JP6431293B2 - 受信システム - Google Patents

受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6431293B2
JP6431293B2 JP2014122766A JP2014122766A JP6431293B2 JP 6431293 B2 JP6431293 B2 JP 6431293B2 JP 2014122766 A JP2014122766 A JP 2014122766A JP 2014122766 A JP2014122766 A JP 2014122766A JP 6431293 B2 JP6431293 B2 JP 6431293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
band
frequency
unit
receiving system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014122766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016005037A (ja
Inventor
慎悟 朝倉
慎悟 朝倉
拓也 蔀
拓也 蔀
進 齋藤
進 齋藤
知弘 斉藤
知弘 斉藤
澁谷 一彦
一彦 澁谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2014122766A priority Critical patent/JP6431293B2/ja
Publication of JP2016005037A publication Critical patent/JP2016005037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6431293B2 publication Critical patent/JP6431293B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、所定の帯域内で複数の信号波を用いて伝送される信号の受信技術に関し、特に、複数種の偏波を複数の信号波として用いる偏波MIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送方式や同一偏波で複数の信号波を用いる空間MIMO伝送方式等の、MIMO伝送方式の受信波を伝送する受信システムに関する。
日本の地上デジタルテレビジョン放送方式であるISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial)は、固定受信向けにハイビジョン放送(もしくは複数チャンネルの標準画質放送)を実現している。次世代の地上デジタルテレビジョン放送方式では、従来のハイビジョンに変わり3次元ハイビジョン放送や、このハイビジョンの16倍の解像度を持つスーパーハイビジョン等のような更に情報量の多いサービスを提供することが求められている。このため、1チャンネル当たりの伝送容量を2倍にするために、水平・垂直の両偏波を用いた偏波MIMO伝送方式の信号伝送が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
MIMO伝送方式の信号を受信する場合、受信アンテナを有する屋外機から屋内機(受信機)までの配線には一般的に2本以上のケーブルを必要とする。
一方、MIMO伝送方式とは異なるが、複数の受信アンテナ(例えば、2本の受信アンテナ)にてUHF帯の地上デジタルテレビジョン放送信号を受信し、一方の受信信号をSHB(スーパーハイバンド)帯等の空きチャンネル等の未使用帯域へ周波数変換し、他方の受信信号と周波数変換した受信信号とを周波数多重し、この多重信号を1本のケーブルで受信機まで伝送するよう構成したダイバシティ受信システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4719229号明細書
日本放送協会、"地上波によるスーパーハイビジョンの伝送実験に成功!"、報道資料、[online]、平成24年5月15日、ARIB、[平成26年6月6日検索]、インターネット〈URL:http://www3.nhk.or.jp/pr/marukaji/pdf_ver/327.pdf〉
前述したように、一般的には、MIMO伝送方式の信号を受信する受信システムを構成する場合、受信アンテナを有する屋外機から屋内機(受信機)までの配線に2本以上のケーブルを必要とする。しかしながら、通常、既存の地上デジタルテレビジョン放送方式用の配線は1本であり、ケーブルの増設は好ましくない。
そこで、MIMO伝送方式を、特許文献1の技法に適用することにより、既存のデジタル放送用の配線である1本のケーブルをそのまま利用した伝送を実現することが想定される。つまり、例えば送信アンテナ数を2本及び受信アンテナ数を2本とした2x2MIMO伝送方式の受信システムとして、2つの受信信号のうち一方の受信信号(例えば、垂直偏波の受信信号)を未使用帯域(例えば、SHB帯)へ周波数変換し、この周波数変換した受信信号と他方の受信信号(例えば、水平偏波の受信信号)とを周波数多重することが想定される。
しかしながら、特許文献1の技法に従うと、未使用帯域としてSHB帯を利用する際には、このSHB帯(現在の帯域割当として、222〜468MHz)のほぼ全てを使って地上デジタルテレビジョン放送信号の全てのチャンネルを含むUHF帯(現在の帯域割当として、470〜710MHz)の全帯域をブロックコンバート(周波数変換)可能に構成することが必要となり、実質的にSHB帯に空きを残すことができなくなる。これは、SHB帯の他の利用の妨げとなり、好ましくない。
また、次世代の地上デジタルテレビジョン放送方式では、現在比較的空いているUHF帯の上部(566〜710MHz)に使用帯域が集中する可能性が高いことも鑑みて、MIMO伝送方式を利用するには、高精度で、周波数利用効率の高くなるブロックコンバート(周波数変換)が求められる。
また、ブロックコンバート(周波数変換)にはチャンネルごとにその変換量を示すローカル信号が必要となるが、他の信号との干渉を避けるため、このローカル信号の周波数についても、未使用帯域内に収まるように工夫することが望まれる。
また、受信アンテナを有する屋外機と屋内機とを1本のケーブルで接続するには、ブロックコンバート(周波数変換)の機能を屋外機と屋内機の双方に設けることになるが、ローカル信号も屋外機と屋内機の双方に供給することが必要となり、ローカル信号を生成する機能部について、屋外機の小型化、及びメンテナンス性を高める態様で構成することが望まれる。
本発明の目的は、上述の問題を鑑みて、デジタル放送用に割り当てられた所定の帯域内で複数の信号波(例えば、偏波MIMO伝送方式であれば、垂直偏波と水平偏波の2つの信号波)を用いて伝送される信号を受信する受信システムを提供することにある。
本発明による受信システムは、デジタル放送用に割り当てられた所定の帯域(例えば、UHF帯)内で複数の信号波(例えば、偏波MIMO伝送方式であれば、垂直偏波と水平偏波の2つの信号波)を用いて伝送される信号を受信するように構成される。
特に、本発明による受信システムは、当該所定の帯域(例えば、UHF帯)の一部を第1の帯域(例えば、UHF帯の上部)とし、この第1の帯域を第2の帯域(例えば、SHB帯)内の固定帯域へと周波数変換する対象帯域とし、受信アンテナ(例えば、偏波共用アンテナ)を有する屋外機と、この屋外機に接続される屋内機とを備える。これにより、周波数変換に利用する未使用帯域としてSHB帯を利用する際には、SHB帯に空きを残すことが可能となり、SHB帯における未使用帯域を確保することができる。
屋外機は、第1の帯域(例えば、UHF帯の上部)内の複数の信号波のうち第1の信号波(例えば、水平偏波)以外の信号波(例えば、垂直偏波)の受信信号を第2の帯域内の固定帯域へと周波数変換を行ない、当該第1の信号波の受信信号と周波数多重することにより合成して多重信号を生成し、1本のケーブルを介して屋内機に出力する。屋内機は、多重信号を分離し、当該周波数変換された信号波(例えば、垂直偏波)の受信信号については逆周波数変換を行い、当該複数の信号波の受信信号を復元する。これにより、1本のケーブルで伝送可能となり、例えば既存のデジタル放送用の配線をそのまま利用できる。尚、例えば送信アンテナ数を4本及び受信アンテナ数を2本とした4x2MIMO伝送方式など、第1の信号波以外の信号波は、1つとは限らず、複数とすることができる。
好適には、当該周波数変換の対象帯域である第1の帯域(例えば、UHF帯の上部)を予め定められた複数種類に区切り、区切られた分割帯域(例えば、実施形態の説明で後述する帯域A,B,C)ごとに選択的に周波数変換を行うとともに、帯域A,B,Cのそれぞれの周波数変換後の帯域が第2の帯域(例えば、SHB帯)内の一部の固定帯域となるように構成される。これにより、例えば水平・垂直の両偏波を用いた偏波MIMO伝送方式を利用する際に、高精度で、周波数利用効率もより高くなる。
また、この分割帯域に対応するローカル信号の各周波数は、第2の帯域(例えば、SHB帯)内となるよう定められ、好適には、それぞれ整数比で表される比率となるよう定められる。これにより、ローカル信号を生成する機能部として、例えばPLL(位相同期回路)で構成する場合、安価、且つ高精度とすることが可能となる。
そして、屋外機と屋内機の双方に供給するローカル信号は、屋内機側で生成されるよう構成されている。これにより、屋外機の小型化、及び受信システムの高メンテナンス性を実現することができる。
即ち、本発明による受信システムは、デジタル放送用に割り当てられた所定の帯域内で複数の信号波を用いて伝送される信号を受信する受信システムであって、当該所定の帯域の一部を第1の帯域とし、前記第1の帯域内の当該複数の信号波のうち第1の信号波以外の信号波の受信信号を第2の帯域内の固定帯域へと周波数変換を行うにあたり、該周波数変換対象の信号波のチャンネル数より少ない種類数で、前記第1の帯域について予め区切られた複数種類の分割帯域を前記第2の帯域内の固定帯域へと周波数変換を行う第1の周波数変換部、及び、当該第1の信号波の受信信号と周波数多重することにより合成して多重信号を生成する合成部を有する屋外機と、前記屋外機と1本のケーブルで接続され、前記多重信号を分離し、前記周波数変換された信号波の受信信号について周波数変換の逆変換を行う第2の周波数変換部、及び、当該複数の信号波の受信信号を復元し信号処理する受信処理部を有する屋内機と、を備え、前記複数種類の分割帯域単位で対応付けられたローカル信号の周波数の各々が、それぞれ整数比で表される比率となるよう定められていることを特徴とする。
また、本発明による受信システムにおいて、前記複数種類の分割帯域単位で対応付けられたローカル信号の周波数が、前記第2の帯域内となるよう定められている。
また、本発明による受信システムにおいて、前記屋内機は、前記ローカル信号を生成するローカル信号生成部を備え、該ローカル信号生成部は、前記ローカル信号を前記第2の周波数変換部に供給するとともに、前記1本のケーブルを介して前記第1の周波数変換部に供給するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による受信システムにおいて、前記所定の帯域はUHF帯とし、前記第1の帯域は該UHF帯の一部とし、前記第2の帯域はSHB帯となるよう定められていることを特徴とする。
また、本発明による受信システムにおいて、前記複数の信号波は、MIMO伝送方式に基づく信号波であることを特徴とする。
本発明によれば、1本のケーブルで伝送可能となり、例えば既存のデジタル放送用の配線をそのまま利用できる。そして、第1の帯域(例えば、UHF帯の上部)の周波数変換後の第2の帯域(例えば、SHB帯)に空きを残すことが可能となり、第2の帯域(例えば、SHB帯)における未使用帯域を確保することができる。
また、例えば垂直・水平の両偏波を用いた偏波MIMO伝送方式を利用する際に、高精度で、周波数利用効率も高くなる。
また、ローカル信号を生成する機能部として、例えばPLL(位相同期回路)の構成を安価、且つ高精度とすることが可能となる。そして、ローカル信号を屋内機側で生成するよう構成すれば、屋外機の小型化、及び受信システムの高メンテナンス性を実現することができる。受信システム全体として、ハードウェアの負荷が軽くなるため、小型化、低価格化が実現可能となる。
本発明による一実施形態の受信システムを備える送受信システムの全体構成を示す概略図である。 本発明による一実施形態の受信システムに信号伝送する送信装置の概略を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信システムにおける屋外機の概略を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信システムにおける屋内機内の受信制御部の概略を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信システムにおける屋内機内の受信処理部の概略を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明による一実施形態の受信システムに係る周波数配置例を示す図である。 本発明による一実施形態の受信システムに係る分割帯域とローカル信号の周波数を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の受信システム1を説明する。以下に説明する一実施形態の受信システム1は、複数種の偏波を複数の信号波として用いる偏波MIMO伝送方式や、同一偏波で複数の信号波を用いる空間MIMO伝送方式に適用可能であり、代表して偏波MIMO伝送方式を例に説明する。
〔送受信システム〕
まず、図1を参照して、本実施形態の受信システム1を備える送受信システムについて説明する。図1は、本発明による一実施形態の受信システム1を備える送受信システムの全体構成を示す概略図である。この送受信システムは、垂直・水平の両偏波による偏波MIMO伝送方式を実現するように構成されており、本実施形態の受信システム1と、送信装置2とを備える。受信システム1は、屋外機11と、屋内機12とを備え、屋外機11と屋内機12は、1本のケーブル13(例えば、既存のデジタル放送用の配線)で接続されている。また、屋内機12は、受信制御部120及び受信処理部130を備える。以下の説明では、送信装置2は、例えばUHF帯の垂直偏波及び水平偏波の2種類の偏波をそれぞれ送信アンテナの送信部Tx1,Tx2から送信し、受信システム1が、UHF帯の垂直偏波及び水平偏波の2種類の偏波をそれぞれ受信アンテナの受信部Rx1,Rx2を介して受信するものとして説明する。このような送信アンテナや受信アンテナは、例えば非特許文献1に示されるような偏波共用アンテナとするなど、偏波MIMO伝送方式として利用可能な任意のものを利用することができる。
(送信装置)
図2は、本発明による一実施形態の受信システム1に信号伝送する送信装置2の概略を示すブロック図である。送信装置2は、誤り訂正符号化部21及びMIMO-OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)変調部22を備える。尚、図2において、本発明に関連する機能部のみを示しており、本発明に関連しない機能部は省略している。
誤り訂正符号化部21は、送信対象のデータを入力し、所定の符号を用いて誤り訂正符号化を行う。
MIMO−OFDM変調部22は、誤り訂正符号化部21により誤り訂正符号化されたデータを入力し、所定のキャリア変調方式によりキャリア変調を行う等、MIMO−OFDM変調を行い、変調信号を分割して垂直偏波のOFDM信号及び水平偏波のOFDM信号を生成し、それぞれ送信部Tx1,Tx2から送信する。
尚、送信装置2は、垂直偏波及び水平偏波の各OFDM信号に対し、それぞれ局情報や偏波識別フラグを含む制御信号(例えばTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration and Control)信号)を付加して送信する。ここで、局情報は、送信対象のデータの送信元を示す放送局を識別するための情報であり、偏波識別フラグは、偏波の種類を識別するための情報である。この制御信号により、受信システム1は、垂直偏波及び水平偏波の信号を識別可能となる。
(受信システムの構成)
前述したように、受信システム1は、屋外機11と、屋内機12とを備え、屋外機11と屋内機12は、1本のケーブル13(例えば、既存のデジタル放送用の配線)で接続されている。図3は、本発明による一実施形態の受信システム1における屋外機11の概略を示すブロック図である。屋外機11は、偏波共用アンテナ等の受信アンテナ11aの直下に設けられ、電源部111と、増幅器112,116と、周波数変換部として機能するブロックコンバータ113と、バンドパスフィルタ(BPF)114と、合成部115と、バンドパスフィルタ(BPF)117とを備える。
電源部111は、ケーブル13を介して屋内機12から交流信号で電源供給を受け、直流源に変換し、増幅器112,116等に電源供給する。
増幅器112は、受信アンテナ11aにより受信したUHF帯の垂直偏波の信号を、受信部Rx1を介して入力し、所定の利得値で増幅してブロックコンバータ113に出力する。増幅器116は、受信アンテナ11aにより受信したUHF帯の水平偏波の信号を、受信部Rx2を介して入力し、所定の利得値で増幅して合成部115に出力する。
ブロックコンバータ113は、バンドパスフィルタ(BPF)117を経て得られるローカル信号を基に、UHF帯の垂直偏波の信号をSHB帯の信号へと周波数変換し、バンドパスフィルタ(BPF)114に出力する。尚、詳細に後述するが、周波数変換の移行先は、SHB帯内の一部の固定帯域であり、ローカル信号は、屋内機11から供給される当該周波数変換の変換量を示す信号であり、ユーザによって指定されたチャンネルの帯域に対応している。
バンドパスフィルタ(BPF)114は、SHB帯の信号へと周波数変換された垂直偏波の信号をSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ等によるバンドパスフィルタ処理により抽出し、合成部115に出力する。尚、周波数変換の移行先はSHB帯内の一部の固定帯域であることから、バンドパスフィルタ(BPF)114を固定のフィルタ処理とすることができ、可変タイプよりも精度を向上させることが容易で、小型化も可能となる。
合成部115は、増幅器116から得られる水平偏波の信号と、バンドパスフィルタ(BPF)114から得られる周波数変換された垂直偏波の信号とを周波数多重することにより合成して多重信号を生成し、ケーブル13を介して屋内機12へと出力する。
バンドパスフィルタ(BPF)117は、ケーブル13を介して得られる屋内機12からのローカル信号をバンドパスフィルタ処理により抽出し、ブロックコンバータ113へと出力する。
図4は、本発明による一実施形態の受信システム1における屋内機11内の受信制御部120の概略を示すブロック図である。屋内機11は、屋内に設けられ、その受信制御部120は、電源重畳部121と、周波数変換部として機能するブロックコンバータ122と、UHF帯用のBPF123,126と、増幅器124,127と、ローカル信号生成部125とを備える。
電源重畳部121は、ケーブル13を介して交流信号で屋外機11の電源部111に電源供給する。
ブロックコンバータ122は、ケーブル13を介して、屋外機11の合成部115によって生成される多重信号を入力するとともに、ローカル信号生成部125からローカル信号を入力し、ローカル信号を基に、この多重信号からSHB帯の信号へと周波数変換された垂直偏波の信号を分離して、SHB帯の垂直偏波の信号をUHF帯の信号へと周波数変換し、UHF帯用のBPF123に出力する。
UHF帯用のBPF123は、UHF帯の信号へと周波数変換された垂直偏波の信号をバンドパスフィルタ処理により抽出し、増幅器124に出力する。UHF帯用のBPF126は、ケーブル13を介して、屋外機11の合成部115によって生成される多重信号を入力し、この多重信号からUHF帯の水平偏波の信号をバンドパスフィルタ処理により分離して抽出し、増幅器127に出力する。
増幅器124は、UHF帯用のBPF123を介して得られる垂直偏波の信号を、所定の利得値で増幅して受信部Rx1の受信信号として受信処理部130に出力する。増幅器127は、UHF帯用のBPF126を介して得られる水平偏波の信号を、所定の利得値で増幅して受信部Rx2の受信信号として受信処理部130に出力する。
ローカル信号生成部125は、受信処理部130から帯域(チャンネル)選択信号を受信し、この帯域(チャンネル)選択信号によって選択的に指定される帯域(後述する分割帯域A,B,C)に対応するローカル信号を生成し、ブロックコンバータ122に出力するとともに、ケーブル13を介して、屋外機11側に出力する。このように、ローカル信号を屋内機12側で生成するよう構成しているため、屋外機11の小型化、及び受信システム1の高メンテナンス性を実現することができる。
図5は、本発明による一実施形態の受信システム1における屋内機11内の受信処理部130の概略を示すブロック図である。尚、図5において、本発明に関連する機能部のみを示しており、本発明に関連しない機能部は省略している。受信処理部130は、受信制御部120を経て得られる受信部Rx1,Rx2の各垂直・水平の両偏波の受信信号を処理する機能部であり、チャンネル選択信号生成部131と、MIMO−OFDM復調部132と、誤り訂正復号部133とを備える。
チャンネル選択信号生成部131は、図示しない表示装置からユーザによって選択的に指定されるチャンネルの情報を受け付け、このチャンネルに該当する分割帯域A,B,C(詳細は後述する)のいずれかを示す帯域(チャンネル)選択信号を生成して、受信制御部120に出力する。尚、チャンネルスキャン部(図示せず)を屋内機11内(例えば、受信処理部130)に設け、このチャンネルスキャン部により、表示装置から分割帯域A,B,Cの帯域の識別指示を受け付け、分割帯域A,B,Cのチャンネルスキャンを実行し、このチャンネルスキャン後の分割帯域A,B,Cの帯域をチャンネル選択信号生成部131に設定する構成としてもよい。
MIMO−OFDM復調部132は、受信制御部120を経て得られる受信部Rx1,Rx2の垂直・水平の両偏波の受信信号を入力し、当該指定されるチャンネルの当該制御信号(前述した例ではTMCC信号)から局情報及び偏波識別フラグを読み出し、垂直偏波及び水平偏波の信号を識別して、送信装置2のMIMO−OFDM変調部22の逆処理となるMIMO−OFDM復調処理を施して結合し、誤り訂正復号部133に出力する。
誤り訂正復号部133は、MIMO−OFDM復調処理を施して結合した受信信号を入力し、送信装置2の誤り訂正符号化部21の逆処理となる復号処理を施してデータを復元し、表示装置に出力する。尚、片偏波の信号に周波数変換を行った際に誤差が生じたとしても、誤り訂正復号部133は、結合した受信信号について送信装置2の誤り訂正符号化部21の逆処理となる復号処理を施すこととなるため、その誤差を無視できる程度に抑制することができる。
このように構成された受信システム1は、偏波共用アンテナ等の直下に設置される屋外機11から1本のケーブル13で接続される屋内機12により、複数種の偏波の信号を受信して処理することができる。
(受信システムの動作)
次に、図6を参照して、受信システム1の動作について詳細に説明する。まず、受信処理部130は、チャンネル選択信号生成部131により、表示装置からユーザによって選択的に指定されるチャンネルの情報を受け付け(ステップS1)、このチャンネルに該当する分割帯域A,B,Cのいずれかを示す帯域(チャンネル)選択信号を生成し、受信制御部120に出力する(ステップS2)。
図7は、本発明による一実施形態の受信システム1に係る周波数配置例を示す図である。また、図8は、本発明による一実施形態の受信システム1に係る分割帯域とローカル信号の周波数を示す図である。ブロックコンバート(周波数変換)の対象帯域は、UHF帯の一部の帯域(UHF帯の上部)とし、好適には、この対象帯域を更に複数に分けた分割帯域A,B,Cとして選択制とする。更に、分割帯域A,B,Cのそれぞれの周波数変換後の移行先は、SHB帯内の一部の固定帯域とし、ローカル信号を帯域に合わせて変えることでSHB帯では固定のバンドパスフィルタを使うことができ、装置コストを抑えるとともに周波数利用効率を高めることができる。したがって、受信システム1全体としても、ハードウェアの負荷が軽くなるため、小型化、低価格化が実現可能となる。尚、この周波数変換後の移行先となるSHB帯内の一部の固定帯域は、利用する宅内において、ケーブルテレビ等でも使用されていない未使用の周波数領域を想定しており、仮に使用中であることを想定して、複数の候補を選択可能にしておき、外部から設定可能とするか、又はチャンネルスキャンによりSHB帯内の空き領域を検知して設定するように構成することもできる。
そして、ローカル信号と、周波数変換された片偏波の信号のそれぞれがSHB帯内に収まるように定めることで周波数利用効率を高め、周波数変換後のSHB帯に空きを残すことが可能となり、SHB帯における未使用帯域を確保することができる。SHB帯は放送波としては使用されていないため、万が一、外部に漏えいしたとしても与える影響は小さいことから、周波数変換先の帯域として好適である。
また、分割帯域A,B,Cの各ローカル信号の周波数に関して、例えば、図7及び図8に示すように、UHF帯の周波数変換の対象帯域である帯域A,B,Cの各中心周波数fcの帯域が、SHB帯での使用帯域の固定の中心周波数fc’ の帯域に変換され、帯域A,B,Cの各ローカル信号の周波数(fc−fc’)は、最大公約数を示す比較周波数18MHzで、比率として15/13,17/13で表される。
つまり、帯域Aのローカル信号の周波数fa*13=帯域Bのローカル信号の周波数fb*15が成り立ち、帯域Aのローカル信号の周波数fa*13=帯域Cのローカル信号の周波数fc*17が成り立つように構成している。このような整数比で表されるローカル信号の周波数では、最大公約数を示す比較周波数もより大きくなり(本例では18MHz)、各ローカル信号の周波数の相対誤差をより小さくすることが可能となる。そして、整数比の周波数で表されるローカル信号の生成は、PLLの構成も簡素化することができ、安価、且つ高精度とすることが可能となり、部品点数削減による小型化及びその動作の信頼性を高めることができる。
続いて、図6を参照するに、受信制御部120は、ローカル信号生成部125により、受信処理部130から帯域(チャンネル)選択信号を受信し、この帯域(チャンネル)選択信号によって選択的に指定される帯域(後述する分割帯域A,B,C)に対応するローカル信号を生成し、ブロックコンバータ122に出力するとともに、ケーブル13を介して、屋外機11側に出力する(ステップS3)。
屋外機11は、ブロックコンバータ113により、バンドパスフィルタ(BPF)117を経て得られるローカル信号を基に、増幅器112から得られる、UHF帯の指定された分割帯域(帯域A,B,Cのいずれか)の垂直偏波の信号をSHB帯の信号へと周波数変換する(ステップS4)。
続いて、屋外機11は、合成部115により、バンドパスフィルタ(BPF)114を経て得られる周波数変換後の垂直偏波の信号と、増幅器116から得られる水平偏波の信号と周波数多重することにより合成して多重信号を生成し、ケーブル13を介して、屋内機12側に出力する(ステップS5)。
受信制御部120は、ブロックコンバータ122により、屋外機11の合成部115によって生成される多重信号を入力し、この多重信号からSHB帯の信号へと周波数変換された垂直偏波の信号を分離して(ステップS6)、ローカル信号を基に、SHB帯の垂直偏波の信号をUHF帯の信号へと逆周波数変換する(ステップS7)。
続いて、受信制御部120は、逆周波数変換後の垂直偏波の信号、及び、水平偏波の信号を、それぞれのUHF帯用のBPF123,126と増幅器124,127を経て、受信処理部130に出力する(ステップS8)。
続いて、受信処理部130は、垂直偏波の信号、及び、水平偏波の信号に対して、送信装置2側の変調・符号化処理に対応する復調・復号処理を施し、表示装置へ出力する(ステップS9)。
以上のように、屋外機11は、偏波共用アンテナ等の直下に設置し、各偏波の受信信号をそれぞれ入力し、片偏波側のみブロックコンバート(周波数変換)を行う。この際、屋内機12より送られてくるローカル信号を元に周波数変換を行う。この後、2つ偏波の信号は合成され、1本のケーブル13を介して多重信号として屋内機12に送られる。屋内機12では、多重された2つの偏波の信号をそれぞれ帯域ごとに分離し、周波数変換された信号は、水平・垂直の各偏波に共通のローカル信号で元の帯域に再ブロックコンバートされる。したがって、UHF帯の全帯域を周波数変換する技法と比較して、帯域A、B、Cの3種類を選択可能に周波数変換するよう構成しているため、周波数利用効率が高まるようになる。
本発明は、上述の実施形態の例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。例えば、垂直偏波を周波数変換の対象とする例を説明したが、水平偏波を周波数変換の対象とすることができる。また、水平偏波や垂直偏波を利用する態様とする以外に、右斜め45°の偏波及び左斜め45°の偏波を利用する態様や、右旋偏波及び左旋偏波を利用する態様とすることもできる。さらに、偏波ではなく空間分離によって構成されるMIMO伝送に対しても同様に対象とすることができる。即ち、N個の送信アテナから送信される複数の信号波をM個の受信アンテナで受信するNxMのMIMO伝送方式に、本発明を適用することができ、このようなNxMのMIMO伝送方式は、空間MIMO伝送方式や偏波MIMO伝送方式が含まれる。また、特許文献1に記載されるようなダイバシティ合成を目的とした用途にも適用可能である。
また、上述の実施形態の説明では、2種類の偏波による2つの信号波について受信し、2つの受信信号として制御する例を説明したが、3以上の信号波としてもよいし、3以上の受信信号として制御するよう応用して構成することもできる。ただし、この場合、各受信信号について分離可能な帯域に周波数変換するよう構成する。
また、周波数変換の対象領域をUHF帯の上部とし、3つの分割帯域A,B,Cを定める例を説明したが、本発明の作用・効果を生じる範囲において、周波数変換の対象帯域を他の領域としてもよいし、分割帯域を1以上の帯域とすることができる。
本発明によれば、複数種の偏波を用いて伝送される信号を受信する屋外機と、屋外機を制御する屋内機とを1本のケーブルで接続するのみで構成し、特に、周波数利用効率を高めることができるので、デジタル放送用に割り当てられた所定の帯域内で複数の信号波を用いて伝送される信号を受信する用途に有用である。
1 受信システム
2 送信装置
11 屋外機
12 屋内機
13 1本のケーブル
21 誤り訂正符号化部
22 MIMO−OFDM変調部
111 電源部
112 増幅器
113 ブロックコンバータ(周波数変換部)
114 バンドパスフィルタ(BPF)
115 合成部
116 増幅器
117 バンドパスフィルタ(BPF)
120 受信制御部
121 電源重畳部
122 ブロックコンバータ(周波数変換部)
123 UHF帯のバンドパスフィルタ(BPF)
124 増幅器
125 ローカル信号生成部
126 UHF帯のバンドパスフィルタ(BPF)
127 増幅器
130 受信処理部
131 チャンネル選択信号生成部
132 MIMO−OFDM復調部
133 誤り訂正復号部

Claims (5)

  1. デジタル放送用に割り当てられた所定の帯域内で複数の信号波を用いて伝送される信号を受信する受信システムであって、
    当該所定の帯域の一部を第1の帯域とし、前記第1の帯域内の当該複数の信号波のうち第1の信号波以外の信号波の受信信号を第2の帯域内の固定帯域へと周波数変換を行うにあたり、該周波数変換対象の信号波のチャンネル数より少ない種類数で、前記第1の帯域について予め区切られた複数種類の分割帯域を前記第2の帯域内の固定帯域へと周波数変換を行う第1の周波数変換部、及び、当該第1の信号波の受信信号と周波数多重することにより合成して多重信号を生成する合成部を有する屋外機と、
    前記屋外機と1本のケーブルで接続され、前記多重信号を分離し、前記周波数変換された信号波の受信信号について周波数変換の逆変換を行う第2の周波数変換部、及び、当該複数の信号波の受信信号を復元し信号処理する受信処理部を有する屋内機と、を備え
    前記複数種類の分割帯域単位で対応付けられたローカル信号の周波数の各々が、それぞれ整数比で表される比率となるよう定められていることを特徴とする受信システム。
  2. 前記複数種類の分割帯域単位で対応付けられたローカル信号の周波数が、前記第2の帯域内となるよう定められていることを特徴とする、請求項に記載の受信システム。
  3. 前記屋内機は、前記ローカル信号を生成するローカル信号生成部を備え、該ローカル信号生成部は、前記ローカル信号を前記第2の周波数変換部に供給するとともに、前記1本のケーブルを介して前記第1の周波数変換部に供給するよう構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の受信システム。
  4. 前記所定の帯域はUHF帯とし、前記第1の帯域は該UHF帯の一部とし、前記第2の帯域はSHB帯となるよう定められていることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の受信システム。
  5. 前記複数の信号波は、MIMO伝送方式に基づく信号波であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の受信システム。
JP2014122766A 2014-06-13 2014-06-13 受信システム Expired - Fee Related JP6431293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122766A JP6431293B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122766A JP6431293B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 受信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016005037A JP2016005037A (ja) 2016-01-12
JP6431293B2 true JP6431293B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=55224055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014122766A Expired - Fee Related JP6431293B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6431293B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7133300B2 (ja) * 2017-10-04 2022-09-08 株式会社タムラ製作所 ダイバーシティ型マイクロフォンの受信システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1188795A (ja) * 1997-09-05 1999-03-30 Toshiba Video Prod Japan Kk 衛星放送用チューナの自動周波数同調装置
JP2003274296A (ja) * 2002-03-12 2003-09-26 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 放送受信設備及びダイバシティ受信装置
JP2008060913A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Yagi Antenna Co Ltd ダイバーシチ受信装置
JP4719229B2 (ja) * 2008-01-22 2011-07-06 日本放送協会 ダイバシティ受信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016005037A (ja) 2016-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102811086A (zh) 中继器、广播发送系统和用于中继广播信号的方法
KR20080081391A (ko) 다중 입출력 무선통신 시스템에서 역호환성을 갖는 공간다중화 장치 및 방법
JP6271954B2 (ja) Mimo受信システム、mimo受信装置、mimo送信装置及びmimo送受信システム
JP5788269B2 (ja) データ送信装置およびデータ受信装置
JP6216511B2 (ja) 受信装置、半導体装置及び受信方法
JP6431293B2 (ja) 受信システム
JP5286091B2 (ja) 空間多重伝送用送信アダプタおよび空間多重伝送用受信アダプタ
JP5133831B2 (ja) 無線通信システム、送信システム、無線端末および無線通信方法
JP6257191B2 (ja) 受信装置及び受信システム
JP6705304B2 (ja) 送信装置、受信装置、放送信号処理方法、及び放送受信機
US20110075034A1 (en) Method and apparatus to support multi-channel reception
JP6025192B2 (ja) 無線lan通信装置、無線lan通信装置制御プログラム、及び無線lan通信装置制御方法
JP2008160544A (ja) 受信装置
JP5977869B2 (ja) データ送信装置およびデータ受信装置
KR100561472B1 (ko) 다중 신호를 포괄하여 송수신하는 장치 및 방법
KR101400926B1 (ko) 신호 송신 장치 및 방법
JP5772724B2 (ja) 受信装置および受信方法、並びにプログラム
CN112335255B (zh) 接收装置及接收方法
KR20160077598A (ko) Uhdtv 방송신호 수신 장치 및 그 방법
JP2008283297A (ja) 中継装置及び、部分受信用信号抽出・連結方法
JP2015019252A (ja) 信号伝送システム
JP4665685B2 (ja) 2筐体分離型fpu受信装置、高周波部映像出力方法及びプログラム
JP5628237B2 (ja) 可搬型無線通信システムの無線受信装置および干渉抑圧方法
CN117896224A (zh) 微波传输系统、方法及存储介质
JP2023040992A (ja) 送信装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6431293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees