JP6420063B2 - 回転テーブルの機械誤差の測定方法及び板材の周縁加工方法 - Google Patents

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この発明は、回転テーブルの回転に伴う回転角の誤差(角度振れ)及び回転中心の誤差(心振れ)を測定する方法に関するもので、特に、板材の周縁を連続加工する加工機のワークテーブルの測定に好適な上記測定方法及び当該測定方法を含む板材の周縁加工方法に関するものである。
液晶パネルなどの板材の周縁の加工は、真空吸着などによりテーブルに固定した板材の周縁を回転砥石で削り取ることによって行われる。この板材の周縁加工機を、図2に示すように、ワークwを固定したテーブルの回転中心P回りの回転角θと、この回転中心Pに向けて接近及び離隔する一方向(図のX方向)の回転砥石3の移動xとを関連付けて制御することにより行うコンタリング方式の周縁加工機は、装置の設置面積を大幅に低減できるという特徴がある。
このコンタリング方式の加工の場合、テーブルの回転に角度振れや心振れがあると、例えば直線辺が湾曲するなどの加工誤差が生ずる。そこで高い精度が要求される板材の周縁加工を行う際には、各加工機毎にテーブルの角度振れ及び心振れを測定して、テーブルの角度や砥石の位置を補正しながら加工する必要がある。
テーブルの角度振れや心振れの測定方法として、テーブルにポリゴンミラー(正多角面鏡)を固定してその鏡面にレーザ光を照射し、テーブルを回転したときのレーザ光の反射光の位置を受光アレイなどで検出するという方法が用いられている。しかしこの方法は、高価な測定装置が必要で測定作業に熟練を要する。
本願出願人は、特許文献1において、板材の連続加工中においても回転テーブルの角度振れを自動で測定可能なピッチエラー(角度振れ)の測定方法を提案した。この方法は、図10に示すように、加工されるワークと略同形で、その表面に所定角度(例えば15度)毎に引いた放射状の計測線Lと、この放射状の計測線の中心Qを検出するためのしるしNa、Nbを表示した測定用基板wqを用いるというものである。
すなわち、測定用基板wqをテーブル上に搬入して固定した後、加工機に設けられている搬入誤差検出用のカメラでマークNa、Nbを検出して測定用基板wqの搬入誤差(テーブル中心に対する基板中心Qの搬入位置の誤差及びテーブルの基準方向に対する基板の搬入角度の誤差)を検出し、次にテーブルを測定用基板wqに表示された計測線Lの分割角度に相当する角度(例えば15度)ずつ回動したときのカメラの画像上での各計測線Lの方向を先に検出した搬入誤差で補正した方向と、そのときテーブルに指令した回転角との差から、当該角度におけるテーブルの角度振れ(ピッチエラー)を測定するというものである。
なお、図10の測定用基板wqの搬入誤差は、定位置に設けたカメラが取得したマークNaと、当該マークがあるべき位置とのX方向及びY方向の偏差δxa、δyaを検出し、次にマークNaと180度反対側の角部のマークNbについても当該マークがあるべき位置とのX方向及びY方向の偏差δxb、δybを検出し、この4個の検出値からテーブル中心Pに対する基板中心QのX方向及びY方向の位置偏差と、テーブル上での測定用基板の角度偏差を制御器に予め登録した演算式により求めることができる。
特開2013−36804号公報
特許文献1で提案した方法は、テーブルの角度振れを自動で測定することができ、ワークの連続加工時において、加工機に順次搬送される加工前の素材ワークの中に測定用基板を1枚入れておくことにより、ワークの連続加工中においても、テーブルの角度振れの測定及び当該測定値に基づくテーブル回転の補正値の更新を行うことができ、機械の経年変化や熱変形による誤差も随時補正できるという特徴がある。
しかし、特許文献1に記載の方法では、テーブルの心振れ、すなわちテーブルが1回転する間の各角度におけるテーブル中心の半径方向のずれを測定することができないという問題がある。心振れは、角度振れに比べて加工形状に対する影響は小さいが、心振れも測定してその振れに対する補正も行うことで、より正確な形状に加工できることは明らかである。
この発明は、特許文献1で提案した発明を更に改良して、より簡易に製作できる測定用基板を用いて、回転テーブルの角度振れ及び心振れを測定する技術手段を提供することを課題としている。
この発明の回転テーブルの機械誤差の測定方法は、加工機の回転テーブルに搬入されたときの回転中心となるべき点を中心Qとする仮想円Co、Cp上に円形マークM(Ma、Mn、Mp)を表示した測定用基板wo、wpを、回転角度の誤差を測定しようとするテーブル12に固定し、テーブル12を所定角回転する毎に定位置に設定したカメラ5で前記マークMを読み取り、読み取ったマークの位置からテーブル12上への測定用基板wo、wpの搬入誤差を検出し、当該検出した搬入誤差で補正した後の前記マークの位置からテーブル12の1回転中の角度振れ及び心振れを検出するというものである。
測定用基板としては、仮想円Co上に所定の等分割角度(例えば15度)で複数のマークMa〜Mnを表示した基板woや、仮想円Cp上に1個のマークMpを表示した基板wpを用いることができる。基板wo、wpは、加工される素材ワークと略同形とするのが好ましい。
複数の円形のマークMa〜Mnを表示した基板woを用いる方法では、測定用基板woをテーブル12上に搬入して固定した後、マークMa〜Mnの分割角度に相当する角度ずつテーブル12を回動して、加工機に設けられている搬入誤差検出用のカメラ5で各マークMa〜Mnの画像を取得し、画像上での各マークMa〜Mnの位置とそれらの画像上でのあるべき位置(基板woがその中心Qをテーブル中心Pと一致した正しい方向で固定され、テーブルに角度振れ及び心振れがないときのマークの位置)からの仮想円Coの半径方向と周方向の偏差Δr、Δcを検出し、それらの偏差の平均値から基板woの搬入誤差を演算し、演算した搬入誤差を補正した後のマークMa〜Mnの画像上でのあるべき位置と実際の位置との周方向の偏差から各角度におけるテーブル12の角度振れ(ピッチエラー)を測定し、半径方向の偏差から心振れを測定する。
テーブル12が回転したときでも常にカメラ5の撮影領域a内に入る1個の円形のマークMpを表示した基板wpを用いる方法では、基板wpをテーブル12上に搬入して固定した後、テーブル12を所定の角度(例えば15度)ずつ回動して、加工機に設けられている搬入誤差検出用のカメラ5で各回動位置におけるマークMpの画像を取得し、各画像を重ね合わせた画像から複数のマークMpが通る仮想円Cpの半径rを求め、それぞれのマークMpのあるべき位置(測定用基板がテーブルに正しい方向で固定され、テーブルに角度振れ及び心振れがないときのマークの位置)からの偏差Δx、Δyから仮想円Cpの半径方向と周方向の偏差Δr、Δcを演算し、周方向の偏差の平均値をCpの半径rで除して基板角度の搬入誤差を演算し、この誤差を補正した後のマークMp・・・Mpの画像上でのあるべき位置と実際の位置の周方向の偏差から各角度におけるテーブル12の角度振れを測定し、半径方向の偏差から心振れを測定する。
マークMは、フィルムに印刷して、加工するワークの1つに貼り付けて測定用基板としてやればよく、貼り付け位置に誤差があっても、マークMがカメラ5の撮影領域内に入る誤差であれば、測定に問題が生ずることはない。また、半導体製造技術を応用すれば、ガラス板の表面に5mm径の円形のマークを2μm以下の精度で設けることができる。
ワークの連続自動加工を行う場合、搬入された個々の素材ワークの搬入誤差は、素材ワーク1枚ごとにその角部の位置を計測することによって検出されている。この検出の際に、マークMの有無を検出するか、必要により基板の角部に測定用基板であることを示すしるしを設けておけば、搬入誤差を検出する際のカメラ5の画像により、搬入された板材が素材ワークか測定用基板かを判別することができ、搬入された板材が測定用基板であるときに、搬入誤差の検出及びワークの加工動作に代えて、テーブルの角度振れ及び心振れの測定と測定結果に基づく補正値の更新をを行うようにする。
この発明の回転テーブルの機械誤差の測定方法によれば、測定用基板を加工機のテーブル上に搬送し、制御器に登録した測定プログラムを実行することにより、回転テーブルの回転角の振れ(ピッチエラー)及び必要な場合には心振れを自動で計測することができ、その計測値を用いた補正値の自動設定が可能となり、測定時間の短縮と、加工機の加工精度の維持を図ることができる。
また、この発明の板材の加工方法によれば、加工機へのワークの搬送と加工を連続的に行う際に、加工機に順次搬送される素材ワークを入れたカセットの中に測定用基板を1枚入れることにより、連続運転中に自動でワークテーブルの回転角の振れ及び心振れを補正しながら加工を継続できるので、精度の高い連続加工をより容易に行うことができる。
コンタリング方式の加工機の例を示す模式的な側面図 図1の加工機の主要な機器配置を示す平面図 測定用基板の第1実施例を示す斜視図 第1実施例のカメラ画像を例示した図 第1実施例の測定方法の説明図 第1実施例の自動測定手順を示すフローチャート 測定用基板の第2実施例を示す斜視図 第2実施例のカメラ画像と測定方法の説明図 第2実施例の自動測定手順を示すフローチャート 特許文献1の方法で用いる測定用基板の斜視図
以下、コンタリング方式で板材の周縁加工を行う加工機を例にして、この発明の方法による回転テーブルの角度振れ及び心振れの測定方法について説明する。
図1及び2は、周縁加工機の機器構成を模式的に示した図である。図1、2において、ワーク軸1は、鉛直方向の中空軸で、図示しないフレームに軸受11で回転自在に軸支されている。ワーク軸1の上端には、テーブル12が固定されており、このテーブルの上面は、水平なワーク保持面13となっている。ワーク保持面13には、ワーク軸1の中空孔を通して負圧が供給されており、ワーク保持面13に載せたワークwは、下面を真空吸着されてテーブル12に固定される。ワーク軸1の下端には、主軸モータ(サーボモータ)15が連結されている。主軸モータ15は、サーボアンプ41を介して制御器4に接続され、制御器4の指令によってテーブル12の回転角が制御されている。
ワーク軸1の上方には、横送り台21が設けられている。横送り台21は、前記フレームに設けた水平方向の横ガイド(図示されていない)に移動自在に案内され、横送りモータ(サーボモータ)23で回転駆動される横送りねじ24に螺合している。横送りモータ23は、サーボアンプ42を介して制御器4に接続されており、横送り台21の移動位置が制御器4によって制御されている。
横送り台21には、縦送り台25が設けられている。縦送り台25は、横送り台21に固定した鉛直方向、すなわちワーク軸1と平行な方向の縦ガイド(図示されていない)に移動自在に装着され、縦送りモータ26で回転駆動される縦送りねじ27に螺合している。
縦送り台25には、鉛直方向の軸受け32で砥石軸31がワーク軸1と平行に軸支されている。砥石軸31の下端に外周加工用の砥石3が装着されている。砥石軸31の上端は、歯付ベルト33を介して砥石モータ34に連結されている。
ワーク軸1の軸心P及び砥石軸31の軸心Gは、横送り台21の移動方向と平行な同一鉛直面s上に位置している。図には示してないが、ワークに貫通孔や内径加工を行う装置では、縦送り台25に、砥石3に対して相対昇降可能な小径の砥石を設けて、貫通孔や内径加工を行う。この場合の小径の砥石の軸心も、鉛直面s上に位置するように設ける。
横送り台21には、テーブル12上に搬入されたワークの搬入誤差を検出するカメラ5が装着されている。カメラ5は、上記鉛直面s上に光軸が位置するように、横送り台21に固定して設けられている。
第1実施例の測定用基板woには、図3に示すように、基板中心Qを中心とする仮想円Co上に、所定の分割角度で円形のマークMa〜Mnが付され、更に、カメラ5が搬入された板材を最初に検出する角部に測定用基板であることを示すしるしNが付されている。
次に図4〜6を参照して、上述した周縁加工機における角度振れ及び心振れ測定方法を説明する。図6において、テーブル12上に板材が搬入され、当該板材がテーブル12に固定された後、素材ワークの搬入誤差を検出するときに最初に撮影する角部Aがカメラ5の撮影領域aに入る角度にテーブル12を回動し(ステップ61)、カメラ5で当該角部Aの画像を取得する(ステップ62)。取得した画像に基板識別しるしNが検出されなかったら、板材が素材ワークであるとして、ステップ63で分岐し、当該素材ワークの搬入誤差を検出し、搬入誤差の補正値を設定した後、ワークの加工動作を行う(ステップ64〜66)。
板材が測定用基板woであれば、テーブル12を基準位相に復帰すると共に横送り台21を移動してカメラ5をマークMの読み取り位置に位置決めする(ステップ71)。そして、テーブル12をマークMの分割角度(図では30度であるが、実際には15度以下とするのが好ましい。)ずつ回動して、マークMa〜Mnの画像を取得する(ステップ72)。取得した画像のそれぞれについて、マークが本来在るべき位置(図の想像線の丸印)、すなわち基板が誤差無くテーブル上に固定され、テーブル回転に角度振れも心振れも無いときのマークの位置と、実際の位置との半径r方向と円周c方向(画像上のx方向とy方向)の偏差Δr、Δcを検出する(ステップ73、図4)。
次に、各マークMa〜Mnの周方向の偏差ΔcをマークMa〜Mnを配置した仮想円Coの半径rで除してΔθを求め、このΔθの平均値からテーブル12の基準方向と基板の基準方向との角度差となる角度の搬入誤差を求める。そして、各Δcの値を角度の搬入誤差で補正し、補正後のΔcとΔrをx−y方向の偏差Δx、Δyに換算し、その平均値をx方向及びy方向の位置の搬入誤差とする(ステップ74)。
角度と位置の搬入誤差が分かれば、各分割角度位置におけるΔrとΔθから位置と角度の搬入誤差による偏差分を差し引くことで、それぞれの角度位置におけるテーブル12の角度振れ及び心振れの値が演算により求められる(ステップ78)。
求めた角度振れ及び心振れが、補正値として登録する必要がないほど小さければ、ステップ81で補正値の調整(書き換え)不要として、手順を終了する。調整が必要であれば、求めた角度振れ及び心振れが補正されるように、NC装置に登録されている補正値を書き換える(ステップ82)。
図6の例では、角度振れ及び心振れの補正値の校正手続きを5回行うようになっており(ステップ83)、その間にステップ82の調整不要の判定が為されないとき(校正した補正値を用いて補正しても角度振れ及び心振れがステップ82の判定基準より小さくならない)ときは、測定された角度振れ及び心振れの値は信頼できないので、ステップ84、85でNC装置に設定される補正値を元の値に戻し、角度振れ及び心振れの自動測定が失敗したことを示すフラグを立てて、手順を終了する。
正常に角度振れ及び心振れの校正が行われた後のワークの加工においては、新しく設定された補正値に基づいてテーブル12に対する回転角の指令値及び横送り台21に対する移動位置の指令値が補正されて、主軸モータ15及び横送りモータ23に与えられる。主軸モータ15や横送りモータ23に与える指令が補正値を登録した分割角度の間の角度であれば、その両者の補正値の直線補間などにより、当該角度における補正値を演算して、制御器の指令値を補正する。
以上の第1実施例は、ワークがカメラ5の撮影領域aに比較して相当程度大きい場合で、カメラの解像度も比較的低い場合に採用される例である。ワークがカメラ5の撮影領域aに比較してそれほど大きくなく、カメラの解像度も高い場合には、以下の第2実施例がより便利である。第2実施例の測定用基板wpには、図7に示すように、基板中心Qを外れた位置に1個の円形マークMpが付されている。
次に図8及び図9を参照して、第2実施例の角度振れ及び心振れ測定方法を説明する。図9において、テーブル12上に板材が搬入され、当該板材がテーブル12に固定されたら、カメラ5をテーブル中心の位置に移動して板材の画像を取得する(ステップ67、62)。取得した画像にマークMpが検出されなかったら、板材が素材ワークであるとして、ステップ63で分岐し、当該素材ワークの搬入誤差を検出し、搬入誤差の補正値を設定した後、ワークの加工動作を行う(ステップ64〜66)。
板材が測定用基板wpであれば、テーブル12を所定の分割角度(図では45度としたが、実際には15度以下が好ましい。)ずつ回動して、マークMpの画像を取得する(ステップ75)。取得した画像を重ね合わせた図8に示す画像から、マークMp・・・Mpの中心が通るべき仮想円Cp、すなわち仮想円Cpの中心QからマークMp・・・Mp迄の距離の平均値を半径とする仮想円Cpを求める(ステップ76)。そして、仮想円Cpとテーブル12の基準方向の線及びテーブル回転の分割角度毎の線との交点と各マークMp・・・Mpの中心の半径方向の偏差Δr及び周方向の偏差Δcを求め、Δcの平均値を仮想円Cpの半径rで除して基板角度の搬入誤差とする(ステップ77)。
第2実施例の場合には、位置の搬入誤差は問題にならない(位置の搬入誤差があっても、仮想円Cpの中心は常にテーブル中心である)から、角度の搬入誤差が分かれば、各分割角度位置におけるΔcから角度の搬入誤差による偏差分を差し引くことで、それぞれの角度位置におけるテーブル12の角度振れ及び心振れの値が演算により求められる(ステップ78)。
図9のステップ81以降の手順は、図6で説明した手順と同様であるから、図9に図6と同一の符号を付してその説明は省略する。
以上のように、制御器4からテーブル12に与える角度の指令値を測定した角度振れ及び心振れに対する補正値で補正すると共に、当該ワーク毎に検出されるテーブル12上でのワークの中心位置偏差と角度偏差に対応する補正値で補正して加工を行うことにより、搬入されたワーク1枚毎の周縁加工を誤差のない正確な形状に加工することができる。
5 カメラ
12 テーブル
Co、Cp 仮想円
M(Ma、Mn、Mp) 円形マーク
Q 仮想円の中心
r 半径
wo、wp 測定用基板
Δr、Δc 周方向の偏差

Claims (5)

  1. 加工機の回転テーブルに搬入されたときの回転中心となるべき点を中心とする仮想円上に円形マークを表示した測定用基板を、回転角度の誤差を測定しようとするテーブルに固定し、テーブルを所定角回転する毎に定位置に設定したカメラで前記マークを読み取り、その読み取り位置から前記テーブル上への前記測定用基板の搬入誤差を検出し、当該検出した搬入誤差で補正した後の前記読み取り位置から前記テーブル1回転中の角度振れを検出する、回転テーブルの機械誤差の測定方法。
  2. 加工機の回転テーブルに搬入されたときの回転中心となるべき点を中心とする仮想円上に円形マークを表示した測定用基板を、回転角度の誤差を測定しようとするテーブルに固定し、テーブルを所定角回転する毎に定位置に設定したカメラで前記マークを読み取り、その読み取り位置から前記テーブル上への前記測定用基板の搬入誤差を検出し、当該検出した搬入誤差で補正した後の前記読み取り位置から前記テーブル1回転中の角度振れと心振れとを検出する、回転テーブルの機械誤差の測定方法。
  3. 前記円形マークが前記仮想円の円周を等分割した位置に表示され、前記所定角が当該等分割された円弧の頂角である、請求項1又は2記載の回転テーブルの機械誤差の測定方法。
  4. 前記円形マークが前記仮想円の円周1箇所に表示され、前記所定角が前記仮想円の円周を等分割した円弧の頂角である、請求項1又は2記載の回転テーブルの機械誤差の測定方法。
  5. 測定用基板が、前記テーブルに自動搬入されて連続加工される素材ワークと同形で、テーブルに搬入された素材ワークの搬入誤差を検出するのに用いる前記カメラの搬入誤差検出動作で前記テーブル上に固定された板材が素材ワークであるか測定用基板であるかを判定し、測定用基板であると判定したときに、請求項1記載の方法で回転テーブルの角度振れを検出してその補正値を制御器に設定する、板材の周縁加工方法。
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