JP6424957B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

この発明は圧力センサに関し、特に、溶融樹脂の圧力量を検出して、樹脂の成形状態を把握制御する、押出機に装着されるプッシュロッド形の圧力センサに関する。
従来、この種のセンサとして、すでに本出願人が特許文献1及び特許文献2をもって新規の構成を提案した。
特許文献1に記載の圧力センサを、図7に示す。
ダイヤフラム5は、圧力センサ1´の一方の先端側(図7下側)に、導圧管3の中空部3cを塞ぐように固定されている。
ダイヤフラム5にかかる圧力を起歪体13まで導圧するプッシュロッド7は、中空部3cに挿通されている。
第1の硬球9は、プッシュロッド7の一端とダイヤフラム5の間に介在し、プッシュロッド7の一端とダイヤフラム5のそれぞれに当接している。
第2の硬球11は、プッシュロッド7の他端と起歪体13の間に介在し、プッシュロッド7の他端と起歪体13のそれぞれに当接している。
台座15は、起歪体13側にて、起歪体13を覆うように、導圧管3の外周にねじ込み固定されている。
抑え部材19は、座金17を介して台座15の外周にねじ込まれ、起歪体13を支持しつつ、起歪体13を第2の硬球11へ圧接させている。
外筒25は、外部接続用のコネクタレセプタクル21を支持した支持板23を有し、台座15に固定されている。
また、特許文献1に記載の圧力センサ1´は、以下のように動作する。
まず、押出機のバレル29に設けた取付孔31に、導圧管3のダイヤフラム5側を組み付ける。
そして、被測定物33の圧力がダイヤフラム5の変位を介して第1の硬球9、プッシュロッド7及び第2の硬球11から起歪体13へ伝達されると、起歪体13が圧力に応じて変形し、その変形に応じた電気信号が起歪体13からコネクタレセプタクル21を介して外部へ出力される。
圧力センサ1´は、プッシュロッド7とダイヤフラム5との間、及び、プッシュロッド7と起歪体13との間に硬球を配置している。これにより、ダイヤフラム5と第1の硬球9、第1の硬球9とプッシュロッド7、プッシュロッド7と第2の硬球11、第2の硬球11と起歪体13間の、導圧軸上に存在する物理的接点は全て、線接触となる。
従って、ダイヤフラム5から起歪体13への圧力変換損失が小さくなり、ダイヤフラム5が摩耗し難くなる。また、プッシュロッド7が、ダイヤフラム5のヒステリシスの影響を受け難くなる。
しかしながら上述の圧力センサ1´では、導圧管3とねじ部3aが一体構成となっており、プッシュロッド7が導圧管3、ダイヤフラム5及び起歪体13によって囲むように収納されている。
そのため、バレル29と導圧管3との間の確実な加圧シールを図るために、導圧管3のねじ部3aを強く締め付けると、ねじ部3aが圧縮を受ける。これにより、導圧管3が短くなった状態となり、起歪体13がプッシュロッド7を押圧する。
その結果、見掛け上起歪体13に測定圧力が加わったかのような状態が発生することとなる。これにより、圧力センサ1´の取り付け工程において、測定基準である零点が変動してしまい、測定誤差が生じやすいという問題があった。
特許文献2は特許文献1に記載の圧力センサが有する上記の課題を解決するためになされたものである。
特許文献2に記載の圧力センサを、図8に示す。
ダイヤフラム5は支持フランジ37に取り付けられ、支持フランジ37は取付筒35の先端側に固定されている。
円筒状の導圧管3はこの取付筒35内に挿通され、支持フランジ37と連結固定されている。
この導圧管3内にプッシュロッド7が、支持フランジ37まで挿通され、補助プッシュロッド39と連結している。
この補助プッシュロッド39はダイヤフラム5と当接し、起歪体13を固定した台座15は、ダイヤフラム5側と反対側で導圧管3に固定されている。
また、プッシュロッド7は、硬球11を介して起歪体13に当接している。
取付筒35は、押出機のバレル29に設けた取付孔31にダイヤフラム5側を先にしてはめ込まれている。
ねじ部35bは、ルーズナット35cを図示しない治具により回転することで締め付けられている。このようにねじ部35bが締め付けられることで、支持フランジ37や取付筒35とバレル29間は加圧シールされている。
また、特許文献2に記載の圧力センサ1´´は、以下のように動作する。
押出機内の被測定物33の圧力によってダイヤフラム5に応力が加わって、ダイヤフラム5が軸方向に変位する。そして、補助プッシュロッド39、プッシュロッド7及び硬球11を介してダイヤフラム5の変位が起歪体13へと伝達される。起歪体13の変位に応じた電気信号が起歪体13からコネクタレセプタクル21を介して外部機器へと出力される。
圧力センサ1´´は、プッシュロッド7と起歪体13との間に硬球11を配置している。これにより、プッシュロッド7と硬球11、硬球11と起歪体13間の導圧軸上に存在する物理的接点は全て、線接触となる。
従って、ダイヤフラム5から起歪体13への圧力変換損失が小さくなり、ダイヤフラム5が摩耗し難くなる。
更に、圧力センサ1´´は取付筒35の内側に導圧管3及びプッシュロッド7を有する三層構成となる。また、導圧管3がダイヤフラム5側とは反対側にて開放端となり、起歪体13を固定した台座15がその開放端側に固定された構成を有する。
そのため、押出機のバレル29と取付筒35間の確実な加圧シールを図るために、ねじ部35bを強く締め付けたとしても、ねじ部35bに生じた圧縮の影響が起歪体13を支持する導圧管3に現れ難い。しかも、圧力センサの取り付け後に、周囲の温度が変化したり、圧力センサの取付状態を調節しても、これらに起因する圧縮の影響が同様に導圧管3に現れ難い。その結果、ねじ部35bを強く締め付けても、圧力センサ1´のように見掛け上、起歪体13に測定圧力が加わった状態が発生し難く、測定精度が向上する。
特開平4−169829号公報 特開平10−300607号公報
しかしながら、圧力センサ1´及び、圧力センサ1´´の測定精度は、プッシュロッドとダイヤフラム間又はプッシュロッドと起歪体間に介在する硬球の設置精度の影響を大きく受ける。つまり、硬球の設置精度が低いと、ダイヤフラムの受けた圧力が起歪体13へ正しく導圧されず、圧力変換損失が増大してしまう。
そのため、硬球の設置精度を高めるために、組立作業には大きな注意を要することとなり、組立工数の増加を招いていた。
更に、圧力センサ1´及び圧力センサ1´´の測定精度は、硬球の加工精度すなわち球形度の影響を大きく受ける。硬球の球形度が低い、すなわち、硬球の加工精度が低いと、ダイヤフラムの受けた圧力が起歪体13へ正しく導圧されず、圧力変換損失が増大してしまう。
そのため、加工精度の高い硬球を使用することによる部品コストの増大を招いていた。
また、圧力センサ1´及び圧力センサ1´´は、硬球を備えることで、正確な圧力測定を実現していたが、これによって部品点数が増加してしまうという課題もあった。つまり、部品点数の増加により、部品コスト、部材管理コスト、組立工数の増大を招き、生産コストが増大するという課題もあった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、正確な圧力測定を実現しつつ、部品点数、組立工数、部品コスト及び、部材管理コストの低減が可能な圧力センサの提供を目的とする。
(構成1)
被測定物の圧力を測定する圧力センサであって、
前記圧力センサは、
中空部を有する導圧管と、
前記導圧管の下端部に固定され、前記中空部と連通する連通部を有する支持フランジと、
前記連通部の下端を塞ぐように前記支持フランジに固定され、前記被測定物の圧力に応じて前記導圧管の軸方向に変位するダイヤフラムと、
前記中空部及び前記連通部内に挿通され、前記ダイヤフラムの変位を導圧するプッシュロッドと、
前記導圧管の上端側に設けられ、前記プッシュロッドの軸方向の変位に応じた電気的信号を出力する起歪体と、
前記導圧管の外周にはめられて前記支持フランジに固定された取付筒と、
を備え、
前記ダイヤフラムは、前記プッシュロッドの下端部と係合するための、ダイヤフラム係合部を前記プッシュロッド側に備え、
前記起歪体は、前記プッシュロッドの上端部と係合するための、起歪体係合部を前記プッシュロッド側に備え、
前記プッシュロッドの上端部及び下端部は、前記ダイヤフラム係合部又は前記起歪体係合部に点接触又は線接触により係合するプッシュロッド係合部をそれぞれ備える、
ことを特徴とする圧力センサ。
(構成2)
前記起歪体の一定以上の変位を抑制する抑え部材を前記起歪体の上部に更に備え、
前記起歪体は前記起歪体係合部の裏側に突出部を備え、
前記抑え部材は、
前記突出部との間に空隙を有して、前記起歪体と部分的に当接する、
ことを特徴とする構成1に記載の圧力センサ。
(構成3)
前記ダイヤフラムは、前記起歪体方向に前記支持フランジとの間に空隙を有するように段差づけられた、段差部を備えることを特徴とする構成1又は2に記載の圧力センサ。
上記構成1に記載の圧力センサによれば、被測定物の圧力に応じてダイヤフラムが変位する。その変位はダイヤフラム係合部とプッシュロッド係合部を介してプッシュロッドへ伝達される。更に、プッシュロッドにより導圧されたダイヤフラムの変位はプッシュロッド係合部と起歪体係合部を介して、起歪体へと伝達される。そして、プッシュロッドにより導圧されたダイヤフラムの変位が、起歪体を押圧することで、起歪体が変位する。そして、起歪体の変位に応じた電気的信号が出力される。
その際、ダイヤフラム係合部とプッシュロッド係合部は点接触又は線接触により係合する。また、プッシュロッド係合部と起歪体係合部も、点接触又は線接触により係合する。
従って、ダイヤフラムの変位が正確にプッシュロッドへ伝達され、圧力変換損失も低く、ダイヤフラムのヒステリシスも影響し難い。
また、従来の圧力センサ1´及び1´´のような硬球を設置する必要がなくなるため、部品点数が削減される。従って、正確な圧力測定を確保しつつ、組立工数、部品コスト及び、部材管理コストの低減が可能となる。
上記構成2に記載の圧力センサによれば、ダイヤフラムが被測定物から一定以上の圧力を受けて、起歪体の変位が一定以上に増大したとしても、起歪体係合部の裏側に備えられた突出部が、抑え部材の底面に当接して起歪体の変位を規制する。そのため、被測定物から一定以上の圧力を受けた場合にも、起歪体にかかる負荷を低減することができる。
上記構成3に記載の圧力センサによれば、ダイヤフラムは支持フランジとの間に僅かな空隙を有するように段差づけられた段差部を有する。そのため、ダイヤフラムが被測定物から一定以上の圧力を受けて、ダイヤフラムの変位が一定以上に増大したとしても、段差部が支持フランジに当接して、ダイヤフラムの変位を規制する。そのため、被測定物から一定以上の圧力を受けた場合にも、ダイヤフラムにかかる負荷を低減することができる。
本発明の圧力センサによれば、正確な圧力測定を実現しつつ、部品点数、組立工数、部品コスト及び、部材管理コストの低減が図られる。
この発明の実施の形態における圧力センサを示す縦断面図である。 この発明の実施の形態における台座、起歪体及び抑え部材を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態における起歪体の拡大斜視図である。 この発明の実施の形態における起歪体とプッシュロッドの係合部付近を表す部分拡大断面図である。 この発明の実施の形態におけるダイヤフラムとプッシュロッドの係合部付近を表す部分拡大断面図である。 この発明の実施の形態におけるプッシュロッドの端部を表す斜視図である。 特許文献1に記載の従来の圧力センサを示す縦断面図である。 特許文献2に記載の従来の圧力センサを示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。また、従来例と共通する部分には同一の符号を付す。
なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
図1は本発明に係る圧力センサの実施の形態を示す縦断面図である。
本発明に係る圧力センサ1は、被測定物33の圧力を検知するセンサである。なお、本実施の形態において、被測定物33は溶融樹脂である。
圧力センサ1は下側先端に、被測定物33と接するダイヤフラム5を備える。ダイヤフラム5は被測定物33から圧力を受け、図1の上側の方向に変位する。この変位は、プッシュロッド7により起歪体13へと導圧される。そして、プッシュロッド7により導圧されたダイヤフラム5の変位が、起歪体13を図1上側の方向へと変位させる。起歪体13は、この変位に応じた電気信号を生成し、コネクタレセプタクル21を介して図示しない表示機などの外部機器へと出力する。
以下、各部材の詳細を説明する。
コネクタレセプタクル21は圧力センサ1を外部機器と接続するための配線接続部である。コネクタレセプタクル21は支持板23に固定されている。この支持板23は、外筒25の上端に固定されている。また、外筒25の下端内側には、後述する取付筒35の大径部35aの外周がはめ込まれて固定されている。Oリング27は支持板23と外筒25のシール用Oリングである。
取付筒35は、オーステンナイト系ステンレス(例えばSUS304)を細長い筒形に加工形成したものである。一端(図1上側)が大径部35aとなって拡開して外筒25内に固定されている。他端(図1下側)外周には、押出機のバレル29に取り付ける取付部材としてのねじ部35bが形成されている。大径部35aとねじ部35b間の取付筒35外周は、取付筒35自体を回転させるルーズナット35cとなっており、取付筒35すなわち圧力センサ1自体を治具(図示せず)により回転可能となっている。
取付筒35の下側先端には、これを塞ぐようにしてオーステンナイト系ステンレス(例えばSUS304)をリング状に加工形成した支持フランジ37が配置されている。支持フランジ37の中央部は、後述する導圧管3の中空部3cと連通する連通部37aを有する。取付筒35の下側先端外周と支持フランジ37外周とは、溶接などの方法で固定されている。支持フランジ37の先端は小径になって環状に突出しており、この先端を覆うようにして弾性が良好で機械的強度及び耐食性に富む析出硬化型ステンレス(例えばSUS630)からなるダイヤフラム5が、支持リング5aを介して支持フランジ37に固定されている。
取付筒35の内側には、オーステンナイト系ステンレス(例えばSUS304)から圧延加工によって円筒状に形成された導圧管3が挿通されている。導圧管3は、内部に中空部3cを有する。この導圧管3の下端部と支持フランジ37が取付筒35内にて溶接などの方法で連結固定されている。この導圧管3は、取付筒35の大径部35aよりも図1上部へと突出しており、この突出部の外周にはねじ部3dが形成されている。
導圧管3のねじ部3dの外周には台座15が固定されている。この台座15は、図2に示すように、複数の円弧状に分割形成されたねじ筒15aが突設されている。このねじ筒15aの内側及び外側にはねじ溝15bが形成されている。内側のねじ溝15bを導圧管3のねじ部3dにねじ込むとともに、外側のねじ溝15bにホルダー41がねじ込まれている。
ねじ筒15aの上部は、台座方向に広がるテーパー面となって大径化されている。ホルダー41を台座15方向にねじ込むことによってねじ筒15aが小径化し、導圧管3のねじ部3dを締め付けるようになっている。なお、ねじ筒15aの外周全体が開放先端側に向けて小径となるように、ねじ筒15aをテーパー状に形成しても同様の効果が得られる。
台座15には起歪体13の周縁部が当接するように配置され、この起歪体13には円盤状の抑え部材19が重ねられている。抑え部材19に複数設けられた貫通孔19a及び起歪体13に複数設けられた貫通孔13aへ、抑え部材19側から複数のボルト43を各々挿通され、台座15のねじ孔15cにねじ込まれている。これにより、起歪体13は、抑え部材19に押しつけられるように、台座15に固定されている。
起歪体13は、荷重を電気信号へと変換するロードセルである。
図3に示すように、起歪体13はその周縁部に、リング部13bを備える。リング部13bの内側に、変形可能な板状の変形部13cが設けられている。変形部13cの中央部から軸方向へ起歪体係合部13eが突出している。本実施の形態において、起歪体係合部13eは半球状の凸部である。
図4に示すように、変形部13cにおける、起歪体係合部13eの裏側面に、突出部13dが突出している。この突出部13dの内側は、先端開放の円錐状凹部となっている。
また、起歪体13には、温度補償歪ゲージの入った4辺接着型歪ゲージ式ホイートストンブリッジ回路(図示せず)が組み込まれている。
起歪体係合部13eが押圧されることにより、変形部13cが変形する。そして、変形部13cの変形に応じた電気信号が、変形部13cに形成した電極13fから出力される。
図4に示すように、抑え部材19の底部と対面する突出部13dは、変形部13cが変形していないときに抑え部材19の底部との間に僅かな空隙t1を有するような突出長を有している。本実施の形態において、空隙t1は、0.1mm程度の空隙である。
図5に示すように、支持フランジ37の先端面には、弾性が良好で機械的強度及び耐食性に富む析出硬化型ステンレス(例えばSUS630)製のダイヤフラム5が支持リング5aを介して配置されている。
このダイヤフラム5からは、支持フランジ37の連通部37a内にダイヤフラム係合部5dが一体的に突出している。本実施の形態において、ダイヤフラム係合部5dは半球状の凸部である。
ダイヤフラム5は、支持フランジ37の先端外周にはめられた支持リング5aに支持されている。更に、ダイヤフラム5は、支持フランジ37の下端面との間に僅かな空隙t3を有するような段差を付けた、段差部5eを有する。段差部5eは、支持フランジ37とダイヤフラム5の当接面のうち、支持フランジ37の下端側から、ダイヤフラム5の中央部に向けて、後述するプッシュロッド7の外周部からダイヤフラム5へと延びる接線上まで続いている。
本実施の形態において、空隙t3は、0.1mm程度の空隙である。
図1に戻って、導圧管3によって形成された中空部3cには、オーステンナイト系ステンレス(例えばSUS304)を細長い棒状に形成したプッシュロッド7が僅かな空隙を有するように挿通されている。
図6に示すように、プッシュロッド7の上端中央及び下端中央は、プッシュロッド係合部7cをそれぞれ備える。本実施の形態においては、プッシュロッド係合部7cは円錐状凹部である。
図4に示すように、プッシュロッド7の上端において、起歪体係合部13eに、プッシュロッド係合部7cが係合している。また、プッシュロッド係合部7cと起歪体係合部13eとの全ての接点を線で結ぶと、図4に示された2つの接点を通る円となる。すなわち、プッシュロッド係合部7cと起歪体係合部13eとは円形の線接触により係合している。
また、図5に示すように、プッシュロッド7の下端において、ダイヤフラム係合部5dと、プッシュロッド係合部7cが係合している。
プッシュロッド係合部7cとダイヤフラム係合部5dとの全ての接点を線で結ぶと、図5に示された2つの接点を通る円となる。すなわち、プッシュロッド係合部7cとダイヤフラム係合部5dとは円形の線接触により係合している。
なお、起歪体13とコネクタレセプタクル21は図示しない導線等により、電気的に接続されている。
以下に、本実施の形態の圧力センサ1の動作について述べる。
圧力センサ1は押出機のバレル29に固定され、被測定物33の圧力を測定する。被測定物33の圧力に応じてダイヤフラム5が変位する。その変位はダイヤフラム係合部5dとプッシュロッド係合部7cを介してプッシュロッド7へ伝達される。
プッシュロッド7により導圧されたダイヤフラム5の変位はプッシュロッド係合部7cと起歪体係合部13eを介して、起歪体13へと伝達される。
そして、プッシュロッド7により導圧されたダイヤフラム5の変位が、起歪体13を押圧することで、起歪体13が変位する。起歪体13の変位は、温度補償歪みゲージの入った4辺接着型歪ゲージ式ホイートストンブリッジ回路(図示せず)により電気的信号へと変換され、電極13fからコネクタレセプタクル21へと出力される。
すなわち、被測定物33の圧力は、起歪体13により電気信号へと変換され、コネクタレセプタクル21を介して、表示機などの外部出力機器へと出力される。
その際、ダイヤフラム係合部5dとプッシュロッド係合部7cは点接触又は線接触により係合する。また、プッシュロッド係合部7cと起歪体係合部13eも、点接触又は線接触により係合する。従って、ダイヤフラム5の変位が正確にプッシュロッド7へ伝達されるため、圧力変換損失も低く、ダイヤフラム5のヒステリシスも影響し難い。
更に、ダイヤフラム5の変位を起歪体13まで導圧する軸、すなわち導圧軸上に存在する接点の数が、従来の圧力センサ1´や1´´と比較して少ないため、圧力変換損失が低下する。また、従来の圧力センサ1´及び1´´のような硬球を設置する必要がなくなるため、部品点数が削減される。
ここで、一定以上の圧力がダイヤフラム5に加わった場合の動作について説明する。
図4において、起歪体13の突出部13dが抑え部材19の底部と僅かな空隙t1で対向している。空隙t1を起歪体13の弾性変位の限界内に設定しておくことで、一定以上の圧力がダイヤフラム5に加わった際に、突出部13dは抑え部材19の底部に当接して起歪体13の変位を規制する変位規制壁として機能する。これにより、起歪体13の変位を弾性変位の限界内に抑えることが可能となり、一定以上の圧力を受けた場合に、起歪体13にかかる負荷を低減することができる。
更に、図5において、ダイヤフラム5は、段差部5eを有し、支持フランジ37の下端面との間で僅かな空隙t3をもって対向するように固定されている。そのため、空隙t3をダイヤフラム5の定格圧力による変位より僅かに超えた間隔に設定しておくことで、一定以上の圧力がダイヤフラム5に加わった際に、支持フランジ37がダイヤフラム5の変位を規制する変位規制壁として機能する。これにより、ダイヤフラム5にかかる負荷を低減することができる。また、圧力が解除されて定格圧力に復帰した場合でも、通常時と変らない出力を得ることができる。
本実施の形態の圧力センサ1はこのような構成を有するため、ダイヤフラム5が受けた圧力を起歪体13まで導圧する軸上に存在する物理的接点、すなわちダイヤフラム5とプッシュロッド7間の物理的接点、プッシュロッド7と起歪体13間の物理的接点は、全て線接触となる。そのため、圧力センサ1は、正確に圧力を測定することができる。
また、本実施の形態の圧力センサ1は、従来の圧力センサ1´及び1´´に用いられているような硬球を必要としない構成である。そのため、部品点数が低減される。また、球形度の高い硬球を用いる必要がなくなるため、部品コストが低減される。また、組立作業において、硬球の設置精度を高めるための労力が不要となる。
従って、本実施の形態の圧力センサ1によると、正確な圧力測定を実現しつつ、部品点数、組立工数、部品コスト及び、部材管理コストの低減を図ることができる。
なお、本実施の形態では、プッシュロッド係合部7cが円錐状の凹部、起歪体係合部13e及びダイヤフラム係合部5dが半球状の凸部である構成を説明したが、これに限られるものではない。
また、各係合部が有する凹凸部の形状については、凹凸部が、点接触又は線接触により接触する組み合わせであればよい。
点接触する組み合わせとして、プッシュロッド係合部7c、起歪体係合部13e及びダイヤフラム係合部5dの全てが半球状の凸部を有するようにしてもよい。
また、線接触する組み合わせとして、プッシュロッド係合部7cが凸部を有し、起歪体係合部13e及びダイヤフラム係合部5dが凹部を有するようにしてもよい。
更に、プッシュロッド係合部7cがそれぞれ凹部と凸部を有し、起歪体係合部13e及びダイヤフラム係合部5dは、プッシュロッド係合部7cのそれぞれの凹部凸部に係合する凸部凹部を有するようにしてもよい。
ただし、本実施の形態において説明した構成が、ダイヤフラム5に掛かる圧力を最も正確に、かつ低損失に起歪体13へと伝達するので、好適である。
また、本実施の形態において、被測定物33の例として溶融樹脂を示して説明したが、この例に限られるものではなく、塗料や食品などでもよい。
1…圧力センサ
3…導圧管
3a、3d…ねじ部
3b…小径部
3c、7a、37a、39a…中空部
5…ダイヤフラム
5a…支持リング
5d…ダイヤフラム係合部
5e…段差部
7…プッシュロッド
7c…プッシュロッド係合部
9…第1の硬球
11…第2の硬球(硬球)
13…起歪体
13a、19a…貫通孔
13b…リング部
13c…変形部
13d…突出部
13e…起歪体係合部
13f…電極
19b…挿通孔
15…台座
15a…ねじ筒
15b…ねじ溝
15c…ねじ孔
17…座金
19…抑え部材
21…コネクタレセプタクル
23…支持板
25…外筒
27…Oリング
29…バレル
31…取付孔
31a…段部
33…被測定物
35…取付筒
35a…大径部
35b…ねじ部(外部取付部材)
35c…ルーズナット
37…支持フランジ
37a…連通部
39…補助プッシュロッド
41…ホルダー
43…ボルト

Claims (3)

  1. 押出機に装着される被測定物の圧力を測定する圧力センサであって、
    前記圧力センサは、
    中空部を有する導圧管と、
    前記導圧管の下端部に固定され、前記中空部と連通する連通部を有する支持フランジと、
    前記連通部の下端を塞ぐように前記支持フランジに固定され、前記被測定物の圧力に応じて前記導圧管の軸方向に変位するダイヤフラムと、
    前記中空部及び前記連通部内に挿通され、前記ダイヤフラムの変位を導圧するプッシュロッドと、
    前記導圧管の上端側に設けられ、前記プッシュロッドの軸方向の変位に応じた電気的信号を出力する起歪体と、
    前記導圧管の外周にはめられて前記支持フランジに固定された取付筒と、
    を備え、
    前記ダイヤフラムは、前記プッシュロッドの下端部と係合するための、ダイヤフラム係合部を前記プッシュロッド側に備え、
    前記起歪体は、前記プッシュロッドの上端部と係合するための、起歪体係合部を前記プッシュロッド側に備え、
    前記プッシュロッドの上端部及び下端部は、前記ダイヤフラム係合部又は前記起歪体係合部に線接触により係合するプッシュロッド係合部をそれぞれ備え、
    前記起歪体はその周縁部にリング部を備え、該リング部の内側に変形可能な板状の変形部を備え、前記起歪体係合部が前記変形部の中央部から前記プッシュロッド側に突出しており、
    前記起歪体係合部が半球状凸部であり、前記プッシュロッド係合部が円錐状凹部である
    ことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記起歪体の一定以上の変位を抑制する抑え部材を前記起歪体の上部に更に備え、
    前記起歪体は前記起歪体係合部の裏側に突出部を備え、
    前記抑え部材は、
    前記突出部との間に空隙を有して、前記起歪体と部分的に当接する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記ダイヤフラムは、前記起歪体方向に前記支持フランジとの間に空隙を有するように段差づけられた、段差部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力センサ。
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