JP6425087B2 - 電動工具 - Google Patents
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Description
図1に示すように、電動工具1は、電動工具1の本体部分となるハウジング2と、ビット3の取り付け箇所となるチャック4とを備える。本例の電動工具1は、ハウジング2に設けられた切り替えハンドル5を操作することにより、例えばドライバモード、ドリルモード及び振動モードに切り替えることが可能な振動ドリルドライバである。ドライバモードは、例えば小ねじ等を締め付けるなどの締め付けトルクをさほど必要としない作業時に使用される。ドリルモードは、例えば強力なねじ締めやねじを緩める作業時に使用される。振動モードは、回動するビット3を更に軸方向振動させることにより、例えば穴あけ等に使用される。
図6に示すように、切り替えハンドル5がドライバモードやドリルモードに操作されているときには、スピンドル7が突出方向(図6の矢印F1方向)にスライド移動した状態となる。このとき、回動カム14及び固定カム15が当接不可となっていて、ビット3が振動しない状態となる。この状態でモータ6が駆動されると、切り替えハンドル5により設定された各種モードに応じた回動速度でビット3が回動する。
(1)振動ドリルドライバ(電動工具1)において、回動カム14に突形状の固定部21を設け、固定カム15に設けた凹部24に、固定部21を挿し込む組み付け形状とした。このため、回動カム14をスピンドル7に固定するときに必要となる固定代(圧入代W)を一定量確保した上で、回動カム14及び固定カム15の軸方向長さを短く抑えることが可能となる。よって、電動工具1において、スピンドル7の軸方向における装置サイズを小さくすることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・固定部21は、圧入部に限定されない。例えば、回動カム14を凹凸の係止によってスピンドル7に固定したり、接着によって固定したりするなど、回動カム14をスピンドル7に固定するときの取り付け方に応じて、他の機能部に適宜変更できる。
・凹部24は、スピンドル7の軸方向に貫通した孔でもよい。
・ビット3は、ドライバビットに限定されず、他の治具に変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
(付記1)駆動源により回動するスピンドルがハウジングに回動可能及び軸方向往復動可能に支持され、当該スピンドルを前記駆動源により回してビットを回動させることが可能であり、前記スピンドルに設けられた回動カムと、前記ハウジングに設けられた固定カムとの滑り噛み合いにより、回動する前記スピンドルを軸方向に振動させて、前記ビットを回動させながら軸方向に振動させる電動工具において、
前記回動カムを前記スピンドルに固定する箇所として当該回動カムに設けられ、当該回動カムの本体から突出する形状をなす固定部と、
前記固定カムに設けられ、前記固定部を収めることが可能な凹部と
を備えたことを特徴とする電動工具。
ことを特徴とする付記1に記載の電動工具。
ことを特徴とする付記1又は2に記載の電動工具。
ことを特徴とする付記1〜3のうちいずれか一項に記載の電動工具。
(付記5)前記固定部は、前記回動カムを前記スピンドルに圧入固定する箇所となる圧入部である
ことを特徴とする付記1〜4のうちいずれか一項に記載の電動工具。
Claims (5)
- ハウジングと、
前記ハウジングに対する回動および軸方向への往復動が可能な状態で前記ハウジングに支持され、駆動源により回動し、ビットを取り付け可能なスピンドルと、
前記ハウジングに設けられる固定カムおよび前記スピンドルに設けられる回動カムを含み、前記固定カムと前記回動カムとの滑り噛み合いにより回動中の前記スピンドルを前記スピンドルの軸方向に振動させ、前記ビットを回動させながら前記スピンドルの軸方向に振動させるカム構造とを備え、
前記回動カムは環状の回動カム本体、および、前記回動カムを前記スピンドルに固定する固定部を含み、
前記回動カム本体は前記固定カムと対向する回動カム対向部、前記回動カム対向部に設けられる回動カム部、および、前記スピンドルが挿入される貫通孔を含み、
前記固定部は前記回動カム対向部から前記固定カムに向けて突出し、
前記固定カムは環状の固定カム本体、および、前記固定部を収納する凹部を含み、
前記固定カム本体は前記回動カム対向部と対向する固定カム対向部、前記固定カム対向部に設けられる固定カム部、および、前記スピンドルが挿入される貫通孔を含み、
前記凹部は前記固定部を収納できるように前記固定カム部に対して前記回動カムとは反対側に窪む
電動工具。 - 前記固定部は前記スピンドルに圧入される圧入部である
請求項1に記載の電動工具。 - 前記固定部は前記回動カムにおける前記スピンドルの軸回り一帯に設けられ、
前記凹部は前記固定カムにおける前記スピンドルの軸回り一帯に設けられる
請求項1または2に記載の電動工具。 - 作動モードを切り替えるための切り替えハンドルをさらに備え、
前記切り替えハンドルは振動モードを含み、
前記スピンドルは前記切り替えハンドルが前記振動モードに操作されることにより前記回動カムと前記固定カムとが互いに接触するように前記ハウジングに対して移動する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動工具。 - 前記スピンドルを前記スピンドルの軸方向に付勢するように前記回動カムと前記固定カムとの間に設けられるばねをさらに備える
請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動工具。
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