JP6420971B2 - 水上風力発電装置用の基礎構造、水上風力発電装置および水上風力発電装置の製造方法 - Google Patents

水上風力発電装置用の基礎構造、水上風力発電装置および水上風力発電装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、水上風力発電装置用の基礎構造、水上風力発電装置および水上風力発電装置の製造方法に関する。
従来から、風力発電部を浮体部によって沖合の設置位置で保持する水上風力発電装置用の基礎構造として、例えば下記特許文献1記載のような構成が知られている。
特開2009−18671号公報
しかしながら、前記従来の水上風力発電装置用の基礎構造では、風力発電部を、沖合の設置位置に低コストで容易に設置しつつ安定して保持することについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、風力発電部を、沖合の設置位置に低コストで容易に設置しつつ安定して保持することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る水上風力発電装置用の基礎構造は、風力発電部を浮体部によって沖合の設置位置で保持する水上風力発電装置用の基礎構造であって、前記浮体部は、水中に配置され前記風力発電部を支持する浮力体、および前記浮力体から水底側に向けて延び、前記浮体部の平面視において前記浮力体回りを周回する周方向に複数配置された脚部材を有する浮体本体と、前記脚部材における水底側の端部に吊り下げ線を介して取り付けられ、水底から離間している重錘と、を備えていることを特徴とする。
この場合、浮体本体が受ける浮力により、風力発電部を水中に沈降させることなく設置位置で水上に保持することができる。しかも、重錘の自重により、浮体本体の全体が水上に浮き上がるのを防ぐこと等が可能になり、浮体部により風力発電部を安定に保持することができる。
ここで脚部材が、平面視において周方向に複数配置されているので、例えば、単に浮力体を水底側に向けて延長した場合などに比べて、浮体本体における周方向の安定性を確保しながら、浮体本体全体での体積の増大を抑えることが可能になり、浮体本体に過剰な浮力が作用するのを抑えることができる。浮心が下がらない結果、浮心と重心との間の距離を保つことができ、安定性を確実に確保することができる。
そして、このような脚部材における水底側の端部に重錘が取り付けられているので、例えば、浮体部が重錘を備えていない場合や、重錘が脚部材ではなく浮力体に設けられている場合に比べて、浮体部全体での重心を水底側に下げることができる。これにより、浮体本体の鉛直方向の大きさを抑えつつ、浮体部全体での重心を浮力体から水底側に大きく離間させることができる。したがって、例えば、風力発電部が水平方向に風荷重を受ける等して風力発電部に水平方向の転倒モーメントが生じたとしても、浮体部による復元モーメントを大きく確保することが可能になり、風力発電部の転倒を効果的に防止することができる。
しかも重錘が、脚部材に沖合の設置位置で取り付けられるので、風力発電部を浮体本体により支持しながら設置位置に搬送する搬送工程を実施した後、設置位置で重錘を脚部材に取り付ける取付け工程を実施することができる。したがって、重錘を浮体本体に取り付けていない状態で、風力発電部を沖合の設置位置に搬送することが可能になり、風力発電部を設置位置まで容易に搬送し易くすることができる。
前記脚部材は、この脚部材に設けられた節部を起点として屈曲させられることで、水平方向に延ばされてもよい。
この場合、脚部材が、節部を起点として屈曲させられることで、水平方向に延ばされるので、搬送工程の前に脚部材を屈曲させておき、搬送工程の際に浮体本体の鉛直方向の大きさを小さく抑えつつ、搬送工程の後に、節部を起点として脚部材を変形させてこの脚部材を鉛直方向に沿って水底側に延ばすことができる。
複数の前記脚部材は、各前記脚部材が前記節部を起点として屈曲させられるときに、互いに前記周方向にずらされた状態で屈曲させられてもよい。
この場合、複数の脚部材が、各脚部材が節部を起点として屈曲させられるときに、互いに周方向にずらされた状態で屈曲させられるので、搬送工程の前に脚部材を屈曲させておくことで、搬送工程の際に、複数の脚部材を、互いに周方向にずらされた状態で延ばすことができる。
前記節部を起点として屈曲した屈曲状態の前記脚部材において、水平方向に沿って前記浮力体とは反対側に位置する端部には、補助浮体が設けられてもよい。
この場合、屈曲状態の脚部材において、水平方向に沿って浮力体とは反対側に位置する端部に、補助浮体が設けられるので、搬送工程の際に、補助浮体が受ける浮力により、風力発電部をより安定に支持することができる。
前記節部として、前記脚部材に鉛直方向に互いにずらされて配置された第1節部および第2節部が備えられ、前記第1節部および前記第2節部は、前記脚部材を、水平方向に互いに反対側に屈曲させてもよい。
この場合、第1節部および第2節部が、脚部材を、水平方向に互いに反対側に屈曲させるので、脚部材を、各節部を起点として屈曲させることで、鉛直方向に重ね合わすことが可能になり、屈曲状態の脚部材の水平方向の大きさを小さく抑えて浮体本体をコンパクトにすることができる。
なお第1節部が、脚部材において浮力体に連結された部分に設けられ、第2節部が、脚部材における鉛直方向の中央部に設けられている場合には、屈曲状態の脚部材の水平方向の大きさを約半分程度に抑えることもできる。
前記重錘は、前記脚部材に、前記浮体本体から独立して振動可能に取り付けられていてもよい。
この場合、重錘が、脚部材に、浮体本体から独立して振動可能に取り付けられているので、例えば、浮体本体に外力が加えられて浮体本体が水平方向に振動しようとするとき等に、重錘を、浮体本体から独立して振動させることができる。
前記浮体部は、係留部を介して水底に係留され、前記係留部は、一端部が前記浮体部に固定されて他端部が水底に固定された係留索を備え、前記係留索は、前記周方向に複数配置されるとともに、一端部から他端部に向かうに従い漸次、前記浮体部から水平方向に離間し、前記係留索において一端部と他端部との間に位置する中間部には、中間ウェイトが設けられていてもよい。
この場合、係留索の中間部に、中間ウェイトが設けられているので、中間ウェイトの自重を係留索に作用させることで、係留索に一定の張力を付与しながら、係留索を、この係留索が水底側に向けて凸となるように撓ませることができる。したがって、例えば波浪や潮流、風などにより、浮体部が鉛直方向や水平方向に移動するときに、係留索が、撓みを小さくしたり大きくしたりするように変形することで、浮体本体から係留索に加えられる反力を徐々に大きくしていくことが可能になり、浮体部から係留索に急激に大きな反力が加えられるのを抑えることができる。
本発明に係る水上風力発電装置は、風力発電部が、前記水上風力発電装置用の基礎構造により保持されてなることを特徴とする。
本発明に係る水上風力発電装置の製造方法は、前記水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法であって、前記風力発電部を前記浮体本体により支持しながら前記設置位置に搬送する搬送工程と、前記搬送工程の後、前記設置位置で前記重錘を前記脚部材に取り付ける取付け工程と、を有することを特徴とする。
本発明に係る水上風力発電装置の製造方法は、風力発電部が水上風力発電装置用の基礎構造により保持されてなり、前記水上風力発電装置用の基礎構造は、前記風力発電部を浮体部によって沖合の設置位置で保持し、前記浮体部は、水中に配置され前記風力発電部を支持する浮力体、および前記浮力体から水底側に向けて延び、前記浮体部の平面視において前記浮力体回りを周回する周方向に複数配置された脚部材を有する浮体本体と、前記脚部材における水底側の端部に前記設置位置で取り付けられ、水底から離間している重錘と、を備える水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法であって、前記風力発電部を前記浮体本体により支持しながら前記設置位置に搬送する搬送工程と、前記搬送工程の後、前記設置位置で前記重錘を前記脚部材に取り付ける取付け工程と、を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、設置位置での風力発電部の転倒を効果的に防止することができるとともに、風力発電部を設置位置まで容易に搬送し易くすることができるので、風力発電部を、沖合の設置位置に低コストで容易に設置しつつ安定して保持することができる。
請求項2に係る発明によれば、搬送工程の際に、浮体本体の鉛直方向の大きさを小さく抑えることができるので、例えば、浅水領域においても風力発電部を容易に搬送すること等ができる。
請求項3に係る発明によれば、搬送工程の際に、複数の脚部材を、互いに周方向にずらされた状態で延ばすことができるので、搬送工程の際に、各脚部材が浮力を受けることで、風力発電部を安定に支持しながら搬送することが可能になり、風力発電部を一層容易に搬送することができる。
請求項4に係る発明によれば、搬送工程の際に、風力発電部をより安定に支持することができるので、風力発電部を更に容易に搬送することができる。
請求項5に係る発明によれば、浮体本体をコンパクトにすることができるので、例えば、浮体本体を陸上で組み立てる組立て工程を実施するときに、省スペース化を図ることや、浮体本体を陸上から水上に移送する移送工程を実施するときに、浮体本体の移送に要する移送装置の簡素化を図ること等ができる。
請求項6に係る発明によれば、重錘を、浮体本体から独立して振動させることができるので、例えば、浮体本体と重錘との振動の態様を互いに異ならせること等により、浮体本体の振動を減衰することが可能になり、風力発電部を、一層安定して保持することができる。
請求項7に係る発明によれば、浮体部から係留索に急激に大きな反力が加えられるのを抑えることができるので、例えば、浮体部から係留索に加えられる反力により係留索が破損すること等を抑えることができる。これにより、例えば、係留索に中間ウェイトが設けられていない場合に比べて、係留部を水平方向にコンパクトにしつつ、風力発電部を、一層安定して保持することができる。
請求項8に係る発明によれば、風力発電部が、前記水上風力発電装置用の基礎構造により保持されているので、風力発電部を、沖合の設置位置に低コストで容易に設置しつつ安定して保持することができる。
請求項9に係る発明によれば、搬送工程の後に取付け工程を実施することで、前記水上風力発電装置を形成するので、風力発電部を、沖合の設置位置に低コストで容易に設置しつつ安定して保持することができる。
本発明の第1実施形態に係る水上風力発電装置を示す正面図である。 図1に示す水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法における移送工程を説明する図であって、風力発電部および浮体本体の正面図である。 図2に示す浮体本体の上面図である。 図1に示す水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法における取付け工程を説明する図であって、風力発電部および浮体部の正面図である。 図1に示す水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法における係留工程を説明する図であって、風力発電部、浮体部および係留部の正面図である。 図1に示す水上風力発電装置を構成する係留部の要部の拡大図である。 図1に示す水上風力発電装置を構成する係留部の係留索の水平変位と係留力の水平成分との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る水上風力発電装置の要部を示す斜視図である。 図8に示す水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法における取付け工程を説明する図であって、水上風力発電装置の要部を示す斜視図である。 図8に示す水上風力発電装置を構成する脚部材が屈曲された屈曲状態における浮体本体の上面図である。 図10に示す浮体本体の斜視図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る水上風力発電装置を説明する。
図1に示すように、水上風力発電装置10は、風力発電部20と、水上風力発電装置用の基礎構造30(以下、「基礎構造」という)と、を備えている。水上風力発電装置10は、沖合において予め定められた設置位置Pに設置されている。水上風力発電装置10は、主に海洋に設置されるが、例えば湖などに設置することも可能である。
なお、設置位置Pにおける陸部からの距離などは特に制限されるものではない。また、設置位置Pにおける水深も特に制限されるものではなく、例えば、設置位置Pとしては、水深が1000m未満の沖合、より具体的には水深が30m〜500m程度の沖合などが挙げられる。この水上風力発電装置10は、例えば、波高さが10m程度の水上に設置することも可能である。
風力発電部20は、水上で発生した風が吹き付けられ、この風の風力エネルギーを電力エネルギーに変換する。なお図示の例では、風力発電部20の質量は、例えば約1万トン以下程度となっている。
風力発電部20は、タワー21と、ナセル22と、ブレード23と、を備えている。タワー21は、基礎構造30に立設され、鉛直方向に延びている。ナセル22は、タワー21の上端部に設けられていて、図示しない発電機などを収容している。ブレード23は、この風力発電部20の正面視において、ナセル22から放射状に複数延びていて風車を構成している。この風力発電部20に風が吹き付けられると、ブレード23(風車)が、前記正面視においてナセル22回りに旋回することで、風力エネルギーが電力エネルギーに変換される。
基礎構造30は、風力発電部20を沖合の設置位置Pで保持する浮体部31と、浮体部31を水底B(海底、湖底)に係留する係留部32と、を備えている。
浮体部31は、浮体本体33と、重錘34と、を備えている。浮体本体33は、水中に配置され風力発電部20を支持する浮力体35と、浮力体35から水底B側に向けて延びる脚部材36と、を備えている。
浮力体35は、中空筒状、図示の例では中空円筒状のいわゆるスパーである。浮力体35は、タワー21の下端部に接合されている。浮力体35のうち、少なくとも一部は水中に配置されていて、本実施形態では、浮力体35の上端が水面Sと鉛直方向に同等の位置に配置され、浮力体35の全体が水中に配置されている。浮力体35の内部には、外部からの水の侵入が規制されていて、例えば空気などの気体が収容されている。
脚部材36は、浮体部31を上側から見た平面視(以下、「平面視」という)において浮力体35回りを周回する周方向(浮力体の周方向、以下、「周方向」という)に複数、図示の例では3つ配置されている。脚部材36は、トラス状に形成されている。脚部材36は、鉛直方向の延びるとともに水平方向に間隔をあけて配置された複数のベース材36aと、複数のベース材36a同士を接続する複数の斜材36bと、を備えている。図示の例では、複数のベース材36aのうちの1つの上端部が、浮力体35の下端部に連結されている。
脚部材36には、節部37aが設けられている。図2に示すように、脚部材36は、節部37aを起点として屈曲させられることで、水平方向に延ばされる。節部37aとしては、脚部材36において浮力体35に連結された部分に設けられた第1節部37aが備えられている。第1節部37aは、脚部材36の上端部に設けられ、脚部材36の全体を、浮力体35の径方向(以下、「径方向」という)に沿った外側に向けて屈曲させる。第1節部37aは、脚部材36の上端部が、浮力体35の下端部に、周方向に延びる回動軸回りに回動可能に取り付けられることで構成されている。
図3に示すように、複数の脚部材36は、各脚部材36が節部37aを起点として屈曲させられるときに、互いに周方向にずらされた状態で屈曲させられる。本実施形態では、各脚部材36は、節部37aを起点として屈曲した屈曲状態において、径方向に沿って延びていて、周方向に隣り合う脚部材36同士は、周方向に同等の間隔をあけて配置される。複数の脚部材36は、各脚部材36が節部37aを起点として屈曲させられるときに、平面視において放射状をなしている。
図1に示すように、重錘34は、脚部材36における水底B側の端部である下端部に設置位置Pで取り付けられる。重錘34は、複数の脚部材36の各下端部に一体に取り付けられている。重錘34は、脚部材36の下端部に吊り下げ線39を介して揺動可能に吊り下げられていて、浮体本体33から独立して振動可能とされている。なお重錘34は、例えば脚部材36の下端部に、水平方向に延びるピン部材により取り付けられていて、脚部材36に対して、このピン部材の軸線回りに揺動可能とされていてもよい。
係留部32には、一端部が浮体部31に固定されて他端部が水底Bに固定された係留索40が備えられている。係留索40は、例えばケーブルやチェーン等により形成される。係留索40は、周方向に複数配置されるとともに、一端部から他端部に向かうに従い漸次、浮体部31から水平方向に離間している。
係留索40の一端部は、浮力体35に固定されている。係留索40の他端部には、水底Bに沈む重量体41が固定されていて、係留索40の他端部は、重量体41の自重により水底Bに固定されている。なお係留索40の他端部が、重量体41を介して固定されることで、地盤への負荷が抑えられるとともに、低コスト化が図られている。
係留索40の一端部と他端部との間に位置する中間部には、中間ウェイト42が設けられている。中間ウェイト42は、係留索40において、この係留索40が延びる方向に沿った中央に位置する中央部に設けられている。中間ウェイト42は、この中間ウェイト42の自重を係留索40に作用させることで、係留索40に一定の張力を付与しながら、係留索40を、この係留索40が水底B側に向けて凸となるように撓ませている。係留索40は、中間ウェイト42を起点として、水底B側に向けて凸となるように屈曲している。
次に、風力発電部20を基礎構造30によって沖合の設置位置Pに設置し、前記水上風力発電装置10を形成する水上風力発電装置の製造方法(風力発電部の設置方法)について説明する。
まず、図2および図3に示すように、陸上Lで形成された浮体本体33を陸上Lから水上に移送する移送工程を実施する。このとき本実施形態では、浮体部31は湾港で形成され、湾港から水上に、例えばクレーンなどの移送装置を用いて移送される。またこのとき、脚部材36を屈曲状態にしておき、脚部材36において、水平方向に沿って浮力体35とは反対側に位置する端部に、補助浮体43を離脱自在に設けておく。
また、浮体本体33上に風力発電部20を配置する配置工程を実施する。本実施形態では、配置工程を、移送工程の後に実施し、水上に移送された浮体本体33上に、風力発電部20を配置する。
その後、図4に示すように、風力発電部20を浮体本体33により支持しながら沖合の設置位置Pに搬送する搬送工程を実施する。このとき、図示しない船体により、浮体本体33を曳船することで、風力発電部20を搬送する。
また、重錘34を、浮体本体33とは分離させた状態で沖合の設置位置Pに搬送する重錘搬送工程を実施する。このとき本実施形態では、設置位置Pまで搬送した重錘34を水底Bに沈めておく。
そして、設置位置Pで重錘34を脚部材36に取り付ける取付け工程を実施する。
このとき本実施形態では、例えば風力発電部20などの水上から引き上げケーブル45を水中に向けて延ばした後、この引き上げケーブル45に吊り下げ線39を結合させ、その後、引き上げケーブル45を引き上げて重錘34を吊り下げ線39とともに水底Bから引き上げる。なお引き上げケーブル45は、浮力体35の内部を通して水中に延ばしてもよい。
また、各脚部材36から補助浮体43を離脱させ、節部37aを起点として各脚部材36を変形させて鉛直方向に沿って水底B側に延ばす。なおこのとき、補助浮体43は、脚部材36に取り付けられたままの状態であってもよい。
そして図5に示すように、水底Bから引き上げられた重錘34を、鉛直方向に沿って水底B側に延ばされた脚部材36の下端部に連結させる。
また、浮体部31を係留部32により水底Bに係留させる係留工程を実施する。
このとき本実施形態では、各係留索40の他端部を水底Bに固定するとともに、各係留索40の一端部に、ブイ44を離脱可能に装着しておき、各係留索40の一端部を水面S上に視認可能に浮遊させておく。そして、各係留索40の一端部を浮体部31に固定することで、浮体部31を水底Bに係留させる。
以上説明したように、本実施形態に係る水上風力発電装置10および基礎構造30によれば、浮体本体33が受ける浮力により、風力発電部20を水中に沈降させることなく設置位置Pで水上に保持することができる。しかも、重錘34の自重により、浮体本体33の全体が水上に浮き上がるのを防ぐこと等が可能になり、浮体部31により風力発電部を安定に保持することができる。
ここで脚部材36が、平面視において周方向に複数配置されているので、例えば、単に浮力体35を水底B側に向けて延長した場合などに比べて、浮体本体33における周方向の安定性を確保しながら、浮体本体33全体での体積の増大を抑えることが可能になり、浮体本体33に過剰な浮力が作用するのを抑えることができる。浮心が下がらない結果、浮心と重心との間の距離を保つことができ、安定性を確実に確保することができる。
そして、このような脚部材36における水底B側の端部である下端部に重錘34が取り付けられているので、例えば、浮体部31が重錘34を備えていない場合や、重錘34が脚部材36ではなく浮力体35に設けられている場合に比べて、浮体部31全体での重心を水底B側に下げることができる。これにより、浮体本体33の鉛直方向の大きさを抑えつつ、浮体部31全体での重心を浮力体35から水底B側に大きく離間させることができる。したがって、例えば、風力発電部20が水平方向に風荷重を受ける等して風力発電部20に水平方向の転倒モーメントが生じたとしても、浮体部31による復元モーメントを大きく確保することが可能になり、風力発電部20の転倒を効果的に防止することができる。
しかも重錘34が、脚部材36に沖合の設置位置Pで取り付けられるので、風力発電部20を浮体本体33により支持しながら設置位置Pに搬送する搬送工程を実施した後、設置位置Pで重錘34を脚部材36に取り付ける取付け工程を実施することができる。したがって、重錘34を浮体本体33に取り付けていない状態で、風力発電部20を沖合の設置位置Pに搬送することが可能になり、風力発電部20を設置位置Pまで容易に搬送し易くすることができる。
以上のように、設置位置Pでの風力発電部20の転倒を効果的に防止することができるとともに、風力発電部20を設置位置Pまで容易に搬送し易くすることができるので、風力発電部20を、沖合の設置位置Pに低コストで容易に設置しつつ安定して保持することができる。
また図2および図3に示すように、脚部材36が、節部37aを起点として屈曲させられることで、水平方向に延ばされるので、搬送工程の前に脚部材36を屈曲させておき、搬送工程の際に浮体本体33の鉛直方向の大きさを小さく抑えつつ、搬送工程の後に、節部37aを起点として脚部材36を変形させてこの脚部材36を鉛直方向に沿って水底B側に延ばすことができる。このように、搬送工程の際に、浮体本体33の鉛直方向の大きさを小さく抑えることができるので、例えば、浅水領域においても風力発電部20を容易に搬送すること等ができる。
また複数の脚部材36が、各脚部材36が節部37aを起点として屈曲させられるときに、互いに周方向にずらされた状態で屈曲させられるので、搬送工程の前に脚部材36を屈曲させておくことで、搬送工程の際に、複数の脚部材36を、互いに周方向にずらされた状態で延ばすことができる。これにより、搬送工程の際に、各脚部材36が浮力を受けることで、風力発電部20を安定に支持しながら搬送することが可能になり、風力発電部20を一層容易に搬送することができる。
また、屈曲状態の脚部材36において、水平方向に沿って浮力体35とは反対側に位置する端部に、補助浮体43が設けられるので、搬送工程の際に、補助浮体43が受ける浮力により、風力発電部20をより安定に支持することができる。したがって、風力発電部20を更に容易に搬送することができる。
また重錘34が、脚部材36に、浮体本体33から独立して振動可能に取り付けられているので、例えば、浮体本体33に外力が加えられて浮体本体33が水平方向に振動しようとするとき等に、重錘34を、浮体本体33から独立して振動させることができる。したがって、例えば、浮体本体33と重錘34との振動の態様を互いに異ならせること等により、浮体本体33の振動を減衰することが可能になり、風力発電部20を、一層安定して保持することができる。
また係留索40の中間部に、中間ウェイト42が設けられているので、中間ウェイト42の自重を係留索40に作用させることで、係留索40に一定の張力を付与しながら、係留索40を、この係留索40が水底B側に向けて凸となるように撓ませることができる。したがって、例えば波浪や潮流、風などにより、浮体本体33が鉛直方向や水平方向に移動するときに、図6に示すように、係留索40が、撓みを小さくしたり大きくしたりするように変形することで、浮体部31から係留索40に加えられる反力を徐々に大きくしていくことが可能になり、浮体部31から係留索40に急激に大きな反力が加えられるのを抑えることができる。したがって、例えば、浮体部31から係留索40に加えられる反力により係留索40が破損すること等を抑えることができる。これにより、例えば、係留索40に中間ウェイト42が設けられていない場合に比べて、係留部32を水平方向にコンパクトにしつつ、風力発電部20を、一層安定して保持することができる。
ここで図7に、係留索40に中間ウェイト42を設けることによる作用効果に関する検証試験の結果についてのグラフを示す。図7に示すグラフの横軸は、係留索40の一端部(係留点)の水平方向の変位量である水平変位を示している。図7に示すグラフの縦軸は、係留索40に作用する反力の大きさとしての係留力の水平成分を示している。このグラフ中で、線分L1は、本実施形態のように中間ウェイト42が設けられた係留索40の結果を示し、線分L2、L3は、中間ウェイト42が設けられていない係留索40の結果を示している。線分L2、L3では、浮体部31を係留部32により、いわゆるTaut係留(トート係留)方式により係留している。線分L2および線分L3のうち、線分L2では、係留索40として鋼製ロープを採用し、線分L3では、係留索40を合成繊維により形成している。
この結果から、係留索40に中間ウェイト42を設けることにより、水平変位に伴って係留力の水平成分をなだらかに上昇させることができることが確認された。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る水上風力発電装置を、図8〜図11を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の水上風力発電装置50および基礎構造51では、脚部材36が、トラス状に形成されるのに代えて、パイプ状に形成されている。脚部材36は、上下一対のパイプ材52が、鉛直方向に並んだ状態で連結されてなり、互いに同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。各パイプ材52の上端部および下端部の外形は、直方体状に形成され、各パイプ材52において上端部と下端部との間に位置する中間部の外形は、上端部および下端部よりも小径の円柱状に形成されている。各パイプ材52内には、図示しないバラスト水(バラスト材料)が充填されている。
また複数の脚部材36には、これら複数の脚部材36を、互いに同調して屈曲させる連係部53が設けられている。連係部53は、浮体本体33の軸線上に配置されている。連係部53は、複数の脚部材36の下端部に各別に連結されている。重錘34は、この連係部53を介して脚部材36の下端部に連結されている。
ここで本実施形態では、連係部53は、各脚部材36の下端部に、例えば蝶番などにより形成されたヒンジ部54を介して連結されている。各ヒンジ部54のヒンジ軸は、周方向に延びている。また本実施形態では、連係部53には、水面S側に向けて開口する第1装着部55が設けられている。第1装着部55には、浮力体35から水底B側に向けて突出する第2装着部56が嵌合可能とされている。
そして本実施形態では、図9から図11に示すように、各脚部材36には、節部37a、37bとして、前述の第1節部37aに加え、第2節部37bが備えられている。第1節部37aおよび第2節部37bは、脚部材36に鉛直方向に互いにずらされて配置されている。第2節部37bは、脚部材36における鉛直方向の中央部に設けられていて、上下一対のパイプ材52において、上側のパイプ材52の下端部と下側のパイプ材52の下端部とを連結している。
第1節部37aおよび第2節部37bは、脚部材36を、水平方向に互いに反対側に屈曲させる。第1節部37aおよび第2節部37bは、例えば蝶番などにより形成されていて、第1節部37aは、脚部材36全体を、径方向の外側に向けて屈曲させ、第2節部37bは、下側のパイプ材52を、径方向の内側に向けて屈曲させる。なお本実施形態では、複数の脚部材36が節部37a、37bを起点として屈曲させられるときに、連係部53が、ヒンジ部54を屈曲させながら水面S側に向けて上昇し、各脚部材36の中央部が径方向の外側に向けて張り出すように、複数の脚部材36が連係して屈曲される。
ここで図10および図11に示すように、脚部材36は、連係部53の第1装着部55と浮体本体33の第2装着部56とが嵌合して係合し合うまで、第1節部37aおよび第2節部37bそれぞれを起点として屈曲させられる。これらの第1装着部55および第2装着部56は、互いに係合することで、脚部材36の更なる屈曲を規制する。第1装着部55および第2装着部56は、脚部材36の屈曲量を規制する規制部38を構成する。
本実施形態に係る水上風力発電装置50の製造方法では、前述の移送工程および搬送工程の際には、各パイプ材52内にバラスト水を注入しておかずに、取付け工程の際に、各パイプ材52内にパラスト水としての海水を注入する。なおこのとき図9に示すように、例えば、上下一対のパイプ材52のうち、上側のパイプ材52には、このパイプ材52の下端部側の開口からバラスト水を注入し、下側のパイプ材52には、このパイプ材52の上端部側の開口からバラスト水を注入する等してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る水上風力発電装置50および基礎構造51によれば、第1節部37aおよび第2節部37bが、脚部材36を、水平方向に互いに反対側に屈曲させるので、脚部材36を、各節部37a、37bを起点として屈曲させることで、鉛直方向に重ね合わすことが可能になり、屈曲状態の脚部材36の水平方向の大きさを小さく抑えて浮体本体33をコンパクトにすることができる。しかも本実施形態のように、第1節部37aが、脚部材36において浮力体35に連結された部分に設けられ、第2節部37bが、脚部材36における鉛直方向の中央部に設けられている場合には、屈曲状態の脚部材36の水平方向の大きさを約半分程度に抑えることもできる。
このように、浮体本体33をコンパクトにすることができるので、例えば、浮体本体33を陸上Lで組み立てる組立て工程を実施するときに、省スペース化を図ることや、浮体本体33を陸上Lから水上に移送する移送工程を実施するときに、浮体本体33の移送に要する移送装置の簡素化を図ること等ができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記補助浮体43はなくてもよい。
前記実施形態では、係留索40の他端部が、重量体41の自重により水底Bに固定されているが、本発明はこれに限られない。例えば、係留索40の他端部が、水底Bに打ち込まれることで固定されていてもよい。
前記実施形態では、係留索40に中間ウェイト42が設けられているが、中間ウェイト42がない係留索40を採用してもよい。
前記実施形態では、重錘34が、脚部材36の下端部に吊り下げられているが、本発明はこれに限られない。例えば、重錘34が、脚部材36の下端部に吊り下げ線39を介さずに固定され、脚部材36に直結されていてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、50 水上風力発電装置
20 風力発電部
30、51 基礎構造
31 浮体部
32 係留部
33 浮体本体
34 重錘
35 浮力体
36 脚部材
37a、37b 節部
40 係留索
42 中間ウェイト
43 補助浮体
B 水底
P 設置位置

Claims (10)

  1. 風力発電部を浮体部によって沖合の設置位置で保持する水上風力発電装置用の基礎構造であって、
    前記浮体部は、
    水中に配置され前記風力発電部を支持する浮力体、および前記浮力体から水底側に向けて延び、前記浮体部の平面視において前記浮力体回りを周回する周方向に複数配置された脚部材を有する浮体本体と、
    前記脚部材における水底側の端部に吊り下げ線を介して取り付けられ、水底から離間している重錘と、を備えていることを特徴とする水上風力発電装置用の基礎構造。
  2. 前記脚部材は、この脚部材に設けられた節部を起点として屈曲させられることで、水平方向に延ばされることを特徴とする請求項1記載の水上風力発電装置用の基礎構造。
  3. 複数の前記脚部材は、各前記脚部材が前記節部を起点として屈曲させられるときに、互いに前記周方向にずらされた状態で屈曲させられることを特徴とする請求項2記載の水上風力発電装置用の基礎構造。
  4. 前記節部を起点として屈曲した屈曲状態の前記脚部材において、水平方向に沿って前記浮力体とは反対側に位置する端部には、補助浮体が設けられることを特徴とする請求項3に記載の水上風力発電装置用の基礎構造。
  5. 前記節部として、前記脚部材に鉛直方向に互いにずらされて配置された第1節部および第2節部が備えられ、
    前記第1節部および前記第2節部は、前記脚部材を、水平方向に互いに反対側に屈曲させることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の水上風力発電装置用の基礎構造。
  6. 前記重錘は、前記脚部材に、前記浮体本体から独立して振動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の水上風力発電装置用の基礎構造。
  7. 前記浮体部は、係留部を介して水底に係留され、
    前記係留部は、一端部が前記浮体部に固定されて他端部が水底に固定された係留索を備え、
    前記係留索は、前記周方向に複数配置されるとともに、一端部から他端部に向かうに従い漸次、前記浮体部から水平方向に離間し、
    前記係留索において一端部と他端部との間に位置する中間部には、中間ウェイトが設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の水上風力発電装置用の基礎構造。
  8. 風力発電部が、請求項1から7のいずれか1項に記載の水上風力発電装置用の基礎構造により保持されてなることを特徴とする水上風力発電装置。
  9. 請求項8記載の水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法であって、
    前記風力発電部を前記浮体本体により支持しながら前記設置位置に搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程の後、前記設置位置で前記重錘を前記脚部材に取り付ける取付け工程と、を有することを特徴とする水上風力発電装置の製造方法。
  10. 風力発電部が水上風力発電装置用の基礎構造により保持されてなり、
    前記水上風力発電装置用の基礎構造は、前記風力発電部を浮体部によって沖合の設置位置で保持し、
    前記浮体部は、
    水中に配置され前記風力発電部を支持する浮力体、および前記浮力体から水底側に向けて延び、前記浮体部の平面視において前記浮力体回りを周回する周方向に複数配置された脚部材を有する浮体本体と、
    前記脚部材における水底側の端部に前記設置位置で取り付けられ、水底から離間している重錘と、を備える水上風力発電装置を形成する水上風力発電装置の製造方法であって、
    前記風力発電部を前記浮体本体により支持しながら前記設置位置に搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程の後、前記設置位置で前記重錘を前記脚部材に取り付ける取付け工程と、を有することを特徴とする水上風力発電装置の製造方法。
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