JP6429595B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、収容された物体を冷蔵又は冷凍する冷蔵庫に関する。
直冷式の冷蔵庫に比べて、精度良く庫内の温度調節が可能なファン式の冷蔵庫は一般に広く使用されている。ファン式の冷蔵庫は、冷却器が設置された冷気通路と、該冷気通路に連通した冷蔵室と、冷却器及び冷蔵室の間において冷気通路に設けられたダンパと、該ダンパ及び冷却器の間において冷気通路に設けられており、冷蔵室に送風する送風機とを備える(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷蔵庫は、ダンパの開度を段階的に変更し、冷蔵室内の温度を所定の温度範囲に収めている。
特許文献2に記載の冷蔵庫は、冷却通路から冷気が供給される区画室を冷蔵室とは別に有しており、区画室に空気を送風する補助送風機を備える。冷蔵庫は、区画室の温度に応じて補助送風機の回転数を変更し、区画室の温度を所定の温度範囲に収めている。
特開平10−38435号公報 特開昭60−232468号公報
近年、特定の温度(例えば0℃)に冷蔵室の温度を収束させること要望されている。この場合、特定の温度を中心にした非常に狭い温度範囲内に冷蔵室の温度を収束させる必要がある。
しかし、狭い温度範囲内に収束させるためには、特許文献1に記載の冷蔵庫はダンパを頻繁に駆動させることになり、ダンパの信頼性を維持することが難しい。一方、特許文献2に記載の冷蔵庫のように、温度に応じて送風機の回転数を単純に変更するだけでは、冷蔵室の温度のハンチングが大きくなり易く、狭い温度範囲内に冷蔵室の温度を収束させることが難しい。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、信頼性を維持し、狭い温度範囲に庫内の温度を収束させることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、冷却器によって冷却された空気が通流する冷気通路と、該冷気通路に接続された冷却室と、該冷却室及び冷却器の間にて前記冷気通路を開閉する開閉弁と、前記冷気通路に配置されており、前記冷却室に送風する送風機と、前記冷却室の温度を検出する温度センサとを備える冷蔵庫において、前記温度センサがT1以上の温度を検出した場合に、前記開閉弁を開放し、前記温度センサが前記T1よりも低いT2以下の温度を検出した場合に、前記開閉弁を閉鎖するようにしてあり、前記開閉弁の開放後に、前記温度センサが前記T1を検出した時点から前記T2を検出した時点までの時間を計測し、計測した時間が所定時間未満である場合に、前記送風機の回転数を低下させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫は、前記開閉弁の開放後に、前記温度センサが前記T1以上の温度を第2の所定時間検出した場合に、前記送風機の回転数を高くするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫は、前記温度センサが前記T1よりも高いT3を検出した場合に、前記送風機の回転数を高くするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫は、前記冷却器を冷却する圧縮機と、前記冷気通路に接続されており、前記冷却室よりも低温に冷却される第2冷却室と、該第2冷却室の温度を検出する第2温度センサとを備え、前記第2温度センサが前記T2よりも低いT4以上の温度を検出した場合に、前記圧縮機の回転数を高くし、前記第2温度センサが前記T4よりも低いT5以下を検出した場合に、前記圧縮機の回転数を低下させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫は、前記第2温度センサが前記T4以上の温度を第3の所定時間検出した場合に、前記圧縮機の回転数を高くするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫にあっては、開閉弁の開放後に、T1からT2に至るまでの時間を計測する。計測した時間が所定時間未満である場合、冷却室への冷気の送風量が多いので、送風機の回転数を低下させる。このように送風機の回転数を変更することによって、開閉弁を頻繁に開閉させることなく、狭い温度範囲に冷却室の温度を収束させることができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫を略示する正面図である。 図1に示すII−II線を切断線とした略示断面図である。 図1に示すIII−III線を切断線とした略示断面図である。 冷蔵庫の内部構造を略示する正面図である。 冷蔵庫内における空気の循環を説明する図2に対応した説明図である。 冷蔵庫内における空気の循環を説明する図3に対応した説明図である。 制御回路を示すブロック図である。 制御回路による狭温度範囲制御を説明するフローチャートである。 制御回路による狭温度範囲制御を説明するフローチャートである。 制御回路による強制終了処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る冷蔵庫の制御回路による保護処理を説明するフローチャートである。 実施の形態3に係る冷蔵庫の制御回路による冷凍室温度制御処理を説明するフローチャートである。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る冷蔵庫1を示す図面に基づいて説明する。図1は冷蔵庫1を略示する正面図、図2は図1に示すII−II線を切断線とした略示断面図、図3は図1に示すIII−III線を切断線とした略示断面図、図4は冷蔵庫1の内部構造を略示する正面図である。なお図4において、右扉6a、左扉6b、野菜室ケース41、製氷室ケース31、第1冷凍室ケース11及び第2冷凍室ケース21の記載は省略されている。また以下の説明では図に示された上下左右前後を使用する。
冷蔵庫1は正面が開口した縦長直方体状の外箱1aと、該外箱1aの内側に設けてあり、正面が開口した縦長直方体状の内箱1bとを備える。外箱1a及び内箱1bの間には発泡断熱材1c、例えばウレタン発泡材が充填されている。
内箱1bの上部及び下部夫々に略水平な上断熱壁2及び下断熱壁3が設けてある。上断熱壁2は内箱1bの後面及び左右側面まで延びており、内箱1b内の空間を上下に区切っている。下断熱壁3の右部分は内箱1bの後面及び右側面まで延びており、左部分の後部には開口3aが設けてある。開口3aによって、下断熱壁3の上下の空間は連通している。
上断熱壁2及び下断熱壁3の間に、内箱1bの左側面から略水平に所定距離突出した部分断熱壁4が設けてある。部分断熱壁4の左右寸法は内箱1bの左右寸法の40%程度である。部分断熱壁4の前後寸法は左右寸法の25%程度であり、部分断熱壁4の後端面から内箱1bの後面まで開口4aが形成されている。開口4aによって、部分断熱壁4の上下の空間は連通している。
部分断熱壁4の右端部には、略垂直な縦断熱壁5が設けてある。縦断熱壁5は、下断熱壁3の右部分(非開口部分)の上に位置する。縦断熱壁5は、内箱1bの後面、上断熱壁2及び下断熱壁3の右部分まで延びており、上断熱壁2及び下断熱壁3の間において、内箱1b内の空間を左右に区切っている。上断熱壁2、下断熱壁3、部分断熱壁4及び縦断熱壁5夫々の内部には発泡断熱材、例えばウレタン発泡材が充填されている。
内箱1bにおいて、上断熱壁2よりも上側の部分は収容された物体を冷蔵する冷蔵室6(冷却室)を形成している。冷蔵室6の室温は例えば2〜4℃程度に設定される。また受付部(図7参照)からの入力によって、冷蔵室6の室温は所定の温度(例えば略0℃)に設定される。下断熱壁3よりも下側の部分は収容された物体を冷凍する第1冷凍室10(第2冷却室)を形成している。第1冷凍室10の室温は例えば−18℃以下になるように設定される。
内箱1bにおいて、下断熱壁3よりも上側且つ部分断熱壁4よりも下側であって、縦断熱壁5よりも左側の部分は、収容された物体を冷凍する第2冷凍室20を形成している。また部分断熱壁4よりも上側且つ上断熱壁2よりも下側であって、縦断熱壁5よりも左側の部分は氷を製造する製氷室30を形成している。第2冷凍室20及び製氷室30の室温は例えば−18℃以下になるように設定される。なお製氷室30は冷凍室の一種である。
下断熱壁3よりも上側且つ上断熱壁2よりも下側であって、縦断熱壁5よりも右側の部分は、野菜等の物体を冷蔵する野菜室40を形成している。野菜室40の室温は例えば7〜10℃程度に設定される。なお野菜室40は冷蔵室の一種である。
冷蔵室6内の上部には複数(本実施例においては三つ)の板状の収容棚7、7、7が上下に並設してある。冷蔵室6の左右側面夫々に複数の収容棚7に対応した前後に延びる案内レール7aが設けてある。該案内レール7aに、収容棚7は前後に摺動可能に設けられている。収容棚7は冷蔵室6の後側に位置し、収容棚7の前側には、後述する収納ポケット6cが配置される所定の空間が確保されている。
冷蔵室6の底部右側には右チルド室8aが設けてあり、該右チルド室8aの左側には左チルド室8bが設けてある。該左チルド室8bの左側には製氷室30に供給する水を貯留するタンク9が設けてある。右チルド室8a、左チルド室8b及びタンク9は冷蔵室6の底部後側に位置する。冷蔵室6の底部前側には、後述する収納ポケット6cが配置される所定の空間が確保されている。また冷蔵室6の底部の前側部分に、上断熱壁2を上下に貫通しており、冷蔵室6内の空気を下方に通流させるための通流孔2aが設けてある。
冷蔵室6の前右縁部及び前左縁部に、上下方向を回転軸方向として回動可能な右扉6a及び左扉6bが夫々設けてある。右扉6a及び左扉6bは上下に長い矩形状をなし、右扉6a及び左扉6b夫々の上下寸法は冷蔵室6の上下寸法よりも若干大きい。また右扉6aの左右寸法は左扉6bの左右寸法よりも若干大きく、右扉6a及び左扉6bの左右寸法の合計は冷蔵室6の左右寸法よりも若干大きい。右扉6a及び左扉6bによって、冷蔵室6の正面開口部分は覆われる。右扉6a及び左扉6bの縁部分にはパッキンが設けてあり、右扉6a及び左扉6bは冷蔵室6の正面開口部分を気密に閉じる。
右扉6a及び左扉6b夫々の後面には、物体(例えば瓶、缶又はチューブ容器入りの食品等)を収納する複数(本実施例においては三つ)の収納ポケット6c、6c、6cが設けてある。収納ポケット6cは上側が開口した箱形をなす。最下位置にある収納ポケット6cは右扉6a及び左扉6bが閉じている場合に、冷蔵室6の底部前側の空間に位置し、最下位置にある収納ポケット6cよりも上側の収納ポケット6cは、収容棚7の前側の空間に位置する。
第1冷凍室10の後部には、後述する排出口40aに連通し、野菜室40内の空気を下側に戻す戻りダクト14が設けてある。戻りダクト14は上下に延びている。第1冷凍室10には、扉と一体的に移動し上側が開口する第1冷凍室ケース11が前後に摺動可能に設けられている。第1冷凍室10の左右側面夫々に、前後に延びた案内溝10aが設けてあり、第1冷凍室ケース11の左右側面には、前記案内溝10a内を移動する被案内部(図示略)が設けてある。
第2冷凍室20には、扉と一体的に移動し上側が開口する第2冷凍室ケース21が前後に摺動可能に設けられている。第2冷凍室20の左側面に、前後に延びた案内溝20aが設けてあり、第2冷凍室ケース21の左右側面夫々には、前記案内溝20a内を移動する被案内部(図示略)が設けてある。
製氷室30には扉と一体的に移動し上側が開口する製氷室ケース31が前後に摺動可能に設けられている。製氷室30の左右側面夫々に、前後に延びた案内溝30aが設けてあり、製氷室ケース31の左側面には、前記案内溝30a内を移動する被案内部(図示略)が設けてある。製氷室30はタンク9の下側に位置する。製氷室ケース31の上部には製氷皿32が設けてあり、タンク9から製氷皿32に適宜水が供給され、氷が製造される。
野菜室40には扉と一体的に移動し上側が開口する野菜室ケース41が前後に摺動可能に設けられている。図4に示すように、野菜室40の左右側面夫々には、前後に延設されており、野菜室ケース41を案内する案内レール42が設けてある。案内レール42は、前側が開口した側面視U形をなす。また野菜室40の左側面において、案内レール42の上側及び下側夫々に薄型のヒータ43が設けてある。制御回路からの指令に基づいて、ヒータ43は駆動又は停止する。
図2に示すように、野菜室40の底面後部に、上下に貫通しており、空気を下方に排出する排出口40aが設けてある。野菜室40の底面には、野菜室40の底面全体を覆うダクト44が設けられている。ダクト44は平面視矩形の薄型箱状をなし、その底面は開口している。ダクト44の前面には空気を吸入する複数の前面吸入口(図示略)が左右に並設されている。前面吸入口から吸い込まれた空気は排出口40aに至る。
野菜室ケース41の左右側面の外側にはローラ又は摺動子等の移動部(図示略)が設けてあり、移動部はU形をなす案内レール42の内側を移動する。野菜室ケース41は移動部の移動によって、野菜室40内を円滑に前後に移動する。野菜室ケース41はダクト44の上側に位置する。
図3に示すように、第1冷凍室10、第2冷凍室20、製氷室30及び冷蔵室6の後部には上下に延びた後面板50が設けてあり、該後面板50と内箱1bとの間に冷気通路51が形成されている。該冷気通路51内において、第1冷凍室10の後側には冷却器12が設けてある。
該冷却器12の下側に、冷却器12に付着した霜を除去するためのガラス管ヒータ13が設けてある。冷却器12の上側には、第1冷凍室10、第2冷凍室20、製氷室30及び後述する通気孔55aに冷気を送風するための冷凍室送風機53が設けてある。冷却器12及びガラス管ヒータ13と後面板50との間には、冷気通路51を前後に分離する分離板54が設けてある。
冷気通路51内において、上断熱壁2の付近に冷気通路51を上下に区切る隔壁部55が設けてある。隔壁部55には上下に貫通した通気孔55aが設けてある。隔壁部55の上側には、通気孔55aを開閉する電動式のダンパ56(開閉弁)が設けてある。ダンパ56の上側には冷蔵室6に冷気を送風するための冷蔵室送風機57が設けてある。冷気通路51には、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30夫々に対応する位置に冷凍用冷気供給孔50aが設けてあり、冷蔵室6に対応する位置に冷気を供給する冷蔵用冷気供給孔50bが設けてある。
冷却器12は、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30の近傍に位置する。そのため、後面板50及び分離板54を介して、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30の熱が冷却器12に奪われ、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30が効率よく間接冷却され、冷却効率が向上されるようになっている。
冷蔵室6の上部には上面板50cが設けてあり、該上面板50cと内箱1bとの間に、前記冷気通路51に連通する上側冷気通路51aが形成されている。上側冷気通路51aにも冷蔵室6に冷気を供給する冷蔵用冷気供給孔50bが設けてある。
第1冷凍室10の底部後方には機械室60が設けられている。機械室60内には圧縮機61が配置されている。圧縮機61には凝縮器、膨張器(いずれも図示略)及び冷却器12が接続されている。圧縮機61の駆動によりイソブタン等の冷媒が循環して冷凍サイクルが運転される。これにより、冷却器12が冷凍サイクルの低温側となる。
機械室60の後側には電装部62が設けられる。電装部62は後面側が開口した電装ボックス(図示略)を有し、電装ボックスは金属板の絞り加工により形成され、放熱面積が大きく電装部62品の発熱を容易に放熱できる。
電装部62には圧縮機61、冷凍室送風機53、冷蔵室送風機57及びダンパ56等を制御する制御回路70(図7参照)を有した制御基板を含む電装部品が内装される。電装部62を機械室60内に設置したので、冷蔵室6の後側に設置した場合に比して使用頻度の高い冷蔵室6の容積を広く確保し、冷蔵庫1の容積効率を向上して利便性を向上させることができる。
制御回路70からの指令によって、圧縮機61、冷凍室送風機53及び冷蔵室送風機57は駆動又は停止し、またダンパ56は通気孔55aを開閉する。
次に冷蔵庫1内における空気の循環を説明する。図5は冷蔵庫1内における空気の循環を説明する図2に対応した説明図、図6は冷蔵庫1内における空気の循環を説明する図3に対応した説明図である。図5及び図6に記載された矢印は空気の流れを示している。
冷却器12によって冷却された空気(冷気)は、冷凍室送風機53の駆動によって、上方及び前方に送出される。送出された冷気は冷気通路51を通流し、冷凍用冷気供給孔50aを通って、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30に供給される。冷凍室送風機53から送出された直後の冷気はマイナス20℃以下であり、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30は冷凍室送風機53からの冷気で直接冷却されるので、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30に貯蔵された物体は冷凍される。
ダンパ56が開いている場合、冷蔵室送風機57の駆動によって、冷気は上側の冷気通路51を上方に通流し、冷蔵用冷気供給孔50bを通って、冷蔵室6内に供給される。また上側冷気通路51aにも冷気は送出され、冷蔵用冷気供給孔50bを通って、冷蔵室6内に供給される。上側冷気通路51aの冷蔵用冷気供給孔50bを通って冷蔵室6内に供給された冷気は、収納ポケット6cに向けて移動し、収納ポケット6cに収容された物体を効率良く冷却する。冷蔵室6に供給される冷気は、第1冷凍室10、第2冷凍室20及び製氷室30に供給される冷気よりも温度が高く、またダンパ56によって冷気の量が制限されており、冷蔵室6の室温は2〜4℃程度になる。
冷蔵室6内に供給された冷気は、冷蔵室6の底部に設けた通流孔2aを通って野菜室40に至る。野菜室40に供給される冷気は、冷蔵室6に供給される冷気よりも温度が高くなっており、野菜室40の室温は7〜10℃程度になる。野菜室40に供給された冷気は、前面吸入口を通ってダクト44内を通流し、排出口40aを通って戻りダクト14を通流する。戻りダクト14を通流した冷気は冷却器12に至る。
図7は制御回路70を示すブロック図である。制御回路70はCPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72、RAM(Random Access Memory)73、不揮発性メモリ74、タイマ75、入力インタフェース(入力I/F)76及び出力インタフェース(入力I/F)77を備える。
CPU71は、ROM72に記憶した制御プログラムをRAM73に読み出して、冷蔵庫1の駆動を制御する。不揮発性メモリ74には、ダンパ開温度(T1)、ダンパ閉温度(T2)及び時間t1〜t3等が記録されており、後述する経過時間等が記録される。なおダンパ開温度はダンパ閉温度よりも高い。タイマ75は複数の計時処理を実行することができる。
冷蔵庫1は、ユーザの操作を受け付ける操作ボタン又はスイッチ等を有する受付部80と、冷蔵室6の温度を検出する冷蔵室温度センサ81(温度センサ)と、第1冷凍室10の温度を検出する冷凍室温度センサ82(第2温度センサ)とを備える。受付部80、冷蔵室温度センサ81及び冷凍室温度センサ82の各出力信号は入力I/F76に入力される。出力I/F77から冷蔵室送風機57、冷凍室送風機53、圧縮機61及びダンパ56に駆動信号が出力される。
図8及び図9は制御回路70による狭温度範囲制御を説明するフローチャートである。受付部80から狭温度範囲制御の実行を受け付けた場合、制御回路70は冷蔵室6の室温が狭い温度範囲に収まるように、冷蔵室送風機57の回転数を制御する。例えば、冷蔵室6の室温が略0℃になるように冷蔵室送風機57の回転数を制御する。なお初期状態において、ダンパ56は閉じているものとする。
制御回路70のCPU71は、受付部80からの入力信号を取り込み、狭温度範囲制御の実行指令を受け付けるまで待機する(ステップS1:NO)。狭温度範囲制御の実行指令を受け付けた場合(ステップS1:YES)、CPU71は、冷蔵室温度センサ81の信号を取り込み、冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上になるまで待機する(ステップS2:NO)。
冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上になった場合(ステップS2:YES)、CPU71はダンパ56に開信号を出力するとともに冷蔵室送風機57を所定の回転数で駆動し(ステップS3)、タイマ75をリセットする(ステップS4)。その後に、CPU71は冷蔵室温度センサ81の信号を取り込み、冷蔵室6の温度がダンパ開温度未満であるか否かを判定する(ステップS5)。
冷蔵室6の温度がダンパ開温度未満である場合(ステップS5:YES)、CPU71はタイマ75にて計時を開始する(ステップS6)。CPU71は冷蔵室温度センサ81の信号を取り込み、冷蔵室6の温度がダンパ閉温度未満であるか否かを判定する(ステップS7)。
冷蔵室6の温度がダンパ閉温度未満である場合(ステップS7:YES)、CPU71はダンパ56に閉信号を出力するとともに冷蔵室送風機57を停止し(ステップS8)、計時を終了する(ステップS9)。CPU71は計時を開始してから終了するまでの経過時間をRAM73や不揮発性メモリ74に記録し(ステップS10)、記録した経過時間と不揮発性メモリ74に設定してある時間t1〜t3(t1<t2<t3)とを比較する(ステップS11)。比較結果に基づいて、CPU71は冷蔵室送風機57の回転数を補正する(ステップS12)。
例えば、経過時間がt1未満の場合、冷蔵室送風機57の回転数を、現在の回転数から400rpm低くし、経過時間がt1以上t2未満の場合、現在の回転数から200rpm低くする。また経過時間がt2以上t3未満の場合、現在の回転数から100rpm低くし、経過時間がt3以上の場合、現在の回転数を維持する。そしてCPU71はステップS2に処理を戻す。
ステップS5において、冷蔵室6の温度がダンパ開温度未満でない場合(ステップS5:NO)、CPU71はタイマ75にて計時を開始し(ステップS15)、冷蔵室温度センサ81の信号を取り込み、冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上であるか否かを判定する(ステップS16)。
冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上である場合(ステップS16:YES)、CPU71はタイマ75を参照して所定時間(例えば5分)が経過したか否かを判定する(ステップS17)。所定時間が経過していない場合(ステップS17:NO)、CPU71はステップS16に処理を戻す。
所定時間が経過した場合(ステップS17:YES)、CPU71はタイマ75での計時を終了し(ステップS18)、冷蔵室送風機57の回転数を増加させる(ステップS19)。回転数の増加方法としては、現在の回転数から所定回転数(例えば100rpm)高くすることが挙げられる。CPU71はタイマ75をリセットし(ステップS20)、ステップS5に処理を戻す。
冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上でない場合(ステップS16:NO)、CPU71は計時を終了し(ステップS21)、ステップS20に処理を進める。
冷蔵室6の温度が所定時間以上、ダンパ開温度以上を維持している場合、冷蔵室送風機57の回転数を増加させることによって、冷蔵室6の冷却速度を高くすることができる。
ステップS7において、冷蔵室6の温度がダンパ閉温度未満でない場合(ステップS7:NO)、CPU71は、冷蔵室温度センサ81の信号を取り込み、冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上であるか否かを判定する(ステップS13)。
冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上でない場合(ステップS13:NO)、ステップS7に処理を戻す。冷蔵室6の温度がダンパ開温度以上である場合(ステップS13:YES)、タイマ75における計時を終了し(ステップS14)、ステップS4に処理を戻す。
制御回路70は、狭温度範囲制御を実行している場合、所定時間(例えば2時間)経過後に強制的に狭温度範囲制御を終了させる強制終了処理を並列的に実行している。図10は制御回路70による強制終了処理を説明するフローチャートである。
CPU71は、受付部80からの入力信号を取り込み、狭温度範囲制御の実行指令を受け付けるまで待機する(ステップS31:NO)。狭温度範囲制御の実行指令を受け付けた場合(ステップS31:YES)、CPU71は、所定時間を不揮発性メモリ74に設定し(ステップS32)、タイマ75にて計時を開始する(ステップS33)。
CPU71はタイマ75を参照し、設定した所定時間が経過するまで待機する(ステップS34:NO)。設定した所定時間が経過した場合(ステップS34:YES)、CPU71は計時を終了し(ステップS35)、狭温度範囲制御を終了させる(ステップS36)。
CPU71は、狭温度範囲制御を所定時間実行し、その後、通常の運転に戻す。例えば飲料を冷やすために、略0℃に冷蔵室6の温度を収束させる場合、ユーザは狭温度範囲制御を選択することができる。狭温度範囲制御を所定時間(例えば2時間)実行した後は、通常の運転(例えば冷蔵室6の温度が2〜4℃程度になる運転)に戻し、冷蔵室6に収容されている他の食品が凍結することを防止し、他の食品の品質に影響を与えないようにする。
実施の形態1に係る冷蔵庫1にあっては、ダンパ56の開放後に、ダンパ開温度を下回ってからダンパ閉温度に至るまでの時間を計測する。計測した時間が所定時間(t1、t2又はt3)未満である場合、冷蔵室6への冷気の送風量が多いので、冷蔵室送風機57の回転数を低下させる。計測した時間がt3以上である場合、冷蔵室送風機57の回転数を維持する。このように冷蔵室送風機57の回転数を変更することによって、ダンパ56を頻繁に開閉させることなく、狭い温度範囲に冷蔵室6の温度を収束させることができる。
また冷蔵室6の温度が所定時間継続的にダンパ開温度以上である場合には、冷蔵室送風機57の回転数を高くして、冷蔵室6の冷却速度を高くする(ステップS15〜S19参照)。
なお受付部80にて狭温度範囲制御の開始時刻を受け付ける構成としてもよい。開始時刻を受け付けた場合、CPU71は前記開始時刻から狭温度範囲制御を実行する。実施の形態1においては冷蔵室6全体の温度を制御しているが、右チルド室8a又は左チルド室8b等のより小さい室の温度を制御してもよい。冷蔵室送風機57を備えず、冷凍室送風機53のみを備える場合には、冷狭温度範囲制御の制御対象は冷凍室送風機53となる。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る冷蔵庫を示す図面に基づいて説明する。制御回路70は、ステップS20の実行後、ステップS5に処理を戻す前に(図8及び図9参照)保護処理を実行する。図11は制御回路70による保護処理を説明するフローチャートである。なお不揮発性メモリ74にはダンパ開温度(T1)よりも高い上限温度(T3)が設定されている。
CPU71は、冷蔵室温度センサ81の信号を取り込み、冷蔵室6の温度が上限温度以上であるか否かを判定する(ステップS41)。冷蔵室6の温度が上限温度以上でない場合(ステップS41:NO)、ステップS5に処理を戻す。
冷蔵室6の温度が上限温度以上である場合(ステップS41:YES)、CPU71は、冷蔵室送風機57の回転数を増加させる(ステップS42)。例えば、冷蔵室送風機57に最高回転数で回転することを示す駆動信号を出力する。なお最高回転数は、狭温度範囲制御において冷蔵室送風機57を回転させることができる最高値である。
CPU71は、冷蔵室温度センサ81の信号を取り込み、冷蔵室6の温度がダンパ閉温度未満になるまで待機する(ステップS43:NO)。冷蔵室6の温度がダンパ閉温度未満になった場合(ステップS43:YES)、CPU71はダンパ56を閉じ(ステップS44)、ステップS2に処理を戻す。
なお、上記の保護処理は、ステップS5において冷蔵室6の温度がダンパ開温度未満でない場合(ステップS5:NO)の後に実行してもよい。この場合は、速やかに冷蔵室送風機57の回転数を最高回転数とすることができるので、冷蔵室6の急激な温度上昇があっても即座に冷却能力を上げることができる。
冷蔵室6の温度が上限温度に到達している場合、ユーザが右扉6a又は左扉6bを長時間開けていた又は温度の高い食品が収容された等の理由で、冷蔵室6の温度が急激に上昇している可能性がある。実施の形態2に係る冷蔵庫1にあっては、冷蔵室6が上限温度に至った場合、冷蔵室送風機57の回転数を増加させて、冷蔵室6を急速に冷却し、冷蔵室6に収容された食品を保護することができる。
実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
なお冷蔵室送風機57を備えず、冷凍室送風機53のみを備える場合には、冷狭温度範囲制御の制御対象は冷凍室送風機53となる。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係る冷蔵庫1を示す図面に基づいて説明する。前述した実施の形態において、冷凍室送風機53とは別に冷蔵室送風機57を備えている場合は、冷蔵室を狭温度範囲制御している場合であっても冷凍室の温度制御には影響しない。しかし、例えば冷蔵室と冷凍室が1つずつしかない冷蔵庫などでは、冷蔵室送風機57を備えない場合もある。この場合は冷凍室送風機53の回転数を制御することで、ダンパ56を頻繁に開閉させることなく、狭い温度範囲に冷蔵室6の温度を収束させることができる。以下の説明において引用される実施の形態1又は2に係る処理は、冷蔵室送風機57に対する処理ではなく、冷凍室送風機53に対する処理として理解される。
上述した狭温度範囲制御を実行している場合、冷凍室送風機53の回転数の低下によって(ステップS2及びS12参照)、冷凍室の温度が上昇するおそれがある。そのため以下に説明する冷凍室温度制御処理を並列的に実行することで、冷蔵室を狭温度範囲制御している場合であっても冷凍室の温度制御への影響を軽減することができる。
図12は、制御回路70による冷凍室温度制御処理を説明するフローチャートである。不揮発性メモリ74には、ダンパ閉温度(T2)よりも低い回転数増加温度(T4)及び該回転数増加温度よりも低い回転数減少温度(T5)が記録されている。
CPU71は、冷凍室温度センサ82の信号を取り込み、第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上であるか否かを判定する(ステップS51)。第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上である場合(ステップS51:YES)、CPU71は、圧縮機61に回転数増加信号を出力する(ステップS52)。例えば圧縮機61の回転数を100rpm増加させる信号を出力する。圧縮機61は、現在の回転数に100rpm加算した回転数で回転する。
CPU71は、タイマ75を参照し、所定時間(例えば10分)が経過するまで待機する(ステップS53:NO)。所定時間が経過した場合(ステップS53:YES)、CPU71は、冷凍室温度センサ82の信号を取り込み、第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上であるか否かを判定する(ステップS54)。
第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上である場合(ステップS54:YES)、CPU71は回転数増加温度と冷凍室温度センサ82にて検出された温度との差分を演算する(ステップS55)。CPU71は演算した差分に基づいて、圧縮機61に対する増分回転数を演算する(ステップS56)。
増分回転数の演算は例えば以下のように実行される。温度差分と増分回転数とを対応付けて記録したLUT(Look Up Table)を不揮発性メモリ74に予め記録しておき、前記LUTを参照して、増分回転数を決定する。例えば1℃の差分に対して100rpmの増分回転数を対応させる。又は温度差分及び増分回転数に関する関数を不揮発性メモリ74に予め記録しておき、演算した差分を前記関数に適用して、増分回転数を算出する。
CPU71は、演算した増分回転数を加算して回転することを示す信号を圧縮機61に出力し(ステップS57)、ステップS53に処理を戻す。圧縮機61は、演算した増分回転数を現在の回転数に加算して回転する。
ステップS51において、第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上でない場合(ステップS51:NO)、CPU71は、第1冷凍室10の温度が回転数減少温度未満であるか否かを判定する(ステップS58)。第1冷凍室10の温度が回転数減少温度未満でない場合(ステップS58:NO)、CPU71はステップS51に処理を戻す。
第1冷凍室10の温度が回転数減少温度未満である場合(ステップS58:YES)、CPU71は圧縮機61に最低回転数で回転することを示す信号を出力し(ステップS60)、ステップS51に処理を戻す。なお最低回転数は、狭温度範囲制御において圧縮機61を回転させることができる最低値である。
ステップS54において、第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上でない場合(ステップS54:NO)、CPU71は、第1冷凍室10の温度が回転数減少温度未満であるか否かを判定する(ステップS59)。第1冷凍室10の温度が回転数減少温度未満でない場合(ステップS59:NO)、CPU71はステップS54に処理を戻す。
第1冷凍室10の温度が回転数減少温度未満である場合(ステップS59:YES)、CPU71は圧縮機61に最低回転数で回転することを示す信号を出力し(ステップS60)、ステップS51に処理を戻す。
実施の形態3に係る冷蔵庫1にあっては、冷凍室送風機53の回転数が低下し(ステップS2及びS12参照)、第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上となった場合であっても、圧縮機61の回転数を高くすることによって、第1冷凍室10を冷却することができる。一方第1冷凍室10の温度が回転数減少温度以下となった場合に、圧縮機61の回転数を最低回転数にして第1冷凍室10の冷却を緩和する。なお第1冷凍室10の冷却及び冷却緩和によって、第2冷凍室20及び製氷室30も同様に冷却又は冷却緩和される。
また第1冷凍室10の温度が回転数増加温度以上の温度を継続している場合、圧縮機61の回転数を高くして、第1冷凍室10の冷却速度を高くする。
このように、圧縮機61の回転数と冷凍室送風機53の回転数とを並列的に制御することで、冷蔵室6を狭温度範囲制御している場合であっても第1冷凍室10の温度制御への影響を軽減することができる。また、第1冷凍室10の温度が回転数減少温度以下となった場合に、圧縮機61の回転数を最低回転数にすることで、圧縮機61を停止することなく第1冷凍室10の冷却を緩和する。したがって、ダンパ56が閉じてから再び開くまでの時間が短くなる場合が起きても、圧縮機61を再起動させる必要がないため速やかに冷蔵室6に冷気を供給することができ、冷蔵室6の狭温度範囲制御を確実に行うことができる。
なお、冷蔵室6の狭温度範囲制御が実行されていない場合は、第1冷凍室10の温度が回転数減少温度以下となった場合に圧縮機61を停止させてもよい。これにより、圧縮機61の運転時間を短くでき冷蔵庫1の通常運転時の省電力化が可能となる。
なお第1冷凍室10の温度が回転数減少温度以下となった場合に、圧縮機61の回転数を最低回転数にしているが、第1冷凍室10の温度が回転数減少温度以下になる都度、圧縮機61の回転数を所定回転数(例えば100rpm)だけ低下させる構成であってもよいし、外気温を検出するセンサを設け、該センサにて検出された温度に基づいて回転数を算出し、算出した回転数に圧縮機61の回転数を変更する構成であってもよい。
実施の形態3に係る構成の内、実施の形態1又は2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
以上の本発明の実施の形態に関し、更に以下の事項を開示する。
本発明に係る冷蔵庫1は、冷却器12によって冷却された空気が通流する冷気通路51と、該冷気通路51に接続された冷却室6と、該冷却室6及び冷却器12の間にて前記冷気通路51を開閉する開閉弁56と、前記冷気通路51に配置されており、前記冷却室6に送風する送風機57と、前記冷却室6の温度を検出する温度センサ81とを備える冷蔵庫1において、前記温度センサ81がT1以上の温度を検出した場合に、前記開閉弁56を開放し、前記温度センサ81が前記T1よりも低いT2以下の温度を検出した場合に、前記開閉弁56を閉鎖するようにしてあり、前記開閉弁56の開放後に、前記温度センサ81が前記T1を検出した時点から前記T2を検出した時点までの時間を計測し、計測した時間が所定時間未満である場合に、前記送風機57の回転数を低下させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫1は、前記開閉弁56の開放後に、前記温度センサ81が前記T1以上の温度を第2の所定時間検出した場合に、前記送風機57の回転数を高くするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫1は、前記温度センサ81が前記T1よりも高いT3を検出した場合に、前記送風機の回転数を高くするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫1は、前記冷却器12を冷却する圧縮機61と、前記冷気通路51に接続されており、前記冷却室6よりも低温に冷却される第2冷却室10と、該第2冷却室10の温度を検出する第2温度センサ82とを備え、前記第2温度センサ82が前記T2よりも低いT4以上の温度を検出した場合に、前記圧縮機61の回転数を高くし、前記第2温度センサ82が前記T4よりも低いT5以下を検出した場合に、前記圧縮機61の回転数を低下させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る冷蔵庫1は、前記第2温度センサ82が前記T4以上の温度を第3の所定時間検出した場合に、前記圧縮機61の回転数を高くするようにしてあることを特徴とする。
1 冷蔵庫
6 冷蔵室(冷却室)
10 第1冷凍室(第2冷却室)
12 冷却器
51 冷気通路
53 冷凍室送風機
56 ダンパ(開閉弁)
57 冷蔵室送風機
61 圧縮機
81 冷蔵室温度センサ(温度センサ)
82 冷凍室温度センサ(第2温度センサ)
70 制御回路
71 CPU
72 ROM
73 RAM
74 不揮発性メモリ
75 タイマ
76 入力インタフェース
77 出力インタフェース

Claims (5)

  1. 冷却器によって冷却された空気が通流する冷気通路と、該冷気通路に接続された冷却室と、該冷却室及び冷却器の間にて前記冷気通路を開閉する開閉弁と、前記冷気通路に配置されており、前記冷却室に送風する送風機と、前記冷却室の温度を検出する温度センサとを備える冷蔵庫において、
    前記温度センサがT1以上の温度を検出した場合に、前記開閉弁を開放するとともに前記送風機を所定の回転数で駆動し、前記温度センサが前記T1よりも低いT2以下の温度を検出した場合に、前記開閉弁を閉鎖するとともに前記送風機を停止するようにしてあり、
    前記開閉弁の開放後に、前記温度センサが前記T1を検出した時点から前記T2を検出した時点までの時間を計測し、計測した時間が所定時間未満である場合に、前記送風機の次回駆動時の回転数を前記所定の回転数よりも低下させるようにしてあること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記開閉弁の開放後に、前記温度センサが前記T1以上の温度を第2の所定時間検出した場合に、前記送風機の回転数を高くするようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記温度センサが前記T1よりも高いT3を検出した場合に、前記送風機の回転数を高くするようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 冷却器を冷却する圧縮機と、
    前記冷却器によって冷却された空気が通流する冷気通路と、
    該冷気通路に設けられた開閉弁を介して接続された第1冷却室と、
    前記冷気通路に接続されており、前記第1冷却室よりも低温に冷却される第2冷却室と、
    前記冷気通路に配置されており、前記第2冷却室に送風するとともに前記開閉弁を介して前記第1冷却室に送風する送風機と、
    前記第1冷却室の温度を検出する第1温度センサと、
    前記第2冷却室の温度を検出する第2温度センサと
    を備え、
    前記第1温度センサがT1以上の温度を検出した場合に、前記開閉弁を開放し、前記第1温度センサが前記T1よりも低いT2以下の温度を検出した場合に、前記開閉弁を閉鎖するようにしてあり、
    前記開閉弁の開放後に、前記第1温度センサが前記T1を検出した時点から前記T2を検出した時点までの時間を計測し、計測した時間が所定時間未満である場合に、前記送風機の回転数を低下させるようにしてあり、
    前記第2温度センサが前記T2よりも低いT4以上の温度を検出した場合に、前記圧縮機の回転数を高くし、前記第2温度センサが前記T4よりも低いT5以下を検出した場合に、前記圧縮機の回転数を低下させるようにしてあること
    を特徴とする冷蔵庫。
  5. 前記第2温度センサが前記T4以上の温度を第3の所定時間検出した場合に、前記圧縮機の回転数を高くするようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
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