JP6423761B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量センサとこれを囲む導体部とを有する操作部材が設けられ、前記導体部に手が触れたことを検知することができる入力装置に関する。
特許文献1に車両に装備される入力装置に関する発明が記載されている。
この入力装置には、上面部と側壁部を有する回転操作可能な操作体が設けられている。操作体の上面部に静電容量センサが設けられ、側壁部には浮遊導体部が設けられている。
静電容量センサはY方向に直線状に延びる複数本の第1の電極パターンと、X方向に直線状に延びる複数本の第2の電極パターンを有している。
この入力装置は近接スキャンモードと通常スキャンモードで駆動される。近接スキャンモードでは、指で浮遊導体部が掴まれた否かが検出され、通常スキャンモードでは、指が上面部に触れたときにその接触位置を座標情報として検出される。
前記近接スキャンモードでは、第1電極パターンのうちのX方向の両端に位置する2本の電極の一方が駆動電極で他方が検出電極として使用される。この近接スキャンモードでは、上面部に指が触れたときと、側方から指が浮遊導体部に触れたときと、上方から手の平を接近させて複数の指で導体部を掴んだときとで、検出信号のレベルが相違する。そこでこの検出信号のレベルをしきい値と比較することで、手で操作部材がどのように操作されているのかを判定しようというものである。
特開2014−229223号公報
特許文献1に記載された入力装置は、近接スキャンモードにおいて、駆動電極と検出電極がX方向に離れて配置されているため、検出感度が弱く、そのため検出信号のレベルの違いをしきい値を基準として正確に判定するのは非常に難しい。
前記入力装置では、駆動電極に与える駆動電圧を高くしたり、駆動電極の数を増やすことで感度を高めることが可能である。しかし、この場合には、駆動電極から発せられる放射ノイズが大きくなり、他の電子機器へ影響を与えやすくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、導体部に手が触れたことを高い感度で検知でき、しかも放射ノイズの発生を抑制できる入力装置を提供することを目的としている。
本発明は、絶縁材料で形成されて操作面を有する操作部材と、前記操作面に設けられた静電容量センサと、前記静電容量センサの少なくとも一部を囲むように配置された導体部とを有する入力装置において、
前記静電容量センサには、同じ方向に延びる駆動電極と検出電極と逆位相駆動電極からなる電極の組が複数設けられ、前記各組では、前記各電極が延びる方向と直交する配列方向において、前記検出電極を挟んで一方の側に前記駆動電極が、他方の側に前記逆位相駆動電極が配置され、前記逆位相駆動電極よりも前記駆動電極の方が前記導体部の近くに位置し、前記駆動電極と前記逆位相駆動電極に、互いに逆位相の駆動電圧が与えられ、
複数の前記検出電極に同じ出力変化があったときに、前記導体部に手が接近しまたは触れたと判定され、
複数の前記検出電極の一部のものに出力変化があったときに、前記操作面に手が接近しまたは触れたと判定されることを特徴とするものである。
本発明の入力装置は、前記検出電極の出力変化によって、前記導体部に手が接近しまたは触れたことが判定される。また、前記静電容量センサでは、検出電極を挟んで設けられた駆動電極と逆位相駆動電極に逆位相の駆動電圧が与えられるため、放射ノイズの発生を抑制できる。
本発明の入力装置は、複数の前記駆動電極に同相の駆動電圧が与えられることが好ましい。
本発明の入力装置は、前記配列方向において、前記操作面の中心に対して、前記駆動電極と前記検出電極と前記逆位相駆動電極が対称に配置されているものとして構成できる。
また、本発明の入力装置は、前記操作面には、前記配列方向に向けて前記駆動電極と前記検出電極と前記逆位相駆動電極が配列したY電極群と、前記配列方向と直交する方向に向けて前記駆動電極と前記検出電極と前記逆位相駆動電極が配列したX電極群とが設けられているものである。
本発明の入力装置は、静電容量センサの周囲に配置された導体部に手が接近しまたは触れたことを高感度に検知できるようになり、また放射ノイズの発生も抑制できる。
また、導体部に手が接近しまたは触れた状態と、静電容量センサに手が接近しまたは触れた状態とを、高い精度で識別して検知することが可能である。
本発明の実施の形態の入力装置の全体構造を示すブロック図、 (A)は導体部を掴む操作を示す斜視図、(B)は静電容量センサが設けられた操作面に指が触れた操作を示す斜視図、 静電容量センサのY電極群の配置を示す平面図、 静電容量センサのX電極群の配置を示す平面図、 駆動電圧と検知出力の波形を示す線図、 (A)はY電極群での電極間の静電容量結合を示す説明図、(B)は導体部に手が触れたときの動作説明図、 静電容量センサを有する操作面に指が触れたときの動作説明図、
図1に示す本発明の実施の形態の入力装置1は、自動車などの車両の車室内に設けられる操作部や各種電子機器の操作部あるいは産業用機器の操作部などに用いられる。
<入力装置の構造>
入力装置1に操作部材2が設けられている。図1と図2に示すように、操作部材2は円盤形状であり、電気絶縁性の合成樹脂で形成されている。操作部材2の上面は操作面2aであり、操作面2aに静電容量センサ10が設置されている。
操作部材2の側面2bは円筒面であり、側面2bには導体部5が設けられている。導体部5は金属板や金属メッキ層などで形成されており、あるいは導電性樹脂材料で形成されている。導体部5は静電容量センサ10とは絶縁されており、電気的に浮遊状態である。図1と図2に示す操作部材2では、導体部5が操作面2aと静電容量センサ10の全周を囲むように連続して形成されている。ただし、導体部5が、静電容量センサ10の周囲に部分的にあるいは間欠的に設けられていてもよい。
入力装置1は、図2(A)に示すように、操作部材2を手で保持して回転させることにより、ロータリエンコーダやロータリースイッチあるいは回転式可変抵抗器などの回転検出部材を操作することができる。また、図2(B)に示すように、操作部材2に設けられた静電容量センサ10によって、操作面2aに指Fが接近しまたは触れたことが検知され、さらに操作面2aのどの位置に指Fが触れたのかを識別できるようになっている。
図1に示すように、静電容量センサ10は、円形の絶縁基板にY電極群11とX電極群12とが形成されており、絶縁基板が操作部材2の操作面2aに設置されている。Y電極群11を構成する複数の電極は、X方向に間隔を空けてY方向に直線状に延びて形成されている。X電極群12を構成する複数の電極は、Y方向に間隔を空けてX方向に直線状に延びて形成されている。Y電極群11を構成する電極とX電極群12を構成する電極は互いに絶縁されている。またこれら電極は絶縁層で覆われており、操作部材2の操作面2aの表面に絶縁層が現れている。
図3にY電極群11が示され、図4にX電極群12が示されている。
図3に示すY電極群11では、各電極が延びる方向がX方向であり、X方向と直交するY方向が電極の配列方向である。
図3では、中心線Y0を挟んで図示上側に位置するY電極群11の半分の群を半電極群Yaで表し、図示下側に位置するY電極群11の半分の群を半電極群Ybで表している。図1にも示すように、半電極群Xaでは、前記配列方向(Y方向)において、導体部5に最も近い図示上側の位置から中心線Y0に向けて、第1の駆動電極Dp1、第1の検出電極Sy1、第1の逆位相駆動電極Dn1、第2の駆動電極Dp2、第2の検出電極Sy2、第2の逆位相駆動電極Dn2の順に配置されている。
半電極群Yaと半電極群Ybは、各電極の配置が中心線Y0を挟んで上下に線対称である。図1にも示すように、下側の半電極群Xbでは、前記配列方向(Y方向)において、導体部5に最も近い図示下側の位置から中心線Y0に向けて、第3の駆動電極Dp3、第3の検出電極Sy3、第3の逆位相駆動電極Dn3、第4の駆動電極Dp4、第4の検出電極Sy4、第4の逆位相駆動電極Dn4の順に配置されている。
図4に示すX電極群12は、中心線X0を挟んで図示左側に位置するX電極群12の半分の群を半電極群Xaで表し、図示右側に位置するX電極群12の半分の群を半電極群Xbで表している。半電極群Xaと半電極群Xbでは、各電極の配置が中心線X0を挟んで左右に線対称である。
X電極群12では、各電極の延びる方向がY方向であり、電極の配列方向がX方向である。
図4に示すX電極群12の各電極の配置は、図3に示すY電極群11を反時計方向へ90度回転させたのと同じである。半電極群Xaでは、導体部5に最も近い図示左側の位置から中心線X0に向けて、第1の駆動電極Dp1、第1の検出電極Sy1、第1の逆位相駆動電極Dn1、第2の駆動電極Dp2、第2の検出電極Sy2、第2の逆位相駆動電極Dn2の順に配置されている。
右側の半電極群Xbでは、導体部5に最も近い図示右側の位置から中心線X0に向けて、第3の駆動電極Dp3、第3の検出電極Sy3、第3の逆位相駆動電極Dn3、第4の駆動電極Dp4、第4の検出電極Sy4、第4の逆位相駆動電極Dn4の順に配置されている。
図1に示すように、Y電極群11を構成する各電極は、Y側マルチプレクサ21に接続され、X電極群12を構成する各電極は、X側マルチプレクサ22に接続されている。Y側マルチプレクサ21とX側マルチプレクサ22は、制御部20の制御により動作させられ、各マルチプレクサ21,22の切換え動作により、Y電極群11とX電極群12の各電極が、駆動回路23と検出回路24に選択的に接続される。
また、駆動回路23は制御部20で制御され、検知回路24で得られた検知出力は制御部20に与えられる。
<動作>
次に、前記入力装置1の動作を説明する。
この入力装置1は、「操作識別モード」と「位置識別モード」とで駆動される。「操作識別モード」と「位置識別モード」とでは、マルチプレクサ21,22の切換え動作により、各電極と駆動回路23との接続および各電極と検知回路24との接続の組み合わせが変えられる。
「操作識別モード」では、操作部材2がどのように操作されているかが識別される。すなわち、図2(A)に示すように、操作部材2の導体部5が手Hで掴まれたか、または図2(B)に示すように、操作面2aに指Fを触れたのかが識別される。「操作識別モード」によって、図2(B)に示すように、操作面2aに指Fが触れられた、と識別されたときに、制御部20の制御動作により「位置識別モード」に切替えられ、その後は、操作面2aにおいて指Fが触れている箇所のX−Y座標上の位置が検出される。
上記制御を行うことにより、操作者が操作部材2を複数の指で掴んで回転操作しようとしているのか、あるいは操作面2aに触れた指で座標入力操作をしようとしているのかを区別して認識できるようになる。
<操作識別モード>
図5(A)に示すように、「操作識別モード」では、スキャン時間Ts1に、Y電極群11を構成する第1の駆動電極Dp1、第2の駆動電極Dp2、第3の駆動電極Dp3および第4の駆動電極Dp4に、同時に正側の駆動電圧が与えられる。同じスキャン時間Ts1に、Y電極群11を構成する第1の逆位相駆動電極Dn1、第2の逆位相駆動電極Dn2、第3の逆位相駆動電極Dn3および第4の逆位相駆動電極Dn4に、同時に図5(B)に示す逆側の駆動電圧が与えられる。
前記スキャン時間Ts1に続く次のスキャン時間Ts2では、X電極群12を構成する第1の駆動電極Dp1、第2の駆動電極Dp2、第3の駆動電極Dp3および第4の駆動電極Dp4に、同時に正側の駆動電圧が与えられる。同じスキャン時間Ts2に、X電極群12を構成する第1の逆位相駆動電極Dn1、第2の逆位相駆動電極Dn2、第3の逆位相駆動電極Dn3および第4の逆位相駆動電極Dn4に、逆側の駆動電圧が与えられる。
ここで、駆動電極と逆移動駆動電極は、相対的に識別しているだけであり、駆動電圧が前記と逆に与えられてもよい。例えば、駆動電極Dp1,Dp2,・・・に、図5(B)に示す逆側の駆動電圧が与えられ、逆位相駆動電極Dn1,Dn2,・・・に、図5(A)に示す正側の駆動電圧が与えられてもよい。
図6と図7に基づいて、入力装置1の「操作識別モード」での検知動作を説明する。
図3に示すY電極群11の半電極群Yaと半電極群Ybとでは電極の配置が対称であり、検知動作も対称に現れる。図4に示すX電極群12の半電極群Xaと半電極群Xbは、Y電極群11の半電極群Yaと半電極群Ybを90度回転させたものに相当しており、Y電極群11とX電極群12とでは、スキャン時間が相違するが、検知動作は実質的に同じである。
したがって、図6と図7に基づいて、これら各半電極群による検知動作を代表して、Y電極群11の半電極群Yaにおける検知動作を説明する。
図6(A)は、操作部材2に手Hや指Fが接近していない状態を示している。「操作識別モード」では、スキャン時間Ts1において、第1の駆動電極Dp1に正側の駆動電圧が印加され、第1の駆動電極Dp1とその隣の第1の検出電極Sy1との間に静電容量結合CC1が存在する。
第1の駆動電極Dp1は浮遊状態の導体部5に対向しているため、図6(B)に示すように、ほぼ接地電位である指Fが導体部5に接近しまたは触れると、第1の駆動電極Dp1と導体部5との静電容量結合CC2により、第1の駆動電極Dp1の電荷(実施の形態では正電荷)が導体部5に奪われる。その結果、第1の駆動電極Dp1と第1の検出電極Sy1との静電容量結合CC1が弱まり、すなわち第1の駆動電極Dp1と第1の検出電極Sy1との間に形成されるコンデンサCaに蓄えられる電荷が減少し、第1の駆動電極Dp1と第1の検出電極Sy1との間の電圧が低下する。図5(A)に示すように、スキャン時間Ts1では第1の駆動電極Dp1の電位が3.3Vであるため、第1の検出電極Sy1の電位は、図5(C)に示す中間値から上昇する。制御部20が第1の検出電極Sy1の電位(検知出力)が変化することで、制御部20では、導体部5に指が触れたことが検知できる。
ここで、駆動電圧が与えられているのが第1の駆動電極Dp1のみであると前記駆動電圧により放射ノイズが発生し、周辺に位置する他の電子機器に影響を与える。そこで、半電極群Yaでは、第1の検出電極Sy1を挟んで第1の駆動電極Dp1と逆側に逆位相駆動電極Dn1が設けられ、スキャン時間Ts1において、第1の駆動電極Dp1と第1の逆位相駆動電極Dn1に互いに逆位相の駆動電圧が与えられている。これにより、入力装置1から離れた位置での放射ノイズを低減できるようになる。
半電極群Yaでは、第1の駆動電極Dp1と第1の逆位相駆動電極Dn1との間に第1の検出電極Sy1が配置されているために、第1の駆動電極Dp1と第1の逆位相駆動電極Dn1との距離を離すことができ、前記静電容量結合CC3を弱めることができる。これにより、第1の駆動電極Dp1とこれに隣接して浮遊状態となっている第1の検出電極Syとの静電容量結合CC1を強めることができ、第1の逆位相駆動電極Dn1を設けたとしても、導体部5に指Fが接近しまたは触れたときのコンデンサCaの電圧の変化を大きくできるようになる。
さらに、半電極群Yaでは、第1の逆位相駆動電極Dn1の隣に第2の駆動電極Dp2が設けられている。スキャン時間Ts1では、第1の駆動電極Dp1と第2の駆動電極Dp2に同じ位相の駆動電圧が与えられる。第2の駆動電極Dp2を設けると第1の逆位相駆動電極Dn1との間に静電容量結合CC4が形成されるため、その分だけ第1の駆動電極Dp1と第1の逆位相駆動電極Dn1との静電容量結合CC3を弱めることができる。その結果、第1の駆動電極Dp1と第1の検出電極Sy1との静電容量結合CC1を強めることになり、図6(B)に示すように、導体部5に指Fが触れたときのコンデンサCaでの電圧の変化を大きくでき、導体部5に触ったことを検知するときの感度を高めることができる。
さらに、第2の駆動電極Dp2から離れた位置に第2の逆位相駆動電極Dn2が設けられている。この構成では、正側の駆動電圧が与えられる駆動電極Dp1,Dp2と、逆側の駆動電圧が与えられる逆位相駆動電極Dn1,Dn2の数が等しくなり、各駆動電圧によって外部に放出される放射ノイズを低減させることができる。
本発明の実施の形態では、上記のように、第1の駆動電極Dp1を導体部5に対向する位置に配置し、さらに第1の駆動電極Dp1と並べて第1の検出電極Sy1と第1の逆位相駆動電極Dn1を配置することで、導体部5に指が接近しまたは触れたことを感度良く検知でき、しかも放射ノイズを低減することができる。さらに、第2の駆動電極Dp2と第2の逆位相駆動電極Dn2を設けることで、さらに検出感度を高め、且つ放射ノイズを低減することが可能である。
さらに、静電容量センサ10では、駆動電極Dpと検出電極Sと逆位相駆動電極Dnの組み合わせを複数組設けることで、さらに詳細な検知動作を行うことができ、図2(A)に示すように、導体部5に指Fが接近しまたは接触しているのか、図2(B)に示すように、操作面2aに指が接近しまたは触れたのかの識別も可能になる。
図6と図7に示すように、Y電極群11の半電極群Yaでは、第2の駆動電極Dp2と第2の逆位相駆動電極Dn2との間に第2の検出電極Sy2が設けられている。そして、第2の駆動電極Dp2と第2の検出電極Sy2との間に静電容量結合CC6が形成されている。第2の駆動電極Dp2と第2の検出電極Sy2と第2の逆位相駆動電極Dn2の配置関係は、第1の駆動電極Dp1と第1の検出電極Sy1と第1の逆位相駆動電極Dn2の配置関係と同じである。
図1に示すように、前記第1の駆動電極Dp1は、その全長で導体部5とY方向に対向しているが、前記第2の駆動電極Dp2は、そのX方向の両端部が、導体部5とX方向で対向している。
そのため、図6(B)に示すように、指Fが導体部5に接近しまたは触れると、第2の駆動電極Dp2の電荷が導体部5に奪われ、第2の駆動電極Dp2と第2の検出電極Sy2との静電容量結合CC6が低下し、第2の駆動電極Dp2と第2の検出電極Sy2とで構成されるコンデンサCbの電圧が低下し、第2の検出電極Sy2の電位が上昇する。
このように、導体部5にほぼ接地電位の指Fが接近しまたは触れると、第1の検出電極Sy1と第2の検出電極Sy2の電位(検知出力)が同じように変化する。
Y電極群11の半電極群Ybの電極配置は半電極群Yaと線対称であり、第3の駆動電極Dp3と第4の駆動電極Dp4も導体部5に対向している。そのため、図6(B)に示すように、指Fが導体部5に接近しまたは触れると、第3の検出電極Sy3の検知出力が第1の検出電極Sy1と同じに変化し、第4の検出電極Sy4の検知出力が第2の検出電極Sy2と同じに変化する。すなわち、Y電極群11では全ての検出電極Sy1,Sy2,Sy3,Sy4の検知出力が同じように変化することになる。
図4に示すように、X電極群12での電極配置は、Y電極群11を90度回転させたのと同じであり、X電極群12でも第1の駆動電極Dp1、第2の駆動電極Dp2、第3の駆動電極Dp3、第4の駆動電極Dp4が導体部5と対向している。したがって、図5に示すスキャン時間Ts2において、X電極群12の駆動電極Dp1,Dp2,Dp3,Dp4に正側の駆動電圧が印加され、逆位相駆動電極Dn1,Dn2,Dn3,Dn4に逆側の駆動電極が印加された時点で、指Fが導体部5に接近しまたは触れていると、X電極群の第1の検出電極Sx1、第2の検出電極Sx2、第3の検出電極Sx3、第4の検出電極Sx4の電位(検知出力)が、Y電極群の第1の検出電極Sy1、第2の検出電極Sy2、第3の検出電極Sy3、第4の検出電極Sy4の電位(検知出力)と同じように変化する。
上記のように、スキャン時間Ts1とスキャン時間Ts2において、指Fが導体部5に接近しまたは触れていると、全ての検出電極Sy1,Sy2,Sy3,Sy4,Sx1,Sx2,Sx3,Sx4の検知出力が変化する。そのため、制御部20では全ての検出電極の検知出力を監視することで、導体部5に指Fが接近しまたは触れたことを高い精度で認識することができる。
図7は、指Fが、導体部5に触れることなく、操作面2aに配置された半電極群Yaに接近しまたは接触した状態を示している。
図7に示すように、指Fが第2の駆動電極Dp2に接近すると、第2の駆動電極Dp2と指Fとの間に静電容量結合CC7が形成されて、第2の駆動電極Dp2から指Fに電荷が奪われる。その結果、第2の駆動電極Dp2と第2の検出電極Sy2との静電容量結合CC6が弱くなり、第2の検出電極Sy2の電位(検知出力)が変化する。ただし、指Fは第1の駆動電極Dp1から離れているため、第1の検出電極Sy1の出力変化は第2の検出電極Sy2に比較して小さい。また、半電極群Ybの第3の検出電極Sy3の出力変化はきわめて弱く、第4の検出電極Sy4の出力変化も弱い。
よって、制御部20では、全ての検出電極の出力が同じように変化したら、図2(A)に示すように、指Fが導体部5に接近しまたは触れたと判定でき、一部の検出電極の出力変化が他の検出電極の出力変化よりも大きいときには、図2(B)に示すように、指Fが導体部5に触ることなく操作面2aに接近しまたは触れていると判定できる。
ここで、図3に示すように、指F1が半電極群Yaにおいて、第1の駆動電極Dp1と第2の駆動電極Dp2にきわめて接近し、同時に、指F2が半電極群Ybにおいて、第3の駆動電極Dp3と第4の駆動電極Dp4にきわめて接近した状態を想定する。このとき、それぞれの駆動電極Dp1,Dp2,Dp3,Dp4の電荷が指F1,F2に奪われて、スキャン時間Ts1に、第1の検出電極Sy1,第2の検出電極Sy2、第3の検出電極Sy3,第4の検出電極Sy4の全ての検知出力が同じように変化し、その変化が、指Fが導体部5に触れたのと同じようになる。しかし、図4に示すX電極群12では、指F1,F2が第1の駆動電極Dp1と第2の駆動電極Dp2から離れているので、第1の検出電極Sx1と第3の検出電極Sx3の検知出力の変化はわずかであり、全ての検出電極の検知出力が同じように変化することがない。
したがって、指F1,F2が操作面2aに接近しているときの、スキャン時間Ts1とスキャン時間Ts2での検知出力は、導体部5に指が触れている状態とは異なる検知出力となる。したがって、「操作識別モード」では、図2(A)に示すように、指で導体部5が掴まれて操作されている状態と、図2(B)に示すように、複数の指F1,F2が導体部5に触れることなく操作面2aに触れて操作されている状態とを高精度に識別できる。しかも放射ノイズを軽減することができる。
<位置識別モード>
「操作識別モード」にいて、図2(B)に示すように、導体部5が操作されておらず操作面2aに指Fが触れていると判定されたときは、「位置識別モード」に移行する。
「位置識別モード」では、Y側マルチプレクサ21によって、Y電極群11の各電極が順番に駆動回路23に接続され、X側マルチプレクサ22によって、X電極群12の各電極が順番に検知回路24に接続される。このモードでは、静電容量センサ10による座標検知ができ、操作面2aのどの位置に指Fが触れているのかを検知できる。また、図3と図4に示すように、複数の指F1,F2が操作面2aに触れているときにそれぞれの指の接触位置を検知するいわゆるマルチタッチでの位置検知が可能である。
Dp1,Dp2,Dp3,Dp4 駆動電極
Dn1,Dn2,Dn3,Dn4 逆位相駆動電極
Sx1,Sx2,Sx3,Sx4 検出電極
Sy1,Sy2,Sy3,Sy4 検出電極
Ts1,Ts2 スキャン時間
Xa,Xb 半電極群
Ya,Yb 半電極群
Y0 中心線
1 入力装置
2 操作部材
2a 操作面
2b 側面
5 導体部
10 静電容量センサ
11 Y電極群
12 X電極群
20 制御部

Claims (4)

  1. 絶縁材料で形成されて操作面を有する操作部材と、前記操作面に設けられた静電容量センサと、前記静電容量センサの少なくとも一部を囲むように配置された導体部とを有する入力装置において、
    前記静電容量センサには、同じ方向に延びる駆動電極と検出電極と逆位相駆動電極からなる電極の組が複数設けられ、前記各組では、前記各電極が延びる方向と直交する配列方向において、前記検出電極を挟んで一方の側に前記駆動電極が、他方の側に前記逆位相駆動電極が配置され、前記逆位相駆動電極よりも前記駆動電極の方が前記導体部の近くに位置し、前記駆動電極と前記逆位相駆動電極に、互いに逆位相の駆動電圧が与えられ、
    複数の前記検出電極に同じ出力変化があったときに、前記導体部に手が接近しまたは触れたと判定され、
    複数の前記検出電極の一部のものに出力変化があったときに、前記操作面に手が接近しまたは触れたと判定されることを特徴とする入力装置。
  2. 複数の前記駆動電極に同相の駆動電圧が与えられる請求項1記載の入力装置。
  3. 前記配列方向において、前記操作面の中心に対して、前記駆動電極と前記検出電極と前記逆位相駆動電極が対称に配置されている請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記操作面には、前記配列方向に向けて前記駆動電極と前記検出電極と前記逆位相駆動電極が配列したY電極群と、前記配列方向と直交する方向に向けて前記駆動電極と前記検出電極と前記逆位相駆動電極が配列したX電極群とが設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。
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