JP6430819B2 - 導通状態判定方法および測定装置 - Google Patents
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Description
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、測定装置1は、大地Gにおける異なる箇所に接地された第1接地極E1と第2接地極E2の導通状態を測定可能な装置である。なお、図1における第1接地極E1と第2接地極E2の間の実線部分は、大地Gを介して第1接地極E1と第2接地極E2が接続され、金属的には接続されていない状態を示し、二点鎖線部分は、第1接地極E1と第2接地極E2が金属的に接続されているか否か不明であるため、仮想線で示したものである。また、抵抗Re1は、第1接地極E1の接地抵抗を示し、抵抗Re2は、第2接地極E2の接地抵抗を示し、抵抗Rsは、第1接地極E1と第2接地極E2の間の導通抵抗を示すものとする。
まず、第1接地極E1に第1端子1Aを接続し、第2接地極E2に第2端子1Bを接続する。そして、スイッチ部4を操作して直流電源2Aと、第1端子1Aおよび第2端子1Bとの接続を切り替える。具体的には、第1スイッチ4Aを直流電源2Aの正極側(一端側)に接続するとともに第2スイッチ4Bを直流電源2Aの負極側(他端側)に接続する(実線表示)。このとき、直流電流計2Bにより測定される第1電流値I1と、直流電圧計3により測定される第1電圧値V1から第1抵抗値R1(=V1/I1)を測定する(第1ステップ)。
R1=Re1+Re2+Ve/I1・・・(1)
R2=Re1+Re2−Ve/I2・・・(2)
第1抵抗値R1と第2抵抗値R2を測定し、比較することで、第1接地極E1と第2接地極E2が導通していない場合に、第1接地極E1と第2接地極E2の間に発生する電位差Veの有無に基づいて導通判定をすることができる。そのため、第1接地極E1と第2接地極E2の導通状態の有無を正確に判定することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図4に示すように、演算部51は、直流電流計2Bから第1電流値I1を取得し、直流電圧計3から第1電圧値V1を取得して(S1)、第1抵抗値R1を計算する(S2)。ステップS2の後、処理部5は、記憶部52において、第1抵抗値R1を記憶する(S3)。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記した各実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
第1端子1Aおよび第3端子1Cを第1接地極E1に接続するとともに、第2端子1Bおよび第4端子1Dを、第2接地極E2に接続して(接地極接続工程)、端子スイッチ部8を直流回路側に位置させる(直流回路接続工程)。具体的には、第1端子スイッチ8Aを、直流電源部2の一端に接続し、第2端子スイッチ8Bを、直流電源部2の他端に接続する。そして、第3端子スイッチ8Cを、直流電圧計3の一極側に接続し、第4端子スイッチ8Dを、直流電圧計3の他極側に接続する。
図6に示すように、演算部51は、端子スイッチ部8が直流回路側に接続されているか否かを判断する(S01)。端子スイッチ部8が直流回路側に接続されていない場合(S01:No)、演算部51は、ステップS01の処理を繰り返し、端子スイッチ部8が直流回路側に接続された場合(S01:Yes)、ステップS1の処理に進む。ステップS1以降の処理は、図4に示すフローチャートと同様である。
図7に示すように、第1端子1Aおよび第3端子1Cを、第1接地極E1に接続し、第2端子1Bを、第2接地極E2に接続し、第4端子1Dを、第3接地極E3に接続する。第1接地極E1、第2接地極E2および第3接地極E3は、一直線上に配列され、第1接地極E1と第2接地極E2の間は20m程度、第1接地極E1と第3接地極E3の間は10m程度の間隔があけられている。
図8に示すように、演算部51は、端子スイッチ部8が交流回路側に接続されているか否かを判断する(S11)。端子スイッチ部8が交流回路側に接続されていない場合(S11:No)、演算部51は、ステップS11の処理を繰り返し、端子スイッチ部8が交流回路側に接続された場合(S11:Yes)、交流電圧計7の電圧値V3と、交流電流計6Bの電流値I3を取得して(S12)、接地抵抗Re1の接地抵抗値R3が計算される(S13)。
図9に示すように、第1端子1Aを第1接地極E1に接続し、第2端子1Bを第2接地極E2に接続し、第3端子1Cを第3接地極E3に接続し、第4端子1Dを第4接地極E4に接続する。各接地極E1,E2,E3,E4は、第1接地極E1、第3接地極E3、第4接地極E4、第2接地極E2の順にそれぞれの接地極間に間隔aをあけて配置される。
この場合、図8に示すステップS13において、演算部51が、接地抵抗Re1の接地抵抗値R3に代えて、大地抵抗率ρを計算し、ステップS14において、表示部54が、演算部51から、接地抵抗値R3の代わりに大地抵抗率ρを取得して、大地抵抗率ρを表示する。
各端子1A,1C,1B,1Dを、導通状態判定方法と同様に、各接地極E1,E2にそれぞれ接続する(図5参照)。測定装置1内では、接地抵抗測定方法および大地抵抗率測定方法と同様に、端子スイッチ部8を交流回路側に接続する(図7参照)。このように接続することで、交流電圧計7により測定される、第1接地極E1と第2接地極E2の間に発生する電圧値V5と、交流電流計6Bにより測定される電流値I5とにより、第1接地極E1と第2接地極E2の間のインピーダンスZ(=V5/I5)が測定される。
この場合、図8に示すステップS13において、演算部51が、接地抵抗Re1の接地抵抗値R3に代えて、第1接地極E1と第2接地極E2の間のインピーダンスZを計算し、ステップS14において、表示部54が、演算部51から、接地抵抗値R3の代わりにインピーダンスZを取得して、インピーダンスZを表示する。
1A 第1端子
1B 第2端子
1C 第3端子
1D 第4端子
2A 直流電源
2B 直流電流計
3 直流電圧計
4 スイッチ部
E1 第1接地極
E2 第2接地極
I1 第1電流値
I2 第2電流値
R1 第1抵抗値
R2 第2抵抗値
V1 第1電圧値
V2 第2電圧値
Claims (5)
- 異なる箇所に接地された第1接地極と第2接地極の導通状態を判定する導通状態判定方法であって、
直流電源の一端側を前記第1接地極に接続するとともに他端側を前記第2接地極に接続し、前記第1接地極と前記第2接地極の間の電流値および電圧値から第1抵抗値を測定する第1ステップと、
前記直流電源の前記一端側を前記第2接地極に接続するとともに前記他端側を前記第1接地極に接続し、前記第1接地極と前記第2接地極の間の電流値および電圧値から第2抵抗値を測定する第2ステップと、
前記第1抵抗値と前記第2抵抗値を比較して、前記第1接地極と前記第2接地極が導通しているか否かを判定する第3ステップと、を有する導通状態判定方法。 - 前記第3ステップにおいて、前記第1抵抗値と前記第2抵抗値の差分が所定の基準値以下である場合、前記第1接地極と前記第2接地極が導通していると判定し、前記差分が前記所定の基準値より大きい場合、前記第1接地極と前記第2接地極が導通していないと判定することを特徴とする請求項1に記載の導通状態判定方法。
- 異なる箇所に接地された第1接地極と第2接地極の導通状態を測定する測定装置であって、
前記第1接地極に接続される第1端子と、
前記第2接地極に接続される第2端子と、
前記第1端子と前記第2端子の間に直列接続された直流電源および直流電流計と、
前記第1接地極と前記第2接地極の間の電圧値を測定可能な直流電圧計と、
前記直流電源の一端の、前記第1端子および前記第2端子の一方側との接続を他方側との接続に切り替えるとともに、前記直流電源の他端の、前記他方側との接続を前記一方側との接続に切り替えるスイッチ部と、を備えたことを特徴とする測定装置。 - 前記第1接地極に接続される第3端子と、
前記第2接地極に接続される第4端子と、を備え、
前記直流電圧計は、前記第3端子と前記第4端子の間に接続されたことを特徴とする請求項3に記載の測定装置。 - 異なる箇所に接地された少なくとも2以上の接地極に接続される測定装置であって、
前記2以上の接地極のいずれかに接続される第1端子、第2端子、第3端子および第4端子と、
直列接続された交流電源および交流電流計を有し、一端が前記第1端子に接続可能であり、他端が前記第2端子に接続可能な交流電源部と、一極側が前記第3端子に接続可能であり、他極側が前記第4端子に接続可能な交流電圧計とを有する交流回路と、
直列接続された直流電源および直流電流計を有し、一端が前記第1端子に接続可能であり、他端が前記第2端子に接続可能な直流電源部と、一極側が前記第3端子に接続可能であり、他極側が前記第4端子に接続可能な直流電圧計とを有する直流回路と、
前記第1端子、前記第2端子、前記第3端子および前記第4端子を、前記交流回路および前記直流回路のいずれか一方に切替接続可能な第1スイッチ部と、
前記直流回路に設けられ、前記直流電源の一端の、前記第1端子および前記第2端子の一方側との接続を他方側との接続に切り替えるとともに、前記直流電源の他端の、前記他方側との接続を前記一方側との接続に切り替える第2スイッチ部と、を備えたことを特徴とする測定装置。
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