JP2023040992A - 送信装置およびプログラム - Google Patents

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明彦 佐藤
Akihiko Sato
慎悟 朝倉
Shingo Asakura
浩平 神原
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Abstract

Figure 2023040992000001
【課題】調整帯域を含めた系統分離を可能とする。
【解決手段】変調装置20は、複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、複数の物理chのうちの一の物理chに対応する系統に割り振り、他の階層のデータ信号を、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振る系統分離部220と、割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理chを構成するセグメントおよび調整帯域に割り当てて送出するOFDMフレーム構成部216,217とを備え、系統分離部220は、出力されたセグメント構成データを、複数の物理chそれぞれにおいて他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り当てるセグメント構成データ分離部223と、出力された調整帯域データを、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り当てる調整帯域データ224と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、送信装置およびプログラムに関する。
地上放送高度化方式(以下、「高度化方式」という。)のオプション機能であるチャネルボンディング(Channel Bonding)伝送(以下、「CB」伝送という。)の開発が進められている。CB伝送とは、N個(N≧2を満たす整数)の物理チャネル(物理ch)を組み合わせた伝送により、伝送容量を拡大する機能である。CB伝送には、データストリームを誤り訂正符号化の前段のトランスポート層で分割するPlainモードと、誤り訂正符号化の後段の物理層で分割するMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output) likeモードという2つのモードがある。以下では、CB伝送を構成する複数の物理chのうち、一の物理chをプライマリchと称し、残りの物理chをセカンダリchと称する。先行事例としては、米国の次世代地上放送方式であるATSC(Advanced Television Systems Committee)3.0において、オプション機能として2チャンネルを組み合わせたCB伝送が規定されている(例えば、特許文献1参照)。
高度化方式は、1つの物理chの伝送帯域幅が現行の地上デジタル放送と同じ5.57MHzである互換モードと、1つの物理chの伝送帯域幅が5.83MHzに拡大したノーマルモードとを有する。ノーマルモードは、6MHzの帯域幅を36分割した1/6MHz幅のセグメントを35個用いて伝送するモードである。一方、互換モードは、33個のセグメントと、帯域幅を5.57MHzに合わせるために、33個のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とを用いて伝送するモードである。
また、高度化方式は、現行の地上デジタル放送と同様に、1つの物理chの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、伝送耐性および伝送容量が異なる複数の階層で放送サービスを伝送する「階層伝送」が可能である。
特開2020-022118号公報
高度化方式の変調部では、全帯域分のデータキャリアが生成された後、帯域分割によって、セグメントで伝送するデータキャリア(以下、「セグメント構成データ」と称する。)と、調整帯域で伝送するデータ(以下、「調整帯域データ」と称する。)と、に分割される。その後、セグメント構成データと調整帯域データとはそれぞれ、周波数インタリーブおよび時間インタリーブされ、帯域合成により1つに束ねられる。
例えば、2個の物理chを用いたCB伝送を行う場合、変調部では2つの物理ch分のデータキャリアを生成した後、2つの物理chにデータキャリアを分割する系統分離が行われる。2つの物理chで伝送するデータキャリア数が同じである場合には、生成したデータキャリアを一括して2つの物理chに交互に振り分ければよい。一方、階層伝送とCB伝送とを併用する場合には、2つの物理chで伝送することができるデータキャリアの本数と、調整帯域とを考慮して系統分離を行う必要がある。しかしながら、現状では、高度化方式の互換モードにおいて、階層伝送とCB伝送層とを併用する場合に、調整帯域を考慮した系統分離について十分な検討がなされていない。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、高度化方式の互換モードにおいて、階層伝送とCB伝送とを併用する場合に、調整帯域を含めた系統分離が可能な送信装置およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る送信装置は、複数の物理チャネルを組み合わせたチャネルボンディング伝送により、伝送耐性の異なる複数の階層のデータ信号を送信する送信装置であって、前記複数の物理チャネルはそれぞれ、複数のセグメントと、前記複数のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成され、前記複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルのうちの一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記特定の階層以外の他の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る系統分離部と、前記系統分離部により系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理チャネルを構成する前記セグメントおよび前記調整帯域に割り当てて送出する送出部と、を備え、前記他の階層のデータ信号は、前記複数のセグメントで伝送されるセグメント構成データと、前記調整帯域で伝送される調整帯域データとを含み、前記系統分離部は、前記他の階層のセグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第1の分離部と、前記他の階層の調整帯域データを、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第2の分離部と、を備え、前記送出部は、前記第1の分離部により前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記特定の階層のデータ信号を、前記一の物理チャネルを構成する複数のセグメントのうち、内側の1または複数のセグメントに割り当て、前記第1の分離部により前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振られた前記他の階層のセグメント構成データを、前記一の物理チャネルの残りのセグメントおよび前記一の物理チャネル以外の物理チャネルを構成するセグメントに割り当て、前記第2の分離部により前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振られた前記他の階層の調整帯域データを、前記複数の物理チャネルそれぞれを構成する調整帯域に割り当てる。
また、本発明に係る送信装置において、前記第1の分離部は、前記セグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント単位で、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り当て、前記第2の分離部は、前記調整帯域データを前記物理チャネルの数に分割して、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り当てる。
また、本発明に係る送信装置において、前記第1の分離部は、前記セグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じたデータキャリア単位で、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り当て、前記第2の分離部は、前記B階層の調整帯域データを、1データキャリアずつ、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に順次割り当てる。
上記課題を解決するため、本発明に係る送信装置は、複数の物理チャネルを組み合わせたチャネルボンディング伝送により、伝送耐性の異なる複数の階層のデータ信号を送信する送信装置であって、前記複数の物理チャネルはそれぞれ、複数のセグメントと、前記複数のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成され、前記複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルのうちの一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記特定の階層以外の他の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る系統分離部と、前記系統分離部により系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理チャネルを構成する前記セグメントおよび前記調整帯域に割り当てて送出する送出部と、を備え、前記データ信号は、前記複数のセグメントで伝送されるセグメント構成データと、前記調整帯域で伝送される調整帯域データとを含み、前記系統分離部は、前記他の階層のセグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第1の分離部と、前記特定の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記他の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネル以外の物理チャネルに対応する系統に割り振る第2の分離部と、を備え、前記送出部は、前記第1の分離部により前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記特定の階層のデータ信号を、前記一の物理チャネルを構成する複数のセグメントのうち、外側から1または複数のセグメントに割り当て、前記第1の分離部により前記複数のチャネルそれぞれに対応する系統に割り振られた前記他の階層のセグメント構成データを、前記一の物理チャネルの残りのセグメントおよび前記一の物理チャネル以外の物理チャネルを構成するセグメントに割り当て、前記第2の分離部により前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記特定の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネルを構成する調整帯域に割り当て、前記第2の分離部により前記一の物理チャネル以外の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記他の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネル以外の物理チャネルを構成する調整帯域に割り当てる。
上記課題を解決するため、本発明に係る送信装置は、複数の物理チャネルを組み合わせたチャネルボンディング伝送により、伝送耐性の異なる複数の階層のデータ信号を送信する送信装置であって、前記複数の物理チャネルはそれぞれ、複数のセグメントと、前記複数のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成され、前記複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルのうちの一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記特定の階層以外の他の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る系統分離部と、前記系統分離部により系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理チャネルを構成する前記セグメントおよび前記調整帯域に割り当てて送出する送出部と、を備え、前記データ信号は、前記複数のセグメントで伝送されるセグメント構成データと、前記調整帯域で伝送される調整帯域データとを含み、前記系統分離部は、前記複数の階層それぞれのセグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記複数の階層それぞれのセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第1の分離部と、前記物理チャネルを構成する前記複数のセグメントのうち外側から1または複数のセグメントに前記セグメント構成データが割り当てられる階層の前記調整帯域データを、前記物理チャネルに対応する系統に割り振る第2の分離部と、を備え、前記送出部は、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて、該物理チャネルを構成する複数のセグメントのうち、外側から1または複数のセグメントに前記セグメント構成データが割り当てられる階層の調整帯域データを、前記物理チャネルを構成する調整帯域に割り当てる。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上述したいずれかの送信装置として動作させる。
本発明に係る送信装置およびプログラムによれば、高度化方式の互換モードにおいて、階層伝送とCB伝送とを併用する場合に、調整帯域を含めた系統分離を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る、N=2とした場合のMIMO LikeモードのCB伝送が行われる送受信システムの構成例を示す図である。 図1に示す変調装置の構成の一例を示す図である。 図2に示す変調装置によるOFDMフレームの構成までの動作の一例を模式的に示す図である。 図1に示す変調装置の構成の他の一例を示す図である。 図4に示す変調装置によるOFDMフレームの構成までの動作を模式的に示す図である。 図4に示す系統分離部の構成の一例を示す図である。 図6に示すセグメント構成データ分離部および調整帯域データ分離部による系統分離の一例を説明するための図である。 図6に示すセグメント構成データ分離部および調整帯域データ分離部による系統分離の他の一例を説明するための図である。 図8に示す系統分離についてより詳細に説明するための図である。 図1に示す復調装置の構成の一例を示す図である。 図1に示す復調装置の構成の他の一例を示す図である。 図2に示す変調装置によるOFDMフレームの構成までの動作の別の例を模式的に示す図である。 図2に示す変調装置によるOFDMフレームの構成までの動作のさらに別の例を模式的に示す図である。 図13に示す系統分離の他の例について説明するための図である。 図14に示す系統分離についてより詳細に説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る送受信システム1の構成例を示す図である。図1では、N=2のMIMO Likeモードのチャネルボンディング伝送(CB伝送)が行われる場合の送受信システム1の構成例を示している。
送受信システム1においては、互換モードが採用されているものとする。したがって、1つの物理chの帯域幅は、33個のセグメントと、33個のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成される。また、送受信システム1においては、現行の地上デジタル放送(ISDB-T)と同様に、伝送耐性および伝送容量が異なる複数の階層で放送サービスを伝送する階層伝送が行われるものとする。なお、高度化方式では、各階層のデータ信号と同じ物理chで、緊急地震速報などを、各階層のデータ信号と比べて低遅延(Low Latency)で伝送することが検討されている。このような低遅延のデータ信号(低遅延データ信号)が伝送される伝送路をLLchと称する。送受信システム1においても、階層伝送(例えば、3階層(A階層、B階層およびC階層))およびLLchでの伝送が行われるものとして説明する。
図1に示す送受信システム1は、再多重化装置10と、本発明に係る送信装置としての変調装置20と、2つの送信機30(送信機30p,30s)と、2つの受信機40(受信機40p,40s)と、復調装置50とを備える。送信機30pおよび受信機40pはプライマリchに対応して設けられ、送信機30sおよび受信機40sはセカンダリchに対応して設けられる。なお、本実施形態では、N=2のCB伝送が行われる場合を例として説明しているが、本発明は、これに限られるものではなく、3つ以上の物理chを組み合わせたCB伝送が行われる場合にも適用可能である。
再多重化装置10は、階層伝送の各階層のデータ信号と、LLchのデータ信号とを再多重化する。また、再多重化装置10は、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)情報に基づきTMCC信号を生成し、各階層のデータ信号に多重する。また、再多重化装置10は、TLV(Type Length Value)形式のSI(Signaling Information)(TLV-SI)を、各階層のデータ信号あるいはLLchのデータ信号に多重する。SIは、例えば、地上伝送路の物理的条件を示す地上分配システム記述子を規定する。TLV-SIは、CB伝送用の制御情報であり、例えば、送受信システム1による放送が行われるエリア内でCB伝送を構成する物理chのリストが含まれる。再多重化装置10は、再多重化後のデータ信号(多重フレーム)を変調装置20に出力する。
変調装置20は、再多重化装置10から出力された多重フレームをプライマリchに対応する系統とセカンダリchに対応する系統とに分割し、各階層のデータ信号、LLchのデータ信号およびTMCC信号などを所定のキャリアに配置したOFDMフレームを構成して送信機30p,30sに出力する。
送信機30pは、変調装置20から出力されたOFDMフレームを、プライマリchを介して送信する。送信機30sは、変調装置20から出力されたOFDMフレームを、セカンダリchを介して送信する。送信機30pと送信機30sとは同期しており、同タイミングで放送波を発射する。
受信機40pは、送信機30pからプライマリchを介して送信されてきた放送波を受信し、受信信号を復調装置50に出力する。受信機40sは、送信機30sからセカンダリchを介して送信されてきた放送波を受信し、受信信号を復調装置50に出力する。
復調装置50は、CB伝送が行われている場合、受信機40pの受信信号および受信機40sの受信信号を復調し、プライマリchおよびセカンダリchを介して送信されてきた、各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号を取得して出力する。
次に、本実施形態に係る変調装置20および復調装置50の構成について説明する。再多重化装置10、送信機30p,30sおよび受信機40p,40sの構成は、本発明とは直接関係しないため、説明を省略する。
図2は、本実施形態に係る変調装置20の構成の一例を示す図である。図2においては、3階層の階層伝送が行われる場合の、変調装置20の構成の一例を示している。
図2に示すように、本実施形態に係る変調装置20は、入力I/F部201と、誤り訂正符号化部202と、ビットインタリーブ部203と、マッピング部204と、系統分離部205a、205b、205cと、パイロット信号生成部207と、プライマリchTMCC情報ビット生成部208と、セカンダリchTMCC情報ビット生成部209と、プライマリchTMCC信号生成部210と、セカンダリchTMCC信号生成部211と、階層合成部212,213と、時間・周波数インタリーブ部214,215と、OFDMフレーム構成部216,217と、IFFT・GI付加部218,219と、を備える。誤り訂正符号化部202、ビットインタリーブ部203およびマッピング部204は、A階層、B階層およびC階層それぞれに対応して設けられるが、図2においては、図の簡略化のため、A階層に対応する構成のみ示している。階層合成部212、時間・周波数インタリーブ部214、OFDMフレーム構成部216およびIFFT・GI付加部218は、プライマリchに対応して設けられる。階層合成部213、時間・周波数インタリーブ部215、OFDMフレーム構成部217およびIFFT・GI付加部219は、セカンダリchに対応して設けられる。
入力I/F部201は、再多重化装置10から、各階層のデータ信号、LLchのXMIパケット、同期制御情報がデータ領域に格納されたパケット、および、所定のスタッフビットがデータ領域に格納されたパケットが1系統に多重された多重フレームが入力される。同期制御情報とは、OFDMフレームを構成するための伝送パラメータ、OFDMフレームを送信するタイミング、各階層のデータ信号の伝送に関するTMCC情報などを含む情報である。入力I/F部201は、入力された多重フレームから各階層のデータ信号を抽出し、対応する階層の誤り訂正符号化部202に出力する。入力I/F部201は、入力された多重フレームからLLchのデータ信号を抽出し、OFDMフレーム構成部216およびOFDMフレーム構成部217に出力する。入力I/F部701は、入力された多重フレームからTMCC情報を抽出し、パイロット信号生成部207、プライマリchTMCC情報ビット生成部208およびセカンダリchTMCC情報ビット生成部209に出力する。
誤り訂正符号化部202は、入力I/F部201から入力された対応する階層データ信号に対して、FEC(Forward Error Correction)ブロック単位で誤り訂正符号化を行い、ビットインタリーブ部203に出力する。
ビットインタリーブ部203は、誤り訂正符号化部202から出力されたデータ列に対して、ビット単位でインタリーブを行う。ビット単位のインタリーブとしては、例えば、ビット列を所定の単位でブロック化し、各ブロック内のビット順を変えるビットローテーションなどがある。ビットインタリーブ部203は、インタリーブ後のデータ列をマッピング部204に出力する。
マッピング部204は、対応する階層の変調方式に基づき、ビットインタリーブ部203から出力されたデータ列を所定のビット数ごとにI-Q平面にマッピングし、キャリア変調を行う。このように、マッピング部204は、データ列をキャリアシンボルに変換する。A階層に対応して設けられたマッピング部204は、生成したキャリアシンボルをA階層に対応する系統分離部205aに出力する。B階層に対応して設けられたマッピング部204は、生成したキャリアシンボルをB階層に対応する系統分離部205bに出力する。C階層に対応して設けられたマッピング部204は、生成したキャリアシンボルをC階層に対応する系統分離部205cに出力する。
系統分離部205aは、A階層に対応して設けられたマッピング部204から、A階層のデータ信号をキャリア変調したキャリアシンボルが入力される。系統分離部205aは、A階層のデータ信号がCB伝送される場合、入力されたキャリアシンボルを2系統(プライマリchに対応する系統およびセカンダリchに対応する系統)に分離する(系統分離)。系統分離部205aは、プライマリchに対応する系統のキャリアシンボルを階層合成部212に出力し、セカンダリchに対応する系統のキャリアシンボルを階層合成部213に出力する。また、系統分離部205aは、A階層のデータ信号がCB伝送されない場合、入力されたキャリアシンボルを、階層合成部212または階層合成部213に出力する。系統分離部205bは、系統分離部205aと同様にして、B階層のデータ信号(キャリアシンボル)を階層合成部212と階層合成部213とに振り分けて出力する。系統分離部205cは、系統分離部205aと同様にして、C階層のデータ信号(キャリアシンボル)を階層合成部212と階層合成部213とに振り分けて出力する。例えば、A階層のデータ信号はCB伝送されず、B階層およびC階層のデータ信号はCB伝送される場合、系統分離部205aは、A階層のデータ信号を階層合成部212に出力し、系統分離部205bは、B階層のデータ信号を階層合成部212と階層合成部213とに振り分けて出力し、系統分離部205cは、C階層のデータ信号を階層合成部212と階層合成部213とに振り分けて出力する。このように本実施形態においては、複数の階層のうち、特定の階層(A階層)のデータ信号は、2つの物理チャネル(プライマリchおよびセカンダリch)のうちの一方の物理チャネル(プライマリch)に対応する系統に割り振られる。また、特定の階層以外の階層(B階層およびC階層)それぞれのデータ信号は、2つの物理チャネルそれぞれに対応する系統に分配される。系統分離部205による系統分離の詳細は後述する。
パイロット信号生成部207は、入力I/F部201から入力されたTMCC情報に基づき、OFDMフレームに組み込むパイロット信号を生成し、OFDMフレーム構成部216およびOFDMフレーム構成部217に出力する。
プライマリchTMCC情報ビット生成部208は、入力I/F部201から入力されたTMCC情報に基づき、プライマリchで伝送するTMCC信号を生成するためのTMCC情報ビットを生成する。プライマリchTMCC情報ビット生成部208は、CB伝送を行うか否かを示すCBフラグをTMCC情報に重畳してTMCC情報ビットを生成する。また、プライマリchTMCC情報ビット生成部208は、上述した、A階層のデータ信号はCB伝送が行われず、プライマリchでのみ伝送される例では、部分受信フラグをオンにして、TMCC情報ビットを生成する。プライマリchTMCC情報ビット生成部208は、生成したTMCC情報ビットをプライマリchTMCC信号生成部210に出力する。
セカンダリchTMCC情報ビット生成部209は、入力I/F部201から入力されたTMCC情報に基づき、セカンダリchで伝送するTMCC信号を生成するためのTMCC情報ビットを生成する。セカンダリchTMCC情報ビット生成部209は、CB伝送を行うか否かを示すCBフラグをTMCC情報に重畳してTMCC情報ビットを生成する。また、セカンダリchTMCC情報ビット生成部209は、上述した、A階層のデータ信号はCB伝送が行われず、プライマリchでのみ伝送される例では、部分受信フラグをオフにして、TMCC情報ビットを生成する。セカンダリchTMCC情報ビット生成部209は、生成したTMCC情報ビットをセカンダリchTMCC信号生成部211に出力する。
プライマリchTMCC信号生成部210は、プライマリchTMCC情報ビット生成部208から出力されたTMCC情報ビットに基づき、プライマリchで伝送するTMCC信号を生成し、OFDMフレーム構成部216に出力する。
セカンダリchTMCC信号生成部211は、セカンダリchTMCC情報ビット生成部209から出力されたTMCC情報ビットに基づき、セカンダリchで伝送するTMCC信号を生成し、OFDMフレーム構成部217に出力する。
階層合成部212は、系統分離部205aから出力されたキャリアシンボル、系統分離部205bから出力されたキャリアシンボルおよび系統分離部205cから出力されたキャリアシンボルを階層合成し、時間・周波数インタリーブ部214に出力する。
階層合成部213は、系統分離部205aから出力されたキャリアシンボル、系統分離部205bから出力されたキャリアシンボルおよび系統分離部205cから出力されたキャリアシンボルを階層合成し、時間・周波数インタリーブ部215に出力する。
時間・周波数インタリーブ部214は、階層合成部212から出力されたキャリアシンボルに対して、時間方向および周波数方向のインタリーブを行い、OFDMフレーム構成部216に出力する。時間・周波数インタリーブ部215は、階層合成部213から出力されたキャリアシンボルに対して、時間方向および周波数方向のインタリーブを行い、OFDMフレーム構成部217に出力する。
OFDMフレーム構成部216は、時間・周波数インタリーブ部214から入力されたキャリアシンボルに、LLchのデータ信号、パイロット信号およびTMCC信号を付加して、OFDMフレームを構成し、IFFT・GI付加部218に出力する。OFDMフレーム構成部217は、時間・周波数インタリーブ部215から入力されたキャリアシンボルに、LLchのデータ信号、パイロット信号およびTMCC信号を付加して、OFDMフレームを構成し、IFFT・GI付加部219に出力する。
IFFT・GI付加部218は、OFDMフレーム構成部216から出力されたOFDMフレームに対して、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)およびGI(Guard Interval)の付加を行い、送信機30pに出力する。IFFT・GI付加部219は、OFDMフレーム構成部217から出力されたOFDMフレームに対して、IFFTおよびGIの付加を行い、送信機30sに出力する。
図3は、図2に示す変調装置20による、OFDMフレームの構成までの動作を模式的に示す図である。図3では、A階層およびB階層の2階層の階層伝送を例として説明する。また、図3においては、A階層のデータ信号をプライマリchの中央の帯域である部分受信帯域で伝送する場合を例として説明する。上述したように、本実施形態においては、互換モードを想定している。そのため、1つの物理chの帯域は、33個のセグメントと、33個のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成される。
A階層のデータ信号(A階層ストリーム)は、プライマリchの4個のセグメントに割り振られ、セカンダリchには割り振られない。したがって、B階層のデータ信号(B階層ストリーム)は、プライマリchの29個のセグメントと、セカンダリchの33個のセグメントと調整帯域とに分配される。
A階層に対応するマッピング部204は、図3に示すように、プライマリchに割り振られたA階層のデータ信号からキャリアシンボルを生成する。具体的には、A階層に対応するマッピング部204は、A階層のデータ信号の伝送に割り当てられた、プライマリchの4セグメント分のキャリアシンボルを生成する。また、B階層に対応するマッピング部204は、B階層のデータ信号の伝送に割り当てられた、62セグメント(プライマリchに29セグメント、セカンダリchに33セグメント)および調整帯域分のキャリアシンボルを生成する。以下では、B階層のデータ信号の伝送に割り当てられた62セグメントで伝送されるデータ信号をセグメント構成データと称する。また、調整帯域で伝送されるデータ信号を調整帯域データと称する。したがって、特定の階層(A階層)以外の他の階層(B階層)のデータ信号は、複数のセグメントで伝送されるセグメント構成データと、調整帯域で伝送される調整帯域データとを含む。
系統分離部205aは、A階層のデータ信号はCB伝送されないので、A階層に対応するマッピング部204により生成されたキャリアシンボル(セグメント構成データ)をそのまま、階層合成部212に出力する。また、系統分離部205bは、B階層に対応するマッピング部204により生成された62セグメント分のキャリアシンボルを、図3に示すように、29セグメント分のキャリアシンボルと33セグメント分のキャリアシンボルとに分割する。系統分離部205bは、29セグメント分のキャリアシンボル(セグメント構成データ)をプライマリchに対応する階層合成部212に出力し、33セグメント分のキャリアシンボルをセカンダリchに対応する階層合成部213に出力する。また、系統分離部205bは、調整帯域分のキャリアシンボル(調整帯域データ)を分割して、階層合成部212と階層合成部213とに出力する。
階層合成部212は、図3に示すように、系統分離部205aから出力されたキャリアシンボル(A階層のセグメント構成データ)、および、系統分離部205bから出力されたキャリアシンボル(B階層のセグメント構成データおよび調整帯域データ)を合成(階層合成)する。階層合成部213は、系統分離部205bから出力されたキャリアシンボル(B階層のセグメント構成データおよび調整帯域データ)、および、系統分離部205cから出力されたキャリアシンボル(C階層のセグメント構成データおよび調整帯域データ)を合成(階層合成)する。ただし、図3の例では、C階層は想定していないため、階層合成部213による階層合成は不要である。
時間・周波数インタリーブ部214は、階層合成部212による階層合成後のキャリアシンボルを、A階層のキャリアシンボルおよびB階層のキャリアシンボル(セグメント構成データ)を含む9セグメント分の帯域(部分受信帯域)と、残りの24セグメント分の帯域と、調整帯域分の帯域とに分割(帯域分割)する。時間・周波数インタリーブ部214は、分割した帯域ごとに、時間方向および周波数方向のインタリーブ(時間・周波数IL)を行い、インタリーブ後のキャリアシンボルを合成(帯域合成)する。
時間・周波数インタリーブ部215は、階層合成部213による階層合成後のキャリアシンボル(図3の例では、B階層のキャリアシンボルのみ)を、33セグメント分の帯域と、調整帯域分の帯域とに分割(帯域分割)する。時間・周波数インタリーブ部215は、分割した帯域ごとに、時間方向および周波数方向のインタリーブ(時間・周波数IL)を行い、インタリーブ後のキャリアシンボルを合成(帯域合成)する。
OFDMフレーム構成部216は、インタリーブ後のキャリアシンボルから、図3に示すように、プライマリchの帯域の中心の9セグメント(部分受信帯域)にA階層のキャリアシンボルおよびA階層のキャリアシンボルとともにインタリーブされたB階層のキャリアシンボル(セグメント構成データ)が配置され、その他のセグメントにプライマリchに割り振られた残りのB階層のキャリアシンボル(セグメント構成データ)が配置され、その両側に隣接して調整帯域データのキャリアシンボルが配置されたOFDMフレームを構成(OFDMフレーム化)する。
OFDMフレーム構成部217は、インタリーブ後のキャリアシンボルから、図3に示すように、33セグメントに割り振られたB階層のキャリアシンボル(セグメント構成データ)が配置され、その両側に隣接して調整帯域データのキャリアシンボルが配置されたOFDMフレームを構成(OFDMフレーム化)する。
図2に示す変調装置20においては、マッピング部204により生成されたキャリアシンボルを、各階層に対応する系統分離部205により、2系統に分配する例を用いて説明した。すなわち、図2に示す変調装置20においては、マッピング後のキャリアシンボルを2系統に系統分離し、分離後のキャリアシンボルに対して個別に時間・周波数インタリーブが行われるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、時間・周波数インタリーブ後のキャリアシンボルを2系統に系統分離してもよい。以下では、時間・周波数インタリーブ後のキャリアシンボルを2系統に系統分離する場合の、変調装置20の構成について説明する。
図4は、本実施形態に係る変調装置20の構成の他の一例を示す図である。図4において、図2と同様の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
図4に示す変調装置20は、入力I/F部201と、誤り訂正符号化部202と、ビットインタリーブ部203と、マッピング部204と、パイロット信号生成部207と、プライマリchTMCC情報ビット生成部208と、セカンダリchTMCC情報ビット生成部209と、プライマリchTMCC信号生成部210と、セカンダリchTMCC信号生成部211と、OFDMフレーム構成部216,217と、IFFT・GI付加部218,219と、系統分離部220と、階層合成部230と、時間・周波数インタリーブ部240と、を備える。図4に示す変調装置20は、図2に示す変調装置20と比較して、系統分離部205a,205b、205c、階層合成部213および時間・周波数インタリーブ部215を削除した点と、階層合成部212を階層合成部230に変更した点と、時間・周波数インタリーブ部214を時間・周波数インタリーブ部240に変更した点と、系統分離部220を追加した点とが異なる。
階層合成部230は、各階層に対応するマッピング部204から出力されたキャリアシンボルを階層合成し、時間・周波数インタリーブ部240に出力する。
時間・周波数インタリーブ部240は、階層合成部230から出力されたキャリアシンボルに対して、時間方向および周波数方向のインタリーブを行い、系統分離部220に出力する。
系統分離部220は、時間・周波数インタリーブ部240と、OFDMフレーム構成部216,712との間に設けられている。系統分離部220は、時間・周波数インタリーブ部240から出力されたキャリアシンボルを、プライマリchに対応する系統とセカンダリchに対応する系統とに分離する。系統分離部220は、プライマリchに対応する系統のキャリアシンボルをOFDMフレーム構成部216に出力し、セカンダリchに対応する系統のキャリアシンボルをOFDMフレーム構成部217に出力する。ここで、例えば、A階層のデータ信号はCB伝送されず、B階層およびC階層のデータ信号はCB伝送される場合、系統分離部220は、A階層のキャリアシンボルはプライマリchに対応する系統のみに割り振り、B階層およびC階層のキャリアシンボルはプライマリchに対応する系統およびセカンダリchに対応する系統に分配する。
図5は、図4に示す変調装置20による、OFDMフレームの構成までの動作を模式的に示す図である。図5では、A階層およびB階層の2階層の階層伝送を例として説明する。また、図5においては、A階層のデータ信号をプライマリchの中央の帯域である部分受信帯域で伝送する場合を例として説明する。上述したように、本実施形態においては、互換モードを想定している。そのため、1つの物理chの帯域は、33セグメントと、33セグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とからなる。
階層合成部230は、プライマリchの4セグメントに割り振られるA階層のキャリアシンボル(A階層のセグメント構成データ)、プライマリchの29セグメントとセカンダリchの33セグメントとに割り振られるB階層のキャリアシンボル(B階層のセグメント構成データ)、および、調整帯域に割り当てられるB階層のキャリアシンボル(調整帯域データ)を合成(階層合成)する。
時間・周波数インタリーブ部240は、階層合成部230による階層合成後のキャリアシンボルを、A階層のキャリアシンボルおよびB階層のキャリアシンボル(B階層のセグメント構成データ)を含む9セグメント分の帯域(部分受信帯域)と、残りの57セグメント分の帯域と、調整帯域分の帯域とに分割(帯域分割)する。時間・周波数インタリーブ部240は、分割した帯域ごとに、時間方向および周波数方向のインタリーブ(時間・周波数IL)を行い、インタリーブ後のキャリアシンボルを系統分離部220に出力する。
系統分離部220は、時間・周波数インタリーブ部240によるインタリーブ後のセグメント構成データを、プライマリchに割り当て可能な24(=33-4(A階層)-5(B階層))セグメント分のキャリアシンボルと、セカンダリchに割り当て可能な33セグメント分のキャリアシンボルとに分割する。また、系統分離部220は、調整帯域分のキャリアシンボル(調整帯域データ)を、プライマリchに対応する系統と、セカンダリchに対応する系統とに分割する。
系統分離部220は、部分受信帯域である9セグメント分のキャリアシンボルと、24セグメント分のキャリアシンボル(B階層のセグメント構成データ)と、プライマリchの調整帯域分のキャリアシンボル(調整帯域データ)とを合成(帯域合成)し、OFDMフレーム構成部216に出力する。また、系統分離部220は、33セグメント分のキャリアシンボル(B階層のセグメント構成データ)と、セカンダリchの調整帯域分のキャリアシンボル(調整帯域データ)とを合成(帯域合成)し、OFDMフレーム構成部217に出力する。
OFDMフレーム構成部216は、系統分離部220による帯域合成後のキャリアシンボルから、図5に示すように、プライマリchの帯域の中心の9セグメント(部分受信帯域)にA階層のキャリアシンボルおよびA階層のキャリアシンボルとともにインタリーブされたB階層のキャリアシンボル(セグメント構成データ)が配置され、その他のセグメントにプライマリchに割り振られた残りのB階層のキャリアシンボル(セグメント構成データ)が配置され、その両側に隣接して調整帯域データのキャリアシンボルが配置されたOFDMフレームを構成(OFDMフレーム化)する。また、OFDMフレーム構成部717は、系統分離部720による帯域合成後のキャリアシンボルから、33個のセグメントにセカンダリchに割り振られた残りのB階層のキャリアシンボル(セグメント構成データ)が配置され、その両側に隣接して調整帯域データのキャリアシンボルが配置されたOFDMフレームを構成(OFDMフレーム化)する。このように、OFDMフレーム構成部216は、プライマリch(一の物理ch)に対応する系統に割り振られたA階層(特定の階層)のデータ信号を、プライマリchを構成する複数のセグメントのうち、内側の1または複数のセグメント(図5の例では、4つのセグメント)に割り当てる。また、OFDMフレーム構成部216,217は、プライマリchおよびセカンダリch(複数の物理ch)それぞれに対応する系統に割り振られたB階層(他の階層)のセグメント構成データを、プライマリchの残りのセグメントおよびセカンダリch(一の物理チャネル以外の物理チャネル)を構成するセグメントに割り当てる。また、OFDMフレーム構成部216,217は、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に割り振られたB階層の調整帯域データを、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれを構成する調整帯域に割り当てる。
図6は、図4に示す系統分離部220の構成の一例を示す図である。
図6に示すように、系統分離部220は、切替部221と、切替制御部222と、第1の分離部としてのセグメント構成データ分離部223と、第2の分離部としての調整帯域データ分離部224とを備える。
切替部221は、時間・周波数インタリーブ部240から時間・周波数インタリーブ後のキャリアシンボルが入力データとして入力される。切替部221は、後述する切替制御部222の制御に従い、入力データに含まれる、セグメント構成データと調整帯域データとで出力先を切り替える。具体的には、切替部221は、セグメント構成データをセグメント構成データ分離部223に出力し、調整帯域データを調整帯域データ分離部224に出力する。
切替制御部222は、制御情報に基づき、切替部221によるデータの出力先を制御する。制御情報は、例えば、帯域幅(互換モードであるか、ノーマルモードであるか)、階層伝送の階層数、セグメント数、SP(Scattered Pilot)パターンなどの情報である。切替制御部222は、帯域幅が互換モードである場合、階層数、セグメント数、SPパターンなどから定まるデータキャリアの本数に基づいて、入力データがセグメント構成データであるか、調整帯域データであるかを判定する。そして、切替制御部222は、入力データがセグメント構成データであると判定した場合には、セグメント構成データ分離部223への入力データの出力を切替部221に指示し、入力データが調整帯域データであると判定した場合には、調整帯域データ分離部224への入力データの出力を切替部221に指示する。
セグメント構成データ分離部223は、切替部221から出力されたセグメント構成データを分離(系統分離)し、OFDMフレーム構成部216とOFDMフレーム構成部217とに出力する。
調整帯域データ分離部224は、切替部221から出力された調整帯域データを分離(系統分離)し、OFDMフレーム構成部216とOFDMフレーム構成部217とに出力する。
なお、図6においては、系統分離部220の構成について説明したが、図2に示す系統分離部205(系統分離部205a,205b,205c)も同様の構成であってよい。
例えば、系統分離部205aが図6に示す構成である場合、切替部221には、A階層に対応するマッピング部204からA階層のデータ信号をキャリア変調したキャリアシンボルが入力データとして入力される。切替部221は、入力データに含まれる、セグメント構成データをセグメント構成データ分離部223に出力し、調整帯域データを調整帯域データ分離部224に出力する。セグメント構成データ分離部223は、切替部221から出力されたセグメント構成データを系統分離し、階層合成部212と階層合成部213とに出力する。調整帯域データ分離部224は、切替部221から出力された調整帯域データを系統分離し、階層合成部212と階層合成部213とに出力する。系統分離部205b,205cも、系統分離部205aと同様の構成により、対応する階層のデータ信号(セグメント構成データおよび調整帯域データ)を系統分離し、階層合成部212と階層合成部213とに出力する。
次に、系統分離部220(セグメント構成データ分離部223および調整帯域データ分離部224)による系統分離について、具体例を挙げて説明する。
図7は、系統分離部220による系統分離の一例を示す図である。図7においては、2階層(A階層およびB階層)の階層伝送を例として説明する。
図3,5を参照して説明したように、A階層ストリームは、プライマリchの4セグメントに割り当てられ、B階層ストリームは、この4セグメントを除くプライマリchの29セグメントと、セカンダリchの33セグメントと、調整帯域とに割り当てられる。
セグメント構成データ分離部223は、図7に示すように、4セグメント分のA階層のセグメント構成データ、および、B階層ストリームの先頭から29セグメント分のセグメント構成データを、プライマリchに対応するOFDMフレーム構成部216に出力し、残りの33セグメント分のセグメント構成データをセカンダリchに対応するOFDMフレーム構成部217に出力する。このように、セグメント構成データ分離部223は、切替部221から出力されたB階層(他の階層)のセグメント構成データを、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれにおいて、B階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント単位で、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り当てる。
また、調整帯域データ分離部224は、図7に示すように、調整帯域データの先頭から半分をプライマリchに対応するOFDMフレーム構成部216に出力し、残りの調整帯域データをセカンダリchに対応するOFDMフレーム構成部217に出力する。このように、調整帯域データ分離部224は、切替部221から出力されたB階層の調整帯域データを二分して、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に割り当てる。すなわち、調整帯域データ分離部224は、調整帯域データを、CB伝送を構成する物理chの数に分割して、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り当てる。
図8は、系統分離部220による系統分離の他の一例を示す図である。図8においても、2階層(A階層およびB階層)の階層伝送を例として説明する。
図8に示すように、セグメント構成データ分離部223は、B階層のセグメント構成データを所定の単位で分割し、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に割り当ててもよい。また、調整帯域データ分離部224は、B階層の調整帯域データを、所定の単位で分割し、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に割り当ててもよい。
図8に示す、セグメント構成データ分離部223および調整帯域データ分離部224による系統分離について、図9を参照してより詳細に説明する。図9においては、1セグメント当たりのデータキャリア数をNとし、調整帯域のデータキャリア数をnとする。また、図9においては、プライマリchにおいてB階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数をXとし、セカンダリchにおいてB階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数をYとする。この場合、B階層のセグメント構成データのデータキャリア数は(X+Y)×Nとなる。また、調整帯域データのデータキャリア数は2nとなる。
セグメント構成データ分離部223は、B階層のセグメント構成データを先頭から、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれにおいてB階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じたデータキャリア単位で、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に割り当てる。すなわち、セグメント構成データは、図9に示すように、B階層のセグメント構成データを先頭から順に、プライマリchでB階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数と同じX本のデータキャリア(0からx-1までのデータキャリア)と、セカンダリchでB階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数と同じY本のデータキャリアとを単位として、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に交互に割り当てる。
調整帯域データ分離部224は、図9に示すように、調整帯域データを先頭から、1データキャリアずつ、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に順次割り当てる。
次に、復調装置50の構成について、説明する。
図10は、復調装置50の構成の一例を示す図である。図10に示す復調装置50は、図2に示す変調装置20により変調され、送信機30を介して送信された放送波を受信機40が受信した受信信号を復調するものである。
図10に示すように、復調装置50は、チューナー501,502と、GI除去・FFT部503,504と、OFDMフレーム同期部505,506と、TMCC復調部507,508と、パイロット抽出部509,510と、チャネル推定部511,512と、波形等化部513,514と、時間・周波数デインタリーブ部515,516と、LLch復調・誤り訂正復号部517,518と、LLR算出・誤り訂正復号部519,524と、CB伝送判別部520と、セカンダリch判別部521と、P/S同期部522と、合成部523と、出力部525と、を備える。
チューナー501は、放送波を受信する受信機40pの受信信号が入力される。チューナー501は、入力された受信信号から、指定された物理chの信号を選択して取得する。チューナー501は、取得した信号に対するA/D変換を行い、A/D変換後の信号をGI除去・FFT部503に出力する。
GI除去・FFT部503は、チューナー501の出力信号に対して、GI除去およびFFTを行い、得られたOFDMフレームをOFDMフレーム同期部505に出力する。
OFDMフレーム同期部505は、GI除去・FFT部503から出力されたOFDMフレームを、TMCC復調部507、パイロット抽出部509およびLLch復調・誤り訂正復号部517に出力する。
TMCC復調部507は、OFDMフレーム同期部505から出力されたOFDMフレームから、TMCCキャリアに配置されたTMCC信号を復調し、TMCC信号に含まれるTMCC情報を取得する。TMCC復調部507は、取得したTMCC情報をCB伝送判別部520に出力する。また、TMCC復調部507は、抽出したTMCC情報に基づき、パイロット信号が配置されたパイロットキャリアの位置をパイロット抽出部509に指示する。
パイロット抽出部509は、OFDMフレーム同期部505から出力されたOFDMフレームから、TMCC復調部507から指示されたパイロットキャリアに配置されたパイロット信号を抽出する。パイロット抽出部509は、抽出したパイロット信号をチャネル推定部511に出力する。また、パイロット抽出部509は、OFDMフレーム同期部505から入力されたOFDMフレームを波形等化部513に出力する。
チャネル推定部511は、パイロット抽出部509から出力されたパイロット信号を用いてチャネル推定を行い、推定値を波形等化部513に出力する。
波形等化部513は、チャネル推定部511から出力された推定値に基づき、パイロット抽出部509から出力されたOFDMフレームに対して、伝送路で発生した信号のひずみを補正(等化)し、等化後の信号を時間・周波数デインタリーブ部515に出力する。
時間・周波数デインタリーブ部515は、波形等化部513の出力信号に対して、変調装置20の時間・周波数インタリーブ部214で行われたインタリーブとは逆のデインタリーブを行う。上述したように、本実施形態においては、A階層のデータ信号は、プライマリchにのみ割り当てられる。したがって、波形等化部513の出力信号だけで、A階層のデータ信号を復調することができる。そこで、時間・周波数デインタリーブ部515は、A階層のデータ信号をLLR算出・誤り訂正復号部519に出力する。一方、他の階層のデータ信号は、プライマリchとセカンダリchとに分配されているため、波形等化部513の出力信号からだけでは、他の階層のデータ信号を復調することができない。そのため、時間・周波数デインタリーブ部515は、A階層以外の他の階層のデータ信号を、合成部523に出力する。
LLch復調・誤り訂正復号部517は、OFDMフレーム同期部505から出力されたOFDMフレームから、LLchのデータが配置されたキャリアを抽出し、LLchのデータを復調する。LLch復調・誤り訂正復号部517は、復調後の信号に対して誤り訂正復号を行い、LLchのデータ信号を取得する。図1を参照して説明したように、CB伝送が行われる場合、LLchのデータにCB用TLV-SIパケットが多重される。LLch復調・誤り訂正復号部517は、LLchのデータ信号およびLLchのデータ信号に多重されたCB用制御情報を取得する。LLch復調・誤り訂正復号部517は、取得したLLchのデータ信号を出力部525に出力し、取得したCB用制御情報をセカンダリch判別部521に出力する。
LLR算出・誤り訂正復号部519は、時間・周波数デインタリーブ部515の出力信号のビットごとにLLR(Log Likelihood Ratio)を算出し、算出したLLRを用いて、時間・周波数デインタリーブ部515の出力信号の誤り訂正復号を行い、A階層のデータ信号を取得する。LLR算出・誤り訂正復号部519は、取得したA階層のデータ信号を外部に出力する。
図10に示す復調装置50においては、プライマリchを介した受信信号だけで、A階層のデータ信号を取得することができる。したがって、A階層のデータ信号にCB用TLV-SIが多重されていてもよい。この場合、LLR算出・誤り訂正復号部519は、A階層のデータ信号に多重されたCB用TLV-SI(CB用制御情報)を取得し、セカンダリch判別部521に出力してもよい。したがって、図10に示す復調装置50は、1つの物理chの信号を受信するだけで、CB用制御情報を取得することができる。
チューナー502、GI除去・FFT部504、OFDMフレーム同期部506、TMCC復調部508、パイロット抽出部510、チャネル推定部512、波形等化部514、時間・周波数デインタリーブ部516およびLLch復調・誤り訂正復号部518の動作はそれぞれ、処理対象が受信機40sの受信信号である点を除けば、チューナー501、GI除去・FFT部503、OFDMフレーム同期部505、TMCC復調部507、パイロット抽出部509、チャネル推定部511、波形等化部513、時間・周波数デインタリーブ部515およびLLch復調・誤り訂正復号部517の動作と同様であるため、説明を省略する。ただし、TMCC復調部508は、抽出したTMCC情報をCB伝送判別部520に出力しない。また、時間・周波数デインタリーブ部516およびLLch復調・誤り訂正復号部518は、CB用制御情報をセカンダリch判別部521に出力しない。
CB伝送判別部520は、TMCC復調部507から出力されたTMCC情報に含まれるCBフラグを参照し、チューナー501を介して受信した物理chにおいてCB伝送が行われているか否かを判別し、判別の結果をセカンダリch判別部521に出力する。CB伝送判別部520は、例えば、全ての物理chの周波数帯域に亘ってスキャンし、受信可能なチャネルを検出する初期スキャンの際に、TMCC情報に重畳されたCBフラグを参照し、各物理chにおいてCB伝送が行われているか否かを判別する。このように、本実施形態においては、CB伝送が行われているか否かを示すCBフラグをTMCC情報に重畳することで、CB伝送判別部520は、各階層のデータ信号あるいはLLchのデータ信号を復調しなくても、CB伝送が行われているか否かを判別することができる。
セカンダリch判別部521は、CB伝送が行われているとCB伝送判別部520が判別すると、初期スキャンの終了後、チューナー501が受信する物理chとCB伝送を構成する物理chの周波数情報などを取得する。具体的には、セカンダリch判別部521は、LLR算出・誤り訂正復号部519およびLLch復調・誤り訂正復号部517の少なくとも一方から出力されたCB用制御情報を参照し、CB伝送を構成するペアとなる2つの物理chの周波数情報などを取得する。
セカンダリch判別部521は、チューナー501で放送波を受信する物理chでCB伝送が行われる場合、チューナー502を起動し、チューナー502の受信周波数を、チューナー501で受信する物理chとペアとなる物理chの周波数に合わせる。こうすることで、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれで伝送される放送波を受信することができる。
ただし、本実施形態においては、A階層のデータ信号は、プライマリchでのみ伝送され、セカンダリchでは伝送されない。そのため、A階層のデータ信号だけを受信する場合には、CB伝送が行われていても、セカンダリchを介して伝送される放送波を受信するために、チューナー502を起動する必要が無い。したがって、セカンダリch判別部521は、特定の階層(A階層)のデータ信号を受信する場合、チューナー501を起動してプライマリchを介して送信される信号だけを受信させる。また、セカンダリch判別部521は、特定の階層以外の階層(B階層およびC階層)のデータ信号を受信する場合、チューナー501を起動してプライマリchを介して送信される信号を受信させるとともに、チューナー502を起動してセカンダリchを介して送信される信号を受信させる。こうすることで、A階層のデータ信号を受信する場合には、CB伝送が行われていても、チューナー501を起動するだけでよいので、省電力化を図ることができる。
また、セカンダリch判別部521は、チューナー501で放送波を受信する物理chでCB伝送が行われる場合、P/S同期部522に、OFDMフレーム同期部505とOFDMフレーム同期部506とを同期させる。上述したように、プライマリchとセカンダリchとは同タイミングで放送波が発射される。OFDMフレーム同期部505とOFDMフレーム同期部506とを同期させることで、プライマリchおよびセカンダリchの復調タイミングを合わせることができる。
合成部523は、時間・周波数デインタリーブ部515および時間・周波数デインタリーブ部516の出力信号を、変調装置20の系統分離部205,206と反対の処理により合成し、LLR算出・誤り訂正復号部524に出力する。
LLR算出・誤り訂正復号部524は、合成部523の出力信号のビットごとにLLRを算出し、算出したLLRを用いて、合成部523の出力信号の誤り訂正復号を行い、各階層(B階層およびC階層)のデータ信号(セグメント構成データおよび調整帯域データ)を取得する。LLR算出・誤り訂正復号部524は、取得した各階層のデータ信号を出力部525に出力する。
出力部525は、LLR算出・誤り訂正復号部524から出力されたB階層およびC階層のデータ信号およびLLch復調・誤り訂正復号部517,518から出力されたLLchのデータ信号を出力する。
図11は、復調装置50の構成の他の一例を示す図である。図11に示す復調装置50は、図4に示す変調装置20により変調され、送信機30を介して送信された放送波を受信機40が受信した受信信号を復調するものである。図11において、図10と同様の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
図11に示す復調装置50は、図10に示す復調装置50と比較して、合成部523の配置が異なる。
図11においては、波形等化部513は、等化後の信号から得られた、A階層のデータ信号を時間・周波数デインタリーブ部515に出力し、B階層およびC階層のデータ信号を合成部523に出力する。
合成部523は、波形等化部513および波形等化部514から出力された、B階層およびC階層のデータ信号を階層ごとに合成し、合成後の信号を、時間・周波数デインタリーブ部516に出力する。時間・周波数デインタリーブ部516は、合成部523の出力信号に対して、変調装置20の時間・周波数インタリーブ部240で行われたインタリーブとは逆のデインタリーブを行い、LLR算出・誤り訂正復号部524に出力する。LLR算出・誤り訂正復号部524は、時間・周波数デインタリーブ部516の出力信号のビットごとにLLRを算出し、算出したLLRを用いて、時間・周波数デインタリーブ部516の出力信号の誤り訂正復号を行い、B階層およびC階層のデータ信号(セグメント構成データおよび帯域調整データ)を取得する。LLR算出・誤り訂正復号部524は、取得したB階層およびC階層のデータ信号を出力部525に出力する。
このように本実施形態においては、送信装置としての変調装置20は、系統分離部220(系統分離部205a,205b,205c)と、送出部としてのOFDMフレーム構成部216,217とを備える。系統分離部220は、複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、複数の物理chのうちの一の物理chに対応する系統に割り振り、特定の階層以外の他の階層のデータ信号を、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振る。OFDMフレーム構成部216,217は、系統分離部220により系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理chを構成するセグメントおよび調整帯域に割り当てて送出する。系統分離部220は、第1の分離部としてのセグメント構成データ分離部223と、第2の分離部としての調整帯域データ分離部224とを備える。セグメント構成データ分離部223は、他の階層のセグメント構成データを、複数の物理chそれぞれにおいて他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振る。調整帯域データ分離部224は、他の階層の調整帯域データを、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振る。OFDMフレーム構成部216,217は、一の物理chに対応する系統に割り振られた特定の階層のデータ信号を、一の物理chを構成する複数のセグメントのうち、内側の1または複数のセグメントに割り当て、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振られた他の階層のセグメント構成データを、一の物理chの残りのセグメントおよび一の物理ch以外の物理chを構成するセグメントに割り当てる。また、OFDMフレーム構成部216,217は、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振られた他の階層の調整帯域データを、複数の物理chそれぞれを構成する調整帯域に割り当てる。
こうすることで、各物理chでセグメント構成データおよび調整帯域データを伝送可能な帯域に応じて、セグメント構成データと調整帯域データとを別個に、プライマリchに対応する系統とセカンダリchに対応する系統とに分離することができる。そのため、高度化方式の互換モードにおいて、階層伝送とCB伝送とを併用する場合に、調整帯域を含めた系統分離が可能となる。
なお、図3においては、B階層に対応するマッピング部204は、B階層のデータ信号の伝送に割り当てられた、プライマリchおよびセカンダリch併せて62セグメント(プライマリchで29セグメント、セカンダリchで33セグメント)で伝送するキャリアシンボル(セグメント構成データ)を生成した後、プライマリchおよびセカンダリchの調整帯域で伝送するキャリアシンボル(調整帯域データ)を生成する例を用いて説明したが、これに限られるものではない。
B階層に対応するマッピング部204は、図12に示すように、プライマリchでB階層のデータ信号を伝送可能な29セグメント分のキャリアシンボル(セグメント構成データ)、プライマリchの調整帯域で伝送するキャリアシンボル(調整帯域データ)、セカンダリchでB階層のデータ信号を伝送可能な33セグメント分のキャリアシンボル(セグメント構成データ)、セカンダリchの調整帯域で伝送するキャリアシンボル(調整帯域データ)の順に、キャリアシンボルを生成してもよい。
この場合、系統分離部205bは、29セグメント分のキャリアシンボルと、それに続く、プライマリchの調整帯域で伝送するキャリアシンボルとを階層合成部212に出力する。また、系統分離部205bは、33セグメント分のキャリアシンボルと、それに続く、セカンダリchの調整帯域で伝送するキャリアシンボルとを階層合成部213に出力する。
上述した実施形態においては、A階層のデータ信号はCB伝送されず、プライマリchの4セグメントのみで伝送され、B階層およびC階層のデータ信号がCB伝送される例を用いて説明したが、これに限られるものではない。例えば、A階層のデータ信号が33セグメントより多くのセグメントを用いて伝送され、B階層のデータ信号が残りのセグメントを用いて伝送される場合がある。以下では、図13を参照して、このような場合の送信装置としての変調装置20の動作を、A階層のデータ信号が42セグメントで伝送され、B階層のデータ信号が24セグメントで伝送される例を用いて説明する。
A階層に対応するマッピング部204は、図13に示すように、42セグメント分のA階層のセグメント構成データのキャリアシンボルと、A階層の調整帯域データのキャリアシンボルとを生成する。また、B階層に対応するマッピング部204は、24セグメント分のB階層のセグメント構成データのキャリアシンボルと、B階層の調整帯域データのキャリアシンボルとを生成する。
系統分離部205aは、A階層に対応するマッピング部204により生成された42セグメント分のキャリアシンボルを、図13に示すように、33セグメント分のキャリアシンボルと9セグメント分のキャリアシンボルとに分割する。系統分離部205aは、33セグメント分のキャリアシンボル(セグメント構成データ)と、A階層の調整帯域データのキャリアシンボルとを、プライマリchに対応する階層合成部212に出力し、9セグメント分のキャリアシンボルをセカンダリchに対応する階層合成部213に出力する。
系統分離部205bは、B階層のデータ信号はCB伝送されないので、B階層に対応するマッピング部204により生成されたキャリアシンボル(セグメント構成データおよび調整帯域データ)をセカンダリchに対応する階層合成部213に出力する。
階層合成部212は、各階層に対応する系統分離部205から出力されたキャリアシンボルを合成(階層合成)する。ただし、図13に示す例では、階層合成部121には、A階層のキャリアシンボルのみが入力されるので、階層合成部212による階層合成は不要である。階層合成部213は、図13に示すように、系統分離部205aから出力された9セグメント分のキャリアシンボル(A階層のセグメント構成データ)、および、系統分離部205bから出力されたキャリアシンボル(B階層のセグメント構成データおよび調整帯域データ)を合成(階層合成)する。
時間・周波数インタリーブ部214は、階層合成部212による階層合成後のキャリアシンボルを、A階層のセグメント構成データのキャリアシンボルを含む33セグメント分の帯域と、調整帯域分の帯域とに分割(帯域分割)する。時間・周波数インタリーブ部214は、分割した帯域ごとに、時間方向および周波数方向のインタリーブ(時間・周波数IL)を行い、インタリーブ後のキャリアシンボルを合成(帯域合成)する。
時間・周波数インタリーブ部215は、階層合成部213による階層合成後のキャリアシンボルを、A階層のセグメント構成データのキャリアシンボルを含む9セグメント分の帯域と、B階層のセグメント構成データのキャリアシンボルを含む24セグメント分の帯域と、調整帯域分の帯域とに分割(帯域分割)する。時間・周波数インタリーブ部215は、分割した帯域ごとに、時間方向および周波数方向のインタリーブ(時間・周波数IL)を行い、インタリーブ後のキャリアシンボルを合成(帯域合成)する。
OFDMフレーム構成部216は、時間・周波数インタリーブ部214によるインタリーブ後のキャリアシンボルから、図13に示すように、プライマリchを構成する33セグメントにA階層のセグメント構成データのキャリアシンボルが割り当てられ、33セグメントの両側に隣接する調整帯域に、A階層の調整帯域データのキャリアシンボルが割り当てられたOFDMフレームを構成(OFDMフレーム化)する。
OFDMフレーム構成部217は、時間・周波数インタリーブ部215によるインタリーブ後のキャリアシンボルから、図13に示すように、セカンダリchを構成する33セグメントのうち、中心の9セグメントにA階層のセグメント構成データのキャリアシンボルが割り当てられ、残りの24セグメントにB階層のセグメント構成データのキャリアシンボルが割り当てられ、33セグメントの両側に隣接する調整帯域に、B階層の調整帯域データのキャリアシンボルが割り当てられたOFDMフレームを構成(OFDMフレーム化)する。
図13を参照して説明したように、系統分離部205(系統分離部220)は、複数の階層のうち、特定の階層(B階層)のデータ信号を、複数の物理chのうちの一の物理ch(セカンダリch)に対応する系統に割り振り、特定の階層以外の他の階層(A階層)のデータ信号を、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振ってもよい。送出部としてのOFDMフレーム構成部216,217は、系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理chを構成するセグメントおよび調整帯域に割り当てて送出してよい。
系統分離部205(系統分離部220)は、第1の分離部としてのセグメント構成データ分離部223と、調整帯域データ分離部224とを備える。セグメント構成データ分離部223は、他の階層のセグメント構成データを、複数の物理chそれぞれにおいて他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振ってよい。調整帯域データ分離部224は、特定の階層の調整帯域データを、一の物理chに対応する系統に割り振り、他の階層の調整帯域データを、一の物理ch以外の物理chに対応する系統に割り振ってよい。
OFDMフレーム構成部216,217は、セグメント構成データ分離部223により一の物理chに対応する系統に割り振られた特定の階層のデータ信号を、一の物理chを構成する複数のセグメントのうち、外側から1または複数のセグメントに割り当て、セグメント構成データ分離部223により複数のチャネルそれぞれに対応する系統に割り振られた他の階層のセグメント構成データを、一の物理chの残りのセグメントおよび一の物理ch以外の物理chを構成するセグメントに割り当ててよい。
また、OFDMフレーム構成部216,217は、調整帯域データ分離部224により一の物理chに対応する系統に割り当てられた特定の階層の調整帯域データを、一の物理chを構成する調整帯域に割り当て、調整帯域データ分離部224により一の物理ch以外の物理chに対応する系統に割り振られた他の階層の調整帯域データを、一の物理ch以外の物理chを構成する調整帯域に割り当ててよい。
なお、系統分離部205aによるA階層のセグメント構成データのキャリアシンボルの系統分離は、図13を参照して説明した、先頭から33セグメント分のキャリアシンボルと、残りの9セグメント分のキャリアシンボルとに分離する方法に限られるものではない。図14は、系統分離部205aによる系統分離の他の一例を示す図である。
図14に示すように、系統分離部205aは、A階層のセグメント構成データを所定の単位で分割し、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に割り振り、A階層の調整帯域データを、プライマリchに対応する系統に割り振ってもよい。
図14に示す、系統分離部205aによる系統分離について、図15を参照してより詳細に説明する。図15においては、1セグメント当たりのデータキャリア数をNとし、調整帯域のデータキャリア数をnとする。また、図15においては、プライマリchにおいてA階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数をXとし、セカンダリchにおいてA階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数をYとする。この場合、A階層のセグメント構成データのデータキャリア数は(X+Y)×Nとなる。
系統分離部205aは、A階層のセグメント構成データを先頭から、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれにおいてA階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じたデータキャリア単位で、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に割り当てる。すなわち、セグメント構成データは、図15に示すように、A階層のセグメント構成データを先頭から順に、セカンダリchでA階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数と同じY本のデータキャリア(0からY-1までのデータキャリア)と、プライマリchでA階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数と同じX本のデータキャリア(0からX-1までのデータキャリア)とを単位として、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に交互に割り当てる。
また、系統分離部205aは、図15に示すように、調整帯域データのデータキャリアをプライマリchに対応する系統に割り振る。
こうすることで、系統分離部205aは、A階層のセグメント構成データを、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれでA階層のデータ信号を伝送可能なセグメント数に応じて割り振ることができる。また、系統分離部205は、A階層の調整帯域データをプリライマリchに対応する系統に割り振ることができる。
上述したように、図3,5,12で参照した例と、図14で参照した例とでは、CB伝送される階層が異なる。ここで、これら2つの例における、系統分離部205,220(セグメント構成データ分離部223および調整帯域データ分離部224)および送出部としてのOFDMフレーム構成部216,217の動作をまとめると、以下のようになる。すなわち、セグメント構成データ分離部223は、複数の階層それぞれのセグメント構成データを、複数の物理chそれぞれにおいて複数の階層それぞれのセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、複数の物理chそれぞれに対応する系統に割り振る。また、調整帯域データ分離部224は、物理chを構成する複数のセグメントのうち外側から1または複数のセグメントにセグメント構成データが割り当てられる階層の調整帯域データを、その物理chに対応する系統に割り振る。
また、OFDMフレーム構成部216,217は、複数の物理chそれぞれにおいて、その物理chを構成する複数のセグメントのうち、外側から1または複数のセグメントにセグメント構成データが割り当てられる階層の調整帯域データを、その物理chを構成する調整帯域に割り当てる。
こうすることで、各物理chでセグメント構成データおよび調整帯域データを伝送可能な帯域に応じて、セグメント構成データと調整帯域データとを別個に、プライマリchに対応する系統とセカンダリchに対応する系統とに分離することができる。そのため、高度化方式の互換モードにおいて、階層伝送とCB伝送とを併用する場合に、調整帯域を含めた系統分離が可能となる。
実施形態では特に触れていないが、コンピュータを、変調装置20として機能させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROM、DVD-ROMなどの記録媒体であってもよい。
あるいは、変調装置20が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ、および、メモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成され、変調装置20に搭載されるチップが提供されてもよい。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換が可能であることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形および変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 送受信システム
10 再多重化装置
20 変調装置
30p,30s 送信機
40p,40s 受信機
50 復調装置
201 入力I/F部
202 誤り訂正符号化部
203 ビットインタリーブ部
204 マッピング部
205a,205b,205c,220 系統分離部
207 パイロット信号生成部
208 プライマリchTMCC情報ビット生成部
209 セカンダリchTMCC情報ビット生成部
210 プライマリchTMCC信号生成部
211 セカンダリchTMCC信号生成部
212,213,230 階層合成部
214,215,240 時間・周波数インタリーブ部
216,217 OFDMフレーム構成部
218,219 IFFT・GI付加部
221 切替制御部
222 切替部
223 セグメント構成データ分離部(第1の分離部)
224 調整帯域データ分離部(第2の分離部)
501,502 チューナー
503,504 GI除去・FFT部
505,506 OFDMフレーム同期部
507,508 TMCC復調部
509,510 パイロット抽出部
511,512 チャネル推定部
513,514 波形等化部
515,516 時間・周波数デインタリーブ部
517,518 LLch復調・誤り訂正復号部
519,524 LLR算出・誤り訂正復号部
520 CB伝送判別部
521 セカンダリch判別部
522 P/S同期部
523 合成部
525 出力部

Claims (6)

  1. 複数の物理チャネルを組み合わせたチャネルボンディング伝送により、伝送耐性の異なる複数の階層のデータ信号を送信する送信装置であって、
    前記複数の物理チャネルはそれぞれ、複数のセグメントと、前記複数のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成され、
    前記複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルのうちの一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記特定の階層以外の他の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る系統分離部と、
    前記系統分離部により系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理チャネルを構成する前記セグメントおよび前記調整帯域に割り当てて送出する送出部と、を備え、
    前記他の階層のデータ信号は、前記複数のセグメントで伝送されるセグメント構成データと、前記調整帯域で伝送される調整帯域データとを含み、
    前記系統分離部は、
    前記他の階層のセグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第1の分離部と、
    前記他の階層の調整帯域データを、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第2の分離部と、を備え、
    前記送出部は、
    前記第1の分離部により前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記特定の階層のデータ信号を、前記一の物理チャネルを構成する複数のセグメントのうち、内側の1または複数のセグメントに割り当て、前記第1の分離部により前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振られた前記他の階層のセグメント構成データを、前記一の物理チャネルの残りのセグメントおよび前記一の物理チャネル以外の物理チャネルを構成するセグメントに割り当て、
    前記第2の分離部により前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振られた前記他の階層の調整帯域データを、前記複数の物理チャネルそれぞれを構成する調整帯域に割り当てる、送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記第1の分離部は、前記セグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント単位で、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り当て、
    前記第2の分離部は、前記調整帯域データを前記物理チャネルの数に分割して、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り当てる、送信装置。
  3. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記第1の分離部は、前記セグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じたデータキャリア単位で、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り当て、
    前記第2の分離部は、前記他の階層の調整帯域データを、1データキャリアずつ、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に順次割り当てる、送信装置。
  4. 複数の物理チャネルを組み合わせたチャネルボンディング伝送により、伝送耐性の異なる複数の階層のデータ信号を送信する送信装置であって、
    前記複数の物理チャネルはそれぞれ、複数のセグメントと、前記複数のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成され、
    前記複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルのうちの一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記特定の階層以外の他の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る系統分離部と、
    前記系統分離部により系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理チャネルを構成する前記セグメントおよび前記調整帯域に割り当てて送出する送出部と、を備え、
    前記データ信号は、前記複数のセグメントで伝送されるセグメント構成データと、前記調整帯域で伝送される調整帯域データとを含み、
    前記系統分離部は、
    前記他の階層のセグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記他の階層のセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第1の分離部と、
    前記特定の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記他の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネル以外の物理チャネルに対応する系統に割り振る第2の分離部と、を備え、
    前記送出部は、
    前記第1の分離部により前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記特定の階層のデータ信号を、前記一の物理チャネルを構成する複数のセグメントのうち、外側から1または複数のセグメントに割り当て、前記第1の分離部により前記複数のチャネルそれぞれに対応する系統に割り振られた前記他の階層のセグメント構成データを、前記一の物理チャネルの残りのセグメントおよび前記一の物理チャネル以外の物理チャネルを構成するセグメントに割り当て、
    前記第2の分離部により前記一の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記特定の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネルを構成する調整帯域に割り当て、前記第2の分離部により前記一の物理チャネル以外の物理チャネルに対応する系統に割り振られた前記他の階層の調整帯域データを、前記一の物理チャネル以外の物理チャネルを構成する調整帯域に割り当てる、送信装置。
  5. 複数の物理チャネルを組み合わせたチャネルボンディング伝送により、伝送耐性の異なる複数の階層のデータ信号を送信する送信装置であって、
    前記複数の物理チャネルはそれぞれ、複数のセグメントと、前記複数のセグメントからなる帯域の両側に隣接する調整帯域とから構成され、
    前記複数の階層のうち、特定の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルのうちの一の物理チャネルに対応する系統に割り振り、前記特定の階層以外の他の階層のデータ信号を、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る系統分離部と、
    前記系統分離部により系統ごとに割り振られたデータ信号を、各系統に対応する物理チャネルを構成する前記セグメントおよび前記調整帯域に割り当てて送出する送出部と、を備え、
    前記データ信号は、前記複数のセグメントで伝送されるセグメント構成データと、前記調整帯域で伝送される調整帯域データとを含み、
    前記系統分離部は、
    前記複数の階層それぞれのセグメント構成データを、前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて前記複数の階層それぞれのセグメント構成データを割り当て可能なセグメント数に応じて、前記複数の物理チャネルそれぞれに対応する系統に割り振る第1の分離部と、
    前記物理チャネルを構成する前記複数のセグメントのうち外側から1または複数のセグメントに前記セグメント構成データが割り当てられる階層の前記調整帯域データを、前記物理チャネルに対応する系統に割り振る第2の分離部と、を備え、
    前記送出部は、
    前記複数の物理チャネルそれぞれにおいて、該物理チャネルを構成する複数のセグメントのうち、外側から1または複数のセグメントに前記セグメント構成データが割り当てられる階層の調整帯域データを、前記物理チャネルを構成する調整帯域に割り当てる、送信装置。
  6. コンピュータを、請求項1から5のいずれか一項に記載の送信装置として動作させるプログラム。
JP2022043215A 2021-09-10 2022-03-17 送信装置およびプログラム Pending JP2023040992A (ja)

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