JP6427583B2 - カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、主に、カテーテルを挿入部位において患者の皮膚に取り付けるためのカテーテルクランプに関する。
当技術分野においては、人体などの解剖学的諸系統に流体薬剤を送達するためのインフュージョンカテーテルが知られている。当該カテーテルは、通常、人体の或る領域に挿入される中空フレキシブルチューブを含む。チューブには、通常、1若しくは複数の軸方向ルーメンが含まれており、ルーメン内に流体が流される。カテーテルチューブの近位端は流体源に接続され、そこから流体がカテーテルチューブ内へ導入される。流体は、チューブの近位端において供給される圧力を受けてルーメンの1つを流れる。各ルーメンに対しては、一般に、チューブの遠位端付近に、注入部分に沿って、チューブから流体を流出させるための1若しくは複数の出口孔が設けられている。
そのようなインフュージョンカテーテルは、通常、トンネルや開口部を通して皮膚に挿入される。カテーテルは、人体内へ流体薬剤を送達するのが望ましい部位まで延在させる。カテーテル挿入後、流体薬剤を適切に送達するためにカテーテルを所定の位置に維持することが重要である。インフュージョンカテーテルは、通常、小径フレキシブルチューブであり、しっかりと固定されていないと、抜去や位置異常が生じ易い。従来は、カテーテルは、皮膚に縫合するか、または所定の位置に粘着テープを用いた様々な手法によって固定していた。これらの手法は、結果に一貫性がないばかりか、カテーテルの移動、挿入点における流体薬剤の漏出、カテーテルのキンクの原因になることがあり、それによって流体の流れの減少や妨害が生じるおそれがある。
従来のカテーテル固定手法の欠点に対処するために、様々なカテーテルクランプが提唱されてきた。例えば、1995年10月25日に公開された英国特許出願第2,288,542号「カテーテルクランプ」(特許文献1)には、カテーテルクランプであって、カテーテルを通すための開口または孔を有するベース部と、枢動自在なアームに係合する角丸加工されたカテーテル支持部とを有し、アームを回転させると垂直壁とアームの一部との間でアームがカテーテルを把持するようなカテーテルクランプが記載されている。また、クランプの一実施形態では、垂直壁にカテーテルをしっかりと押し付けるために、適所でロックする摺動体が用いられている。両実施形態において、クランプに係合させるときにカテーテルのキンクや損傷を回避するためにカテーテルを手作業で正確な位置に整合させなければならない。例えば、不適切に整合されたカテーテルは、クランプの枢動アームによってねじれが生じたり、挟まれたり、切断されたりするおそれがある。別の例として、クランプの摺動体の実施形態では、本体ブロックの垂直壁に対して摺動体を係合させる前に、カテーテルを保持するために、ユーザが手作業で1対の保持ピンによりブロックをチャンネル内において整合させることが必要となる。チャンネルにカテーテルを適切に整合させることができなければ、摺動体の移動中にカテーテルが挟まれたりカテーテルのキンクが生じたりする可能性があり、また、摺動体をそのクランピング位置で係合させるようにロックピンの横方向突出要素を適切に固定することができなくなるおそれもある。
2010年7月6日に発行された米国特許第7,749,199号明細書「カテーテルクランプ」(特許文献2)には、別のカテーテルクランプが記載されている。ここに記載されているロープロファイルなカテーテルクランプは、カテーテルを通すための開口または孔を有するベース部と、カテーテルを弧状に曲げるための部分と、ベース部に形成されたリブ付チャンネルと、カテーテルをベース部に接触させてクランプするようにカテーテルに作用する枢動自在なキャップとを有している。クランプを用いるためには、カテーテルを孔に通し、キャップを閉じることによりカテーテルをベース部に接触させてクランプする前に、カテーテルを手作業でチャンネル内に整合させなければならない。カテーテルがチャンネル内に適切に整合または配置されていなければ、キャップを閉じたときにカテーテルが挟まれたりカテーテルのキンクが生じたりすることがある。
英国特許出願第2,288,542号公報 米国特許第7,749,199号明細書 米国特許第6,350,253号明細書 米国特許第7,004,923号明細書 米国特許第7,438,711号明細書 米国特許第7,452,353号明細書 米国特許第7,527,609号明細書 米国特許第7,547,302号明細書 米国特許第7,780,638号明細書 米国特許第8,328,771号明細書 米国特許第8,343,135号明細書
したがって、実用的かつ費用効率の良いカテーテルクランプであって、取り扱いが容易でありかつクランプを係合させる時にカテーテルの締付けやキンクを回避するクランプが必要とされている。また、実用的かつ費用効率の良いカテーテルクランプであって、カテーテルをクランプに係合させて固定する前にカテーテルを手作業で整合させたり配置(位置決め)したりする別個のステップを必要としないクランプも必要とされている。カテーテルはカテーテルクランプよりも何倍も高価であるので、これらの必要性を満たすことは重要である。さらに、カテーテルは、患者内に留置された後に、クランプ内で係合される。カテーテルのねじれやキンクが生じると、損傷したカテーテルを除去及び交換するための物的要素が必要となり、さらなる時間及び医療用品が費やされ、患者が感染や外傷の危険にさらされる可能性が高まる。
概説すれば、本発明は、ベース部及びスライド式カバーを含むカテーテルクランプアセンブリを提供する。スライド式カバーは、カテーテルをクランプアセンブリへ通すためのアクセスを提供するための第1の位置及び、カテーテルをカテーテルチャンネル内にクランプする第2の位置をそれぞれ取ることができる。スライド式カバーは、カテーテルのキンクや締付けが生じないようにしながら、第1の位置からの移動中に、カテーテル用開口部を貫通延在する所定長さのカテーテルに接触し、スライド式カバーが第2の位置に到達した時に、スライド式カバーによってカテーテルがカテーテルチャンネル内に配置されるとともに固定される。
クランプアセンブリはベース部を有し、ベース部は、頂面と、底面と、スライド式カバー用軌道を有する本体とを含む。本体は、底面から頂面まで延在するカテーテル用開口部を画定する内壁を有する。本体は、カテーテル用開口部から側壁出口まで延在するカテーテルチャンネルをさらに画定する。本発明の一態様では、カテーテル用開口部を画定する内壁は、カテーテル用開口部とカテーテルチャンネルとの間に略角丸移行部をさらに画定することができる。
クランプアセンブリはスライド式カバーを有し、スライド式カバーはベース部のスライド式カバー用軌道に係合する。スライド式カバーは、カテーテル用開口部を画定する内壁に係合させるため及びカテーテルチャンネル内にカテーテルをクランプするための、スライド式カバーの下面から延出する突起を含む。スライド式カバーは、カテーテルをカテーテル用開口部へ通すためのアクセスを提供するための第1の位置及び、カテーテルをカテーテルチャンネル内においてしっかりとクランプする第2の位置をそれぞれ取ることができ、スライド式カバーは、その第1の位置から第2の位置への摺動中に、カテーテル用開口部を貫通延在する所定長さのカテーテルに接触し、スライド式カバーが第2の位置に到達した時に、スライド式カバーによってカテーテルがカテーテルチャンネル内に配置されるとともに固定される。
本発明の一態様によれば、スライド式カバー用軌道は、ベース部の本体の1対の互いに反対方向を向く側面部であって、それぞれに凹状部が画定されたものであり得る。ベース部の本体の互いに反対方向を向く側面部にそれぞれ画定された凹状部は、スライド式カバーの移動を制限するためのストッパをさらに含むことができ、それによって移動がストッパの位置までに制限される。スライド式カバーは、上面、第1の端部及びその反対端である第2の端部をさらに含むことができる。スライド式カバーは、第1及び第2の端部のそれぞれに、ベース部の本体に画定された凹状部にスライド式カバーを摺動可能に係合させるための引掛り部分を含むことができる。本発明の別の態様では、スライド式カバーは、カテーテルに接触させるための角丸加工または面取り加工された部分を有する端部を含むことができる。例えば、スライド式カバーは、第1の端部及び第2の端部に対して略直角をなす第3の端部を含むことができ、この第3の端部は、カテーテルに接触させるための角丸加工または面取り加工された部分を有し得る。スライド式カバーは、スライド式カバーを摺動させるために力を加えるときにうまくユーザの指を掛けるためのリップ部または突出部を含むことができる。このリップ部または突出部は、スライド式カバーの上面から延出させることができる。
本発明の別の態様では、ベース部の頂面は、カバーの下面から延出する突起を受容するためのノッチ、チャンネルまたは凹状部をさらに含むことができる。凹状部は、スライド式カバーをその第1の位置に解除可能に保持するようにベース部の頂面において位置付けられていることが望ましい。スライド式カバーの下面から延出する突起は、傾斜部、湾曲部または同様の形状を含む部分を有することができる。そのような形状をなす突起の部分は、カテーテルチャンネルに対してカテーテルをしっかりと係合させるのに望ましいであろう。突起は、カテーテル用開口部とカテーテルチャンネルとの間の略角丸移行部に対してカテーテルを係合させることになることが望ましい。
本発明はまた、フレキシブルカテーテル(例えばインフュージョンカテーテル)及び上記のカテーテルクランプアセンブリからなるカテーテルシステムを含む。
経腸栄養チューブのための新たな膨張式保持システム及び当該膨張式保持システムを含む新たな経腸栄養チューブアセンブリの上記及び他の多くの特徴及び利点については、以下の発明の詳細な説明を考慮し、特に添付の図面とともに考慮することでさらに理解することができよう。
例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリの分解斜視図を示す。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリのベース部の詳細の上面斜視図を示す。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリの詳細のスライド式カバーの詳細の下面斜視図を示す。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリのスライド式カバーの詳細の下面図を示す。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリのスライド式カバーの詳細の上面図を示す。 図4のスライド式カバーの6−6線垂直断面図を示す。 図5のスライド式カバーの7−7線垂直断面図を示す。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリの斜視図を示す。 図8の例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリの9−9線垂直断面図であり、スライド式カバーは第2の位置において示されている。 図8の例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリの9−9線垂直断面図であるが、スライド式カバーが第1の位置において示されている点が異なる。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ及び、カテーテル用開口部へ通されたカテーテルの垂直断面図であって、スライド式カバーは第1の位置において示されている。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ及び、カテーテル用開口部へ通されたカテーテルの垂直断面図であって、スライド式カバーは第1及び第2の位置間で矢印「A」の方向への移動途中において示されている。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ及び、カテーテル用開口部へ通されたカテーテルの垂直断面図であって、スライド式カバーは第2の位置において示されている。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ及び、カテーテル用開口部へ通されたカテーテルの上面図であって、スライド式カバーは第1の位置において示されている。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ及び、カテーテル用開口部へ通されたカテーテルの上面図であって、スライド式カバーは第1の位置から第2の位置への移動の途中において示されている。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ及び、カテーテル用開口部へ通されたカテーテルの上面図であって、スライド式カバーは第2の位置において示されている。 例示的な、カテーテル位置決め機能付きのスライド式カバーを備えたクランプアセンブリ及び、カテーテル用開口部へ通されたカテーテルの斜視図であって、スライド式カバーは第2の位置において示されており、スライド式カバークランプアセンブリがアンカーパッドに結合されている。
定義
本明細書において用いられるとき、「含む」、「含んでいる」なる語、及び語根「含む」からの他の派生語は、任意の記載されている特徴、要素、整数、ステップ、または構成部品の存在を明確に述べるが、1若しくは複数の他の特徴、要素、整数、ステップ、構成部品、またはそれらの群の存在または追加を除外しないような非制限的な語であることを意味していることに留意されたい。
本明細書において、「構成する」や「構成」なる語、及びその派生語は、特定の適用または使用を目的として、設計、配列、セットアップまたは具現化を行うことを意味する。例えば:起伏の多い地形用に構成された軍用車両;システムのパラメータを設定することによってコンピュータを構成した。
本明細書において、「実質的な」や「実質的に」なる語は、何かが大部分またはかなりの部分までなされることを指す;かなりの量または多量;例えば、本明細書において、「実質的に」覆われているというように使用される「実質的に」は、或るものが少なくとも70%覆われていることを意味する。
本明細書において、「位置」及び/または「配置(位置決め)される」なる語は、特定の関係、配列、構成または形態における、複数の物の配置または位置が有する空間特性を指す。
本明細書において、同じ意味で用いられる「向き」または「位置」なる語は、何かが位置している場所の空間特性または何かが位置する方法を指す;例えば「時計の針の位置」。
本明細書において、或る示された数に隣接する「約」なる語は、当該示された数±10%の量を指す。
発明の詳細な説明
本発明は、カテーテルクランプシステムに関する。より詳細には、本発明は、ベース部及びスライド式カバーを含むカテーテルクランプシステムに関する。スライド式カバーは、カテーテルをクランプアセンブリへ通すためのアクセスを提供するためのベース部上の第1の位置及び、カテーテルをカテーテルチャンネル内にクランプするベース部上の第2の位置をそれぞれ取ることができる。スライド式カバーは、カテーテルのキンクや締付けが生じないようにしながら、第1の位置からの移動中に、カテーテル用開口部を貫通延在する所定長さのカテーテルに接触しており、スライド式カバーが第2の位置に到達した時に、スライド式カバーによってカテーテルがカテーテルチャンネル内に配置されるとともに固定される。
ここで、本発明の1つ以上の実施形態、本発明の実施例、図面に示されている例を詳細に参照する。各実施例及び実施形態は、本発明を説明する目的で提供されており、本発明の制限を意味するものではない。例えば、1つの実施形態の一部として図示または説明されている特徴を別の実施形態とともに用いてさらなる実施形態を生み出すことができる。本発明は、本発明の範囲及び趣旨に含まれるこれら及び他の変更形態及び変形形態を含むものである。
ここで図面を参照すると、本発明は、全体として、図1の分解側面斜視図に示されている。この図には例示的なカテーテルクランプアセンブリ10が示されており、カテーテルクランプアセンブリ10には、ベース部12と、スライド式カバー14とが含まれている。ベース部12は、頂面16と、底面18と、スライド式カバー用軌道22を有する本体20とを含む。本体20は、頂面16から底面18まで延在するカテーテル用開口部26を画定する内壁24を有する。本体20は、カテーテル用開口部26から側壁出口30まで延在するカテーテルチャンネル28をさらに画定している。カテーテル用開口部26を画定する内壁24は、カテーテル用開口部26とカテーテルチャンネル28との間に略角丸移行部102をさらに画定することができる。図2は、付属のスライド式カバーを外した状態でのベース部12の上面斜視図である。図2に示されているように、カテーテルチャンネル28はカテーテル用開口部26から側壁出口30まで延在している。図2にはまた、後述するノッチ80も見られる。図2及び他の図面の多くに、ベース部に沿って一連の開口部「O」が含まれており、開口部「O」を用いて、カテーテルクランプアセンブリ10を患者に縫合したり、カテーテルクランプアセンブリ10と図13に示されているアンカーパッド200との結合を強化したりすることができる。
図3〜図7を参照すると、或る例示的なスライド式カバーの詳細が示されている。図3は例示的なスライド式カバー14の下面斜視図であり、スライド式カバー14にはその下面36から延出する突起34が含まれている。突起34は、カテーテル用開口部を画定する内壁の部分に係合するため及びカテーテルチャンネル内にカテーテルをクランプするための傾斜部分38を有することができる。スライド式カバー14は、上面40と、第1の端部42と、その反対端である第2の端部44とをさらに含むことができる。スライド式カバー14は、第1及び第2の端部42,44のそれぞれにおいて、スライド式カバー14を摺動軌道22に摺動可能に係合させるための引掛り部分46を含むことができ、摺動軌道22は、ベース部12の本体20に画定された凹状部48であり得る。凹状部は、その一端においてスライド式カバーの移動を制限するためのストッパをさらに含むことができ、それによって移動がストッパの位置までに制限される。図4は、例示的なスライド式カバー14の下面図である。この下面図において、下面36から延出する突起34の相対位置が見て分かる。図5は、例示的なスライド式カバー14の上面図である。スライド式カバーは、スライド式カバー14を摺動させるために力を加えるときにうまくユーザの指を掛けるためのリップ部または突出部50を含むことができる。リップ部または突出部50は、スライド式カバー14の上面40から延出させることができる。図6は、例示的なスライド式カバー14の6−6線垂直断面図である。この図には、リップ部または突出部50と、カテーテルに接触するための角丸加工または面取り加工された部分54を有する端部52とが示されている。例えば、端部52は、第1の端部42及び第2の端部44に対して略直角をなす第3の端部52と言ってもよい。図7は、例示的なスライド式カバー14の7−7線後方断面図である。この図は、スライド式カバー14が、第1及び第2の端部42,44のそれぞれに、スライド式カバー14を摺動軌道22に摺動可能に係合させるための引掛り部分46を含むことができることを示している。図7には、スライド式カバー14の下面36から延出する突起34も示されている。カテーテルクランプアセンブリに適した材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などのポリマー材料及びそれらの任意の組合せであり得る。
図8は、例示的なカテーテルクランプアセンブリ10の上面斜視図であり、スライド式カバー14がベース部12に摺動可能に係合されている。図8では、スライド式カバーは第2の位置60に存在し、第2の位置において、スライド式カバー14はカテーテルをカテーテルチャンネル28内においてしっかりとクランプするように構成されている。図9は、図8の例示的なカテーテルクランプアセンブリ10の9−9線垂直断面図である。図9に見られるように、スライド式カバー14はカテーテルチャンネル28の上に置かれており、下面36から突起34が延出しており、突起34の傾斜部分38は、カテーテルチャンネル28にカテーテルを固定するように構成されているので、突起34は、少なくとも係合点100において、カテーテル用開口部26の内壁24に係合し、それによって、スライド式カバー14を第2の位置60にしっかりと保持するように構成されている。カテーテル用開口部26を画定する内壁24は、カテーテル用開口部26とカテーテルチャンネル28との間に移行部102をさらに画定することが望ましい。この移行部102は、カテーテルのキンクや締付けを防止する角丸または丸みを帯びた移行部102であることが望ましい。
図10は、図9で示した垂直断面図を示しているが、図10では、スライド式カバー14が、カテーテル用開口部26へカテーテルを通すためのアクセスを提供するための第1の位置において示されている。図9及び図10から分かるように、ベース部12の底面18からカテーテル用開口部26へカテーテルを通し易くするために、カテーテル用開口部26のベース部を円錐形またはコーン形にすることができる。ベース部12の頂面16は、望ましくは、スライド式カバー14の下面36から延出する突起34を受容するためのノッチ80を含むことができる。ノッチ80は、望ましくは、傾斜部分82を有しておりかつ、スライド式カバー14をその第1の位置62に解除可能に保持するようにベース部の頂面16において所定位置に位置付けられている。
図11A〜図11Cは、スライド式カバー14を第1の位置62から第2の位置60へ矢印「A」の方向に移動させる順序を垂直断面図で示しており、スライド式カバー14は、第1の位置62から第2の位置60への移動中に、カテーテル用開口部26を貫通延在する所定長さのカテーテル104に接触すると同時に、スライド式カバー14が第2の位置60に到達した時に、スライド式カバー14によってカテーテルがカテーテルチャンネル28内に配置されるとともに固定される。より具体的には、スライド式カバーを矢印「A」の方向に推し進めるために、スライド式カバー14のリップ部または突出部50に対して力が加えられる。力は、スライド式カバー14をその第1の位置62に解除可能に保持する突起34とノッチ80との摩擦及び機械的係合に打ち勝つのに足りるものでなければならない。突起34の傾斜部分38及びノッチ80の傾斜部分82は、協働して、ユーザが指で十分な力を加えることができるように摩擦及び機械的係合に打ち勝つのを助けることが望ましい。図11Aに見られるように、カテーテル104は、カテーテル用開口部26から実質的に垂直に延在する。すなわち、カテーテル104においてカテーテル用開口部26に直接隣接する部分は、カテーテル用開口部26と平行な、かつベース部12の平面に対して「垂直」または直角をなすと表現できる向きに配置される。
図11Bは、スライド式カバー14の第1の位置62から第2の位置60への部分的な移動を示している。この図では、スライド式カバー14の端部52の角丸加工または面取り加工された部分54が、カテーテル用開口部26を貫通延在するカテーテル104に接触しており、スライド式カバーは、第1の位置62から第2の位置60へ移動させられると、スライド式カバー14によってカテーテル104がカテーテルチャンネル28内に配置されるように、カテーテル104の略「垂直」の向き(すなわち、ベース部12の平面に対して直角をなす向き)を略「水平」の向き(すなわち、ベース部12の平面に対して平行な向き)に変換する。(特にカテーテルチャンネル28に隣接する領域では)スライド式カバー14の下面36とベース部12の頂面16との間隔が非常に小さいので、スライド式カバーの端部52の角丸加工された部分54は、カテーテル104の締付けやキンクを生じさせることなくカテーテル104をカテーテルチャンネル28内に入れ込む。重要なことには、この動きは、カテーテルをカテーテルチャンネル内に配置すると同時にスライド式カバーをその第2の位置へ移動させ、これによって、最終的には、カテーテルがカテーテルチャンネル内において固定またはクランプされ、カテーテルクランプアセンブリに対するカテーテルの変位が防止される。
図11Cは、スライド式カバー14をその第2の位置60において示しており、ここでカテーテル104はカテーテルチャンネル28内において固定されている。突起34の傾斜部分38は、カテーテルチャンネル28を画定する壁にカテーテル104を押し付ける。カテーテルチャンネル28を画定する壁とカテーテル104との係合を向上させるのを助けるために、チャンネルにリブ(図示せず)を含めてもよいと考えられる。その代わりに、及び/またはそれに加えて、カテーテルチャンネル28は、高摩擦材料(例えば比較的高摩擦シリコーン材料など)から形成されるかまたは高摩擦材料を含むことができる。突起34または突起34の少なくともカテーテル接触部分を高摩擦材料で作ることを検討してもよい。突起34の傾斜部分38は、カテーテルチャンネル28にカテーテルを固定するように構成されているので、突起34は、係合点100において、カテーテル用開口部26を画定する内壁24に係合し、それによって、スライド式カバー14を第2の位置60にしっかりと保持する。図11A及び図11Bに示されている矢印「A」とは逆方向の力をスライド式カバーに加えることによって、スライド式カバー14を第2の位置60から第1の位置62へ移動させることができる。
図12A〜図12Cを参照すると、スライド式カバー14を第1の位置62から第2の位置60へ矢印「A」の方向に移動させる順序が上面図で示されており、スライド式カバー14は、第1の位置62から第2の位置60への移動中に、カテーテル用開口部26を貫通延在する所定長さのカテーテル104に接触すると同時に、スライド式カバー14が第2の位置60に到達した時に、スライド式カバー14によってカテーテルがカテーテルチャンネル28内に配置されるとともに固定される。より具体的には、スライド式カバーを矢印「A」の方向に推し進めるために、スライド式カバー14のリップ部または突出部50に対して力が加えられる。
図12Aに見られるように、カテーテル104はカテーテル用開口部26から延出する。すなわち、カテーテル104の一部は、ベース部12の壁によって画定されるカテーテルチャンネル28に整合されないように、カテーテル用開口部26に直接隣接している。図12Bは、スライド式カバー14の第1の位置62から第2の位置60への部分的な移動を示している。スライド式カバー14の端部52の角丸加工または面取り加工された部分(図示せず)が、カテーテル用開口部26を貫通延在するカテーテル104に接触しており、スライド式カバーを第1の位置62から第2の位置60へ移動させると、スライド式カバーの端部52によってカテーテル104がカテーテルチャンネル28に整合される。(特にカテーテルチャンネル28に隣接する領域では)スライド式カバー14の下面36とベース部12の頂面16との間隔が非常に小さいので、スライド式カバーの端部52の角丸加工された部分は、カテーテル104をカテーテルチャンネルに整合させるとともに、カテーテル104の締付けやキンクを生じさせることなくカテーテル104をカテーテルチャンネル28内に入れ込む。この間隔は、カテーテルの径よりもずっと小さく、0.25mmかそれ以下であることが望ましい。例えば、間隔は約0.01〜0.25mmであり得る。別の例として、間隔は約0.05〜0.20mmであり得る。重要なことには、この動きは、カテーテルをカテーテルチャンネル内に配置すると同時にスライド式カバーをその第2の位置に移動させ、これによって、最終的には、カテーテルがカテーテルチャンネル内に固定またはクランプされ、カテーテルクランプアセンブリに対するカテーテルの変位が防止される。図12Cは、スライド式カバー14をその第2の位置60において示しており、ここでカテーテル104はカテーテルチャンネル28内において固定されている。図12A及び図12Bに示されている矢印「A」とは逆方向の力をスライド式カバーに加えることによって、スライド式カバー14を第2の位置60から第1の位置62へ移動させることができる。
図13を参照すると、アンカーパッド200を含む例示的なカテーテルクランプアセンブリ10が斜視図で示されている。カテーテルクランプアセンブリ10においてカテーテル104を如何にして通したり利用したりすることができるかの例を示すために、カテーテル104が示されている。アンカーパッド200は、任意の適切な実質的に平坦な材料片であってよい。パッドの隣接側すなわち裏側202は、患者の皮膚に面しており、望ましくは、患者の皮膚にアンカーパッド200を取り付けるのに適した粘着性表面で覆われている。アンカーパッドの表側204は、患者の皮膚に面しておらず、カテーテルクランプアセンブリを支持する。アンカーパッド200は、発泡フォームからなる上層(例えば、独立気泡ポリエチレンフォーム)及び粘着剤からなる下層を有する積層構造体からなることが望ましい。粘着剤からなる下層は、アンカーパッドの下面を構成する。下面は、メディカルグレード粘着剤であることが望ましい。そのような粘着剤層を有する発泡フォームは、様々な製造業者から市販されている。
発泡フォームからなる上層の表面は、アンカーパッドの上面を構成し得る。上面は、低電荷での発泡フォームのコロナ処理またはケミカルプライマー塗布によって粗面化することができる。粗面化された上面または多孔質上面は、カテーテルクランプアセンブリのベース部とアンカーパッドとの間の粘着剤接合(後述)の品質を向上させることができる。別の例では、フレキシブルアンカーパッドは、メディカルグレード粘着剤からなる下層と、発泡フォームからなる中間層と、紙あるいは他の織布または不織布からなる上層とを含み得る。
アンカーパッドの下面は、カテーテル用開口部26に対応する領域においてアンカーパッドの中央に配置されたハイドロコロイド粘着剤の領域を含むことができる。このハイドロコロイド領域は、アンカーパッドにおいてカテーテル挿入部位に最も近い部分において敏感肌に対する刺激が少ない粘着剤を提供する。
粘着性下面は、使用前に、剥離紙やプラスチック製剥離ライナーに覆われていることが望ましい。剥離ライナーは、破れにくいことが望ましく、アンカーパッドを患者の皮膚に取り付け易いように複数枚に分割されていることが望ましい。例えば、1回につき粘着性下面の半分のみが露出するように、アンカーパッドの中心線に沿って剥離ライナーが二分されるようにしてもよい。
各剥離ライナー片の長さを、アンカーパッドの中心線を越えて延長させ、剥離ライナー上に折り重ねたり折り返したりすることができる。この折り重ね部分によってプルタブが画定され、それによって粘着性下面からの剥離ライナーの除去が容易になる。医療従事者は、プルタブを掴み、そして剥離ライナーが下面から分離されるようにプルタブを引っ張って使う。プルタブが存在することで、剥離ライナーの角や他の部分をつまんで剥離ライナーを粘着剤層から分離する必要がなくなる。プルタブは、様々な形状に設計することができる。例えば、プルタブをアンカーパッドの中心線に沿って配置する必要はなく、むしろ、特定の部位において患者の皮膚の上にアンカーパッドを貼り付け易くするために、プルタブをアンカーパッドの任意の線に沿って配置することができる。
本発明は、上記で一般化して説明したようなフレキシブルカテーテル104及びカテーテルクランプアセンブリ10から構成されているカテーテルシステムを含む。このカテーテルシステムは、少なくともカテーテルクランプアセンブリの底部に位置するカテーテル用開口部が円錐台形状を有する場合にカテーテルをカテーテル用開口部へ通し易くすることができるので、有利である。さらに、本カテーテルシステムは、カテーテルクランプアセンブリにカテーテルを固定する位置までカテーテルクランプアセンブリを移動させるのと実質的に同時に、カテーテルクランプアセンブリ内にカテーテルを適切に配置する。例示的なカテーテルには、例えば、米国特許第6,350,253号明細書(特許文献3)、米国特許第7,004,923号明細書(特許文献4)、米国特許第7,438,711号明細書(特許文献5)、米国特許第7,452,353号明細書(特許文献6)、米国特許第7,527,609号明細書(特許文献7)、米国特許第7,547,302号明細書(特許文献8)、米国特許第7,780,638号明細書(特許文献9)、米国特許第8,328,771号明細書(特許文献10)、及び米国特許第8,343,135号明細書(特許文献11)に記載されているようなカテーテルなどのインフュージョンカテーテルが含まれ、上記各特許文献は、引用を以って本明細書の一部となす。
本発明はその範囲から逸脱することなく多くの変更形態及び変形形態が可能であることは、当業者によって認められるであろう。したがって、上記の詳細な説明及び実施例は、一例にすぎず、添付の特許請求の範囲に記載されている本発明の範囲を如何なる方法によっても制限するものではない。

Claims (20)

  1. カテーテルクランプアセンブリであって、
    頂面及び底面を有し、スライド式カバー用軌道を含む本体を含み、該本体が、前記底面から前記頂面まで延在するカテーテル用開口部を画定する内壁を有し、かつ前記本体において、前記カテーテル用開口部から側壁開口部まで延在するカテーテルチャンネルがさらに画定されているベース部と、
    前記スライド式カバー用軌道に摺動可能に係合され、下面を有し、かつ該下面から延出させた、前記カテーテル用開口部を画定する前記内壁に係合するため及び前記カテーテルチャンネルにカテーテルを固定するための突起を含むスライド式カバーとを含み、
    前記スライド式カバーが、前記カテーテル用開口部へカテーテルを通すためのアクセスを提供する第1の位置及び、前記カテーテルチャンネル内においてカテーテルをしっかりとクランプする第2の位置をそれぞれ取ることができ、前記スライド式カバーが、前記第1の位置から前記第2の位置への移動中に、前記カテーテル用開口部を貫通延在する所定長さのカテーテルに接触し、前記スライド式カバーが前記第2の位置に到達した時に、前記スライド式カバーによって前記カテーテルが前記カテーテルチャンネル内に配置されるとともに固定されるように構成されていることを特徴とするクランプアセンブリ。
  2. 前記ベース部の前記本体における前記スライド式カバー用軌道が、各々に凹状部が画定された1対の互いに反対方向を向く側面部であり、
    前記スライド式カバーが、第1の端部及びその反対端である第2の端部を有し、各端部が、前記スライド式カバーを前記凹状部に摺動可能に係合させるための引掛り部分を含むことを特徴とする請求項1に記載のクランプアセンブリ。
  3. 前記スライド式カバーが、カテーテルに接触するための角丸加工された部分を有する端部を含むことを特徴とする請求項1に記載のクランプアセンブリ。
  4. 前記カテーテル用開口部を画定する前記内壁が、前記カテーテル用開口部と前記カテーテルチャンネルとの間において、角丸加工された移行部をさらに画定していることを特徴とする請求項1に記載のクランプアセンブリ。
  5. 前記ベース部の前記本体の前記1対の互いに反対方向を向く側面部に画定された前記凹状部がそれぞれ、その一端においてストッパをさらに含むことを特徴とする請求項に記載のクランプアセンブリ。
  6. 前記ベース部の前記頂面が、前記スライド式カバーの前記下面から延出する前記突起を受容するためのノッチをさらに含み、該ノッチが、前記スライド式カバーを前記第1の位置に解除可能に保持するように前記ベース部の前記頂面において位置付けられていることを特徴とする請求項1に記載のクランプアセンブリ。
  7. 前記スライド式カバーが、リップ部を含むことを特徴とする請求項1に記載のクランプアセンブリ。
  8. 前記スライド式カバーに設けられた前記突起が、傾斜部分を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプアセンブリ。
  9. 前記ベース部の前記頂面及び前記スライド式カバーの前記下面がそれぞれ略平面を画定しており、かつ両者の間隔が0.25mm未満であることを特徴とする請求項1に記載のクランプアセンブリ。
  10. カテーテルシステムであって、
    フレキシブルカテーテルと、
    カテーテルクランプアセンブリとを含み、
    前記カテーテルクランプアセンブリが、
    底面及び頂面を有し、スライド式カバー用軌道を有する本体を含み、該本体が、前記底面から前記頂面まで延在するカテーテル用開口部を画定する内壁を有し、かつ前記本体において、前記カテーテル用開口部から側壁出口まで延在するカテーテルチャンネルがさらに画定されているベース部と、
    前記スライド式カバー用軌道に摺動可能に係合され、下面を有し、かつ該下面から延出させた、前記カテーテル用開口部を画定する前記内壁に係合させるため及び前記カテーテルチャンネル内にカテーテルをクランプするための突起を含むスライド式カバーとを含み、
    前記スライド式カバーが、前記カテーテル用開口部へカテーテルを通すためのアクセスを提供する第1の位置及び、前記カテーテルチャンネル内においてカテーテルをしっかりとクランプする第2の位置をそれぞれ取ることができ、前記スライド式カバーが、前記第1の位置から前記第2の位置への移動中に、前記カテーテル用開口部を貫通延在する所定長さのカテーテルに接触すると同時に、前記スライド式カバーが前記第2の位置に到達した時に、前記スライド式カバーによって前記カテーテルが前記カテーテルチャンネル内に配置されるとともに固定されるように構成されていることを特徴とするカテーテルシステム。
  11. 前記ベース部の前記本体における前記スライド式カバー用軌道が、各々に凹状部が画定された1対の互いに反対方向を向く側面部であり、
    前記スライド式カバーが、第1の端部及びその反対端である第2の端部を有し、各端部が、前記スライド式カバーを前記凹状部に摺動可能に係合させるための引掛り部分を含むことを特徴とする請求項10に記載のカテーテルシステム。
  12. 前記スライド式カバーが、カテーテルに接触するための角丸加工された部分を有する端部を含むことを特徴とする請求項10に記載のクランプアセンブリ。
  13. 前記カテーテル用開口部を画定する前記内壁が、前記カテーテル用開口部とカテーテルチャンネルとの間において、角丸加工された移行部をさらに画定していることを特徴とする請求項10に記載のカテーテルシステム。
  14. 前記ベース部の前記本体の前記1対の互いに反対方向を向く側面部に画定された前記凹状部がそれぞれ、その一端においてストッパをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のカテーテルシステム。
  15. 前記ベース部の前記頂面が、前記スライド式カバーの前記下面から延出する前記突起を受容するためのノッチをさらに含み、該ノッチが、前記スライド式カバーを前記第1の位置に解除可能に保持するように前記ベース部の前記頂面において位置付けられていることを特徴とする請求項10に記載のカテーテルシステム。
  16. 前記スライド式カバーが、リップ部を含むことを特徴とする請求項10に記載のカテーテルシステム。
  17. 前記スライド式カバーに設けられた前記突起が、カテーテルに係合するための傾斜部分を有することを特徴とする請求項10に記載のカテーテルシステム。
  18. 前記ベース部の前記頂面及び前記スライド式カバーの前記下面がそれぞれ略平面を画定しており、かつ両者の間隔が0.25mm未満であることを特徴とする請求項10に記載のカテーテルシステム。
  19. カテーテルクランプアセンブリであって、
    頂面及び底面を有し、各々に凹状部が画定された1対の互いに反対方向を向く側面部を有する本体を含み、該本体が、前記底面から前記頂面まで延在するカテーテル用開口部を画定する内壁を有し、かつ前記本体において、前記カテーテル用開口部から側壁出口まで延在するカテーテルチャンネルがさらに画定されているベース部と、
    上面及び下面並びに、第1の端部及びその反対端である第2の端部を有し、前記第1及び第2の端部にそれぞれ配置された、前記ベース部の前記本体に画定された前記凹状部に摺動可能に係合するための引掛り部分を含み、かつ前記下面から延出させた、前記カテーテル用開口部を画定する前記内壁に係合するため及び前記カテーテルチャンネルに対してカテーテルをクランプするための突起を含むスライド式カバーとを含み、
    前記スライド式カバーが、前記カテーテル用開口部へカテーテルを通すためのアクセスを提供する第1の位置及び、前記カテーテルチャンネル内においてカテーテルをしっかりとクランプする第2の位置をそれぞれ取ることができ、前記スライド式カバーが、前記第1の位置から前記第2の位置への移動中に、前記カテーテル用開口部を貫通して第1の方向に延在する所定長さのカテーテルに接触すると同時に、前記スライド式カバーが前記第2の位置に到達した時に、前記スライド式カバーによって前記カテーテルが前記カテーテルチャンネル内に、前記ベース部の前記頂面に対して略垂直な第2の方向に配置されるとともに固定されるように構成されていることを特徴とするクランプアセンブリ。
  20. 前記カテーテル用開口部を画定する前記内壁が、前記カテーテル用開口部と前記カテーテルチャンネルとの間において、角丸加工された移行部をさらに画定していることを特徴とする請求項19に記載のクランプアセンブリ。
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