JP6432316B2 - 針状体の製造方法 - Google Patents
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Description
この種の針状体としては、特許文献1に記載されたものが知られている。
針状体は、水溶性高分子と、二糖と、たんぱく質を含む。
本発明の針状体の製造方法は、参照基板上に錐体の形状に形成された参照針部が設けられた第一の針状体原版を作製し、前記第一の針状体原版から、前記参照針部の形状に凹んだ第一の凹部が形成された第一の凹版を作製し、前記第一の針状体原版の前記参照針部の一部を除去した形状である修正針部を有する第二の針状体原版を作製し、前記第二の針状体原版から、前記修正針部の形状に凹んだ第二の凹部が形成された第二の凹版を作製し、前記第二の凹版から、前記第二の凹版の前記第二の凹部の形状に突出した穿刺針部が基板上に設けられた針状前駆体を、水に難溶性の樹脂を用いて製造し、前記第一の凹版の前記第一の凹部内に、少なくとも水溶性の高分子溶液を供給し、前記第一の凹版の前記第一の凹部内に前記針状前駆体の前記穿刺針部を配置し、前記高分子溶液を乾燥させ、乾燥した前記高分子溶液の少なくとも一部を可溶針部とすることを特徴としている。
また、上記の針状体の製造方法において、前記針状前駆体を製造した後で、前記針状前駆体の前記基板に貫通孔を形成し、前記第一の凹版の前記第一の凹部内に前記針状前駆体の前記穿刺針部を配置して、前記貫通孔内に前記高分子溶液を供給し、前記高分子溶液を乾燥させたときに、前記貫通孔内で乾燥した前記高分子溶液が、前記可溶針部に連なる可溶部となることがより好ましい。
以下、本発明に係る針状体の第1実施形態を、図1から図23を参照しながら説明する。
図1及び2に示すように、本針状体1は、基板10と、錐体の形状に形成され、基板10上に設けられた複数の針部15とを備えている。なお、以下では、後述する穿刺針部と可溶針部とを区別するために、断面図でない場合であっても穿刺針部にハッチングを付して示す。
ここで言う錐体とは、平面上の閉じた領域と、この平面外の一定点とを規定したときに、平面から一定点に向かうにしたがって領域が相似形状を保ったまま大きくなることなく一定点に一致する形状になるまで変形していくときに領域が通過する空間のことを意味する。
錐体は、円錐や四角錐等の、いわゆる数学的な意味での錐体を含む。この場合、平面上の領域が底面となり、一定点が頂点となる。ここで言う頂点とは、数学的な意味での点ではなく、一定の広がりをもった範囲を意味する。
錐体の底面は、円形や正方形に限定されず、楕円形、半円形、扇形、多角形等の形状でもよい。
針部15の幅Wに対する針部15の高さHであるアスペクト比(H/W)は、0.5以上20以下の範囲内であることが好ましい。
本実施形態では、針部15は底面が四角形の四角錐の形状となっている。
穿刺針部16に生分解性の樹脂を用いれば、仮に穿刺針部16針の先端(頂点)等が欠けて皮膚内に残存するようなこととなっても、穿刺針部16は使用者の体内で分解され、使用者に悪影響を殆ど及ぼさない。
本実施形態では、穿刺針部16は底面が三角形の三角錐の形状となっている。すなわち、針部15は四角錐である錐体の形状に形成され、四角錐の一部である三角錐を穿刺針部16が構成している。
これらの水溶性の高分子の中でも、カルボキシメチルセルロース、キトサン、及びヒアルロン酸の中から選択することが好ましい。この理由は、これらの材料は生物学的に安全性が高いためである。
二糖には、例えばスクロース、ラクツロース、ラクトース、マルトース、トレハロース、セロビオース、コージビオース、ニゲロース、イソマルトース、イソトレハロース、ネオトレハロース、ソホロース、ラミナリビオース、ゲンチビオース、ツラノース、マルツロース、パラチノース、ゲンチオビウロース、マンノビオース、メリビオース、メリビウロース、ネオラクトース、ガラクトスクロース、シラビオース、ルチノース、ルチヌロース、ビシアノース、キシロビオース、プリメベロース、トレハロサミン、マルチトール、セロビオン酸、ラクトサミン、ラクトースジアミン、ラクトビオン酸、ラクチトール、ヒアロビウロン酸、スクラロースの中から選択して用いることができる。
この場合には、可溶針部17には、水溶性の高分子、二糖、及びたんぱく質が含まれることになる。
本実施形態では、可溶針部17は底面が三角形の三角錐の形状となっている。
各針部15は、基板10から立設するように延びている。各針部15の基板10から離間した側の端部が頂点15aとなり、基板10側の端面が底面15bとなる。
穿刺針部16及び可溶針部17は、針部15の底面15bから延び、錐体である針部15の頂点15aにそれぞれ配置されている。
本実施形態では、針部15の底面15bの全体が基板10に接触している。
具体的には、第一の針状体原版100を形成する原版材料を準備し、微細加工技術を用いて所望するパターン形状を有する第一の針状体原版100を作製する。
原版材料についての制限は特に無く、微細加工に用いる方法に適する材料を選択することができる。原版材料は、加工適性や、材料の入手容易性等から材質を選択することが望ましい。例えば、ステンレス鋼やアルミニウム、チタン等の金属材料、アルミナ、窒化アルミニウム、マシナブルセラミックス等のセラミックス、また、シリコンやガラス等の硬脆性材料、アクリルやポリアセタール等の有機材料が挙げられる。
以上の工程により得られた第一の針状体原版100は、以下に説明する複製のための原版として用いることができる。
転写成形材料は、特に制限されるものではないが、第一の針状体原版100を良好に転写し得る形状追従性、転写成型における転写性、耐久性及び離型性を考慮した材質を選択することができる。
これらの転写成形材料の中でも、成形性、微細形状の追従性、型離れという観点から、シリコーン系ポリマー、ニッケル、ケイ素、炭化ケイ素、タンタル、グラッシーカーボン、石英、シリカがより好ましく、シリコーン系ポリマーが更により好ましく、ポリジメチルシロキサンを含有するシリコーン系ポリマーであることが特に好ましい。
第一の針状体原版100に転写成形材料を充填する。転写成形材料が硬化した後で、第一の針状体原版100から剥離することで第一の凹部106が形成された第一の凹版105を作製することができる。
第二の針状体原版110は、参照基板101と、参照基板101上に設けられた修正針部111とを備えている。
第二の針状体原版110の作製方法については、特に制限は無く、第一の針状体原版作製工程S1で説明したリソグラフィ法等の微細加工技術を用いることができる。
第二の凹版115は第一の凹版105と同様に作製することができる。第二の凹版115を作製することで、同一の複製版(第二の凹版115)から多量の針状体1を製造することができるため、針状体1の生産コストを抑制し、生産性を高めることが可能となる。
針状前駆体120を製造する転写成形材料としては、前述の水に難溶性の樹脂が用いられる。
転写成形材料の充填方法についての制限は無いが、生産性の観点から、インプリント法、ホットエンボス法、射出成形法、押し出し成形法、及びキャスティング法等の公知の樹脂成形法を用いてもよい。
また、ここでは製造方法として、ポリマー成形の例を示したが、本発明の製造方法はこれに限られるものではなく、公知の加工技術を適宜用いた方法でもよい。
転写成形材料として熱可塑性の樹脂を、複製版である第二の凹版115として金属版を用いた場合、両者の線膨張係数の差から転写成形材料の収縮量が第二の凹版115の収縮量よりも大きくなり、第二の凹版115の傾斜部側壁に沿って、転写成形材料が上方へ移動して、第二の凹版115と転写成形材料の界面が分離される。
続いて、転写成形材料を第二の凹版115から完全に剥離して、針状前駆体120を得る。この時、冷却によって転写成形材料が第二の凹版115から離型しているため、転写成形材料、すなわち針状前駆体120を第二の凹版115から容易に取外すことが可能であり、剥離に伴う針状前駆体120の破損を低減できる。
より詳しくは、水溶性の高分子溶液、二糖、送達物であるたんぱく質を水に溶解させて(水溶液にして)、溶液Lを製造する。溶液Lは、第一の凹版105の第一の凹部106内に流入できる程度の流動性を有することが好ましい。溶液Lの溶媒は、水や非極性溶媒等の、針状前駆体120と触れても、針状前駆体120を溶かさない溶媒であることが望ましい。
溶液Lの供給方法は、第一の凹版105の形状及び寸法に応じ適宜公知の方法を選択することができる。例えば、スピンコート法、ディスペンサーを用いる方法、キャスティング法、インクジェット法等を用いることができる。
また、第一の凹版105への溶液Lの供給に際し、第一の凹版105の周囲の環境を減圧下又は真空下にしてもよい。溶液Lが精度よく乾燥されるためには、減圧下で前記溶液を滴下するのが望ましい。溶液Lの充填後に大気開放することで、第一の凹版105及び針状前駆体120と溶液Lとの界面に気泡が入るのを防ぐことができる。
そして、溶液固化工程(ステップS15)において、溶液Lを乾燥して固化させ、固化した溶液Lを可溶針部17とする。なお、第一の凹版105内に針状前駆体120を配置してから、第一の凹版105内に溶液Lを供給してもよい。
溶液Lの固化は、常温での乾燥であっても完結するが、溶液Lを加熱乾燥して製造時間を短縮することが好ましい。本発明にあっては、糖類が成形材料として用いられている場合、溶液Lを乾燥するときに加熱手段を用いたとしても送達物であるたんぱく質の劣化を防ぐことができる。
場合によっては、第一の凹版105と針状前駆体120の基板10との間に隙間を形成しておくことが望ましい。これは、溶液Lが乾燥し固化する際に、溶液Lの溶媒の蒸気(水蒸気)を逃がすためである。
溶液Lが固化して可溶針部17となった後で、第一の凹版105から可溶針部17を脱離する。針部15は錐体の形状になる。
可溶針部17の脱離方法は、例えば固化物を凹版(第一の凹版105)から物理的な力で剥離する方法、化学的な方法で凹版を選択的に溶解する方法等を用いることができる。
以上の工程により、針状体1が製造される。
一方で、皮膚P1中の水分と反応して可溶針部17が溶けていき、可溶針部17中の高分子、二糖、及びたんぱく質が投与される。
穿刺針部16及び可溶針部17は針部15の頂点15aにそれぞれ配置されているため、皮膚P1の表面から奥まで穿刺針部16で確実に穿刺するとともに、可溶針部17でその奥の位置に高分子等が投与される。
一定時間経過したら、皮膚P1から針状体1を取外す。
また、本実施形態の製造方法によれば、第一の凹版105及び第二の凹版115を用いることで、同一形状の針状体1を容易に製造することができる。
第二の針状体原版110の修正針部111は、参照針部102の一部を除去して形成されたものである。これにより、参照針部102の一部を削れば修正針部111が形成されるため、修正針部111の形成が容易になる。
このような製造方法であっても、本実施形態の製造方法と同様の効果を奏することができる。
図10の針状体1Aは、針部20は底面が四角形の四角錐の形状であり、可溶針部22が、四角形である針部20の底面の1つの隅部を含む四角形を底面とする四角錐の形状である。すなわち、可溶針部22の底面は、針部20の底面を形状は変えずに大きさを小さくしたものである。
穿刺針部21の形状は、針部20から可溶針部22を除いた形状である。
図12の針状体1Cでは、針部30は底面が円形の円錐の形状である。穿刺針部31は、中心角が180°よりも大きい扇形である底面を有する錐体である。可溶針部32は、中心角が180°よりも小さい扇形である底面を有する錐体である。
この変形例では、針部35の頂点35aには可溶針部37は配置されず、穿刺針部36のみが配置されている。
この変形例では、針部40の頂点40aには穿刺針部41は配置されず、可溶針部42のみが配置されている。
この変形例では、針部45の頂点45aには可溶針部47は配置されず、穿刺針部46のみが配置されている。
以下では、本発明の実施例を具体的に示してより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
以下では、基板10に貫通孔が形成されない場合の製造方法を説明する。
まず、シリコンウエハーをダイシングソーで研削し、第一の針状体原版100を作製した。得られた第一の針状体原版100をさらにダイシングソーを用いて研削し、第二の針状体原版110を得た。続いて、転写成形材料としてシリコーン樹脂(東レ・ダウコーニング株式会社製、SILPOT184)を調液し、第二の針状体原版110に流し込んで熱硬化の後に剥離することで第二の針状体原版110が転写された第二の凹版115を得た。
続いて加熱した前記第二の凹版115上に樹脂ペレットを滴下し熱圧縮成形することで、針状前駆体120を得た。
後述するように溶液Lを乾燥させると体積が小さくなるため、溶液Lを多めに滴下することが好ましい。
以下では、針状体原版100、110、凹版105、115を用いて、円錐の形状の針部25を備える針状体1Bを変形させた針状体2の製造方法を説明する。図16及び17に示すように、針状体2の基板10には、基板10の厚さ方向に見たときに円形状となるとともに可溶針部27の縁部内に配置された貫通孔11が形成されている。この貫通孔11内には、可溶針部27と同一の材料で形成された可溶部51が設けられている。可溶部51は可溶針部27に連なっている。
続いて加熱した前記第二の凹版115上に樹脂ペレットを滴下し熱圧縮成形することとで針状前駆体120を得た。
次に、前述のシリコーン樹脂を調液し、第一の針状体原版100に流し込んで熱硬化の後に剥離することで、第一の針状体原版100が転写された第一の凹版105を得た。
減圧下で第一の凹版105の第一の凹部106内に針状前駆体120の穿刺針部26を配置すると、針状前駆体120の貫通孔11内に溶液Lが供給される。加熱乾燥機を用いて50℃で終夜静置し、図20に示すように溶液Lを乾燥させる。すると、空間V1内で乾燥した溶液Lが可溶針部27になる。貫通孔11内で乾燥した溶液Lが、可溶針部27に連なる可溶部51となる。溶液Lは、乾燥して可溶針部27や可溶部51になるときに体積が小さくなる。第一の凹版105内に、前述の針状体1Bの構成にさらに可溶部51を備えた針状体2が製造される。
ここで、必要に応じて、針状体2から乾燥した溶液Lの余分な部分を除去する。
針状体2及びこの製造方法では、基板10に貫通孔11が形成されている。このため、基板10における針部25が設けられた面とは反対側の面側から溶液Lを供給して可溶針部27や可溶部51を形成でき、針状体2の製造が容易になる。
図21の針状体2Aは、針状体2の針部25に代えて前述の針部35を備えている。基板10の厚さ方向に見たときに、貫通孔11は可溶針部37の縁部内に配置されている。
針部55を構成する可溶針部57は、基準平面T2よりも頂点55a側に配置された先端部材57aと、穿刺針部56の連通孔56a内に配置された連通部材57bとを有している。
この変形例では、基板10の貫通孔11は軸線C上に形成され、可溶部51は連通部材57bに連なっている。
次に、本発明の第2実施形態について図24から図26を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図24に示すように、本針状体3は、前述の基板10と、錐体の形状に形成され、基板10上に設けられた複数の針部60及び連結可溶部65とを備えている。
貫通孔11は、基板10における隣り合う針部60の間の部分に形成されている。
連結可溶部65は、基板10上における針部60が設けられた側に設けられている。連結可溶部65は、可溶針部17と同一の材料で形成することができる。連結可溶部65は、隣り合う針部60の可溶針部62にそれぞれ連なるとともに、可溶部51に連なっている。
針状前駆体製造工程S9において、前述した工程により、図25に示すように穿刺針部131が基板10上に設けられた針状前駆体130を製造する。この基板10に貫通孔11を形成する。
第一の凹版135の第一の凹部136内に針状前駆体130の穿刺針部131を配置する。このとき、第一の凹版135に形成された段部137に基板10を係止させること等により、第一の凹部136と穿刺針部131との間に隙間V2が形成されるようにする。
溶液Lを加熱、乾燥することで、溶液Lが図24に示す可溶針部62、連結可溶部65及び可溶部51となり、針状体3が製造される。
さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
実施形態では、基板10に複数の針部が設けられているとした。しかし、基板10に設けられる針部の数に制限はなく、1つでもよい。
針状体の使用現場においては、単純な押圧操作により速やかに痛みも無く経皮に薬剤を投与可能なので、臨床医療現場での利用可能性は極めて大きい。また、医療のみならず、微細な針状体を必要とする様々な分野に利用可能である。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス、光学部材、創薬、化粧品、美容用途等に用いる微細な針状体の製造方法としても有用である。
10 基板
15a、35a、40a、45a 頂点
11 貫通孔
15、15A、20、25、30、35、40、45、55、60 針部
16、16A、21、26、31、36、41、46、56、61、131 穿刺針部
17、17A、22、27、32、37、42、47、57、62 可溶針部
51 可溶部
100 第一の針状体原版
101 参照基板
102 参照針部
105、135 第一の凹版
106、136 第一の凹部
110 第二の針状体原版
111 修正針部
115 第二の凹版
116 第二の凹部
120、130 針状前駆体
Claims (3)
- 参照基板上に錐体の形状に形成された参照針部が設けられた第一の針状体原版を作製し、
前記第一の針状体原版から、前記参照針部の形状に凹んだ第一の凹部が形成された第一の凹版を作製し、
前記第一の針状体原版の前記参照針部の一部を除去した形状である修正針部を有する第二の針状体原版を作製し、
前記第二の針状体原版から、前記修正針部の形状に凹んだ第二の凹部が形成された第二の凹版を作製し、
前記第二の凹版から、前記第二の凹部の形状に突出した穿刺針部が基板上に設けられた針状前駆体を、水に難溶性の樹脂を用いて製造し、
前記第一の凹版の前記第一の凹部内に、少なくとも水溶性の高分子溶液を供給し、
前記第一の凹版の前記第一の凹部内に前記針状前駆体の前記穿刺針部を配置し、
前記高分子溶液を乾燥させ、乾燥した前記高分子溶液の少なくとも一部を可溶針部とすることを特徴とする針状体の製造方法。 - 前記第二の針状体原版の前記修正針部は、前記参照針部の一部を除去して形成されたことを特徴とする請求項1に記載の針状体の製造方法。
- 前記針状前駆体を製造した後で、前記針状前駆体の前記基板に貫通孔を形成し、
前記第一の凹版の前記第一の凹部内に前記針状前駆体の前記穿刺針部を配置して、前記貫通孔内に前記高分子溶液を供給し、
前記高分子溶液を乾燥させたときに、前記貫通孔内で乾燥した前記高分子溶液が、前記可溶針部に連なる可溶部となることを特徴とする請求項1又は2に記載の針状体の製造方法。
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