JP6427875B2 - 有機電界発光素子 - Google Patents

有機電界発光素子 Download PDF

Info

Publication number
JP6427875B2
JP6427875B2 JP2013270452A JP2013270452A JP6427875B2 JP 6427875 B2 JP6427875 B2 JP 6427875B2 JP 2013270452 A JP2013270452 A JP 2013270452A JP 2013270452 A JP2013270452 A JP 2013270452A JP 6427875 B2 JP6427875 B2 JP 6427875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
layer
organic electroluminescent
transport layer
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013270452A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015126140A (ja
Inventor
信道 新井
信道 新井
桂甫 野村
桂甫 野村
田中 剛
剛 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2013270452A priority Critical patent/JP6427875B2/ja
Publication of JP2015126140A publication Critical patent/JP2015126140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6427875B2 publication Critical patent/JP6427875B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、特定のトリアジン化合物及び有機金属錯体との共蒸着膜層を電子輸送層として備える有機電界発光素子に関するものである。
有機電界発光素子は、発光材料を含有する発光層を正孔輸送層と電子輸送層で挟み、さらにその外側に陽極と陰極を取付けたもので、発光層に注入された正孔及び電子の再結合により生ずる励起子が失活する際に光を放出(蛍光又はりん光)するものであり、小型のディスプレイ、大型テレビ、及び照明等へ応用されている。なお、前記正孔輸送層は正孔輸送層と正孔注入層に、前記発光層は電子ブロック層と発光層と正孔ブロック層に、前記電子輸送層は電子輸送層と電子注入層に分割して構成される場合もある。
有機電界発光素子用の電子輸送材料としては、特許文献1で開示されたトリアジン化合物が挙げられる。当該トリアジン化合物を電子輸送材料として用いた有機電界発光素子は、低駆動電圧化や長寿命化等の高い特性を達成しており、前述の様々な製品に応用可能な性能を有していると思われる。しかしながら、素子寿命及び発光特性について、更に高性能な有機電界発光素子の開発が求められている。
一方、有機化合物系電子輸送材料と無機化合物又は有機金属錯体等の共蒸着膜層を電子輸送層として備えた有機電界発光素子について知られている(例えば、特許文献2)。しかしながら、当該共蒸着素子の寿命及び発光特性は、有機化合物系電子輸送材料の構造に大きく依存し、さらにその素子寿命及び発光特性が同時に向上する例はあまり知られていない。
特開2011−063584号公報 特開2013−179320号公報
本発明は、素子寿命及び発光特性が同時に顕著に優れる有機電界発光素子を提供することを目的とする。
本発明者らは、先の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、下記一般式(1)で表される化合物及び有機金属錯体の共蒸着膜層を電子輸送層として備える有機電界発光素子が、寿命特性及び発光効率の両面で顕著に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、下記一般式(1)で表されるトリアジン化合物(以下、「トリアジン化合物(1)」とも称する)及び有機金属錯体の共蒸着膜層を電子輸送層として備える有機電界発光素子に関するものである。
Figure 0006427875
(式中、
Arは、フェニル基(フェニル基又はメチル基を置換基として有していてもよい)を表す。
Arは、フェニル基、ピリジル基、ピリミジル基又はナフチル基を表す。
Xは各々独立に、フェニレン基又はピリジレン基を表す。
pは、0、1、又は2を表す。)
本発明の有機電界発光素子は、寿命特性及び発光特性の両面に優れた有機電界発光素子を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、前記一般式(1)で示されるトリアジン化合物及び有機金属錯体の共蒸着膜層を電子輸送層として備える有機電界発光素子に関する。
一般式(1)で示されるトリアジン化合物において、Arは、フェニル基(フェニル基又はメチル基を置換基として有していてもよい)を表す。
Arの具体例としては、特に限定するものではないが、例えば、フェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、ビフェニル−2−イル基、ビフェニル−3−イル基又はビフェニル−4−イル基等が好ましいものとして挙げられる。これらのうち有機電界発光素子の発光特性に優れる点で、ビフェニル−3−イル基又はフェニル基がより好ましい。
一般式(1)で示されるトリアジン化合物において、Arは、フェニル基、ピリジル基、ピリミジル基又はナフチル基を表す。
Arの具体例としては、特に限定するものではないが、例えば、フェニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−ピリミジル基、4−ピリミジル基、5−ピリミジル基、1−ナフチル基又は2−ナフチル基等が好ましいものとして挙げられる。これらのうち有機電界発光素子の寿命特性に優れる点で、フェニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は2−ナフチル基がより好ましく、合成が容易な点で、フェニル基又は3−ピリジル基が更に好ましい。
一般式(1)で示されるトリアジン化合物において、Xは各々独立に、フェニレン基又はピリジレン基を表す。
Xの具体例としては、特に限定するものではないが、例えば、1,3−フェニレン基、1,4−フェニレン基、2,4−ピリジレン基、2,5−ピリジレン基又は2,6−ピリジレン基等が好ましいものとして挙げられる。これらのうち有機電界発光素子の発光特性に優れる点で、1,4−フェニレン基又は2,5−ピリジレン基がより好ましい。
一般式(1)で示されるトリアジン化合物において、pは、0、1、又は2を表す。高速製膜性に優れる点で、pは、0又は1が好ましい。
なお、−X−は、−X−で表される基がp個連結していることを表わす。すなわち、p=2の場合、−X−は−X−X−を意味する。この場合、二つのXは同一であっても相異なっていてもよい。
一般式(1)で示されるトリアジン化合物の具体例としては、以下の(A−1)から(A−126)を例示できるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
Figure 0006427875
本発明で用いる有機金属錯体については、有機電界発光素子の一部として用いる事ができる従来公知の有機金属錯体を挙げることが出来る。例えば、特に限定するものではないが、Alq(トリス(8−キノリノラト)アルミニウム)などのアルミニウム錯体又はLiq(8−ヒドロキシキノリノラトリチウム)などのリチウム錯体等が好ましいものとして挙げられる。これらのうち、有機電界発光素子の電力効率が高い点で、Liqがより好ましい。
以下、本発明の有機電界発光素子について説明する。
有機電界発光素子における発光層は、広義の意味では、陰極と陽極からなる電極に電流を流した際に発光する層のことを指す。具体的には、陰極と陽極からなる電極に電流を流した際に発光する蛍光性化合物を含有する層のことを指す。通常、有機電界発光素子は一対の電極の間に発光層を挟持した構造をとる。
本発明の有機電界発光素子は、必要に応じ発光層の他に、正孔輸送層、電子輸送層、陽極バッファー層及び陰極バッファー層等を有し、陰極と陽極で挟持された構造をとる。具体的には以下に示される構造が挙げられる。
(i)陽極/発光層/陰極
(ii)陽極/正孔輸送層/発光層/陰極
(iii)陽極/発光層/電子輸送層/陰極
(iv)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極
(v)陽極/陽極バッファー層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極バッファー層/陰極
本発明の有機電界発光素子における発光層には、従来公知の発光材料を用いることができる。発光層を形成する方法としては、例えば蒸着法、スピンコート法、キャスト法、LB法などの公知の方法により薄膜を形成する方法がある。
又、この発光層は、樹脂などの結着材と共に発光材料を溶剤に溶かして溶液とした後、これをスピンコート法などにより塗布して薄膜形成することにより得ることができる。
このようにして形成された発光層の膜厚については特に制限はなく、状況に応じて適宜選択することができるが、通常は5nm〜5μmの範囲である。
次に正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層等、発光層と組み合わせて有機電界発光素子を構成するその他の層について説明する。
正孔注入層、正孔輸送層は、陽極より注入された正孔を発光層に伝達する機能を有し、この正孔注入層、正孔輸送層を陽極と発光層の間に介在させることにより、より低い電界で多くの正孔が発光層に注入される。
また、陰極から注入され、電子注入層及び/又は電子輸送層より発光層に輸送された電子は、発光層と正孔注入層もしくは正孔輸送層の界面に存在する電子の障壁により、正孔注入層もしくは正孔輸送層に漏れることなく発光層内の界面に累積され、発光効率が向上するなど発光性能の優れた素子となる。
上記正孔注入材料、正孔輸送材料は、正孔の注入もしくは輸送、電子の障壁性の何れかを有するものであり、有機物、無機物の何れであってもよい。この正孔注入材料、正孔輸送材料としては、例えばイミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体、アニリン系共重合体、又、導電性高分子オリゴマー、特にチオフェンオリゴマーなどが挙げられる。正孔注入材料、正孔輸送材料としては、上記のものを使用することができるが、ポルフィリン化合物、芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合物、特に芳香族第三級アミン化合物を用いることが好ましい。
上記芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合物の代表例としては、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノフェニル、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1’−ビフェニル〕−4,4’−ジアミン(TPD)、2,2−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’−テトラ−p−トリル−4,4’−ジアミノビフェニル、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)−4−フェニルシクロヘキサン、ビス(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)フェニルメタン、ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)フェニルメタン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジ(4−メトキシフェニル)−4,4’−ジアミノビフェニル、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ビス(ジフェニルアミノ)クオードリフェニル、N,N,N−トリ(p−トリル)アミン、4−(ジ−p−トリルアミノ)−4’−〔4−(ジ−p−トリルアミノ)スチリル〕スチルベン、4−N,N−ジフェニルアミノ−(2−ジフェニルビニル)ベンゼン、3−メトキシ−4’−N,N−ジフェニルアミノスチルベンゼン、N−フェニルカルバゾール、4,4’−ビス〔N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ〕ビフェニル(NPD)、4,4’,4’’−トリス〔N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ〕トリフェニルアミン(MTDATA)などがあげられる。
又、p型−Si、p型−SiCなどの無機化合物も正孔注入材料、正孔輸送材料として使用することができる。この正孔注入層、正孔輸送層は、上記正孔注入材料、正孔輸送材料を、例えば真空蒸着法、スピンコート法、キャスト法、LB法などの公知の方法により、薄膜化することにより形成することができる。正孔注入層、正孔輸送層の膜厚については特に制限はないが、通常は5nm〜5μm程度である。この正孔注入層、正孔輸送層は、上記材料の一種又は二種以上からなる一層構造であってもよく、同一組成又は異種組成の複数層からなる積層構造であってもよい。
本発明の有機電界発光素子において、電子輸送層は前記トリアジン化合物(1)及び有機金属錯体を含むものである。
当該電子輸送層は、前記トリアジン化合物(1)及び前記有機金属錯体を、真空蒸着法によって共蒸着して製膜し、形成することができる。電子輸送層の膜厚は特に制限はないが、通常は5nm〜5μmの範囲で選ばれる。
当該電子輸送層におけるトリアジン化合物(1)と有機金属錯体の重量比は5:95〜95:5が好ましく、有機電界発光素子の性能が高い点で30:70〜70:30が更に好ましい。また、この電子輸送層に加えて、異なる材料系からなる電子輸送層を有していてもよい。
本発明の有機電界発光素子に好ましく用いられる基板は、ガラス、プラスチックなどの種類には特に限定はなく、又、透明のものであれば特に制限はない。本発明の有機電界発光素子に好ましく用いられる基板としては例えばガラス、石英、光透過性プラスチックフィルムを挙げることができる。
光透過性プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリカーボネート(PC)、セルローストリアセテート(TAC)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)等からなるフィルム等が挙げられる。
本発明の有機電界発光素子を作製する好適な例を説明する。例として、前記の陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極からなる有機電界発光素子の作製法について説明する。
まず適当な基板上に、所望の電極用物質、例えば陽極用物質からなる薄膜を、1μm以下、好ましくは10〜200nmの範囲の膜厚になるように、蒸着やスパッタリングなどの方法により形成させて陽極を作製する。次に、この上に素子材料である正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層/電子注入層からなる薄膜を形成させる。
なお、陽極と発光層又は正孔注入層の間、及び、陰極と発光層又は電子注入層との間にはバッファー層(電極界面層)を存在させてもよい。
更に上記基本構成層の他に必要に応じてその他の機能を有する層を積層してもよく、例えば正孔ブロック層、電子ブロック層などのような機能層を有していてもよい。
次に、本発明の有機電界発光素子の電極について説明する。有機電界発光素子における陽極としては、仕事関数の大きい(4eV以上)金属、合金、電気伝導性化合物及びこれらの混合物を電極物質とするものが好ましく用いられる。このような電極物質の具体例としてはAuなどの金属、CuI、酸化インジウム−スズ(ITO)、SnO、ZnOなどの導電性透明材料が挙げられる。
上記陽極は蒸着やスパッタリングなどの方法によりこれらの電極物質の薄膜を形成させ、フォトリソグラフィー法で所望の形状のパターンを形成してもよく、或いは蒸着やスパッタリング時に所望の形状のマスクを介してパターンを形成してもよい。
一方、陰極としては、仕事関数の小さい(4eV以下)金属(電子注入性金属と称する)、合金、電気伝導性化合物及びこれらの混合物を電極物質とするものが好ましく用いられる。このような電極物質の具体例としては、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、マグネシウム/銅混合物、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム(Al)混合物、インジウム、リチウム/アルミニウム混合物、希土類金属などが挙げられる。これらの中で、電子注入性及び酸化などに対する耐久性の点から、電子注入性金属とこれより仕事関数の値が大きく安定な金属である第二金属との混合物、例えばマグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム(Al)混合物、リチウム/アルミニウム混合物などが好適である。上記陰極は、これらの電極物質を蒸着やスパッタリングなどの方法で薄膜を形成させることにより作製することができる。
前記の様に、適当な基板上に所望の電極用物質、例えば陽極用物質からなる薄膜を1μm以下、好ましくは10〜200nmの範囲の膜厚になるように、蒸着やスパッタリングなどの方法により形成させて陽極を作製した後、該陽極上に前記の通り正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層/電子注入層からなる各層薄膜を形成させた後、その上に陰極用物質からなる薄膜を1μm以下、好ましくは50〜200nmの範囲の膜厚になるように、例えば蒸着やスパッタリングなどの方法により形成させて陰極を設け、所望の有機電界発光素子が得られる。
本発明の有機電界発光素子は、照明用や露光光源のような一種のランプとして使用してもよいし、画像を投影するタイプのプロジェクション装置や、静止画像や動画像を直接視認するタイプの表示装置(ディスプレイ)として使用してもよい。動画再生用の表示装置として使用する場合の駆動方式は単純マトリクス(パッシブマトリクス)方式でもアクティブマトリクス方式でもどちらでもよい。又、異なる発光色を有する本発明の有機電界発光素子を2種以上使用することにより、フルカラー表示装置を作製することが可能である。
実施例で作製する単層素子の模式断面図である。
1.ITO透明電極付きガラス基板
2.正孔注入層
3.電荷発生層
4.正孔輸送層
5.発光層
6.電子輸送層
7.陰極層
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定して解釈されるものではない。
有機電界発光素子の発光特性は、室温下、作製した素子に直流電流を印加し、LUMINANCEMETER(BM−9)(TOPCON社製)の輝度計を用いて評価した。
本発明の素子評価に用いたトリアジン化合物(1)は、例えばWO2013/069762又はWO2011/021689等の公知文献に基づいて合成した。
素子評価に用いた化合物の構造式及びその略称を以下に示す。
Figure 0006427875
素子実施例−1a
基板には、2mm幅の酸化インジウム−スズ(ITO)膜(膜厚110nm)がストライプ状にパターンされたITO透明電極付きガラス基板を用いた。この基板をイソプロピルアルコールで洗浄した後、オゾン紫外線洗浄にて表面処理を行った。洗浄後の基板に、真空蒸着法で各層の真空蒸着を行い、断面図を図1に示すような発光面積4mm有機電界発光素子を作製した。なお、各有機材料は抵抗加熱方式により成膜した。
まず、真空蒸着槽内に前記ITO透明電極付きガラス基板を導入し、1.0×10−4Paまで減圧した。
その後、図1の1で示す前記ITO透明電極付きガラス基板上に有機化合物層として、正孔注入層2、電荷発生層3、正孔輸送層4、発光層5、電子輸送層6、及び陰極層7を、この順番に積層させながら、いずれも真空蒸着で成膜した。
正孔注入層2としては、昇華精製したHILを0.15nm/秒の速度で65nm成膜した。
電荷発生層3としては、昇華精製したHATを0.05nm/秒の速度で5nm成膜した。
正孔輸送層4としては、HTLを0.15nm/秒の速度で10nm成膜した。
発光層5としては、EML−1とEML−2を95:5(重量比)の割合で25nm成膜した(成膜速度0.18nm/秒)。
電子輸送層6としては、4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(3−ピリジル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−3)を30nm成膜した(成膜速度0.15nm/秒)。
最後に、ITOストライプと直行するようにメタルマスクを配し、陰極層7を成膜した。陰極層7は、銀/マグネシウム(重量比1/10)と銀を、この順番に、それぞれ80nm(成膜速度0.5nm/秒)と20nm(成膜速度0.2nm/秒)で製膜し、2層構造とした。
それぞれの膜厚は、触針式膜厚測定計(DEKTAK)で測定した。
さらに、この素子を酸素及び水分濃度1ppm以下の窒素雰囲気グローブボックス内で封止した。封止は、ガラス製の封止キャップと前記成膜基板エポキシ型紫外線硬化樹脂(ナガセケムテックス社製)を用いた。
作製した有機電界発光素子に直流電流を印加し、TOPCON社製のLUMINANCE METER(BM−9)の輝度計を用いて発光特性を評価した。発光特性として、電流密度10mA/cmを流した時の電力効率(lm/W)を測定した。連続点灯時の素子寿命(h)を測定した。なお、初期輝度を800cd/mで駆動したときの連続点灯時の輝度減衰時間を測定し、輝度(cd/m)が25%減じるまでに要した時間を測定した。結果を表1に示す。
素子実施例−1b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(3−ピリジル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−3)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子実施例−2a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−4’−(2−ピリジル)ビフェニル−3−イル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−11)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を表2に示す。
素子実施例−2b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−4’−(2−ピリジル)ビフェニル−3−イル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−11)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子実施例−3a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(2−ピリミジル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−5)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を表2に示す。
素子実施例−3b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(2−ピリミジル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−5)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子実施例−4a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(5−フェニルピリジン−2−イル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−109)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を表2に示す。
素子実施例−4b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(5−フェニルピリジン−2−イル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−109)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子実施例−5a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(6−フェニルピリジン−3−イル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−110)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を表2に示す。
素子実施例−5b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−3−(6−フェニルピリジン−3−イル)フェニル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−110)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子実施例−6a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を2−[3−(2,2’−ビピリジン−6−イル)−5−(9−フェナントリル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(化合物 A−116)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を表2に示す。
素子実施例−6b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を2−[3−(2,2’−ビピリジン−6−イル)−5−(9−フェナントリル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(化合物 A−116)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子実施例−7a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−4’’−(2−ピリジル)−1,1’:4’,1’’−テルフェニル−3−イル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−123)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を表2に示す。
素子実施例−7b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を4,6−ジフェニル−2−[5−(9−フェナントリル)−4’’−(2−ピリジル)−1,1’:4’,1’’−テルフェニル−3−イル]−1,3,5−トリアジン(化合物 A−123)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子参考例−1a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を特開2011−84553の実施例−1に記載の化合物である2−[4,4’’−ジ(2−ピリジル)−1,1’:3’,1’’−テルフェニル−5’−イル]−4,6−ジフェニルピリミジン(ETL−1)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を表@に示す。
素子参考例−1b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を2−[4,4’’−ジ(2−ピリジル)−1,1’:3’,1’’−テルフェニル−5’−イル]−4,6−ジフェニルピリミジン(ETL−1)及びLiqの共蒸着膜(重量比50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
素子参考例−2a
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を特開2008−280330の実施例−8に記載の化合物である2,4−ビス(ビフェニル−4−イル)−6−[4,4’’−ビス(2−ピリジル)−[1,1’:3’,1’’]−テルフェニル−5’−イル]−1,3,5−トリアジン(ETL−2)を用いた以外は素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
素子参考例−2b
素子実施例−1aにおいて、電子輸送層6を2,4−ビス(ビフェニル−4−イル)−6−[4,4’’−ビス(2−ピリジル)−[1,1’:3’,1’’]−テルフェニル−5’−イル]−1,3,5−トリアジン(ETL−2)及びLiqの共蒸着膜(重量費50:50)を30nm成膜した以外は、素子実施例−1aと同じ方法で有機電界発光素子を作製し、評価した。結果を下表に示す。
Figure 0006427875
前記一般式(1)で示されるトリアジン化合物及び有機金属錯体の共蒸着膜層を電子輸送層として備える有機電界発光素子は、他のトリアジン化合物を用いた同様の有機電界発光素子に比べて顕著格別に電力効率が向上することがわかった。
このような本願発明特有の効果は、前記一般式(1)で表されるトリアジン化合物と有機金属錯体を共蒸着させたときに特に顕著に発現されるものであり、産業上極めて有益である。
本発明の素子を利用することにより、高輝度で鮮明度の高い表示装置や、照度の高い照明装置を提供することができる。

Claims (7)

  1. 陰極と、
    該陰極に接して設けられ、下記一般式(1)で示されるトリアジン化合物及び有機金属錯体の共蒸着膜層である電子輸送層と、を備え
    前記陰極が、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、マグネシウム/銅混合物、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/インジウム混合物、インジウム、または、希土類金属であり、
    前記有機金属錯体が、Liqである有機電界発光素子。
    Figure 0006427875
    (式中、
    Arは、フェニル基(フェニル基又はメチル基を置換基として有していてもよい)を表す。
    Arは、フェニル基、ピリジル基、ピリミジル基又はナフチル基を表す。
    Xは各々独立に、フェニレン基又はピリジレン基を表す。
    pは、0、1、又は2を表す。)
  2. 前記陰極が、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/インジウム混合物である請求項1に記載の有機電界発光素子。
  3. 前記陰極が、マグネシウム/銀混合物である請求項1に記載の有機電界発光素子。
  4. pが0である請求項1〜3のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。
  5. Arが、フェニル基、2−ピリミジル基、5−ピリミジル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、1−ナフチル基又は2−ナフチル基である請求項1〜4のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。
  6. Arが3−ピリジル基又はフェニル基である請求項1〜5のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。
  7. 電子輸送層が発光層に隣接することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。
JP2013270452A 2013-12-26 2013-12-26 有機電界発光素子 Active JP6427875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270452A JP6427875B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 有機電界発光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270452A JP6427875B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 有機電界発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015126140A JP2015126140A (ja) 2015-07-06
JP6427875B2 true JP6427875B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=53536638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013270452A Active JP6427875B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 有機電界発光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6427875B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3147961A1 (en) 2015-09-28 2017-03-29 Novaled GmbH Organic electroluminescent device
EP3182478B1 (en) 2015-12-18 2018-11-28 Novaled GmbH Electron injection layer for an organic light-emitting diode (oled)
EP3208861A1 (en) 2016-02-19 2017-08-23 Novaled GmbH Electron transport layer comprising a matrix compound mixture for an organic light-emitting diode (oled)
EP3232490B1 (en) 2016-04-12 2021-03-17 Novaled GmbH Organic light emitting diode comprising an organic semiconductor layer
EP3252837B1 (en) 2016-05-30 2021-05-05 Novaled GmbH Organic light emitting diode comprising an organic semiconductor layer
EP3252841A1 (en) 2016-05-30 2017-12-06 Novaled GmbH Organic light emitting diode comprising an organic semiconductor layer
EP3291319B1 (en) 2016-08-30 2019-01-23 Novaled GmbH Method for preparing an organic semiconductor layer
US11279709B2 (en) 2016-09-05 2022-03-22 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Specifically substituted aza-dibenzofurans and aza-dibenzothiophenes for organic electronic devices
KR102101473B1 (ko) 2017-07-10 2020-04-16 주식회사 엘지화학 헤테로 고리 화합물 및 이를 포함하는 유기 발광 소자
JP7192211B2 (ja) * 2018-01-22 2022-12-20 東ソー株式会社 共役ピリジル基を有するトリアジン化合物
EP3527557A1 (en) * 2018-02-16 2019-08-21 Novaled GmbH N-heteroarylene compounds
JP7285663B2 (ja) * 2019-03-15 2023-06-02 東ソー株式会社 2’-アリールビフェニリル基を有するトリアジン化合物
TW202105790A (zh) * 2019-05-17 2021-02-01 日商半導體能源研究所股份有限公司 發光元件、發光裝置、電子機器及照明裝置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2296204B1 (en) * 2008-07-01 2018-01-31 Toray Industries, Inc. Light-emitting element
DE102008064200A1 (de) * 2008-12-22 2010-07-01 Merck Patent Gmbh Organische Elektrolumineszenzvorrichtung
JP5812583B2 (ja) * 2009-08-21 2015-11-17 東ソー株式会社 トリアジン誘導体、その製造方法、及びそれを構成成分とする有機電界発光素子
JP5829388B2 (ja) * 2009-11-12 2015-12-09 東ソー株式会社 トリアジン誘導体、その製造方法、及びそれを構成成分とする有機電界発光素子
JP2012204037A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Nippon Seiki Co Ltd 有機elパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015126140A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6427875B2 (ja) 有機電界発光素子
US20230380274A1 (en) Ortho-substituted thermally activated delayed fluorescence material and organic light-emitting device comprising same
JP6060530B2 (ja) 有機電界発光素子及び表示装置
JP5123375B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセント素子
JP6089280B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2018110121A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5977227B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
WO2015008866A1 (ja) トリアジン化合物及びそれを含有する有機電界発光素子
JP2008258396A (ja) 有機エレクトロルミネッセント素子
JP2007173779A (ja) 有機電界発光表示素子およびその製造方法
JP2015074649A (ja) 4−ピリジル基を有するトリアジン化合物及びそれを含有する有機電界発光素子
KR20150059324A (ko) 지연형광을 이용하는 고효율 유기발광다이오드
JP2010123704A (ja) 有機電界発光素子および表示装置
JP2010027885A (ja) 有機電界発光素子
JP2017178931A (ja) トリアジン化合物及びそれを含有する有機電界発光素子
JP6350065B2 (ja) フルオランテニル基を有するトリアジン化合物及びそれを含有する有機電界発光素子
JP6428010B2 (ja) トリフェニレニル基を有するトリアジン化合物及びそれを含有する有機電界発光素子
WO2014098043A1 (ja) ピリミジン化合物及びそれを含有する有機電界発光素子
JP5791129B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス照明装置
JP7243268B2 (ja) 環状アジン化合物、有機電界発光素子用材料、有機電界発光素子用電子輸送材料、及び有機電界発光素子
JP6532539B2 (ja) 有機発光素子
JP2015034148A (ja) アントリル基を有するトリアジン化合物及びそれを含有する有機電界発光素子
JP6638428B2 (ja) フェナントリジニル基を有するトリアジン化合物及びその用途
JP7018172B2 (ja) 1,2-置換フェニル基を有するトリアジン化合物及びその用途
JP2018115151A (ja) ベンゾイミダゾール基を有するトリアジン化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6427875

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151