JP6430701B2 - 間紙 - Google Patents

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Description

本発明は間紙に関し、詳しくは液晶パネルなどの板状物を包装する際の間紙に関する。
現在、ガラスや液晶パネルなどの板状物を保管、搬送するために包装する際、板状物間に挟み込んで使用される間紙としてポリエチレン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂の発泡シート(以下、発泡シートともいう。)が用いられている。該発泡シートは緩衝性に優れるため、液晶パネルなどの板状物が物理的に傷つくのを防止する効果に優れるものである(例えば、特許文献1、2)。
特開2005−239242号公報 特開2011−11478号公報
近年の液晶パネルや液晶用ガラス板などの薄型化に対応するため、間紙である発泡シートにも薄く軽量であることが要求されている。発泡シートが薄く軽量になると、パネルなどの板状物からの荷重により、板状物と発泡シートとが密着しやすくなる。その結果、板状物を持ち上げて取出す際に、密着した発泡シートが持ち上げられた板状物に追従して板状物と共に持ち上げられてしまい、作業性が悪化することがある。
前記密着を防止し剥離を容易にする対策としては、間紙として、発泡シートの表面に高密度ポリエチレンのフィルムを貼り合わせ、さらに凹凸状に加工した発泡シートを用いることが考えられる。しかし、この方法は、間紙の重量が増えると共に、製造工程数が増えコスト高になるという問題を有している。
本発明は、前記の問題点に鑑み、緩衝性に優れると共に、液晶パネルなどの板状物から容易に剥離可能な、多層シートからなる間紙を提供することを、課題とするものである。
本発明によれば、以下に示す間紙が提供される。
[1] 多数の厚肉部と薄肉部とを交互に有し、これらにより両表面に筋状の凹凸が形成されていると共に、ポリオレフィン系樹脂発泡層と該発泡層の両面に積層接着されたフィルム層とを有し、多数の凹部がダイリップを構成する部材の片側又は両側に形成された共押出用環状ダイを用いた共押出発泡により形成されたポリオレフィン系樹脂多層シートからなる板状物用間紙であって、
少なくとも厚肉部が発泡しており、
前記多層シートの全体坪量A[g/m]が、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]よりも大きく、
各厚肉部の最大厚みの平均値Cが0.05〜2mmであり、
隣接する厚肉部の中心間距離の平均値が3〜30mmであり、
各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]に対する、多層シートの全体坪量A[g/m]の坪量比(A/B)が1.05以上であり、
多層シートの全体坪量Aが15〜100g/mであることを特徴とする、間紙。
[2]各厚肉部の最大厚みの平均値Cと各薄肉部の最小厚みの平均値Dとの差が0.03mm以上である、前記1に記載の間紙。
[3]薄肉部が発泡している、前記1又は2に記載の間紙。
[4]各厚肉部の最大厚みの平均値Cに対する各薄肉部の最小厚みの平均値Dの比(D/C)が、0.2以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の間紙。
本発明のポリオレフィン系樹脂多層シートからなる間紙は、その両表面に特定の凹凸を有しているので、ガラス基板やガラス基板を加工して得られる液晶パネルなどの板状物の間紙として使用した場合、多層シートが有する優れた傷付き防止効果、積載効率向上効果を維持しつつ、板状物に対する密着防止効果に優れるものである。
図1は、本発明の間紙を構成する、多層シートの幅方向縦断面の一例を示す図面である。
以下、本発明の間紙について詳細に説明する。
本発明の間紙は、板状物用の間紙であって、ポリオレフィン系樹脂シート(以下、単に樹脂シートともいう。)からなるものである。
なお、本発明の樹脂シートの縦断面の一例を図1に示す。図1において、1は多層の樹脂シートを、1aは発泡層を、2はフィルム層を、3は厚肉部を、3aは厚肉部の中心を、3a(1)は一の厚肉部の中心を、3a(2)は隣接する厚肉部の中心を、4は薄肉部を、4a(1)は3a(1)から厚肉部の中心間距離の1/4離れた位置を、4a(2)は3a(2)から厚肉部の中心間距離の1/4離れた位置を、5は厚肉部中心間部分を、5aは4a(1)と4a(2)の間の部分をそれぞれ示す。
前記樹脂シートを構成するポリオレフィン系樹脂は、オレフィン成分単位が50モル%以上の樹脂である。該ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。該ポリオレフィン系樹脂は、表面硬度が低く柔軟性に優れ、被包装体の表面保護に優れることから好ましく用いられるものであり、これらの中では柔軟性により優れるポリエチレン系樹脂が好ましい。
該ポリエチレン系樹脂としては、例えば、エチレン成分単位が50モル%以上の樹脂が挙げられ、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−4−メチルペンテン共重合体、エチレン−オクテン共重合体が例示される。これらのポリエチレン系樹脂は、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
これらのポリエチレン系樹脂の中でも、密度が935g/L以下のポリエチレン系樹脂を主成分とするものが好ましい。具体的には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等を用いることが好ましく、発泡性が良好な低密度ポリエチレンがより好ましい。
尚、密度が935g/L以下のポリエチレン系樹脂を「主成分」とするとは、該ポリエチレン系樹脂の含有量が樹脂シートを構成するポリオレフィン系樹脂の全重量の50重量%以上であることをいう。また、ポリエチレン系樹脂の密度の下限は概ね890g/Lである。
また、前記ポリプロピレン系樹脂としては、プロピレン重合体、またはプロピレンと他のオレフィンとの共重合体が挙げられる。プロピレンと共重合可能な他のオレフィンとしては、例えば、エチレン、及び1−ブテン、イソブチレン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、3,4−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、3−メチル−1−ヘキセンなどの炭素数4〜10のα−オレフィンが例示される。また上記共重合体は、ランダム共重合体であってもブロック共重合体であってもよく、さらに二元共重合体のみならず三元共重合体であってもよい。なお、上記共重合体中のプロピレンと共重合可能な他のオレフィンは、25重量%以下、特に15重量%以下の割合で含有されていることが好ましく、下限値としては0.3重量%であることが好ましい。また、これらのポリプロピレン系樹脂は、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
本発明の間紙は、図1に示すように、多数の厚肉部3と薄肉部4とを交互に有する樹脂シートからなり、これらの厚肉部3と薄肉部4が、樹脂シートの両表面に筋状の凹凸を形成したものである。即ち、該間紙は、厚肉部3により凸部が形成され、薄肉部4により凹部が形成され、間紙の両表面に筋状の凹凸が繰り返し現れているものである。
さらに、該間紙においては、少なくとも厚肉部が発泡している。従って、非包装物には凸状の発泡部分が接触するので、該間紙は緩衝性に優れるものである。一方、薄肉部は発泡していても、非発泡であってもよい。ただし、樹脂シートに過度な荷重が掛かった際にも、緩衝性が発現されることから、薄肉部も発泡していることが好ましい。
このような、樹脂シートは、例えば、特殊な凹凸構造のダイリップを有するダイを通して樹脂シートを押出すことにより得ることができる。
本発明の間紙においては、樹脂シートの全体坪量A[g/m]が、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]よりも大きく形成されている。
本発明の間紙は、前記の通り厚肉部と薄肉部とを有しており、板状物間に挟まれた際に、主に発泡している厚肉部により緩衝性が発現される。さらに該間紙においては、全体坪量Aが各薄肉部の坪量の平均値Bよりも大きい、すなわち厚肉部の坪量が薄肉部の坪量よりも大きく形成されている。従って、該間紙は従来のポリエチレン系樹脂発泡シートからなる間紙と比べると、軽量化しても同等の緩衝性を得ることができ、また、同全体坪量であればより優れた緩衝性を得ることができる。
かかる観点から、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]に対する、シート全体坪量A[g/m]の坪量比(A/B)は1.05以上が好ましく、1.08以上がより好ましい。なお、シート全体坪量Aにもよるが、全体坪量Aが小さい場合には、坪量比(A/B)が大きすぎると、樹脂シートの幅方向の強度が低下する虞があることから、該比(A/B)の上限は3程度であることが好ましい。
なお、各薄肉部の坪量とは、一の厚肉部3の中心3a(1)と該厚肉部3に隣接する厚肉部3の中心3a(2)との間として定められる厚肉部中心間部分5において、該中心間部分5の両端(3a(1)、3a(2))から、隣接する厚肉部の中心間距離(3a(1)と3a(2)間の長さ)の1/4に相当する幅をそれぞれ除いた部分5bの坪量であり、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]は、樹脂シート全体の各薄肉部の坪量を測定した値の平均値である。
本発明において、樹脂シートの全体坪量A[g/m]が各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]より大きいことは、前記間紙を構成する樹脂シートが、後加工により凹凸を形成されたものではなく、樹脂シートの製造時に厚肉部と薄肉部による凹凸を形成されたものであることを意味する。即ち、前記のように、特殊な凹凸構造の出口を有するダイを用いて得られる樹脂シートにおいては、ダイリップの凸部を通して押出される厚肉部の樹脂量は、凹部を通して押出される薄肉部の樹脂量よりも多くなるので、厚肉部と薄肉部とを合わせた全体坪量A[g/m]は、薄肉部の坪量の平均値B[g/m]よりも大きくなるからである。これに対し、後加工で凹凸が形成された場合には、全体坪量A[g/m]と各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]は等しくなる。
樹脂シートの全体坪量値Aは15〜500g/mであることが好ましい。軽量性の観点から、全体坪量Aの上限は、350g/mであることがより好ましく、100g/mであることがさらに好ましく、70g/mであることが特に好ましい。
本明細書において、樹脂シートの全体坪量A[g/m]は、樹脂シートの重量を樹脂シートの投影面積で割算することにより求められる。薄肉部の坪量の平均値B[g/m]は、次のようにして求められる。まず、樹脂シートから、シート全幅×10cm(四角形)の大きさに切り出し、さらに、無作為に20箇所以上選択して、厚肉部の中心間部分の両端から各々1/4幅の範囲を除く部分を測定用試験片として切り出す。切り出された測定用試験片の重量と幅をそれぞれ測定し、試験片の幅×10cmで求められる試験片の面積で、試験片の重量を割算することにより各試験片の坪量を求める。各試験片の坪量を算術平均することにより、薄肉部の坪量の平均値Bを求める。なお、薄肉部が20箇所未満である場合には、全ての薄肉部の坪量を測定し、それらの算術平均値を薄肉部の坪量の平均値Bとする。
本発明の間紙において、前記厚肉部の最大厚みの平均値Cは0.05〜2mmである。平均値Cが大きすぎると、板状物の積載効率が低下する虞があり、薄すぎると緩衝性が不十分となる虞がある。かかる観点から、平均値Cの上限は、1.5mmが好ましく、1.0mmがより好ましく、その下限は、0.1mmであることが好ましく、0.3mmであることがより好ましい。
また、各厚肉部の最大厚みの平均値Cと各薄肉部の最小厚みの平均値Dとの差は、肉厚部の最大厚みの平均値Cにもよるが、0.03mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることがより好ましい。
一方、樹脂シートの強度の観点から、各厚肉部の最大厚みの平均値Cに対する各薄肉部の最小厚みの平均値Dの比(D/C)が、0.2以上であることが好ましく、0.25以上がより好ましい。
また、隣接する厚肉部の中心間距離の平均値は、特に剥離性と緩衝性とのバランスに優れることから、2〜30mmが好ましく、3〜20mmであることがより好ましい。
本発明の間紙においては、緩衝性の観点から、各厚肉部の最大厚み部における厚み方向の気泡数の平均値Eは1.3個以上であることが好ましく、1.5個以上であることがより好ましく、2.0個以上であることがより好ましい。なお、該気泡数の上限は、厚肉部の厚みにもよるが、概ね5個程度である。
また、間紙としての樹脂シートの緩衝性は主に厚肉部により発現されることから、薄肉部が発泡している場合には、前記平均値E[個]は、各薄肉部の最小厚み部における厚み方向の気泡数の平均値F[個]よりも大きいことが好ましい。具体的には、薄肉部が発泡している場合には、平均値Fに対する平均値Eの比(E/F)が1.1以上であることが好ましく、1.2以上であることがより好ましい。該比(E/F)の上限は概ね2程度である。
本願明細書において、各厚肉部の最大厚みの平均値C[mm]、各薄肉部の最小厚みの平均値D[mm]、気泡数の平均値E[個]、気泡数の平均値F[個]は、次のようにして測定する。まず、樹脂シートから無作為に厚肉部と薄肉部とをそれぞれ20箇所以上選択し、樹脂シートの幅方向断面写真を撮影する。樹脂シート厚み方向に沿って、選択された厚肉部の最大厚みと薄肉部の最小厚みを測定し、それらの測定値を算術平均することにより、各厚肉部の最大厚みの平均値C[mm]、各薄肉部の最小厚みの平均値D[mm]を求める。さらに、最大厚みと最小厚みを測定した箇所に樹脂シート厚み方向に直線を引き、該直線と交わる気泡の数を全てカウントし、それらの測定値を算術平均することにより、気泡数の平均値E[個]、気泡数の平均値F[個]を求める。なお、肉厚部及び薄肉部が20箇所未満である場合には、全ての厚肉部及び薄肉部において、厚み及び気泡数を計測し、それらの算術平均値を採用するものとする。
本発明の樹脂シートは、発泡状態の厚肉部を有するポリオレフィン系樹脂発泡層(以下、単に発泡層)のみからなる単層シートであることができ、発泡層の両面又は片面に共押出によりポリオレフィン系樹脂フィルム層(以下、フィルム層ともいう。)が積層接着された多層シートであることもできる。さらに、多層シートは、フィルム層に高分子型帯電防止剤などを配合して樹脂シートに機能性を付与することができる。
なお、フィルム層を構成するポリオレフィン系樹脂としては、前記発泡層を構成するポリオレフィン系樹脂と同じものが挙げられ、同種の樹脂を用いることが好ましい。ただし、発泡層とフィルム層とを接着することができさえすれば、異なる樹脂を用いることができる。
なお、本発明においては、多層シートが選択される。
前記フィルム層の坪量は、0.5〜10g/mが好ましく、より好ましくは1〜5g/mである。
なお、樹脂シート全体の坪量やフィルム層の坪量の調整は、吐出量、引き取り速度などを調整することにより行うことができる。
本発明の間紙が液晶パネルや液晶用ガラス板の間紙として用いられる場合、樹脂シートは帯電防止性能を有することが好ましく、樹脂シートが単層シートの場合にはその発泡層に、多層シートの場合にはフィルム層のみ又はフィルム層と発泡層の両方に、高分子型帯電防止剤を配合することができる。その配合量は、発泡層に配合する場合には、発泡層全体の3〜30重量%であり、フィルム層に配合する場合には、フィルム層全体の5〜30重量%である。
高分子型帯電防止剤としては従来公知のものを使用することができ、具体的には、体積抵抗率が1×10〜1×1011Ω・cmの親水性ポリマー(以下、単に親水性ポリマーともいう。)や、親水性ポリマーブロックと疎水性ポリマーブロックとのブロック共重合体、アイオノマーなどが例示できる。親水性ポリマーとしては、ポリエーテル、カチオン性ポリマー、アニオン性ポリマーなどが例示できる。一方、疎水性ポリマーブロックとしては、ポリオレフィンやポリアミドなどが例示できる。また、親水性ポリマーブロックと疎水性ポリマーブロックとの結合としては、エステル結合、アミド結合、エーテル結合などが例示できる。これらの中でも、優れた帯電防止効果を与えると共に、帯電防止剤を添加することによる物性低下を抑制する効果を得るために、親水性ポリマーとしてポリエーテルブロックを有し、疎水性ポリマーブロックとしてポリオレフィンブロックを有するブロック共重合体が好ましい。
次に、本発明の間紙を構成するポリオレフィン系樹脂シートの製造方法について説明する。該樹脂シートは、発泡剤を含む発泡性溶融樹脂組成物を押出すことにより製造することができる。例えば、前記ポリオレフィン系樹脂と、必要に応じて添加される気泡調整剤などの添加剤とを押出機に供給し、加熱混練して溶融樹脂組成物とする。次いで、該溶融樹脂組成物に物理発泡剤を圧入してさらに混練し、押出機内において発泡可能な温度に調整して樹脂シート形成用の発泡性溶融樹脂組成物とし、該発泡性溶融樹脂組成物を凹凸断面を有するダイリップを有するダイを通して大気中に押出して、厚肉部と薄肉部とを有し、少なくとも厚肉部が発泡している樹脂シートを得ることができる。ダイとして環状ダイを用いる場合には、該発泡性溶融樹脂組成物を筒状に押出し、該筒状体を、マンドレルにて拡径(ブローアップ)しつつ引取りながら切り開くことにより、樹脂シートを得ることができる。なお、押出機、マンドレル、筒状体を切り開く装置等は、従来押出発泡の分野で用いられている公知のものを用いることができる。
樹脂シートに多数の厚肉部と薄肉部とを交互に形成するには、ダイリップを構成する部材の片面側又は両面側に多数の凹部が形成されたダイを用いればよい。凹部は等間隔に形成されていることが好ましい。
厚肉部の最大厚みの平均値は、ダイリップの凹部における間隙(スリット間隙)、発泡倍率(見掛け密度)、シートの引取り速度を変更することにより調整することができる。厚肉部間の中心間距離は、ダイリップの凹部間の間隔(ピッチ)と上記拡径時の比率(ブローアップ比)を変更することにより調整することができる。また、厚肉部と薄肉部との厚みの差は、ダイリップの凹部の深さ、発泡倍率、ブローアップ比、引取り速度の変更により調整することができる。
樹脂シートの製造に用いるポリオレフィン系樹脂は、例えば、ポリエチレン系樹脂を用いる場合、高発泡倍率の発泡部を有する樹脂シートを得ることが容易であることから、メルトフローレート(MFR)が、0.1〜20g/10分のものが好ましく、より好ましくは0.5〜15g/10分、更に好ましくは1〜12g/10分のものである。
なお、本明細書におけるMFRはJIS K 7210(1999)の付属書A表1の条件D(190℃、2.16kg荷重)に基づき測定される。
前記物理発泡剤としては、例えば、プロパン、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、塩化メチル、塩化エチル等の塩化炭化水素、1,1,1,2−テトラフロロエタン、1,1−ジフロロエタン等のフッ化炭化水素等の有機系物理発泡剤、酸素、窒素、二酸化炭素、空気、水等の無機系物理発泡剤、アゾジカルボンアミド等の分解型発泡剤が挙げられ、これらを併用することもできる。上記した物理発泡剤は、2種以上を混合して使用することが可能である。これらのうち、特にポリエチレン系樹脂との相溶性、発泡性の観点から有機系物理発泡剤が好ましく、中でもノルマルブタン、イソブタン、又はこれらの混合物を主成分とするものが好適である。
物理発泡剤の添加量は、発泡剤の種類、目的とする樹脂シートの前記厚肉部の最大厚みの平均値Cに応じて調整することができる。例えば、発泡剤としてイソブタンを用いる場合には、樹脂シートの発泡層を構成する樹脂組成物100重量部当たり3〜25重量部、好ましくは5〜23重量部、より好ましくは8〜20重量部である。
主要な添加剤として、通常、気泡調整剤が添加される。気泡調整剤としては有機系のもの、無機系のもののいずれも使用することができる。無機系気泡調整剤としては、ホウ酸亜鉛、ホウ酸マグネシウム、硼砂等のホウ酸金属塩、塩化ナトリウム、水酸化アルミニウム、タルク、ゼオライト、シリカ、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム等が挙げられる。また有機系気泡調整剤としては、リン酸−2,2−メチレンビス(4,6−tert−ブチルフェニル)ナトリウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カルシウム、安息香酸アルミニウム、ステアリン酸ナトリウム等が挙げられる。またクエン酸と重炭酸ナトリウム、クエン酸のアルカリ塩と重炭酸ナトリウム等を組み合わせたもの等も気泡調整剤として用いることができる。これらの気泡調整剤は2種以上を混合して用いることができる。気泡調整剤の添加量は、目的とする気泡径に応じて調節することができ、タルクを用いた場合、樹脂シートの発泡層を構成する樹脂組成物100重量部当たり、0.1〜2重量部である。
前記多層シートを製造する場合、共押出用ダイに発泡層形成用押出機とフィルム層成用押出機とが接続された装置を用いる。
まず、前記したように、発泡層形成用押出機にて、発泡性溶融樹脂組成物を形成する。同時に、フィルム層形成用押出機に、フィルム層形成用の樹脂と、必要に応じて添加される高分子型帯電防止剤などの添加剤を供給し、加熱混練した後、必要に応じてさらに揮発性可塑剤を添加し混練して、フィルム層形成用溶融樹脂組成物とする。前記発泡性溶融樹脂組成物とフィルム層形成用溶融樹脂組成物とを共押出用ダイに導入して両者を合流させ、両者を共押出することにより多層シートが得られる。
共押出法においては、前記フィルム層形成用溶融樹脂組成物には揮発性可塑剤が添加されることが好ましい。揮発性可塑剤としては、フィルム層形成用溶融樹脂組成物の溶融粘度を低下させる機能を有すると共に、フィルム層形成後に、該フィルム層より揮発してフィルム層中に存在しなくなるものが用いられる。揮発性可塑剤をフィルム層形成用溶融樹脂組成物中に添加することにより、共押出する際に、フィルム層形成用溶融樹脂組成物の押出樹脂温度を発泡層形成用発泡性溶融樹脂組成物の押出樹脂温度に近づけることができる(温度低下効果)と共に、溶融状態のフィルム層の溶融伸びを著しく向上させることができる(伸張性改善効果)。これにより、押出時にフィルム層の熱によって発泡層の気泡構造が破壊されにくくなり、さらに該フィルム層の伸びが発泡層の伸びに追随するので、フィルム層の伸び不足による亀裂発生が防止される。
揮発性可塑剤としては、炭素数2〜7の脂肪族炭化水素や脂環式炭化水素、炭素数1〜4の脂肪族アルコール、又は炭素数2〜8の脂肪族エーテルから選択される1種、或いは2種以上のものが好ましく用いられる。
揮発性可塑剤の添加量は、フィルム層形成用の樹脂組成物100重量部に対して7重量部〜50重量部であることが好ましい。
本発明の間紙は、前述のようにして特定の凹凸を有するポリオレフィン系樹脂シートからなる板状物用間紙であることから、ガラス基板や、ガラス基板から得られる液晶パネルなどの間紙として好適に使用できるものである。
次に、実施例及び比較例により、本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は実施例に限定されるものではない。
実施例、比較例で用いたポリオレフィン系樹脂を表1に示す。
気泡調整剤として、タルク濃度20重量%のタルクマスターバッチ:(タルク:松村産業株式会社製商品名「ハイフィラー#12」、ベースレジン:低密度ポリエチレン)を用いた。
実施例1〜4及び参考例1では、環状ダイを構成する外側の金型と内側の金型のうち、内側の金型に多数の断面略矩形状の凹溝が形成され、断面凹凸形状のリップクリアランスを有する環状ダイを用いた。各実施例、比較例で用いた環状ダイのリップ径、リップ出口における凹溝の幅及び深さ、凹部間のピッチ(中心間距離)を表2に示す。実施例、比較例における製造条件を表3に示す。
実施例1〜4
実施例1〜4は多層のポリオレフィン系樹脂シートの例である。
ポリオレフィン系樹脂シート形成用押出装置として次の装置を用いた。発泡層形成用押出機として、直径90mmの第一押出機と、第一押出機の下流側に直径120mmの第二押出機が連結されたタンデム押出機を用い、非発泡層形成用押出機として、直径65mmの第三押出機を用い、第二押出機の出口と第三押出機の出口に共押出用環状ダイを取り付けた装置を用いた。
表3に示す種類、量のポリオレフィン系樹脂と、上記タルクマスターバッチとを第一押出機の原料投入口に供給し、加熱混練したのち、200℃に調整された溶融樹脂組成物とした。次いで、該溶融樹脂組成物に、表3に示す量の物理発泡剤としての混合ブタン(ノルマルブタン/イソブタン=70重量%/30重量%)を圧入し、次いで第二押出機に供給して、表3に示す樹脂温度の発泡層形成用発泡性溶融樹脂組成物とし、表3に示す吐出量で共押出用環状ダイに導入した。
同時に、表3に示す種類、配合割合のポリオレフィン系樹脂と、高分子型帯電防止剤「三洋化成株式会社製 ペレスタット300」(表中「帯防」と記す)とを第三押出機に供給し、加熱混練した後、表3に示す量の揮発性可塑剤としての前記混合ブタンを圧入して、さらに加熱混練し、表3に示す樹脂温度のフィルム層形成用溶融樹脂組成物とし、表3に示す吐出量で共押出用環状ダイに導入した。
共押出用環状ダイ内で発泡層形成用発泡性溶融樹脂組成物の外側と内側にフィルム層形成用溶融樹脂組成物を積層合流させ、積層体として大気中に押出し、フィルム層/発泡層/フィルム層の3層構成の筒状体を形成した。該筒状体をマンドレルで拡径しつつ表3に示す速度で引き取りながら押出方向に沿って切り開き、さらに、504mm×804mmの矩形状に裁断することによって、フィルム層が発泡層の両面に積層接着され、厚肉部と薄肉部が共に発泡した樹脂シートを得た。
参考例1
参考例1は、単層のポリオレフィン系樹脂シートの例である。
ポリオレフィン系樹脂シート形成用押出装置として次の装置を用いた。発泡層形成用押出機として、直径115mmの第一押出機と、第一押出機の下流側に直径150mmの第二押出機が連結されたタンデム押出機を用い、第二押出機の出口に環状ダイを取り付けた装置を用いた。
表3に示す種類、量のポリオレフィン系樹脂と、上記タルクマスターバッチとを第一押出機の原料投入口に供給し、加熱混練したのち、200℃に調整された溶融樹脂組成物とした。次いで、該溶融樹脂組成物に、表3に示す量の物理発泡剤としての混合ブタン(ノルマルブタン/イソブタン=70重量%/30重量%)を圧入し、次いで第二押出機に供給して、表2に示す樹脂温度の発泡層形成用発泡性溶融樹脂組成物とし、表3に示す吐出量で環状ダイに導入した。発泡層形成用発泡性溶融樹脂組成物大気中に押出し、発泡層のみからなる筒状体を形成した。該筒状体をマンドレルで拡径しつつ表3に示す速度で引き取りながら押出方向に沿って切り開き、さらに、504mm×804mmの矩形状に裁断することによって、厚肉部と薄肉部が共に発泡した単層の樹脂シートを得た。
比較例1
リップ部に凹部を有しない通常の環状ダイを用い、気泡調整剤及び物理発泡剤の配合量を表3に示す量に変更し、表3に示す引取り速度で引き取った以外は、参考例1と同様にして多層発泡樹脂シートを得た。



比較例2
リップ部に凹部を有しない通常の環状ダイを用いた以外は、実施例2と同様にして単層の発泡樹脂シートを得た。
実施例、比較例で得られた樹脂シートの物性を表4に示す。
樹脂シートの全体坪量A[g/m]は、樹脂シートの重量を樹脂シートの投影面積で割算することにより求めた。薄肉部の坪量の平均値B[g/m]は前記方法により、全ての薄肉部において坪量の測定を行い、測定値を算術平均することによって求めた。
各厚肉部の最大厚みの平均値C、各薄肉部の最小厚みの平均値D、各厚肉部における厚み方向の気泡数の平均値E[個]、各薄肉部における厚み方向の気泡数の平均値F[個]は、前記方法により、全ての厚肉部及び薄肉部において厚み及び気泡数の測定を行い、測定値を算術平均することによって求めた。
剥離容易性の評価は次のように行った。
504mm×804mm(押出方向×幅方向)の矩形状に裁断した樹脂シートを、アクリル板(2mm厚み:500mm×800mm)の上に、該アクリル板の4辺各々の端部より各々2mm程度はみ出す様に置き、その上に同じ仕様のアクリル板を積み重ねた。更にアクリル板の上から20kgの荷重を掛けた。荷重をかけてから5分経過した後、樹脂シート上のアクリル板を垂直方向に持ち上げ、その時の樹脂シートの剥離の有無を確認した。
評価基準
○:樹脂シートが持ち上げられたアクリル板に追従しなかった。
×:樹脂シートが持ち上げられたアクリル板に追従してアクリル板と共に持ち上げられてしまった。
1 樹脂シート、1a 発泡層、2 フィルム層、3 厚肉部、3a 厚肉部の中心、3a(1) 一の厚肉部の中心、3a(2) 隣接する厚肉部の中心、4 薄肉部、4a(1) 3a(1)から厚肉部中心間距離の1/4離れた位置、4a(2) 3a(2)から厚肉部中心間距離の1/4離れた位置、5 厚肉部中心間部分、5a 4a(1)と4a(2)の間の部分

Claims (4)

  1. 多数の厚肉部と薄肉部とを交互に有し、これらにより両表面に筋状の凹凸が形成されていると共に、ポリオレフィン系樹脂発泡層と該発泡層の両面に積層接着されたフィルム層とを有し、多数の凹部がダイリップを構成する部材の片側又は両側に形成された共押出用環状ダイを用いた共押出発泡により形成されたポリオレフィン系樹脂多層シートからなる板状物用間紙であって、
    少なくとも厚肉部が発泡しており、
    前記多層シートの全体坪量A[g/m]が、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]よりも大きく、
    各厚肉部の最大厚みの平均値Cが0.05〜2mmであり、
    隣接する厚肉部の中心間距離の平均値が3〜30mmであり、
    各薄肉部の坪量の平均値B[g/m]に対する、多層シートの全体坪量A[g/m]の坪量比(A/B)が1.05以上であり、
    多層シートの全体坪量Aが15〜100g/mであることを特徴とする、間紙。
  2. 各厚肉部の最大厚みの平均値Cと各薄肉部の最小厚みの平均値Dとの差が0.03mm以上である、請求項1に記載の間紙。
  3. 薄肉部が発泡している、請求項1又は2に記載の間紙。
  4. 各厚肉部の最大厚みの平均値Cに対する各薄肉部の最小厚みの平均値Dの比(D/C)が、0.2以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の間紙。
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