JP6422312B2 - 液溜キャップ - Google Patents

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本発明は、輸液チューブの前端のコネクタに着脱自在に装着され、輸液チューブから流出する液体を溜める液溜キャップに関する。
従来、このような液溜キャップとして、造影剤を患者の血管に注入する際に、造影剤注入用の輸液チューブに一時的に装着されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された液溜キャップは、輸液チューブ先端の雄コネクタに接続されるキャップ口部と、このキャップ口部に固定され、輸液チューブから垂れる造影剤を溜める液溜部とを備える。
雄コネクタには、接続を固定するためのロック部が、雄コネクタの雄端子に対して、同心上で回転自在に設けられる。キャップ口部の前端(雄コネクタに接続される側の端)には、フランジ状の雄ねじが設けられる。液溜キャップを輸液チューブに装着する際には、この雄ねじをロック部の雌ねじに螺合させることにより、キャップ口部が雄コネクタに接続される。
この液溜キャップは、造影剤を輸液チューブに充填して輸液チューブのエア抜きが完了した後、造影剤注入用の穿刺針を患者の血管に留置して穿刺針を輸液チューブに装着するまでの間、輸液チューブから垂れる造影剤を溜めるために用いられる。
特開2003−235970号公報
上記特許文献1に記載のような液溜キャップは、輸液チューブのプライミングを行う際にも、輸液チューブから流出する余分な液体を受けるために利用できれば、プライミングから輸液を開始するまでの作業の効率化を図ることができると考えられる。
しかしながら、特許文献1の液溜キャップをそのままプライミング時に用いると、プライミングにより輸液チューブから流出する余分な液体が液溜キャップを満たし、さらに流出が続く場合には、ロック部の後端や前端から溢れ出す。
溢れ出した液体は、雄コネクタやその近傍の輸液チューブを汚染するおそれがある。雄コネクタの持ち手が汚染されると、輸液チューブの操作性が低下するおそれもある。また、液溜キャップの容量が少ないため、特に、インジェクタ注入機を用い、輸液チューブに高速、高圧で液体を注入してプライミングを行う場合に、液体が溢れ出す可能性が高い。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、輸液チューブやそのコネクタが液体により汚染されるのを極力防止できる液溜キャップを提供することにある。
本発明の液溜キャップは、輸液チューブの前端のコネクタに対して前端側が着脱自在に装着され、該輸液チューブから流出する液体を溜める液溜キャップであって、前記コネクタの外側に着脱自在に嵌合される嵌合部と、前記嵌合部の後端側に設けられ、前記輸液チューブから流出する液体を溜める液溜部とを備え、前記嵌合部には、前記コネクタの外側に嵌合されたとき、前記液溜部からあふれ出る液体を外部に逃がす液逃がし部が設けられ、前記液逃がし部は、前記コネクタの外側の先端部又は該先端部よりも先方位置で外部に開口していることを特徴とする。
本発明において、プライミングを行う際には、液溜キャップの嵌合部を輸液チューブのコネクタに嵌合させることにより、液溜キャップがコネクタに装着される。そして、液溜キャップの前端側(嵌合部側)が後端側(液溜部側)の上方に位置する姿勢で、液体が輸液チューブに満たされる。
このとき、液溜部からあふれ出る液体を外部に逃がす液逃がし部が、コネクタの外側の先端部又は該先端部よりも先方位置で外部に開口している。このため、輸液チューブから流出する余分な液体が液溜部の容量を超えて増大する場合には、液体の液面は液逃がし部に到達する。液面が液逃がし部に到達すると、液体は、液逃がし部を経て液溜キャップの外部に溢れ出し、液溜キャップの外壁を伝って下方に流れてゆく。
このため、液体は、液逃がし部の液溜部側端部より上方に達してコネクタの輸液チューブ側や、輸液チューブの外側を汚染することはない。したがって、コネクタや輸液チューブが液体により汚染されるのを極力防止することができる。
本発明において、前記嵌合部は筒状であり、前記液逃がし部は、前記嵌合部の先端部から後方に向けて延在するスリットであり、前記液溜キャップは、前記嵌合部が前記コネクタに嵌合されたとき、前記液溜部に溜まる液体の液面が次第に上昇して前記スリットに到達するのを許容する隙間が前記コネクタとの間に形成される形状を有してもよい。
これによれば、液逃がし部が嵌合部の先端部から後方に向けて延在するスリットであるため、液逃がし部を容易に成形することができる。
本発明において、前記嵌合部は、前記コネクタに嵌合された該嵌合部を該コネクタに対して着脱自在に固定するための嵌合部側係合部を有し、前記コネクタは、前記嵌合部側係合部と協働するコネクタ側係合部を有し、前記スリットは、前記コネクタに嵌合されるときに前記嵌合部が該コネクタからの押圧力により弾性的に拡大して前記嵌合部側係合部が弾性的に変位するのを許容し、前記嵌合部側係合部及び前記コネクタ側係合部は、前記嵌合部と前記コネクタとが所定の相対位置関係に到るまで嵌合したとき、前記押圧力が解除されて該嵌合部側係合部が元の位置に部分的又は完全に戻ることにより、相互に嵌合を解除する方向へ移動するのを阻止する形状を有してもよい。
これによれば、液体による汚染を防止するためのスリットを、嵌合された液溜キャップとコネクタを相互に固定する手段を構成するためにも利用することができる。したがって、液溜キャップを簡単に構成することができる。
また、嵌合部側係合部が、液溜キャップの成形時に離型を困難にさせ得るアンダーカットを形成する場合でも、嵌合部側係合部は、上述のように弾性的に変位することができるので、コネクタ側係合部の形状を有する成形型からの離型を容易に行うことができる。
本発明において、前記液溜キャップは、外周面に、前記嵌合部との嵌合方向に沿った凸条を、周方向の位置が異なる複数個所に有するコネクタに適用され、前記嵌合部の内壁は、該嵌合部が前記複数個所の凸条の外側に嵌合し得る径を有してもよい。
これによれば、液溜キャップの嵌合部の内径を、上記凸条の外側に嵌合し得る値に設定することにより、液溜キャップを、上述の隙間がコネクタとの間に形成される形状を有するものとして、容易に構成することができる。
前記コネクタは、雄端子と、該雄端子に対して同心上で回転自在に設けられた筒状のロック部とを備えた雄コネクタであってもよい。
これによれば、液溜キャップを、ロック部の外径に適合した内径を有する筒状のものとして構成することにより、従来のキャップ口部後端のフランジ状の雄ねじをロック部の雌ねじに螺合させて取り付ける液溜キャップよりも、径を大きくし、容量を例えば4倍程度大きくすることができる。これにより、液溜部に残存する空気により液溜部の容量が減少したり、液体が液溜部から溢れる蓋然性が高まったりするのを極力回避することができる。
本発明の一実施形態に係る液溜キャップの使用状況を説明するための説明図である。 (a)は、液溜キャップの正面図であり、(b)は、その右側面図である。 図2(a)のA−A線断面図である。 図2(a)のB−B線断面図である。 図2(a)のC−C線断面図である。 輸液チューブをコネクタに嵌合した状態での嵌合部の横断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、実施形態の液溜キャップ1は、輸液の開始に先立って輸液チューブ2に液体を満たすプライミングを行う際に、輸液チューブ2の前端に設けられた雄コネクタ3に装着され、輸液チューブ2から流出する余分な液体を受けるために用いられる。
液溜キャップ1の材質としては、例えば、ポリプロピレンやポリエチレンが用いられる。液体としては、薬液や、栄養剤、造影剤等が該当する。
雄コネクタ3は、フラッシュロックタイプのものであり、ロックコネクタとして、又はロック機能を利用することなくスリップコネクタとして使用することができる。雄コネクタ3は、ルアーテーパで構成された雄端子4と、雄端子4に対して同心上で回転自在に設けられた筒状のロック部5とを備える。雄端子4は、その後端部を支持する筒状の端子基部6を介して輸液チューブ2に接続される。
ロック部5は、後端側(輸液チューブ2側)が、後方に向かって径がテーパ状に小さくなったテーパ部7となっており、テーパ部7を介して、端子基部6により、雄端子4に対して回転自在に支持される。ロック部5の内周には、雄端子4に接続される図示していない雌端子を固定するための雌ねじ8が設けられる。ロック部5の外周には、ロック部5を回転させ易いように、雄端子4に平行な8本の凸条9が設けられる。
図2に示すように、液溜キャップ1は、雄コネクタ3のロック部5の外側に着脱自在に嵌合し得る筒状の嵌合部10と、嵌合部10の後端側に隣接し、輸液チューブ2から流出する液体が溜まる筒状の液溜部11とを備える。嵌合部10と液溜部11の主要部とは、同一の内径及び外径を有して接続している。
嵌合部10には、その前端縁(雄コネクタ3側の端縁)から後端部に及ぶ4本のスリット12が設けられる。スリット12は、液溜部11からあふれ出る液体を外部に逃がす液逃がし部として機能する。
嵌合部10の前端部には、内側に突出した環状突出部13が設けられる。環状突出部13は、雄コネクタ3に嵌合された嵌合部10を着脱自在に固定するための嵌合部側係合部として機能する。雄コネクタ3のテーパ部7は、嵌合部側係合部と協働するコネクタ側係合部として機能する。
4本のスリット12は、嵌合方向に沿って、周方向に等間隔で設けられる。これらのスリット12は、嵌合部10が雄コネクタ3に嵌合されるとき、嵌合部10が雄コネクタ3のロック部5から環状突出部13を介して受ける力により弾性的に拡大されるのを許容する。この拡大に伴い、環状突出部13も弾性的に変位する。
環状突出部13及びテーパ部7は、嵌合部10と雄コネクタ3との嵌合に際し、これらが所定の嵌合位置に到達したとき、環状突出部13がテーパ部7に落ち込む。これにより、環状突出部13の弾性的変位が解除されて環状突出部13が元の位置に部分的又は完全に戻ることにより、環状突出部13及びテーパ部7は、相互に嵌合を解除する方向に移動するのを阻止するように固定し合う。
また、嵌合部10及び雄コネクタ3が、相互に嵌合を解除する方向に、所定以上の力で移動される場合には、環状突出部13がテーパ部7からの力を受けて弾性的に変位することにより、環状突出部13及びテーパ部7の相互間の固定が解除される。そして、嵌合部10が弾性的に拡大して、嵌合部10及び雄コネクタ3が、相互に嵌合が解除される方向に移動し、嵌合が解除される。環状突出部13及びテーパ部7は、かかる着脱自在の嵌合及び固定を実現し得る形状を有する。
図1に示すように、嵌合部10の環状突出部13の前端側は、嵌合部10と雄コネクタ3の嵌合時に、雄コネクタ3のロック部5の前端を嵌合部10の内側に導くように、嵌合部10の後端方向に向かって径が小さくなるテーパ状の斜面14を構成する。なお、図1において、嵌合部10に嵌合したロック部5が、2点鎖線で示されている。
図6に示すように、嵌合部10の内壁は、嵌合部10が複数個所の凸条9の外側に嵌合し得る径を有する。したがって、ロック部5の外側に嵌合部10を嵌合させたとき、ロック部5と嵌合部10との間に、ロック部5の凸条9の高さに対応する間隔を有する隙間15が形成される。
隙間15は、輸液チューブ2のプライミングを行う際に、図1のように、輸液チューブ2前端の雄端子4から流出する余分な液体が液溜キャップ1の液溜部11に溜まり、液体の液面17が次第に上昇してスリット12に到達するのを許容する。
図3〜図5に示すように、液溜部11の内壁には、その前端から後端部にかけて、中心軸線に沿って、4本のリブ16が、嵌合部10の4本のスリット12と同じ周方向位置に設けられる。
リブ16の前端は、ロック部5に嵌合部10を嵌合させる際に、ロック部5の前端に当接して、嵌合を停止させる機能を有する。すなわち、リブ16は、嵌合が完了するとき、嵌合部10の環状突出部13と協働して、ロック部5を液溜キャップ1に対して着脱自在に固定する。
なお、液溜部11は、後端部の径が小さくなっているが、この後端部の形状は、輸液チューブ2を所定のホルダに嵌合させて保持させておくための便宜的なものにすぎない。したがって、液溜部11は、後端部まで同一の径を有していてもよい。
この構成において、輸液チューブ2に液体を満たすプライミングを行う際には、予め、雄コネクタ3のロック部5に、液溜キャップ1の嵌合部10を嵌合させることにより、輸液チューブ2に液溜キャップ1が装着される。ロック部5に対する嵌合部10の嵌合は、嵌合部10の前端をロック部5の前端に対峙させて押し付けることにより、ロック部5が液溜部11のリブ16に当接するまで行われる。
このとき、嵌合部10は、ロック部5から環状突出部13を介して受ける径方向外方への力により、原形を維持しようとする弾性力に抗して、弾性的に拡大する。これに伴い、環状突出部13も弾性的に変位する。
そして、ロック部5が液溜部11のリブ16に当接するまで嵌合が進行すると、環状突出部13がロック部5の斜面14に落ち込んで環状突出部13の弾性的変位が解除される。これにより、環状突出部13及び斜面14は、相互に嵌合を解除する方向への移動を阻止するように固定し合う状態となり、輸液チューブ2に対する液溜キャップ1の装着が完了する。
この後、プライミングを行うとき、液溜キャップ1を立てた姿勢に維持しながら、輸液チューブ2に対し、雄端子4の前端まで満たされるように、液体が注入される。このとき、注入しすぎた分の液体が、雄端子4から余分な液体として流出する。特に、インジェクタ注入機を用いて輸液チューブ2に高速、高圧で液体を注入してプライミングを行う場合に、多くの液体が流出する場合が多い。
雄端子4から流出した液体は、液溜キャップ1の液溜部11に溜まる。流出した液体の量が、液溜部11の容量を超えた場合には、液体の液面が嵌合部10とロック部5との間の隙間15に達し、隙間15内を上昇する。そして、図1のように、液面17が嵌合部10のスリット12に達すると、スリット12の下端部から液体が液溜キャップ1の外部に溢れ出し、液溜キャップ1の外壁を伝って下方へ流れてゆく。
このため、プライミング時に、液体が、ロック部5の後端側に達することはない。したがって、ロック部5の後端側や輸液チューブ2が、液体によって汚染されることはない。プライミングが完了すると、雄コネクタ3から液溜キャップ1が引き抜かれ、取り外される。その後、輸液のために留置された留置針に雄コネクタ3を接続し、輸液チューブ2を介して輸液を行うことができる。
以上のように、本実施形態の液溜キャップ1は、嵌合部10の前端縁から嵌合部10の後端部に及ぶスリット12を備え、液溜部11に溜まって溢れる液体の液面17が次第に上昇してスリット12に到達するのを許容する隙間15が雄コネクタ3とのに間に形成される形状を有する。したがって、ロック部5の後端側や輸液チューブ2が、液体によって汚染されるのを防止することができる。
また、スリット12は、嵌合部10とロック部5との嵌合に際し、嵌合部10の環状突出部13が弾性的に変位するのを許容し、そして環状突出部13とロック部5のテーパ部7と協働して、嵌合部10とロック部5を着脱自在に固定するのを可能にする。
したがって、スリット12を採用したことにより、液体による汚染の防止を図りつつ、嵌合状態を固定する手段を容易に構成することができる。また、液溜キャップ1を金型で成形する際に、環状突出部13がアンダーカットを形成し得る場合でも、環状突出部13が弾性的に変位するので、離型が困難となるのを回避することができる。
また、雄コネクタ3は、そのロック部5の外周面に凸条9を有する。このため、液溜キャップ1の嵌合部10の内径を、凸条9の外側に嵌合し得る値に設定することにより、液溜キャップ1を、隙間15が雄コネクタ3とのに間に形成される形状を有するものとして、容易に構成することができる。
また、雄コネクタ3は、雄端子4に対して同心上で回転自在に設けられたロック部5を備える。このため、液溜キャップ1を、ロック部5の外径に適合した内径を有する筒状のものとして構成することにより、従来のキャップ口部後端の雄ねじをロック部5の雌ねじ8に螺合させて取り付ける液溜キャップよりも、径を大きくし、容量を例えば4倍程度大きくすることができる。これにより、液溜部11に空気が残存して液溜部11の容量が減少したり、液体が液溜部11から溢れたりするのを極力回避することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、輸液チューブ前端のコネクタは、液溜キャップの嵌合部が嵌合可能なものであれば、ロック部を備えていないものであってもよい。
また、嵌合部側係合部及びコネクタ側係合部として、嵌合部10の環状突出部13及びロック部5のテーパ部7に代えて、凸状の部分及びこれに対応する凹状の部分を採用してもよい。また、液溜キャップ1が適用される輸液チューブは、雄コネクタ3に代えて、雌コネクタを有するものであってもよい。
また、液溜部11からあふれ出る液体を外部に逃がす液逃がし部としては、雄コネクタ3に液溜キャップ1を嵌合させた状態で雄コネクタ3の外側の先端部又は該先端部よりも先方位置で外部に開口するものであれば、スリット12に限らず、穴や溝等のような形状を有するものを採用してもよい。
1…液溜キャップ、2…輸液チューブ、3…雄コネクタ(コネクタ)、4…雄端子、5…ロック部、7…テーパ部(コネクタ側係合部)、9…凸条、10…嵌合部、11…液溜部、12…スリット(液逃がし部)、13…環状突出部(嵌合部側係合部)、15…隙間、17…液面。

Claims (5)

  1. 輸液チューブの前端のコネクタに対して前端側が着脱自在に装着され、該輸液チューブから流出する液体を溜める液溜キャップであって、
    前記コネクタに設けられた筒状のロック部の外側に着脱自在に嵌合される嵌合部と、前記嵌合部の後端側に設けられ、前記輸液チューブから流出する液体を溜める液溜部とを備え、
    前記嵌合部には、前記コネクタの外側に嵌合されたとき、前記液溜部からあふれ出る液体を外部に逃がす液逃がし部が設けられ、
    前記液逃がし部は、前記コネクタの外側の先端部又は該先端部よりも先方位置で外部に開口している
    ことを特徴とする液溜キャップ。
  2. 前記嵌合部は筒状であり、
    前記液逃がし部は、前記嵌合部の先端部から後方に向けて延在するスリットであり、
    前記液溜キャップは、前記嵌合部が前記コネクタに嵌合されたとき、前記液溜部に溜まる液体の液面が次第に上昇して前記スリットに到達するのを許容する隙間が前記コネクタとのに間に形成される形状を有することを特徴とする請求項1に記載の液溜キャップ。
  3. 前記嵌合部は、前記コネクタに嵌合された該嵌合部を該コネクタに対して着脱自在に固定するための嵌合部側係合部を有し、
    前記コネクタは、前記嵌合部側係合部と協働するコネクタ側係合部を有し、
    前記スリットは、前記コネクタに嵌合されるときに前記嵌合部が該コネクタからの押圧力により弾性的に拡大して前記嵌合部側係合部が弾性的に変位するのを許容し、
    前記嵌合部側係合部及び前記コネクタ側係合部は、前記嵌合部と前記コネクタとが所定の相対位置関係に到るまで嵌合したとき、前記押圧力が解除されて該嵌合部側係合部が元の位置に部分的又は完全に戻ることにより、相互に嵌合を解除する方向へ移動するのを阻止する形状を有することを特徴とする請求項2に記載の液溜キャップ。
  4. 前記液溜キャップは、外周面に、前記嵌合部との嵌合方向に沿った凸条を、周方向の位置が異なる複数個所に有するコネクタに適用され、
    前記嵌合部の内壁は、該嵌合部が前記複数個所の凸条の外側に嵌合し得る径を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液溜キャップ。
  5. 前記コネクタは、雄端子と、該雄端子に対して同心上で回転自在に設けられた筒状のロック部とを備えた雄コネクタであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液溜キャップ。
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