JP2003199431A - ヘッジトリマ - Google Patents

ヘッジトリマ

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JP2003199431A
JP2003199431A JP2002002070A JP2002002070A JP2003199431A JP 2003199431 A JP2003199431 A JP 2003199431A JP 2002002070 A JP2002002070 A JP 2002002070A JP 2002002070 A JP2002002070 A JP 2002002070A JP 2003199431 A JP2003199431 A JP 2003199431A
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JP
Japan
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housing
hedge trimmer
cam
bearing plate
output shaft
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JP2002002070A
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English (en)
Inventor
Toshishige Yamaoka
敏成 山岡
Mitsuki Morimoto
光希 守本
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッジトリマにおける振動を低減する。 【解決手段】 モータ(3)の出力軸(5)の回転をブ
レード(12a,12b)の往復直線運動に変換するカ
ム装置がハウジング(1)内に収納され、このカム装置
のカム軸(8)が上記出力軸(5)と共に軸受板(1
3)を介してハウジング(1)に支持されたヘッジトリ
マにおいて、軸受板(13)とハウジング(1)との間
に振動抑制部材(23)が挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を低減するこ
とができるヘッジトリマに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭61−190030が開示
するように、ヘッジトリマは、ハウジング内にモータの
出力軸の回転をブレードの往復直線運動に変換するカム
装置を備えており、このカム装置のカム軸はモータの出
力軸と共に軸受板を介してハウジングに支持されてい
る。モータの出力軸が回転すると、カムにトルクが伝達
され、カム軸上のカムがブレードに穿設された長穴内で
回転し、これによりブレードが往復直線運動を行い、生
け垣の植木等をトリミングする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ヘッジトリマは、精度や強度を高めるためアルミニウム
合金等の金属材料で作られた軸受板を使用している。ま
た、ヘッジトリマの作動中、カムはブレードに対し打ち
叩くように接触し、ひいては軸受板がハウジングに対し
打ち叩くように接触する。このため、ヘッジトリマに振
動が発生しやすくなる。
【0004】本発明は、上記ヘッジトリマに生じる振動
を抑制することができる手段を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、モータ(3)の出力軸
(5)の回転をブレード(12a,12b)の往復直線
運動に変換するカム装置がハウジング(1)内に収納さ
れ、このカム装置のカム軸(8)が上記出力軸(5)と
共に軸受板(13)を介してハウジング(1)に支持さ
れたヘッジトリマにおいて、軸受板(13)とハウジン
グ(1)との間に振動抑制部材(23)が挿入されたヘ
ッジトリマを採用する。
【0006】また、請求項2に係る発明は、モータ
(3)の出力軸(5)の回転をブレード(12a,12
b)の往復直線運動に変換するカム装置がハウジング
(1)内に収納され、このカム装置のカム軸(8)が上
記出力軸(5)と共に軸受板(13)を介してハウジン
グ(1)に支持されたヘッジトリマにおいて、軸受板
(13)が電気的非導通性を有する振動抑制材で形成さ
れたヘッジトリマを採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <実施の形態1>図1乃至図3に示すように、このヘッ
ジトリマは、ハウジング1と、ハウジング1から突出す
る刈刃部2とを具備する。
【0008】ハウジング1はその内部に、縦向きに配置
されるモータ3と、モータ3の出力軸5の回転を刈刃部
2に往復直線運動に変換して伝達するモータ3の下方に
配置される伝動部4とを有する。
【0009】伝動部4はモータ3の出力軸5のピニオン
6に噛み合う歯車7と、この歯車7の回転を刈刃部2の
往復直線運動に変換するカム装置とを有する。
【0010】歯車7はピニオン6よりも歯数の多い大歯
車であり、その軸穴にはカム装置のカム軸8がブッシュ
9を介して挿入される。この歯車7とピニオン6は減速
装置として機能し、歯車7はモータ3の出力軸5よりも
低速で回転する。
【0011】カム装置のカム10a,10bはカム軸8
に遊嵌した状態で歯車7の底面に止めピン11で固定さ
れ、歯車7と一体で回転する。このカム10a,10b
は具体的には円盤カムであり、その中心軸がカム軸8か
ら偏るように歯車7に固定される。カム10a,10b
は後述する二枚の可動ブレード12a,12bに夫々対
応するように設けられ、互いに180度位相がずれるよ
うに配置される。カム10a,10bは可動ブレード1
2a,12bの枚数に応じて設けられ、例えば可動ブレ
ードが一枚の場合は一枚のカムのみ設けられる。
【0012】カム装置のカム軸8は歯車7を上方に貫通
し、モータ3の出力軸5と平行に並ぶ。この平行に並ん
だ箇所において、カム軸8はモータ3の出力軸5と共に
軸受板13を介してハウジング1のリブ等の所定箇所に
支持される。
【0013】軸受板13はカム軸8とモータ3の出力軸
5との間に掛け渡される板状部材であり、二つ割りのハ
ウジング1により挟持されることによりハウジング1内
に固定される。軸受板13は一般にアルミニウム合金等
の金属で形成されるが、合成樹脂等で形成することもで
きる。軸受板13には、カム軸8の挿通される第一の軸
穴14と、出力軸5の挿通される第二の軸穴15とが形
成される。第一の軸穴14の上下にはボス16a,16
bが形成される。第二の軸穴15には出力軸5がボール
ベアリング17と共に挿入される。このように出力軸5
とカム軸8は軸受板13を介してハウジング1内で一定
間隔を保って平行に保持されるので、出力軸5のトルク
はカム10a,10bに滑らかに伝達される。
【0014】刈刃部2は、ブレード固定板18と可動ブ
レード12a,12bとブレード押え19とが重なり合
った状態でハウジング1の底部から前方に向かって突出
する。ブレード固定板18はハウジング1の底部に固定
され、このブレード固定板18の上側にスペーサ20及
び固定ネジ21を介してブレード押え19が固定され
る。可動ブレード12a,12bはブレード固定板18
とブレード押え19との間に挿入され、スペーサ20に
刈刃部2の長さ方向に伸びる長穴を介して接する。可動
ブレード12a,12bの後端には各ブレードの幅方向
に伸びる長穴22a,22bが穿設され、各長穴22
a,22bにカム装置の各カム10a,10bが挿入さ
れる。カムが10a,10bカム軸8を中心にして回転
すると、カム10a,10bと長穴22a,22bとの
摺接作用により可動ブレード12a,12bは相互に逆
向きの往復直線運動を行う。この往復直線運動をする可
動ブレード12a,12bとブレード固定板18とによ
り生け垣の植木等がトリミングされる。
【0015】上述したように、ヘッジトリマの作動中、
カム10a,10bは可動ブレード12a,12bに対
し打ち叩くように接触し、さらには軸受板13がハウジ
ング1に対し打ち叩くように接触するため、ヘッジトリ
マに振動が発生しやすくなるが、この振動を防止するた
めこのヘッジトリマにおいては、上記軸受板13とハウ
ジング1との間に振動抑制部材が挿入される。
【0016】具体的には、振動抑制部材はゴム、合成樹
脂等により形成されたOリング23であり、軸受板13
のカム軸8が挿入される軸穴14の下側のボス16bと
ハウジング1との間に形成された隙間内に挿入される。
カム10a,10bの回転に伴う打ち叩き現象により生
じる振動はこの振動抑制部材であるOリング23により
吸収され抑制される。この振動抑制部材は上側のボス1
6aとハウジング1との間に挿入してもよい。また、振
動抑制部材はOリングに限らず液状のシール材を隙間に
充填し固化させること等によっても形成可能である。
【0017】その他、このヘッジトリマのハウジング1
の外部には前後に補助ハンドル24とメインハンドル2
5が一体的に設けられている。また、ハウジング1の前
部には切断された枝葉等が作業者の方に向かうのを阻止
するためのガード板26が固定される。また、ハウジン
グ1内のモータ3の出力軸5の回りには冷却ファン27
が設けられる。
【0018】次に、上記構成のヘッジトリマの作用につ
いて説明する。
【0019】モータ3の起動により、その出力軸5の回
転がピニオン6と歯車7との噛み合いを介し減速され、
歯車7と一体のカム10a,10bがモータ3の回転す
るよりも少ない低速で回転する。
【0020】カム10a,10bは可動ブレード12
a,12bの長穴22a,22b内で回転し、カム10
a,10bと長穴22a,22bとの摺接により可動ブ
レード12a,12bが互いに逆向きにヘッジトリマの
前後方向に往復直線運動を行う。往復直線運動をする可
動ブレード12a,12bとブレード固定板18とによ
り植木等がトリミングされる。
【0021】カム10a,10bは可動ブレード12
a,12bの長穴22a,22bの縁を打ち叩くように
回転するが、そのための衝撃は振動抑制部材であるOリ
ング23により吸収され、ヘッジトリマに生じる振動が
抑制される。<実施の形態2>この実施の形態2におけ
るヘッジトリマは実施の形態1のヘッジトリマと、軸受
板13が電気的非導通性を有する振動抑制材で形成され
る点、振動抑制部材であるOリング23が省略された点
等で相違する。
【0022】軸受板13が振動抑制材で形成されたこと
から、カム10a,10bの回転に伴う振動が低減され
る。また、振動抑制材が電気的非導通性を有することか
ら、軸受板13によりモータシャフトである出力軸5が
絶縁され、従来の絶縁体が省略される。電気的非導通性
を有する振動抑制材としては、例えば合成樹脂が使用さ
れる。
【0023】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、モータの
出力軸の回転をブレードの往復直線運動に変換するカム
装置がハウジング内に収納され、このカム装置のカム軸
が上記出力軸と共に軸受板を介してハウジングに支持さ
れたヘッジトリマにおいて、軸受板とハウジングとの間
に振動抑制部材が挿入されたヘッジトリマであるから、
ヘッジトリマの作動中、カムがブレードに対し打ち叩く
ように接触し、ひいては軸受板がハウジングに対し打ち
叩くように接触しても、振動抑制部材がその衝撃を緩和
する。従って、カムの回転に伴う振動が抑制され、ヘッ
ジトリマに生ずる振動が低減する。
【0024】請求項2に係る発明によれば、モータの出
力軸の回転をブレードの往復直線運動に変換するカム装
置がハウジング内に収納され、このカム装置のカム軸が
上記出力軸と共に軸受板を介してハウジングに支持され
たヘッジトリマにおいて、軸受板が電気的非導通性を有
する振動抑制材で形成されたヘッジトリマであるから、
ヘッジトリマの作動中、カムがブレードに対し打ち叩く
ように接触し、ひいては軸受板がハウジングに対し打ち
叩くように接触しても、振動抑制材よりなる軸受板がそ
の衝撃を緩和する。従って、カムの回転に伴う振動が抑
制され、ヘッジトリマに生ずる振動が低減する。また、
軸受板が電気的非導通性を有するので、軸受板によりモ
ータシャフトを絶縁することができ、従って従来モータ
シャフトに施していた絶縁用樹脂被覆を省略し、ヘッジ
トリマの製作を簡易化し、低コスト化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッジトリマの平面図である。
【図2】図1に示すヘッジトリマの部分切欠立面図であ
る。
【図3】図1に示すヘッジトリマの要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】 1…ハウジング 3…モータ 5…出力軸 8…カム軸 12a,12b…ブレード 13…軸受板 23…Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B083 AA03 CA14 DA02 EA02 EA20 2B382 GA02 GA07 GB05 GC03 GC04 GC22 HA04 HA12 HH03 HH13 HH24 HH27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸の回転をブレードの往復
    直線運動に変換するカム装置がハウジング内に収納さ
    れ、このカム装置のカム軸が上記出力軸と共に軸受板を
    介してハウジングに支持されたヘッジトリマにおいて、
    軸受板とハウジングとの間に振動抑制部材が挿入された
    ことを特徴とするヘッジトリマ。
  2. 【請求項2】 モータの出力軸の回転をブレードの往復
    直線運動に変換するカム装置がハウジング内に収納さ
    れ、このカム装置のカム軸が上記出力軸と共に軸受板を
    介してハウジングに支持されたヘッジトリマにおいて、
    軸受板が電気的非導通性を有する振動抑制材で形成され
    たことを特徴とするヘッジトリマ。
JP2002002070A 2002-01-09 2002-01-09 ヘッジトリマ Pending JP2003199431A (ja)

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