JP6423254B2 - 固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法に関する。
固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップから金属を再利用するための種々の回収技術が提案されてきている。例えば、特開2009−144220号公報では、使用済み固体酸化物形燃料電池セルからLa、Sr、Ga、Mg及びCo等の固体電解質槽を構成する金属を回収する方法が記載されている。
特開2011−162816号公報では、工場より排出されたレアメタルを含む廃棄物に塩酸と過酸化水素を添加してpHを1.0とした水溶液に、金属抽出剤を含有する有機性溶媒を接触させ、溶媒抽出によりイットリウムを抽出する方法が記載されている。
特開2009−144220号公報 特開2011−162816号公報
特許文献1及び2に記載されるように、従来の金属回収方法では、強酸で回収対象である金属をほぼ全量溶解させ、その後にアルカリでのpH調整又は溶媒抽出等を行って、必要な金属を分離回収する方法が一般的であった。
しかしながら、このような方法では、金属を全量溶解させるための酸が多く必要となる。特許文献1に記載のようにアルカリによるpH調整を行う際には、pH調整のためのアルカリも更に必要となる。特許文献2に記載されるような溶媒抽出を用いた処理方法の場合は、溶解用の酸に加えて更に溶媒が必要となる。即ち、特許文献1及び2のいずれの方法も工程と薬液コストが余計にかかっており、効率の高い回収方法とはいえない。
また、特許文献1に記載された有価物回収方法は、Laなどの極微量の含有元素を回収対象とする発明であり、Ni及びYを回収するための方法は記載も示唆もされていない。特許文献2にも、パラジウム、ジルコニウム、白金、ロジウム、アルミニウム等を含む蛍光体から溶媒抽出法を用いてイットリウムを抽出する方法については記載がされているが、NiとYとを同時に分離回収することについては記載も示唆もされていない。
上記課題を鑑み、本発明は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップから効率良くより簡単な手法でYとNiを分離回収することが可能な固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法を提供する。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、従来のように、回収対象とするYとNiを強酸で一旦全量溶解させるのではなく、Niを溶解させずにYのみを選択的に溶解させるように酸浸出を行うことによって、従来に比べて工程数を減らしながら、SOFCスクラップから効率良くYとNiを分離回収可能であることを見いだした。
以上の知見を基礎として完成した本発明は一側面において、ニッケルとイットリウムを少なくとも含む固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を含むスラリーを50℃以上で加温しながらpH調整用酸溶液を加えてpH調整することによりニッケルよりもイットリウムを優先的に浸出させ、その後固液分離することにより、イットリウムを含む浸出後液と、ニッケルを含む浸出残渣とに分離することを含む固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法である。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法は一実施態様において、イットリウムを含む浸出後液のイットリウム浸出率が90質量%以上で、浸出後液中のイットリウムとニッケルの濃度比(Y/Ni濃度比)が50以上となるように、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を含むスラリーを浸出処理することを含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法は別の一実施態様において、pH調整用酸溶液を加えて、pHを2〜6に調整することを含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法は更に別の一実施態様において、pH調整用酸溶液が、塩酸、硝酸又は有機酸であることを含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法は更に別の一実施態様において、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体の累積分布径(d90)が、1mm以下であることを含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法は更に別の一実施態様において、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体のスラリーを作製する前に、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を酸化焙焼することを更に含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法は更に別の一実施態様において、ニッケルを含む浸出残渣を酸浸出することによりニッケルを溶解させた後、固液分離することにより、ニッケル溶解液を得ることを含む。
本発明によれば、固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップから効率良くより簡単な手法でYとNiを分離回収することが可能な固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法が提供できる。
本発明の実施の形態に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法を示すフロー図である。 pH調整用酸溶液として塩酸を用いた場合におけるYを含む浸出後液中のYの浸出率とY/Ni濃度比の関係を表すグラフである。 pH調整用酸溶液として硫酸を用いた場合におけるYを含む浸出後液中のYの浸出率とY/Ni濃度比の関係を表すグラフである。
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態に係る固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法は、図1に示すように、SOFCスクラップを粉砕する工程と、粉砕により得られた固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を水と混合して得られた固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体のスラリーを酸浸出する工程と、酸浸出により得られた浸出液を固液分離してイットリウム(Y)を含む浸出後液とニッケル(Ni)を含む浸出残渣とに分離する工程と、Niを含む浸出残渣を更に酸浸出する工程と、酸浸出により得られた浸出液を固液分離して、Niを含む浸出後液とNi以外の例えばZn等の金属を含む浸出残渣とに分離する工程とを含む。
固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップとしては、ニッケルとイットリウムを少なくとも含む固体酸化物形燃料電池スクラップが利用可能であり、より具体的には、Sm、Sr、Co等の元素を含む空気極層と、Ni、Ce、Sm等の元素を含む燃料極層の間に、Y、Zr、Fe、Cr、Co、Zn、Mn等を含む固体電解質層が挟持された単位セル、或いは単位セルを積層させたセルスタックなどが用いられる。
以下に限定されるものではないが、本実施形態に係る固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップ中に含まれる主要な金属は、Niを10〜70質量%、Yを5〜40質量%含み、その他金属としてZr、Fe、Cr、Co、Ceを質量比で0.1〜数%ほど含み、Zn、Mn、Sm、Sr等を0.1質量%以下含む材料が好適に用いられる。特に、Niを30〜60質量%、Yを10〜30質量%含む材料がより好適に利用可能である。
粉砕工程では、固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップを粒状固体状に粗粉砕する。粉砕は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップの粒状固体の累積分布径(d90)が1mm以下となるように粉砕する。これにより、固体酸化物形燃料電池(SOFC)スクラップからより効率良くYとNiを分離回収することができるようになる。SOFCスクラップの粒状固体の累積分布径(d90)の下限値は、以下に制限されるものではないが、嵩高く体積が増加することや粉砕後の取扱性等を鑑みると例えば0.1μmとすることができる。
次に、粉砕工程で得られた固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を水と混合させ、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を含むスラリーを作製する。Yの浸出率向上とNiとの分離効率を考慮すると、スラリー(固形分)の濃度は2〜50質量%、更には5〜30質量%となるように調整することが好ましい。
次に、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を含むスラリーに対してpH調整用酸溶液を加えてpHを2〜6に調整し、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体中に含まれるYを、Niよりも優先的に浸出させる。pHを2よりも小さくすると、pH調整用酸溶液の使用量が多くなるためコストがかかり、全体として処理効率が低下する場合がある。pHが6よりも大きくなるとYが十分に浸出しない場合がある。pH調整時の溶液のpHは、酸種により最適pHが異なるが、例えば3〜5がより好ましく、より好ましくは3.5〜4.5である。
Yの浸出処理では、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を含むスラリーを50℃以上で加温する。50℃以上で加温することにより、YとNiとを含むスラリーからYのみを優先的に浸出させることができる。50℃よりも低い温度で浸出処理を行うと、YとNiを含むスラリーからYのみを十分に浸出できない場合がある。温度の上限値に特に制限はないが、加温による消費電力等の効率面を考えれば、例えば90℃程度とすることができる。
Yの浸出処理に用いられるpH調整用酸溶液としては強酸性溶液、より具体的には、塩酸、硝酸、又はメタンスルホン酸などの有機酸を使用するのが好ましい。図2は、pH調整酸溶液として塩酸を使用した場合におけるYを含む浸出後液中のYの浸出率とY/Ni濃度比の関係を表すグラフである。pH調整用酸溶液に使用する酸の濃度は特に限定されないが、濃すぎるとpHが下がりすぎてNiが浸出されやすくなり、薄すぎると設定pHまで下がるのに時間を要する場合やpHが下がらない場合がある。一方、図3に示すように、硫酸を使用すると、Yに加えてNiも浸出されてしまい、Yの優先的な浸出処理が行えない場合がある。
浸出処理時間は、溶液のpHの変化がほぼなくなった時点を終了時間とする。浸出処理時間は、以下に制限されるものではないが、例えば1〜30時間、より典型的には3〜20時間である。浸出処理を長時間行いすぎると、Yに加えてNiの溶解も始まるため、YとNiとを含むSOFCスクラップからYのみを選択的に浸出させることができない場合がある。浸出処理が短すぎると、後述する固液分離によって得られるYを含む浸出後液中のY浸出率が向上しない場合がある。
次に、浸出処理で得られた浸出液を固液分離により、イットリウムを含む浸出後液と、ニッケルを含む浸出残渣とに分離する。本実施形態に係る処理によれば、イットリウムを含む浸出後液のイットリウム浸出率が90質量%以上となるように処理される。ここで「イットリウムを含む浸出後液のイットリウム浸出率」とは、SOFCスクラップの粒状固体中に含まれるY濃度に対する浸出後液中のY濃度の割合を示す。
この浸出処理により、イットリウムを含む浸出後液中のイットリウムとニッケルの濃度比(Y/Ni濃度比)は50以上(例えば、Y濃度が50g/Lに対してNi濃度が1g/L以下)であり、更に好ましくは70以上、更に好ましくは100以上となる。即ち、本実施形態に係る処理方法によれば、Yを高効率で浸出させることができ、且つニッケルに対してイットリウムが50倍以上高い濃度で浸出することができる。浸出後液中のY/Ni濃度比の上限値はSOFCスクラップ中に含まれるY濃度等にもよるが、例えば10000程度となる。
Niを含む浸出残渣は、更に鉱酸などを用いて酸浸出することによりニッケルを溶解させる。その後、得られた浸出液を固液分離することにより、ニッケルを含む浸出後液(ニッケル溶解液)と、Zn等のその他金属成分を含む残渣とを得る。
従来のように、固体酸化物形燃料電池スクラップを酸浸出し、pH調整剤として塩基を加えながらYとNiを全浸出させる方法では、YとNiの挙動が類似しており、YとNiのいずれかのみを選択的に浸出させることができなかった。本実施形態に係る固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法によれば、Niに比べてYが選択的(優先的)に浸出するようにpH調整して酸浸出を行うことにより、従来に比べて簡便な方法で、必要最低限の薬液量で、Yのみを選択的に高効率で浸出でき、且つYとNiとを効率良く分離することができる。
なお、固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体のスラリーを作製する前に、前記固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を酸化焙焼してもよい。酸化焙焼することにより、YとNiの分離効率が更に向上する。
以下に本発明の実施例を比較例と共に示すが、これらの実施例は本発明及びその利点をよりよく理解するために提供するものであり、発明が限定されることを意図するものではない。
(実施例1)
SOFCスクラップとして、Niを50質量%、Yを20質量%含むSOFCスクラップを使用し、これを累積分布径(d90)1mm以下の粒状固体に粗粉砕した。粗粉砕したSOFCスクラップの粒状固体に水を加えてスラリー(固形分)濃度200g/Lのスラリーを10kg作製した。このスラリーを60℃に加温しながらpH調整用酸溶液として100g/Lの希硝酸を加えてpHを4.5に調整し、10時間処理してYを浸出させた後、固液分離して、イットリウムを含む浸出後液と、ニッケルを含む浸出残渣とに分離した。浸出後液をICP質量分析装置で測定した結果、Yの浸出率は100%で、Niは0.3%であった。浸出後液のY/Ni濃度比は140であった。
(実施例2)
pH調整のためのpH調整用酸溶液を50g/Lの希塩酸とした以外は実施例1と同様に実施した。浸出後液をICP質量分析装置で測定した結果、Yの浸出率は100%で、Niは0.4%であった。浸出後液のY/Ni濃度比は100であった。
(実施例3)
pH調整のためのpH調整用酸溶液を100g/Lのメタンスルホン酸とした以外は実施例1と同様に実施した。浸出後液をICP質量分析装置で測定した結果、Yの浸出率は100%で、Niは0.5%であった。浸出後液のY/Ni濃度比は80であった。
(実施例4)
pHを4.0に調整した以外は実施例1と同様に実施した。浸出後液をICP質量分析装置で測定した結果、Yの浸出率は100%で、Niは0.7%であった。浸出後液のY/Ni濃度比は60であった。
(実施例5)
SOFCスクラップの粒状固体のスラリーを作製する前に、SOFCスクラップの粒状固体を800℃で4時間酸化焙焼した以外は、実施例1と同様に実施した。Yの浸出率は100%で、Niは0.2%であった。浸出後液のY/Ni濃度比は280であった。
(実施例6)
実施例1で得られたニッケルを含む浸出残渣を18%希塩酸でニッケルを溶解させた後、固液分離することにより、ニッケル溶解液を得た。ニッケル浸出率は98%であった。
(比較例1)
pH調整を常温で行った以外は実施例1と同様に実施したが浸出が進まず、浸出後液をICP質量分析装置で測定した結果、Yの浸出率は50%程度しか得られず、Yを高効率で分離することはできなかった。
(比較例2)
pHを1に調整した以外は実施例1と同様に実施した。浸出後液をICP質量分析装置で測定した結果、Yの浸出率は100%であったが、Niは20%、Y/Ni濃度比は2となり、YとNiの分離性を向上できなかった。
(比較例3)
酸浸出処理を50時間とした以外は、実施例1と同様に実施した。浸出後液をICP質量分析装置で測定した結果、Yの浸出率は100%であったが、Niは2%となった。浸出後液のY/Ni濃度比は20となり、YとNiの分離性を向上できなかった。

Claims (6)

  1. ニッケルとイットリウムを少なくとも含む固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を含むスラリーを50℃以上で加温しながらpH調整用酸溶液を加えてpHを2〜6に調整することによりニッケルよりもイットリウムを優先的に浸出させ、その後固液分離することにより、イットリウムを含む浸出後液と、ニッケルを含む浸出残渣とに分離することを含む固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法。
  2. 前記イットリウムを含む浸出後液のイットリウム浸出率が90質量%以上で、前記浸出後液中のイットリウムとニッケルの濃度比(Y/Ni濃度比)が50以上となるように、前記固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を含むスラリーを浸出処理することを含む請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法。
  3. 前記pH調整用酸溶液が、塩酸、硝酸又は有機酸であることを含む請求項1又は2に記載の固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法。
  4. 前記固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体の累積分布径(d90)が、1mm以下であることを含む請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法。
  5. 前記固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体のスラリーを作製する前に、前記固体酸化物形燃料電池スクラップの粒状固体を酸化焙焼することを更に含む請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法。
  6. 前記ニッケルを含む浸出残渣を酸浸出することによりニッケルを溶解させた後、固液分離することにより、ニッケル溶解液を得ることを含む請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池スクラップからのイットリウムとニッケルの分離回収方法。
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