JP6430075B2 - 光部品および光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、入射した光を別の光学素子へと導く光部品と、光部品を用いた光モジュールに関する。
レーザダイオードまたはフォトダイオードを含む受発光素子と、レンズを含む光部品と、を、ファイバレセプタクルを含む光入出力ポートを有するセラミックスパッケージ内に封入した光モジュールが、光通信用トランシーバを含む通信用機器で用いられている。
下記の特許文献1には、複数のレーザダイオードと光合分波器とを集積した光モジュールが開示されている。この光合分波器は、バンドパスフィルタとミラーとが平板に接着された構造を有する。
また、下記の特許文献2には、波長可変レーザと波長モニタとを備える光モジュールが開示されている。この波長モニタは、周期的な透過スペクトル特性を有するエタロンと、エタロンを透過した光の強度を測定するフォトダイオードと、を備えている。
特開2015−225979号公報 特開2012−129259号公報
しかしながら、上記従来の光モジュールでは、特定の波長を選択する光学素子を含む光部品の温度依存性について考慮されていなかった。このため、温度変化に伴って光部品の光の透過特性が変化してしまうという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、温度変化に伴う光の透過特性の変化を抑えることができる光部品を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の光部品は、第1面と第2面との間で光路を形成する光路形成部材、および光路形成部材の第2面側に設けられる光学素子を含む光学部材と、光学部材に接続され、温度変化によって光の光学部材への入射角を変化させる角度調整部材と、固定面と、前記固定面に対向する前記光路形成部材の第4面と、の間に設けられ、正四角柱状の構造を有する固定部材とを備える。前記角度調整部材は、前記光路形成部材の前記第4面に接続され、前記固定部材の周囲を囲む可動部材と、前記固定部材の各面の一部と、前記可動部材の対向する部分と、の間を接続する接続部材とを有する。前記接続部材は、前記固定部材の前記各面の幅方向の中心ではない位置に配置される
本発明にかかる光部品は、温度変化に伴う光の透過特性の変化を抑えることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1による光合分波器の構成の一例を模式的に示す図 本発明の実施の形態1による光学部材の他の構成例を模式的に示す図 温度変化に伴う光合分波器の透過スペクトルの波長シフトの様子の一例を示す図 入射角の変化に伴う光合分波器の透過スペクトルの波長シフトの様子の一例を示す図 本発明の実施の形態1による温度上昇に伴う角度調整部材の角度変化の様子を模式的に示す図 本発明の実施の形態2による光波長モニタの構成の一例を模式的に示す図 本発明の実施の形態3による光合分波器の構成の一例を模式的に示す図 本発明の実施の形態3による光波長モニタの構成の一例を模式的に示す図 本発明の実施の形態4による光合分波器の構成の一例を模式的に示す図 本発明の実施の形態4による光波長モニタの構成の一例を模式的に示す図 本発明の実施の形態5による光モジュールの構成の一例を模式的に示す断面図 本発明の実施の形態5による光モジュールの構成の一例を模式的に示す断面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる光部品および光モジュールを図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による光合分波器の構成の一例を模式的に示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は正面図である。なお、固定面50に平行な面内で、互いに直交する2つの軸をX軸とZ軸とし、X軸とZ軸に垂直な軸をY軸とする。以下に示す図でも同様である。また、実施の形態1では、光部品が光合分波器1である場合が説明される。
光合分波器1は、合波された光信号を各波長の光信号に分波し、各波長の光信号を合波する光学部材10を有する。光学部材10は、所望の波長帯域の光信号のみを透過させ、所望の波長帯域以外の波長を有する光信号を反射させる光学素子である複数の波長選択素子11と、入射された光信号を高効率に反射させる光学素子である反射素子12と、波長選択素子11と反射素子12とを互いに平行に対向させて固定する光路形成部材13と、を備える。
光路形成部材13は、反射素子12が配置される第1面13aと、波長選択素子11が配置される第2面13bと、が平行となる、光信号に対して透明な平行平板状の板状部材によって構成される。図の例では、XZ面内の形状が平行四辺形状となっている。光路形成部材13には、エタロンまたはガラス板が例示される。
波長選択素子11は、光路形成部材13の第2面13bに配置される。ここでは、4個の波長選択素子11−1から波長選択素子11−4が設けられ、波長選択素子11−1から波長選択素子11−4が透過させる光信号の中心波長は異なっている。波長選択素子11には、バンドパスフィルタが例示される。なお、図1では、4個の波長選択素子11−1から波長選択素子11−4が設けられる場合が示されているが、波長選択素子11の数、すなわちチャンネル数に制約はなく、波長選択素子11は1個以上設けられればよい。
反射素子12は、光路形成部材13の第1面13a上の、波長選択素子11で反射された光信号を受光できる位置に設けられる。反射素子12には、ミラーが例示される。図1では、反射素子12は、光路形成部材13の第1面13a上に、金属膜または誘電体多層膜が直接製膜された場合が例示されている。
光学部材10は、光路形成部材13の第1面13a上の反射素子12が設けられていない領域に、光学素子である反射防止膜14を備える。反射防止膜14は、光路形成部材13へと入射する光信号または光路形成部材13から出射される光信号の反射を抑える機能を有する。図1では、反射防止膜14は、光路形成部材13の第1面13a上に直接製膜された場合が例示されている。
光合分波器1は、光路形成部材13の第3面13cに設けられる角度調整部材15と、角度調整部材15を介して光路形成部材13を支持する固定部材16と、を備える。角度調整部材15は、光路形成部材13の第3面13cの全面を覆うように設けられる。角度調整部材15には、アクリル樹脂が例示される。
角度調整部材15は、後述するように、光合分波器1の温度が上昇した時に、光学部材10、より具体的には波長選択素子11へ入射する光信号の入射角を増大させるように配置される。図1(a)の場合、光合分波器1を反時計回りに回転させると、波長選択素子11への光信号の入射角が大きくなる。このため、角度調整部材15は、XZ面において、入射光軸Oiの方向、すなわち第1面13a側の端部15aから第2面13b側の端部15bに向かう方向、に沿って徐々に幅が減少する形状を有する。図1の例では、角度調整部材15のXZ面の形状は、台形状を有している。なお、波長選択素子11へ光信号の入射角度を大きくさせる方向は、光路形成部材13での光信号の入射位置と、波長選択素子11への光信号の入射順序とによって変化する。光路形成部材13での光信号の入射位置を中心にして、光信号が最後に伝達する波長選択素子11−4から、光信号が最初に伝達する波長選択素子11−1に向かう方向に回転するように、角度調整部材15が設けられる。
固定部材16は、角度調整部材15を介して光路形成部材13を固定する部材である。固定部材16には、壁状部材、あるいは固定面50に対して直立するように固定された柱状部材が例示される。図1では、固定面50に対して固定部材16である固定柱が垂直となるように固定され、固定部材16に光路形成部材13が角度調整部材15を介して固定される。このとき、光路形成部材13のZX面に平行な第4面13dが固定面50と平行となるように、光路形成部材13は固定される。つまり、光路形成部材13は、角度調整部材15を介して固定部材16に片持ち構造で支持される。
なお、光路形成部材13は、光信号に対して透明であることが望ましいが、光信号に対して不透明であってもよい。この場合には、光が伝搬できるように、光路形成部材13中に長孔を設ければよい。
また、図1では、反射素子12と反射防止膜14とは、光路形成部材13に薄膜の形態で製膜される場合を示したが、他の形態であってもよい。図2は、本発明の実施の形態1による光学部材の他の構成例を模式的に示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は側面図である。この例では、光路形成部材13は、平行平板の板状部材131と、一対の平行な面のうち一方の面に接着される透明部材132と、他方の面に接着され、波長選択素子11を支持する支持部材133と、を有する。透明部材132の上面は、板状部材131の上面よりも突出するように設けられる。透明部材132に、反射素子12と反射防止膜14とが製膜されている。なお、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
ここで、光合分波器1の分波動作について説明する。なお、図1(a)には、光合分波器1が光分波器に用いられる場合において、光合分波器1の内部を伝播される光信号の光路を概念的に示している。
まず、互いに異なる波長を有する複数の光信号を含む波長多重化された光信号が、反射防止膜14から光路形成部材13に入射される。図1では、波長多重化された光信号は、4つの波長λ1から波長λ4の光信号を含む。光信号の入射光軸はOiである。光路形成部材13に入射された光信号は、波長選択素子11−1で波長λ1の光信号が出射光軸O1に沿って透過され、残りの波長λ2から波長λ4の光信号を含む波長多重化された光信号が反射される。
ついで、波長λ2から波長λ4の光信号を含む波長多重化された光信号は、反射素子12で波長選択素子11−2に向かって反射される。その後、波長選択素子11−2で波長λ2の光信号が出射光軸O2に沿って透過され、残りの波長λ3から波長λ4の光信号を含む波長多重化された光信号が反射される。
同様に、波長λ3から波長λ4の光信号を含む波長多重化された光信号は、反射素子12で波長選択素子11−3に向かって反射される。その後、波長選択素子11−3で波長λ3の光信号が出射光軸O3に沿って透過され、残りの波長λ4の光信号は反射される。そして、波長λ4の光信号は、反射素子12で波長選択素子11−4に向かって反射され、波長選択素子11−4で波長λ4の光信号が出射光軸O4に沿って透過される。なお、合波動作については、分波動作において、光信号を逆方向から、すなわち波長選択素子11側から入射させることによって、複数の波長の光信号が合波され、反射防止膜14側から出射される。
つぎに、光合分波器1の光学特性について説明する。波長選択素子11であるバンドパスフィルタは、基板上に多層の光学膜が積層された構造を有する。光合分波器1の温度が上昇すると、基板と光学膜との間の線膨張係数の違いによって、各膜厚にわずかな変化が生じ、透過帯域のシフトが発生する。図3は、温度変化に伴う光合分波器の透過スペクトルの波長シフトの様子の一例を示す図である。ここでは、温度が25℃および85℃の場合における光合分波器1の透過スペクトルが示される。図3に示されるように、温度が上昇すると、透過スペクトルは長波長側にシフトする。同図の場合、単位温度変化に対する波長シフト量αは0.0029nm/℃である。このような温度変化による透過帯域のシフトは、温度変化に伴う光強度変化、すなわちトラッキングエラーの原因になる。
図4は、入射角の変化に伴う光合分波器の透過スペクトルの波長シフトの様子の一例を示す図である。ここでは、入射角が7.4度、7.6度および7.8度の場合における光合分波器1の透過スペクトルが示される。図4に示されるように、入射角が大きくなると、透過スペクトルは短波長側にシフトする。同図の場合、単位角度変化に対する波長シフト量βは0.6nm/度である。
図5は、本発明の実施の形態1による温度上昇に伴う角度調整部材の角度変化の様子を模式的に示す図であり、(a)は常温での角度調整部材の上面図であり、(b)は常温からΔT度上昇したときの角度調整部材の上面図である。図5を参照しながら、角度調整部材15の線膨張に伴う光合分波器1の角度変化について説明する。
図5(a)に示されるように、常温での角度調整部材15の台形状の面において、上底の長さをaとし、下底の長さをbとする。また、常温での角度調整部材15の台形状の面において、2つの斜辺を延長して交差して得られる角度をθとする。なお、以下では、この台形状の面で、2つの斜辺を延長して交差する角度を、角度調整部材15の角度という。さらに、斜辺のうちの一方の長さをLとすると、tanθは、次式(1)のようになる。
tanθ=(b−a)/L ・・・(1)
常温から温度がΔT上昇すると、図5(b)に示されるように、角度調整部材15は、幅方向に線膨張する。角度調整部材15の線膨張係数をγとすると、上底の長さはa(1+γΔT)であり、下底の長さはb(1+γΔT)である。また、この温度での角度調整部材15の角度はθ+Δθとなる。このときのtan(θ+Δθ)は、次式(2)のようになる。
tan(θ+Δθ)=(b−a)(1+γΔT)/L
=(1+γΔT)tanθ ・・・(2)
角度調整部材15がアクリル樹脂によって構成される場合には、線膨張係数γは最大でも9×10-5[℃-1]である。角度調整部材15の線膨張に伴う光合分波器1の角度変化Δθ/ΔTは、式(1)と式(2)とから、次式(3)のように求められる。
Δθ/ΔT=0.5γsin(2θ) ・・・(3)
ここで、角度調整部材15の角度θを30度として計算すると、角度調整部材15の線膨張に伴う光合分波器1の角度変化Δθ/ΔTは、次式(4)のようになる。
Δθ/ΔT=0.5×9×10-5×sin(2×30°)
=3.9×10-5[rad/℃]
=0.0022[度/℃] ・・・(4)
すなわち、光合分波器1の温度上昇によって、角度調整部材15の角度は増加する。また、角度調整部材15の角度が変化することは、角度調整部材15に接続される光路形成部材13および波長選択素子11への光信号の入射角が、同じ角度だけ変化することを示している。よって、角度調整部材15の線膨張に伴う透過スペクトルの波長シフトδは、次式(5)によって示される。
δ=β×Δθ/ΔT=0.0013[nm/℃] ・・・(5)
図4で説明したように、光合分波器1への光信号の入射角が大きくなると透過スペクトルは短波長側にシフトする。つまり、温度上昇に伴って、光合分波器1への光信号の入射角が変化することで、(5)式で示される割合で透過する光信号の波長が短波長側にシフトすることになる。
したがって、温度上昇に伴って光合分波器1自体の透過スペクトルは長波長側にα=0.0029[nm/℃]の割合でシフトする。一方、角度調整部材15の線膨張によって光合分波器1への光信号の入射角が大きくなる効果で、光合分波器1の透過スペクトルは短波長側へとδ=0.0013[nm/℃]の割合で波長シフトする。その結果、正味の温度上昇に伴う光合分波器1の波長シフト量Δλは、0.0016[nm/℃]となる。これは、温度上昇の際に、入射角が変化しない場合に比して、シフト量が45%削減されることを示している。
ところで、上記した角度調整部材15を用いない場合には、温度上昇による波長選択素子11であるバンドパスフィルタの透過帯域の波長シフトを抑制するために、線膨張係数を制御して膜厚変化を抑えたガラスセラミックス材料を用いた基板を、光路形成部材13に用いる方法が考えられる。しかし、このようなガラスセラミックス材料は、一般的に難削性であり、加工が難しく、また高価である。
そこで、実施の形態1では、波長選択素子11が設けられた光路形成部材13が、角度調整部材15を介して支持される。温度の変化によって、入射光軸Oiと出射光軸O1,O2,O3,O4とが作る面に垂直な軸の周りに光路形成部材13が回転するように、角度調整部材15の形状は台形状とされる。これによって、温度が上昇した場合に、光合分波器1を透過する光信号の波長は長波長側にシフトするが、角度調整部材15の線膨張によって光路形成部材13への光信号の入射角が大きくなり、光合分波器1を透過する光信号の波長は短波長側へとシフトする。この結果、光合分波器1を透過する光信号の波長の長波長側へのシフトが、角度調整部材15を設けない場合に比して抑制される。つまり、光合分波器1での透過スペクトルの温度依存性を抑制することができるという効果を有する。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2による光波長モニタの構成の一例を模式的に示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は正面図である。なお、実施の形態2では、光部品が光波長モニタ3である場合が説明される。
光波長モニタ3は、入射した光の強度を測定する光学部材30を有する。光学部材30は、入射する光の周波数に対する透過特性が周期的である光路形成部材31と、光路形成部材から出射される光を検出する受光素子32と、を備える。光路形成部材31は、光信号に対して透明な、第1面31aと第2面31bとが平行となる平行平板状の板状部材によって構成される。光路形成部材31には、エタロンが例示される。エタロンは、平行な2面間で定在波条件を満たし、共振器として動作する部材であり、周期的な透過スペクトルを形成する。受光素子32は、光路形成部材31を透過した光の透過率を計測する。受光素子32には、フォトダイオードが例示される。受光素子32は、光路形成部材31の第2面31b側に設けられる。なお、光は、光路形成部材31の第1面31aから入射光軸Oiに沿って光路形成部材31に入射し、第2面31b側の出射光軸Ooから出射される。
光波長モニタ3は、光路形成部材31の第3面31cに設けられる角度調整部材33と、角度調整部材33を介して光路形成部材31を支持する固定部材34と、を備える。角度調整部材33は、光路形成部材31の第3面31cの全面を覆うように設けられる。角度調整部材33には、アクリル樹脂が例示される。
角度調整部材33は、実施の形態1と同様に、光波長モニタ3の温度が上昇した時に、光路形成部材31へ入射する光の入射角を増大させるように配置される。図6(a)の場合、光波長モニタ3を時計回りに回転させると、光路形成部材31への光の入射角が大きくなる。このため、角度調整部材33は、XZ面において、入射光軸Oiの方向、すなわち第2面31b側の端部33aから第1面31a側の端部33bに向かう方向、に沿って徐々に幅が減少する形状を有する。図6の例では、角度調整部材33のXZ面の形状は、台形状を有している。
固定部材34は、角度調整部材33を介して光路形成部材31を固定する部材である。固定部材34には、壁状部材、あるいは固定面50に対して直立するように固定された柱状部材が例示される。図6では、固定面50に対して固定部材34である固定柱が垂直となるように固定され、固定部材34に光路形成部材31が角度調整部材33を介して固定される。このとき、光路形成部材31のZX面に平行な第4面31dが固定面50と平行となるように、光路形成部材31は固定される。つまり、光路形成部材31は、角度調整部材33を介して固定部材34に片持ち構造で支持される。
ここで、光波長モニタ3の動作について説明する。モニタ対象のレーザ光が、光路形成部材31へと導かれる。光路形成部材31へ入射した光は、光路形成部材31の平行な第1面31aと第2面31bとで部分反射されつつ、受光素子32へと入射する。受光素子32では、入射した光の強度を検出する。
光路形成部材31であるエタロンでは、一般に周期的な透過スペクトルが形成される。このため、受光素子32で検出される光強度は、入射した光の周波数に依存する。そこで、予め受光素子32で検出される光強度と光の周波数との間の関係を取得しておき、受光素子32で検出された光強度から、光路形成部材31に入射した光の周波数、すなわち波長をモニタすることができる。
つぎに、光波長モニタ3の光学特性について説明する。光波長モニタ3の温度が上昇すると、光路形成部材31であるエタロンの屈折率の上昇と線膨張とによって、透過スペクトルは長波長側にシフトする。一方で、実施の形態1の場合と同様に、角度調整部材33の温度が上昇すると線膨張によって、エタロンへの光の入射角が大きくなる。エタロンへの入射角が大きくなると、透過スペクトルは短波長側にシフトする。この温度上昇によるエタロンでの透過スペクトルの長波長側へのシフトと、入射角が大きくなることによるエタロンでの透過スペクトルの短波長側へのシフトと、が打ち消し合う。
ところで、上記した角度調整部材33を用いない場合には、温度上昇によるエタロンの透過スペクトルのピーク波長のシフトを解決するために、熱電冷却機を用いて温度を制御する方法が考えられる。しかし、熱電冷却機の分だけコストが高くなり、また消費電力が大きくなってしまう。
しかし、実施の形態2では、光路形成部材31が、角度調整部材33を介して支持される。温度の変化によって、入射光軸Oiと出射光軸Ooとが作る面に垂直な軸の周りに光路形成部材31が回転するように、角度調整部材33の形状は台形状とされる。これによって、温度が上昇した場合に、光路形成部材31を透過する光の波長は長波長側にシフトするが、角度調整部材33の線膨張によって光路形成部材31への光の入射角が大きくなり、光路形成部材31を透過する光の波長は短波長側へとシフトする。この結果、光路形成部材31を透過する光の波長の長波長側へのシフトが、角度調整部材33を設けない場合に比して抑制される。つまり、光波長モニタ3での透過スペクトルの温度依存性を抑制することができるという効果を有する。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3による光合分波器の構成の一例を模式的に示す図であり、(a)は下面図であり、(b)は正面図であり、(c)は角度調整部材の拡大斜視図である。なお、図7では、光部品が光合分波器1である場合が説明される。
実施の形態3による光合分波器1は、光路形成部材13の下面である第4面13d側の中央付近に、光路形成部材13を支持する柱状の固定部材16aを備える。固定部材16aは、ここでは正四角柱状を有し、一端が光路形成部材13に接続され、他端が固定面50に接続される。
また、光合分波器1は、光路形成部材13の第4面13dの固定部材16aの周囲に角度調整部材17を備える。角度調整部材17は、固定部材16aの周囲に配置される額縁状の可動部材171と、固定部材16aと可動部材171との間を接続する接続部材172と、を備える。可動部材171の一端は、光路形成部材13の第4面13dに接続される。
接続部材172は、正四角柱状の固定部材16aの各側面に設けられる。接続部材172は、各側面の幅方向の中央部ではなく、中央部から外れた位置162に設けられる。また、固定面50と平行な断面において、固定部材16aの中心161に対して、4回回転対称となるように、接続部材172は配置される。図7の例では、接続部材172は、各側面の一方の角部側に設けられ、卍形状となるように配置される。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
このような構成によって、光合分波器1の温度が上昇した場合に、接続部材172が熱膨張し、図中の矢印に示される方向に可動部材171が回転し、これに伴って光路形成部材13も回転する。この結果、光路形成部材13に入射する光信号の角度が変化する。したがって、温度上昇による光合分波器1自体の透過スペクトルの長波長側へのシフトと、光信号の光路形成部材13への入射角が大きくなる効果による透過スペクトルの短波長側へのシフトと、が打ち消し合い、波長選択素子11の透過特性の温度依存性を抑制することができる。
なお、このような構成は、実施の形態2で説明した光波長モニタ3に対しても適用することができる。図8は、本発明の実施の形態3による光波長モニタの構成の一例を模式的に示す図であり、(a)は下面図であり、(b)は正面図である。この図に示されるように、光波長モニタ3の光路形成部材31の第4面31d側に、図7の光合分波器1と同様に、固定面50に光路形成部材31を固定する固定部材34と、光路形成部材31の角度を調整する角度調整部材35と、が設けられる。角度調整部材35は、光路形成部材31の下面に接続され、固定部材34の周囲を額縁状に囲む可動部材351と、可動部材351と固定部材34との間を接続する接続部材352と、を備える。固定部材34、可動部材351および接続部材352の構成は、図7で説明した固定部材16a、可動部材171および接続部材172と同様であるので、説明を省略する。また、実施の形態2と同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
実施の形態3では、光路形成部材13,31の下面に、光路形成部材13,31を支持する固定部材16a,34と、固定部材16a,34の周囲に予め定められた間隔を置いて配置される額縁状の可動部材171,351と、固定部材16a,34の各面の幅方向の中心ではない位置と可動部材171,351の対向する位置との間を接続する接続部材172,352と、を設けた。この結果、実施の形態1,2に比較して、光部品の固定面50に平行な方向のサイズを小さくすることができるという効果を、実施の形態1,2の効果に加えて得ることができる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4による光合分波器の構成の一例を模式的に示す図であり、(a)は下面図であり、(b)は正面図である。実施の形態4による光合分波器1は、光路形成部材13の第4面13dに、固定面50に対して光路形成部材13を支持するとともに温度上昇に伴って光路形成部材13の固定面50に平行な面内での角度を変化させる角度調整部材18を備える。角度調整部材18は、線膨張係数の異なる2枚の金属板182,183を貼り合わせた構造を有するバイメタル181と、バイメタル181の一方の端部を光路形成部材13の第4面13dに接着する第1接着部184と、バイメタル181の他方の端部を固定面50に接着する第2接着部185と、を備える。
バイメタル181は、第1金属板182と、第1金属板182よりも線膨張係数が高い第2金属板183と、が厚さ方向に重なるように貼り合わされた構造を有する。第2金属板183には、銅にニッケル、クロム、亜鉛を組み合わせた銅合金、または合金鋼が例示される。第1金属板182には、銅合金または合金鋼よりも線膨張係数が低い合金鋼が例示される。また、バイメタル181は、円弧状または渦巻き状に丸められて、第1接着部184と第2接着部185との間に設けられる。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
このような構成によって、光合分波器1の温度が上昇した場合に、線膨張係数の大きな第2金属板183が膨張し、図中の矢印に示される時計回りの方向に光路形成部材13が回転する。この結果、光路形成部材13に入射する光信号の角度が変化する。
光路形成部材13の回転方向は、湾曲したバイメタル181のうち、高線膨張係数の第2金属板183が低線膨張係数の第1金属板182に対して外側にあるか内側にあるかおよびバイメタルの巻き方・固定位置によって変わる。湾曲したバイメタル181において、外側に第2金属板183がある場合には、温度上昇によって第2金属板183は膨張し、さらに内側に曲がるように変形する。一方、湾曲したバイメタル181において、内側に第2金属板183がある場合には、温度上昇によって第2金属板183は膨張し、さらに外側に延びるように変形する。このため、円弧状またはらせん状のバイメタル181における第2金属板183の第1金属板182に対する配置位置と、バイメタル181の端部での第1接着部184および第2接着部185の位置と、を適宜選択することによって、温度上昇時に任意の方向に光路形成部材13を回転させることが可能になる。
なお、バイメタル181を用いた場合には、実施の形態1,3に記載の角度調整部材15,17を用いた場合に比して、温度上昇による線膨張の割合が大きい。このため、角度調整部材15,17の場合に比してさらに大きな角度変化を実現することが可能になる。したがって、温度上昇による光合分波器1自体の透過スペクトルの長波長側へのシフトと、光信号の光路形成部材13への入射角が大きくなる効果による短波長側へのシフトと、が打ち消し合い、波長選択素子11の透過特性の温度依存性を抑制することができる。
このような構成は、光波長モニタ3に対しても適用することができる。図10は、本発明の実施の形態4による光波長モニタの構成の一例を模式的に示す図であり、(a)は下面図であり、(b)は正面図である。この図に示されるように、光波長モニタ3の光路形成部材31の第4面31d側に、図9の光合分波器1と同様に、円弧状のバイメタル361と、バイメタル361の一方の端部と光路形成部材31の第4面31dとを接続する第1接着部364と、バイメタル361の他方の端部と固定面50とを接続する第2接着部365と、を有する角度調整部材36が設けられる。また、バイメタル361は、第1金属板362と、第1金属板362よりも高い線膨張係数を有する第2金属板363と、が厚さ方向に貼り合わされた構造を有する。この図では、高線膨張係数を有する第2金属板363が内側に配置されているので、温度上昇により、図中の矢印の反時計回りの方向に、光路形成部材31が回転する。なお、バイメタル361、第1接着部364および第2接着部365の構成は、図9で説明したバイメタル181、第1接着部184および第2接着部185と同様であるので、説明を省略する。また、実施の形態2と同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
実施の形態4では、光路形成部材13,31の下面に、バイメタル181,361と、バイメタル181,361の一方の端部と光路形成部材13,31の下面とを接続する第1接着部184,364と、バイメタル181,361の他方の端部と固定面50とを接続する第2接着部185,365と、を有する角度調整部材18,36を設けた。この結果、実施の形態1,2に比較して、光部品の固定面50に平行な方向のサイズを小さくすることができるとともに、温度変化による角度変化を大きくすることができるという効果を、実施の形態1,2の効果に加えて得ることができる。
実施の形態5.
図11は、本発明の実施の形態5による光モジュールの構成の一例を模式的に示す断面図である。なお、実施の形態1から実施の形態4と同一の構成要素には、同一の符号が付され、説明が省略される。
図11に示す光モジュール100は、光信号を送受信する光通信に用いられる。実施の形態5において、光モジュール100は、波長多重化した光信号を図示しない光ファイバを介して外部の通信ネットワークに送信するものである。光モジュール100は、光信号を波長多重化する実施の形態1,3,4のいずれか1つの光合分波器1と、レーザ光源122と、レーザ光源122から出射される光信号を集光するレンズ123と、光合分波器1、レーザ光源122およびレンズ123を収容する筺体110と、を備える。
筺体110は、光合分波器1を実装する基板116を含みかつ開口111を有するパッケージ112と、パッケージ112に固定されて開口111を塞ぐ蓋113と、を備える。パッケージ112は、平板状の基板116と、基板116の外縁に連なる複数の側部114とを備える。パッケージ112の開口111は、複数の側部114により囲まれている。パッケージ112は、開口111を有する扁平な箱状である。また、パッケージ112の一つの側部114には、光合分波器1が出射する波長多重化された光信号を図示しない光ファイバに導くための開口114aが設けられる。開口114aは、光信号を透過する封止ガラス115により封止されている。蓋113は、平板状である。筺体110は、パッケージ112の開口111が蓋113により塞がれて、パッケージ112と蓋113とが固定される。筺体110は、パッケージ112と蓋113との間が封止される。
レーザ光源122は、キャリア117上に半田、接着剤またはレーザ溶接により固定されている。キャリア117は、基板116の他端部上に半田、接着剤またはレーザ溶接により固定される。
レンズ123は、ガラスまたは透明な樹脂により構成され、各レーザ光源122から出射される光信号を集光する。レンズ123は、金属により構成されたレンズホルダ124に固定される。レンズホルダ124は、基板116の中央部上に半田、接着剤またはレーザ溶接により固定される。レンズ123により集光された光信号は、光合分波器1に通信チャネルごとに設けられた波長選択素子11であるバンドパスフィルタに入射する。レンズ123は、レーザ光源122と1対1で対応し、バンドパスフィルタと1対1で対応する。レンズ123は、対応するレーザ光源122をバンドパスフィルタに光結合するものである。
図12は、本発明の実施の形態5による光モジュールの構成の一例を模式的に示す断面図である。なお、実施の形態2から実施の形態4と同一の構成要素には、同一の符号が付され、説明が省略される。
光モジュール200は、パッケージ内部に、レーザ光を出射する光学素子211と、光学素子211を予め定められた温度に冷却する冷却部213と、光学素子211から出射されるレーザ光の波長をモニタし、実施の形態2から実施の形態4のいずれか1つの光波長モニタ3と、光波長モニタ3を予め定められた温度に冷却する冷却部215と、を備える。
光学素子211は、半導体レーザと半導体光変調器が集積された素子である。光学素子211の温度は、光学素子211の近傍に備えた温度検出部の出力に基づいて、光学素子211を搭載する冷却部213の吸熱量を制御することによって、略一定に制御される。さらに、光波長モニタ3で光学素子211からの出力光の波長を検出し、検出した波長に基づいて冷却部213の吸熱量を微調整することにより、光学素子211の波長を高精度に制御することができる。
パッケージ212は、各種素子、部品を実装して封止できる矩形箱形の筺体である。各素子への駆動電流を入出力する端子およびGND端子の入出力部221と、変調信号を入力する図示しない変調信号入力部と、を備える。また、光学素子211の半導体レーザが出力する光を伝送するためのファイバ223を備える。光学素子211の出力光をファイバ223に結合させるために、集光レンズ224が備えられる。
冷却部213は、板状の素子であり、光学素子211を搭載する面から吸熱する機能を有する。たとえば、熱電冷却素子から構成され、一方の面から吸収した熱を他方の面に熱移動させ他方の面より放出させる。他方の面は、パッケージ212に熱的に接合しており、他方の面から放出した熱は、パッケージ212に伝導し、パッケージ212から外部に放出される。
光波長モニタ3は、温度依存性を有する光学部品を含み、環境温度が変わると出力モニタ電流も変化するため、光波長モニタ3も、一定温度下で駆動させることが望ましい。ただし、光学素子211とは設定温度が異なる場合もあるため、冷却部213とは別の冷却部215で冷却される。光波長モニタ3は冷却部215上に搭載されることにより、温度が一定に制御される。
冷却部215も冷却部213と同様に板状の素子であり、光波長モニタ3を搭載する面から吸熱する機能を有する。冷却部215の放熱経路は、冷却部213と同様である。光波長モニタ3の近傍に備えた温度検出部の出力が示す温度が設定温度より高い場合には吸熱量を増加させ、温度検出部の出力が示す温度が設定温度より低い場合には吸熱量を減少させる。
実施の形態5では、光モジュール100は、実施の形態1,3,4の光合分波器1を備える。これによって、光モジュール100内部の温度が上昇した場合でも、波長選択素子11の透過特性のシフトが、波長選択素子11の回転によるシフトによって打ち消される。この結果、温度依存性が抑制された光モジュール100が得られるという効果を有する。
また、実施の形態5では、光モジュール200は、実施の形態2,3,4の光波長モニタ3を備える。これによって、光モジュール100内部の温度が上昇した場合でも、光路形成部材31の透過特性のシフトが、光路形成部材31の回転によるシフトによって打ち消される。この結果、温度依存性が抑制された光モジュール200が得られるという効果を有する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 光合分波器、3 光波長モニタ、10,30 光学部材、11 波長選択素子、12 反射素子、13,31 光路形成部材、14 反射防止膜、15,17,18,33,35,36 角度調整部材、16,16a,34 固定部材、32 受光素子、50 固定面、131 板状部材、132 透明部材、133 支持部材、171,351 可動部材、172,352 接続部材、181,361 バイメタル、182,362 第1金属板、183,363 第2金属板、184,364 第1接着部、185,365 第2接着部。

Claims (9)

  1. 第1面と第2面との間で光路を形成する光路形成部材、および前記光路形成部材の前記第2面側に設けられる光学素子を含む光学部材と、
    前記光学部材に接続され、温度変化によって前記光の前記光学部材への入射角を変化させる角度調整部材と、
    固定面と、前記固定面に対向する前記光路形成部材の第4面と、の間に設けられ、正四角柱状の構造を有する固定部材と、
    を備え、
    前記角度調整部材は、
    前記光路形成部材の前記第4面に接続され、前記固定部材の周囲を囲む可動部材と、
    前記固定部材の各面の一部と、前記可動部材の対向する部分と、の間を接続する接続部材と、
    を有し、
    前記接続部材は、前記固定部材の前記各面の幅方向の中心ではない位置に配置されることを特徴とする光部品。
  2. 第1面と第2面との間で光路を形成する光路形成部材、および前記光路形成部材の前記第2面側に設けられる光学素子を含む光学部材と、
    前記光学部材に接続され、温度変化によって前記光の前記光学部材への入射角を変化させる角度調整部材と、
    固定面に固定され、前記角度調整部材を介して前記光学部材を固定する固定部材と、
    を備え、
    前記角度調整部材は、前記光路形成部材の前記第1面および前記第2面とは異なる第3面と、前記固定部材と、の間を接続し、
    前記光学部材に入射する光の入射光軸と前記光学部材から出射する光の出射光軸とで形成される面に平行な面における前記角度調整部材の幅は、前記第1面側から前記第2面側に向かって変化することを特徴とする光部品。
  3. 前記接続部材は、前記固定面に平行な断面において、前記固定部材の中心に対して4回回転対称となる位置に配置されることを特徴とする請求項に記載の光部品。
  4. 前記角度調整部材は、
    線膨張係数の異なる2枚の金属板を貼り合わせた構造を有し、円弧状またはらせん状に丸められたバイメタルと、
    前記バイメタルの一方の端部と、固定面に対向する前記光路形成部材の第4面との間を接着する第1接着部と、
    前記バイメタルの他方の端部と前記固定面との間を接着する第2接着部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の光部品。
  5. 前記光学素子は、波長選択素子であり、
    前記光路形成部材は、前記第1面と前記第2面とが平行に配置された平行平板の板状部材と、前記板状部材の前記第1面に接着される透明部材と、前記板状部材の前記第2面に接着される支持部材と、からなり、
    前記透明部材には、ミラーと反射防止膜とが製膜され、
    前記支持部材上には、前記波長選択素子が配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の光部品。
  6. 前記光学素子は、波長選択素子であり、
    前記光路形成部材は、前記第1面と前記第2面とが平行に配置された透明な平行平板の板状部材からなり、
    前記第1面には、ミラーと反射防止膜とが製膜され、
    前記第2面には、前記波長選択素子が接着されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の光部品。
  7. 前記光路形成部材は、エタロンであることを特徴とする請求項に記載の光部品。
  8. 前記光学素子は、受光素子であり、
    前記光路形成部材は、前記第1面と前記第2面とが平行に配置された透明な平行平板の板状部材からなり、
    前記第2面側には、前記受光素子が配置されることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の光部品。
  9. 請求項1からのいずれか1つに記載の光部品を備えることを特徴とする光モジュール。
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