JP6424600B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子を封止した半導体モジュールに、当該半導体素子の熱を放出する放熱器および当該放熱器を冷却する冷却器を備えた半導体装置に関する。
例えば、特許文献1に、半導体素子を封止して半導体モジュールとしてパッケージ化させた半導体装置が記載されている。この特許文献1に記載された半導体装置は、モールド樹脂で封止されたパワー素子(半導体素子)に、ヒートスプレッダーおよび絶縁樹脂シートを介して、放熱フィン(放熱器)が接合された構造をしている。
また例えば、特許文献2に、半導体素子を冷却する冷却器を備えた半導体装置が記載されている。この特許文献2に記載された半導体装置は、半導体素子が絶縁板を介してヒートシンク(放熱器)と接合されており、冷却水路を有する冷却器がヒートシンクと熱接触するように設けられた構造をしている。
上述した2つの半導体装置をさらに進展させた構造として、例えば、特許文献1に示された樹脂封止によるパッケージ化の手法を特許文献2の半導体装置に採用し、さらにパッケージ化された半導体装置の両側にそれぞれ冷却器を設けた構造が考えられる。このような構造による半導体装置5の一例を、図4に示す。
図4に示す半導体装置5は、半導体素子12の両側に放熱冷却機構(放熱板13、絶縁樹脂シート14、ヒートシンク15、冷却器17)を有した構成である。この半導体装置5の構造では、冷却器17の冷却水路17aを流れる冷却水が冷却水路17aの外に漏れないようにする必要がある。このため、冷却水路17aを囲む側壁17sの上端部とヒートシンク15との間にシール部材18が挿入される。
特許第5511621号公報 特開2013−161993号公報
ヒートシンク15に冷却器17を接合する時や半導体素子12の動作に伴う冷熱ストレスがかかる時などに、冷却器17に荷重がかかる。この冷却器17にかかる荷重は、シール部材18を通してヒートシンク15の端部にかかる。しかし、図4に示す半導体装置5の構造では、垂直断面視において、半導体モジュール50のエッジ部e(絶縁樹脂シート14と接するパッケージ面の端部)が、シール部材18の外周位置よりも内側(冷却器17の中心方向)にある。このため、ヒートシンク15の端部にかかる荷重によって、半導体モジュール50のエッジ部eを支点としたヒートシンク15の変形を生じさせてしまう。このヒートシンク15の変形によって、半導体モジュール50のエッジ部eが接触する絶縁樹脂シート14の箇所(図4における破線円の箇所)に高い応力がかかる。よって、絶縁樹脂シート14の剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて、絶縁樹脂シートの剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれを低減させた半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、一方の主面に第1の放熱部材が接合され、他方の主面に第2の放熱部材が接合された半導体素子を、当該第1の放熱部材及び第2の放熱部材の一部を露出させて封止した半導体モジュールと、第1の放熱部材の第1の露出部を含む半導体モジュールの第1の放熱面に、第1の露出部を覆うように接合された第1の絶縁樹脂シートと、第1の絶縁樹脂シートの半導体モジュールが接合されていない面に接合された第1の放熱器と、第1の放熱器の第1の絶縁樹脂シートが接合されていない面と第1のシール部材を介して接合され、第1の冷却水路を流れる冷却水を用いて第1の放熱器を冷却する第1の冷却器と、第2の放熱部材の第2の露出部を含む半導体モジュールの第2の放熱面に、当該第2の露出部を覆うように接合された第2の絶縁樹脂シートと、第2の絶縁樹脂シートの半導体モジュールが接合されていない面に接合された第2の放熱器と、第2の放熱器の第2の絶縁樹脂シートが接合されていない面と第2のシール部材を介して接合され、第2の冷却水路を流れる冷却水を用いて第2の放熱器を冷却する第2の冷却器と、を備え、第1の絶縁樹脂シートの端部は、第1のシール部材の外周位置よりも外側に位置し、かつ、半導体モジュールの第1の放熱面の第1のエッジ部よりも内側に設けられ、第2の絶縁樹脂シートの端部は、第2のシール部材の外周位置よりも外側に位置し、かつ、半導体モジュールの第2の放熱面の第2のエッジ部よりも内側に設けられ、半導体モジュールの第1の放熱面の第1のエッジ部が、第1のシール部材の外周位置よりも外側に位置し、かつ、半導体モジュールの第2の放熱面の第2のエッジ部が、第2のシール部材の外周位置よりも外側に位置している、ことを特徴とする。
この本発明の半導体装置によれば、絶縁樹脂シートを、端部がシール部材の外周位置よりも外側になる形状にしている。また、半導体モジュールを、絶縁樹脂シートと接する放熱面のエッジ部がシール部材の外周位置よりも外側になる形状にしている。これにより、冷熱ストレスなどがかかって冷却器に荷重が加わっても、半導体モジュールのエッジ部を支点とした放熱器(ヒートシンク)の変形が生じなくなる。これにより、放熱器(ヒートシンク)の変形に伴う絶縁樹脂シートにかかる応力を、低減させることができる。従って、本発明に係る半導体装置は、絶縁樹脂シートの剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれを低減できる。
以上述べたように、本発明の半導体装置によれば、絶縁樹脂シートの剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれを低減できる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置1の全体構造の断面を示す概略図 半導体装置1の製造例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置2の全体構造の断面を示す概略図 従来の半導体装置5の一例を説明する断面図
以下、図面を参照しながら、本発明に係る半導体装置の実施形態について詳細に説明する。
本発明に係る半導体装置は、半導体素子が封止された半導体モジュールのパッケージ形状を、冷却器の形状に応じて設定する。例えば、半導体モジュールのエッジ部を、放熱器(ヒートシンク)と冷却器の側壁との間に挿入されるシール部材の外周位置よりも外側の位置に設ける。また、半導体モジュールと放熱器との間に挿入される絶縁樹脂シートを、端部がシール部材の外周位置よりも外側の位置となるように設ける。この構造により、冷熱ストレスによって冷却器に荷重が加わっても、半導体モジュールのエッジ部を支点とした放熱器(ヒートシンク)の変形が生じなくなる。これにより、絶縁樹脂シートにかかる応力を低減させることができる。従って、本発明に係る半導体装置は、絶縁樹脂シートの剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれを低減できる。
<第1の実施形態>
[半導体装置の全体構造]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置1の全体構造の断面を示す概略図である。本第1の実施形態に係る半導体装置1は、複数の半導体素子12、複数の放熱板13、複数の絶縁樹脂シート14、複数のヒートシンク15、および複数の冷却器17を備えている。半導体装置1の構成要素のうち、複数の半導体素子12および複数の放熱板13は、例えばエポキシ樹脂などの材料からなる樹脂部材16によって封止されて、半導体モジュール10としてパッケージ化されている。
図1では、複数の半導体素子12を用いた、例えばインバータ回路を搭載した半導体装置1であって、半導体素子12の両側に放熱冷却機構(放熱板13、絶縁樹脂シート14、ヒートシンク15、冷却器17)を有した構成を例示している。
なお、図1に示した半導体装置1の構造は一例である。よって、半導体モジュール10としてパッケージ化される半導体素子12は1つであってもよいし、半導体モジュール10が有する放熱冷却機構も半導体素子12の少なくとも一方の主面側にだけ備えられていてもよい。
各半導体素子12は、例えばパワートランジスタなどの、動作時に発熱する発熱性を持った電力用半導体素子である。半導体素子12は、2つの主面を有する略四角平板の形状をしている。各半導体素子12の各主面は、例えば半田などの接合部材やスペーサ部材などを介して、複数の放熱板13とそれぞれ接合されている。この半導体素子12は、例えば図示しないリード端子などを介して外部の回路基板と電気的に接続されている。
各放熱板13は、例えば銅(Cu)やアルミニウム(Al)などの熱伝導性に優れた材料で構成される放熱部材である。この放熱板13は、各半導体素子12で発生した熱をヒートシンク15に逃がす、いわゆるヒートスプレッダーとしての役割を有する。放熱板13の半導体素子12が接合されていない面(以下、露出部という)は、樹脂部材16で覆われておらず、半導体モジュール10のパッケージ外部に露出している。以下、放熱板13の露出部を含んだ半導体モジュール10のパッケージ面、つまり半導体モジュール10の絶縁樹脂シート14に対向したパッケージ面を、放熱面という。
絶縁樹脂シート14は、例えば高い熱伝導性を有した熱硬化樹脂材料で構成され、放熱板13の熱をヒートシンク15に伝える役割を担う。加えて、絶縁樹脂シート14は、放熱板13とヒートシンク15とを電気的に絶縁する役割をも担う。高い熱伝導性を有した樹脂としては、高熱伝導セラミックを含有したアルミナ(Al)、窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム(AlN)などを内部に充填した樹脂などが挙げられる。この絶縁樹脂シート14は、半導体モジュール10(の放熱面)とヒートシンク15との間に挿入される。絶縁樹脂シート14は、放熱板13の露出部を覆い、後述するシール部材18の外周位置よりも外側に端部が位置するように設けられる。
ヒートシンク15は、例えば銅やアルミニウムなどの熱伝導性に優れた材料で構成される放熱器である。ヒートシンク15は、接合される半導体モジュール10(の放熱面)から絶縁樹脂シート14を介して伝わる熱を、半導体モジュール10の外部に放出させる役割を有する。図1に例示するように、本実施形態のヒートシンク15は、略平板状の基部(天板)の中央部分に複数のフィンを設けた形状をしている。複数のフィンは、ヒートシンク15の半導体モジュール10が接合されていない面に立設されている。
冷却器17は、少なくとも1面に凹状の冷却水路17aが形成された、略直方体形状の構成である。冷却器17は、略平板状の底板17bと、底板17bの周縁部に垂直に立ち上がる側壁17sとで、冷却水路17aを形成する。冷却器17は、金属または樹脂などの材料で構成される。冷却水路17aは、ヒートシンク15の複数のフィンを少なくとも内壁に非接触で収納できる開口形状かつ深さ形状を有している。冷却水路17aには、収納されるヒートシンク15の複数のフィンを冷却するための冷却水が流れる。この冷却水は、図示しない流入口から供給され、ヒートシンク15の複数のフィンが持つ熱を奪い取った後に、図示しない流出口から排出される。この冷却器17は、冷却水路17aがヒートシンク15に対向した状態で、側壁17sにおいてヒートシンク15と接合される。この接合により、冷却器17の冷却水路17aがヒートシンク15によって塞がれて、冷却水路17aの内部が冷却水の流路となる。接合される側壁17sの上端部とヒートシンク15の当接面との間には、例えばパッキンやガスケットなどのシール部材18が挿入される。このシール部材18によって、冷却水路17aを流れる冷却水が冷却水路17aの外に漏れることを防ぐ。
上述した絶縁樹脂シート14、ヒートシンク15、シール部材18、および冷却器17は、この順番で半導体モジュール10の両側に配置させた状態で、半導体モジュール10を挟む方向へ冷却器17に圧力が加えられる(図2)。これにより、シール部材18と冷却器17の側壁17sおよびヒートシンク15とが密着して、図1に示す半導体装置1が形成される。
[半導体装置の特徴的構造]
本第1の実施形態に係る半導体装置1の特徴は、複数の半導体素子12および複数の放熱板13を樹脂部材16で封止してなる半導体モジュール10の形状にある。具体的には、垂直断面視において、半導体モジュール10のエッジ部e(絶縁樹脂シート14と接するパッケージ面の端部)を、シール部材18の外周位置よりも外側(冷却器17の外縁方向)の位置に設ける(図1の点線を参照)。より好ましくは、垂直断面視において、半導体モジュール10のエッジ部eを、冷却器17の外縁よりも外側の位置に設ける。また、絶縁樹脂シート14は、垂直断面視において、半導体モジュール10のエッジ部eよりも、端部が内側(冷却器17の中心方向)に位置している。
[半導体装置の作用および効果]
上述した第1の実施形態に係る半導体装置1の構成によれば、半導体モジュール10のエッジ部eが、シール部材18の外周位置よりも外側にある。また、半導体モジュール10とヒートシンク15との間に挿入される絶縁樹脂シート14の端部が、シール部材18の外周位置よりも外側の位置にある。このため、ヒートシンク15に冷却器17を接合する時や半導体素子12の動作に伴う冷熱ストレスがかかる時などに、冷却器17に荷重が加わっても、半導体モジュール10のエッジ部eを支点としたヒートシンク15の変形が生じなくなる。つまり、冷却器17の側壁17sによってヒートシンク15の端部が受ける荷重を半導体モジュール10の面で支えることができるので、ヒートシンク15の変形が生じにくくなる。これにより、ヒートシンク15の変形に伴う絶縁樹脂シート14にかかる応力を、低減させることができる。従って、絶縁樹脂シート14の剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれを低減できる。
また、本第1の実施形態に係る半導体装置1の構成によれば、絶縁樹脂シート14の端部を、半導体モジュール10のエッジ部eよりも内側に設けている。つまり、絶縁樹脂シート14が半導体モジュール10のエッジ部eに重ならない。このため、冷却器17の側壁17sから受ける荷重によってヒートシンク15の端部に変形が生じたとしても、半導体モジュール10のエッジ部eが絶縁樹脂シート14に接触しない。よって、絶縁樹脂シート14は、半導体モジュール10のエッジ部eからの直接的な応力を受けない。従って、絶縁樹脂シート14の剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれをさらに低減できる。
なお、発明者が行った実験では、上述した本実施形態に係る半導体装置1の構造において、絶縁樹脂シート14にかかる応力を、従来と比べておおよそ50%も低減できることが確認できた。
参考例
[半導体装置の全体構造]
図3は、本発明の参考例に係る半導体装置2の全体構造の断面を示す概略図である。参考例に係る半導体装置2は、複数の半導体素子12、複数の放熱板13、複数の絶縁樹脂シート14、複数のヒートシンク25、および複数の冷却器27を備えている。この参考例に係る半導体装置2の構成は、上記第1の実施形態に係る半導体装置1の構成と、ヒートシンク25と冷却器27とをシール部材を用いずに一体化した点が異なる。この半導体装置2において半導体装置1と同じ構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
半導体装置2は、ヒートシンク25と冷却器27とを一体化することで、シール部材を用いることなく、冷却水路27aを流れる冷却水が冷却水路27aの外に漏れることを防いでいる。ヒートシンク25と冷却器27とを一体化する手法としては、例えば次のような手法がある。ヒートシンク25をアルミニウムで形成し、冷却器27を樹脂で形成して、レーザ照射などを用いて両者を異種接合する手法である。または、冷却器27の金型を用意し、この金型内に収めたヒートシンク25に対して樹脂を射出して、インサート成形する手法である。図3に例示した構造では、垂直断面視において、ヒートシンク25の外縁と冷却器27の外縁とを揃えて一体化しているが、これに限定されない。
[半導体装置の特徴的構造]
この半導体装置2の構成では、垂直断面視において、半導体モジュール20のエッジ部eを、冷却器27およびヒートシンク25の外縁よりも外側の位置に設けている(図3)。また、絶縁樹脂シート14の端部を、半導体モジュール20のエッジ部eよりも内側に設けている。
[半導体装置の作用および効果]
参考例に係る半導体装置2の構造によれば、半導体モジュール10のエッジ部eが、冷却器27およびヒートシンク25の外縁よりも外側にある。このため、ヒートシンク25と冷却器27とを一体化する時や半導体素子12の動作に伴う冷熱ストレスがかかる時などに、冷却器27に荷重が加わっても、半導体モジュール20のエッジ部eを支点としたヒートシンク25の変形が生じなくなる。これにより、ヒートシンク25の変形に伴う絶縁樹脂シート14にかかる応力を、低減させることができる。従って、絶縁樹脂シート14の剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれを低減できる。
また、参考例に係る半導体装置2の構造によれば、冷却器27から受ける荷重によってヒートシンク25の端部に変形が生じたとしても、半導体モジュール20のエッジ部eが絶縁樹脂シート14に接触しない。これにより、絶縁樹脂シート14は、半導体モジュール20のエッジ部eからの直接的な応力を受けない。従って、絶縁樹脂シート14の剥離や破壊(クラックなど)が発生するおそれをさらに低減できる。
さらに、参考例に係る半導体装置2の構造によれば、シール部材を用いずにヒートシンク25と冷却器27とを一体化しているため、シール部材を省略した分だけ冷却器27およびヒートシンク25のサイズを縮小させることができる。
なお、発明者が行った実験では、上述した参考例の半導体装置2の構造において、絶縁樹脂シート14にかかる応力を、従来と比べておおよそ50%も低減できることが確認できた。
本発明は、半導体素子を封止した半導体モジュールに、当該半導体素子の熱を放出する放熱器および当該放熱器を冷却する冷却器を備えた半導体装置などに利用可能である。
1、2、5 半導体装置
10、20、50 半導体モジュール
12 半導体素子
13 放熱板(放熱部材)
14 絶縁樹脂シート
15、25 ヒートシンク(放熱器)
16 樹脂部材
17、27 冷却器
17a、27a 冷却水路
17b 底板
17s 側壁
18 シール部材

Claims (1)

  1. 半導体装置であって、
    一方の主面に第1の放熱部材が接合され、他方の主面に第2の放熱部材が接合された半導体素子を、当該第1の放熱部材及び第2の放熱部材の一部を露出させて封止した半導体モジュールと、
    前記第1の放熱部材の第1の露出部を含む前記半導体モジュールの第1の放熱面に、当該第1の露出部を覆うように接合された第1の絶縁樹脂シートと、
    前記第1の絶縁樹脂シートの前記半導体モジュールが接合されていない面に接合された第1の放熱器と、
    前記第1の放熱器の前記第1の絶縁樹脂シートが接合されていない面と第1のシール部材を介して接合され、第1の冷却水路を流れる冷却水を用いて前記第1の放熱器を冷却する第1の冷却器と、
    前記第2の放熱部材の第2の露出部を含む前記半導体モジュールの第2の放熱面に、当該第2の露出部を覆うように接合された第2の絶縁樹脂シートと、
    前記第2の絶縁樹脂シートの前記半導体モジュールが接合されていない面に接合された第2の放熱器と、
    前記第2の放熱器の前記第2の絶縁樹脂シートが接合されていない面と第2のシール部材を介して接合され、第2の冷却水路を流れる冷却水を用いて前記第2の放熱器を冷却する第2の冷却器と、
    を備え、
    前記第1の絶縁樹脂シートの端部は、前記第1のシール部材の外周位置よりも外側に位置し、かつ、前記半導体モジュールの前記第1の放熱面の第1のエッジ部よりも内側に設けられ、
    前記第2の絶縁樹脂シートの端部は、前記第2のシール部材の外周位置よりも外側に位置し、かつ、前記半導体モジュールの前記第2の放熱面の第2のエッジ部よりも内側に設けられ、
    前記半導体モジュールの前記第1の放熱面の前記第1のエッジ部が、前記第1のシール部材の外周位置よりも外側に位置し、かつ、前記半導体モジュールの前記第2の放熱面の前記第2のエッジ部が、前記第2のシール部材の外周位置よりも外側に位置していることを特徴とする、半導体装置。
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