JP6421661B2 - 示差屈折率検出器及び液体クロマトグラフ - Google Patents

示差屈折率検出器及び液体クロマトグラフ Download PDF

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Description

本発明は、試料の流れる試料セルと参照液が封入される参照セルを透過する光の挙動に基づいて試料セルと参照セルの屈折率差を検出し、その屈折率差に基づいて試料セルを流れる試料の濃度を測定する示差屈折率検出器及びその示差屈折率検出器を用いた液体クロマトグラフに関するものである。
示差屈折率検出器は、液体クロマトグラフにおいて分析カラムで分離した試料成分を検出する検出器として用いられる。示差屈折率検出器は、隔壁を隔てて設けられた試料セルと参照セルを有し、参照セルに参照液(試料を含まない溶媒)を封入した状態で試料溶液を試料セル内で流通させ、そのときの試料セル及び参照セルを透過する光の挙動を計測する。透過光の光路は試料セルと参照セルの屈折率差に応じて変化するため、透過光のスリット像の基準位置からの変位量を検知することにより、試料セルを流れる試料の濃度が求められる。
かかる示差屈折率検出器は、一般的に、配管を接続するための入口ポートと出口ポートをそれぞれ1つ備えており、入口ポートから供給された液を、試料セル−参照セル−出口ポートの経路で流すか、試料セル−出口ポートの経路で流すかを切替バルブによって切り替えるようになっている(例えば、特許文献1の図3参照。)。液を試料セル−出口ポートの経路で流す場合には、参照セルの出口が閉じられる。
参照セルに参照液を供給する際は、試料セル−参照セル−出口ポートの経路で試料を含まない溶媒を参照液として流し、参照セル内を参照液で満たす。参照セル内が参照液で満たされた後は、液が試料セル−出口ポートの経路で流れるように切替バルブを切り替え、試料セルと参照セルの屈折率差に基づいて試料セル内を流れる試料溶液中の試料濃度を検出する。
特開2006−162262号公報
示差屈折率検出器の出口ポートから排出される液は、通常、ドレインへ直接廃棄されるか、質量分析計などを経て廃棄されていた。しかし、高価な溶媒を使用する場合等は、出口ポートから排出される溶媒のうち、試料を含まない溶媒のみを元の溶媒容器に戻して再利用できるようにすることが望ましい。そのような場合、示差屈折率検出器の後段側に別途切替バルブを追加し、その切替バルブによって、出口ポートから排出された液を溶媒容器に戻すか否かを切り替えるように構成する必要があった。それにより、示差屈折率検出器内の切替バルブとその後段側に別途設けられた切替バルブを同時に制御するため、その制御が複雑になる上、外付けの切替バルブを設ける必要があるためにコストや設置面積が増加するという問題があった。また、外付けの切替バルブを設けると、その分だけデッドボリュームが増大し、その直後に質量分析計などの検出器を接続する場合に試料成分の拡散が生じて分析結果に影響を与えてしまうという問題もある。
そこで、本発明は、制御を複雑にすることなく、かつコストや設置面積を増加させることなく、必要に応じて溶媒の再利用等を行なうことができるようにすることを目的とするものである。
本発明に係る示差屈折率検出器の一実施形態は、試料セル、参照セル、測定部、入口ポート、第1出口ポート、第2出口ポート及び切替機構を備えている。試料セルは光透過性容器からなり、液を流入させる試料セル入口と液を流出させる試料セル出口を有する。参照セルも光透過性容器からなり、液を流入させる参照セル入口と液を流出させる参照セル出口を有する。参照セルは、試料セルとの間に光透過性の隔壁を挟んで隣接配置されている。測定部は、試料セル又は参照セルのいずれか一方のセル側から両セルを光が透過するように光を発する光源と、試料セル及び参照セルを透過した光の変位を検出する光検出器を備えている。液入口ポートは試料セル入口に通じている。第1出口ポートと第2出口ポートは液を排出するためのものである。切替機構は、試料セル出口を参照セル入口に接続しながら参照セル出口を第1出口ポート又は第2出口ポートのいずれか一方に接続する参照液供給モード、及び参照セル出口を封止しながら試料セル出口を第1出口ポート又は第2出口ポートのいずれか一方に接続する分析モードを有する。
本発明に係る液体クロマトグラフの一実施形態は、送液ポンプ、分析流路、試料導入部、分析カラム、上記示差屈折率検出器及びリサイクル流路を備えている。送液ポンプは溶媒を貯留する溶媒容器から溶媒を吸入して送液するものであり、分析流路は、送液ポンプにより溶媒容器から吸入された溶媒を移動相として送液するための流路である。試料導入部は、分析流路上における送液ポンプよりも下流側に設けられ、分析流路中に試料を導入する。分析カラムは、分析流路上における試料導入部よりもさらに下流側に設けられ、試料導入部により分析流路に導入された試料を成分ごとに分離する。リサイクル流路は、示差屈折率検出器の第2出口ポートと溶媒容器とを接続し、第2出口ポートから流出した液を溶媒容器へ戻す流路である。
本発明に係る示差屈折率検出器の一実施例では、液を排出するための出口ポートとして第1出口ポート及び第2出口ポートを備えているとともに、試料セル出口を参照セル入口に接続しながら参照セル出口を第1出口ポート又は第2出口ポートのいずれか一方に接続する流路を構成する参照液供給モード、及び参照セル出口を封止しながら試料セル出口を第1出口ポート又は第2出口ポートのいずれか一方に接続する流路を構成する分析モードを有する切替機構を備えているので、試料セルを経た液又は試料セルと参照セルを経た液を第1出口ポート又は第2出口ポートのいずれか一方の出口ポートから選択的に排出することができる。これにより、第1出口ポートと第2出口ポートのいずれか一方に、元の溶媒容器へ通じるリサイクル流路を接続すれば、切替バルブを別途用いることなく、必要に応じて溶媒を溶媒容器へ戻すことが可能となる。外付けの切替バルブを用いる必要がないので、コストや設置面積が増加することがなく、制御が複雑になることもない。外付けの切替バルブを用いないため、この示差屈折率検出器の後段側に質量分析計などの検出器をさらに設ける場合に、この示差屈折率検出器と後段側の検出器との間のデッドボリュームが小さくなり、試料の拡散による分析への影響を小さくすることができる。
本発明に係る液体クロマトグラフの一実施形態では、検出器として上記示差屈折率検出器と、その示差屈折率検出器の第2出口ポートから流出した液を溶媒容器へ戻すリサイクル流路を備えているので、コストや設置面積が増加させることなく、必要に応じて示差屈折率検出器を経た溶媒を溶媒容器へ戻して溶媒の再利用を図ることができる。
液体クロマトグラフの一実施例を示す概略構成図である。 同実施例における検出器を示す概略構成図である。 同検出器の参照液通常供給モード時の流路構成を示す図である。 同検出器の参照液リサイクル供給モード時の流路構成を示す図である。 同検出器の分析通常モード時の流路構成を示す図である。 同検出器の分析リサイクルモード時の流路構成を示す図である。 同実施例の分析動作を示すフローチャートである。 検出器の他の実施例における参照液通常供給モード時の流路構成を示す図である。 同実施例の参照液リサイクル供給モード時の流路構成を示す図である。 同実施例の分析通常モード時の流路構成を示す図である。 同実施例の分析リサイクルモード時の流路構成を示す図である。
切替機構の好ましい一例として、試料セル出口、参照セル入口、参照セル出口、第1出口ポート及び第2出口ポートがそれぞれ接続されたポートと、それらのポート間を接続する溝が設けられ回転によりポート間の接続を切り替えるロータを有する1つのロータリー式の切替バルブが挙げられる。
上記切替バルブの好ましい一例として、1つの中心ポートとその中心ポートを中心とする円周上に配置された複数の円周上ポートを備え、ロータに、円周上ポートのうち互いに隣接するポート間を接続するように円周方向に設けられた2つの溝と中心ポートと円周上ポートのうちいずれか1つのポートとの間を接続するように半径方向に設けられた1つの溝が設けられているものが挙げられる。
上記切替バルブの好ましい実施形態は、試料セル出口、参照セル入口、参照セル出口及び第1出口ポートが円周上ポートに接続され、第2出口ポートが中心ポートに接続され、試料セル出口の接続されたポートに隣接するポートに参照セル入口と第1出口ポートが接続され、参照セル出口の接続されたポートと第1出口ポートの接続されたポートとが隣接しているものである。
第2出口ポートに液を液供給部に戻すリサイクル流路が接続される実施形態が挙げられる。かかる実施形態において、切替機構は、参照液供給モードとして、試料セル出口を参照セル入口に接続しながら参照セル出口を第1出口ポートに接続する参照液供給通常モード、及び試料セル出口を参照セル入口に接続しながら参照セル出口を第2出口ポートに接続する参照液供給リサイクルモード、分析モードとして、参照セル出口を封止しながら試料セル出口を第1出口ポートに接続する分析通常モード、及び参照セル出口を封止しながら試料セル出口を第2出口ポートに接続する分析リサイクルモードを有することが好ましい。そうすれば、参照セルへの参照液の供給時に参照セル出口から流出した参照液を液供給部に戻すか否か、分析時に溶媒を液供給部に戻すか否かを切替機構によって切り替えることができる。これにより、参照セルへの参照液の供給時と分析時において溶媒の再利用を図ることができる。
切替機構の動作を制御する制御部であって、測定部の光検出器の検出信号に基づき、試料の分析中において、試料が検出されているときは切替機構を分析通常モードにし、試料が検出されていないときは切替機構を分析リサイクルモードにするリサイクル分析動作部を有する制御部をさらに備えていることが好ましい。そうすれば、分析時に、試料を含む溶液と試料を含まない溶液とを別々の出口ポートから排出することができ、試料を含まない溶液のみをリサイクル流路を介して液供給部へ戻すことができる。
図1を用いて、液体クロマトグラフの一実施例について説明する。
この実施例の液体クロマトグラフは、送液ポンプ4、オートサンプラ8(試料注入部)、分析カラム10及び検出器12が流路2a、2b及び2cによって直列に接続され、試料の分離分析を行なうための分析流路をなしている。
送液ポンプ4は溶媒容器6から溶媒を設定された流量で吸入して送液するものである。送液ポンプ4の出口側に流路2aを介してオートサンプラ8が接続されている。オートサンプラ8は、ユーザにより設置された試料容器から試料を自動で採取し、送液ポンプ4からの溶媒が流れる分析流路中にその試料を注入するものである。オートサンプラ8の出口側に流路2bを介して分析カラム10が接続されている。分析カラム10はカラムオーブン11内に収容されている。分析カラム10は、オートサンプラ8により注入された試料を成分ごとに分離するものである。分析カラム10の出口側に流路2cを介して検出器12が接続されており、分析カラム10で分離した試料成分が検出器12により検出される。
検出器12は、試料溶液の流れる試料セル及び参照液を収容する参照セルを備え、試料セル及び参照セルを透過した光の挙動に基づいて試料セルを流れる試料溶液中の試料濃度を検出する示差屈折率検出器である。検出器12は1つの入口ポート13aと2つの出口ポート13b,13c(以下、出口ポート13bを第1出口ポート、出口ポート13cを第2出口ポートと称する。)を備えている。
検出器12の入口ポート13aに分析カラム10からの流路2cが接続されている。第1出口ポート13bには出口流路14が接続され、第2出口ポート13cにはリサイクル流路16が接続されている。出口流路14はドレインに直接通じていてもよいし、さらに質量分析計などの検出器が接続されていてもよい。リサイクル流路16は検出器12を経た溶媒を溶媒容器6に戻すための流路である。検出器12には、入口ポート13aから流入した液を第1出口ポート13bと第2出口ポート13cのいずれの出口ポートから排出するかを切り替える切替機構が設けられている。
送液ポンプ4、オートサンプラ8、カラムオーブン11及び検出器12はそれぞれモジュール化されており、各モジュールの動作が演算制御装置18によって一元的に管理されている。演算制御装置18は、例えば汎用のパーソナルコンピュータや専用のコンピュータによって構成される。ユーザは、溶媒の送液流量やカラムオーブンの温度条件などの分析条件を演算制御装置18を介して入力する。演算制御装置18は、入力された条件に基づいて送液ポンプ4、オートサンプラ8、カラムオーブン11及び検出器12の動作制御を行なうとともに、検出器12で得られた検出信号に基づいて試料成分濃度の定量等、各種の演算処理を行なう。
検出器12の一実施例について図2の概略図を用いて説明する。
試料セル20と参照セル22が設けられている。試料セル20と参照セル22はともに三角断面を有し、隔壁24を隔てて隣接配置されている。試料セル20、参照セル22及び隔壁24は光透過性材料により構成されている。試料セル20は液を流入させる試料セル入口Sinと液を流出させる試料セル出口Soutを備え、参照セル22は液を流入させる試料セル入口Rinと液を流出させる試料セル出口Routを備えている。試料セル入口Sinは流路30を介して入口ポート13aと接続されている。試料セル出口Sout、参照セル入口Rin及び参照セル出口Routは、それぞれ流路32、34、36を介してロータリー式の切替バルブ42のポートに接続されている。切替バルブ42については後述する。
試料セル20を流れる溶液中の試料濃度を検出する測定部として、光源26と光検出器28が設けられている。図では、便宜上、光源26と光検出器28のみが図示されているが、光源26からの光の光路上にスリットが配置されており、試料セル20及び参照セル22を透過した光のスリット像を光検出器28上に結像する光学系も備えている。光検出器28は複数の検出素子がアレイ状に配置されたフォトダイオードアレイであり、光検出器28上に結像するスリット像の変位量を検出する。
図2では、光検出器28が試料セル20及び参照セル22を挟んで光源26とは反対側に配置されているように示されているが、例えば光検出器28が光源26と同じ側に設けられ、試料セル20及び参照セル22を挟んで光源26と反対側に設けられたミラーで反射して再び試料セル20及び参照セル22を透過した光の変位量を光検出器28で検出するようになっていてもよい。
切替バルブ42は、流路40を介して第2出口ポート13cと連通する1つの中心ポート(以下、ポート(Re)を称する。)を備え、さらにその中心ポート(Re)を中心とする同一円周上に、流路34を介して参照セル入口Rinと連通するポート(以下、ポート(Rin)と称する。)、流路32を介して試料セル出口Soutと連通するポート(以下、ポート(Sout)と称する。)、流路38を介して第1出口ポート13bと連通するポート(以下、ポート(OUT)と称する。)、流路36を介して参照セル出口Routと連通するポート(以下、ポート(Rout)と称する。)の4つの円周上ポートを備えている。
4つの円周上ポートは、中心ポート(Re)を中心とする円周上において、ポート(Rin)から反時計回りにポート(Sout)、ポート(OUT)、ポート(Rout)の順に設けられている。以下の説明では、図2に示すように、切替バルブ42の中心ポート(Re)を中心とする円周上における時計回りの方向を正方向、反時計回りの方向を逆方向とする。
ポート(Sout)はポート(Rin)の位置から中心ポート(Re)を中心に60°だけ逆方向に回転した位置、ポート(OUT)はポート(Sout)の位置から中心ポート(Re)を中心にさらに60°だけ逆方向に回転した位置、ポート(Rout)はポート(OUT)の位置から中心ポート(Re)を中心にさらに60°だけ逆方向に回転した位置に設けられている。
切替バルブ42は中心ポート(Re)を中心に回転するロータを有し、そのロータに上記のポート間を接続するための3つの溝43a,43b及び43cが設けられている。ロータの溝43aと43bは円周上ポートが設けられている円の円周方向に設けられており、溝43cは上記円の半径方向に設けられている。溝43aは中心ポート(Re)を中心とする円弧60°分の長さを有する。溝43bは中心ポート(Re)を中心とする円弧90°分の長さを有する。溝43bの正方向側端部は、溝43aの逆方向側端部の逆方向側に、中心ポート(Re)を中心とする円弧60°分の間隔を空けて設けられている。溝43cの一端は中心ポート(Re)に相当する位置に設けられ、他端は、円周上ポートが設けられている円周上における溝43aの正方向側端部よりも正方向側へ30°ずれた位置に設けられている。溝43aと43bは互いに隣接する2つの円周上ポート間を連通させる流路をなし、溝43cは中心ポート(Re)といずれか1つの円周上ポートとの間を連通させる流路をなしている。
切替バルブ42は、参照セル22に参照液を供給する参照液供給モードとして、(1)参照液供給通常モードと、(2)参照液供給リサイクルモードを有し、試料の分析を行なうための分析モードとして、(3)分析通常モードと、(4)分析リサイクルモードを有する切替機構である。
なお、上記切替機構をなす切替バルブの構造、特にポートの位置や個数、ロータに設けられる溝の形状や組合せは、この実施例のものに限定されるものではない。
以下、(1)から(4)の各モードについて図3から図6を参照しながら説明する。
(1)参照液供給通常モード(図3参照)
参照液供給通常モードは、図3において太線で示す経路によって試料を含まない溶媒を参照液として参照セル22に供給し、参照セル22から流出した溶媒をドレインへ排出するための流路構成をとるモードである。切替バルブ42において、ポート(Sout)とポート(Rin)の間が溝43aによって連通され、ポート(OUT)とポート(Rout)の間が溝43bによって連通される。このとき、中心ポート(Re)は溝43cによっていずれの円周上ポートにも接続されない。
この参照液供給通常モードでは、送液ポンプ4によって送液される溶媒容器6の溶媒が流路2c、入口ポート13a、流路30を通って試料セル入口Sinに流入し、試料セル20を流れた後、試料セル出口Sout、流路32、ポート(Sout)、溝43a、ポート(Rin)、流路34及び参照セル入口Rinを経て参照セル22に供給される。参照セル22を満たし、参照セル出口Routから流出した溶媒は、流路36、ポート(Rout)、溝43b、ポート(OUT)、流路38、第1出口ポート13b及び流路14を経てドレインへ排出される。この後、切替バルブ42を切り替えてポート(Rout)を他のいずれのポートにも接続されない状態にすることで、参照セル22が参照液によって満たされた状態を維持することができ、そのような状態で試料セル20を試料溶液が流れるようにすることで、試料の分析が行われる(図5及び図6を参照。)。
(2)参照液供給リサイクルモード(図4参照)
参照液供給リサイクルモードは、高価な溶媒を用いている場合等に、参照セル22に参照液としての溶媒を供給する際に参照セル22から流出した溶媒の再利用を図るためのモードである。このモードでは、図4において太線で示す経路によって試料を含まない溶媒を参照液として参照セル22に供給し、参照セル22から流出した溶媒を再び溶媒容器6へ戻すための流路構成をとる。切替バルブ42において、ポート(Sout)とポート(Rin)の間が溝43bによって連通され、ポート(Rout)と中心ポート(Re)との間が溝43cによって連通される。
この参照液供給リサイクルモードでは、流路2cを介して送液される参照液としての溶媒が入口ポート13a、流路30を通って試料セル入口Sinに流入し、試料セル20を流れた後、試料セル出口Sout、流路32、ポート(Sout)、溝43a、ポート(Rin)、流路34及び参照セル入口Rinを経て参照セル22に供給される。参照セル22を満たし、参照セル出口Routから流出した溶媒は、流路36、ポート(Rout)、溝43c、中心ポート(Re)、流路40、第2出口ポート13c及びリサイクル流路16を経て溶媒容器6へ戻される。この後、切替バルブ42を切り替えてポート(Rout)を他のいずれのポートにも接続されない状態にすることで、参照セル22が参照液によって満たされた状態を維持することができ、そのような状態で試料セル20を試料溶液が流れるようにすることで、試料の分析が行われる(図5及び図6を参照。)。
(3)分析通常モード(図5参照)
分析通常モードは、上記(1)又は(2)の参照液供給モードの後、試料セル20側でのみ試料溶液を流して試料の分析を行なうためのモードである。切替バルブ42において、ポート(Sout)とポート(OUT)の間が溝43aによって連通される。このとき、ポート(Rout)は他のいずれのポートとも連通されず、参照セル22が参照液によって満たされた状態で維持される。
この分析通常モードでは、流路2cを介して送液される溶媒又は試料溶液が入口ポート13a、流路30を通って試料セル入口Sinに流入し、試料セル20を流れた後、試料セル出口Sout、流路32、ポート(Sout)、溝43a、ポート(OUT)、流路38、第1出口ポート13b及び流路14を経てドレインに排出される。
(4)分析リサイクルモード(図6参照)
分析リサイクルモードは、上記(3)の分析通常モードと同様に、上記(1)又は(2)の参照液供給モードの後、試料セル20側でのみ試料溶液を流して試料の分析を行なうためのモードである。この分析リサイクルモードは、高価な溶媒を用いている場合等に、上記(3)の分析通常モードと組み合わせて用いられ、分析中に試料セル20から流出した溶媒(試料成分を含まない)の再利用を図るためのモードである。切替バルブ42において、ポート(Sout)と中心ポート(Re)の間が溝43cによって連通される。このとき、ポート(Rout)は他のいずれのポートとも連通されず、参照セル22が参照液によって満たされた状態で維持される。
この分析リサイクルモードでは、流路2cを介して送液される液が入口ポート13a、流路30を通って試料セル入口Sinに流入し、試料セル20を流れた後、試料セル出口Sout、流路32、ポート(Sout)、溝43c、中心ポート(Re)、流路40、第2出口ポート13c及びリサイクル流路16を経て溶媒容器6に戻される。
図2に戻って、検出器12は、切替バルブ42の動作制御を行なう制御部44を備えている。制御部44は液体クロマトグラフ全体の動作管理を行なう演算制御装置18と情報通信が可能である。制御部44には、ユーザが演算制御装置18に入力した動作条件に基づいて切替バルブ42を上記(1)から(4)のモードに切り替えるモード切替部46が設けられている。演算制御装置18には、試料の分析動作を開始する前に、ユーザに参照セル22への参照液の供給を通常モード(図3参照)とリサイクルモード(図4参照)のいずれのモードで行なうか、試料の分析時にリサイクルモード(図6参照)を使用するか否かを選択させる動作モード選択部48が設けられている。
制御部44はCPUなどの演算素子とプログラムを格納した記憶装置によって構成され、モード切替部46はプログラムとそのプログラムを実行する演算素子によって実現される機能である。演算制御装置18の動作モード選択部48は、演算制御装置18に設けられた記憶装置に格納されているプログラムとそのプログラムを実行するCPUなどの演算素子によって実現される機能である。
同実施例における参照液の供給から試料の分析までの一連の流れについて図7を用いて説明する。
例えば演算制御装置18に接続されたディスプレイに動作モード選択画面を表示し、ユーザに動作モード、すなわち参照セル22への参照液の供給を通常モード(図3参照)とリサイクルモード(図4参照)のいずれのモードで行なうか、試料の分析時にリサイクルモード(図6参照)を使用するか否かを選択させる。
参照液をリサイクルモードで供給するように選択されている場合、切替バルブ42を参照液供給リサイクルモード(図4参照)にし、送液ポンプ4による溶媒の送液を開始する。これにより、参照セル22に参照液が供給され、参照セル22から溢れ出た参照液はリサイクル流路16を介して溶媒容器6へ戻される。他方、参照液を通常モードで供給するように選択されている場合は、切替バルブ42を参照液供給通常モード(図3参照)にし、送液ポンプ4による溶媒の送液を開始する。参照セル22に参照液が供給されるが、参照セル22から溢れ出た参照液は流路14を介してドレインへ排出される。参照セル22への参照液の供給開始から所定時間が経過した後、試料の分析が開始され、オートサンプラ8によって溶媒の流れる分析流路中に試料が注入される。
分析においてリサイクルモードを使用するように選択されている場合には、分析開始直後から試料セル20への試料成分の流入が検出されるまで、切替バルブ42を分析リサイクルモード(図6参照)にする。これにより、試料成分を含まない溶媒はリサイクル流路16を介して溶媒容器6へ戻される。試料成分の検出は、光検出器28上に結像する光源26からの光のスリット像の変位を検出することにより行なう。
試料セル20への試料成分の流入が検出されると、その直後に、又は試料セル20への試料成分の流入が検出されてから予め設定された時間(試料成分が切替バルブ42に到達する前までの時間)が経過したときに、切替バルブ42を分析通常モード(図5参照)に切り替え、試料を含む溶媒を流路14を介してドレインへ排出する。また、流路14に質量分析計が接続されている場合には、質量分析計においてさらなる分析を行なった後、ドレインへ排出する。試料セル20内に試料成分が検出されなくなり、ポート(Sout)よりも上流側に試料成分がなくなった後は、次の試料成分が検出されるまで再び切替バルブ42を分析リサイクルモード(図6参照。)にし、試料を含まない溶媒を溶媒容器6へ戻す。かかる動作を分析が終了するまで繰り返し実行する。
分析においてリサイクルモードを使用しないように選択されている場合には、分析が終了するまで切替バルブ42を分析通常モード(図5)にする。この場合、試料を含む溶媒も試料を含まない溶媒もすべて流路14を介してドレインに排出される。
検出器12の他の構成の一例を図8から図11を用いて説明する。
この実施例では、切替バルブ42に代えて切替バルブ142が用いられている。切替バルブ142は、流路32を介して試料セル出口Soutと連通する1つの中心ポート(以下、ポート(Sout)を称する。)を備え、さらにその中心ポート(Sout)を中心とする同一円周上に、参照セル入口Rinと連通するポート(以下、ポート(Rin)と称する。)、出口ポートと連通するポート(以下、ポート(Sout)と称する。)、流路38aを介して出口ポート13bと連通するポート(以下、ポート(OUT1)と称する。)、流路38bを介して出口ポート13bと連通するポート(以下、ポート(OUT2)と称する。)、流路36を介して参照セル出口Routと連通するポート(以下、ポート(Rout)と称する。)、及び流路40を介して第2出口ポート13cと連通するポート(以下、ポート(Re)と称する。)の5つの円周上ポートを備えている。流路38aと流路38bは途中で合流してともに第1出口ポート13bに接続されている。
5つの円周上ポートは、中心ポート(Sout)を中心とする円周上において、ポート(Rin)から時計回りにポート(OUT1)、ポート(Re)、ポート(Rout)、ポート(OUT2)の順に設けられている。以下の説明において、切替バルブ142の中心ポート(Sout)を中心とする円周上における時計回りの方向を正方向、反時計回りの方向を逆方向とする。
ポート(OUT1)はポート(Rin)の位置から中心ポート(Sout)を中心に60°だけ正方向に回転した位置、ポート(Re)はポート(OUT1)の位置から中心ポート(Sout)を中心にさらに60°だけ正方向に回転した位置、ポート(Rout)はポート(Re)の位置から中心ポート(Sout)を中心にさらに60°だけ正方向に回転した位置、ポート(OUT2)はポート(Rout)の位置から中心ポート(Sout)を中心にさらに60°だけ正方向に回転した位置に設けられている。
切替バルブ142のロータに上記のポート間を接続するための3つの溝143a,143b及び143cが設けられている。ロータの溝143aと143bは円周上ポートが設けられている円の円周方向に設けられており、溝143cは上記円の半径方向に設けられている。溝143aは中心ポート(Sout)を中心とする円弧30°分の長さを有する。溝143bは中心ポート(Sout)を中心とする円弧90°分の長さを有する。溝143bの正方向側端部は、溝143aの逆方向側端部の逆方向側に、中心ポート(Sout)を中心とする円弧120°分の間隔を空けて設けられている。溝143cの一端は中心ポート(Sout)に相当する位置に設けられ、他端は溝143aの正方向側端部の位置に設けられている。すなわち、溝143aと溝143cは互いに連通している。
切替バルブ142の切替えにより、切替バルブ42を用いた実施例と同様に、参照液供給通常モード(図8参照)、参照液供給リサイクルモード(図9参照)、分析通常モード(図10参照)及び分析リサイクルモード(図11参照)の4つのモードを実行するための流路を構成することができ、液体クロマトグラフは、切替バルブ42を用いた実施例と同様の動作(図7参照)を行なうことができる。
参照液供給通常モード用の流路は、図8に示されているように、溝143aの逆方向側端部がポート(Rin)の位置にくるようにして、中心ポート(Sout)とポート(Rin)との間を溝143a及び溝143cによって連通させ、ポート(Rout)とポート(OUT2)との間を溝143bによって連通させることで構成される。かかる流路構成により、図8において太線で示されるように、試料セル20から流出した溶媒が流路32、溝143c、溝143a、流路34を経て参照セル22に流入し、参照セル22から流出した溶媒が流路36、溝143b、流路38、第1出口ポート13b及び流路14を経てドレインへ排出される。
参照液供給リサイクルモード用の流路は、切替バルブ142のロータを上記参照液供給通常モード時から逆方向へ30°だけ回転させて、図9に示されているように、溝143aの正方向側端部がポート(Rin)の位置にくるようにして、中心ポート(Sout)とポート(Rin)との間を溝143cによって連通させ、ポート(Rout)とポート(Re)との間を溝143bによって連通させることで構成される。かかる流路構成により、図9において太線で示されるように、試料セル20から流出した溶媒が流路32、溝143c、溝143a、流路34を経て参照セル22に流入し、参照セル22から流出した溶媒が流路36、溝143b、流路40、第2出口ポート13b及びリサイクル流路16を経て溶媒容器6へ戻される。
分析通常モード用の流路は、図10に示されているように、溝143aの逆方向側端部がポート(OUT1)の位置にくるようにして、中心ポート(Sout)とポート(OUT1)との間を溝143a及び溝143cによって連通させることで構成される。かかる流路構成により、図10において太線で示されるように、試料セル20から流出した液が流路32、溝143c、溝143a、流路38a、第1出口ポート13b及び流路14を経てドレインへ排出される。
分析リサイクルモード用の流路は、図11に示されているように、切替バルブ142のロータを上記分析通常モード時から45°だけ正方向へ回転させた位置、すなわち、溝143aの中央部がポート(Re)の位置、溝143bがポート(Rin)とポート(OUT2)の間の位置にくるようにすることで構成される。中心ポート(Sout)とポート(Re)との間が溝143a及び溝143cによって連通させる。かかる流路構成により、図11において太線で示されるように、試料セル20から流出した液が流路32、溝143c、溝143a、流路40、第2出口ポート13c及びリサイクル流路16を経て溶媒容器6へ戻される。
2a,2b,2c,14,16,30,32,34,36,38,38a,38b,40 流路
4 送液ポンプ
6 溶媒容器
8 オートサンプラ
10 分析カラム
11 カラムオーブン
12 検出器
13a 入口ポート
13b 第1出口ポート
13c 第2出口ポート
18 演算制御装置
20 試料セル
22 参照セル
24 隔壁
26 光源
28 光検出器
42,142 切替バルブ
43a,43b,43c,143a,143b,143c 溝
44 制御部
46 モード切替部
48 動作モード選択部

Claims (7)

  1. 光透過性容器からなり、液を流入させる試料セル入口と液を流出させる試料セル出口を有する試料セルと、
    光透過性容器からなり、液を流入させる参照セル入口と液を流出させる参照セル出口を有し、前記試料セルとの間に光透過性の隔壁を挟んで隣接配置された参照セルと、
    前記試料セル又は前記参照セルのいずれか一方のセル側から両セルを光が透過するように光を発する光源と、前記試料セル及び前記参照セルを透過した光の変位を検出する光検出器を備えた測定部と、
    前記試料セル入口に通じる液入口ポートと、
    液を排出するための第1出口ポートと、
    液を排出するために前記第1出口ポートとは別途設けられた第2出口ポートと、
    前記試料セル出口を前記参照セル入口に接続しながら前記参照セル出口を前記第1出口ポート又は前記第2出口ポートのいずれか一方に接続する流路を構成する参照液供給モード、及び前記参照セル出口を封止しながら前記試料セル出口を前記第1出口ポート又は前記第2出口ポートのいずれか一方に接続する流路を構成する分析モードを有する切替機構と、を備え
    前記第2出口ポートは液を前記液供給部に戻すリサイクル流路が接続されるものであり、
    前記切替機構は、前記参照液供給モードとして、前記試料セル出口を前記参照セル入口に接続しながら前記参照セル出口を前記第1出口ポートに接続する参照液供給通常モード、及び前記試料セル出口を前記参照セル入口に接続しながら前記参照セル出口を前記第2出口ポートに接続する参照液供給リサイクルモード、前記分析モードとして、前記参照セル出口を封止しながら前記試料セル出口を前記第1出口ポートに接続する分析通常モード、及び前記参照セル出口を封止しながら前記試料セル出口を前記第2出口ポートに接続する分析リサイクルモードを有する、示差屈折率検出器。
  2. 前記切替機構は、前記試料セル出口、前記参照セル入口、前記参照セル出口、前記第1出口ポート及び前記第2出口ポートがそれぞれ接続されたポートと、それらのポート間を接続する溝が設けられ回転によりポート間の接続を切り替えるロータを有する1つのロータリー式の切替バルブにより構成されている請求項1に記載の示差屈折率検出器。
  3. 前記切替バルブは、1つの中心ポートとその中心ポートを中心とする円周上に配置された複数の円周上ポートを備え、前記ロータに、前記円周上ポートのうち互いに隣接するポート間を接続するように円周方向に設けられた2つの溝と前記中心ポートと前記円周上ポートのうちいずれか1つのポートとの間を接続するように半径方向に設けられた1つの溝が設けられているものである請求項2に記載の示差屈折率検出器。
  4. 前記切替バルブにおいて、前記試料セル出口、前記参照セル入口、前記参照セル出口及び前記第1出口ポートが前記円周上ポートに接続され、前記第2出口ポートが前記中心ポートに接続され、前記試料セル出口の接続されたポートに隣接するポートに前記参照セル入口と前記第1出口ポートが接続され、前記参照セル出口の接続されたポートと前記第1出口ポートの接続されたポートとが隣接している請求項3に記載の示差屈折率検出器。
  5. 前記切替バルブは前記円周上ポートとして、前記参照セル入口が接続された1つのポート、前記参照セル出口が接続された1つのポート、前記第1出口ポートが接続された2つのポート及び前記第2出口ポートが接続された1つのポートを有するとともに、前記中心ポートとして前記試料セル出口が接続されたポートを有し、
    前記円周上ポートにおいて、前記第1出口ポートが接続されたポートのうちの一方のポートに、前記参照セル入口が接続されたポートと前記第2出口ポートが接続されたポートとが隣接し、前記参照セル出口が接続されたポートに、前記第2出口ポートが接続されたポートと前記第1出口ポートが接続されたポートのうちの他方のポートとが隣接している請求項3に記載の示差屈折率検出器。
  6. 前記切替機構の動作を制御する制御部であって、前記測定部の前記光検出器の検出信号に基づき、試料の分析中において、試料が検出されているときは前記切替機構を前記分析通常モードにし、試料が検出されていないときは前記切替機構を前記分析リサイクルモードにするリサイクル分析動作部を有する制御部をさらに備えている請求項1から5のいずれか一項に記載の示差屈折率検出器。
  7. 溶媒を貯留する溶媒容器から溶媒を吸入して送液する送液ポンプと、
    前記送液ポンプにより前記溶媒容器から吸入された溶媒を移動相として送液するための分析流路と、
    前記分析流路上における前記送液ポンプよりも下流側に設けられ、前記分析流路中に試料を導入する試料導入部と、
    前記分析流路上における前記試料導入部よりもさらに下流側に設けられ、前記試料導入部により前記分析流路に導入された試料を成分ごとに分離する分析カラムと、
    前記分析流路上における前記分析カラムよりもさらに下流側に設けられ、前記分析カラムの出口と接続された液入口ポート、液を流出させる第1出口ポート及び第2出口ポートを有し、前記分析カラムにおいて分離した試料成分を検出する請求項1からのいずれか一項に記載の示差屈折率検出器と、
    前記示差屈折率検出器の前記第2出口ポートと前記溶媒容器とを接続し、前記第2出口ポートから流出した液を前記溶媒容器へ戻すリサイクル流路と、を備えた液体クロマトグラフ。
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