JP6423815B2 - 人協働型のロボットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、作業員と協働で作業を行う人協働型のロボットシステムに関する。
従来、作業員がロボットに加えた操作力を検出し、該操作力に従って動作する人協働型のロボットシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2015−199174号公報
上述のような人協働型のロボットシステムにおいて、作業員がロボットに操作力を加えて該ロボットを動作させているときに、ロボットまたは該ロボットが運搬しているワークが外部の物体と不意に接触する可能性がある。従来、ロボットまたはワークと外部の物体との接触を確実に検出可能とする技術が求められる。
本発明の一態様において、作業員と協働で作業を行う人協働型のロボットシステムは、操作部を有するロボットと、操作部に加えられた操作力を検出する操作力検出部と、操作力検出部が検出した操作力に従ってロボットを動作させる動作制御部とを備える。
また、ロボットシステムは、動作制御部がロボットを動作させているときに該ロボットに掛かる外力を検出する外力検出部を備える。ここで、外力は、操作力と、ロボットが外部の物体と接触したときに該物体から該ロボットに掛かる接触力との和である。
また、ロボットシステムは、外力検出部が検出した外力から、操作力検出部が検出した操作力を減算して、接触力を算出する接触力算出部を備える。接触力算出部は、操作力検出部が検出した操作力、または、外力検出部が検出した外力からノイズ成分を除去するフィルタリングを行ってもよい。
動作制御部は、接触力算出部が算出した接触力が予め定められた閾値を超えたときに、ロボットの動作を停止してもよい。動作制御部は、接触力算出部が算出した接触力に応じて、ロボットの動作速度を変化させてもよい。
動作制御部は、ロボットの動作を停止した後に操作力検出部が検出した操作力の方向が、接触力を減少させることができる方向である場合にのみ、該操作力に従ってロボットを動作させてもよい。
一実施形態に係るロボットシステムの概略図である。 図1に示すロボットシステムのブロック図である。 図1に示す第1の力センサの拡大図である。 図2に示す第2の力センサの拡大図である。 図1に示すロボットシステムの動作フローの一例を示すフローチャートである。 図5に示すステップS7のフローの一例を示すフローチャートである。 図1に示すロボットシステムの動作フローの他の例を示すフローチャートである。 他の実施形態に係るロボットシステムの概略図である。 図8に示すロボットシステムのブロック図である。 図8に示す第1の力センサの拡大図である。 さらに他の実施形態に係るロボットシステムの概略図である。 さらに他の実施形態に係るロボットシステムの概略図である。 図12に示すロボットシステムのブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係るロボットシステム10について説明する。ロボットシステム10は、作業員Aと協働でワークWをワークWに嵌め入れる作業を行うためのロボットシステムである。
ロボットシステム10は、ロボット12と、該ロボット12を制御するロボット制御部14とを備える。ロボット制御部14は、CPU(中央演算処理装置)および記憶部(ともに図示せず)等を有し、ロボット12の各構成要素を直接的または間接的に制御する。
ロボット12は、垂直多関節型ロボットであって、ロボットベース18、旋回胴20、ロボットアーム22、ロボットハンド24、および操作部38を有する。ロボットベース18は、ワークセルの床Bに固定された固定プレート16に対して移動不能に設置されている。
旋回胴20は、ロボットベース18に垂直な軸周りに旋回可能に取り付けられている。ロボットアーム22は、旋回胴20に回転可能に取り付けられた上腕部26と、該上腕部26の先端に回動可能に取り付けられた前腕部28とを有する。
ロボットハンド24は、手首部30を介して、前腕部28の先端に取り付けられている。ロボットハンド24は、アダプタ34と、該アダプタ34に開閉可能に設けられた複数の指部36とを有する。ロボットハンド24は、指部36を開閉することによって、ワークWを把持したり、解放したりすることができる。
操作部38は、作業員Aが把持し易い形状を有するハンドルであって、アダプタ34に固定されている。操作部38には、スイッチ44が設置されている。スイッチ44は、ロボット制御部14に電気的に接続されており、作業員Aがスイッチ44をONにした場合、ハンドガイドON信号をロボット制御部14に送信する。
ロボット12は、複数のサーボモータ32(図2)を有する。サーボモータ32は、旋回胴20、ロボットアーム22、および手首部30にそれぞれ内蔵され、ロボット制御部14からの指令に応じて、これら要素を回動軸周りに回動させる。
ロボットシステム10は、第1の力センサ40および第2の力センサ42をさらに備える。第1の力センサ40は、固定プレート16とロボットベース18との間に介挿されている。第1の力センサ40は、複数の歪みゲージを有する6軸力覚センサから構成され、第1の力センサ40に生じた歪みに応じた出力信号を、ロボット制御部14に送信する。
ロボット制御部14は、第1の力センサ40から受信した出力信号をフィルタリングし、該出力信号からノイズ成分を除去する。例えば、ロボット制御部14は、第1の力センサ40からの出力信号に、ローパスフィルタ、算術平均、重みづけ平均、FIRフィルタ、またはIIRフィルタ等の公知の信号処理を行うことによって、該出力信号からノイズ成分を除去する。
ロボット制御部14は、例えば図3中の直交座標系に示すように、第1の力センサ40に対して第1のセンサ座標系を設定する。ロボット制御部14は、第1の力センサ40からの出力信号に基づいて、図3に示す第1のセンサ座標系のx軸、y軸、z軸の方向の力と、x軸、y軸、z軸周りのモーメントとを、それぞれ算出する。こうして、ロボット制御部14は、第1の力センサ40に作用する全ての力の合力を算出できる。
その一方で、ロボット制御部14は、ロボット12の質量と、該ロボット12に取り付けられた部材の質量と、ロボットハンド24が把持するワークW等の質量と、ロボット12が動作することよって生じる慣性力とに起因して第1の力センサ40に作用する力(本稿では「内力」として言及する)を算出する。
この内力は、ロボット12の各構成要素の質量、ロボット12の姿勢、およびロボット12の各構成要素の動作速度を、運動方程式に代入することによって、算出できる。そして、ロボット制御部14は、第1の力センサ40から得られた合力から、算出した内力を減算することによって、ロボット12の任意の部位(ロボットベース18、旋回胴20、上腕部26、前腕部28、手首部30、ロボットハンド24、またはロボットハンド24が把持するワークW)に掛かる外力EFを算出する。
この外力EFは、作業員Aによって操作部38に加えられた操作力HFと、ロボット12の任意の部位が外部の物体と接触したときに該物体から該ロボット12に掛かる接触力CFとの和である。
このように、本実施形態においては、第1の力センサ40およびロボット制御部14は、ロボット12の任意の部位に掛かる外力EFを検出する外力検出部46を構成する。
外力検出部46は、ロボット12の任意の部位(ロボットベース18、旋回胴20、上腕部26、前腕部28、手首部30、ロボットハンド24、またはロボットハンド24が把持するワークW)に掛かる外力EFを検出できる。
例えば、ロボットハンド24のアダプタ34に掛けられた外力は、手首部30、ロボットアーム22、旋回胴20、およびロボットベース18を通して第1の力センサ40に伝達し、該第1の力センサ40によって検出される。
このように、本実施形態においては、外力検出部46は、ロボット12の任意の部位に掛けられた外力を、該外力に起因して固定プレート16とロボットベース18との間に作用する力として、検出する。
一方、第2の力センサ42は、操作部38とアダプタ34との間に介挿されている。第2の力センサ42は、6軸力覚センサから構成され、第2の力センサ42に生じた歪みに応じた出力信号を、ロボット制御部14に送信する。
ロボット制御部14は、第2の力センサ42からの出力信号を、ローパスフィルタ、算術平均、重みづけ平均、FIRフィルタ、またはIIRフィルタ等の手法を用いてフィルタリングし、該出力信号からノイズ成分を除去する。
ロボット制御部14は、例えば図4中の直交座標系に示すように、第2の力センサ42に対して第2のセンサ座標系を設定する。この第2のセンサ座標系の位置(原点位置)および姿勢(x軸、y軸、z軸の方向)は、ロボットハンド24の位置および姿勢とともに変化することになる。
したがって、ロボット制御部14は、ロボットハンド24の位置および姿勢を変化させる毎に、第2のセンサ座標系の位置および姿勢を更新する。
ロボット制御部14は、第2の力センサ42からの出力信号に基づいて、図4に示す第2のセンサ座標系のx軸、y軸、z軸の方向の力と、x軸、y軸、z軸周りのモーメントとを、それぞれ算出する。こうして、ロボット制御部14は、操作部38に加えられた操作力HFを算出する。
このように、本実施形態においては、第2の力センサ42およびロボット制御部14は、操作部38に加えられた操作力HFを検出する操作力検出部48を構成する。
次に、図5を参照して、ロボットシステム10の動作フローの一例について説明する。図5に示すフローは、ロボット制御部14がスイッチ44からハンドガイドON信号を受信したときに、開始する。
ステップS1において、ロボット制御部14は、第2の力センサ42に指令を送り、操作部38に加えられた操作力HFの検出を開始する。具体的には、ロボット制御部14は、第2の力センサ42に検出開始指令を送る。
第2の力センサ42は、ロボット制御部14から検出開始指令を受信すると、該第2の力センサ42に生じた歪みに応じた出力信号を、周期T(例えば0.5秒)でロボット制御部14へ送信する。
ロボット制御部14は、第2の力センサ42から送信される出力信号から操作部38に加えられた操作力HFを算出し、ロボット制御部14に内蔵された記憶部に記憶する。こうして、操作力HFが周期Tで検出される。
ステップS2において、ロボット制御部14は、第1の力センサ40に指令を送り、ロボット12に掛かる外力EFの検出を開始する。具体的には、ロボット制御部14は、第1の力センサ40に検出開始指令を送る。
第1の力センサ40は、ロボット制御部14から検出開始指令を受信すると、該第1の力センサ40に生じた歪みに応じた出力信号を、周期Tでロボット制御部14へ送信する。ロボット制御部14は、第1の力センサ40からの出力信号に基づいて、第1の力センサ40に作用する合力を算出する。
その一方で、ロボット制御部14は、合力の算出と同期して、そのときの内力を算出する。そして、ロボット制御部14は、合力から内力を減算することによってロボット12に掛かる外力EFを算出し、記憶部に記憶する。こうして、外力EFが周期Tで検出される。
ステップS3において、ロボット制御部14は、直近に検出した操作力HFの大きさが、予め定められた閾値α以上(|HF|≧α)であるか否かを判定する。この閾値αは、操作力HFに対して予め定められ、記憶部に記憶される。
ロボット制御部14は、操作力HFの大きさが閾値α以上である(すなわち、YES)と判定した場合、ステップS4へ進む。一方、ロボット制御部14は、操作力HFの大きさが閾値αよりも小さい(すなわち、NO)と判定した場合、ステップS8へ進む。
ステップS4において、ロボット制御部14は、ハンドガイド動作を実行する。具体的には、ロボット制御部14は、直近に検出した操作力HFを構成する、第2のセンサ座標系のx軸、y軸、z軸の方向の力と、x軸、y軸、z軸周りのモーメントとに応じて、ロボット12を動作させるための速度指令を生成する。
そして、ロボット制御部14は、生成した速度指令を各サーボモータ32へ送信し、ロボットハンド24を、作業員Aが与えた操作力HFの方向へ動作させる。その結果、ロボット12は、作業員Aが操作部38に加えた操作力HFに従って動作することになる。
このように、本実施形態においては、ロボット制御部14は、操作力HFに従ってロボット12を動作させる動作制御部50(図2)としての機能を有する。
ステップS5において、ロボット制御部14は、ロボット12に掛かる接触力CFを算出する。まず、ロボット制御部14は、直近に検出した操作力HFから、該操作力HFに起因して第1の力センサ40に作用する力HF’を算出する。
一例として、ロボット制御部14は、直近に検出した操作力HFを構成する、第2のセンサ座標系のx軸、y軸、z軸の方向の力に、第2のセンサ座標系から第1のセンサ座標系への座標変換行列を乗算し、第1のセンサ座標系の力に変換する。これにより、操作力HFに起因して第1の力センサ40に作用する力HF’の、 第1のセンサ座標系での値を算出できる。
次いで、ロボット制御部14は、直近に検出した外力EFから、上述のように算出した力HF’を減算する。これにより、第1の力センサ40にて検出された外力EFから、操作力HFの成分が除去されて、ロボット12の任意の部位が外部の物体と接触したときに該物体から該ロボット12に掛かる接触力CFを算出することができる。
このように、本実施形態においては、ロボット制御部14は、接触力CFを算出する接触力算出部52(図2)としての機能を有する。
ステップS6において、ロボット制御部14は、ステップS5にて算出した接触力CFが、予め定められた閾値β以上(すなわち、CF≧β)であるか否かを判定する。この閾値βは、接触力CFに対して予め定められ、記憶部に記憶される。
ロボット制御部14は、接触力CFが閾値β以上である(すなわちYES)と判定した場合、ステップS7へ進む。一方、ロボット制御部14は、接触力CFが閾値βよりも小さい(すなわちNO)と判定した場合、ステップS8へ進む。
ステップS7において、ロボット制御部14は、緊急停止スキームを実行する。このステップS7について、図6を参照して説明する。
ステップS11において、ロボット制御部14は、ロボット12の動作を停止する。具体的には、ロボット制御部14は、動作制御部50として機能して、各サーボモータ32へ指令を送り、ロボット12を停止する。
ステップS12において、ロボット制御部14は、第1の警告を生成する。一例として、ロボット制御部14は、音声データまたは文字・画像データの形態で、「ロボットが外部の物体と干渉しています」との警告信号を生成する。そして、ロボット制御部14は、スピーカまたはディスプレイ(図示せず)を通して、作業員Aに対して警告を出力する。
ステップS13において、ロボット制御部14は、ロボット12の許容動作方向を決定する。ここで、許容動作方向とは、ロボット12を該許容動作方向に移動させた場合に、ステップS5で算出した接触力CFを減少させることができる(すなわち、外部の物体と接触したロボット12またはワークWが該物体から離れることになる)動作方向を意味する。
一例として、ロボット制御部14は、ステップS4の実行中にロボット12の各可動要素(旋回胴20、上腕部26、前腕部28、手首部30)の位置指令値を記憶部に順次記憶していく。
そして、ロボット制御部14は、ステップS6にてYESと判定した時点の直前(または直後)に記憶された位置指令値Pと、該位置指令値Pの直前に記憶された位置指令値Pn−1を記憶部から順次読み出し、ロボット12の各可動要素を位置指令値Pから位置指令値Pn−1へ移動させる動作方向を、許容動作方向として決定する。
また、他の例として、ロボット制御部14は、外部の物体がロボット12の特定の部位(例えば、ロボットハンド24)に接触したものと仮定して、ステップS5にて算出した接触力CF(または、第1の力センサ40の出力信号)に基づいて、該物体が該特定の部位に当接した方向Dを算出し、該方向Dを許容動作方向として決定する。
ステップS14において、ロボット制御部14は、直近に検出した操作力HFの大きさが閾値α以上(|HF|≧α)であるか否かを判定する。具体的には、操作力検出部48は、ステップS11の終了後も継続して、操作力HFを周期Tで検出する。
ロボット制御部14は、ステップS11の終了後、直近に検出した操作力HFの大きさが閾値α以上である(すなわち、YES)と判定した場合、ステップS15へ進む。一方、ロボット制御部14は、直近に検出した操作力HFの大きさが閾値αよりも小さい(すなわち、NO)と判定した場合、ステップS17へ進む。
ステップS15において、ロボット制御部14は、ステップS14にて閾値α以上であると判定した操作力HFの方向が、ステップS13にて決定した許容動作方向と一致しているか否かを判定する。
例えば、ロボット制御部14は、操作力HFの方向が、ステップS13にて決定した許容動作方向の±5°の範囲に収まる場合に、操作力HFの方向が許容動作方向と一致していると判定する。
ロボット制御部14は、操作力HFの方向が許容動作方向と一致している(すなわちYES)と判定した場合、図5のステップS4へ進み、該操作力HFに従って、ハンドガイド動作を再度実行する。一方、ロボット制御部14は、操作力HFの方向が許容動作方向と一致していない(すなわちNO)と判定した場合、ステップS16へ進む。
ステップS16において、ロボット制御部14は、第2の警告を生成する。一例として、ロボット制御部14は、音声データまたは文字・画像データの形態で、「その方向へは移動できません」との警告信号を生成する。そして、ロボット制御部14は、スピーカまたはディスプレイを通して、作業員Aに警告を出力する。
ステップS17において、ロボット制御部14は、スイッチ44がOFFにされたか否かを判定する。具体的には、ロボット制御部14は、スイッチ44からのハンドガイドON信号がゼロとなったか否かを判定する。
ロボット制御部14は、スイッチ44がOFFにされた(すなわちYES)と判定した場合、図6に示すステップS7を終了し、以って図5に示すフローを終了する。一方、ロボット制御部14は、スイッチ44がONである(すなわちNO)と判定した場合、ステップS14へ戻る。
再度、図5を参照して、ステップS8において、ロボット制御部14は、上述のステップS17と同様に、スイッチ44がOFFにされたか否かを判定する。ロボット制御部14は、スイッチ44がOFFにされた(すなわちYES)と判定した場合、ステップS9へ進む。一方、ロボット制御部14は、スイッチ44がONである(すなわちNO)と判定した場合、ステップS3へ戻る。
ステップS9において、ロボット制御部14は、上述のステップS11と同様に、ロボット12の動作を停止する。そして、ロボット制御部14は、図5に示すフローを終了する。
上述したように、本実施形態においては、ロボット制御部14は、ステップS4にてハンドガイド動作を実行しているときに、外力検出部46が検出した外力EFから、作業員Aによって与えられた操作力HFの成分を除去し、ロボット12(またはワークW)と外部の物体との接触に起因する接触力CFを算出している。
この構成によれば、ハンドガイド動作を実行しているときに接触力CFをリアルタイムで監視することができるので、ロボット12(またはワークW)と外部の物体との接触を確実に検出することができる。
また、本実施形態においては、ステップS6にてYESと判定した場合、ロボット制御部14は、ロボット12の動作を停止している(ステップS11)。この構成によれば、ハンドガイド動作を実行しているときにロボット12またはワークWが外部の物体と接触した場合に、ロボット12またはワークWに過大な力が掛かるのを防止することができるとともに、作業員Aの安全も確保することができる。
また、本実施形態においては、ロボット制御部14は、ロボット12の動作を停止した後、操作力HFの方向が許容動作方向に一致している場合にのみ、ステップS4のハンドガイド動作を再開する。
この構成によれば、ロボット12(またはワークW)が外部の物体と接触した場合に、作業員Aによるハンドガイド動作によって、ロボット12(またはワークW)を外部の物体にさらに強い力で押し付けてしまう動作を、確実に防止することができる。
また、本実施形態においては、ロボット制御部14は、ロボット12の動作を停止したときに、その旨を示す第1の警告を出力している(ステップS12)。この構成によれば、作業員Aは、ロボット12(またはワークW)が外部の物体と接触したことを、直観的に認識することができる。
また、ロボット制御部14は、ロボット12の動作を停止した後に、許容動作方向と異なる方向へ操作力HFが加えられたことを検出(ステップS15にてNOと判定)した場合に、その旨を示す第2の警告を出力している。
この構成によれば、作業員Aは、ロボット12(またはワークW)を外部の物体に押し付けるようにロボット12を操作しようとしていることを、直観的に認識することができる。
また、本実施形態においては、第1の力センサ40および第2の力センサ42からの出力信号をフィルタリングし、ノイズ成分を除去している。この構成によれば、第1の力センサ40および第2の力センサ42からの出力信号の瞬時的変動による影響を受けることなく、外力EFおよび操作力HFを安定して検出できるので、接触力CFの検出精度を向上させることができる。
次に、図7を参照して、ロボットシステム10の動作フローの他の例について説明する。なお、図7に示すフローにおいて、図5に示すフローと同様のプロセスには同じステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る動作フローの開始時においては、ステップS4にてハンドガイド動作を実行するときに各サーボモータ32へ送信される速度指令は、初期設定として第1の速度指令Vに設定されている。この第1の速度指令Vは、ロボット12を、第1の速度で動作させるための速度指令である。
ステップS5の後、ステップS21において、ロボット制御部14は、ステップS5にて算出した接触力CFが、予め定められた閾値β以上であるか否かを判定する。この閾値βは、接触力CFに対して予め定められ、記憶部に記憶される。
ロボット制御部14は、接触力CFが閾値β以上である(すなわちYES)と判定した場合、ステップS23へ進む。一方、ロボット制御部14は、接触力CFが閾値βよりも小さい(すなわちNO)と判定した場合、ステップS22へ進む。
ステップS22において、ロボット制御部14は、ハンドガイド動作を実行するときに各サーボモータ32に送信される速度指令を第1の速度指令Vに設定する。仮に、ステップS22の開始時に、速度指令が既に第1の速度指令Vに設定されていた場合、ロボット制御部14は、速度指令の設定を第1の速度指令Vに維持する。
ステップS23において、ロボット制御部14は、ステップS5にて算出した接触力CFが、予め定められた閾値β以上であるか否かを判定する。この閾値βは、上述の閾値βよりも大きな値(すなわち、β>β)として予め定められ、記憶部に記憶される。
ロボット制御部14は、接触力CFが閾値β以上である(すなわちYES)と判定した場合、ステップS25へ進む。一方、ロボット制御部14は、接触力CFが閾値βよりも小さい(すなわちNO)と判定した場合、ステップS24へ進む。
ステップS24において、ロボット制御部14は、ハンドガイド動作を実行するときに各サーボモータ32に送信される速度指令を、第2の速度指令Vに設定する。この第2の速度指令Vは、ロボット12を、第1の速度よりも遅い第2の速度で動作させるための速度指令である。
ステップS25において、ロボット制御部14は、ステップS5にて算出した接触力CFが、予め定められた閾値β以上であるか否かを判定する。この閾値βは、上述の閾値βよりも大きな値(すなわち、β>β)として予め定められ、記憶部に記憶される。
ロボット制御部14は、接触力CFが閾値β以上である(すなわちYES)と判定した場合、ステップS7へ進む。一方、ロボット制御部14は、接触力CFが閾値βよりも小さい(すなわちNO)と判定した場合、ステップS26へ進む。
ステップS26において、ロボット制御部14は、ハンドガイド動作を実行するときに各サーボモータ32に送信される速度指令を、第3の速度指令Vに設定する。この第3の速度指令Vは、ロボット12を、第2の速度よりも遅い第3の速度で動作させるための速度指令である。
このように、本実施形態においては、ロボット制御部14は、ステップS5にて算出した接触力CFに応じて、ロボット12の動作速度を変化させている。具体的には、ロボット制御部14は、算出した接触力CFが大きい程、ロボット12の動作速度を遅くするように、速度指令の設定を変更している。
この構成によれば、接触力CFが比較的に小さい場合は、ロボット12の動作を停止させずに、その動作速度を減速することによって、ロボット12(またはワークW)や作業員Aが外部の物体と接触することによって過大な力が掛かってしまう虞を低減できる。したがって、作業効率の低下を防止しつつ、ロボット12(またはワークW)や作業員Aの安全を確保できる。
次に、図8および図9を参照して、他の実施形態に係るロボットシステム60について説明する。なお、以下に説明する種々の実施形態において、既述の実施形態と同様の要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
ロボットシステム60は、ロボット12、ロボット制御部62、第1の力センサ64、および第2の力センサ42を備える。ロボット制御部62は、CPUおよび記憶部(ともに図示せず)等を有し、ロボット12の各構成要素を直接的または間接的に制御する。
第1の力センサ64は、上述の第1の力センサ40と同様に、複数の歪みゲージを有する6軸力覚センサから構成され、第1の力センサ64に生じた歪みに応じた出力信号を、ロボット制御部62に送信する。第1の力センサ64は、上腕部26に組み込まれている。
ロボット制御部62は、例えば図10中の直交座標系に示すように、第1の力センサ64に対して第1のセンサ座標系を設定する。ロボット制御部62は、第1の力センサ64からの出力信号に基づいて、図10に示す第1のセンサ座標系のx軸、y軸、z軸の方向の力と、x軸、y軸、z軸周りのモーメントとを、それぞれ算出する。こうして、ロボット制御部62は、第1の力センサ64に作用する合力を算出する。
その一方で、ロボット制御部62は、ロボット12の構成要素のうち、第1の力センサ64の先端側に位置するもの(すなわち、上腕部26の先端側の部分26a、前腕部28、手首部30、およびロボットハンド24。以下、「先端側要素」として言及する)の質量と、ロボットハンド24が把持するワークW等の質量と、ロボット12が動作することよって生じる慣性力とに起因して第1の力センサ64に作用する内力を算出する。
この内力は、ロボット12の先端側要素の質量、ロボット12の姿勢、およびロボット12の各構成要素の動作速度を、公知の運動方程式に代入することによって、算出できる。
そして、ロボット制御部62は、第1の力センサ64から得られた合力から、算出した内力を減算することによって、ロボット12の先端側要素に掛かる外力EFを算出する。この外力EFは、作業員Aによって操作部38に加えられた操作力HFと、ロボット12の先端側要素が外部の物体と接触したときに該物体から該先端側要素に掛かる接触力CFとの和である。
このように、本実施形態においては、第1の力センサ64およびロボット制御部62は、ロボット12の先端側要素に掛かる外力EFを検出する外力検出部66を構成する。
外力検出部66は、先端側要素の任意の部位(上腕部26の部分26a、前腕部28、手首部30、またはロボットハンド24)に掛かけられた外力を、該外力に起因して第1の力センサ64に作用する力として検出する。
一方、第2の力センサ42およびロボット制御部62は、操作部38に加えられた操作力HFを検出する操作力検出部68を構成する。
次に、図5〜図7を参照して、ロボットシステム60の動作フローについて説明する。ロボット制御部62は、図5または図7に示す動作フローを実行する。ここで、ロボットシステム60の動作は、上述のロボットシステム10と、ステップS2およびS5において相違する。
具体的には、ステップS2において、ロボット制御部62は、第1の力センサ64に指令を送り、ロボット12の先端側要素に掛かる外力EFの検出を開始する。具体的には、ロボット制御部62は、第1の力センサ64に検出開始指令を送る。
第1の力センサ64は、ロボット制御部62から検出開始指令を受信すると、該第1の力センサ64に生じた歪みに応じた出力信号を、周期Tでロボット制御部62へ送信する。ロボット制御部62は、第1の力センサ64からの出力信号から、該第1の力センサ64に作用する合力を算出する。
その一方で、ロボット制御部62は、合力の算出と同期して、そのときの内力を算出する。そして、ロボット制御部62は、合力から内力を減算することによってロボット12の先端要素に掛かる外力EFを算出し、記憶部に記憶する。
ステップS5において、ロボット制御部62は、ロボット12の先端側要素に掛かる接触力CFを算出する。まず、ロボット制御部62は、直近に検出した操作力HFから、該操作力HFに起因して第1の力センサ64に作用する力HF’を算出する。
例えば、ロボット制御部62は、直近に検出した操作力HFを構成する、第2のセンサ座標系のx軸、y軸、z軸の方向の力に、第2のセンサ座標系から第1のセンサ座標系への座標変換行列を乗算し、第1のセンサ座標系の力に変換する。これにより、操作力HFに起因して第1の力センサ64に作用する力HF’ の、 第1のセンサ座標系での値を算出できる。
次いで、ロボット制御部62は、直近に検出した外力EFから、上述のように算出した力HF’を減算する。これにより、第1の力センサ64にて検出された外力EFから、操作力HFの成分が除去されて、ロボット12の先端側要素が外部の物体と接触したときに該物体から該先端側要素に掛かる接触力CFを算出することができる。
このように、本実施形態においては、ロボット制御部62は、先端側要素に掛かる接触力CFを算出する接触力算出部69(図9)としての機能を有する。
本実施形態によれば、ハンドガイド動作を実行しているときに、ロボット12の先端側要素と外部の物体との接触に起因する接触力CFをリアルタイムで監視することができるので、ロボット12の先端側要素と外部の物体との接触を確実に検出することができる。
次に、図11を参照して、さらに他の実施形態に係るロボットシステム70について説明する。このロボットシステム70は、上述のロボットシステム60と、以下の点で相違する。すなわち、ロボットシステム70においては、第1の力センサ74が手首部30に取り付けられている。この実施形態においては、ロボット制御部72および第1の力センサ74は、ロボットハンド24に掛かる外力EFを検出する外力検出部76を構成する。
なお、上述の実施形態においては、第1の力センサ40、64、74が6軸力覚センサから構成されている場合について述べた。しかしながら、これに限らず、第1の力センサは、トルクセンサから構成されてもよい。
以下、図12および図13を参照して、このような実施形態に係るロボットシステム80について説明する。ロボットシステム80は、ロボット12、ロボット制御部82、第1の力センサ84、および第2の力センサ42を備える。ロボット制御部82は、CPUおよび記憶部(ともに図示せず)等を有し、ロボット12の各構成要素を直接的または間接的に制御する。
第1の力センサ84は、第1のトルクセンサ86、第2のトルクセンサ88、第3のトルクセンサ90、第4のトルクセンサ92、第5のトルクセンサ94、および第6のトルクセンサ96を有する。
第1のトルクセンサ86は、旋回胴20を第1の軸O周りに旋回させるサーボモータ32に内蔵され、第1の軸O周りのトルクτを検出し、ロボット制御部82へ送信する。なお、第1の軸Oは、鉛直方向と平行である。
第2のトルクセンサ88は、上腕部26を第2の軸O周りに回動させるサーボモータ32に内蔵され、第2の軸O周りのトルクτを検出し、ロボット制御部82へ送信する。
第3のトルクセンサ90は、前腕部28を第3の軸O周りに回動させるサーボモータ32に内蔵され、第3の軸O周りのトルクτを検出し、ロボット制御部82へ送信する。
第4のトルクセンサ92は、前腕部28を第4の軸O周りに回動させるサーボモータ32に内蔵され、第4の軸O周りのトルクτを検出し、ロボット制御部82へ送信する。
第5のトルクセンサ94は、手首部30を第5の軸O周りに回動させるサーボモータ32に内蔵され、第5の軸O周りのトルクτを検出し、ロボット制御部82へ送信する。
第6のトルクセンサ96は、手首部30を第6の軸O周りに回動させるサーボモータ32に内蔵され、第6の軸O周りのトルクτを検出し、ロボット制御部82へ送信する。
一方、ロボット制御部82は、ロボット12の各構成要素の質量と、ロボットハンド24が把持するワークW等の質量と、ロボット12の各構成要素が動作することよって生じる慣性力とに起因して第1〜第6の軸O、O、O、O、OおよびOの周りに作用するトルク(すなわち、「内力」)Iτ、Iτ、Iτ、Iτ、IτおよびIτ、をそれぞれ算出する。
これら内力Iτ、Iτ、Iτ、Iτ、IτおよびIτは、ロボット12の各構成要素の質量、ロボット12の姿勢、およびロボット12の各構成要素の動作速度を、公知の運動方程式に代入することによって、算出できる。
ロボット制御部82は、第1〜第6のトルクセンサ86、88、90、92、94および96から得られたトルクτ、τ、τ、τ、τおよびτから、算出した内力Iτ、Iτ、Iτ、Iτ、IτおよびIτをそれぞれ減算することによって、ロボット12に掛かる外力に起因して第1〜第6の軸O、O、O、O、OおよびOの周りに作用するトルク(以下、外力トルクとして言及する)Eτ、Eτ、Eτ、Eτ、EτおよびEτをそれぞれ算出する。
ロボット制御部82は、これら外力トルクEτ、Eτ、Eτ、Eτ、EτおよびEτに基づいて、ロボットハンド24に掛かる外力EFを算出する。この外力EFは、作業員Aによって操作部38に加えられた操作力HFと、ロボットハンド24が外部の物体と接触したときに該物体から該ロボットハンド24に掛かる接触力CFとの和である。
このように、本実施形態においては、第1の力センサ84およびロボット制御部82は、ロボットハンド24に掛かる外力EFを検出する外力検出部98を構成する。一方、第2の力センサ42およびロボット制御部82は、操作部38に加えられた操作力HFを検出する操作力検出部100を構成する。
次に、図5〜図7を参照して、ロボットシステム80の動作フローについて説明する。ロボット制御部82は、図5または図7に示す動作フローを実行する。ここで、ロボットシステム80の動作は、上述のロボットシステム10と、ステップS2およびS5において相違する。
具体的には、ステップS2において、ロボット制御部82は、第1の力センサ84に指令を送り、ロボットハンド24に掛かる外力EFの検出を開始する。具体的には、ロボット制御部82は、第1〜第6のトルクセンサ86、88、90、92、94および96に検出開始指令を送る。
第1〜第6のトルクセンサ86、88、90、92、94および96は、ロボット制御部82から検出開始指令を受信すると、周期Tでトルクτ、τ、τ、τ、τおよびτを検出し、ロボット制御部82へそれぞれ送信する。
その一方で、ロボット制御部82は、トルクτ、τ、τ、τ、τおよびτの取得と同期して、そのときの内力Iτ、Iτ、Iτ、Iτ、IτおよびIτをそれぞれ算出する。
そして、ロボット制御部82は、トルクτ、τ、τ、τ、τおよびτから内力Iτ、Iτ、Iτ、Iτ、IτおよびIτをそれぞれ減算し、外力トルクEτ、Eτ、Eτ、Eτ、EτおよびEτをそれぞれ算出する。そして、ロボット制御部82は、外力トルクEτ、Eτ、Eτ、Eτ、EτおよびEτから、ロボットハンド24に掛かる外力EFを算出し、記憶部に記憶する。
ステップS5において、ロボット制御部82は、ロボットハンド24に掛かる接触力CFを算出する。具体的には、ロボット制御部82は、直近に検出した外力EFから、直近に検出した操作力HFを減算する。これにより、第1の力センサ84によって検出された外力EFから操作力HFが除去されて、ロボットハンド24が外部の物体と接触したときに該物体から該ロボットハンド24に掛かる接触力CFを算出することができる。
このように、本実施形態においては、ロボット制御部82は、ロボットハンド24に掛かる接触力CFを算出する接触力算出部102(図13)としての機能を有する。
本実施形態によれば、ハンドガイド動作を実行しているときに、ロボットハンド24(またはワークW)と外部の物体との接触に起因する接触力CFをリアルタイムで監視することができるので、ロボットハンド24(またはワークW)と外部の物体との接触を確実に検出することができる。
なお、上述の実施形態においては、ロボット12が垂直多関節型ロボットである場合について述べた。しかしながら、これに限らず、ロボット12は、例えばスカラ型またはパラレルリンク型といった、如何なる型のロボットであってもよい。
また、図6に示す動作フローにおいては、ステップS11においてロボット12を停止させる場合について述べた。しかしながら、これに限らず、例えば、ロボット制御部14、62、72、82は、ステップS11を実行することなく、ステップS12で作業員Aに警告を発するのみであってもよい。
また、ロボット制御部14、62、72、82は、ステップS5にて算出した接触力CFを、リアルタイムでディスプレイに表示させてもよい。この場合において、ロボット制御部14、62、72、82は、図6に示すステップS11を実行せずに、算出した接触力CFをディスプレイに表示して接触力CFを作業員Aに報知するだけでもよい。
また、上述の実施形態においては、力センサ40、42、64および74が歪みゲージを有する6軸力覚センサから構成された場合について述べた。しかしながら、これに限らず、力センサ40、42、64および74は、例えば静電容量の変化に基づいて力を検出するセンサ、または光学的に歪みを検出するセンサであってもよい。
また、ロボットシステム10にて用いた、第1の力センサ40および第2の力センサ42の出力信号からノイズ成分を除去するフィルタリングは、ロボットシステム60、70、および80にも同様に適用できる。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態の中で説明されている特徴を組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得るが、これら特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることも当業者に明らかである。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、工程、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」、「次いで」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10,60,70,80 ロボットシステム
12 ロボット
14,62,72,82 ロボット制御部
40,42,64,74,84 力センサ

Claims (5)

  1. 作業員と協働で作業を行う人協働型のロボットシステムであって、
    操作部を有するロボットと、
    前記操作部に加えられた操作力を検出する操作力検出部と、
    前記操作力検出部が検出した前記操作力に従って前記ロボットを動作させる動作制御部と、
    前記動作制御部が前記ロボットを動作させているときに該ロボットに掛かる外力を検出する外力検出部であって、前記外力は、前記操作力と、前記ロボットが外部の物体と接触したときに該物体から該ロボットに掛かる接触力との和である、外力検出部と、
    前記外力検出部が検出した前記外力から、前記操作力検出部が検出した前記操作力を減算して、前記接触力を算出する接触力算出部と、を備える、ロボットシステム。
  2. 前記接触力算出部は、前記操作力検出部が検出した前記操作力、または、前記外力検出部が検出した前記外力からノイズ成分を除去するフィルタリングを行う、請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記動作制御部は、前記接触力算出部が算出した前記接触力が予め定められた閾値を超えたときに、前記ロボットの動作を停止する、請求項1または2に記載のロボットシステム。
  4. 前記動作制御部は、前記ロボットの動作を停止した後に前記操作力検出部が検出した前記操作力の方向が、前記接触力を減少させることができる方向である場合にのみ、該操作力に従って前記ロボットを動作させる、請求項3に記載のロボットシステム。
  5. 前記動作制御部は、前記接触力算出部が算出した前記接触力に応じて、前記ロボットの動作速度を変化させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロボットシステム。
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