JP6428663B2 - 構造物形成方法、システム、プログラム、及び、構造物形成用加工媒体 - Google Patents

構造物形成方法、システム、プログラム、及び、構造物形成用加工媒体 Download PDF

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Description

本発明は、構造物形成方法、システム、プログラム、及び、構造物形成用加工媒体に関する。
従来、加熱により膨張する膨張層を有する媒体の膨張層が設けられた側とは逆の面上に、その媒体の所望の領域に濃淡画像を形成し、この濃淡画像が形成された媒体を加熱することにより、媒体の膨張層における濃淡画像が形成された部位を膨張させて盛上げる発泡造形方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、カラー画像などの可視的な平面画像は、媒体の膨張層を盛上げる前に、媒体の膨張層が設けられた側の面に形成されるが、媒体の膨張層を盛上げた後に、当該盛上げられた膨張層の面上に画像を形成する発泡造形物を形成する方法については、何ら開示するものではない。
特開2001−150812号公報
ところで、媒体の表面を盛上げた後に、更にその媒体に対して印刷を行う場合は、媒体の表面が盛り上げられているため、オフセット方式などのような、インクジェット方式に比べて印刷速度が比較的速い印刷方式を用いて印刷することができない。また、例えば、一般家庭に普及している汎用的なインクジェット方式のプリンタは、印刷媒体の表面が平坦であることを前提として設計されているので、膨張されて平坦でない表面を有する印刷媒体に対して高品質の印刷を行うことは難しいため、表面が平坦でない印刷媒体に対してインクジェット方式で印刷する際には、高品質の印刷を行うためには、汎用的なプリンタではなく、専用のプリンタが必要となっていた。
そこで、本発明の目的は、色合いが高品位に再現された構造物を形成することができる構造物形成方法、システム、プログラム、及び、構造物形成用加工媒体を提供することである。
本発明に係る構造物形成方法は、立体的な構造物を形成するシステムが実行する構造物形成方法であって、加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に光熱変換材料を印刷により形成する工程と、前記光熱変換材料上に白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成する工程と、前記光熱変換材料に対応する前記膨張層を膨張させるべく、前記光熱変換材料、及び前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が形成された前記媒体に光を照射する工程と、を含み、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方は、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成される、ことを特徴とする。
本発明に係るシステムは、立体的な構造物を形成するシステムであって、加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に光熱変換材料を印刷により形成する第1形成部と、前記第1形成部により形成された前記光熱変換材料上に白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成する第2形成部と、前記光熱変換材料に対応する前記膨張層を膨張させるべく、前記光熱変換材料、及び前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が形成された前記媒体に光を照射する発光部と、を備え、前記第2形成部は、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方を、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成する、ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、立体的な構造物を形成するシステムを制御するコンピュータに、加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に光熱変換材料を印刷により形成する機能、前記光熱変換材料上に白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成する機能、前記光熱変換材料に対応する前記膨張層を膨張させるべく、前記光熱変換材料、及び前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が形成された前記媒体に光を照射する機能、を実現させるためのプログラムであって、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方は、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成される、プログラムである。
本発明に係る構造物形成用加工媒体は、加熱により膨張する膨張層を含み当該膨張層を膨張させる前の媒体であって、当該膨張層の表面が平坦な前記媒体と、当該媒体上に形成された光熱変換材料と、当該光熱変換材料上に形成された白色材料及び彩色材料の少なくとも一方と、を備え、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、色合いが高品位に再現された構造物を形成することができる。
(a)は本発明の実施形態に係る構造物形成用加工媒体を示す断面図であり、(b)は本発明の実施形態に係る膨張後の構造物形成用加工媒体を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る構造物形成方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態における光熱変換材料層及び彩色材料層からの熱伝導量の関係を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る構造物形成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る構造物形成装置の制御ブロック図である。 本発明の実施形態におけるオフセット印刷部の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態におけるインクジェットプリンタ部の構成を示す斜視図である。 (a)は加熱部の構成を示す斜視図であり、(b)は加熱部の構成を示す側面図である。 (a)は本発明の変形例に係る構造物形成用加工媒体を示す断面図であり、(b)は本発明の変形例に係る膨張後の構造物形成用加工媒体を示す断面図である。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る構造物形成用加工媒体M14を示す断面図であり、図1(b)は、本発明の実施形態に係る構造物(膨張後の構造物形成用加工媒体)M15を示す断面図であり、図2は、本発明の実施形態に係る構造物形成方法を説明するためのフローチャートである。各図面を参照しながら、本発明の実施形態の構造物形成用加工媒体M14及び構造物形成方法について説明する。
[構造物形成用加工媒体]
図1(a)に示す構造物形成用加工媒体(以下、単に「加工媒体」と記す)M14は、基材101と熱膨張層102とインク受容層103とが順に積層された媒体M11から加工されたものであり、熱膨張層102を加熱により膨張させる前の状態である。媒体M11は、熱膨張層102を加熱により膨張させる前は表面が平坦であり、印刷により表面に層を形成した場合であっても、熱膨張層102を加熱により膨張させない限り表面の平坦性は維持される。本明細書において、媒体の表面が平坦であるとは、オフセット方式の印刷が行える程度に、または、表面が平坦な印刷媒体に印刷することを前提として設計された汎用的なインクジェット方式やレーザー方式のプリンタを用いた印刷によって、作成しようとする印刷物の本来の色合いが再現できる程度に、媒体の表面が平滑であるか、又は媒体表面の凹凸が小さい或いは少ないことを意味する。
基材101は、紙、キャンバス地などの布、プラスチックなどのパネル材などからなり、材質は特に限定されるものではない。
熱膨張層102は、基材101上に設けられた熱可塑性樹脂であるバインダー内に熱発泡剤(熱膨張性マイクロカプセル)が分散配置されている。これにより、熱膨張層102は、吸収した熱量(熱エネルギー)に応じて膨張する。
インク受容層103は、熱膨張層102の上面全体を覆うように、例えば、10μmの厚さに形成されている。インク受容層103は、インクジェット方式のプリンタに用いられる印刷用のインクやレーザー方式のプリンタに用いられる印刷用のトナー、ボールペンや万年筆のインク、鉛筆の黒鉛などを受容し、少なくともその表面に定着させるために好適な材料からなり、インクジェット用紙などに用いられている汎用的なインク受容層を用いることができる。なお、熱膨張層の表面に対して適切な加工処理(インク受容層の塗布処理等)を施すことによりインクを受容できるようにし、これを熱膨張層102としてもよく、この場合、インク受容層103は備えなくてよい。また、熱膨張層102のバインダー材料を、インクを受容できる材料により作製するようにしてもよい。インク受容層103は、表面の少なくとも一部が、後述する光熱変換材料層104、白色材料層105、及び、彩色材料層106によって覆われずに露出した状態とされている。これにより、インク受容層103の表面の露出された部分に、印刷用のインクやトナー、その他筆記具のインクなどにより、メッセージや図表、絵などを追記しやすくしておくことができる。
インク受容層103と、光熱変換材料層104、白色材料層105、及び、彩色材料層106とが、それぞれ伸縮性を有する場合には、これらの層が熱膨張層102の膨張に追従して変形することで、インク受容層103と光熱変換材料層104の間、光熱変換材料層104と白色材料層105の間、及び、白色材料層105と彩色材料層106の間に隙間が生じにくくなる。このような隙間が生じると、後述する光熱変換材料層104から熱膨張層102への熱伝導量が抑制されるおそれがあるため、インク受容層103、光熱変換材料層104、白色材料層105、及び、彩色材料層106は、伸縮性が比較的高いことが望ましい。
[構造物形成方法]
以下に、実施形態に係る構造物形成方法について説明する。まず、上述の媒体M11を準備する(ステップS11:媒体準備工程)。次いで、媒体M11のインク受容層103上において、熱膨張層102を膨張させたい部分に対応する領域に、予め準備した光熱変換材料形成用画像データに基づいて、光熱変換特性を有する光熱変換材料としてのカーボンブラックを含む黒色インク(黒色材料)を、図5に示すオフセット印刷部200を用いて、オフセット方式により印刷することにより、光熱変換材料層104を形成する(ステップS12:光熱変換材料形成工程)。光熱変換材料層104は、媒体M11に含まれる、基材101、熱膨張層102、インク受容層103の各層の材料よりも、光エネルギーを熱エネルギーに変換しやすい材料により形成される。光熱変換材料形成用画像データは、当該画像データを構成する平面内の各座標に対応させて黒色インクの形成濃度が設定されたデータである。また、この光熱変換材料形成用画像データは、その元になる彩色された二次元画像データに基づいて、任意の既知の方法により生成されてよい。オフセット印刷部200は、光熱変換材料形成用画像データに設定された形成濃度を読み取り、この形成濃度に基づいて、例えば、面積階調により形成濃度を制御しながら黒色インクを印刷する。光熱変換材料層104が形成された媒体M11を加工媒体M12と記す。
ここで、媒体M11は、熱膨張層102を膨張させる前であるので、インクジェット方式よりも高速に印刷を行うことができるオフセット方式などの印刷方式を選択することができる。これにより、インクジェット方式やレーザー方式により印刷する場合に比べて、印刷時間を短縮し、ひいては、構造物形成にかかる時間を短縮しながら、高品位な印刷を行うことができる。大量の印刷を行う場合には、特に、時間短縮の効果が大きい。オフセット方式に限らず、インクジェット方式よりも高速に印刷を行うことができる方式であれば良く、例えば、グラビア方式や、シルクスクリーン方式により印刷してもよい。
また、必要があれば、インクジェット方式やレーザー方式により印刷してもよい。この場合、媒体M11は、熱膨張層102を膨張させる前であるので、表面が平坦な印刷媒体に印刷することを前提として設計された汎用的なインクジェット方式やレーザー方式のプリンタを用いたとしても、作成しようとした本来の色合いが高品位に再現された構造物を形成することができる。このような汎用的なプリンタには、例えば、家庭用のインクジェットプリンタやオフィス用のレーザープリンタが含まれる。なお、媒体M11の印刷面が平坦ではない場合は、このような汎用的なインクジェット方式やレーザー方式のプリンタを用いた場合、印刷ができないか、又は、表面が平坦な媒体に印刷する場合に比べて、印刷品質が低下、即ち、作成しようとした本来の色合いが高品位に再現されなくなってしまう。
上述の光熱変換材料形成用画像データは、その元になる原画像のデータ、例えば、彩色された二次元画像データに基づいて、任意の既知の方法により生成されてよい。原画像は、例えば、デジタルカメラにより撮像された画像や、任意の手法で生成されたコンピュータ・グラフィック画像などであってもよい。このような原画像のデータに基づいて、光熱変換材料形成用画像データ、明度向上材料形成用画像データ、及び、彩色材料形成用画像データが生成される。
光熱変換材料形成用画像データは、この原画像に基づいて構造物を形成する際に、当該原画像のうちの所望の領域を所望の高さに盛上げるために必要になる光熱変換材料の形成濃度であって、当該画像データを構成する平面内の各座標に対応させた形成濃度のデータを含む。明度向上材料形成用画像データは、加工媒体M12のうち光熱変換材料が形成された部分の視覚的な明度を所望の程度向上させるために必要になる明度向上材料(白色インク)の形成濃度であって、当該画像データを構成する平面内の各座標に対応させた形成濃度のデータを含む。彩色材料形成用画像データは、上述の原画像に基づいて形成された構造物を所望の通りに彩色するために必要になる1色以上の彩色材料(カラーインク)の形成濃度であって、当該画像データを構成する平面内の各座標に対応させた形成濃度のデータを含む。
光熱変換材料層104に対して、その表面の位置によらず一様に光エネルギーを照射した場合、光熱変換材料層104の表面において光熱変換材料の形成濃度が高い部分ほど、当該部分において生じる熱エネルギー(熱量)が大きくなる。これにより、熱膨張層102のうち光熱変換材料層104における光熱変換材料の形成濃度が高く設定された部分に重なる部分には、その形成濃度が低く設定された部分に重なる部分よりも多くの熱量が伝導され、ひいては、より多くの熱量を吸収する。また、熱膨張層102のある部分が膨張する高さは、その部分が吸収する熱量に正の相関を有する。従って、光熱変換材料層104の表面に対して、その表面の位置によらず一様に光エネルギーを照射した場合、光熱変換材料層104の表面において光熱変換材料の形成濃度が高く設定された部分に重なる部分は、その形成濃度が低く設定された部分に重なる部分よりも、熱膨張層102が膨張する高さは高くなる。また、熱膨張層102の膨張量には限度があるが、その限度の範囲内においては、光熱変換材料層104の形成密度が同じであれば、単位面積及び単位時間当たりに光熱変換材料層104に向けて照射される光エネルギーの量が多いほど、光エネルギーが照射された部分の熱膨張層102の膨張量は大きい。従って、光熱変換材料層104の光熱変換材料の形成濃度と、そこへ向けて照射される光エネルギーの量とは、互いの影響を考慮して、適宜変更して設定されてよい。
なお、実施形態では、光熱変換材料層104の少なくとも一部は、その上面に白色材料層105と彩色材料層106とが形成された状態、即ち、上面が露出していない状態であるが、光エネルギーとして例えば赤外線波長を含む光を照射した場合であって、かつ、白色材料層105及び彩色材料層106が、光熱変換特性を有する材料であるカーボンブラック等を含まない場合には、光エネルギーは、白色材料層105及び彩色材料層106によって実質的に吸収されずに透過する。従って、光熱変換材料層104の上方に白色材料層105及び彩色材料層106が形成されていても、これらの上層が形成されていない場合に比べて熱膨張層102が膨張する高さが著しく減少することはなく、上層の影響は実質的に無視できる。
ここで、彩色材料層106を形成する彩色材料が光熱変換特性を有する材料であるカーボンブラック等を含む場合には、彩色材料層106において光熱変換された熱量も、熱膨張層102の膨張に寄与する。この場合、光熱変換材料層104及び彩色材料層106の両方において光熱変換されて伝導した熱量の合計が、熱膨張層102を所望の高さまで膨張させるために必要な熱量に等しくなるように、光熱変換材料形成用画像データ及び彩色材料形成用画像データを設定しておくとよい。即ち、光熱変換材料層104を形成する光熱変換材料の形成濃度を、彩色材料層106を形成する彩色材料が光熱変換特性を有する材料を含まない場合に比べて、彩色材料層106からの熱伝導量に対応する分だけ低く設定してよい。なお、彩色材料層106がカーボンブラック等の光熱変換材料を含まず、イエローY、マゼンタM、シアンCの3色のカラーインクのみを含む場合には、彩色材料層106が吸収した熱による熱膨張層102の膨張への寄与は無視できる。
図3は、光熱変換材料層104及び彩色材料層106から熱膨張層102への熱伝導量の相関関係を示す概念図である。図3に示すように、彩色材料層106から熱膨張層102への熱伝導量が大きい部分では、光熱変換材料層104から熱膨張層102への熱伝導量が小さくなるように光熱変換材料の形成濃度を小さく設定し、これにより、光熱変換材料層104及び彩色材料層106から熱膨張層102への熱伝導量の合計が所望の値になるようにすればよい。光熱変換材料層104及び彩色材料層106以外の層からの熱伝導が熱膨張層102の膨張に寄与する場合は、熱膨張層102の膨張に寄与する全ての層からの熱伝導量の合計が、所望の値になるように、光熱変換材料層104を形成する光熱変換材料の形成濃度を設定してよい。
なお、図1(a)では、光熱変換材料層104を基材101の表面にのみ形成しているが、これに加えて、基材101の裏面、つまり、基材101のうち熱膨張層102が形成された側とは反対側の面にも形成してよい。これにより、基材101の表面に形成した光熱変換材料層104等からの熱伝導量だけでは、熱膨張層102を所望の量、膨張させることができない場合に、熱伝導量の不足分を補完することができる。
次いで、予め準備した明度向上材料形成用画像データに基づいて、加工媒体M12上に、当該加工媒体M12上の光熱変換材料の少なくとも一部を覆うように、明度向上材料としての白色インクを、図5に示すオフセット印刷部200を用いて、オフセット方式により印刷することにより、明度向上材料層105を形成する(ステップS13:明度向上材料形成工程)。明度向上材料層105が形成された加工媒体M12を加工媒体M13と記す。なお、明度向上材料形成工程S13では、白色インクが用いられるので、この工程を経ることにより、媒体M11のうち黒色インクが形成された部分の視覚的な明度が向上される。黒色インク上に白色インクを形成せずに、カラーインクを形成した場合、形成したカラーインクの色合いがくすんだようになり、発色が比較的悪い。しかし、黒色インク上に白色インクを形成し、さらにその上にカラーインクを形成すると、白色インクを形成しない場合に比べて、カラーインクの発色が良くなり、ひいては、形成された構造物の品質を高めることができる。また、図1(a)に示すように、本実施形態では、黒色インクの形成領域全体を覆うように、白色インクが形成されている。これにより、黒色インクが形成された領域全体の明度を向上させることができる。白色インクの形成領域は、必ずしも、黒色インクの形成領域と一致しなくても良く、黒色インクの形成領域の少なくとも一部を覆う領域であれば良い。従って、白色インクの一部は、黒色インクが形成されていない領域に形成されていても良い。
なお、加工媒体M12は、熱膨張層102を膨張させる前であるので、前述の光熱変換材料形成工程S12と同様、明度向上材料形成工程S13では、オフセット方式などの比較的高速に印刷を行うことができる印刷方式を選択することができる。この場合、インクジェット方式やレーザー方式により印刷する場合に比べて、印刷時間を短縮し、ひいては、構造物形成にかかる時間を短縮しながら、高品位な印刷を行うことができることは、前述の光熱変換材料形成工程S12と同様である。また、必要があれば、汎用的なインクジェット方式やレーザー方式のプリンタのみを用いて印刷してもよく、その場合も、前述の光熱変換材料形成工程S12と同様の効果が得られる。
上述の明度向上材料形成用画像データは、例えば、加工媒体M12のうち光熱変換材料層104が形成されない部分の座標に対して0が設定され、光熱変換材料層104が形成される部分の座標に対して0以外の値が設定されてよい。これにより、媒体M11のうち光熱変換材料が形成されることによって視覚的な明度が低下された部分についてのみ、明度向上材料層105を形成して、逆に明度を向上させることができる。従って、白インクの消費量を最小限に抑えながら、明度向上効果を高めることができる。
明度向上材料形成用画像データは、例えば、光熱変換材料層104が形成される部分に対して一律の値を設定されてもよいし、当該部分における光熱変換材料の形成濃度が大きいほど、白色インクの形成濃度が大きくなるようなデータであってよい。これにより、視覚的な明度が低い部分ほど当該部分の視覚的な明度を向上させる度合いが高められるので、明度向上材料形成後の加工媒体M13の視覚的な明度を、その部分によらず全体的により一様に近づけることができる。
また、明度向上材料形成用画像データは、加工媒体M12の表面全体に対して一律の値を設定されてもよい。この場合も、加工媒体M12のうち少なくとも光熱変換材料層104が形成された部分の明度を向上させることができる。なお、媒体M11の表面は、真っ白ではなく、少しくすんだような白色である場合には、光熱変換材料層104が形成されない部分においても明度を向上させる効果が得られる。
上述の明度向上材料形成工程S13では、白色インクを形成する場合を例に挙げて説明したが、この明度向上材料形成工程S13では、次に述べるイエローY、マゼンタM、シアンCの3色のカラーインクのうちの少なくとも1色のカラーインクを印刷するようにしてもよい。この場合も、黒色インクが形成された媒体M11の視覚的な明度が向上される。この場合、この少なくとも1色のカラーインクが明度向上材料として機能する。
次いで、予め準備した彩色材料形成用画像データに基づいて、加工媒体M14上に、彩色材料としてのイエローY、マゼンタM、シアンCの3色のカラーインクを、図5に示すオフセット印刷部200を用いて、オフセット方式により印刷することにより彩色材料層106を形成する(ステップS14:彩色材料形成工程)。彩色材料層106が形成された加工媒体M13を加工媒体M14と記す。彩色材料形成工程S14では、3色のカラーインクが用いられるので、この工程を経ることにより、加工媒体M14の表面全体が視覚的に所望の色合いになるように彩色される。また、図1(b)に示すように、本実施形態では、光熱変換材料層104の黒色インクが形成された複数の部分と、明度向上材料層105の白色インクが形成された複数の部分との少なくとも一つの部分において、黒色インクの形成領域全体及び白色インクの形成領域全体と、黒色インクの形成領域の境界全体及び白色インクの形成領域の境界全体とを覆うように、3色のカラーインクのうちの少なくとも1色のカラーインクが形成されている。なお、図示しないが、光熱変換材料層104の黒色インクが形成された複数の部分の全て、及び、明度向上材料層105の白色インクが形成された複数の部分の全てにおいて、黒色インクの形成領域全体及び白色インクの形成領域全体と、黒色インクの形成領域の境界全体及び白色インクの形成領域の境界全体とを覆うように、少なくとも1色のカラーインクが形成されていても良い。
なお、加工媒体M13は、熱膨張層102を膨張させる前であるので、前述の光熱変換材料形成工程S12及び明度向上材料形成工程S13と同様、彩色材料形成工程S14でも、オフセット方式などの比較的高速に印刷を行うことができる印刷方式を選択することができる。この場合、インクジェット方式やレーザー方式により印刷する場合に比べて、印刷時間を短縮し、ひいては、構造物形成にかかる時間を短縮しながら、高品位な印刷を行うことができることは、前述の光熱変換材料形成工程S12及び明度向上材料形成工程S13と同様である。また、必要があれば、汎用的なインクジェット方式やレーザー方式のプリンタのみを用いて印刷してもよく、その場合も、前述の光熱変換材料形成工程S12及び明度向上材料形成工程S13と同様の効果が得られる。
上述の彩色材料形成用画像データは、例えば、加工媒体M13の表面全体が彩色されるように、加工媒体M12の表面全体において少なくとも1色のカラーインクについて0以外の値が設定されてもよいし、加工媒体M12の表面の少なくともある部分において彩色されないように、その部分において当該画像データの値、即ち、カラーインクの形成濃度が全ての色について0に設定されてもよい。
本実施形態のように、光熱変換材料層104、白色材料層105、及び、彩色材料層106を形成する場合に、インク受容層103の少なくとも一部において、光熱変換材料層104、白色材料層105、及び、彩色材料層106のいずれもが形成されない部分、即ち、インク受容層103の表面の露出された部分を設けておいてよい。光熱変換材料形成用画像データ、白色材料形成用画像データ、及び、彩色材料形成用画像データの全てについて、画像データの一部において値(形成濃度)を0に設定しておくことで、インク受容層103の表面の露出された部分を設けることができる。
ここで、後述する膨張工程S15において、熱膨張層102が膨張してその表面積が拡がるに伴い、形成された彩色材料層106の密度も小さくなり、これにより、加工媒体M14を膨張させて形成した構造物M15は、膨張前の加工媒体M14に比べて、視覚的な色合いが薄くなる。このため、彩色材料形成用画像データは、加工媒体M14が膨張後において視覚的に所望の色合いになるように値が設定されてよい。即ち、加工媒体M14を膨張させる前に、当該加工媒体M14上に少なくとも1色のカラーインクを形成した段階においては、加工媒体M14は視覚的に所望の色合いよりも濃い色合いになるように、彩色材料形成用画像データの値が設定されてよい。また、加工媒体M14の一の部分と他の部分とが、当該加工媒体M14を膨張させた後に視覚的な色合いが同じになるようにする場合であって、かつ、当該一の部分を他の部分よりも大きく膨張させる場合、膨張量がより大きい一の部分における彩色材料形成用画像データの値、即ち、彩色材料の形成濃度は、他の部分よりも大きく設定されてよい。
次いで、加工媒体M14を加熱部5に搬入する。加熱部5は、ハロゲンランプ等の光源54aを含む光源ユニット54(放射部)を有し、光源54aは、光エネルギーの一例として赤外線波長を含む光を、加熱部5内に搬入された加工媒体M14へ向けて照射する。加工媒体M14へ向けて照射された光の一部は、光熱変換材料層104において熱エネルギーに変換され、変換された熱エネルギーが熱膨張層102へ伝導することにより熱膨張層102が加熱されて膨張する(ステップS15:膨張工程)。この膨張工程S15を経て、加工媒体M14の熱膨張層102が膨張し、図1(b)に示す、構造物(膨張後の構造物形成用加工媒体)M15が得られる。熱膨張層102の膨張量は、光熱変換材料層104の光熱変換材料の形成濃度及びそこへ照射される光エネルギーの量に応じて変わる。熱膨張層102のうち光熱変換材料層104を形成されていない部分では、光エネルギーが熱エネルギーに変換されにくいので、当該部分では、光熱変換材料層104は実質的に膨張しないか、他の部分に比べれば膨張量は無視できるほど小さい。
本実施形態では、図1(a)に示すように、黒色インクの形成領域全体及び白色インクの形成領域全体と、黒色インクの形成領域の境界全体及び白色インクの形成領域の境界全体とを覆うように、少なくとも1色のカラーインクが形成されている。このようにカラーインクが形成された部分では、図1(b)に示すように、熱膨張層102の膨張後に、光熱変換材料層104の黒色インクの全体及び側面と、明度向上材料層105の白色インクの全体及び側面とが、彩色材料層106により覆われる。これにより、黒色インクと白色インクがカラーインクにより隠れて見えなくなることにより、視覚的に所望の色合いに近い、又は所望の色合いとなった加工媒体M14を形成することができる。
[構造物形成装置]
図4は、本発明の実施形態に係る構造物形成装置1の機能ブロック図である。
図4に示すように、構造物形成装置1は、光熱変換材料を形成するための光熱変換材料形成部(第1形成部)2と、明度向上材料を形成するための明度向上材料形成部(第2形成部)3と、彩色材料を形成するための彩色材料形成部(第2形成部)4と、搬入された加工媒体M14に向けて光エネルギーを照射する光源を有する加熱部5と、を備える。
図5は、本発明の実施形態に係る構造物形成装置1の制御ブロック図である。構造物形成装置1の制御部400は、オフセット印刷部200又は/及びインクジェット印刷部300を含む印刷部100及び加熱部5を制御し、これらと協働して構造物を形成する構造物形成制御部401として機能する。また、構造物形成装置1の制御部400は、メモリ制御回路600に記憶された印刷データ及び印刷制御データを、印刷データ取得部402を制御することにより取得し、取得したデータに基づいて構造物形成を制御する構造物形成制御部401として機能する。
図6は、本発明の実施形態の光熱変換材料形成部2、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4のうちのいずれか1つとして用いられるオフセット印刷部200の構成を示す概略断面図である。図7は、本発明の実施形態の光熱変換材料形成部2、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4のうち、オフセット印刷部200が用いられなかったものについて用いられる、汎用的なインクジェット方式のプリンタであるインクジェットプリンタ部300の構成を示す斜視図である。以下、本実施形態では、光熱変換材料形成部2としてオフセット印刷部200を用い、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4としてインクジェットプリンタ部300を用いる場合を例示して説明するが、オフセット印刷部200は、光熱変換材料形成部2、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4のうちのいずれか1つとして用いればよいので、例えば、光熱変換材料形成部2、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4の全てについて、オフセット印刷部200を用いてもよい。この場合、本実施形態に係る構造物形成装置1は、インクジェットプリンタ部300を含まなくてよい。また、光熱変換材料形成部2、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4の全てについて、インクジェットプリンタ部300を用いてもよく、この場合、本実施形態に係る構造物形成装置1は、オフセット印刷部200を含まなくてよい。
図6を参照し、オフセット印刷部200の一般的な構成について説明する。本発明の実施形態において、オフセット印刷部200は、本実施形態に特有の構成を備えるものではなく、印刷分野において一般的に用いられているものを利用できる。オフセット印刷部200は、版胴21、インクローラ22、水ローラ23、ブランケット胴24、圧胴25、給紙ローラ対26、及び、排紙ローラ対27を含む。図6のa〜eは、版胴21、インクローラ22、水ローラ23、ブランケット胴24、圧胴25の回転方向をそれぞれ示しており、白抜き矢印f1は媒体M11の搬送方向を示す。構造物形成装置1の制御部400は、オフセット印刷部200の版胴21、インクローラ22、水ローラ23、ブランケット胴24、圧胴25、給紙ローラ対26、及び、排紙ローラ対27の各部を制御し、以下の印刷制御を行う。
構造物形成装置1の制御部400は、印刷データ取得部402を制御することにより、メモリ制御回路600から取得した印刷データ及び印刷制御データに基づいて、予め、原版を形成する。予め形成された原版が巻き付けられた版胴21を水ローラ23に接触させることで、版胴21の周面上のうち媒体M11に印刷が行われない部分に対応する部分に水が付着する。続けて、版胴21をインクローラ23に接触させることで、版胴21の周面上に水が付着しなかった部分、即ち、媒体M11に印刷が行われる部分に対応する部分に光熱変換材料が付着する。次に、版胴21の光熱変換材料が付着した部分をブランケット胴24に接触させることで、版胴21に付着した光熱変換材料を、中間転写体であるブランケット胴24に転写する。
一方で、給紙ローラ対26は、媒体M11の表面と裏面に接して挟持しながら、媒体M11を図6の白抜き矢印の向きf1へと搬送する。媒体11は、給紙ローラ対26によって、ブランケット胴24と圧胴25との隙間を通して搬送される。排紙ローラ対27は、ブランケット胴24と圧胴25との隙間を通り抜けてきた媒体M11の表面と裏面に接して挟持しながら、白抜き矢印の向きf1へとさらに搬送する。
以上の通り、構造物形成装置1の制御部400は、オフセット印刷部200の各部を制御することにより、媒体M11をブランケット胴24と圧胴25との隙間を通して搬送中に、ブランケット胴24に転写された光熱変換材料が、媒体M11上の適切な位置へ印刷される。
次に、図7を参照し、インクジェットプリンタ部300の一般的な構成について、説明する。本発明の実施形態において、インクジェットプリンタ部300は、本実施形態に特有の構成を備えるものではなく、汎用的なものを利用できる。インクジェットプリンタ部300は、用紙搬送方向(副走査方向)に直交する両方向矢印aで示す方向(主走査方向)に往復移動可能に設けられたキャリッジ31を備える。このキャリッジ31には、インクが収容されたカートリッジ33と、カートリッジ33内のインクを用いて媒体への印刷を行う印刷ヘッド32とが、取り付けられている。
カートリッジ33は、光熱変換材料形成部2、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4のうちオフセット印刷部200が用いられなかったものによって形成される材料の視覚的な色合いと同等の色のインクを、内部に収容する。本実施形態では、光熱変換材料形成部2としてオフセット印刷部200を用いているので、インクジェットプリンタ部300を明度向上材料形成部3として用いる場合には、当該インクジェットプリンタ部300のカートリッジ33には白色のインクが収容されていてよい。また、インクジェットプリンタ部300を彩色材料形成部4として用いる場合には、当該インクジェットプリンタ部300のカートリッジ33にはシアン、マゼンタ、イエローの各カラーインクが互いに分離されて収容されていてよい。カートリッジ33のインク収容部は、各インクに対応する個別の印刷ヘッド32に連結されている。
キャリッジ31には貫通孔が設けられ、貫通孔を貫通するガイドレール34により滑動自在に支持されている。また、キャリッジ31には被挟持部が設けられ、この被挟持部が駆動ベルト35に挟持されており、駆動ベルト35を駆動することで、キャリッジ31とともに印刷ヘッド32及びカートリッジ33が主走査方向に移動する。
構造物形成装置1の制御部400は、フレキシブル通信ケーブル36を介して印刷ヘッド32に接続されている。構造物形成制御部401は、取得した印刷データ及び印刷制御データを、フレキシブル通信ケーブル36を介して印刷ヘッド32に送出し、これらのデータに基づいて印刷ヘッド32を制御する。
内部フレーム37の下部には、印刷ヘッド32に対向する位置に、主走査方向に延在するように、プラテン38が配設されている。このプラテン38は、用紙搬送路の一部を構成している。加工媒体M12及び加工媒体M13は、下面がプラテン38上に接した状態で、給紙ローラ対39(下のローラは不図示)及び排紙ローラ対41(下のローラは不図示)によって、副走査方向に間欠的に搬送される。給紙ローラ対39及び排紙ローラ対41は、構造物形成装置1の制御部400により駆動される。
構造物形成装置1の制御部400は、モータ42、印刷ヘッド32、給紙ローラ対39及び排紙ローラ対41を制御することで、モータ42に連結された駆動ベルト35を介してキャリッジ31とともに印刷ヘッド32を主走査方向の適切な位置へと搬送させるとともに、加工媒体M12及び加工媒体M13の搬送の停止期間中に、印刷ヘッド32によりインク滴を各媒体へ向けて噴射させる。これにより、加工媒体M12及び加工媒体M13の表面全体に明度向上材料層105及び彩色材料層106の印刷が行われ、加工媒体M12及び加工媒体M13は加工媒体M13及び加工媒体M14にそれぞれ加工される。
なお、明度向上材料形成部3と彩色材料形成部4の両方について、インクジェットプリンタ部を用いる場合には、カートリッジ33は、白色、シアン、マゼンタ、イエローの4色のインクが互いに分離されて収容されたものであってもよい。この場合、構造物形成装置1の制御部400は、キャリッジ31を介して印刷ヘッド32を主走査方向の第1の向きへ移動させる間に、印刷ヘッド32により白色インクを用いて各媒体への印刷を行わせるとともに、印刷ヘッド32を主走査方向の第1の向きとは反対の向きへ移動させる間に、印刷ヘッド32によりシアン、マゼンタ、イエローの各色インクを用いて各媒体への印刷を行わせるようにしてもよい。これにより、媒体全体への白色インクを用いた印刷が終了してから、当該媒体全体へのシアン、マゼンタ、イエローの各色インクを用いた印刷を開始する場合に比べて、インクジェットプリンタ部300を用いた印刷工程にかかる時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、光熱変換材料形成部2、明度向上材料形成部3、及び、彩色材料形成部4のうちオフセット印刷部200が用いられなかったものについて、インクジェットプリンタ部300を用いて印刷する場合について説明したが、これに限らず、オフセット印刷部200が用いられなかったものについて、既知の他の印刷方式、例えば、レーザー方式による印刷を行ってもよい。
図8(a)は、加熱部5の構成を示す斜視図であり、図8(b)は、加熱部5の構成を示す側面図である。図8(a)に示すように、加熱部5内に搬入される際、加工媒体M14は、加熱部5の載置台50上に固定設置された媒体支持フレーム53に載置される。加熱部5は、矩形状の載置台50の対向する二辺に沿って移動可能に設けられた熱源部51を備える。熱源部51は、その両側を支持柱52a,52bによって支持されており、構造物形成装置1の制御部400は、支持柱52a,52bを載置台50の対向する二辺に沿って、図8の白抜き両矢印f2で示す方向に移動させる制御を行うことにより、熱源部51を載置台50上に固定設置された加工媒体M14に対して相対移動させる。熱源部51を加工媒体M14に対して相対移動させる間、構造物形成装置1の制御部400は、熱源部51が有する光源ユニット54の光源54aを制御し、光源ユニット54により、加工媒体M14に向けて光エネルギーを照射させる。光源ユニット54は反射鏡54bを有し、反射鏡54bによって、光源54aから放射された光エネルギーを効率的に加工媒体M14に対して照射させることができる。
前述したように、熱膨張層102は、その表面に形成された光熱変換材料層104に向けて単位面積及び単位時間当たりに照射される光エネルギーの量が多いほど、大きく膨張する。構造物形成装置1の制御部400は、例えば、熱源部51の加工媒体M14に対する相対移動速度が一定で、かつ、光源54aの出力が一定になるように、支持柱52a,52b及び光源54aを制御してよい。しかし、熱膨張層102の光熱変換材料層104に向けて単位面積及び単位時間当たりに照射される光エネルギーの量が加工媒体M14の全体にわたって一様になるのであれば、構造物形成装置1の制御部400による制御の方法は、これに限らない。
光源27aとしては、例えば900Wのハロゲンランプが使用され、加工媒体M14から約4cm離れて配置される。光源ユニット27の加工媒体M14に対する相対移動速度は、約20mm/秒に設定される。この条件下で、加工媒体M14は100℃〜110℃に熱せられ、加工媒体M14の熱膨張層102のうち光熱変換材料層104を形成された部分が膨張する。
以上説明した実施形態では、加熱により膨張する膨張層102を含む媒体M11上に、膨張層102を膨張させる前に、光熱変換材料層104を印刷により形成し、次いで、光熱変換材料層104上に、膨張層102を膨張させる前に、白色材料層105及び彩色材料層106の少なくとも一方を印刷により形成し、次いで、媒体M11の膨張層102を加熱により膨張させるので、光熱変換材料層104が形成された媒体M11の膨張層102を加熱により膨張させることにより形成された構造物M15であって、かつ、光熱変換材料層104上にさらに白色材料層105及び彩色材料層106の少なくとも一方を用いた印刷が施された当該構造物M15を形成するにあたって、光熱変換材料層104、及び、白色材料層105及び彩色材料層106の少なくとも一方の印刷を、膨張層102を膨張させる前に行うことにより、これらの材料層104、105、及び、106を印刷する際に、オフセット方式の印刷を行うことができ、これにより、構造物M15の形成にかかる時間を短縮しながら、高品位な印刷を行うことができる、または、これらの材料層104、105、及び、106を印刷する際に、表面が平坦な印刷媒体に印刷することを前提として設計された汎用的なインクジェット方式やレーザー方式のプリンタを用いたとしても、作成しようとした本来の色合いが高品位に再現された構造物M15を形成することができる。
なお、本実施形態に係る構造物形成装置1は、加工媒体M14を搬送せずに一箇所に留めたまま、光源ユニット54を加工媒体14に対して相対移動させながら、加工媒体M14全体を満遍なく加熱する場合を例示して説明したが、これに限らず、少なくとも加工媒体M14を移動させながら、必要に応じて光源ユニット54も移動させることにより、加工媒体14と光源ユニット54とを相対移動させながら、加工媒体M14全体を満遍なく加熱するものであってもよい。
<変形例>
以下に、図9を用いて、本発明の変形例について説明する。本変形例の説明において、上述の実施形態と共通する内容については説明を適宜省略する。図9(a)は本発明の変形例に係る構造物形成用加工媒体を示す断面図であり、(b)は本発明の変形例に係る膨張後の構造物形成用加工媒体を示す断面図である。
図9(a)に示すように、本変形例においては、光熱変換材料層104の黒色インクが形成された複数の部分の少なくとも一つの部分において、黒色インクの形成領域全体と、黒色インクの形成領域の境界全体とを覆うように、白色インク、及び、3色のカラーインクのうちの少なくとも1色のカラーインクが形成されている。なお、図示しないが、光熱変換材料層104の黒色インクが形成された複数の部分の全てにおいて、黒色インクの形成領域全体と、黒色インクの形成領域の境界全体とを覆うように、白色インク、及び、少なくとも1色のカラーインクが形成されていても良い。
本変形例では、図9(a)に示すように、黒色インクの形成領域全体と、黒色インクの形成領域の境界全体とを覆うように、白色インク、及び、少なくとも1色のカラーインクが形成されている。このようにカラーインクが形成された部分では、図9(b)に示すように、熱膨張層102の膨張後に、光熱変換材料層104の黒色インクの全体及び側面が、白色材料層105及び彩色材料層106により覆われる。これにより、黒色インクが白色インク及びカラーインクにより隠れて見えなくなることにより、視覚的に所望の色合いに近い、又は所望の色合いとなった加工媒体M14を形成することができる。なお、本変形例では、光熱変換材料層104の黒色インクの全体及び側面が、白色材料層105の白色インク及び彩色材料層106のカラーインクの2層で覆われているので、光熱変換材料層104の黒色インクの全体及び側面が彩色材料層106のカラーインクの1層だけで覆われている上述の実施形態に比べても、視覚的に所望の色合いにより一層近い、又は所望の色合いとなった加工媒体M14を形成することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本願発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に、当該膨張層を膨張させる前に、光熱変換材料を印刷により形成し、次いで、
前記光熱変換材料上に、前記膨張層を膨張させる前に、白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成し、次いで、
前記媒体の前記膨張層を加熱により膨張させる、
ことを特徴とする構造物形成方法。
[付記2]
前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方を、前記光熱変換材料の形成領域全体、及び、当該光熱変換材料の形成領域の境界全体を覆うように形成する、
ことを特徴とする付記1に記載の構造物形成方法。
[付記3]
前記光熱変換材料上に前記白色材料を印刷により形成し、次いで、
前記白色材料上に前記彩色材料を印刷により形成し、次いで、
前記媒体の前記膨張層を加熱により膨張させる、
ことを特徴とする付記1に記載の構造物形成方法。
[付記4]
前記白色材料を、前記光熱変換材料の形成領域全体、及び、当該光熱変換材料の形成領域の境界全体を覆うように形成する、
ことを特徴とする付記3に記載の構造物形成方法。
[付記5]
前記彩色材料を、前記白色材料の形成領域全体、及び、当該白色材料の形成領域の境界全体を覆うように形成する、
ことを特徴とする付記3又は4に記載の構造物形成方法。
[付記6]
前記光熱変換材料を、オフセット方式の印刷、又は、汎用的なインクジェットプリンタ方式或いはレーザー方式のプリンタを用いた印刷により形成する、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の構造物形成方法。
[付記7]
前記媒体は、その表面にインク受容層が設けられ、
前記光熱変換材料と、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方とを、前記インク受容層を露出するように形成する、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の構造物形成方法。
[付記8]
加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に、当該膨張層を膨張させる前に、光熱変換材料を印刷により形成する第1形成部と、
前記第1形成部により前記光熱変換材料を形成した後に、前記光熱変換材料上に、前記膨張層を膨張させる前に、白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成する第2形成部と、
前記第2形成部により前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方を形成した後に、前記媒体の前記膨張層を加熱により膨張させる加熱部と、を備える
ことを特徴とする構造物形成装置。
[付記9]
前記第2形成部は、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方を、前記光熱変換材料の形成領域全体、及び、当該光熱変換材料の形成領域の境界全体を覆うように形成する、
ことを特徴とする付記8に記載の構造物形成装置。
[付記10]
第1形成部、第2形成部、加熱部、及び、制御部を備える構造物形成装置の前記制御部により実行されるプログラムであって、
当該制御部を、
加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に、当該膨張層を膨張させる前に、光熱変換材料を、前記第1形成部を用いて印刷により形成させ、次いで、
前記光熱変換材料上に、前記膨張層を膨張させる前に、白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を、前記第2形成部を用いて印刷により形成させ、次いで、
前記媒体の前記膨張層を、前記加熱部を用いて加熱により膨張させる、
ように機能させることを特徴とする構造物形成プログラム。
[付記11]
前記制御部を、
前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方を、前記光熱変換材料の形成領域全体、及び、当該光熱変換材料の形成領域の境界全体を覆うように、前記第2形成部を用いて形成させる、
ように機能させることを特徴とする付記10に記載の構造物形成プログラム。
[付記12]
加熱により膨張する膨張層を含み当該膨張層を膨張させる前の媒体であって、当該膨張層の表面が平坦な前記媒体と、
当該媒体上に形成された光熱変換材料と、
当該光熱変換材料上に形成された白色材料及び彩色材料の少なくとも一方と、を備える
ことを特徴とする構造物形成用加工媒体。
[付記13]
前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が、前記光熱変換材料の形成領域全体、及び、当該光熱変換材料の形成領域の境界全体を覆うように形成されている、
ことを特徴とする付記12に記載の構造物形成用加工媒体。
1…立体物形成装置、2…光熱変換材料形成部(第1形成部)、3…白色材料形成部(第2形成部)、4…彩色材料形成部(第2形成部)、5…加熱部、100…印刷部、101…基材、102…膨張層、103…インク受容層、104…光熱変換材料層、105…白色材料層、106…彩色材料層、200…オフセット印刷部、300…インクジェットプリンタ部、M11…媒体、M12,M13,M14…立体物形成用加工媒体(加工媒体)

Claims (12)

  1. 立体的な構造物を形成するシステムが実行する構造物形成方法であって、
    加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に光熱変換材料を印刷により形成する工程と、
    前記光熱変換材料上に白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成する工程と、
    前記光熱変換材料に対応する前記膨張層を膨張させるべく、前記光熱変換材料、及び前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が形成された前記媒体に光を照射する工程と、
    を含み、
    前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方は、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成される、
    ことを特徴とする構造物形成方法。
  2. 前記光熱変換材料上に前記白色材料を印刷により形成し、次いで、
    前記白色材料上に前記彩色材料を印刷により形成し、次いで、
    前記媒体の前記膨張層を加熱により膨張させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の構造物形成方法。
  3. 前記白色材料を、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成する、
    ことを特徴とする請求項に記載の構造物形成方法。
  4. 前記彩色材料を、前記白色材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の構造物形成方法。
  5. 前記光熱変換材料を、オフセット方式の印刷、又は、インクジェット方式或いはレーザー方式のプリンタを用いた印刷により形成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の構造物形成方法。
  6. 前記媒体は、その表面にインク受容層が設けられ、
    前記光熱変換材料と、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方とを、前記インク受容層を露出するように形成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の構造物形成方法。
  7. 前記媒体に照射される光は、赤外線波長の光を含むことを特徴とする請求項1に記載の構造物形成方法。
  8. 前記媒体に照射される光の光源は、ハロゲンランプであることを特徴とする請求項1に記載の構造物形成方法。
  9. 前記膨張層は、対応する領域に形成された前記光熱変換材料の濃度が高い程、当該膨張層の膨張高さが高くなることを特徴とする請求項1に記載の構造物形成方法。
  10. 立体的な構造物を形成するシステムであって、
    加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に光熱変換材料を印刷により形成する第1形成部と、
    前記第1形成部により形成された前記光熱変換材料上に白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成する第2形成部と、
    前記光熱変換材料に対応する前記膨張層を膨張させるべく、前記光熱変換材料、及び前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が形成された前記媒体に光を照射する発光部と、
    を備え
    前記第2形成部は、前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方を、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成する、
    ことを特徴とするシステム。
  11. 立体的な構造物を形成するシステムを制御するコンピュータに、
    加熱により膨張する膨張層を含む媒体上に光熱変換材料を印刷により形成する機能、
    前記光熱変換材料上に白色材料及び彩色材料の少なくとも一方を印刷により形成する機能、
    前記光熱変換材料に対応する前記膨張層を膨張させるべく、前記光熱変換材料、及び前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が形成された前記媒体に光を照射する機能、
    を実現させるためのプログラムであって、
    前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方は、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成される、
    プログラム
  12. 加熱により膨張する膨張層を含み当該膨張層を膨張させる前の媒体であって、当該膨張層の表面が平坦な前記媒体と、
    当該媒体上に形成された光熱変換材料と、
    当該光熱変換材料上に形成された白色材料及び彩色材料の少なくとも一方と、
    を備え
    前記白色材料及び前記彩色材料の少なくとも一方が、前記光熱変換材料が形成された領域、及び当該領域の境界を覆うように形成されている、
    ことを特徴とする構造物形成用加工媒体。
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