JP6426292B2 - ゲル状化粧料組成物含浸用nbrスポンジの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法に係り、さらに詳しくは、低粘度のゲル状タイプの化粧料組成物を含浸しても含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジが変形せず、化粧料組成物を含浸させたときに均一に化粧料組成物を排出するようにする、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法に関する。
また、本発明は、外部から一定の圧力を加えても十分な弾性復元力を有し、化粧料の分離および無機酸化物の沈降を防止して貯蔵安定性を向上させるようにする、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法に関する。
さらに、本発明は、低粘度のゲル状タイプの化粧料組成物を発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させ、これをコンパクトタイプの容器に包装してユーザーの携帯性および利便性を増進させる、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法に関する。
一般に、色調化粧料組成物のうち、ファンデーションは、肌の欠点を隠し且つ自然な肌色のメイクアップ効果を示す代表的な色調化粧料であり、形態によってパウダーファンデーション、固形ファンデーション、油性ファンデーション、乳化型ファンデーションに大別される。
パウダーファンデーションは、メイクの美しい仕上がり及び肌色の補正のために、着色顔料と白色顔料が、固形の白い粉より多く配合され、着色顔料と無機顔料とが場合に応じて異なる割合で配合される。光沢効果を得るために、雲母チタン系のパール顔料なども使用されるが、他のファンデーションに比べて使用感が乾燥し、皮脂によって凝集することがあり、化粧もちが悪いという問題点がある。
固形ファンデーションは、水をしみ込ませて含ませたスポンジを使用するもので、その清涼感のために夏に多く用いられる。濡れたスポンジとして使用する場合には、クリーミーな感触を出すために親水性界面活性剤を配合するが、このとき、水と混ぜて使用すると乳化状態になる。使用感がさっぱりしており薄く塗られるため、爽快な仕上がりを好む人が多く使用しているが、水で濡れたスポンジを使用することにより、二次汚染による肌のトラブルを誘発しうるのであり、皮脂コントロール能力にも劣る。
油性ファンデーションは、コンパクトタイプとスティックタイプに分類され、エモリエント効果が高いため、冬季に主に用いられる。肌への塗布時の伸びが良く、付着性が良いため化粧が落ちにくく、カバー力にも優れる特徴があるが、使用感が重くて重苦しい。
乳化型ファンデーションは、しっとりとした使用感と優れたトリートメント機能により、ファンデーションの中でも最も多く使われており、高粘度の液状タイプとは異なり、低粘度の液状タイプは、軽い感じとしっとりとした水分感を与えてさわやかな使用感を示す。
このような乳化型ファンデーションは、チューブやポンプ、広口ビン(jar)タイプの容器に内容物を入れて使用しているが、携帯性に劣り、消費者が望む量を定量的に吐出することが難しく、手で直接肌に塗布しなければならないので、化粧料が手にくっ付くという欠点がある。
また、固体型ファンデーションや油性ファンデーションであると、携帯が容易なコンパクトタイプの容器に入れるには、前記乳化型ファンデーションの粘度が非常に低いので、容器への貯蔵自体が難しいことから、コンパクトタイプの製品には適用することができなかった。
かかる問題点を解決するために提案された技術としては、韓国登録特許公報第10−1257628号、同第10−1355051号が挙げられるが、これらは、油中水型のUVカット剤を、エーテルポリマーまたはエステルポリマータイプの発泡ウレタンフォームに含浸させた化粧品に関するもので、パフを使って、発泡ウレタンフォームに含浸された化粧料を、取って皮膚に塗布するようにしたものである。
前記発泡ウレタンフォームは、高分子鎖内にウレタン結合(−NH−COO−)を有する高分子であって、2価以上のイソシアネートと、ポリオール(Polyol)などの活性水素化合物との組み合わせによって製造される。前記ポリオールは、ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオールを選択して使用する。
しかし、前記ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオールを使用した発泡ウレタンフォームは、発熱反応と共に発泡が行われ、熱と高圧のガスを発生させながらポリウレタンの発泡が行われるのであるが、この際、薄い発泡厚さで成形された部分にガスが集中して圧力が加わり、ポリウレタンが徐々に膨れ上がって内相に変形が生じるという問題点があった。
また、前記イソシアネートは、芳香族イソシアネートであるTDI(tolulene diisocyanate)、MDI(Methylenediphenyl diisocyanate)を使用するが、紫外線によってキノンイミド(Quinon imide)構造を取ることから、発泡ウレタンフォームの黄変現象が発生する。
また、ポリエステルポリオールが含有された発泡ウレタンフォームは、UVカット化粧料組成物、シリコーン油、または極性の高いエチルヘキシルメトキシシンナメート、ブチルメトキシジベンゾイルメタンなどの活性物質と反応し、時間の経過に伴って前記発泡ウレタンフォームが膨れ上がったり、溶けて破れたりする現象などのように、耐久性が低下して本来の機能を失ってしまうという問題がある。
また、発泡ウレタンフォームの気孔サイズによって、内容物の排出量と安定性が不均一となったり、大きい場合には、含浸された内容物の貯蔵性に劣って流れ落ち、あまり小さい場合には含浸されないという問題がある。
また、発泡ウレタンフォームの剛性があまりに高い場合には、化粧道具または手で押した際、一定の圧力での内容物の排出が難しく、発泡ウレタンフォームの剛性があまりに低い場合には、過剰量の内容物が排出されるという欠点がある。
併せて、発泡ウレタンフォーム製造の際に触媒剤としてアミンを使用するが、前記アミンは、発泡ウレタンフォーム製造の際に熱によってほとんど揮発するが、一部が残っていて、嗅覚が敏感な人に不快感を与えるという問題があった。
前述したような問題を改善した従来技術としては、韓国公開特許公報第10−2014−0123028号が挙げられるが、この特許文献に開示された従来技術は、改善された使用感を有する発泡フォームに関するもので、NBR(AcryloNitrile−Butadiene Rubber)、SBR(Styrene Butadiene Rubber)、NR(Natural Rubber)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、EVA(Ethylene Vinyl Acetate)、ラテックス、シリコーン、皮膜タイプ、SIS(Styrene Isoprene Styrene)、SEBS(Styrene Ethylene Butylene Styrene)、PVA(PolyVinyl Alcohol)、シリコーン製エラストマー、ニトリル、ブチル、ポリエーテル、およびネオプレンよりなる群から選択される1つ以上を含む材質からなる化粧料組成物含浸用発泡フォームに関するものである。
この従来技術は、NBRフォームの製造例を提示しておらず、発泡フォームをNBR材質とすることができるという技術的アイデアについてのみ言及している。
また、従来のNBRフォームの代表的な問題は、NBRフォームのポアが均一ではないこと、ポアのサイズが大きいこと、及び、NBRフォームのポアを小さくて稠密に構成することができないために化粧料組成物を含浸することができないことなどの問題点があった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、その目的は、低粘度ゲル状の化粧料組成物を含浸しても含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジが変形せず、化粧料組成物を含浸させたときに均一に化粧料組成物を排出するようにする、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法を提供することにある。
また、本発明は、外部から一定の圧力を加えても十分な弾性復元力を有し、化粧料の分離および無機酸化物の沈降を防止して貯蔵安定性を向上させるようにする、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、低粘度ゲル状の化粧料組成物を発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させ、これをコンパクトタイプの容器に包装して、ユーザーの携帯性及び利便性を増進させる、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、NBR(nitrile butadiene rubber)からなることを特徴とする、ゲル状化粧料組成物含浸用スポンジを提供する。
また、本発明は、加硫剤、加硫促進剤、気泡安定剤、凝固剤、抗菌剤および分散剤よりなる群から選択される少なくとも一つを添加することが好ましい。
また、本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジは、アスカー(ASKER)硬度計F型(Type F)を基準に15〜35の硬さを有することを特徴とする。
また、本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジは、180乃至240g/Lの密度を有することを特徴とする。
また、本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジは、10乃至150ppi(pore per inch)のポア数を有することを特徴とする。
また、本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジはオープンセル(open cell)構造であることを特徴とする。
さらに、本発明は、攪拌器内に液状NBR(nitrile butadiene rubber)、加硫剤、加硫促進剤、気泡安定剤および分散剤を投入した後、混合および攪拌する段階(S10)と、凝固剤と一緒に、前記撹拌された原料を所定の形状の発泡モールド内に投入し、発泡器を用いて発泡および成形する段階(S20)と、発泡モールドで成形物を熟成する段階(S30)と、熟成された成形物を加硫器内で加硫する加硫段階(S40)と、加硫された成形物を発泡モールドから取り出して所望の厚さに裁断する段階(S50)とを含んでなることを特徴とする、ゲル状化粧料組成物含浸用スポンジの製造方法を提供する。
また、本発明は、裁断する段階(S50)以降に、含浸用NBRスポンジを化粧品容器に収納することができるように所定の規格に合わせて裁断し、含浸用NBRスポンジに含浸孔を形成する成形段階(S60)をさらに含んでなることを特徴とする。
前述のように、本発明に係るゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法は、低粘度のゲル状タイプの化粧料組成物を含浸しても含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジが変形せず、化粧料組成物を含浸させたときに均一に化粧料組成物を排出するという効果がある。
また、本発明のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジは、外部から一定の圧力を加えても十分な弾性復元力を有し、化粧料の分離および無機酸化物の沈降を防止して貯蔵安定性を向上させるという効果がある。
さらに、低粘度ゲル状の化粧料組成物を発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させ、これをコンパクトタイプの容器に包装してユーザーの携帯性および利便性を促進させるという効果がある。
ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの斜視図である。
本発明者は、上記の技術的課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジを製造することができる方法を開発し、このような方法を用いて製造された含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジが変形安定性、耐水性、貯蔵安定性などに優れることを確認することにより、本発明を完成した。
上記の技術的課題を達成するために、本発明は、NBR(nitrile butadiene rubber)からなることを特徴とするゲル状化粧料組成物含浸用スポンジを提供する。
NBR(nitrile butadiene rubber)は、乳化重合によって製造されたアクリロニトリルとブタジエンの共重合体であり、従来の発泡ウレタンフォームの問題点を改善したもので、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの主成分として使用する。
前記NBR(nitrile butadiene rubber)を使用することにより、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10が、化粧料組成物などの外部環境によって変形せず、化粧料組成物を含浸させたときに均一に化粧料組成物を排出し、外部から一定の圧力を加えても十分な弾性復元力を有し、化粧料の分離および無機酸化物の沈降を防止して貯蔵安定性を向上させる役割を果たす。
NBR(nitrile butadiene rubber)の含有量は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の組成物の全重量に対して91.5乃至98.1重量%であることが好ましい。
本発明は、加硫剤、加硫促進剤、気泡安定剤、凝固剤および分散剤よりなる群から選択される少なくとも一つを添加することが好ましい。
加硫剤(vulcanizing agent)としては、硫黄(S)、セレン(Se)またはテルル(Te)が含有された通常の加硫剤が使用できる。
加硫剤の含有量は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の組成物の全重量に対して0.5〜1.5重量%であることが好ましい。
前記加硫剤の含有量が0.5重量%未満である場合には、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の弾性力が低くなり、前記加硫剤の含有量が1.5重量%を超える場合には、NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10が硬質状態に変わり、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10に外部の一定の圧力を加えたときに十分な弾性復元力を有しないという問題が発生する。
加硫促進剤は、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(Zinc diethyldithiocarbamate)、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩(Zinc of 2−mercaptobenzothiazole)、EZ、MZまたはZnOが使用できるが、これらに限定されるものではなく、当該分野における通常使用される種類が使用できる。
加硫促進剤の含有量は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の組成物の全重量に対して0.5〜2.0重量%であることが好ましい。
前記加硫促進剤の含有量が0.5重量%未満である場合には、加硫温度および時間を短縮することができず、前記加硫促進剤の含有量が2.0重量%を超える場合には、加硫工程があまり速く進行して均一な含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10を製造することできないという問題がある。
気泡安定剤としては、トリメンベース(塩化エチルの、アンモニア及びホルムアルデヒドとのポリマー、Trimene base;Ethane、chloro−、polymer with ammonia and formaldehyde)またはCore Tex TNM−14S(ポリアルキレングリコール誘導体;Polyalkylene Glycol Derevatives)が使用できるが、これに限定されるものではない。
気泡安定剤の含有量は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の組成物の全重量に対して0.2〜1.0重量%であることが好ましい。
前記気泡安定剤の含有量が0.2重量%未満である場合には、液状NBR(nitrile butadiene rubber)を攪拌するときに発生する微細な気泡を除去することができず、前記気泡安定剤の含有量が1.0重量%を超える場合には、NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10に変色が生じるという問題がある。
凝固剤は、ケイフッ化ソーダまたはベントナイトが使用できるが、これらに限定されるものではなく、当該分野における通常使用される種類が使用できる。凝固剤の含有量は凝固速度に応じて調節することができる。
凝固剤の含有量は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の組成物の全重量に対して0.5〜3.0重量%であることが好ましい。
前記凝固剤の含有量が0.5重量%未満である場合には、液状NBR(nitrile butadiene rubber)混合物が効果的に凝固せず、前記凝固剤の含有量が3.0重量%を超える場合には、NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の劣化を生じるという問題が発生する。
分散剤は、ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Sodium Butylnaphthalene Sulfonate)が使用できるが、これに限定されるものではなく、当該分野における通常使用される種類が使用できる。
分散剤の含有量は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の組成物の全重量に対して0.2〜1.0重量%であることが好ましい。
前記分散剤の含有量が0.2重量%未満である場合には、NBR(nitrile butadiene rubber)混合物が均一に分散せず、前記分散剤の含有量が1.0重量%を超える場合には、分散剤の分子が互いに会合して球状または棒状のミセル(micelle)を形成することにより、NBR(nitrile butadiene rubber)粒子の不安定性をもたらすという問題がある。
本発明は抗菌剤をさらに含むことを特徴とする。
抗菌剤は、金−イライトナノコロイド溶液、銀−トルマリンナノコロイド溶液、シリコン酸化物でコーティングされた金属ナノコロイド溶液を使用することができるが、これらに限定されるものではない。前記シリコン酸化物でコーティングされた金属ナノコロイド溶液における金属は、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ルテニウム(Ru)、鉄(Fe)、銅(Cu)、コバルト(Co)及びニッケル(Ni)のうちいずれか1種を選択して使用することが好ましい。
前記抗菌剤は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10から発生しうる細菌生息を防止し、細菌抑制によって、皮膚の炎症が誘発されることを防ぐことができる。
抗菌剤の含有量は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の組成物の全重量に対して0.1〜0.5重量%であることが好ましい。
前記抗菌剤の含有量が0.1重量%未満である場合には、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10における抗菌作用が弱く、前記抗菌剤の含有量が0.5重量%を超える場合には、抗菌剤粒子自体に含まれている分散剤の含有量によりNBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10のpHおよび粘度が低下し、発泡の際に気泡が破壊されてNBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の気孔が均一でないという問題点がある。
抗菌剤を含む含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10の含有量は、NBR(nitrile butadiene rubber)91.0乃至98.0重量%、加硫剤0.5〜1.5重量%、加硫促進剤0.5〜2.0重量%、気泡安定剤0.2〜1.0重量%、凝固剤0.5〜3.0重量%、抗菌剤0.1〜0.5重量%および分散剤0.2〜1.0重量%からなる。
本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、アスカー(ASKER)硬度計F型(Type F)を基準に15〜35の硬さを有し、180乃至240g/Lの密度を有すること特徴とする。
本発明で使用される含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、適正な硬さの含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジでなければならないが、好ましくは、オープンセル(open cell)形態の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10であって、アスカー(ASKER、製造元)硬度計に基づき、デュロメーター硬さ(DUROMETER HARDNESS)測定器を基準(F型)として15乃至35の硬さを有し、180乃至240g/Lの密度を有する発泡NBR( nitrile butadiene rubber)スポンジ10を使用することができる。
前記含浸用スポンジの硬さが15未満であり且つ密度が180g/L未満である場合には、含浸用スポンジがあまりに柔らかいため、低粘度ゲル状化粧料を均一な分布で含浸することができないだけでなく、コンパクトタイプで使用される化粧道具または手を使った化粧の際に、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させた低粘度ゲル状化粧料が過度に排出されるという問題があり、前記含浸用スポンジの硬さが35を超え且つ密度が240g/Lを超える場合には、含浸用スポンジが硬くて低粘度ゲル状化粧料が容易に排出されないという問題がある。
本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、10乃至150ppi(pore per inch)のポア数を有することを特徴とする。
前記含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、10乃至150ppi(pore per inch)のポア数を有する含浸用スポンジを一つ以上含むものである。前記ポアの数とは、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの1インチあたりのポア数をいう。
前記含浸用スポンジ10のポア数が10ppi未満である場合には、化粧料組成物を含浸するポア数が少なくて含浸力に劣り、前記含浸用スポンジ10のポア数が150ppiを超える場合には、ポア数が稠密であって化粧料組成物の充填力および排出力に劣るおそれがある。より好ましくは、50乃至100ppiのポア数を有することが好ましい。
本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、オープンセル(open cell)の構造であることを特徴とする。
前記低粘度ゲル状化粧料組成物は、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10を用いてコンパクトタイプの容器に入れる。これは、コンパクトタイプの容器がチューブまたはポンプタイプの容器に比べて携帯性に優れるが、流動性のある化粧料である場合には、容器からこぼれて流れ出したり汚染したりしやすいので、流動性を急激に下げなければならないためである。図2に示すように、前記低粘度ゲル状化粧料組成物は、発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10に含浸させてコンパクトタイプの容器に内蔵する。
他の実施形態によれば、図3および図4に示すように、前記低粘度ゲル状化粧料組成物は、含浸孔20を有する発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10に含浸させてコンパクトタイプの容器に内蔵する。
また、前記発泡NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、図5に示すように、含浸孔20が非整列的に形成されたものを使用することができる。
前記含浸孔20は、低粘度ゲル状化粧料組成物を容易に発泡NBRスポンジ10に含浸させることができ、かつ、含浸孔20が毛細管の役目をして低粘度ゲル状化粧料組成物を発泡NBRスポンジ10にさらに容易に吸収されるようにする。
前記低粘度ゲル状化粧料組成物を含浸する含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、クローズドセル(closed cell)の場合、気泡がNBR(nitrile butadiene rubber)に閉じ込められているため低粘度ゲル状化粧料組成物を含浸することができないので、オープンセル(open cell)の形態が好ましい。
次に、本発明に係るゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法は、添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施内容を添付図面に基づいて説明し、本発明の製造方法は下記の段階を含むことが好ましいが、これに限定されない。
本発明は、攪拌器内に液状NBR(nitrile butadiene rubber)、加硫剤、加硫促進剤、気泡安定剤および分散剤を投入した後、混合および攪拌する段階(S10)と、凝固剤と一緒に、前記撹拌された原料を所定の形状の発泡モールド内に投入し、発泡器を用いて発泡および成形する段階(S20)と、発泡モールドで成形物を熟成する段階(S30)と、熟成された成形物を加硫器内で加硫する加硫段階(S40)と、加硫された成形物を発泡モールドから取り出して所望の厚さに裁断する段階(S50)とを含んでなることを特徴とする。
また、本発明は、裁断する段階(S50)の後に、含浸用NBRスポンジを化粧品容器に収納することができるように所定の規格に合わせて裁断し、含浸用NBRスポンジに含浸孔を形成する成形段階(S60)をさらに含んでなることを特徴とする。
次に、本発明の製造方法を各段階別に分けて説明する。
前記攪拌器内に液状NBR(nitrile butadiene rubber)、加硫剤、加硫促進剤、気泡安定剤、抗菌剤および分散剤を投入した後、混合および攪拌する段階(S10)を行う。
前記攪拌器内に液状NBR(nitrile butadiene rubber)、加硫剤、加硫促進剤、気泡安定剤、抗菌剤および分散剤を投入するが、前記加硫剤は、硫黄(S)、セレニウム(Se)およびテルル(Te)のいずれかを選択して投入し、前記加硫促進剤は、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(Zinc diethyldithiocarbamate)、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩(Zinc of 2−mercaptobenzothiazole)、EZ、MZおよびZnOの少なくとも一つを選択して投入し、前記気泡安定剤は、トリメンベース(Trimene base;Ethane、chloro−、polymer with ammonia and formaldehyde)またはCore Tex TNM−14S(Polyalkylene Glycol Derevatives)を投入し、前記抗菌剤は、金−イライトナノコロイド溶液、銀−トルマリンナノコロイド溶液、およびシリコーン酸化物でコーティングされた金属ナノコロイド溶液のうちのいずれかを選択して投入し、前記分散剤は、ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Sodium Butylnaphthalene Sulfonate)を投入する。
前記攪拌器内に前記原料を投入した後、30乃至100rpmの速度で混合および攪拌を行う。前記速度が30rpm未満である場合には、それぞれの原料が均一に混合されないという問題があり、前記速度が100rpmを超える場合には、液状NBR(nitrile butadiene rubber)の粒子が破壊されるという問題が発生する。
また、粘度調節剤およびpH調節剤をさらに投入して、製造工程中に発生しうる液状NBR(nitrile butadiene rubber)の粒子の安定性の問題および不良品発生の問題を予め防止する。
前記粘度調節剤は、カゼイン(casein)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(sodium carboxymethyl cellulose)、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(hydroxypropyl methyl cellulose)よりなる群からいずれかを選択して使用し、前記pH調節剤は、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウム水溶液を使用する。
前記撹拌器内に混合された混合物は、粘度調節剤を用いて粘度を5,000乃至12,000cpsに調節し、pH調節剤を用いてpHを10乃至11に調節することにより、液状NBR(nitrile butadiene rubber)の粒子の安定性を有するようになり、不良品の発生を予め防止することができる。
前記凝固剤と一緒に、前記撹拌された混合物を所定の形状の発泡用モールド内に投入し、発泡器を用いて発泡および成形する段階(S20)を行う。
前記凝固剤は、ケイフッ化ソーダまたはベントナイトを選択することが好ましく、25乃至35℃で5分乃至1時間発泡および成形を行う。
前記発泡モールドで成形物を熟成する段階(S30)を行う。
前記熟成する温度及び時間は25乃至35℃、1乃至3時間である。前記熟成段階を行う理由は、前記段階(S10)で得られた混合物で小さな微細気泡を大きな気泡(Big pore)に成長させてスポンジの気泡を一定にするためである。
前記温度が25℃未満である場合には、気泡安定性が大きく低下するので、気泡(Pore)のサイズが不均一になるという問題があり、前記温度が35℃を超える場合には、液状NBR(nitrile butadiene rubber)に含有された水が結晶を形成することができないという問題がある。
また、熟成時間が1時間未満である場合には、未だ大きな気泡(Big Pore)に形成されていないNBR(nitrile butadiene rubber)になることができ、熟成時間が3時間を超える場合には、加硫時の加硫度が高まって硬さが高くなるという問題点がある。
前記熟成された成形物を加硫器内で加硫する加硫段階(S40)を行う。
加硫器は、前記段階(S10)に投入された加硫剤を気体に気化させ、前記成形物をゴムなどの弾性物質に変化させる装置である。
前記成形物は、85乃至105℃の温度で、40乃至65分の間、加硫器で加硫する。前記温度が85℃未満である場合には、加硫時間が長くなって前記成形物が十分な弾性を持たず、前記温度が105℃を超える場合には、前記成形物が焦げたり変色したりするという問題がある。
また、前記時間が40分未満である場合には、前記成形物が十分加硫しないためゴム特有の弾性を持たず、前記時間が65分を超える場合には、過度な熱に長時間晒されて前記成形物が焦げたり変色したりするという問題がある。
前記加硫された成形物をモールドから取り出して所望の厚さに裁断する段階(S50)を行う。
加硫工程が完了すると、含浸用スポンジの厚さに合わせて裁断を行う。
本発明は、裁断する段階(S50)の後に、含浸用NBRスポンジを化粧品容器に収納することができるように所定の規格に合わせて裁断し、含浸用NBRスポンジに含浸孔を形成する成形段階(S60)をさらに行うことができる。
前記含浸孔を形成することは、規格別含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの含浸力を高めるためのものである。
前記製造方法で得られた含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、アスカー(ASKER)硬度計F型(Type F)を基準に15乃至35の硬さを有し、180乃至240g/Lの密度を有し、10乃至150ppi(pore per inch)のポア数を有する。
本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、ゲル状の化粧料組成物を含浸することができ、ゲル状の化粧料組成物を安定かつ安全に保管および携帯することができる。
本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10に含浸することができる化粧料組成物は、乳化型組成物、具体的には油中水(W/O)型または水中油(O/W)型組成物、分散型組成物、具体的には油分散または水分散組成物でありうる。
本発明の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ10は、上方が開放され且つ内容物が収容された容器本体と、前記容器本体の一側にヒンジ結合された容器蓋とからなるコンパクト化粧品容器に収納することができる。
以下、本発明の実施例、比較例および試験例によって詳細に説明する。
下記の実施例、比較例および試験例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明は下記の実施例、比較例および試験例に限定されるものではない。
[実施例]ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法
(S10):攪拌器付きタンクに液状NBR(nitrile butadiene rubber)、加硫剤として硫黄(S)、加硫促進剤としてジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、気泡安定剤としてトリメンベース(Trimenbase)、分散剤としてブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムを投入し、45rpmの速度で混合および攪拌しながら粘度調節剤としてカゼインを投入して粘度を6,500cpsに調節し、pH調節剤として6%水酸化カリウム水溶液を投入してpHを10.6に調節した。
(S20):発泡用モールドに、凝固剤としてのケイフッ化ソーダと一緒に、前記段階(S10)で得られた混合物を投入し、30℃で1時間、発泡および成形を行った。
(S30):発泡および成形の後、得られた成形物を熟成タンクに投入し、30℃で1乃至3時間、熟成させた。
(S40):スライス裁断された成形物を乾燥加硫器に投入した後、85乃至105℃の温度で40乃至65分間、加硫を行った。
(S50):加硫工程が完了すると、含浸用スポンジの厚さに合わせて裁断した。
(S60):含浸用の規格に合わせて裁断し、スポンジに含浸孔を形成して含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジを製造した。
[比較例]含浸用発泡ウレタンスポンジの製造方法
本発明のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジと比較するための含浸用発泡ウレタンスポンジを製造した。
含浸用発泡ウレタンスポンジの製造方法は、
水、アミン触媒およびシリコーン界面活性剤を混合し、20分間十分に混合してアミン混合物を準備した。
ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの中から選択されたいずれかのポリオールと、トルエンジイソシアネート及びメチレンジフェニルジイソシアネートの中から選択されたいずれかのイソシアネートとを混合した。
前記ポリオールと前記イソシアネートとの混合物に前記アミン混合物を添加して24乃至26℃の温度を維持した状態で3,500rpmで混合および発泡した。
送風設備を稼動して、前記発泡過程で発生したガスを排出させた後、含浸用発泡ウレタンスポンジを製造した。
実施例によって製造された含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ、および比較例によって製造された含浸用発泡ウレタンスポンジに低粘度ゲル状化粧料組成物を含浸させ、次の実験を行った。
[試験例1]含浸用スポンジの変形安定度実験
実施例の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジと、比較例の含浸用発泡ウレタンスポンジとを、低粘度ゲル状化粧料組成物の構成原料に含まれるエステル油、極性有機UVカット剤、および揮発性シリコーン油にそれぞれ浸漬して80℃で20分間維持した後、実施例の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ及び比較例の含浸用発泡ウレタンスポンジの体積減少率を測定した。
前記含浸用スポンジの変形結果を表1に示した。
Figure 0006426292
前記表1に示すように、エステル油、極性有機UVカット剤、揮発性シリコーン油を含浸させた前記ポリエーテルスポンジ、ポリエステルスポンジ、NBRスポンジのうち、ポリエーテルスポンジの場合はエステル油、極性有機UVカット剤によって大きな変形を示したが、NBRスポンジの場合は最も変形がなく、貯蔵安定性にも優れることが分かった。
[試験例2]含浸用スポンジの耐水性実験
実施例の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジと比較例の含浸用発泡ウレタンスポンジの加水分解特性を評価するために、10%濃度の苛性ソーダ、塩酸および硝酸に、比較例のポリエーテル発泡ウレタンスポンジ、ポリエステル発泡ウレタンスポンジ、実施例のNBRスポンジを7日間常温で浸漬した後、このようにして含浸させた比較例のポリエーテル発泡ウレタンスポンジ、ポリエステル発泡ウレタンスポンジ、及び実施例のNBRスポンジを自然乾燥させた。
実施例の含浸用スポンジ及び比較例の含浸用スポンジの引張試験片に引張力を加えて力を増加させるとき、破断点での荷重を引張試験片の破断断面積で割った値を測定し、破断点で引張試験片が伸びた全長から元の引張試験片の長さを差し引いた後、この値を元の引張試験片の長さで割った百分率値である伸び率を測定し、表2に示した。
Figure 0006426292
前記表2に示すように、実施例のNBRスポンジは加水分解に対して安定的であるが、比較例のポリエステルスポンジは崩壊が起こることが分かった。
[試験例3]含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの硬さによる選好度実験
低粘度ゲル状化粧料組成物を含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させた後、化粧道具を使って皮膚に塗布するとき、含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの硬さによる選好度の差について比較した。
実施例2は、低粘度ゲル状化粧料組成物を硬さ5の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させたものであり、実施例3は、低粘度ゲル状化粧料組成物を硬さ25の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させたものであり、実施例4は、低粘度ゲル状化粧料組成物を硬さ50の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させたものである。
実施例2乃至4を20、30代の女性50人に7日間化粧するようにした後、使用結果を比較評価した。含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの硬さによる選好度は、官能評価(5点尺度法)からなるアンケート調査で評価し、非常に良い:5点、良い:4点、普通:3点、悪い:2点、非常に悪い:1点とした。評価点数は下記の表3に示す。
Figure 0006426292
前記表3に示すように、製造例の組成物を硬さ25の含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させた実施例3が最も高い選好度を示すことが分かった。
[試験例4]含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジのポア数による選好度実験
低粘度ゲル状化粧料組成物を含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させた後、化粧道具を使って皮膚に塗布するときに含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジのポア数による選好度の差異を比較した。
実施例5は、低粘度ゲル状化粧料組成物をポア数5ppiの含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させたものであり、実施例6は、低粘度ゲル状化粧料組成物をポア数60ppiの含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させたものであり、実施例7は、低粘度ゲル状化粧料組成物をポア数200ppiの含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させたものである。
実施例5乃至7を20、30代の女性50人に7日間化粧するようにした後、使用結果を比較評価した。含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジのポア数による選好度は、官能評価(5点尺度法)からなるアンケート調査で評価し、非常に良い:5点、良い:4点、普通:3点、悪い:2点、非常に悪い:1点とした。評価点数は下記の表4に示した。
Figure 0006426292
前記表4に示すように、製造例の組成物をポア数60ppiの含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジに含浸させた実施例6が最も高い選好度を示すことが分かった。
以上、本発明で説明したのは、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジおよびその製造方法のための実施形態に過ぎないものである。本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現できる。本実施形態は、本発明の開示を完全たるものにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によってのみ定義される。
10 発泡NBRスポンジ
20 含浸孔

Claims (14)

  1. 攪拌器内に液状NBR(nitrile butadiene rubber)、加硫剤、加硫促進剤、気泡安定剤、および分散剤を投入した後、混合および攪拌する段階(S10)と、
    凝固剤と一緒に、前記撹拌された原料を所定の形状の発泡モールド内に投入し、発泡器を用いて25乃至35℃で1時間発泡および成形する段階(S20)と、
    発泡モールド内または熟成タンク内で成形物を25乃至35℃で1乃至3時間熟成する段階(S30)と、
    熟成された成形物を加硫器内にて85乃至105℃の温度で40乃至65分間加硫および乾燥させる加硫段階(S40)と、
    加硫された成形物を発泡モールドから取り出して所望の厚さに裁断する段階(S50)とを含んでなり、
    前記加硫剤は、硫黄(S)、セレニウム(Se)及びテルル(Te)のうちのいずれかを選択して投入し、
    前記段階(S10)にて、粘度調節剤とpH調節剤をさらに投入して粘度を5,000乃至12,000cpsに調節し、pHを10乃至11に調節することを特徴とする、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  2. 前記裁断する段階(S50)の後に、含浸用NBRスポンジを化粧品容器に収納することができるように所定の規格に合わせて裁断し、含浸用NBRスポンジに含浸孔を形成する成形段階(S60)をさらに含んでなることを特徴とする、請求項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  3. 前記段階(S10)にて、抗菌剤をさらに投入して混合および攪拌を行うことを特徴とする、請求項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  4. 前記加硫促進剤は、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(Zinc diethyldithiocarbamate)、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩(Zinc of 2−mercaptobenzothiazole)、EZ、MZ及びZnOのうちの少なくとも一つを選択して投入することを特徴とする、請求項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  5. 前記気泡安定剤は、トリメンベース(Trimene base;Ethane、chloro−、polymer with ammonia and formaldehyde)またはCore Tex TNM−14S(Polyalkylene Glycol Derevatives)を投入することを特徴とする、請求項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  6. 前記分散剤はブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Sodium Butylnaphthalene Sulfonate)を投入することを特徴とする、請求項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  7. 前記凝固剤はケイフッ化ソーダまたはベントナイトを選択して投入することを特徴とする、請求項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  8. 前記抗菌剤は、金−イライトナノコロイド溶液、銀−トルマリンナノコロイド溶液、およびシリコーン酸化物でコーティングされた金属ナノコロイド溶液のうちのいずれかを選択して投入することを特徴とする、請求項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法。
  9. NBR(nitrile butadiene rubber)91.5〜98.1重量%、加硫剤0.5〜1.5重量%、加硫促進剤0.5〜2.0重量%、気泡安定剤0.2〜1.0重量%、凝固剤0.5〜3.0重量%、および分散剤0.2〜1.0重量%から形成されていることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法
  10. NBR(nitrile butadiene rubber)91.0〜98.0重量%、加硫剤0.5〜1.5重量%、加硫促進剤0.5〜2.0重量%、気泡安定剤0.2〜1.0重量%、凝固剤0.5〜3.0重量%、抗菌剤0.1〜0.5重量%、および分散剤0.2〜1.0重量%から形成されていることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の、ゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法
  11. 前記含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ(10)は、アスカー(ASKER)硬度計F型(Type F)を基準に、15乃至35の硬さを有することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法
  12. 前記含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ(10)は180乃至240g/Lの密度を有することを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法
  13. 前記含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ(10)は10〜150ppi(pore per inch)のポア数を有することを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法
  14. 前記含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジ(10)はオープンセル(open cell)の構造であることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載のゲル状化粧料組成物含浸用NBR(nitrile butadiene rubber)スポンジの製造方法
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