JP6424443B2 - ローター、モーター、及びロボット - Google Patents

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Description

本発明は、ローター、モーター、及びロボットに関するものである。
産業用ロボットでは小型のモーターが随所に用いられ、モーターの性能がロボットの動
作性能を大きく左右している。ロボットでは、小型かつ大きなトルクを実現するモーター
が要求され、回転子にはネオジウム磁石を代表とする強力な永久磁石が用いられている。
小型のモーターでは、軟磁性体の回転シャフトに永久磁石が取り付けられている。図8
に示すように、ローター(回転子)の回転シャフト3には複数の永久磁石52が取り付け
られ、永久磁石52が剥がれるのを防ぐため、永久磁石52の外径に補助リング70に相
当するものが取り付けられている。小型モーターにおいて、より強いトルクを実現するた
めには、ローターの永久磁石52と、対向するステーター(図示せず)の磁極の面を極力
近づける必要がある。
例えば、ローターの外円柱面の磁石表面を覆う保護部材の構造が開示されている(例え
ば、特許文献1参照)。
特開2009−239988号公報
しかし、従来の補助リング70を用いた構造では永久磁石52の外径に補助リング70
が取りつくため、補助リング70の厚さ分、永久磁石52とステーターの磁極を離さざる
を得ず、トルクの低下は避けられないおそれがある。また、特許文献1の構造では、保護
部材の厚み分、ローターとステーターとが余分に離れてしまい、効率が低下するおそれが
ある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るローターは、分割された円筒状の磁石が回転シャフトに固
定されたローターであって、前記回転シャフトの回転軸と交差する前記磁石の端部にモー
ルド材が形成されていることを特徴とする。
本適用例によれば、ローターの回転軸方向の永久磁石両端に段差部を設け、樹脂で段差
部を固定することで、永久磁石の剥がれにくいローターを提供する。
[適用例2]上記適用例に記載のローターにおいて、前記磁石は、前記回転シャフトの
回転軸と交差する端部に段差部を有し、前記段差部に形成された前記モールド材の外径と
、前記段差部以外の磁石の外径と、が略同じになることを特徴とする。
本適用例によれば、ローターの外径を均一にできる。
[適用例3]上記適用例に記載のローターにおいて、前記磁石は、前記回転シャフトと
対向する面に係合部を有し、前記回転シャフトは、前記磁石と対向する面に前記係合部と
嵌合する非係合部を有することを特徴とする。
本適用例によれば、ローターに取り付けられる複数の永久磁石を周方向に等間隔に配列
させることができる。
[適用例4]上記適用例に記載のローターにおいて、前記係合部は、台形状の突起部で
あり、前記非係合部は、V字状の溝部であることを特徴とする。
本適用例によれば、永久磁石と回転シャフトとを容易に嵌合できる。
[適用例5]本適用例に係るモーターは、上記のいずれか一項に記載のローターを有す
ることを特徴とする。
本適用例によれば、上記のいずれか一項に記載のローターを用いることで、永久磁石が
剥がれにくいため、モーターの安定性、安全性の向上を図ることができる。
[適用例6]本適用例に係るロボットは、上記に記載のモーターを有することを特徴と
する。
本適用例によれば、上記に記載のモーターによる効果を有するロボットを提供できる。
本実施形態に係るモーターを示す断面図。 本実施形態に係る永久磁石の構造を説明するための図、(A)は外径側から見た永久磁石の図、(B)は内径側から見た永久磁石の図。 本実施形態に係るローターの構成を説明するための図、(A)は回転シャフトの概略図、(B)は回転シャフトに永久磁石を取り付けた状態の概略図、(C)は段差部に樹脂を充填した状態の概略図。 本実施形態に係るローターの組立手順を説明するための図、(A)は組立治具に回転シャフトを導入する工程、(B)は組立治具に永久磁石を挿入する工程、(C)は隙間に樹脂を充填する工程。 本実施形態に係るローターの組立手順を説明するためのフローチャート。 本実施形態に係るモーターを適用したロボットを示す斜視図。 本実施形態に係るモーターを適用したロボットを示す斜視図。 従来の永久磁石を備えたローターを説明するための図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図
面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大又は縮小して表示している
(第1実施形態)
(モーター)
図1は、本実施形態に係るモーターを示す断面図である。
本実施形態に係るモーター1は、図1に示すように、ハウジング(外装ケース)2と、
ステーター(固定子)4と、ローター(回転子)5とを有している。なお、モーター1と
しては、特に限定されず、例えば、サーボモーター、ステッピングモーター等が挙げられ
る。
ハウジング2の上壁及び底壁には軸受21,22が設けられている。そして、この軸受
21,22には回転シャフト3が回転可能に軸支されている。又はハウジング2内におい
て、回転シャフト3にはコア51が固定されている。ローター5は、円柱状をなし、回転
シャフト3と、鉄等の軟磁性材料で構成されたコア51と、コア51の外周に設けられた
永久磁石52とにより構成されている。また、ローター5の周囲にはステーター4が配置
されている。ステーター4は、円筒状をなしており、周方向に所定間隔で配置された複数
のコイル41を有している。
永久磁石52は、円環柱状をなしている。また、永久磁石52は、その周方向に複数の
磁極が形成された多極構造を有している。
図2は、本実施形態に係る永久磁石52の構造を説明するための図である。図2(A)
は永久磁石52の外径側から見た図、(B)は永久磁石52の内径側から見た図である。
永久磁石52は粉末焼結で形成されている。
本実施形態の永久磁石52は、図2に示すように、ステーター4のコア(図示せず)に
対向する面53には、回転軸方向の両端に段差部54が設けられ、反対の回転シャフト3
の対向する面55には回転軸方向に直線状に台形状の突起部(係合部)56が設けられて
いる。本実施形態では台形状の突起部56を例に説明するが、位置決め機能を果たすなら
、半円状の突起でも効果に変わりはない。永久磁石52は、扇形をした複数の永久磁石5
2が円盤形状に並べられて構成されている。本実施形態では、永久磁石52の中心角(度
)α=60度で、6枚の永久磁石52を円盤形状に並べて構成している。各永久磁石52
の磁束の方向は円盤形状における厚み方向であり、換言すれば側面の法線方向である。
図3は、本実施形態に係るローター5の構成を説明するための図である。(A)は回転
シャフト3の概略図であり、(B)は回転シャフト3に永久磁石52を取り付けた状態の
概略図であり、(C)は段差部54に樹脂(モールド材)57を充填した状態の概略図で
ある。
本実施形態の回転シャフト3には、図3(A)に示すように、永久磁石52を嵌める際
のガイドとなるV字状の溝部(非係合部)58が設けられている。このV字状の溝部58
は転造法で成形してもよいし、切削加工で成形してもよい。永久磁石52は、このV字状
の溝部58と永久磁石52の台形状の突起部56とが嵌合するように組み立てられること
で円周方向に均等に配列される。これによれば、ローター5に取り付けられる複数の永久
磁石52を周方向に等間隔に配列させることができる。また、永久磁石52と回転シャフ
ト3とを容易に嵌合できる。
そして、永久磁石52の回転軸方向両端に形成された段差部54には樹脂57が充填さ
れ、後に説明する組立治具59で、充填された樹脂57の外径と、永久磁石52の外径が
略同じになるよう樹脂57は成形される。言い換えると、段差部54に形成された樹脂5
7の外径と、段差部54以外の永久磁石52の外径と、が略同じになる。これによれば、
ローター5の外径を均一にできる。
ここで、樹脂57が永久磁石52の段差部54を円周方向に覆うことで、永久磁石52
が回転シャフト3から外れるのを防ぐことができる。しかし、段差部54を覆う樹脂57
が薄いと充填不足や強度不足という問題が発生するため、フィラー(繊維あるいは粒子)
60で強化された樹脂57においても、最低でも0.5mm程度の肉厚が必要である。ま
た、樹脂57に覆われない永久磁石52の回転軸方向の長さは、モーター1のトルクに影
響する実効的な永久磁石52長となるので、永久磁石52と対向するステーター4のコア
の回転軸方向長さと概ね合わせる必要がある。
永久磁石52の段差部54の樹脂57と接触する面には、凸部又は凹部が設けられてい
てもよい。これによれば、樹脂57が永久磁石52の段差部54から端部側にずれるのを
防止できる。
モールド材57は、繊維(フィラー60)で強化された樹脂で構成されてもよい。モー
ルド材57を構成する樹脂としては、例えばガラス繊維で強化された樹脂が有利に用いら
れ、特に、そのような樹脂の中から、強度、薄肉成形性などを考慮して適宜選択される。
一例として、LCP(液晶ポリマー)、PA(ポリアミド)系ポリマーアロイ等が好適で
ある。繊維で強化された樹脂は、例えばガラス繊維強化樹脂、炭素繊維強化樹脂などとさ
れる。
モールド材57は、粒子(フィラー)で強化された樹脂で構成されてもよい。モールド
材57を構成する一成分である粒子は、特に限定されるものではないが、好ましい例とし
て、例えばワラステナイト、セリサイト、カオリン、クレー、マイカ、タルク、モンモリ
ロナイトなどの珪酸塩、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化
チタンなどの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩
、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラスビーズ、ガラ
スフレーク、窒化ホウ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、チタン酸カリウムなどが挙げられ、
これらは中空のものであってもよい(例えばガラスマイクロバルーン、シラスバルーン、
カーボンバルーンなど)。これによれば、粒子で強化された樹脂組成物は、耐熱性、剛性
と耐衝撃性のバランスに優れるうえ、異方性の小さい成型品を与える。
本実施形態では、永久磁石52の回転軸方向両端を樹脂57で固定することで、破損し
やすい永久磁石52を壊すことなく、永久磁石52の剥がれを防ぐ構造を実現することが
できる。
図4は、本実施形態に係るローター5の組立手順を説明するための図である。(A)は
組立治具59に回転シャフト3を導入する工程を示し、(B)は組立治具59に永久磁石
52を挿入する工程を示し、(C)は隙間61に樹脂57を充填する工程を示している。
本実施形態のローター5は、組立治具59を用いて回転シャフト3と永久磁石52とを位
置決めし、組立治具59とローター5との隙間61に樹脂57を充填することで組み立て
ることができる。
図4(A)は回転シャフト3及び永久磁石52を挿入する組立治具59の構成を示して
いる。組立治具59は筒62と下蓋63とで構成されている。筒62、下蓋63ともに金
属でできているが、後に充填する樹脂57が組立治具59に固着しないよう、樹脂57が
充填された面には離型剤が塗布されている。ここで筒62は、段差部54を除く永久磁石
52の外周面に樹脂57が流れ込まないよう永久磁石52の外径と嵌合する内径で作られ
ている。一方、下蓋63は永久磁石52の段差部54の回転軸方向底面と当接するようで
きており、筒62と接する面には、充填した樹脂57を逃がすための溝64が作られてい
る。これら筒62と下蓋63とは、同軸度が保証されるように組み立てられ、ネジ65で
締結されている。
図4(B)は(A)で組み立てた組立治具59に回転シャフト3と着磁された永久磁石
52が挿入された状態を説明する図である。回転シャフト3は後にベアリングが嵌る面と
下蓋63の孔66が嵌合し、永久磁石52は筒62の内径と嵌合し、下蓋63の面と永久
磁石52の段差部54とが当接するまで押し込まれる。ここで永久磁石52は、隣接する
永久磁石52同士が互いに逆極性になるよう1から6まで順に挿入される。
図4(C)は上蓋67をし、樹脂57を充填した状態を説明するための図で、上蓋67
は回転シャフト3のベアリングが嵌まる面及び筒62の外径と嵌合した状態で、筒62と
ネジ68とで締結されている。このように下蓋63、筒62、上蓋67と回転シャフト3
、永久磁石52を嵌合させることで、製造したローター5の同軸が保証される。
樹脂57は、上蓋67のゲート69から注入されV字状の溝部58と永久磁石52との
間を通過し、下蓋63側に充填される。ここで、回転シャフト3の回転軸方向の両端面、
永久磁石52の回転軸方向の両端面、永久磁石52の段差部54の外周面、3つの面を樹
脂57で覆うことで、回転シャフト3から永久磁石52が外れないローター5の構造を実
現することができる。
本実施形態の効果を発揮するために、モーター1の使用温度に合わせ充填する樹脂57
を選択するのが好ましい。これは、永久磁石52が熱で減磁するためであり、モーター1
の発熱が100℃未満の場合は、常温で硬化できる耐熱性のない樹脂57でよく、モータ
ー1の発熱が150℃に達する場合は、耐熱性のある加熱して成形する樹脂57を選ぶ必
要がある。そして、加熱して成形する樹脂57を用いる場合は、減磁を防ぐため筒の材質
を工夫する必要がある。モーター1の発熱が100℃未満の場合、常温で硬化する一般的
な2液性のエポキシ系樹脂が好ましく、常温で成形するため、永久磁石52の減磁は起ら
ず、筒62は非磁性金属を用いればよい。一方、モーター1の発熱が150℃に達する場
合、耐熱性に優れた不飽和ポリエステル系の樹脂57が好ましく、130℃〜150℃に
加熱して成形する必要がある。この場合、成形時の熱で減磁を起こさないために、ロータ
ー5の周りにモーター1の同様の磁気回路が形成されるよう、筒62に鉄等の磁性体を用
いる。磁気回路を作らない場合は、100℃前後から不可逆減磁が発生するが、磁気回路
を作り永久磁石52のパーミアンス係数を上げることで、130℃以上でも減磁を防ぐこ
とができる。
図5は、本実施形態に係るローター5の組立手順を説明するためのフローチャートであ
る。なお、図4で説明した組立治具59は図4(A)の段階で筒62と下蓋63、及び上
蓋67が図示しない成形機に組み付けられているものとする。
まず、ステップS10において、組み立ては加熱して樹脂57を成形する場合と、加熱
しない場合で手順が異なり、加熱しない場合は、ステップS16に移るが、加熱が必要な
場合は、ステップS12に移る。
次に、ステップS12において、組立治具59及び樹脂57を適切な温度に加熱する。
なお、図示しない成形機にヒーター及び温度センサーが備え付けられている。
次に、ステップS14において、加熱温度が目標温度に到達したか判断し、組立治具5
9及び樹脂57が所定の温度に加熱できた場合、ステップS16に移る。組立治具59及
び樹脂57が所定の温度に加熱できていない場合、ステップS12に戻る。
次に、ステップS16及びステップS18において、回転シャフト3及び永久磁石52
を組立治具59に挿入する。前述の図4説明に従い、機械的に組立治具59に回転シャフ
ト3及び永久磁石52が当接するまで挿入する。
次に、ステップS20において、上蓋67をし、組立治具59の温度が成形に適した温
度で安定するまで、組立治具59を加熱する。適切な温度まで加熱できたら、ステップS
22に移る。
次に、ステップS22において、組立治具59に樹脂57を充填する。
次に、ステップS24において、充填した樹脂57が完全に硬化するよう所定の温度で
保持する(硬化処理)。樹脂57が硬化したら、ステップS26に移る。
次に、ステップS26において、組立治具59からローター5を取り出す。
次に、ステップS28において、樹脂57のバリを取る。以上で、本実施形態のロータ
ー5の組み立ては完了する。
以上に述べた本実施形態の組立手順を用いることで、永久磁石52の回転軸方向両端を
樹脂57で固定し、破損しやすい永久磁石52を壊すことなく、永久磁石52の剥がれを
防ぐローター5を実現することができる。
本実施形態によれば、ローター5の回転軸方向の永久磁石52両端に段差部54を設け
、樹脂57で段差部54を固定することで、永久磁石52の剥がれにくいローター5を提
供する。
また、ローター5を用いることで、永久磁石52の剥がれにくいため、モーター1の安
定性、安全性の向上を図ることができる。
(ロボット)
図6は、本実施形態に係るモーター1を適用したロボット7を示す斜視図である。
次に、上述したモーター1を適用したロボットについて説明する。なお、ロボットの一
例として、以下に、水平多関節ロボット、垂直多関節ロボットを示すが、ロボットとして
はこれらに限定されず、双腕ロボット、その他の他軸ロボットであってもよい。
本実施形態に係るロボット7は、図6に示すように、水平多関節ロボットである。この
ようなロボット7は、基台71と、第1アーム72と、第2アーム73と、作業ヘッド7
4と、エンドエフェクター75とを有している。
基台71は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。基台71の
上端部には第1アーム72が連結している。第1アーム72は、基台71に対して鉛直方
向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。基台71内には、第1アーム72を回動
させるモーター1(1A)が設置されている。
第1アーム72の先端部には第2アーム73が連結している。第2アーム73は、第1
アーム72に対して鉛直方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。第2アーム7
3内には、第2アーム73を回動させるモーター1(1B)が設置されている。
第2アーム73の先端部には作業ヘッド74が配置されている。作業ヘッド74は、第
2アーム73の先端部に同軸的に配置されたスプラインナット741及びボールネジナッ
ト742と、スプラインナット741及びボールネジナット742に挿通されたスプライ
ンシャフト743とを有している。スプラインシャフト743は、第2アーム73に対し
て、その軸まわりに回転可能であり、かつ、上下方向に移動(昇降)可能となっている。
第2アーム73内には、モーター1(1C)と、モーター1(1D)とが配置されてい
る。モーター1Cの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってスプラインナット74
1に伝達され、スプラインナット741が正逆回転するとスプラインシャフト743が鉛
直方向に沿うシャフトまわりに正逆回転する。一方、モーター1Dの駆動力は、図示しな
い駆動力伝達機構によってボールネジナット742に伝達され、ボールネジナット742
が正逆回転するとスプラインシャフト743が上下に移動する。
スプラインシャフト743の先端部(下端部)には、エンドエフェクター75が連結さ
れている。エンドエフェクター75としては、特に限定されず、例えば、被搬送物を把持
するもの、被加工物を加工するものなどが挙げられる。これによれば、上記に記載のモー
ター1による効果を有するロボット7を提供できる。
図7は、本実施形態に係るモーター1を適用したロボット8を示す斜視図である。
本実施形態に係るロボット8は、図7に示すように、垂直多関節(6軸)ロボットであ
る。このようなロボット8は、基台81と、4本のアーム82,83,84,85と、リ
スト86とを備え、これらが順に連結されている。
基台81は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。このような
基台81の上端部にはアーム82が水平方向に対して傾斜した姿勢で連結しており、アー
ム82は、基台81に対して鉛直方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また
、基台81内には、アーム82を回動させるモーター1(1E)が設置されている。
アーム82の先端部には、アーム83が連結しており、アーム83は、アーム82に対
して水平方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム83内には、ア
ーム83をアーム82に対して回動させるモーター1(1F)が設置されている。
アーム83の先端部には、アーム84が連結しており、アーム84は、アーム83に対
して水平方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム84内には、ア
ーム84をアーム83に対して回動させるモーター1(1G)が設置されている。
アーム84の先端部には、アーム85が連結しており、アーム85は、アーム84に対
してアーム84の中心軸に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム85
内には、アーム85をアーム84に対して回動させるモーター1(1H)が設置されてい
る。
アーム85の先端部には、リスト86が連結している。リスト86は、アーム85に連
結されたリング状の支持リング861と、支持リング861の先端部に支持された円筒状
のリスト本体862とを有している。リスト本体862の先端面は、平坦な面となってお
り、例えば、腕時計等のような精密機器を把持するマニピュレーターが装着される装着面
となる。
支持リング861は、アーム85に対して水平方向に沿う回動軸まわりに回動可能とな
っている。また、リスト本体862は、支持リング861に対してリスト本体862の中
心軸に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム85内には、支持リング
861をアーム85に対して回動させるモーター1(1I)と、リスト本体862を支持
リング861に対して回動させるモーター1(1J)とが配置されている。モーター1I
,1Jの駆動力は、それぞれ、図示しない駆動力伝達機構によって支持リング861、リ
スト本体862に伝達される。これによれば、上記に記載のモーター1による効果を有す
るロボット8を提供できる。
なお、実施形態は上記に限定されず、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例)
上記した第1実施形態において、モールド材57は樹脂に限定されず、例えば、接着剤
で構成されてもよい。接着剤としては、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤などを用い
てもよい。
以上、ローター、モーター、及びロボットについて、図示の実施形態に基づいて説明し
たが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任
意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物が付加されて
いてもよい。
1…モーター 7,8…ロボット 2…ハウジング 3…回転シャフト(回転軸) 4
…ステーター(固定子) 5…ローター(回転子) 21,22…軸受 41…コイル
51…コア 52…永久磁石(磁石) 53,55…面 54…段差部 56…突起部(
係合部) 57…樹脂(モールド材) 58…溝部(非係合部) 59…組立治具 60
…フィラー(繊維あるいは粒子) 61…隙間 62…筒 63…下蓋 64…溝 65
,68…ネジ 66…孔 67…上蓋 69…ゲート 71…基台 72…第1アーム
73…第2アーム 74…作業ヘッド 75…エンドエフェクター 81…基台 82,
83,84,85…アーム 86…リスト 741…スプラインナット 742…ボール
ネジナット 743…スプラインシャフト 861…支持リング 862…リスト本体。

Claims (6)

  1. 磁極を有するステーターと、
    回転シャフトと複数の磁石とを有し、前記ステーターに対し回転可能なローターと、を備え、
    前記磁石は、前記回転シャフトの回転軸と直交する方向における断面形状が扇形であり、前記回転軸の径方向における外側にモールド材が配置され、前記径方向における内側に突起部を有し、
    前記回転シャフトは、前記突起部と係合する溝部を有し、
    前記磁石の前記突起部と前記回転シャフトの前記溝部との間に、モールド材が配置されていることを特徴とするモーター。
  2. 前記磁石は、前記径方向における外側に段差部を有し、
    前記段差部に形成された前記モールド材の外径と、前記段差部以外の磁石の外径と、が略同じになることを特徴とする請求項1に記載のモーター。
  3. 前記回転シャフトにおける前記回転軸の軸方向の両端面と、前記磁石における前記軸方向の両端面と、前記磁石の段差部の外周面との3つの面に、前記モールド材が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモーター。
  4. 前記段差部の前記モールド材と接触する面には、凸または凹部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモーター。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のモーターを有することを特徴とするロボット。
  6. 磁極を有するステーターと、回転シャフトと複数の磁石とを有し、前記ステーターに対し回転可能なローターと、を備えたモーターの製造方法であって、
    一方が開口し筒部と内底部とを有した組立治具に、前記回転シャフト及び前記磁石の底面を前記内底部に当接するまで挿入する手段と、
    前記組立治具の開口を蓋部で覆う手段と、
    前記蓋部に設けられた注入口から前記組立治具に樹脂を注入し、前記樹脂が前記磁石の突起部と前記回転シャフトの溝部との間を通過し内底部に充填される手段と、
    を含むことを特徴とするモーターの製造方法。
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