JP6424381B2 - 青果物用包装体および青果物用包装体の製造方法並びに青果物の包装方法 - Google Patents

青果物用包装体および青果物用包装体の製造方法並びに青果物の包装方法 Download PDF

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Description

本発明は、青果物を包装する技術に関し、特に、MAP(Modified Atmosphere Packaging)技術を用いた青果物用包装体および青果物用包装体の製造方法並びに青果物の包装方法に関するものである。
青果物は、収穫後の汚損防止や鮮度保持を目的としてフィルムで形成された包袋体に収納され、真空予冷等の冷却処理等の後に所定の経路を経て流通するが、収穫後も酸素を吸収して二酸化炭素を放出する呼吸を継続している。青果物は、この青果物自身の代謝によるエチレン老化や呼吸熱等からもたらされるエネルギー消耗や水分減耗によって、経時的に鮮度が低下する。こうした要因による青果物の鮮度低下を抑制するため鮮度保持包装すなわちMAP技術が開発され、青果物の流通に欠かせないものとなっている。
このMAP技術は、大気組成(酸素20.9%、二酸化炭素0.04%)に対して包装内を低酸素、かつ高二酸化炭素の組成にすることで、青果物の呼吸を抑制し、青果物の鮮度を保持するものである。
しかし、包装体を密封して気密性を高めると、青果物の呼吸により包装体内の酸素濃度が過度に低下し、多くの場合、酸素濃度が1%を下回ると嫌気的呼吸による酸欠となり、青果物の劣化が促進される。
また、大気組成並に酸素濃度が高いと、エチレン老化などが進行して、成果物が黄化し、鮮度保持効果が得られない。このため、青果物の鮮度保持には、大気中の酸素濃度より低く、かつ酸欠に移行しないよう、酸素濃度と二酸化炭素との濃度バランスが重要となる。
青果物のMAPでは、(1)包装体を構成するフィルムに微細孔処理を施してガス透過性を付与して、外部と包装体内のガスを調整する方法、(2)ガス透過度を目的の青果物に最適化したフィルムや、ガス透過性素材を練り込んだフィルムを使用する方法、が取られている。
これらは、フィルム面でのガス交換が基本であるため、包装体の鮮度保持性能を発揮させるためには、青果物を出し入れする開口部をヒートシーラ等の機器による高気密シールすることが必要である上、特殊加工を施している。そのため、一般に青果物を収納する包装体に使用されているポリプロピレン等の素材に較べて高単価であり、汎用性が低い。こうしたことから小規模の農業生産者から小売流通や一般家庭への鮮度保持包装の普及を妨げている。
フィルムにより形成された作物用包装体に関して、特許文献1に記載されたもの知られている。
特許文献1に記載の青果物用包装体は、高分子フィルムよりなる袋状包装体が開口部より内容物を入れることができる袋状部と、袋状部につながり折り曲げることにより袋状物の開口部を覆うことができる蓋部よりなり、蓋部または開口部の近縁の少なくとも一個所に粘着剤が塗布されたものである。この青果物用包装体は、蓋部を折り曲げ粘着剤で、袋状包装体に青果物を入れて開口部に貼り付けることにより密封シールした後、内容物の青果物自身の呼吸により包装体内の二酸化炭素濃度が大気中に比べて高濃度で、かつ包装体内の酸素濃度が大気中に比べて低濃度となるようにしたものである。
特開2001−278354号公報
特許文献1に記載の青果物用包装体では、内容物を袋状部に入れた後、蓋部を折り曲げ部で手前に折り曲げ、この状態で開口部の上下部分に、ある幅以上に粘着剤があるように設計された粘着剤塗布部によって、開口部が完全に密閉されている。
そのため、袋状部に収納されたニラやコネギなどの厚みの薄い長尺型の青果物では、外部と完全に遮断されるため、乾燥は防げるかもしれないが、青果物は低酸素で呼吸ができない酸欠状態となってしまう。
また、ホウレンソウのような大型野菜では、厚みがあるために、粘着剤塗布部と開口部との間に間隙が生じて、通気制限が困難となる。包装体内は大気中と差の無い酸素濃度の高い好気的なガス組成となる。また、青果物は、水分減耗による萎凋が促進する。そのため、ホウレンソウのような青果物では、鮮度保持性を失う。
本発明は、単純構造で構成でき、包装体内部と外部との通気制限することによって、青果物の呼吸を抑制し、その鮮度を保つことを可能にする青果物用包装体および青果物用包装体の製造方法並びに青果物の包装方法を提供することを目的とする。
本発明の青果物用包装体は、青果物を収納する袋部と、前記袋部の開口部に設けられ、前記袋部の第1面側に折り返して、前記開口部を覆う蓋部とを備え、前記蓋部は、前記第1面側に折り返したときに、前記袋部と重なる第1部分と前記袋部からはみ出す第2部分とを備え、前記第1部分または前記袋部のいずれか一方には、前記第1部分の一部と前記袋部の第1面とを接着させる第1接着部が形成され、前記第2部分または前記袋部のいずれか一方には、前記第2部分を、前記第1面と反対面となる第2面側に折り返して、前記第2部分の一部と前記袋部の第2面とを接着させる第2接着部が形成されることを特徴とする。
また、本発明の青果物の包装方法は、青果物を収納する袋部と、前記袋部の開口部に設けられ、前記袋部の第1面側に折り返して、前記開口部を覆う蓋部とを備えた包装体による青果物の包装方法において、前記蓋部を前記第1面側に折り返して、前記蓋部の前記袋部と重なる第1部分を、前記第1部分または前記袋部のいずれか一方に形成された第1接着部により、前記第1部分の一部と前記袋部の第1面とを接着させる段階と、前記蓋部の前記袋部からはみ出す第2部分を、前記第1面と反対面となる第2面側に折り返して、前記第2部分または前記袋部のいずれか一方に形成された第2接着部により、前記第2部分の一部と前記袋部の第2面とを接着させる段階とを含むことを特徴する。
本発明によれば、袋部側に折り返された蓋部の第1部分の一部が、第1接着部により袋部の第1面に貼り付けられ、更に、第2面側に折り返された第2部分の一部が、第2接着部により袋部の第2面に貼り付けられて、第1部分の両方の側部を閉鎖しているため、袋部の気密性を高めることができる。たとえ青果物の厚みや形状によって通気性が高まっても第1部分から折り曲げた第2部分では袋部との隙間による気道が狭まり、通気が制限される。第2接着部は、第2部分の一部を袋部に折り返して接着させているだけであり、第2部分は、その折り返しと気道の狭さによって適度な通気状態を確保することができる。従って、本発明は、比較的簡単な構造で、袋部の内部と外部との通気を制御することができる。そのため、袋部の内部と外部とがほどよく通気することで、袋部内への過度な酸素供給を防止すると共に、青果物の酸欠状態を防止することができる。
前記袋部の側辺同士の間隔が、前記袋部の下部から前記開口部へ向かうに従って拡がるように形成され、前記蓋部の側辺は、前記袋部の側辺から連続した直線状に形成されていることが望ましい。このように袋部と蓋部とを形成することで、蓋部を第1面側に折り返せば、袋部に重なる第1部分と、袋部からはみ出る第2部分とを形成することができる。
前記第1接着部と前記第2接着部とが、前記蓋部に形成されていると、第1接着部と第2接着部とを蓋部に一度に形成することができる。
前記第1接着部と前記第2接着部とが、連続した帯状に形成されていることで、第1部分から第2部分へ接着材を跨るように連続して塗布したり、テープ状の接着材を貼り付けたりすることで、容易に第1接着部と第2接着部とを形成することができる。
前記帯状に形成された前記第1接着部と第2接着部とは、接着テープにより形成され、前記接着テープは、前記第2部分よりはみ出す長さに形成されていることが望ましい。作業者が第2部分よりはみ出した部分の接着テープを持てば、第2部分を、折り返したり、袋部に貼り付けたりする作業が容易となる。
前記蓋部は、前記開口部との境界位置を超えて折り返されて、前記袋部と接着されると、開口部が折り返し位置で袋部の折り返しによっても塞がれるため、袋部の気密性を高めることができる。
本発明は、青果物を収納する袋部と、前記袋部の開口部に設けられ、前記袋部側に折り返して、前記開口部を覆う蓋部とを備えた青果物用包装体の製造方法において、前記袋部の側辺同士の間隔が、前記袋部の下部から前記開口部へ向かうに従って拡がるように形成された前記袋部の第1面を形成するための帯状の第1シート材と、前記第1面の反対面となる前記袋部の第2面と、前記蓋部の側辺が、前記袋部の側辺から連続した直線状に形成された前記蓋部とを形成するための帯状の第2シート材であって、前記蓋部が、前記第1面側に折り返されて接着する第1接着部、および更に、前記袋部からはみ出した部分を前記第2面側に折り返して接着する第2接着部を備えた前記第2シート材とを準備する段階と、前記第1シート材と前記第2シート材とを重ね合わせる段階と、前記第1シート材および前記第2シート材の長さ方向に沿って、前記袋部の開口部の向く方向が交互に反対方向を向くようにすると共に、前記袋部の側辺を隣接する他の袋部の側辺と共通させて並べられた青果物用包装体の輪郭形状に切断して個片化する段階とを含むことを特徴とする。
本発明の青果物用包装体の製造方法によれば、重ね合わせた帯状の第1シート材および第2シート材の長さ方向に沿って、袋部の開口部の向く方向が交互に反対方向を向くようにすると共に、袋部の側辺を隣接する他の袋部の側辺と共通させて並べられた青果物用包装体の輪郭形状に切断して個片化することで、隣接する青果物用包装体同士の間に隙間が無いため、無駄となるシート材の発生を抑えることができる。また、第1シート材が袋部の第1面を形成するためのものであり、第2シート材が、袋部の第2面と、前記蓋部とを形成するためのものであるため、第1シート材と第2シート材とを青果物用包装体の輪郭形状で切断すれば、第1面となる第1シート材に、蓋部に対向する部分ができない。従って、余計な除去作業が不要である。
本発明は、単純構造で構成することができ、折り曲げて形成する2段階の通気制限のため、包装体内部と外部との通気制限することによって、青果物の呼吸を抑制することができる。よって、青果物の鮮度を保つことができる。
本発明の実施の形態に係る青果物用包装体を示す正面図である。 図1に示す青果物用包装体にホウレンソウを収納して、蓋部を袋部の第1面側に折り返した状態の正面図である。 図2に示す青果物用包装体から蓋部を袋部の第2面側に折り返した状態の背面図である。 図1に示す青果物用包装体の接着部の変形例を説明するための正面図である。 図1に示す青果物用包装体の袋部の変形例を説明するための正面図である。 図1に示す青果物用包装体の製造方法を説明するための図であり、第1シート材と第2シート材とを重ね合わせた状態の図である。 図6に示す第1シート材と第2シート材とを切断して、図1に示す個片化された青果物用包装体が得られた状態の斜視図である。 発明品と比較品A,Bにホウレンソウを収納し、酸素濃度と二酸化炭素濃度とを測定した結果を示すグラフであり、(A)は発明品のグラフ、(B)は比較品Aのグラフ、(C)は比較品Bのグラフである。 発明品と比較品Bとを、経過日数ごとに、5段階採点法により評価した結果を示すグラフである。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係る青果物用包装体を図面に基づいて説明する。
本実施の形態に係る青果物用包装体の目的は、農業生産者から流通末端にある小売や一般家庭に至るまで、広く利用できる低価格の鮮度保持包装体を提供することにある。
青果物鮮度保持を目的としたフィルム包装が各種メーカーから販売されているが、一般に高価格であり、自動包装機やヒートシーラを必要とするものもある。本実施の形態に係る青果物用包装体は、特殊なフィルム素材を用いることなく、一般的なフィルム素材によって充分な青果物鮮度保持機能を保持しつつ、大型野菜に使用可能であり、ヒートシーラ等の設備を必要としない上、破袋させずに真空予冷処理することが可能であり、一般家庭での青果物鮮度保持も可能である。
図1に示す青果物用包装体10は、例えば、ホウレンソウや小松菜、レタスなどの葉菜類、人参や大根、かぶなどの根菜類などが収納される。青果物用包装体10は、薄い透明なフィルム状の2枚のシート材から形成されている。シート材は、例えば、一般的なフィルム素材であるポリプロピレン製で、フィルムの厚さ10μm〜60μmの高分子フィルムが使用できる。青果物用包装体10は、台形状に形成されている。
青果物用包装体10は、青果物を収納する袋部20と、袋部20の開口部21に設けられ、袋部20側に折り返して、開口部21を覆う蓋部30と、袋部20の開口部21を塞ぐように蓋部30を折り返したときに、袋部20に接着する接着部40とを備えている。青果物用包装体10は、青果物が袋部20に収納されると、蓋部30を上方に向けて販売店の店頭に並べられる。
袋部20は、2枚のシート材を貼り合わせて形成されていることにより、第1面S1と第2面S2とを有している。袋部20は、下端辺20aと両方の側辺20cとの三方が閉鎖されていることで、内部が青果物を収納する収納部22として機能する。袋部20は、下端辺20aが上端辺20b(開口部21)と平行で、袋部20の側辺20c同士の間隔が、袋部20の下部から開口部21へ向かうに従って拡がるように形成されていることにより台形状に形成されている。
蓋部30は、袋部20の開口部21の第1面S1とは反対側の第2面S2の縁部に設けられている。蓋部30の下端辺30aは、袋部20の上端辺20bと共通する。蓋部30の下端辺30aは、上端辺30bと平行に形成されている。蓋部30の側辺30cは、袋部20の側辺20cから連続した直線状に形成されている。
接着部40は、粘着面が帯状に形成されている。この粘着面は、蓋部30によって開口部21を塞ぐまでは、剥離紙によって保護されている。接着部40は、一方の側辺30cから他方の側辺30cまでの幅方向に沿って、蓋部30を横断するように、蓋部30の幅全体の長さで、かつ蓋部30の長さ方向の一部の幅で形成されている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る青果物用包装体10の使用状態について、図面に基づいて説明する。
まず、作業者は、袋部20の開口部21を大きく開けて、開口部21から青果物、例えば、ホウレンソウを袋部20に入れ、袋部20に収納する。次に、作業者は、接着部40の剥離紙を剥がし、粘着面を露出させる。
次に、作業者は、図2に示すように、蓋部30を袋部20の第1面S1側に、蓋部30の上端辺30bが下方を向くようにして折り返す。蓋部30を袋部20側に折り返すときの折り返し位置23は、開口部21より下方となる収納部22側の位置とする。そうすることで、蓋部30の折り返しによって開口部21も蓋部30と一緒に折り返されて、開口部21は折り返し位置23での袋部20の折り返しによっても塞がれる。そのため、袋部20の気密性を高めることができる。
本実施の形態では、袋部20が下底(下端辺20a)より上底(上端辺20b)が長い台形状に形成され、蓋部30が下底(下端辺30a)より上底(上端辺30b)が長いことで、蓋部30は、袋部20より幅広な台形状に形成されているため、蓋部30の両側部が袋部20よりはみ出る。蓋部30が袋部20と重なった範囲が第1部分31であり、蓋部30が袋部20よりはみ出した両側の側部の範囲が第2部分32である。
作業者は、第1部分31の接着部40(第1接着部41)の上から押さえることで、袋部20の第1面S1側に折り返した蓋部30の第1部分31を袋部20に貼り付ける。
作業者は、図3に示すように、袋部20の側辺20cの位置を折り返し位置33として第2部分32を、袋部20の第1面S1と反対面となる第2面S2側へ折り返す。そして、作業者は、第2部分32の接着部40(第2接着部42)の上から押さえることで、袋部20の第2面S2側に折り返した蓋部30の第2部分32を袋部20に貼り付ける。
このようにして、ホウレンソウが収納された青果物用包装体10は、袋部20側に折り返された蓋部30の第1部分31の一部が、第1接着部41により袋部20に貼り付けられ、更に、第1部分31が折り返された面(第1面S1)とは反対面(第2面S2)側に折り返された第2部分32の一部が、第2接着部42により袋部20に貼り付けられている。
従って、蓋部30の折り返し位置23を開口部21より収納部22側に位置させ、第1部分31を折り返しだけでは、第1接着部41が第1部分31の一部を袋部20に接着させているだけなので、厚みの有る青果物を収納したときに、第1部分31の側部が開いてしまうが、第2部分32が更に折り返して、第1部分31の幅方向の両方の側部を閉鎖しているため、袋部20の気密性を高めることができる。
しかし、第2接着部42は、第2部分32の折り返し位置33から、蓋部30(第2部分32)の側辺30cまで、側辺30cの一部の幅の帯状に形成されており、第2部分32の一部を袋部20に接着させているだけである。従って、第2接着部42から折り返し位置23までは、第2部分32が折り返されているだけで、袋部20には接着していない。そのため、袋部20内のガスは開口部21から第1部分31の側部と袋部20の第1面S1との隙間を通過し、第2部分32と袋部20の第2面S2との隙間から外部へ通じる、また、外気は、その反対の経路で袋部20内へ通じる。従って、第2部分32は、適度な通気状態を確保することができる。
袋部20の気密性が向上すると、袋部20の収納部22内の青果物が呼吸することで低酸素状態と、高い炭素ガス状態となるが、上述したように、第2部分32と袋部20の第2面との隙間により、袋部20の内部と外部との通気を制御することができるため、青果物が外部とほどよく通気することで、袋部20内への過度な酸素供給を防止すると共に、青果物の酸欠状態を防止することができる。また、袋部20の気密性によって、収納部22内の過度な乾燥状態を防止することができる。従って、青果物用包装体10は、単純構造で構成でき、包装により青果物の呼吸を制御することで、鮮度が保持できるため、流通期間を延長することを可能にすると共に、真空冷却による予冷を可能とすることができる。
袋部20の側辺20c同士の間隔が、袋部20の下部から開口部21へ向かうに従って拡がるように形成され、蓋部30の側辺30cが、袋部20の側辺20cから連続した直線状に形成されていることで、青果物用包装体10全体が台形状に形成されているため、蓋部30を第1面S1側に折り返せば、袋部20に重なる第1部分31と、袋部20からはみ出る第2部分32とを形成することができる。
本実施の形態では、図1に示すように、第1接着部41と第2接着部42との両方が、蓋部30に形成されている。しかし、第1接着部を袋部20の第1面S1に形成し、第2接着部を袋部20の第2面S2に形成すれば、蓋部30の第1部分31を第1面S1に貼り付けることができ、第2部分32を第2面S2に貼り付けることができる。しかし、接着部が第1面S1側と第2面S2側とに分かれるため塗布作業が2倍になる。従って、第1接着部41と第2接着部42との両方を、蓋部30に形成することで、接着部40を蓋部30に一度に形成することができる。
更に、第1接着部41と第2接着部42とが、1本の連続した帯状により形成されていることで、接着材を塗布したり、テープ状の接着材を貼り付けたりすることで、容易に接着部40を形成することができる。
接着部をテープ状のものを使用するときには、図4に示す青果物用包装体11のように、接着部40xとした接着テープを、第2部分32よりはみ出す長さに形成する。
そうすることで、作業者が第2部分32よりはみ出した部分の接着部40xを持てば、第2部分32を折り返したりする作業や、袋部20に貼り付けたりする作業が容易となる。
本実施の形態では、ホウレンソウを収納するための青果物用包装体10を例に説明したが、例えば、人参などのように、収納部22の底部に位置する青果物の先端が細く尖っているようなものの場合には、図5に示す青果物用包装体12の袋部20xを三角形状にすることもできる。そうすることで、後述する製造方法により青果物用包装体を製造するときに、シート材の無駄となる部分を少なくすることができる。
ここで、青果物用包装体10の製造方法について、図面に基づいて説明する。
帯状のシート材を軸心に巻き付けたロールフィルムを2つ準備する。袋部20の第1面S1となる帯状の第1シート材51は幅が狭く、袋部20の第2面S2となる第2シート材52は第1シート材51より幅広に形成されている。
第1シート材51から、袋部20の第1面S1が形成される。第2シート材52から、袋部20の第2面S2と蓋部30とが形成される。
第1シート材51は、開口部21が一方を向く袋部20の開口部21から、他方を向く袋部20の開口部21までの幅W1に形成されている。第2シート材52は、開口部21が一方を向く蓋部30の上端辺30bから、他方を向く蓋部30の上端辺30bまでの幅W2に形成されている。
第1シート材51と第2シート材52とから、袋部20の開口部21の向く方向が交互に反対方向を向くように、帯状のシート材の長さ方向に沿って並べられた青果物用包装体10が製造される。
第2シート材52には、蓋部30となる位置に、接着部40が形成されている。
この第1シート材51および第2シート材52を重ね合わせる。
次に、袋部20の開口部21(上端辺20b)を除く、下端辺20aと両方の側辺20cとをシールしながら、青果物用包装体10の輪郭形状に打ち抜き切断して個片化する。このとき、隣接する他の青果物用包装体10の袋部20の側辺20cを共通させる。そうすることで、隣接する青果物用包装体10同士の間に隙間が無いため、無駄となるシート材の発生を抑えることができる。
また、第1シート材51が、一方の袋部20の開口部21から、他方の袋部20の開口部21までの幅W1に形成されているため、第1面S1となる第1シート材51に、蓋部30に対向する部分ができない。従って、余計な除去作業が不要である。また、接着部40を第2シート材52の長さ方向に沿って平行に2列に形成することで、互いが反対方向を向く青果物用包装体10の蓋部30に接着部40を、一度に形成することができる。
このようにして、図7に示すように、青果物用包装体10を、シート材の無駄を抑えながら、短期間で、かつ大量に製造することができる。
図6では、接着部40が長さ方向に沿って全体に形成されているが、青果物用包装体10の輪郭形状に打ち抜いたときに不要となる余剰部分S3(一方の青果物用包装体10の袋部20の下端辺20aから、第2シート材52の長さ方向に沿った端辺までの範囲)に形成される接着部40を省略すれば、接着材の使用量を減少させることができる。
また、図5に示す青果物用包装体12を製造するときには、袋部20xが三角形状をしているため、図6に示す余剰部分S3の発生が小さいか、または無い。従って、青果物用包装体12は、台形状の青果物用包装体10より、更に、シート材の無駄となる部分を少なくすることができる。
(実施例)
青果物用包装体10を製造して、収納部22にホウレンソウを収納して、包装内の酸素濃度および二酸化炭素濃度の変化を測定した。また、ホウレンソウの鮮度を5段階評価法で経時的に評価した。
測定には、袋部20の全体(下端辺20aから蓋部30の上端辺30bまで)の高さが約35cm、袋部20の高さ(下端辺20aから上端辺20bまで)が約32cm、蓋部30の長さ(下端辺30aから上端辺30bまで)が約3cmの青果物用包装体10を発明品として使用した。折り返し位置23は、開口部21から3cm下方となる位置とした。
また、青果物用包装体10との比較のため、蓋部30の第2部分32に第2接着部42が無いため、蓋部30の両側の側部と袋部20との隙間から通気することができる比較品Aと、蓋部30により完全に開口部21を密閉した比較品Bとでも、酸素濃度と二酸化炭素濃度とを測定した。環境温度は劣化促進のため約20度とした。
図8(A)に示すグラフからもわかるように、発明品は、酸素濃度が低下し、二酸化炭素濃度が上昇するが、経過日数が2日目でそれぞれが約10%で安定した状態となり、5日目までこの状態に変化がない。
図8(B)に示すように、比較品Aでは、内部と外部とで通気が十分に成されるため、雰囲気のガス組成と同様に高い酸素濃度が維持され、低い二酸化炭素濃度が維持された状態である。このような状態では、外部雰囲気の影響を直接的に受けやすい。
図8(C)に示すように、比較品Bでは、内部と外部とのガス交換ができないため、酸欠状態となり、ホウレンソウが細胞破壊(トロケ)を起こし、無気呼吸等による揮発性の異臭を放つようになった。
次に、ホウレンソウの鮮度を目視外観評価した結果を、図9に示す。なお、鮮度は、5段階評価法を用いた。評価の基準は、5点が「収穫時または試験開始時の新鮮さ」、4点が「劣化がごくわずかに進行」、3点が「劣化が明らかに認められ、商品性の限界」、2点が「劣化が進行し、商品性なし」、1点が「腐敗劣化の進行で調整不能」とした。
図9に示すグラフでは、20度で相対湿度10〜21%RHの高温域の保存環境における発明品と、10度で相対湿度28%RHの低温域の保存環境における発明品と、20度で相対湿度10〜21%RHの高温域の保存環境における従来の開放型包装である比較品Bとを比較している。
20度の保存環境での発明品に収納されたホウレンソウは、3日目までで水分減耗率0.2%であったが、6日目まで水分0.2%を維持した。一方、従来の開放型包装である比較品Bに収納されたホウレンソウでは、3日目で25.9%の水分減耗率であり外観上も萎凋が顕著であった。また、10度の保存環境での発明品に収納されたホウレンソウは、水分減耗率が3日目から6日目までほとんど変化が無く水分減耗率0.2%を維持したが、従来の開放型包装では3日目で水分減耗率5.9%であった。
一般的には、水分減耗率約5%程度が商品性の限界と言われている。従って、比較品Bでは3日目で商品としての限界に達していたが、発明品では、20度環境で約6日、10度環境でも6日以上萎凋(いちょう)を回避できることが判った。なお、図9に示すグラフでは示されていないが、5度環境での発明品は、20日以上、ホウレンソウの水分減耗を1%以内に保つことができた。
なお、本発明は、農業生産の現場における一次保管や、農業団体から出荷する場合に使用できるほか、一般流通における青果物の鮮度保持用に使用することができる。また流通末端の量販店での小売販売に使用できるだけでなく、一般消費者が青果物の購入後において冷蔵保存する場合にも使用することができる。
本発明は、葉茎類や根菜類など青果物の鮮度を保ちつつ収納保管するのに好適である。
10,11,12 青果物用包装体
20,20x 袋部
20a 下端辺
20b 上端辺
20c 側辺
21 開口部
22 収納部
23 折り返し位置
30 蓋部
30a 下端辺
30b 上端辺
30c 側辺
31 第1部分
32 第2部分
33 折り返し位置
40,40x 接着部
41 第1接着部
42 第2接着部
51 第1シート材
52 第2シート材
S1 第1面
S2 第2面
S3 余剰部分
W1,W2 幅

Claims (8)

  1. 青果物を収納する袋部であり、第1面と第2面とを有する袋部と、前記袋部の開口部の前記第1面とは反対側の前記第2面の縁部に設けられ、前記袋部の前記第1面側に折り返して、前記開口部を覆う蓋部とを備え、
    前記蓋部は、前記第1面側に折り返したときに、前記袋部と重なる第1部分と前記袋部からはみ出す第2部分とを備え、
    前記第1部分または前記袋部のいずれか一方には、前記第1部分の一部と前記袋部の第1面とを接着させる第1接着部が形成され、
    前記第2部分または前記袋部のいずれか一方には、前記第2部分を、前記第1面と反対面となる第2面側に折り返して、前記第2部分の一部と前記袋部の第2面とを接着させる第2接着部が形成され
    前記袋部内のガスを、前記開口部から前記第1部分と前記袋部の前記第1面との隙間を通過させ、前記第2部分と前記袋部の前記第2面との隙間から外部へ通じさせる青果物用包装体。
  2. 前記袋部の側辺同士の間隔が、前記袋部の下部から前記開口部へ向かうに従って拡がるように形成され、
    前記蓋部の側辺は、前記袋部の側辺から連続した直線状に形成された請求項1記載の青果物用包装体。
  3. 前記第1接着部と前記第2接着部とは、前記蓋部に形成された請求項1または2記載の青果物用包装体。
  4. 前記第1接着部と前記第2接着部とは、連続した帯状により形成された請求項3記載の青果物用包装体。
  5. 前記帯状に形成された前記第1接着部と第2接着部とは、接着テープにより形成され、
    前記接着テープは、前記第2部分よりはみ出す長さに形成されている請求項4記載の青果物用包装体。
  6. 前記蓋部は、前記開口部との境界位置を超えて折り返されて、前記袋部と接着される請求項1から5のいずれかの項に記載の青果物用包装体。
  7. 青果物を収納する袋部と、前記袋部の開口部に設けられ、前記袋部側に折り返して、前記開口部を覆う蓋部とを備えた青果物用包装体の製造方法において、
    前記袋部の側辺同士の間隔が、前記袋部の下部から前記開口部へ向かうに従って拡がるように形成された前記袋部の第1面を形成するための帯状の第1シート材と、前記第1面の反対面となる前記袋部の第2面と、前記蓋部の側辺が、前記袋部の側辺から連続した直線状に形成された前記蓋部とを形成するための帯状の第2シート材であって、前記蓋部が、前記第1面側に折り返されて接着する第1接着部、および更に、前記袋部からはみ出した部分を前記第2面側に折り返して接着する第2接着部を備えた前記第2シート材とを準備する段階と、
    前記第1シート材と前記第2シート材とを重ね合わせる段階と、
    前記第1シート材および前記第2シート材の長さ方向に沿って、前記袋部の開口部の向く方向が交互に反対方向を向くようにすると共に、前記袋部の側辺を隣接する他の袋部の側辺と共通させて並べられた包装体の輪郭形状に切断して個片化する段階とを含む青果物用包装体の製造方法。
  8. 青果物を収納する袋部であり、第1面と第2面とを有する袋部と、前記袋部の開口部の前記第1面とは反対側の前記第2面の縁部に設けられ、前記袋部の第1面側に折り返して、前記開口部を覆う蓋部とを備えた青果物用包装体による青果物の包装方法において、
    前記蓋部を前記第1面側に折り返して、前記蓋部の前記袋部と重なる第1部分を、前記第1部分または前記袋部のいずれか一方に形成された第1接着部により、前記第1部分の一部と前記袋部の第1面とを接着させる段階と、
    前記蓋部の前記袋部からはみ出す第2部分を、前記第1面と反対面となる第2面側に折り返して、前記第2部分または前記袋部のいずれか一方に形成された第2接着部により、前記第2部分の一部と前記袋部の第2面とを接着させ、前記袋部内のガスを、前記開口部から前記第1部分と前記袋部の前記第1面との隙間を通過させ、前記第2部分と前記袋部の前記第2面との隙間から外部へ通じさせる段階とを含む青果物の包装方法。
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