JP6421550B2 - 組立機 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに対する部品の締め付けや緩めなどの組立作業を行う組立機に関するものである。
従来、種々の組立機が提案されている。
特許文献1の組立機は、ワークを固定するステージと、組立作業用のツール(例えばナットランナー)と、同ツールを3次元方向に移動させる移動機構とを備えている。また、この組立機は、ステージを水平方向に回転させる回転機構を備えている。
特許文献2の組立機は、ツールの移動位置を検出するセンサを備えている。この組立機では、センサによって検出されるツールの移動位置が所望の作業対象位置になると、ナットランナーが作動する。これにより、ナット等の部品がワークの適切な位置に取り付けられる。
特開2006−7371号公報 特開2013−139070号公報
ここで、特許文献1の組立機と特許文献2の組立機とを組み合わせることが考えられる。そうした組立機では、ステージ(ワーク)の回転位置とツールの移動位置とが各別に変更されるため、ツールの移動位置が正しい位置になっていても、ステージの回転位置が正しい位置になっていなければ、ツールとワークとの相対位置が不適切な位置になってしまう。その結果、ツールが不適切な位置で作動して、同ツールによる組立作業を適切に行えなくなってしまう。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ツールによる組立作業を適切に行うことのできる組立機を提供することにある。
上記課題を達成するための組立機は、ワークが載置されるステージと、組立作業用のツールと、前記ツールを支持するとともに同ツールの3次元方向の移動を許容するツール支持機構と、前記ステージを移動させるステージ移動機構と、前記ツールの移動位置を検出するツール位置検出部と、前記ステージの移動位置を検出するステージ位置検出部と、前記ツールの複数の目標位置および前記ステージの複数の目標位置を記憶した記憶部と、前記記憶部より所定の目標位置を読み出し、前記ツール位置検出部により検出される移動位置および前記ステージ位置検出部により検出される移動位置の両方が、前記所定の目標位置であるときには前記ツールの作動を可能とする制御部と、を備える。
上記組立機によれば、ステージの移動位置とツールの移動位置とが各別に変更される構造であるとはいえ、ステージの実際の移動位置およびツールの実際の移動位置の両方が目標位置であるとき、すなわちステージ(ワーク)とツールとの相対位置が適切な位置であるときに限ってツールを作動させることができる。したがって、ツールによる組立作業を適切に行うことができる。
上記組立機において、前記制御部は、前記ツールによる組立作業を行う複数の作業箇所のうちのいずれかの作業箇所での前記ツールの作動を可能にした後に、同作業箇所における前記組立作業が完了したときには、前記ツール位置検出部により検出される移動位置および前記ステージ位置検出部により検出される移動位置の両方が次の作業箇所の前記目標位置になるまでの間、前記ツールを作動不能にする、ことが好ましい。
上記組立機によれば、ツールによる組立作業を行う複数の作業箇所においてワークとツールとの相対位置が適切な位置であるときに限りツールを作動させることができ、各作業箇所における組立作業をそれぞれ適切に行うことができる。
上記組立機において、前記ツール支持機構は、リンクによって連結された複数のアーム部材を有するアーム機構であり、前記ツール位置検出部は、前記リンクの動作位置を検出する動作位置検出部を有して、該動作位置検出部により検出される動作位置に基づいて前記ツールの移動位置を検出するものであり、前記ステージ移動機構による前記ステージの移動方向は回転方向を含む、ことが好ましい。
上記組立機では、アーム機構が大型になると、リンクの隙間による不要な動作分(いわゆるガタ)が大きくなったりアーム部材の撓みが大きくなったりする。この場合には、動作位置検出部により検出されるリンクの動作位置に基づいてツールの移動位置を検出すると、その検出精度が低くなってしまう。上記組立機によれば、ステージを直線方向にのみ移動させるものと比較して、ワークにおける作業箇所をアーム機構に近づけ易くなる。これにより、アーム部材を長くしなくてもツールが作業箇所にとどくようになるため、アーム機構を小型化することができ、ツールの移動位置を精度良く検出することができる。
上記組立機において、前記ツールはナットランナーであることが好ましい。
上記組立機によれば、ナットランナーによって部品が誤った位置に締め付けられることを抑えることができる。
本発明によれば、ツールによる組立作業を適切に行うことができる。
一実施形態の組立機の側面図。 同組立機の平面図。 ステージの斜視図。 組立機の電気的構成を示すブロック図。 組立機による組立作業の実行手順を示すフローチャート。 切り替え処理の実行手順を示すフローチャート。
以下、組立機の一実施形態について説明する。
図1および図2に示すように、組立機10は、土台としてのベース部11と、ベース部11の上部に配置されて垂直方向(図1における上下方向)において直線状の支柱12と、支柱12の上部に取り付けられたツール支持機構としてのアーム機構20とを有している。また、組立機10は、ワークWが載置されるステージ30と、各種のスイッチや作業情報を表示するモニタ等を備えた操作盤40とを有している。なお、図2は、理解を容易にするためにステージ30を省略して示している。
アーム機構20は、第1リンク部21および第2リンク部22によって連結された第1アーム部材23および第2アーム部材24を有する。また、アーム機構20は、先端に組立作業用のツール13(本実施形態では、ナットランナー)を有している。アーム機構20は、ツール13を手動操作によって3次元方向に自在に移動させるものである。
詳しくは、アーム機構20は、支柱12に一端が固定された第1リンク部21を有している。第1リンク部21は、円筒形状の回転ヒンジであり、他端には直線状の第1アーム部材23の基端が連結されている。第1アーム部材23は、第1リンク部21を回転中心として水平方向(図2中に矢印Aで示す方向)に回転可能である。第1リンク部21は、第1アーム部材23の回転角度を検出するための角度センサ51を有している。
また、アーム機構20は、円筒形状の回転ヒンジである第2リンク部22を有している。第2リンク部22の一端には、第1アーム部材23の先端が連結されている。また、アーム機構20は第1連結部材25を有している。第1連結部材25は、垂直方向において直線状であり、且つ第2リンク部22の他端に固定されている。第1連結部材25は、第2リンク部22を回転中心として水平方向(図2中に矢印Bで示す方向)に回転可能である。第2リンク部22は、第1アーム部材23に対する第1連結部材25の回転角度を検出するための角度センサ52を有している。
さらに、アーム機構20は、一対の平行な直線状のアーム24A,24Bからなる第2アーム部材24を有する。一対のアーム24A,24Bの基端はそれぞれ、垂直方向において回転可能なように第1連結部材25に連結されている。また、アーム機構20は、垂直方向において直線状の第2連結部材26を有する。第2連結部材26には、第2アーム部材24の一対のアーム24A,24Bの先端がそれぞれ、垂直方向において回転可能に連結されている。第1連結部材25および第2連結部材26により、第2アーム部材24は、第1連結部材25に対する連結部分を回転中心として垂直方向(図1中に矢印Cで示す方向)に回転可能である。第1連結部材25におけるアーム24Aの連結部分には、第1連結部材25に対するアーム24Aの回転角度を検出するための角度センサ53を有している。
第2連結部材26はツール13を有している。ツール13は、第2連結部材26に対する連結部分を回転中心として垂直方向(図1中に矢印Dで示す方向)に回転可能である。第2連結部材26におけるツール13の連結部分は、同ツール13の回転角度を検出するための角度センサ54を有している。
本実施形態では、角度センサ51が第1リンク部21の動作位置を検出する動作位置検出部に相当し、角度センサ52が第2リンク部22の動作位置を検出する動作位置検出部に相当する。また、角度センサ53が第1連結部材25と第2アーム部材24と第2連結部材26とからなるリンクの動作位置を検出する動作位置検出部に相当し、角度センサ54が第2連結部材26とツール13との連結部分であるリンクの動作位置を検出する動作位置検出部に相当する。
図1および図3に示すように、ステージ30は、ベース部11に対して垂直方向に昇降する基部31と、基部31に対して水平方向に回転するテーブル部32とを有している。
基部31は、垂直方向に伸縮する複数(本実施形態では4つ)の油圧シリンダ33を介してベース部11の上部に配置されている。テーブル部32は、基部31の上部に回転可能に配置されている。テーブル部32には、油圧モータ34の出力軸が連結されている。
操作盤40は、ランプ付きの操作スイッチ41,42,43,44,45,46を有する。操作スイッチ41は基部31を下位置(図1に実線で示す位置)に移動させるべく油圧シリンダ33を作動させる際に作業者が操作するスイッチである。組立機10は、基部31が下位置であるときに同基部31の側面が近接する位置に近接スイッチ55を有する。また操作スイッチ42は基部31を上位置(図1に一点鎖線で示す位置)に移動させるべく油圧シリンダ33を作動させる際に作業者が操作するスイッチである。組立機10は、基部31が上位置であるときに同基部31の側面が近接する位置に、近接スイッチ56を有している。
操作スイッチ43は基部31に対するテーブル部32の相対回転位置を基準位置(ワークWをテーブル部32に載置する際に操作される位置)に回転移動させるべく油圧モータ34を作動させる際に作業者が操作するスイッチである。また、操作スイッチ44はテーブル部32の相対回転位置を基準位置から時計回り方向に90度回転した位置にするべく油圧モータ34を作動させる際に作業者が操作するスイッチである。操作スイッチ45はステージ30の相対回転位置を基準位置から時計回り方向に180度回転した位置にするべく油圧モータ34を作動させる際に作業者が操作するスイッチである。また、操作スイッチ46は、ステージ30の相対回転位置を基準位置から時計回り方向に270度回転した位置にするべく油圧モータ34を作動させる際に作業者が操作するスイッチである。油圧モータ34は、出力軸の回転角を検出する回転角センサ57(図4参照)を有する。
本実施形態では、基部31やテーブル部32、油圧シリンダ33、油圧モータ34、操作スイッチ41〜46が、ステージ30を移動させるステージ移動機構に相当する。また、近接スイッチ55,56や回転角センサ57が、ステージの移動位置を検出するステージ位置検出部に相当する。
図3に示すように、ステージ30は、テーブル部32の上面から断面L字形状で突出するストッパ部材35と、同テーブル部32の上面から断面I字形状で突出するストッパ部材36とを有している。そして、テーブル部32上にワークW(図1参照)を載置する際に、ワークWの角部をストッパ部材35の内面に突き当てるとともに同ワークWの外面をストッパ部材36に突き当てることにより、ステージ30に対してワークWが位置決めされる。
図1および図2に示すように、操作盤40はタッチパネル式のモニタ47を有する。また、操作盤40の内部にはコントローラ48、いわゆるPLC(programmable logic controller)を有している。
図4に示すように、コントローラ48には、ツール13、操作スイッチ41〜46、角度センサ51〜54、近接スイッチ55,56、回転角センサ57、油圧シリンダ33の駆動回路33A、および油圧モータ34の駆動回路34Aが接続されている。コントローラ48は、回転角センサ57の出力信号によってテーブル部32の回転位置を検出し、近接スイッチ55,56の出力信号によって基部31の垂直方向の移動位置を検出する。本実施形態では、回転角センサ57および近接スイッチ55,56がステージ位置検出部に相当する。また、コントローラ48は、角度センサ51〜54の検出信号に基づいてツール13の移動位置を検出する。本実施形態では、角度センサ51〜54がツール位置検出部に相当する。
また、コントローラ48には、モニタ47が接続されるとともに、同モニタ47の出力信号が取り込まれている。コントローラ48は、組立作業の進行状況に応じて、モニタ47の表示内容の切り替えを実行する。さらにコントローラ48は、組立作業の進行状況に応じて、ツール13の作動が許可される状態と作動が禁止される状態との切り替えや、各操作スイッチ41〜46と一体のランプの点灯と消灯との切り替えを実行する。また、コントローラ48は、ツール13の出力信号を取り込んでおり、同出力信号に基づいて締め付けトルクや駆動電流などといったツール13の作動状態を検出する。
以下、組立機10を用いた作業者による組立作業の実行手順について、図5を参照しつつ説明する。
図5に示すように、先ず、ステージ30のテーブル部32にワークWが載置される(ステップS11)。その後、操作盤40のモニタ47のスタートスイッチが操作される(ステップS12)。これにより、ツール13による組立作業(詳しくは、ナットをワークWに締め付ける作業)を行う作業箇所(第1作業箇所)がモニタ47に表示される。また、複数の操作スイッチ41〜46のうちの操作するべき操作スイッチのランプが点滅する。このランプの点滅により、操作スイッチの操作が促されて、ステージ30の移動位置の変更が案内される。なお、ステージ30の移動位置を変更する必要がなく、いずれの操作スイッチ41〜46も操作する必要がない場合には、全てのランプが消灯する。
その後、点滅している操作スイッチが操作される(ステップS13)。これにより、基部31の昇降位置とテーブル部32の回転位置とが第1作業箇所に適した位置になる。本実施形態の組立機10では、点滅していた操作スイッチを操作すると、同操作スイッチのランプが点灯する。作業者は、ランプが点灯していることにより操作スイッチの操作が完了していることを認識する。
その後、ツール13を掴んで移動させることにより、モニタ47に表示されている第1作業箇所までツール13を移動させる(ステップS14)。そして、第1作業箇所においてツール13による組立作業を実行する(ステップS15)。
第1作業箇所でのツール13による組立作業が完了すると、次の作業箇所(第2作業箇所)がモニタ47に表示される。また、点灯していたランプが消灯するとともに、各操作スイッチ41〜46のランプのうちの第2作業箇所に対応するスイッチのランプが点滅する。その後、点滅している操作スイッチの操作による第2作業箇所に適した移動位置へのステージ30の移動(ステップS16)と、手動操作による第2作業箇所へのツール13の移動(ステップS17)と、第2作業箇所でのツール13による組立作業(ステップS18)とが行われる。
本実施形態の組立機10では、操作スイッチ41の点滅や点灯によるステージ30の移動位置の案内と、モニタ47の表示によるツール13の移動位置の案内と、それら案内を通じたツール13による組立作業と、が全ての作業箇所(第1作業箇所、第2作業箇所、・・・第N作業箇所)について順次実行される。
そして、全ての作業箇所における組立作業が正常に完了すると、ワークWがステージ30から取り外されて(ステップS19)、組立機10による組立作業が完了する。
本実施形態の組立機10では、ステージ30の移動位置およびツール13の移動位置に応じて、同ツール13の作動が許可される状態と作動が禁止される状態とが切り替えられる。
以下、ツール13の作動状態を切り替える処理(切り替え処理)の実行手順について、図6を参照しつつ説明する。なお、図6のフローチャートに示される一連の処理は、モニタ47のスタートスイッチが操作されたこと、あるいは各作業箇所においてツール13による組立作業が正常に完了したと判定されたことを条件に、コントローラ48により実行される。
図6に示すように、先ず、ステージ30の移動位置の目標値(目標位置TS)とツール13の移動位置の目標値(目標位置TT)とが読み出される(ステップS21)。なお、目標位置TSとしては、基部31の昇降位置の目標値(目標昇降位置)とテーブル部32の回転位置の目標値(目標回転位置)とが読み出される。なお、コントローラ48には、ワークWにおける複数の作業箇所の作業順序、および各作業箇所の複数の目標位置TS,TTが記憶されている。ステップS21の処理では、組立機10による組立作業の進行に合わせて、所定(具体的には、現在の作業箇所)の目標位置TS,TTが読み出される。
その後、[条件イ]が満たされるか否かが判断される(ステップS22)。
[条件イ]近接スイッチ55,56および回転角センサ57により検出されるステージ30の実際の移動位置が目標位置TSであること。
ステップS22の処理では、基部31の実際の昇降位置が目標昇降位置になっており、且つテーブル部32の実際の回転位置が目標回転位置になっているときには、[条件イ]が満たされると判断される。一方、基部31の実際の昇降位置が目標昇降位置になっていないときや、テーブル部32の実際の回転位置が目標回転位置になっていないときには、[条件イ]が満たされないと判断される。
そして、[条件イ]が満たされる場合には(ステップS22:YES)、[条件ロ]が満たされるか否かが判断される(ステップS23)。
[条件ロ]角度センサ51〜54により検出されるツール13の実際の移動位置が目標位置TTであること。
[条件イ]および[条件ロ]の一方でも満たされない場合には(ステップS22:NO、またはステップS23:NO)、[条件イ]および[条件ロ]の両方が満たされるまで、ステップS22の処理およびステップS23の処理が繰り返し実行される。
そして、[条件イ]および[条件ロ]の両方が満たされると(ステップS22:YES、且つステップS23:YES)、ツール13の作動が許可される(ステップS24)。
その後、今回の作業箇所におけるツール13による組立作業が正常に完了したか否かが判断される(ステップS25)。ステップS25の処理では、ツール13の締め付けトルクが所定値以上になったことにより、ツール13による組立作業が正常に完了したと判断される。そして、ツール13による組立作業が正常に完了していないときには(ステップS25:NO)、組立作業が正常に完了するまでの間、ツール13の作動許可が継続される。その後、ツール13による組立作業が正常に完了すると(ステップS25:YES)、ツール13の作動が禁止された後(ステップS26)、本処理は終了される。
本実施形態では、コントローラ48が、記憶部および制御部に相当する。
本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)コントローラ48には、ツール13の実際の移動位置に加えて、ステージ30の実際の移動位置も入力されている。そして、ツール13の実際の移動位置と基部31の実際の昇降位置とテーブル部32の実際の回転位置とが全て正しい位置であるとき、すなわちステージ30(ワークW)とツール13との相対位置が適切な位置であるときに限ってツール13を作動させることができる。したがって、ツール13であるナットランナーによってナットが誤った位置に締め付けられることを抑えて、同ツール13による組立作業を適切に行うことができる。
(2)複数の作業箇所のいずれかの作業箇所でのツール13の作動が可能になった後に同作業箇所でのツール13による組立作業が正常に完了したときには、ツール13の実際の移動位置およびステージ30の実際の移動位置が次の作業箇所についての目標位置TT,TSになるまでの間、ツール13の作動が不能になる。そのため、各作業箇所においてステージ30とツール13との相対位置が適切な位置であるときに限って同ツール13を作動させることができ、各作業箇所における組立作業をそれぞれ適切に行うことができる。
(3)アーム機構20が大型になると、第1リンク部21や第2リンク部22等のリンクの隙間による不要な動作分(いわゆるガタ)が大きくなったり、第1アーム部材23や第2アーム部材24の撓みが大きくなったりする。この場合には、角度センサ51〜54により検出されるリンクの動作位置に基づいてツール13の実際の移動位置を検出すると、アーム機構20のガタや撓みによる影響によって、移動位置の検出精度が低くなってしまう。
この点、本実施形態の組立機10は、ステージ30のテーブル部32が水平方向に回転可能であるため、ステージ30を直線方向にのみ移動させるものと比較して、ステージ30における作業箇所をアーム機構20に近づけ易くなる。これにより、第1アーム部材23や第2アーム部材24を長くしなくてもツール13が作業箇所にとどくようになるため、アーム機構20を小型化することができる。したがって、アーム機構20のガタや撓みを小さくすることができ、角度センサ51〜54によってツール13の実際の移動位置を精度良く検出することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
○ ツール13を、圧入作業用のツールや、かしめ作業用のツール等にしてもよい。
○ アーム機構20に代えて、移動軸の異なる3つのスライド機構を有してツール13の手動操作による3次元方向への移動を許容するツール支持機構など、任意の構造のツール支持機構を採用することができる。
○ 基部31の垂直方向における停止位置を3箇所以上設定してもよい。またテーブル部32の回転方向における停止位置を、2箇所設定したり、3箇所設定したり、5箇所以上設定したりしてもよい。
○ ステージ30の移動方向は、垂直方向のみにしてもよく、水平方向において回転する方向のみにしてもよい。また、ステージ30の移動方向は、垂直方向において回転する方向を含んでもよい。
○ ステージ30の移動位置を目標位置TSに案内する手法は任意に変更可能である。例えばテーブル部32の周縁に間隔を置いて複数のランプを設けて、点灯したランプが手前になるようにテーブル部32を手動操作によって回転させるようにしてもよい。また、支柱12に間隔を置いてランプを設け、点灯したランプの位置まで基部31を移動させることなども可能である。
○ 油圧モータ34に代えて空気圧モータや電動モータを採用したり、油圧シリンダ33に代えて空気圧シリンダや電動アクチュエータを採用するなど、ステージ30を移動させるアクチュエータは任意に変更することができる。
○ 切り替え処理(図6)のステップS25の処理において判断する条件は、ツール13による組立作業が完了したことを適切に判断することの可能な条件であれば、任意に変更することができる。例えば、ツール13の駆動電流が所定値以上であること、といった条件を定めることができる。
○ 上記実施形態では、ツール13の作動の可否をコントローラ48が判断する構成を採用したが、ツール13の作動の可否をコントローラ48が判断しない構成を採用することもできる。例えば次の構成を採用することができる。ツール13として電動式のものを採用し、同ツール13に電力を供給する回路に、同回路を開閉するスイッチを直列に2つ設ける。そして、ツール13の実際の移動位置と目標位置TTとの一致の有無に応じて一方のスイッチを開閉し、ステージ30の実際の移動位置と目標位置TSとの一致の有無に応じて他方のスイッチを開閉する。こうした装置によっても、ツール13の実際の移動位置およびステージ30の実際の移動位置の両方が目標位置TT,TSと一致するときにはツール13の作動を可能とし、ツール13の実際の移動位置およびステージ30の実際の移動位置の一方でも目標位置TT,TSと一致しないときにはツール13の作動を不能とすることができる。
W…ワーク、10…組立機、11…ベース部、12…支柱、13…ツール、20…アーム機構、21…第1リンク部、22…第2リンク部、23…第1アーム部材、24…第2アーム部材、24A,24B…アーム、25…第1連結部材、26…第2連結部材、30…ステージ、31…基部、32…テーブル部、33…油圧シリンダ、33A…駆動回路、34…油圧モータ、34A…駆動回路、35,36…ストッパ部材、40…操作盤、41〜46…操作スイッチ、47…モニタ、48…コントローラ、51〜54…角度センサ、55,56…近接スイッチ、57…回転角センサ。

Claims (3)

  1. ワークが載置されるステージと、
    組立作業用のツールと、
    前記ツールを支持するとともに同ツールの3次元方向の移動を許容するツール支持機構と、
    前記ステージを移動させるステージ移動機構と、
    前記ツールの移動位置を検出するツール位置検出部と、
    前記ステージの移動位置を検出するステージ位置検出部と、
    前記ツールの複数の目標位置および前記ステージの複数の目標位置を記憶した記憶部と、
    前記記憶部より所定の目標位置を読み出し、前記ツール位置検出部により検出される移動位置および前記ステージ位置検出部により検出される移動位置の両方が、前記所定の目標位置であるときには前記ツールの作動を可能とする制御部と、を備え
    前記制御部は、前記ツールによる組立作業を行う複数の作業箇所のうちのいずれかの作業箇所での前記ツールの作動を可能にした後に、同作業箇所における前記組立作業が完了したときには、前記ツール位置検出部により検出される移動位置および前記ステージ位置検出部により検出される移動位置の両方が次の作業箇所の前記目標位置になるまでの間、前記ツールを作動不能にする組立機。
  2. 前記ツール支持機構は、リンクによって連結された複数のアーム部材を有するアーム機構であり、
    前記ツール位置検出部は、前記リンクの動作位置を検出する動作位置検出部を有して、該動作位置検出部により検出される動作位置に基づいて前記ツールの移動位置を検出するものであり、
    前記ステージ移動機構による前記ステージの移動方向は回転方向を含む、請求項1に記載の組立機。
  3. 前記ツールはナットランナーである請求項1または請求項2に記載の組立機。
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