JP2015129013A - 間紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、緩衝性に優れると共に、液晶パネルなどの板状物から容易に剥離可能な、樹脂シートからなる間紙を提供することを、課題とするものである。
【解決手段】 本発明の間紙は、多数の厚肉部3と薄肉部4とを交互に有し、これらにより両表面に筋状の凹凸が形成されたポリオレフィン系樹脂シート1からなる板状物用間紙であって、少なくとも厚肉部3が発泡しており、樹脂シートの全体坪量A[g/m2]が、各薄肉部4の坪量の平均値B[g/m2]よりも大きく、
各厚肉部3の最大厚みの平均値Cが0.05〜2mmであることを特徴とする、間紙。
【選択図】 図1
Description
[1]多数の厚肉部と薄肉部とを交互に有し、これらにより両表面に筋状の凹凸が形成されたポリオレフィン系樹脂シートからなる板状物用間紙であって、
少なくとも厚肉部が発泡しており、
樹脂シートの全体坪量A[g/m2]が、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m2]よりも大きく、
各厚肉部の最大厚みの平均値Cが0.05〜2mmであることを特徴とする、間紙。
[2]隣接する厚肉部の中心間距離の平均値が2〜30mmである、前記1に記載の間紙。
[3]各厚肉部の最大厚みの平均値Cと各薄肉部の最小厚みの平均値Dとの差が0.03mm以上である、前記1又は2に記載の間紙。
[4]各薄肉部の坪量の平均値B[g/m2]に対する、樹脂シートの全体坪量A[g/m2]の坪量比(A/B)が1.10以上である、前記1〜3のいずれかに記載の間紙。
[5]樹脂シートの全体坪量Aが15〜500g/m2である、前記1〜4のいずれかに記載の間紙。
[6]薄肉部が発泡している、前記1〜5のいずれかに記載の間紙。
本発明の間紙は、板状物用の間紙であって、ポリオレフィン系樹脂シート(以下、単に樹脂シートともいう。)からなるものである。
なお、本発明の樹脂シートの縦断面の一例を図1に示す。図1において、1は多層の樹脂シートを、1aは発泡層を、2はフィルム層を、3は厚肉部を、3aは厚肉部の中心を、3a(1)は一の厚肉部の中心を、3a(2)は隣接する厚肉部の中心を、4は薄肉部を、4a(1)は3a(1)から厚肉部の中心間距離の1/4離れた位置を、4a(2)は3a(2)から厚肉部の中心間距離の1/4離れた位置を、5は厚肉部中心間部分を、5aは4a(1)と4a(2)の間の部分をそれぞれ示す。
尚、密度が935g/L以下のポリエチレン系樹脂を「主成分」とするとは、該ポリエチレン系樹脂の含有量が樹脂シートを構成するポリオレフィン系樹脂の全重量の50重量%以上であることをいう。また、ポリエチレン系樹脂の密度の下限は概ね890g/Lである。
このような、樹脂シートは、例えば、特殊な凹凸構造のダイリップを有するダイを通して樹脂シートを押出すことにより得ることができる。
かかる観点から、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m2]に対する、シート全体坪量A[g/m2]の坪量比(A/B)は1.05以上が好ましく、1.08以上がより好ましい。なお、シート全体坪量Aにもよるが、全体坪量Aが小さい場合には、坪量比(A/B)が大きすぎると、樹脂シートの幅方向の強度が低下する虞があることから、該比(A/B)の上限は3程度であることが好ましい。
一方、樹脂シートの強度の観点から、各厚肉部の最大厚みの平均値Cに対する各薄肉部の最小厚みの平均値Dの比(D/C)が、0.2以上であることが好ましく、0.25以上がより好ましい。
なお、フィルム層を構成するポリオレフィン系樹脂としては、前記発泡層を構成するポリオレフィン系樹脂と同じものが挙げられ、同種の樹脂を用いることが好ましい。ただし、発泡層とフィルム層とを接着することができさえすれば、異なる樹脂を用いることができる。
なお、樹脂シート全体の坪量やフィルム層の坪量の調整は、吐出量、引き取り速度などを調整することにより行うことができる。
厚肉部の最大厚みの平均値は、ダイリップの凹部における間隙(スリット間隙)、発泡倍率(見掛け密度)、シートの引取り速度を変更することにより調整することができる。厚肉部間の中心間距離は、ダイリップの凹部間の間隔(ピッチ)と上記拡径時の比率(ブローアップ比)を変更することにより調整することができる。また、厚肉部と薄肉部との厚みの差は、ダイリップの凹部の深さ、発泡倍率、ブローアップ比、引取り速度の変更により調整することができる。
なお、本明細書におけるMFRはJIS K 7210(1999)の付属書A表1の条件D(190℃、2.16kg荷重)に基づき測定される。
まず、前記したように、発泡層形成用押出機にて、発泡性溶融樹脂組成物を形成する。同時に、フィルム層形成用押出機に、フィルム層形成用の樹脂と、必要に応じて添加される高分子型帯電防止剤などの添加剤を供給し、加熱混練した後、必要に応じてさらに揮発性可塑剤を添加し混練して、フィルム層形成用溶融樹脂組成物とする。前記発泡性溶融樹脂組成物とフィルム層形成用溶融樹脂組成物とを共押出用ダイに導入して両者を合流させ、両者を共押出することにより多層シートが得られる。
実施例1〜4は多層のポリオレフィン系樹脂シートの例である。
ポリオレフィン系樹脂シート形成用押出装置として次の装置を用いた。発泡層形成用押出機として、直径90mmの第一押出機と、第一押出機の下流側に直径120mmの第二押出機が連結されたタンデム押出機を用い、非発泡層形成用押出機として、直径65mmの第三押出機を用い、第二押出機の出口と第三押出機の出口に共押出用環状ダイを取り付けた装置を用いた。
実施例5は、単層のポリオレフィン系樹脂シートの例である。
ポリオレフィン系樹脂シート形成用押出装置として次の装置を用いた。発泡層形成用押出機として、直径115mmの第一押出機と、第一押出機の下流側に直径150mmの第二押出機が連結されたタンデム押出機を用い、第二押出機の出口に環状ダイを取り付けた装置を用いた。
リップ部に凹部を有しない通常の環状ダイを用い、気泡調整剤及び物理発泡剤の配合量を表3に示す量に変更し、表3に示す引取り速度で引き取った以外は、実施例5と同様にして多層発泡樹脂シートを得た。
リップ部に凹部を有しない通常の環状ダイを用いた以外は、実施例2と同様にして単層の発泡樹脂シートを得た。
504mm×804mm(押出方向×幅方向)の矩形状に裁断した樹脂シートを、アクリル板(2mm厚み:500mm×800mm)の上に、該アクリル板の4辺各々の端部より各々2mm程度はみ出す様に置き、その上に同じ仕様のアクリル板を積み重ねた。更にアクリル板の上から20kgの荷重を掛けた。荷重をかけてから5分経過した後、樹脂シート上のアクリル板を垂直方向に持ち上げ、その時の樹脂シートの剥離の有無を確認した。
評価基準
○:樹脂シートが持ち上げられたアクリル板に追従しなかった。
×:樹脂シートが持ち上げられたアクリル板に追従してアクリル板と共に持ち上げられてしまった。
Claims (6)
- 多数の厚肉部と薄肉部とを交互に有し、これらにより両表面に筋状の凹凸が形成されたポリオレフィン系樹脂シートからなる板状物用間紙であって、
少なくとも厚肉部が発泡しており、
前記樹脂シートの全体坪量A[g/m2]が、各薄肉部の坪量の平均値B[g/m2]よりも大きく、
各厚肉部の最大厚みの平均値Cが0.05〜2mmであることを特徴とする、間紙。
- 隣接する厚肉部の中心間距離の平均値が2〜30mmである、請求項1に記載の間紙。
- 各厚肉部の最大厚みの平均値Cと各薄肉部の最小厚みの平均値Dとの差が0.03mm以上である、請求項1又は2に記載の間紙。
- 各薄肉部の坪量の平均値B[g/m2]に対する、樹脂シートの全体坪量A[g/m2]の坪量比(A/B)が1.05以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の間紙。
- 樹脂シートの全体坪量Aが15〜500g/m2である、請求項1〜4のいずれかに記載の間紙。
- 薄肉部が発泡している、請求項1〜5のいずれかに記載の間紙。
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