JP6424427B2 - 運転診断装置および運転診断方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、運転者がリスクの高い運転をしたときに、周囲状況に注意が向くように教示することができる運転診断装置および運転診断方法を提供することである。
[制御ブロック]
図1は運転診断装置の制御ブロック図である。運転診断装置は、車速センサ1と、加速度センサ2と、ヨーレートセンサ3と、舵角センサ4と、ターンシグナルスイッチ5と、スピーカ6と、モニタ7と、制御部8とを有している。
加速度センサ2は、自車両の前後加速度および横加速度を検出する。
ヨーレートセンサ3は、自車両の重心点を通る鉛直軸まわりの回転角速度(ヨーレート)を検出する。
ターンシグナルスイッチ5は、運転者の操作により右折または左折を示すウィンカを表示する。
スピーカ6は、車内に設置され、運転者に対して音声メッセージを出力する。
モニタ7は、車内に設置され、運転者に対して画像、絵、文字などを出力する。
注意対象アイコン記憶部8fは、対向車線に配置される対向車両アイコン、対向車両の後ろに配置されるバイクアイコン、自車両左後側方に配置されるバイクアイコン、右左折した先や自車両側の道路の左右の配置される自転車アイコンおよび歩行者アイコン、「GOOD」の文字表記アイコンを記憶している。
音声メッセージは、交差点通過方向検出部8cで検出した通過方向である、右折、左折、一時停止の三種類に対応するメッセージとする。交差点を右折した場合には、「対向車や、バイク、曲がった先での、自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」を選択する。交差点を左折した場合には「巻き込みや、曲がった先での、自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」を選択する。交差点を一時停止した場合には「自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」を選択する。
図2および図3は制御部8において行われる運転診断の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS2では、運転行動検出部8aにおいて車速センサ1、加速度センサ2、ヨーレートセンサ3、舵角センサ4、ターンシグナルスイッチ5の出力信号を取得する。
ステップS9では、交差点形状アイコン記憶部8eから十字路交差点アイコンを選択して、ステップS10へ移行する。
ステップS11では、操舵方向が右折であるか左折であるかを判定し、右折のときにはステップS12へ移行し、左折のときにはステップS13へ移行する。
ステップS15では、十字路交差点アイコン上に注意対象アイコンを所定の位置に配置した表示アイコンを生成して、モニタ7に出力する。
ステップS17では、選択された音声メッセージをスピーカ6により出力する。
ステップS20では、イグニッションスイッチがオフであるか否かを判定して、オフであるときには処理を終了し、オフでない(オン)ときにはステップS2へ移行する。
図4は、交差点形状アイコン、注意対象アイコンおよび音声メッセージの選択処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21では、Indexが第一所定値以下であるか否かを判定し、第一所定値以下のときにはステップS22へ移行し、第一所定値より大きいときにはステップS21の処理を繰り返す。
ステップS23では、自車両の交差点通過方向を検出して、ステップS24へ移行する。
ステップS25では、舵角センサ4の操舵方向情報から右折であるか左折であるかを判定し、左折のときにはステップS26へ移行し、右折のときにはステップS28へ移行する。
ステップS27では、音声メッセージ記憶部8gから「巻き込みや、曲がった先での、自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」のメッセージを選択する。
ステップS29では、音声メッセージ記憶部8gから「対向車や、バイク、曲がった先での、自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」のメッセージを選択する。
ステップS31では、音声メッセージ記憶部8gから「自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」のメッセージを選択する。
(右折急旋回時)
交差点を急旋回しながら右折したときには、図2および図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS12→ステップS15→ステップS16→ステップS17→ステップS19→ステップS20へと進む。
交差点を急旋回しながら左折したときには、図2および図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS13→ステップS15→ステップS16→ステップS17→ステップS19→ステップS20へと進む。
交差点において一時停止を行わなかったときには、図2および図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10→ステップS14→ステップS15→ステップS16→ステップS17→ステップS19→ステップS20へと進む。
交差点通過時にリスクのある運転行動がなかったときには、図2および図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS18→ステップS19→ステップS20へと進む。
図5は表示アイコンの例を示す図である。図6は、交差点形状アイコン、注意対象アイコンおよび音声メッセージの組み合わせを示した表である。
音声メッセージは、各注意対象アイコンに対応する言葉と、リスクの高い運転をしているとそれらの衝突する可能性がある旨を伝える。
交差点を急旋回しながら左折したときには、図4のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS26→ステップS27へと進む。
交差点を急旋回しながら右折したときには、図4のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS28→ステップS29へと進む。
交差点を一時停止しなかったときには、図4のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS30→ステップS31へと進む。
従来、運転者の運転操作に応じて「制限速度を意識した運転をしましょう。」、「適切な車間距離をとりましょう。」といった音声メッセージを発生するものがあった。しかし、音声メッセージの内容が運転者の操作についてしか言及されていないため、操作を修正することに意識が集中してしまい、運転者は周囲に気を配るといった危険予知に注力できないおそれがあった。具体的には、「制限速度を意識した運転をしましょう。」という音声メッセージに対して、運転者は制限速度を意識し過ぎて、アクセルペダル操作に注力してしまう。また、「適切な車間距離をとりましょう。」という音声メッセージに対しては、車間距離を保つあまり、アクセルペダル操作やブレーキペダル操作に意識を集中し過ぎてしまう。その結果、運転者が歩行者、自転車や周囲車両に意識を払うことを忘れてしまうおそれがある。
(1) 自車両が交差点に接近してから通過するまでの自車両の車両走行状態を検出する運転行動検出部8a(交差点走行状態検出手段)と、検出した走行状態から自車両の運転者がリスクのある運転をしているか否かを判定する運転診断部8d(リスク判定手段)と、自車両の運転者がリスクのある運転をしていると判定したときには、交差点を通過後に、検出した走行状態に応じて、リスクの対象物と自車両に対する対象物の方向とともに報知を行うHMI制御部8h(報知手段)と、を設けた。
よって、自車両に対してどの方向の、どの対象物に注意を払うべきであったのかを運転者に認識させることができる。
よって、自車両の付近に存在していても気付き難い自転車と歩行者に対して、運転者に認識させることができる。
よって、右折時には、対向車線の先頭車両や、この先頭車両の影に隠れて視認することが出来ないバイクの存在の可能性についても、運転者に認識させることができる。また左折時には、見落としがちな自車の左後側方にバイクについて運転者に認識させることができる。さらには、右左折後の横断歩道を横断している自転車と歩行者に対して、運転者に認識させることができる。
よって、音声メッセージのみから、自車両に対してどの方向の、どの対象物に注意を払うべきであったのかを運転者に認識させることができる。
以下、実施例2の運転診断装置について説明するが、実施例1と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は運転診断装置の制御ブロック図である。実施例2の運転診断装置は、実施例1の運転診断装置の構成に加えてナビゲーションシステム9を有している。
GPS受信部9aは、複数のGPS衛星からの信号を受信する。
交差点検出部8iは、ナビゲーションシステム9の情報から自車両が交差点に接近していることを検出し、運転行動検出部8aと、交差点通過判断部8bと、交差点形状検出部8jに交差点接近情報を出力する。
交差点形状アイコン記憶部8eは、十字路交差点を示す十字路交差点アイコンに加えて、T字路交差点アイコン、ト字路交差点アイコン、逆ト字路交差点アイコンを記憶している。
図8および図9は制御部8において行われる運転診断の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS41では、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定して、オンであるときにはステップS42へ移行し、オンでない(オフ)ときにはステップS41の処理を繰り返す。
ステップS43では、ナビゲーションシステム9から自車両の現在位置座標を取得してステップS44へ移行する。
ステップS45では、運転行動検出部8aにおいて車速センサ1、加速度センサ2、ヨーレートセンサ3、舵角センサ4、ターンシグナルスイッチ5の出力信号を取得する。
ステップS49では、Indexが第一所定値以下であるか否かを判定し、第一所定値以下のときにはステップS50へ移行し、第一所定値より大きいときにはステップS60へ移行する。
交差点通過方向が一時停止であるときには、自車両側の道路の左右に配置される自転車アイコンおよび歩行者アイコンを選択する。
ステップS55では、運転操作メッセージを発声してステップS56へ移行する。
ステップS56では、注意対象メッセージを発声してステップS57へ移行する。
ステップS58では、注意対象メッセージを発声してステップS57へ移行する。
ステップS59では、運転操作メッセージを発声してステップS56へ移行する。
ステップS61では、音声メッセージが終了したか否かを判定し、終了したときにはステップS62へ移行し、終了していないときにはステップS61の処理を繰り返す。
ステップS63では、イグニッションスイッチがオフであるか否かを判定して、オフであるときには処理を終了し、オフでない(オン)ときにはステップS42へ移行する。
図10は、交差点形状アイコン、注意対象アイコンおよび音声メッセージ(注意対象メッセージ)の選択処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS71では、Indexが第一所定値以下であるか否かを判定し、第一所定値以下のときにはステップS72へ移行し、第一所定値より大きいときにはステップS71の処理を繰り返す。
ステップS73では、自車両の交差点通過方向を検出してステップS74へ移行する。
ステップS77では、音声メッセージ記憶部8gから注意対象メッセージとして「巻き込みや、曲がった先での、自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」のメッセージを選択する。
ステップS79では、音声メッセージ記憶部8gから注意対象メッセージとして「曲がった先での、自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」のメッセージを選択する。
ステップS81では、音声メッセージ記憶部8gから「対向車や、バイク、曲がった先での、自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」のメッセージを選択する。
ステップS83では、音声メッセージ記憶部8gから「自転車、歩行者と、衝突の可能性があります」のメッセージを選択する。
(Indexが第二所定値以下)
Indexが第二所定値以下のときには、図8および図9のフローチャートにおいて、ステップS41→ステップS42→ステップS43→ステップS44→ステップS45→ステップS46→ステップS47→ステップS48→ステップS49→ステップS50→ステップS51→ステップS52→ステップS53→ステップS54→ステップS55→ステップS56→ステップS61→ステップS62→ステップS63へと進む。
ステップS55において運転操作メッセージを発声し、その後ステップS56で注意対象メッセージを発声する。
Indexが第一所定値以下であって第二所定値より大きいときには、図8および図9のフローチャートにおいて、ステップS41→ステップS42→ステップS43→ステップS44→ステップS45→ステップS46→ステップS47→ステップS48→ステップS49→ステップS50→ステップS51→ステップS52→ステップS53→ステップS57→ステップS58→ステップS59→ステップS61→ステップS62→ステップS63へと進む。
ステップS58において注意対象メッセージを発声し、その後ステップS59で運転操作メッセージを発声する。
Indexが第一所定値より大きいときには、図8および図9のフローチャートにおいて、ステップS41→ステップS42→ステップS43→ステップS44→ステップS45→ステップS46→ステップS47→ステップS48→ステップS49→ステップS60→ステップS61→ステップS62→ステップS63へと進む。
ステップS58において、モニタ7に「Good」の文字アイコンを出力するとともに、スピーカ6により「良い運転です、その調子で運転を継続しましょう」の音声メッセージを出力する。
図11は表示アイコンの例を示す図である。図12は交差点形状アイコン、注意対象アイコンおよび音声メッセージの組み合わせを示した表である。
音声メッセージは、各注意対象アイコンに対応する言葉と、リスクの高い運転をしているとそれらの衝突する可能性がある旨を伝える。
交差点前で急減速した後に左折したときには、図10のフローチャートにおいて、ステップS71→ステップS72→ステップS73→ステップS74→ステップS75→ステップS76→ステップS77へと進む。
交差点を急旋回しながら左折したときには、図10のフローチャートにおいて、ステップS71→ステップS72→ステップS73→ステップS74→ステップS75→ステップS78→ステップS79へと進む。
交差点を急旋回しながら右折したときには、図10のフローチャートにおいて、ステップS71→ステップS72→ステップS73→ステップS74→ステップS80→ステップS81へと進む。
交差点を一時停止しなかったときには、図10のフローチャートにおいて、ステップS71→ステップS72→ステップS73→ステップS74→ステップS82→ステップS83へと進む。
運転操作メッセージは、運転者の運転操作においてどの操作によりリスクが高い運転と診断されたのか、どのような操作にすればリスクが低い運転となるのかを教示するものである。図13は、自車両の交差点通過方向とIndexが第一所定値以下となった原因とに応じた運転操作メッセージの例を示す表である。
交差点通過方向が一時停止であって、自車両の停車位置が停止線を越えているときには、「停止位置が遅すぎです」、「手前で止まりましょう」のメッセージを選択する。
交差点通過方向が左折であって、減速度が大きすぎるときには、「減速が遅すぎます」、「手前で減速しましょう」のメッセージを選択する。
実施例2では、運転操作メッセージでは、リスクがある運転操作を直接的に指摘する音声メッセージとして、「速度が速すぎます」「停止位置が遅すぎます」「急いで曲がりすぎです」「加速が強すぎます」「減速が遅すぎます」などを発声するようにした。その後に、リスクがある運転操作の裏返しである改善方法を教示する音声メッセージとして、「ゆっくりと出ましょう」「手前で止りましょう」「なめらかに曲がりましょう」「ゆっくりと加速しましょう」「手前で減速しましょう」などを発声するようにした。
これにより、Indexが第二所定値以下であるときには、Indexが第一所定値以下であり第二所定値より大きいときに比べて厳しいメッセージとすることができる。
(5) HMI制御部8hは、自車両の運転者がリスクのある運転をしていると判断した理由を発声したのちに、運転の改善方法を発声するようにした。
よって、自車両の運転者がリスクのある運転をしていると判断した理由を先に認識することができるため、運転者は運転の改善方法を受け入れやすくなり、運転の改善を促進することができる。
よって、左折後の横断歩道を横断している自転車と歩行者に対して、運転者に認識させることができる。
よって、左折時には、見落としがちな自車の左後側方にバイクについて運転者に認識させることができる。さらには、右左折後の横断歩道を横断している自転車と歩行者に対して、運転者に認識させることができる。
以下、実施例3の運転診断装置について説明するが、実施例1または実施例2と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図14は運転診断装置の制御ブロック図である。実施例3の運転診断装置は、実施例2の運転診断装置の構成に加えて前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13を有している。
注意対象検出部8lは、前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13が撮影した映像を解析して、診断対象交差点を通過するときに、自車両の周辺に実在していた注意対象物を検出して、HMI制御部8hへ出力する。
図15および図16は制御部8において行われる運転診断の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS91では、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定して、オンであるときにはステップS92へ移行し、オンでない(オフ)ときにはステップS91の処理を繰り返す。
ステップS93では、ナビゲーションシステム9から自車両の現在位置座標を取得してステップS94へ移行する。
ステップS96では、前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13が撮影した映像を解析して、診断対象交差点を通過するときに、自車両の周辺に実在していた注意対象物を検出してステップS97へ移行する。
ステップS100では、Indexが第一所定値以下であるか否かを判定し、第一所定値以下のときにはステップS101へ移行し、第一所定値より大きいときにはステップS112へ移行する。
ステップS102では、交差点通過方向検出部8cにおいて自車両の交差点通過方向を検出する。
ステップS107では、運転操作メッセージを発声してステップS106へ移行する。
ステップS108では、注意対象メッセージを発声してステップS107へ移行する。
ステップS110では、注意対象メッセージを発声してステップS107へ移行する。
ステップS111では、運転操作メッセージを発声してステップS113へ移行する。
ステップS113では、音声メッセージが終了したか否かを判定し、終了したときにはステップS114へ移行し、終了していないときにはステップS113の処理を繰り返す。
ステップS115では、イグニッションスイッチがオフであるか否かを判定して、オフであるときには処理を終了し、オフでない(オン)ときにはステップS92へ移行する。
図17は、交差点形状アイコン、注意対象アイコンおよび音声メッセージ(注意対象メッセージ)の選択処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS123では、自車両の交差点通過方向を検出してステップS124へ移行する。
ステップS129では、ステップS125、ステップS126、ステップS127で検出された注意対象物への注意を促す音声メッセージを選択する。
(Indexが第二所定値以下)
Indexが第二所定値以下のときには、図15および図16のフローチャートにおいて、ステップS91→ステップS92→ステップS93→ステップS94→ステップS95→ステップS96→ステップS97→ステップS98→ステップS99→ステップS100→ステップS101→ステップS102→ステップS103→ステップS104→ステップS105→ステップS106→ステップS107→ステップS108→ステップS113→ステップS114→ステップS115へと進む。
ステップS107において運転操作メッセージを発声し、ステップS108において自車両周辺にいた注意対象物に対する注意対象メッセージを発声する。
Indexが第一所定値以下であって第二所定値より大きいときには、図15および図16のフローチャートにおいて、ステップS91→ステップS92→ステップS93→ステップS94→ステップS95→ステップS96→ステップS97→ステップS98→ステップS99→ステップS100→ステップS101→ステップS102→ステップS103→ステップS104→ステップS105→ステップS109→ステップS110→ステップS111→ステップS113→ステップS114→ステップS115へと進む。
ステップS110において自車両周辺にいた注意対象物に対する注意対象メッセージを発声し、ステップS111において運転操作メッセージを発声する。
Indexが第一所定値より大きいときには、図15および図16のフローチャートにおいて、ステップS91→ステップS92→ステップS93→ステップS94→ステップS95→ステップS96→ステップS97→ステップS98→ステップS99→ステップS100→ステップS112→ステップS113→ステップS114→ステップS115へと進む。
ステップS112において、モニタ7に「Good」の文字アイコンを出力するとともに、スピーカ6により「良い運転です、その調子で運転を継続しましょう」の音声メッセージを出力する。
図18は、交差点形状アイコン、注意対象アイコンおよび音声メッセージの組み合わせを示した表である。
音声メッセージは、各注意対象アイコンに対応する言葉と、リスクの高い運転をしているとそれらの衝突する可能性がある旨を伝える。
交差点を急旋回しながら左折したときには、図17のフローチャートにおいて、ステップS121→ステップS122→ステップS123→ステップS124→ステップS125→ステップS128→ステップS129へと進む。
交差点を急旋回しながら左折したときには、図17のフローチャートにおいて、ステップS121→ステップS122→ステップS123→ステップS124→ステップS126→ステップS128→ステップS129へと進む。
交差点を一時停止しなかったときには、図17のフローチャートにおいて、ステップS121→ステップS122→ステップS123→ステップS124→ステップS127→ステップS128→ステップS129へと進む。
実施例3では、実際に自車両周辺にいた注意対象物に該当する注意対象アイコンや注意対象メッセージを選択するようにした。これにより、実際に存在した注意対象物に対して教示がなされるため、運転診断装置への信頼性が向上するとともに、運転者は教示の内容を受け入れやすくなり、運転の改善を促進することができる。
(8) HMI制御部8hは、リスクの対象物を前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13により撮影されたものとした。
よって、運転診断装置への信頼性が向上するとともに、運転者は教示の内容を受け入れやすくなり、運転の改善を促進することができる。
以下、実施例4の運転診断装置について説明するが、実施例1ないし実施例3と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施例4のアイコン・メッセージ選択処理は、実施例3のアイコン・メッセージ選択処理と同じである。
図19は運転診断装置の制御ブロック図である。実施例4の運転診断装置は、実施例3の運転診断装置の構成にからナビゲーションシステム9を除いたものである。また実施例4の制御部8は、実施例3の制御部8から運転行動NG交差点記憶部8kが除かれている。
図20および図21は制御部8において行われる運転診断の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS133では、運転行動検出部8aにおいて車速センサ1、加速度センサ2、ヨーレートセンサ3、舵角センサ4、ターンシグナルスイッチ5の出力信号を取得する。
ステップS135では、前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13が撮影した映像を解析して、通過した交差点の形状を検出してステップS136へ移行する。
ステップS140では、HMI制御部8hにおいて、交差点形状アイコン記憶部8eからステップS135で検出した交差点形状に該当する交差点アイコンを選択する。
ステップS142では、ステップS134で検出された注意対象部の種類(自動車、バイク、自転車、歩行者など)と、その方向とを特定し、該当する注意対象アイコン記憶部8fから注意対象アイコンを選択する。
ステップS146では、運転操作メッセージを発声してステップS147へ移行する。
ステップS147では、注意対象メッセージを発声してステップS152へ移行する。
ステップS149では、注意対象メッセージを発声してステップS150へ移行する。
ステップS150では、運転操作メッセージを発声してステップS152へ移行する。
ステップS153では、イグニッションスイッチがオフであるか否かを判定して、オフであるときには処理を終了し、オフでない(オン)ときにはステップS132へ移行する。
(Indexが第二所定値以下)
Indexが第二所定値以下のときには、図20および図21のフローチャートにおいて、ステップS131→ステップS132→ステップS133→ステップS134→ステップS135→ステップS136→ステップS137→ステップS138→ステップS139→ステップS140→ステップS141→ステップS142→ステップS143→ステップS144→ステップS145→ステップS146→ステップS147→ステップS152→ステップS153へと進む。
ステップS146において運転操作メッセージを発声し、ステップS147において自車両周辺にいた注意対象物に対する注意対象メッセージを発声する。
Indexが第一所定値以下であって第二所定値より大きいときには、図20および図21のフローチャートにおいて、ステップS131→ステップS132→ステップS133→ステップS134→ステップS135→ステップS136→ステップS137→ステップS138→ステップS139→ステップS140→ステップS141→ステップS142→ステップS143→ステップS144→ステップS148→ステップS149→ステップS150→ステップS152→ステップS153へと進む。
ステップS149において自車両周辺にいた注意対象物に対する注意対象メッセージを発声し、ステップS150において運転操作メッセージを発声する。
Indexが第一所定値より大きいときには、図20および図21のフローチャートにおいて、ステップS131→ステップS132→ステップS133→ステップS134→ステップS135→ステップS136→ステップS137→ステップS138→ステップS139→ステップS151→ステップS152→ステップS153へと進む。
ステップS151において、モニタ7に「Good」の文字アイコンを出力するとともに、スピーカ6により「良い運転です、その調子で運転を継続しましょう」の音声メッセージを出力する。
実施例4では、前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13により撮影した画像を解析して交差点への接近や、通過した交差点の形状を検出するようにした。これにより、運転診断装置を安価なシステムとすることができる。
(9) 前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13により撮影した画像を解析して交差点への接近や、通過した交差点の形状を検出するようにした。
よって、運転診断装置を安価なシステムとすることができる。
以上、本発明は上記実施例の構成に限らず、他の構成であっても構わない。
実施例3、実施例4では、前カメラ10、右カメラ11、左カメラ12、後カメラ13を用いているが、自車両周辺の移動体を検出するレーザや超音波センサ等を用いるようにしても良い。
8d 運転診断部(リスク判定手段)
8h HMI制御部(報知手段)
Claims (8)
- 自車両が交差点に接近してから通過するまでの前記自車両の車両走行状態を検出する交差点走行状態検出手段と、
検出した前記車両走行状態から前記自車両の運転者がリスクのある運転をしているか否かを判定するリスク判定手段と、
前記自車両の前記運転者がリスクのある運転をしていると判定したときには、前記交差点を通過後に、検出した前記走行状態に応じて、通過した前記交差点におけるリスクの対象物と前記自車両に対する前記対象物の方向を示す表示アイコンをモニタに出力する報知手段と、
を設けたことを特徴とする運転診断装置。 - 請求項1に記載の運転診断装置において、
前記リスク判定手段は、検出した前記車両走行状態から前記自車両が一時交差点の手前で一時停止を行っていなかったと判定したときに、前記自車両の前記運転者がリスクのある運転をしていると判定し、
前記報知手段は、前記リスクの対象物を自転車および歩行者とし、前記対象物の方向を左右方向として報知することを特徴とする運転診断装置。 - 請求項1または請求項2に記載の運転診断装置において、
前記リスク判定手段は、検出した前記車両走行状態から前記自車両が急旋回をしたと判定したときに、前記自車両の前記運転者がリスクのある運転をしていると判定し、
前記報知手段は、前記自車両が前記交差点を右折したときには前記リスクの対象物を自動車、自動二輪車、自転車および歩行者とし、前記対象物の位置を、前記自動車は前方とし、前記自動二輪車は前記自動車の後方とし、前記自転車および前記歩行者は右折した先とし、前記自車両が前記交差点を左折したときには前記リスクの対象物を自動車、自動二輪車、自転車および歩行者とし、前記対象物の位置を、前記自動二輪車は前記自車両の左後側方とし、前記自転車および前記歩行者は左折した先として報知することを特徴とする運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の運転診断装置において、
前記自車両周辺の移動体を検出する移動体検出手段を設け、
前記報知手段は、前記リスクの対象物を前記移動体検出手段により検出されたものとすることを特徴とする運転診断装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の運転診断装置において、
前記報知手段は音声による報知を含み、前記音声による報知は、前記自車両の運転者がリスクのある運転をしていると判断した理由を発声したのちに、運転の改善方法を発声することを特徴とする運転診断装置。 - 請求項1に記載の運転診断装置において、
前記報知手段は、前記自車両が前記交差点を左折したときには前記リスクの対象物を自転車および歩行者とし、前記対象物の位置を前記自転車および前記歩行者は左折した先として報知することを特徴とする運転診断装置。 - 請求項1に記載の運転診断装置において、
前記リスク判定手段は、検出した前記車両走行状態から前記自車両が急減速したと判定したときに、前記自車両の前記運転者がリスクのある運転をしていると判定し、
前記報知手段は、前記自車両が前記交差点を左折したときには前記リスクの対象物を自動二輪車、自転車および歩行者とし、前記対象物の位置を、前記自動二輪車は前記自車両の左後側方とし、前記自転車および前記歩行者は左折した先として報知することを特徴とする運転診断装置。 - 自車両が交差点に接近してから通過するまでの自車両の車両走行状態を検出し、
検出した前記走行状態から前記自車両の運転者がリスクのある運転をしているか否かを判定し、
前記自車両の前記運転者がリスクのある運転をしていると判定したときには、前記交差点を通過後に、検出した前記走行状態に応じて、通過した前記交差点におけるリスクの対象物と前記自車両に対する前記対象物の方向を示す表示アイコンをモニタに出力する報知を行うことを特徴とする運転診断方法。
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