JP6430728B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
特許文献1では、ソール部に凹部を形成し、この凹部にウエイトを着脱自在に取り付けることができるゴルフクラブヘッドが提案されている。このゴルフクラブヘッドは、ウエイトを取り付けることにより、ヘッドの重量や重心を変更することができる。
特開2014−79388号公報
しかしながら、上記のようなゴルフクラブは、ウエイトの取付位置が固定されているため、ウエイトの重量を変更することしかできず、ヘッドの重心の変更の自由度が低かった。そのため、ユーザの嗜好に応じて、ヘッドの重心を変更することができる自由度の高いゴルフクラブヘッドが要望されていた。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、重心の変更の自由度が高いゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、クラウン部と、フェース部と、開口を有するソール部と、前記ソール部の開口に取り付けられる、少なくとも1つのウエイト部材と、を備え、前記クラウン部、フェース部、及びソール部により囲まれる内部空間を有し、前記ウエイト部材は、ソール部の開口に取り付けられるウエイト本体と、前記ウエイト本体に着脱自在に取り付けられる、少なくとも1つの調整ウエイトと、を備えている。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記ウエイト本体は、前記内部空間側へ突出するように形成することかでき、前記調整ウエイトは、前記ウエイト本体の前記内部空間側の端部に着脱自在に取り付けることができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記ウエイト本体は、前記内部空間側へ突出するように形成されるとともに、前記開口側から前記内部空間側へ延びる収容空間を備えることができ、前記調整ウエイトは、前記収容空間において、前記開口側と前記内部空間側との間を移動可能に構成することができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記ウエイト本体の収容空間は、外部へ開放するように形成することができ、前記調整ウエイトは、外部より工具によって、前記ウエイト本体内で移動可能に構成することができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記調整ウエイトは、前記ウエイト本体に対し回転可能に取り付けられるとともに、当該回転の中心からずれた位置に重心を有するように構成することかできる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記ウエイト本体は、前記内部空間側へ突出するように形成されるとともに、前記開口側から外部へ開放される収容空間を備えることができ、前記調整ウエイトは、前記収容空間を介して、外部より工具によって、回転可能に構成することができる。
本発明に係るゴルフクラブヘッドによれば、重心の変更の自由度を高くすることができる。特に、本発明に係るウエイト部材は、ウエイト本体と、これに取り付けられる調整ウエイトを備えているため、調整ウエイトの重量を変更したり、あるいはウエイト本体に対する調整ウエイトの位置を変更することで、ヘッドの重心を種々の位置に変更することができる。
本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1〜第3実施形態における基準状態の斜視図である。 図1の平面図である。 図1の底面図及び一部断面図である。 第1実施形態に係るウエイト部材の分解斜視図である。 図4のウエイト部材の組立図である。 第2実施形態に係るウエイト部材の斜視図である。 図6の断面図である。 工具の平面図である。 工具によりウエイト部材の調整を行う断面図である。 第3実施形態に係るウエイト部材の分解斜視図である。 図10の組み立て図である。 第3実施形態に係るウエイト部材の他の例を示す分解斜視図である。 図12の組み立て図である。
以下、本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1〜第3実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.ゴルフクラブヘッドの概要>
本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1〜第3実施形態では、重心を調整するウエイト部材の構成以外は、共通である。そこで、まず、ウエイト部材以外の構成について、図1〜図3を参照しつつ説明し、ウエイト部材については後述する。図1は第1〜第3実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図、図2は図1の平面図、図3は図1の底面図及び貫通孔付近の一部断面図である。
図1に示すように、このゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)は、内部空間を有する中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。
フェース部1は、ボールを打球する面であるフェース面を有しており、クラウン部2はフェース部1と隣接し、ヘッドの上面を構成する。ソール部3は、ヘッドの底面を構成し、フェース部1及びサイド部4と隣接する。また、サイド部4は、クラウン部2とソール部3との間の部位であり、フェース部1のトウ側からヘッドのバック側を通りフェース部1のヒール側へと延びる部位である。さらに、ホーゼル部5は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔51を有している。そして、この挿入孔51の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。
ここで、上述した基準状態について説明する。まず、図1及び図2に示すように、上記中心軸線Zが地面(水平面)に対して垂直な平面P1に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で地面上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。そして、上記平面P1を基準垂直面と称する。また、図2に示すように、上記基準垂直面P1と地面との交線の方向をトウ−ヒール方向と称し、このトウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ地面に対して平行な方向をフェース−バック方向と称することとする。なお、本実施形態に係るゴルフクラブセットでは、一般的なゴルフクラブセットと同様に、クラブの番手が大きくなるほど、ロフト角が大きくなる。
図3に示すように、ソール部3には、内部空間Sに通じる貫通孔(開口)31が形成されており、この貫通孔31の内周面には雌ねじが形成されている。そして、この雌ねじに、ヘッドの重心を調整するためのウエイト部材が取り付けられている。ウエイト部材については、後述する。
本実施形態において、ソール部3とフェース部1、及びソール部3とサイド部4の境界は次のように定義することができる。すなわち、ソール部3とフェース部1、及びソール部3とサイド部4の間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。また、本実施形態に係るゴルフクラブヘッドでは、サイド部4を有しているが、例えば、サイド部4を有さず、ソール部3がクラウン部2と直接連結されている場合には、ソール部3とクラウン部2との間の稜線が、両者の境界となる。また、明確な稜線が形成されていない場合には、ヘッドを基準状態に設置し、これをヘッドの重心の真上から見たときの輪郭が境界となる。
なお、ヘッド体積の上限は特に定めないが、実用上、例えば500cm3以下が望ましく、またR&AやUSGAのルール規制に従う場合には470cm3以下が望ましい。
また、ヘッドは、例えば、比重が4.4〜5.0程度のチタン合金(たとえばTi−6Al−4V)で形成することができる。また、チタン合金以外にも、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、アルミ合金、マグネシウム合金、またはアモルファス合金などの中から1種または2種以上を用いて形成することもできる。
なお、本実施形態に係るヘッドは、少なくともソール部3を有するヘッド本体と、他の部分を組み合わせることで構成される。例えば、フェース部1のみを別部材で構成してヘッド本体に取り付けることでヘッドを構成したり、あるいはクラウン部2やサイド部4に開口を設けたヘッド本体を形成し、この開口を別部材で塞ぐことでヘッドを構成することもできる。
<2.ウエイト部材>
以下、第1〜第3実施形態に係るウエイト部材について説明する。以下では、説明の便宜上、図面内の上下方向に基づき、説明を行うが、必ずしもこの方向が発明を限定するものではない。
<2.1 第1実施形態>
図4は本実施形態に係るウエイト部材の分解斜視図、図5は図4のウエイト部材の組立図である。図4及び図5に示すように、第1実施形態に係るウエイト部材6は、ソール部3の貫通孔31に取り付けられるウエイト本体61と、このウエイト本体61に取り付けられる調整ウエイト62と、を備えている、ウエイト本体61は、円筒状の大径部611と、この大径部611の上面に同心状に連結される円筒状の小径部612とを備え、これらは一体的に形成されている。大径部611の外周面には、雄ねじが形成されており、この雄ねじがソール部3の貫通孔31の雌ねじに螺合する。これにより、大径部611の下面は、ソール部3の表面と概ね一致する。また、大径部611の下面には、矩形状の操作孔613が形成されており、この操作孔613には、レンチなどの工具が挿入可能となっている。
小径部612は、大径部611の上面に連結されているため、ヘッドの内部空間Sに配置される。また、小径部612の上面には、雌ねじが形成された固定孔614が形成されている。
調整ウエイト62は、小径部612の固定孔614に螺合される軸状の雄ねじ部621と、この雄ねじ部621と同心状に連結され、ウエイト本体61の小径部612と概ね同径の操作部622とを備えている。操作部622の上面には、平面視矩形状の操作孔623が形成されており、この操作孔623にレンチなどの工具が挿入され、調整ウエイト62をウエイト本体61に対して回転するようになっている。
ウエイト本体61及び調整ウエイト62は、主として金属で形成することができるが、その他、樹脂で形成することもできる。例えば、金属の場合には、Al合金、Ti合金、W−Niなど、樹脂の場合には、PU、複合樹脂、POMなどで形成することができる。なお、このような材料の種類については、以下の実施形態でも同じである。
上記のように構成されたウエイト部材6は、ウエイト本体61のみで構成される第1の態様と、ウエイト本体61と調整ウエイト62とが組み合わさった第2の態様と、を選択的にとり得るようになっている。すなわち、第2の態様では、ウエイト部材6が軸方向に積層されるように構成される。
第1の態様を選択した場合には、ウエイト本体61のみをソール部3の貫通孔31に取り付ける。このとき、ウエイト本体61の下面の操作孔13に工具を差し込み、ウエイト本体61を回転しながら、大径部611の雄ねじをソール部3の貫通孔31の雌ねじにねじ込む。
第2態様を選択した場合には、まず、図5に示すように、ウエイト本体61の上面に、調整ウエイト62を取り付ける。すなわち、調整ウエイト62の雄ねじ部621を、ウエイト本体61の上面の固定孔614にねじ込み、両者を固定する。そして、調整ウエイト62が取り付けられたウエイト本体61を、ソール部3の貫通孔31にねじ込み、両者を固定する。
以上のように、本実施形態によれば、ウエイト本体61に対し、軸方向に調整ウエイト62を連結することで、ウエイト部材6の重量及び重心の位置を変化させている。これにより、本実施形態に係るヘッドは、ウエイト部材6を第1の態様または第2の態様とすることで、ヘッドの重心位置をソール部3側からクラウン部2側に向かう高さ方向で調整することができる。
<2.2 第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るウエイト部材について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6は本実施形態に係るウエイト部材の斜視図、図7は図6の断面図である。図6及び図7に示すように、このウエイト部材7は、ソール部3の貫通孔31に取り付けられるウエイト本体71と、このウエイト本体71に取り付けられる調整ウエイト72と、を備えている、ウエイト本体71は、円筒状の大径部711と、この大径部711の上面に同心状に連結される円筒状の小径部712とを備え、これらは一体的に形成されている。大径部711の外周面には、雄ねじが形成されており、この雄ねじがソール部3の貫通孔31の雌ねじに螺合する。これにより、大径部711の下面は、ソール部3の表面と概ね一致する。
一方、小径部712は、大径部711の上面に連結されているため、ヘッドの内部空間Sに配置される。また、このウエイト本体71には、大径部711及び小径部712を貫通する円筒状に貫通孔(収容空間)70が形成されており、この貫通孔70の内周面には雌ねじが形成されている。そのため、ウエイト本体71がソール部3の貫通孔31に取り付けられたとき、ウエイト本体71の貫通孔70は、ソール部3の表面から外部に開放されている。また、貫通孔70の下部開口の内周壁には、環状の凸部715が形成されており、開口を小さくしている。さらに、この貫通孔70の上部開口、つまり小径部712の上部開口は、キャップ73により閉じられている。
調整ウエイト72は、円筒状に形成されており、外周面には、ウエイト本体71の貫通孔70の雌ねじに螺合する雄ねじが形成されている。また、調整ウエイト72の下面には、平面視矩形状の操作孔721が形成されており、この操作孔721にレンチなどの工具が挿入され、調整ウエイト72を回転するようになっている。
上記のように構成されたウエイト部材7は、ウエイト本体71の貫通孔70内に調整ウエイト72が取り付けられた状態で使用される。すなわち、ウエイト本体71は、調整ウエイト72を収容し、キャップ73が取り付けられた状態で、ソール部3の貫通孔31に取り付けられる。そして、ウエイト本体71内で、調整ウエイト72の軸方向の位置を変更することで、ウエイト部材7の重心を変更するようになっている。調整ウエイト72の位置を調整するには、上述したように、工具をウエイト本体71の貫通孔70の下側の開口に挿入し、調整ウエイト72の操作孔721に嵌め込む。この状態で、工具により調整ウエイト72を回転する。調整ウエイト72は貫通孔70の内壁面に螺合しているため、回転により、貫通孔70内で軸方向に移動する。これにより、ヘッドの重心を変更することができる。
なお、調整ウエイト72を回転させるための工具を次のように構成すれば、調整ウエイト72の位置を容易に確認することができる。例えば、図8に示す工具9は、棒状の操作部91と、この操作部91の中央に連結された棒状の支持部92と、でT字型に形成されている。そして、支持部92には、目盛り921が付されており、例えば、図9に示すように、工具9をウエイト本体71の下部開口から挿入し、支持部92の先端を調整ウエイト72の操作孔721に係合させたとき、ウエイト本体71の下部開口付近の目盛り921を読み取ることにより、調整ウエイト72がウエイト本体71の下部開口からどの程度離れた位置に配置されるかを容易に確認することができる。その結果、ヘッドの重心位置を容易に確認することができる。
以上のように、本実施形態によれば、ウエイト本体71に対して、軸方向に、調整ウエイト72の位置を調整できるため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、第2実施形態では、ウエイト本体71を取り外すことなく、調整ウエイト72の位置を変更できるため、ヘッドの重心位置の変更を容易に行うことができる。
<2.3 第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るウエイト部材について、図10及び図11を参照しつつ説明する。図10は本実施形態に係るウエイト部材の分解斜視図、図11は図10のウエイト部材の組立図である。同図に示すように、このウエイト部材8は、ソール部3の貫通孔31に取り付けられるウエイト本体81と、このウエイト本体81に取り付けられる調整ウエイト82と、を備えている。ウエイト本体81は、第2実施形態のものと同じ構成であるため、詳しい説明は省略する。
調整ウエイト82は、ウエイト本体81の貫通孔(収容空間)80に収容される円筒状の本体部821を備えている。この本体部821の外径はウエイト本体81の貫通孔80の内径とほぼ同じである。この本体部821の外周面に雄ねじが形成されており、本体部821は貫通孔80内で軸回りに回転可能に支持される。また、本体部821の下面には、平面視矩形状の操作孔822が形成されており、この操作孔822にレンチなどの工具が挿入され、調整ウエイト82を回転するようになっている。さらに、本体部821の外周面の上端部には、径方向外方へ突出する棒状の突出部823が形成されている。この突出部823は、ウエイト本体81の小径部812の上端から径方向外方へ突出するような長さとなっている。
以上の構成により、調整ウエイト82の本体部821は、ウエイト本体81の大径部811の上部開口から挿入され、突出部823が大径部811の上部開口の周縁に係合することにより、大径部811の上部に保持される。そして、調整ウエイト82の本体部821において、大径部811から上方にはみ出した部分には円筒状のキャップ85が取り付けられており、調整ウエイト82は、ウエイト本体81の大径部811とキャップ85とで形成される空間内に収容される。但し、キャップ85の外周面には切り欠き部851が形成されており、この切り欠き部851から調整ウエイト82の突出部823が外部へ突出している。
上記のように構成されたウエイト部材8は、図11に示すように、ウエイト本体81の貫通孔80内に調整ウエイト82が取り付けられた状態で使用される。すなわち、ウエイト本体81は、調整ウエイト82を収容し、キャップ85が取り付けられた状態で、ソール部3の貫通孔31に取り付けられる。そして、ウエイト本体81内で、調整ウエイト82を軸回りに回転させることで、重心の位置を変更するようになっている。調整ウエイト82の位置を調整するには、上述したように、工具をウエイト本体81の貫通孔80の下側の開口に挿入し、調整ウエイト82の操作孔822に嵌め込む。この状態で、工具により調整ウエイト82を回転する。調整ウエイト82を回転すると、突出部823の周方向の位置が変位するため、ヘッドの重心を変更することができる。このウエイト部材8では突出部823の周方向の位置を変位させることで、主としてヘッドの水平方向における重心位置を変化させている。そのため、ウエイト部材8を次のように構成することで、この重心位置を左右する突出部823の周方向の位置を視認できるようになる。つまり、ウエイト本体81の小径部812の軸方向の長さを短くして、調整ウエイト82の底面の指標を視認できるように構成してもよい。この指標は、例えば、突出部823の方向が認識できるようにマーカーなどの印によって形成することができる。またこれに限らず、調整ウエイト82の本体部821の軸方向の長さを長くしてもよい。この場合、この本体部821をソール側に底のある筒状に形成してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、調整ウエイト82を回転させることで、ウエイト部材8の重心位置を軸回りに変化させることができる。すなわち、第1及び第2実施形態に係るウエイト部材6、7では、重心がソール部3とクラウン部2との間の高さ方向で変化するように構成されているが、第3実施形態では、ヘッドの重心位置をソール部3の表面と概ね平行な平面上で変化させることができる。また、第2実施形態と同様に、ウエイト本体81を取り外すことなく、調整ウエイト82を変位できるため、ヘッドの重心位置を容易に変更することができる。また、調整ウエイト82の重量を変更することにより、ヘッドの重心高さおよびウエイト本体81の軸周りの方向で重心位置を変更することができる。そのため、1つの調整機構によって、2つのパラメータ(重心高さと重心位置)を変更することができる。
なお、第1、第2及び第3実施形態に係るウエイト部材6、7、8では、ウエイト本体81と調整ウエイト82とをねじによって結合しているが、調整ウエイト82がウエイト本体81に対して回転可能でかつ、任意の周方向位置で固定できる限り、両者の結合方法は特に限定されない。例えば、ウエイト本体81の小径部812の内周面に周方向にキー溝を形成し、さらにこのキー溝から上下方向に延びる凹溝を任意の位置(例えば、環状のキー溝を周方向に複数に分割する位置)に形成する。そして、調整ウエイト82の本体部821の外周面にこのキー溝および凹溝に嵌合するキー部を形成するなどしてもよい。これにより、ウエイト本体81に対して、調整ウエイト82を回転させ、任意の位置で固定することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<3.1>
第1〜第3実施形態において、ウエイト本体61、71、81の構成は特には限定されず、それぞれ調整ウエイト62、72、82を取り付け可能で、且つソール部3の貫通孔31に取り付けることができるのであれば、どのような形態でもよい。したがって、大径部及び小径部といった構成に限定されず、外径が一定の筒状であってもよい。また、ソール部3への取り付け方法も特には限定されず、着脱自在に固定できるのであれば、ねじ止め以外でもよい。
<3.2>
第1実施形態においては、ウエイト本体61は調整ウエイト62を取り付けることができるのであれば、どのような形態でもよく、ねじ止め以外でもよい。また、調整ウエイト62を取付ける位置も、軸方向の端部以外でもよく、例えば、ウエイト本体61の中間部に取付部を形成し、この取付部に調整ウエイト62を着脱自在に取り付けてもよい。また、調整ウエイト62は1個だけでなく、複数個を組み合わせてウエイト本体61に取り付けてもよい。
<3.3>
第2実施形態においては、調整ウエイト72がウエイト本体71の軸方向に移動可能であれば、その構成は特には限定されない。例えば、調整ウエイト72の外周面に軸方向に延びるキーを形成する一方、ウエイト本体71の貫通孔70の内周面にはキーに対応するキー溝を軸方向に形成する。これにより、調整ウエイト72はウエイト本体71の貫通孔70内で軸方向に移動可能となる。但し、調整ウエイト72の移動のための機構はこれに限定されない。また、キャップ73は、ウエイト本体71と別体で設ける以外に、ウエイト本体71と一体的に設けてもよい。なお、キャップ73は、ヘッドの内部空間Sからウエイト本体71の貫通孔70に異物が混入するのを防止するものであるが、必ずしも必要なものではない。また、キャップの有無については、第3実施形態についても同様である。
<3.4>
第3実施形態においては、調整ウエイト82の重心を偏心させるために、突出部823を設けているが、これ以外の構成でもよい。例えば、図12及び図13に示すように、この調整ウエイト83は、ウエイト本体81の貫通孔80に回転自在に配置される円筒状の本体部831を有している。そして、本体部831の上面には、斜め上方に延びる第1棒部材833と、第2棒部材834が取り付けられている。これら2つの棒部材833,834は、上方にいくにしたがって角度が広がるようにV字状に配置されている。そして、第1棒部材833の方が、第2棒部材834よりも長くなっている。これにより、調整ウエイト83の重心は、本体部831の回転中心からずれた位置になる。よって、このような調整ウエイト83を用いた場合でも、上記第2実施形態と同様に、重心位置をソール部3と概ね平行な面方向で変化させることができる。
<3.5>
上記各実施形態に係るウエイト部材は、複数あってもよい。すなわち、ソール部3に複数の貫通孔31を形成し、上記各実施形態に係るウエイト部材6,7,8のいずれかを適宜選択して取り付けることもできる。また、ウエイト部材を取り付けるために、ソール部3に貫通孔31を形成していたが、必ずしも貫通していなくてもよく、外部に開口していればよいため、凹部であってもよい。
<3.6>
上記実施形態では、ウッド型ゴルフクラブについて説明したが、本発明に係るゴルフクラブは、これに限定されない。例えば、いわゆるユーティリティ型及びハイブリッド型等を含む中空のヘッドを有するゴルフクラブであってもよい。
1 :フェース部
2 :クラウン部
3 :ソール部
6 :ウエイト部材
61 :ウエイト本体
62 :調整ウエイト
7 :ウエイト部材
71 :ウエイト本体
72 :調整ウエイト
8 :ウエイト部材
81 :ウエイト本体
82、83:調整ウエイト
83 :調整ウエイト
9 :工具
S :内部空間

Claims (5)

  1. クラウン部と、
    フェース部と、
    少なくとも1つの開口を有するソール部と、
    前記ソール部の開口に取り付けられる、少なくとも1つのウエイト部材と、
    を備え、
    前記クラウン部、フェース部、及びソール部により囲まれる内部空間を有し、
    前記ウエイト部材は、
    前記ソール部の開口に取り付けられるウエイト本体と、
    前記ウエイト本体に着脱自在に取り付けられる、少なくとも1つの調整ウエイトと、
    を備え、
    前記ウエイト本体は、前記内部空間側へ突出するように形成されており、
    前記調整ウエイトは、前記ウエイト本体の前記内部空間側の端部に着脱自在に取り付けられることで、前記ウエイト部材の前記内部空間側への突出長さを長くするように構成され
    前記ウエイト部材は、前記ウエイト本体に前記調整ウエイトが取り付けられた状態で、前記ソール部に着脱可能に構成されている、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記ウエイト本体は、前記ソール部の開口に固定される大径部と、前記調整ウエイトが取り付けられる小径部と、を備えている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記調整ウエイトは、前記ウエイト本体に対してネジ止めにより固定される、請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記ウエイト本体は、前記ソール部の開口に対してネジ止めにより固定される、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記ウエイト本体は、円筒状に形成されている、請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。

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