。
〈実施例2〉
実施例1では、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの全部の領域において、式(1)を適用する例を示した。しかし、式(1)は境界Cにおける楔角の変化を抑制することを目的としているので、必ずしも、HUD表示外領域Bの全部の領域について適用しなくてもよい。そこで、実施例2では、式(1)をHUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの一部の領域のみに適用する例を示す。なお、特に説明しない部分については、実施例1と同様である。
図8では、実施例1と同様に、400mm≦X<490mmをHUD表示領域A、490mm<X≦1000mmをHUD表示外領域B、X=490mmを境界Cとした場合の、X方向の楔角の変化を示している。但し、図8では、HUD表示外領域Bを更に領域B及びBに分けている。そして、境界Cに接するHUD表示外領域Bの領域Bに式(1)を適用している。なお、式(1)においてη=−3[min]に設定し、式(2)においてηh=−9.6[min]に設定した点は、実施例1と同様である。
このように、境界Cに接するHUD表示外領域Bの領域Bに式(1)を適用することにより、境界Cにおける楔角の変化を抑止でき、かつ、領域Bにおける透視二重像を十分実用に耐えうる範囲内の大きさにできる。又、領域Bにおける楔角は、領域Bにおける透視二重像が十分実用に耐えうる範囲内の大きさになるような任意の値に設定すればよく、領域Bのように必ずしも式(1)を適用しなくてよい。
図8の例では、領域Bにおいて、比較例4と同様の楔角としている。なお、比較例4の楔角は、式(1)において、『ηは、|ηh|≦9ならば2|ηh|もしくは9のうちの小さい方以下、|ηh|>9ならば|ηh|以下(但し、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの一部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、HUD表示外領域B内の境界C側端では0<|η|である)、を満足し、ηhと同符号の任意の値である。』という条件をなくし、η=0とした場合に相当する。
或いは、式(1)において、『ηは、|ηh|≦9ならば2|ηh|もしくは9のうちの小さい方以下、|ηh|>9ならば|ηh|以下(但し、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの一部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、HUD表示外領域B内の境界C側端では0<|η|である)、を満足し、ηhと同符号の任意の値である。』という条件を『ηは0≦|η|≦|9|(但し、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bの一部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、HUD表示外領域B内の境界C側端では0<|η|である)、を満足する任意の値である。』に変更し、HUD表示外領域Bの領域Bに適用してもよい。例えば、ηを、−9.0≦η≦9.0を満足する任意の値とすることができる。望ましくは0≦|η|≦|6|を満足することであり、更に望ましくは0≦|η|≦|3|を満足することである。
又、領域Bを更に2つ以上の領域に分割してもよい。この場合には、領域Bには式(1)を適用する必要があるが、領域Bを分割した各領域の楔角は各領域における透視二重像が十分実用に耐えうる範囲内の大きさになるような任意の値に設定すればよい。
図8において、領域Bの幅(X方向)は、要求される仕様に応じて適宜決定することができる。なお、領域Bの幅(X方向)=HUD表示外領域Bの幅(X方向)とした場合が実施例1である。
なお、フロントガラス20の周縁部は、二重像や透視歪等の欠陥回避に関して、中央部(フロントガラス20の周縁部を除く領域)よりも重要性が劣る。そこで、HUD表示外領域B内の境界C側端を含むHUD表示外領域Bのうち、フロントガラス20の周縁部を除く領域の各点において、楔角δが式(1)を満足するようにしてもよい。この場合、中央部よりも重要性が劣るフロントガラス20の周縁部においては、楔角δを任意の値とすることができる。フロントガラス20の周縁部を除く領域とは、例えば、JIS規格R3212で規定する試験領域Aに相当する領域である。
以上、好ましい実施の形態及び実施例について詳説したが、上述した実施の形態及び実施例に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態及び実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本国際出願は2014年7月30日に出願した日本国特許出願2014−155188号、及び2015年4月21日に出願した日本国特許出願2015−087068号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願2014−155188号及び日本国特許出願2015−087068号の全内容を本国際出願に援用する。
10、40 光源
11a、11b、12a、12b、41a、41b、42a、42b 光線
11c、12c、41c、42c 像
20 フロントガラス
21 内面
22 外面
30 眼
210、220 ガラス板
230 中間膜
A HUD表示領域
B HUD表示外領域
C 境界
D、E 領域

Claims (5)

  1. 内面と外面とを備えたガラスであって、
    ヘッドアップディスプレイで使用する第1領域と、前記第1領域に隣接するヘッドアップディスプレイで使用しない第2領域と、を有し、
    前記第1領域内で前記第1領域と前記第2領域との境界に最も近い領域を第1領域内境界側端、前記第2領域内で前記境界に最も近い領域を第2領域内境界側端としたときに、
    前記第2領域内境界側端を含む前記第2領域の一部の領域の各点において、前記内面と前記外面とで形成する楔角δが以下の式(1)を満足することを特徴とするガラス。
    Figure 0006432600
    但し、楔角δ=一定の場合を除き、tはガラスの厚さ、Rはガラスの局所曲率半径、nはガラスの屈折率、Φはガラスに入射する光線の局所入射角であり、
    前記第1領域内境界側端の楔角をδh、前記第1領域内境界側端の透視二重像の角度をηhとしたときに、ηhが以下の式(2)で表され、ηは、|ηh|≦9ならば2|ηh|もしくは9のうちの小さい方以下、|ηh|>9ならば|ηh|以下(但し、前記一部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、前記第2領域内境界側端では0<|η|である)、を満足するηhと同符号の任意の値である。
    Figure 0006432600
  2. 前記第2領域内境界側端を含む前記第2領域のうち、前記ガラスの周縁部を除く領域の各点において、前記内面と前記外面とで形成する楔角δが式(1)を満足することを特徴とする請求項1記載のガラス。
  3. 前記第2領域内境界側端を含む前記第2領域の全部の領域の各点において、前記内面と前記外面とで形成する楔角δが式(1)を満足することを特徴とする請求項1記載のガラス。但し、式(1)において、ηは0≦|η|≦9(但し、前記全部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、前記第2領域内境界側端では0<|η|である)、を満足する任意の値である。
  4. 前記第2領域内境界側端を含む前記第2領域の全部の領域の各点において、前記内面と前記外面とで形成する楔角δが式(1)を満足することを特徴とする請求項1記載のガラス。但し、式(1)において、ηは0≦|η|≦6(但し、前記全部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、前記第2領域内境界側端では0<|η|である)、を満足する任意の値である。
  5. 前記第2領域内境界側端を含む前記第2領域の全部の領域の各点において、前記内面と前記外面とで形成する楔角δが式(1)を満足することを特徴とする請求項1記載のガラス。但し、式(1)において、ηは0≦|η|≦3(但し、前記全部の領域の各点の全てにおいてη=0となることはなく、かつ、前記第2領域内境界側端では0<|η|である)、を満足する任意の値である。
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