JP6425908B2 - 射出成形方法、射出成形金型および成形品 - Google Patents

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本発明は、射出成形方法、射出成形金型および成形品に関する。より詳細には、異なる組成からなる第1材料と第2材料とを一体成型する射出成形方法、射出成形金型および成形品に関する。
従来、車のインストルメントパネル(以下、インパネという)は、デザイン上の観点から上面部と下面部とを異なる色の材料にて成形することがある。
また、インパネは、直射日光が当たり易い上面部を耐熱性に優れた材料にて成形し、直射日光が当たり難い下面部を比較的安価な材料にて成形し、材料コストの低減を図ることがある。
これらのようなインパネは、例えば上面部と下面部とを別々に成形したり、あるいは成形後に一部を塗装したりしていた。このとき、インパネの製造では、別々に形成した部品を接合する工程や塗装工程が必要であり、製造コストの高騰が招かれる。
そこで、2種成形として単一のキャビティに異なる組成の樹脂を射出し、単一の成形品を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術では、第1材料の射出および保圧の工程が完了して冷却工程の開始後に、第1材料と第2材料との境界部(接合部)の入れ子を移動(コアバック)させ、第2材料を射出する。
特許第5235470号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、溶融状態にある第1材料の少なくとも接合部表層が固化するまで入れ子をコアバックさせないため、成形品を得るまでの時間(サイクルタイム)が長くなる課題がある。この課題は、第1材料の接合部表層が溶融状態のときに入れ子をコアバックすると、第2材料を充填すべき空間に第1材料が流れ込んでしまい、接合部の位置がずれてしまい、成形品の外観が損なわれること(デフォームの発生)に繋がることを理由とする。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、その目的は、第1材料と第2材料とを一体成型する射出成形時のサイクルタイムを短縮する射出成形方法、射出成形金型および成形品を提供することにある。
(1)異なる組成からなる第1材料(例えば、後述の第1材料m1)および第2材料(例えば、後述の第2材料m2)を金型(例えば、後述の射出成形金型1)内に射出して接触させることにより、前記第1材料と前記第2材料とを一体成型する射出成形方法であって、前記第1材料における前記第2材料との接合部(例えば、後述の薄肉部112)の冷却を、前記接合部に連続する上流側に比して早めることを特徴とする射出成形方法。
(1)の発明によれば、第1材料における第2材料との接合部の冷却を、接合部に連続する上流側に比して早める。これにより、第2材料を射出させる前に、第1材料における第2材料との接合部の冷却固化が促進できる。このように接合部近傍の固化が短時間で済むことにより、第1材料が第2材料を充填すべき空間に流入せず、第2材料の射出タイミングが早まる。よって、第1材料の成形工程と第2材料の成形工程との期間が一部重複する。その結果、第1材料と第2材料とを一体成型する射出成形時のサイクルタイムを短縮することができる。
(2)前記第1材料における前記第2材料との前記接合部を、前記接合部に連続する上流側に比して板厚を薄くすることを特徴とする(1)に記載の射出成形方法。
(2)の発明によれば、第1材料における第2材料との接合部を、接合部に連続する上流側に比して板厚を薄くする。これにより、第1材料における第2材料との接合部の冷却を、接合部に連続する上流側に比して早められる。
(3)前記第1材料における前記第2材料との前記接合部の冷却固化に伴って生じる体積収縮差を、下流側端に向けて徐々に変化させることを特徴とする(1)または(2)に記載の射出成形方法。
(3)の発明によれば、第1材料における第2材料との接合部の冷却固化に伴って生じる体積収縮差を、下流側端に向けて徐々に変化させる。これにより、接合部の冷却固化に伴って生じる体積収縮差が下流側端に向かうほど低下するように徐々に変化できる。そのため、接合部近傍にて大きな体積収縮差が発生せず、製品意匠面における歪み(デフォーム)の発生が抑制できる。
(4)前記第1材料における前記第2材料との前記接合部の厚みを、下流側端に向けて徐々に変化させることを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の射出成形方法。
(4)の発明によれば、第1材料における第2材料との接合部の厚みを、下流側端に向けて徐々に変化させる。これにより、第1材料における第2材料との接合部の厚みが下流側端に向かうほど薄くなるように徐々に変化できる。そのため、接合部の冷却固化に伴って生じる体積収縮差が板厚変化と共に下流側端に向かうほど低下するように徐々に変化できる。その結果、成形品が簡素な構成であっても、接合部近傍にて大きな板厚変化および体積収縮差が発生せず、製品意匠面における歪み(デフォーム)の発生が抑制できる。
(5)第1材料(例えば、後述の第1材料m1)を成形する第1キャビティ部(例えば、後述の第1キャビティ部6a)を構成すると共に、前記第1材料の成形後に移動して第2材料(例えば、後述の第2材料m2)を成形する第2キャビティ部(例えば、後述の第2キャビティ部6b)を形成する仕切り部材(例えば、後述の可動コア型5)を備え、前記第1キャビティ部は、前記第1材料における前記第2材料との接合部(例えば、後述の薄肉部112)を、前記接合部に連続する上流側に比して板厚を薄くする薄肉部に形成することを特徴とする射出成形金型。
(5)の発明によれば、第1材料における第2材料との接合部を、接合部に連続する上流側に比して板厚を薄くする薄肉部に形成する。これにより、第2材料を射出させる前に、薄肉部に形成された第1材料における第2材料との接合部の冷却固化が促進できる。このように接合部近傍の固化が短時間で済むことにより、第1材料が第2材料を充填すべき空間に流入せず、第2材料の射出タイミングが早まる。よって、第1材料の成形工程と第2材料の成形工程との期間が一部重複する。その結果、第1材料と第2材料とを一体成型する射出成形時のサイクルタイムを短縮することができる。
(6)前記仕切り部材は、少なくとも前記薄肉部との接触部を前記薄肉部以外の部位に比して高い熱伝導率を有する部材にて構成されることを特徴とする(5)に記載の射出成形金型。
(6)の発明によれば、仕切り部材の少なくとも薄肉部との接触部を薄肉部以外の部位に比して高い熱伝導率を有する部材に構成される。これにより、第2材料を射出させる前に、薄肉部は自身の熱を仕切り部材の少なくとも薄肉部との接触部に伝熱できる。そのため、第1材料における第2材料との接合部である薄肉部の冷却固化がより促進できる。
(7) 異なる組成からなる第1材料(例えば、後述の第1材料m1)および第2材料(例えば、後述の第2材料m2)を金型(例えば、後述の射出成形金型1)内に射出して接触させることにより、前記第1材料と前記第2材料とを一体成型した成形品(例えば、後述のインパネ100)であって、前記第1材料における前記第2材料との接合部(例えば、後述の薄肉部112)を、前記接合部に連続する上流側に比して板厚を薄くする薄肉部に形成したことを特徴とする成形品。
(7)の発明によれば、(5)の発明と同様の作用・効果を奏する。
本発明によれば、第1材料と第2材料とを一体成型する射出成形時にサイクルタイムを短縮する射出成形方法、射出成形金型および成形品を提供することができる。
本発明の実施形態に係る射出成形金型を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るインパネを示す断面図である。 上記実施形態に係る射出成形の工程群のタイムチャートを示す図である。 上記実施形態に係る射出成形の工程群を説明する図であり、(a)が第1材料充填工程を示し、(b)が第1材料保圧工程を示し、(c)が第1材料保圧工程かつ第2材料充填工程を示し、(d)が第1材料保圧工程かつ第2材料保圧工程を示し、(e)が第1材料冷却工程かつ第2材料保圧工程を示し、(f)が第1材料冷却工程かつ第2材料冷却工程を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、射出成形金型1について説明する。
図1は、本実施形態に係る射出成形金型1を示す断面図である。図2は、本実施形態に係るインパネ100を示す断面図である。
図1に示すように、射出成形金型1は、樹脂成形品の一例として車のインパネ100を成形する。射出成形金型1は、異なる組成からなる第1材料m1および第2材料m2を当該金型1内に射出して接触させることにより、第1材料m1と第2材料m2とを一体成型する。
射出成形金型1は、上型2と、第1下型3と、第2下型4と、可動コア型5と、を備える。
上型2は、固定型であり、下面21を有する。上型2の下面21には、可動コア型5と第2下型4との境界線の鉛直上に突状部22が設けられる。突状部22は、一定の高さおよび幅を有し、可動コア型5側の端部領域に沿って延在する。上型2には、上型2の内部を冷却水が循環する冷却水路23が設けられる。上型2は、内部に冷却水路23を設けることで、上型2の下面21を他の部位に比して高い冷却効果を有する部材に構成される。
第1下型3は、上型2に対向して型開きする可動型であり、上型2の下面21に平行する上面31を有する。第1下型3は、可動コア型5に隣接する。第1下型3には、第1下型3の内部を冷却水が循環する冷却水路32が設けられる。第1下型3は、内部に冷却水路32を設けることで、第1下型3の上面31を他の部位に比して高い冷却効果を有する部材に構成される。
第2下型4は、上型2に対向して型開きする可動型であり、上型2の下面21に平行する上面41を有する。第2下型4は、第1下型3とは反対側にて可動コア型5に隣接する。第2下型4には、第2下型4の内部を冷却水が循環する冷却水路42が設けられる。第2下型4は、内部に冷却水路42を設けることで、第2下型4の上面41を他の部位に比して高い冷却効果を有する部材に構成される。
可動コア型5は、第1下型3と第2下型4との間に別個独立して上下動可能に配置される。可動コア型5は、上型2の突状部22に接触可能な上面51を有する。可動コア型5の上面51は、上型2の突状部22に向かうほど上面51の位置が高まる傾斜面51aと、上型2の突状部22に接触可能なように傾斜面51aの最高位置から平坦に連続する平坦面51bと、を有する。可動コア型5は、BeCuなどの高い熱伝導率を有する部材にて構成される。可動コア型5には、可動コア型5の内部を冷却水が循環する冷却水路52が設けられる。可動コア型5は、BeCuなどの高い熱伝導率を有する部材にて構成され、かつ、内部に冷却水路52を設けることで、可動コア型5の上面51を他の部位あるいは他の型に比して高い熱伝導率かつ冷却効果を有する部材に構成される。
可動コア型5は、第1材料m1を成形する第1キャビティ部6aを構成すると共に、第1材料m1の成形後に移動して第2材料m2を成形する第2キャビティ部6bを形成する。
第1キャビティ部6aは、上型2と第1下型3および可動コア型5との間に形成される。第1キャビティ部6aは、上型2の突状部22と上方に移動した可動コア型5の上面51の平坦面51bとの接触部を図示左側から流入する第1材料m1の下流側端として上型2と第1下型3との間の上流側から第1材料m1を射出される。
第1キャビティ部6aは、第1材料m1によって厚板部111と薄肉部112とからなるインパネ100の第1成形部110を成形する。第1キャビティ部6aは、上型2側にてインパネ100の製品意匠面A側を成形する。第1キャビティ部6aは、第1下型3および可動コア型5側にてインパネ100の製品裏面B側を成形する。第1キャビティ部6aは、上型2と第1下型3との間にて、第1成形部110の厚板部111を一定の板厚に成形する。第1キャビティ部6aは、上型2と可動コア型5との間にて、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112を、この薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して板厚を薄くするように成形する。
第1キャビティ部6aは、薄肉部112を形成する上型2と可動コア型5との間にて、第1成形部110の徐部112aおよび薄板部112bを成形する。
第1キャビティ部6aは、可動コア型5の上面51が傾斜面51aに構成されることにより、第1成形部110の徐部112aを、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して板厚を薄くする。第1キャビティ部6aの徐部112aを形成する領域は、可動コア型5の上面51である傾斜面51aが下流側端に向かうほど可動コア型5の上面51の位置を高めることにより、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112の厚みが下流側端に向かうほど薄くなるように徐々に変化する。第1キャビティ部6aの徐部112aを形成する領域は、薄肉部112の冷却固化に伴って生じる体積収縮差が板厚変化と共に下流側端に向かうほど低下するように徐々に変化するよう構成される。
第1キャビティ部6aは、可動コア型5の上面51が平坦面51bに構成されることにより、第1成形部110の薄板部112bを、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して板厚を薄くする。第1キャビティ部6aの薄板部112bを形成する領域は、可動コア型5の上面51である平坦面51bが可動コア型5の上面51の位置が傾斜面51aの最高位置から一定であることにより、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112の厚みが薄くなる状態が連続する。
第2キャビティ部6bは、上型2と第2下型4および可動コア型5との間に形成される。第2キャビティ部6bは、第1材料m1の薄肉部112と下方に所定距離移動(コアバック)した可動コア型5の上面51との接触部を図示右側から流入する第2材料m2の下流側端として上型2と第2下型4との間の上流側から第2材料m2を射出される。すなわち、第2材料m2の射出方向は、第1材料m1とは反対方向になる。
第2キャビティ部6bは、第2材料m2によって厚板部121と薄肉部122とからなるインパネ100の第2成形部120を成形する。第2キャビティ部6bは、上型2側にてインパネ100の製品意匠面A側を成形する。第2キャビティ部6bは、第2下型4および可動コア型5側にてインパネ100の製品裏面B側を成形する。第2キャビティ部6bは、上型2と第2下型4との間にて、第2成形部120の厚板部121を一定の板厚に成形する。第2キャビティ部6bは、上型2の下面21の突状部22および突状部22に連続する第1材料m1の薄肉部112と可動コア型5との間にて、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122を、この薄肉部122に連続する上流側の厚板部121に比して板厚を薄くするように成形する。
第2キャビティ部6bは、薄肉部122を形成する第1材料m1の薄肉部112と可動コア型5との間にて、第2成形部120の薄板部122aおよび傾斜先端部122bを成形する。
第2キャビティ部6bは、可動コア型5の上面51が平坦面51bに構成されることにより、第2成形部120の薄板部122aを、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122に連続する上流側の厚板部121に比して板厚を薄くする。第2キャビティ部6bの薄板部122aを形成する領域は、可動コア型5の上面51である平坦面51bが可動コア型5の上面51の位置が傾斜面51aの最高位置から一定であることにより、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122の厚みが一定になる状態が連続する。
第2キャビティ部6bは、可動コア型5の上面51が傾斜面51aに構成されることにより、第2成形部120の傾斜先端部122bを、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122に連続する上流側の厚板部121に比して板厚を薄くする。第2キャビティ部6bの傾斜先端部122bを形成する領域は、可動コア型5の上面51である傾斜面51aが下流側端に向かうほど可動コア型5の上面51の位置を低めることにより、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122が下方に傾斜する先端となるように変化する。第2キャビティ部6bの傾斜先端部122bを形成する領域は、一定の高さを有することにより、薄肉部122の冷却固化に伴って生じる体積収縮差および板厚変化がほとんどないよう構成される。
次に、上記射出成形金型1によって成形された成形品であるインパネ100を説明する。
インパネ100は、異なる組成からなる第1材料m1および第2材料m2を射出成形金型1内に射出して接触させることにより、第1材料m1と第2材料m2とを一体成型した成形品である。
インパネ100は、第1成形部110と第2成形部120とから構成される。
第1成形部110は、上型2と第1下型3および可動コア型5との間の第1キャビティ部6aにて第1材料m1によって成形される。第1成形部110は、厚板部111と薄肉部112とからなる。
第1成形部110の厚板部111は、上型2と第1下型3との間にて、一定の板厚に成形される。
第1成形部110の薄肉部112は、上型2と可動コア型5との間にて、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して板厚が薄い。
第1成形部110の薄肉部112は、徐部112aおよび薄板部112bを有する。
第1成形部110の徐部112aは、下面を傾斜させることで、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して板厚が薄い。徐部112aは、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112の厚みが下流側端に向かうほど薄くなる。徐部112aは、薄肉部112の冷却固化に伴って生じる体積収縮差が板厚変化と共に下流側端に向かうほど低下するように徐々に変化する。
第1成形部110の薄板部112bは、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して板厚が薄い。薄板部112bは、薄板状であり、第1材料m1における第2材料m2と接合する薄肉部112の厚みが薄くなる状態が連続する。薄板部112bは、徐部112aの下流側端部に連結され、約5mmの所定長さ、好ましくは1mmの長さを有する。薄板部112bは、厚板部111に対して3分の1程度の厚みである。
第2成形部120は、上型2と第2下型4および可動コア型5との間の第2キャビティ部6bにて第2材料m2によって成形される。第2成形部120は、厚板部121と薄肉部122とからなる。
第2成形部120の厚板部121は、上型2と第2下型4との間にて、一定の板厚に成形される。厚板部121は、第1成形部110の厚板部111と同程度の厚みである。
第2成形部120の薄肉部122は、上型2の下面21の突状部22および突状部22に連続する第1材料m1の薄肉部112と可動コア型5との間にて、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122に連続する上流側の厚板部121に比して板厚が薄い。
第2成形部120の薄肉部122は、薄板部122aおよび傾斜先端部122bを有する。
第2成形部120の薄板部122aは、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122に連続する上流側の厚板部121に比して板厚が薄い。薄板部122aは、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122の厚みが一定になる状態が連続する。
第2成形部120の傾斜先端部122bは、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122に連続する上流側の厚板部121に比して板厚が薄い。傾斜先端部122bは、第2材料m2における第1材料m1と接合する薄肉部122が下方に傾斜する先端となる。傾斜先端部122bは、一定の厚みを有し、薄肉部122の冷却固化に伴って生じる体積収縮差および板厚変化がほとんどない。
図3は、本実施形態に係る射出成形の工程群のタイムチャートを示す図である。図4は、本実施形態に係る射出成形の工程群を説明する図であり、(a)が第1材料充填工程S1を示し、(b)が第1材料保圧工程S2を示し、(c)が第1材料保圧工程かつ第2材料充填工程S3を示し、(d)が第1材料保圧工程かつ第2材料保圧工程S4を示し、(e)が第1材料冷却工程かつ第2材料保圧工程S5を示し、(f)が第1材料冷却工程かつ第2材料冷却工程S6を示す。なお、図4中のS1〜S6は、図3中のS1〜S6に対応している。
(第1材料充填工程S1)
図4の(a)に示すように、図3中の第1材料充填工程S1では、まず、射出成形金型1は、可動コア型5を上方に前進(コアフォワード)させる。可動コア型5は、上面51の平坦面51bを上型2の下面21の突状部22に当接させて停止する。これにより、上型2と第1下型3および可動コア型5との間には、第1キャビティ部6aが形成される。
その後、射出成形金型1は、第1キャビティ部6aに図示左側から第1材料m1を射出する。
(第1材料保圧工程S2)
図4の(b)に示すように、図3中の第1材料保圧工程S2では、第1材料充填工程S1完了後、第1キャビティ部6aに第1材料m1を充填した状態で保圧状態に維持する。その途中で、上型2、第1下型3、可動コア型5の全ての内部に冷却水が循環する。特に、可動コア型5では、BaCuなどの高い熱伝導率を有する部材を用い、内部に冷却水が循環することにより、インパネ100の第1成形部110の薄肉部112が熱を可動コア型5の上面51に伝熱でき、薄肉部112が早期に冷却固化される。これにより、第1材料m1における第2材料m2との接合部である薄肉部112の冷却を、薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して早める。そして、第1成形部110の薄肉部112が1次収縮する。
(第1材料保圧工程かつ第2材料充填工程S3)
図4の(c)に示すように、図3中の第1材料保圧工程かつ第2材料充填工程S3では、薄肉部112および厚板部111の表面部分の冷却固化が進むと、薄肉部112の内層が溶融状態であっても、射出成形金型1は、可動コア型5を下方に後退(コアバック)させる。これにより、上型2と第2下型4および可動コア型5との間には、第2キャビティ部6bが形成される。第2キャビティ部6bには、第1材料m1の薄肉部112が露出する。
その後、射出成形金型1は、第2キャビティ部6bに図示右側から第2材料m2を射出する。このとき、第1キャビティ部6aに第1材料m1を充填した状態で保圧状態に維持する。
(第1材料保圧工程かつ第2材料保圧工程S4)
図4の(d)に示すように、図3中の第1材料保圧工程かつ第2材料保圧工程S4では、第2材料充填工程S3完了後、第2キャビティ部6bに第2材料m2を充填した状態で保圧状態に維持する。このとき、同様に、第1キャビティ部6aに第1材料m1を充填した状態で保圧状態に維持する。第1材料m1の薄肉部112は、第2材料m2に接触した時点で再度溶融し、その後冷却固化される。
(第1材料冷却工程かつ第2材料保圧工程S5)
図4の(e)に示すように、図3中の第1材料冷却工程かつ第2材料保圧工程S5では、上型2、第1下型3、可動コア型5の全ての内部に冷却水が循環することにより、第1キャビティ部6aにて第1成形部110に成形される第1材料m1の冷却が実行される。このとき、第2キャビティ部6bに第2材料m2を充填した状態で保圧状態に維持する。ここでも、可動コア型5では、BaCuなどの高い熱伝導率を有する部材を用い、内部に冷却水が循環することにより、インパネ100の第2成形部120の薄肉部122が熱を可動コア型5の上面51に伝熱でき、薄肉部122が早期に冷却固化される。
(第1材料冷却工程かつ第2材料冷却工程S6)
図4の(f)に示すように、図3中の第1材料冷却工程かつ第2材料冷却工程S6では、上型2、第1下型3、可動コア型5の全ての内部に冷却水が循環することにより、第1キャビティ部6aにて第1成形部110に成形される第1材料m1の冷却が実行される。また、図4の(e)の状態から所定間隔を空けて、上型2、第2下型4、可動コア型5の全ての内部に冷却水が循環することにより、第2キャビティ部6bにて第2成形部120に成形される第2材料m2の冷却が実行される。
そして、第1キャビティ部6aにて成形される第1成形部110の冷却が所定時間完了すると、第1材料m1から構成される第1成形部110の成形が完了し、第2キャビティ部6bにて成形される第2成形部120の冷却を所定時間待つ。
その後、第2材料m2から構成される第2成形部120の成形が完了すると、異なる組成からなる第1材料m1および第2材料m2を射出成形金型1内に射出して接触させることにより、第1材料m1と第2材料m2とを一体成型したインパネ100の成形が完了する。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、第1材料m1における第2材料m2との薄肉部112の冷却を、薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して早める。これにより、第2材料m2を射出させる前に、第1材料m1における第2材料m2との薄肉部112の冷却固化が促進できる。このように薄肉部112近傍の固化が短時間で済むことにより、第1材料m1が第2材料m2を充填すべき空間(第2キャビティ部6b)に流入せず、第2材料m2の射出タイミングが早まる。よって、第1材料m1の成形工程と第2材料m2の成形工程との期間が一部重複できる。その結果、第1材料m1と第2材料m2とを一体成型する射出成形時のサイクルタイムを短縮することができる。
(2)本実施形態によれば、第1材料m1における第2材料m2との薄肉部112を、薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して板厚を薄くする。これにより、第1材料m1における第2材料m2との薄肉部112の冷却を、薄肉部112に連続する上流側の厚板部111に比して早められる。
(3)本実施形態によれば、第1材料m1における第2材料m2との薄肉部112の冷却固化に伴って生じる体積収縮差を、下流側端に向けて徐々に変化させる。これにより、薄肉部112の冷却固化に伴って生じる体積収縮差が下流側端に向かうほど低下するように徐々に変化できる。そのため、薄肉部112近傍にて大きな体積収縮差が発生せず、製品意匠面Aにおける歪み(デフォーム)の発生が抑制できる。
(4)本実施形態によれば、第1材料m1における第2材料m2との薄肉部112の厚みを、下流側端に向けて徐々に変化させる。これにより、第1材料m1における第2材料m2との薄肉部112の厚みが下流側端に向かうほど薄くなるように徐々に変化できる。そのため、薄肉部112の冷却固化に伴って生じる体積収縮差が板厚変化と共に下流側端に向かうほど低下するように徐々に変化できる。その結果、インパネ100が簡素な構成であっても、薄肉部112近傍にて大きな板厚変化および体積収縮差が発生せず、製品意匠面Aにおける歪み(デフォーム)の発生が抑制できる。
(5)本実施形態によれば、可動コア型5を薄肉部112に接触する部分以外の部位に比して高い熱伝導率を有する部材に構成する。これにより、第2材料m2を射出させる前に、薄肉部112は熱を可動コア型5の少なくとも薄肉部112との接触部である上面51に伝熱できる。そのため、第1材料m1における第2材料m2との接合部である薄肉部112の冷却固化がより促進できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
1…射出成形金型
5…可動コア型(仕切り部材)
6a…第1キャビティ部
6b…第2キャビティ部
100…インパネ(成形品)
112…薄肉部(接合部)
m1…第1材料
m2…第2材料

Claims (7)

  1. 異なる組成からなる第1材料および第2材料を、固定型および可動型を備える金型内に射出して接触させることにより、前記第1材料と前記第2材料とを一体成型する射出成形方法であって、
    前記可動型を前記固定型に接近させることにより第1キャビティ部を形成し、当該第1キャビティ部内に前記第1材料を射出する工程と、
    前記第1キャビティ部に前記第1材料を充填した状態で保圧しつつ、前記第1材料における前記可動型の端面と接触する接合部を、前記接合部に連続する上流側に比して速く冷却する工程と、
    前記接合部の内層が溶融した状態で前記端面を前記接合部から退避させることにより第2キャビティ部を形成するとともに、当該第2キャビティ部内に前記第2材料を射出し、当該第2材料と前記第1材料とを前記接合部で接触させる工程と、を備えることを特徴とする射出成形方法。
  2. 前記第1材料における前記第2材料との前記接合部を、前記接合部に連続する上流側に比して板厚を薄くすることを特徴とする請求項1に記載の射出成形方法。
  3. 前記第1材料における前記第2材料との前記接合部の冷却固化に伴って生じる体積収縮差を、下流側端に向けて徐々に変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形方法。
  4. 前記第1材料における前記第2材料との前記接合部の厚みを、下流側端に向けて徐々に変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の射出成形方法。
  5. 突状部が設けられた固定型と当該突状部に対し進退可能な可動型とを備え、第1材料と第2材料とを一体成型する射出成形金型であって、
    前記可動型の端面と前記突状部とを接触させると前記第1材料を成形する第1キャビティ部が形成され、前記第1材料の成形後に前記端面を前記突状部から離間させると前記第2材料を成形する第2キャビティ部が形成され、
    前記第1キャビティ部は、前記第1材料における前記第2材料との接合部を、前記接合部に連続する上流側に比して板厚を薄くする薄肉部に形成し、
    前記第1キャビティ部のうち前記薄肉部を成形する部分は、前記端面と前記突状部と前記固定型とによって形成され、
    前記端面は、前記上流側から下流側に向かうに従い徐々に前記固定型に接近する傾斜面と、当該傾斜面と前記突状部に対する接触面とを接続する平坦面と、を備えることを特徴とする射出成形金型。
  6. 前記可動型の内部には、冷却水路が形成され、
    前記可動型のうち前記端面を構成する部分は、前記固定型に比して高い熱伝導率を有する部材にて構成されることを特徴とする請求項5に記載の射出成形金型。
  7. 異なる組成からなる第1材料および第2材料を金型内に射出して接触させることにより、前記第1材料と前記第2材料とを一体成型した成形品であって、
    前記第1材料によって成形される第1成形部は、第1厚板部と、当該第1厚板部と連続しかつ前記第1厚板部よりも板厚が薄い第1薄肉部と、を備え、
    前記第2材料によって成形される第2成形部は、第2厚板部と、当該第2厚板部と連続しかつ前記第1薄肉部に接合される第2薄肉部と、を備え、
    前記第1薄肉部は、前記第1厚板部と連続する徐変部と、前記徐変部と連続しかつ前記第1成形部の端部を構成する薄板状の第1薄板部と、を備え、
    前記徐変部の板厚は、前記第1厚板部側から前記第1薄板部側に向かうに従い徐々に薄くなり、
    前記第2薄肉部は、前記第2厚板部と連続しかつ前記第2厚板部よりも板厚が薄い第2薄板部と、前記第2薄板部と連続しかつ前記第2厚板部よりも板厚が薄い先端部と、を備え、
    前記第2薄板部は前記第1薄板部に接合され、前記先端部は前記徐変部に接合されることを特徴とする成形品。
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