以下に、本発明に係る表示装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想到できるもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る表示装置1の正面図である。図2は、図1のA−A矢視図である。本実施形態に係る表示装置1は、略長方形の板状のパネル2を有しており、パネル2は、パネル2の外周形状とほぼ同形状の略長方形の形状で形成される枠状の部材である枠部3に取り付けられている。枠部3には、長方形の角部に相当する位置に、枠部3の強度の確保や表示装置1の接地時における枠部3の保護、パネル2と枠部3との取り付け性を確保するためのコーナーガード4が取り付けられている。コーナーガード4は、枠部3の角部の外側から枠部3に取り付けられると共に、一部が枠部3の内側に形成されてパネル2に取り付けられている。
枠部3に取り付けられるパネル2の一方の面には、パネル2の色とは異なる色の部材によって任意の形状で形成されることにより、所望の情報を表示する表示部5が設けられている。例えば、パネル2が白色である場合は、表示部5は赤色や青色等のパネル2に対して目立つ色で形成されており、表示部5には、再帰反射を行う反射材が用いられるのが好ましい。また、表示部5は、例えば、パネル2の形状である長方形の長手方向における一方向を向く矢印状の形状で形成されており、これにより、表示装置1を視認した歩行者や車両の運転者に対して、表示部5の形状である矢印の方向に進むことを知らせることが可能になっている。
このように形成される表示装置1には、自発光する発光部6が、複数設けられている。この発光部6は、例えば、LED(Light Emitting Diode)からなり、表示部5の形状に沿って、複数が表示部5上に配設されている。このため、これらの発光部6は、発光部6の点灯時には、複数の発光部6が表示部5の形状に沿った形状で点灯することができるようになっている。
図3は、図1のB−B矢視図である。図4は、図3のC−C矢視図である。表示装置1には、パネル2における表示部5が設けられている面の反対の面側に、脚部10が配設されている。脚部10は、略コの字状の形状で形成される部材である脚部本体部11が、回動部12を中心に回動自在に枠部3に取り付けられている。詳しくは、脚部本体部11は、コの字における開口している側の幅が、パネル2や枠部3における、短手方向の幅と同程度の幅になっており、脚部本体部11の開口側の両端が、回動部12によって枠部3に取り付けられている。回動部12は、パネル2等の短手方向に沿った向きの回動軸を中心として、枠部3に対して回動自在に、脚部本体部11を枠部3に連結している。
回動部12は、枠部3の長手方向における一端寄りの位置に配設されており、この回動部12によって枠部3に連結される脚部本体部11は、枠部3に沿った状態では、コの字の閉止側が、枠部3の長手方向における他端付近に位置する状態になる形状で形成されている。
また、脚部本体部11には、コの字の開口側付近に、回動部12の位置よりもコの字の閉止側が位置する方向の反対方向に延びる接地部部材13が設けられている。つまり、接地部部材13は、脚部本体部11が枠部3に沿った状態では、脚部本体部11から、枠部3の2つの短辺における回動部12が近い側の短辺の方向に向かって形成されている。接地部部材13は、脚部本体部11の開口側における両端側に設けられており、接地部部材13同士の幅は、枠部3の短手方向の長さよりも大きくなっている。このように設けられる接地部部材13の先端には、接地部14が配設されている。接地部14は、ゴム部材等の弾力性を有する材料からなり、枠部3の短手方向における外側方向に突出する向きで、2箇所の接地部部材13のそれぞれに設けられている。
また、表示装置1は、後述する太陽電池25(図6参照)を備えるソーラーユニット20を有しており、枠部3には、ソーラーユニット20を取り付けるユニット取付金具16が設けられている。ユニット取付金具16は、枠部3の長手方向において脚部10の回動部12が位置する側の端部の反対側の端部寄りの位置に配設されている。また、ユニット取付金具16は、枠部3の2つの長辺の双方に配設されており、共にソーラーユニット20を着脱自在に取り付けることが可能になっている。
また、パネル2における表示部5が形成されている面の反対側の面には、電池ユニット50が配設されている。電池ユニット50は、発光部6の点滅モードの設定時等に入力操作を行ったり発光部6に供給する電力の電源の表示を行ったりする本体部51と、後述する乾電池68(図8参照)を収容する電池収容部60とを有している。電池ユニット50は、枠部3の長手方向における位置が、ユニット取付金具16の位置に近い位置で、枠部3の短手方向における位置が、枠部3の同方向における中央付近の位置に配設されている。
ユニット取付金具16に取り付けられるソーラーユニット20と、電池ユニット50とは、電流や電気信号を流すことができる電源コード56によって接続されている。電池ユニット50は、パネル2における表示部5が形成されている面の反対側の面に配設されるため、ソーラーユニット20と電池ユニット50を接続する電源コード56も、パネル2における表示部5が形成されている面の反対側の面に位置している。また、電源コード56は、ソーラーユニット20側の部分と電池ユニット50側の部分とが挿抜可能になっている。
図5は、図4に示すソーラーユニット20の斜視図である。図6は、図5に示すソーラーユニット20の透視図である。ソーラーユニット20は、略直方体状の筐体21を有しており、筐体21の一部の面は、光を透過する部材からなる透明カバー22になっている。ソーラーユニット20は、筐体21における透明カバー22が位置する側の面の反対側の面側を、ユニット取付金具16に取り付けることにより、ユニット取付金具16に取り付けることが可能になっている。
筐体21内には、光エネルギーを電力に変換する太陽電池25と、太陽電池25で変換した電力を蓄える蓄電部26と、ソーラーユニット20の電気的な制御を行う第1制御部40と、が配設されている。太陽電池25は、筐体21内において、筐体21の内側から透明カバー22に対向する位置に配設されている。即ち、太陽電池25は、ソーラーユニット20の外部から透明カバー22を透過して筐体21内に進入した光を受光できる位置に配設されており、この受光した光によって、発電することが可能になっている。また、蓄電部26は、太陽電池25に電気的に接続されて筐体21内に配設されており、発光部6に対して電力を供給し、発光部6を発光させるための電源として設けられている。このように設けられる蓄電部26は、蓄電と放電とを繰り返して使用することができる二次電池になっている。
図7は、図5に示すソーラーユニット20を、透明カバー22側の反対側から見た状態の斜視図である。ソーラーユニット20には、透明カバー22が設けられている側の反対側の面に、操作部30が設けられている。操作部30は、発光部6の電源にソーラーユニット20を用いるか否かの切替えを行う電源スイッチ31と、蓄電部26の蓄電状態について表示する蓄電状態表示部32と、を有している。このうち、電源スイッチ31は、蓄電部26を発光部6の電源として使用し、蓄電部26で蓄電した電力を、発光部6を発光させるための電力として用いるか否かを切り替えるためのスイッチになっている。本実施形態では、電源スイッチ31は、押しボタン式のスイッチになっており、押すごとにソーラーユニット20のONとOFFとが切り替わり、即ち、発光部6の電源にソーラーユニット20を用いるか否かを切り替えることが可能になっている。
また、蓄電状態表示部32は、蓄電部26の電圧が所定値以上であるか否かを認識可能に表示することにより、蓄電部26が所定値以上の蓄電量を蓄電しているか否かを表示する。この蓄電状態表示部32は、蓄電部26の電圧が所定値以上であることにより蓄電部26が所定値以上の蓄電量を蓄電している場合に発光する残量良好時発光部33と、蓄電部26の電圧が所定値未満であることにより蓄電部26の蓄電量が所定値未満である場合に発光する残量不足時発光部34と、を有している。残量良好時発光部33と残量不足時発光部34とは、電源スイッチ31を間に挟んで電源スイッチ31の両側に配設されており、共にLEDを有することにより、発光可能になっている。このうち、残量良好時発光部33と残量不足時発光部34とのうち、残量良好時発光部33は、発光時に例えば青緑色に発光するLEDにより構成され、残量不足時発光部34は、発光時に赤色に発光するLEDによって構成される。
また、ソーラーユニット20に接続される電源コード56は、ソーラーユニット20における、透明カバー22が設けられる面と操作部30が設けられる面との間の側面に接続されている。
これらのように構成されるソーラーユニット20は、操作部30が設けられている側の面を、ユニット取付金具16に対向させ、ユニット取付金具16に接触させた状態で、取付部材17によってユニット取付金具16に取り付ける。その際に、ソーラーユニット20は、操作部30がユニット取付金具16によって覆われない位置関係で、ユニット取付金具16に取り付ける。取付部材17は、取付部材17とソーラーユニット20とでユニット取付金具16を挟んだ状態で、ソーラーユニット20に螺合することにより、ソーラーユニット20をユニット取付金具16に取り付けることが可能になっている。
このように、ソーラーユニット20を取り付けることができるユニット取付金具16は、枠部3に対して回動自在に連結されている。詳しくは、ユニット取付金具16は、枠部3の長手方向に延びる回動軸を中心として回動自在に、枠部3に連結されている。これにより、ユニット取付金具16は、ソーラーユニット20が取り付けられている際には、ソーラーユニット20が、パネル2における電池ユニット50が配設されている面側に位置する状態から、枠部3の外周面側に位置する状態にかけて、回動することが可能になっている。
つまり、例えば、枠部3の短手方向が上下方向になる向きで表示装置1を設置した場合において、上側に位置するユニット取付金具16にソーラーユニット20を取り付けた場合、ユニット取付金具16は、パネル2における表示部5の反対側に位置する状態から、枠部3の上側に位置する状態にかけて回動可能になっている。
この場合におけるソーラーユニット20の向きは、パネル2における表示部5の反対側に位置する状態では、透明カバー22が位置する側の面がパネル2に対向し、操作部30が、パネル2が位置する側の反対側を向く向きで、ユニット取付金具16に取り付けられている。即ち、ソーラーユニット20は、パネル2における表示部5の反対側に位置する状態においては、操作部30が表面に位置する向きで、ユニット取付金具16に取り付けられている。
ユニット取付金具16は、パネル2における表示部5の反対側に位置する状態から、ユニット取付金具16の回動軸を中心として上方に、約270°回動することにより、ソーラーユニット20が、枠部3の上側に位置する状態になる。この状態でのソーラーユニット20の向きは、操作部30が下方に位置して下方を向き、透明カバー22が上方に位置して上方を向く向きになる。ソーラーユニット20は、このように枠部3の上側に位置する状態にすることができると共に、枠部3の上側に位置する状態では、透明カバー22が上方を向く向きで配置できるため、表示装置1の上方側から照射されて透明カバー22を透過する光を、太陽電池25で受けることができる状態で配置可能になっている。
図8は、図5に示す電池ユニット50の正面図である。電池ユニット50は、本体部51と電池収容部60とより構成されている。このうち、本体部51は、略直方体の形状で形成されて、パネル2に取り付けられている。本体部51には、パネル2に取り付けられる側の面の反対側の面、即ち、パネル2に取り付けられた状態における表面側に操作部52が設けられている。操作部52は、発光部6の発光方式を切り替える切替スイッチ53と、周囲の明るさに基づいて昼と夜を判別する昼夜判別部54と、発光部6に供給する電力の電源が蓄電部26に切り替えられているか、後述する乾電池68に切り替えられているかを表示する電源表示部55と、を有している。
このうち、切替スイッチ53は、発光部6を発光させる際における発光方式の切り替え、及び発光部6の発光の停止の切り替えを行うためのスイッチになっている。この場合における発光方式の切り替えは、発光部6を発光させる際に、複数の発光部6を同時に点滅させるか、複数の発光部6を順次点灯させることによって流れるように点滅させるかの切り替えになっている。切替スイッチ53は、電源スイッチ31と同様に押しボタン式のスイッチになっており、押すごとに発光部6の発光方式、及び発光の停止を切り替えることが可能になっている。
また、昼夜判別部54は、受光した光の照度を検出することのできる照度センサが用いられ、昼夜判別部54に照射される光の照度、つまり、表示装置1の周囲の光の照度を検出することが可能になっている。
また、電源表示部55は、互いに異なる複数の色で発光することのできるLEDからなり、発光部6に供給する電力の電源が蓄電部26に切り替えられている場合と乾電池68に切り替えられている場合とで、異なる色で発光することが可能になっている。本実施形態では、電源表示部55は、発光部6に供給する電力の電源が蓄電部26に切り替えられている場合は青緑色で発光し、発光部6に供給する電力の電源が乾電池68に切り替えられている場合は赤色で発光するLEDが用いられている。
電池収容部60は、本体部51における、操作部52が設けられている面とは異なる面に配設されており、本体部51に対して着脱自在に設けられている。具体的には、電池収容部60は、本体部51における操作部52が位置する面を正面とする場合の本体部51の側面に対して着脱自在に設けられており、詳しくは、本体部51における、枠部3の長手方向において脚部10の回動部12が位置する側の端部側に位置する側面に着脱自在に設けられている。本体部51には、電池収容部60が着脱される面に本体部側接続部57が設けられており、電池収容部60は、この本体部側接続部57に対して着脱可能になっている。
電池収容部60は、一端が閉塞し、他端が開口する有底の略円筒状の形状で形成されており、内部に一次電池である乾電池68を収容することが可能になっている。このため、電池収容部60は、内径が乾電池68の外径よりも若干大きい程度の形状で形成されている。電池収容部60は、例えば、透明な樹脂等の透明な材料からなり、乾電池68を収容する透明電池フォルダとして設けられている。電池収容部60は、透明な材料によって形成されているため、電池収容部60の内部に乾電池68を収容した際に、収容した乾電池68を、電池収容部60を透過して電池収容部60の外部から視認できるようになっている。透明な材料によって形成される電池収容部60は、無色透明で形成されていてもよく、有色透明で形成されていてもよい。また、電池収容部60は、可視光線透過率が40%以上であるのが好ましい。
本体部51に設けられる本体部側接続部57は、電池収容部60の内径や外径と同程度の内径や外径を有する略円筒状の形状で形成されており、円筒の軸方向が、枠部3の長手方向に略平行になる向きで配設されている。このように形成される本体部側接続部57に電池収容部60が接続された際には、電池収容部60と本体部側接続部57とは、全体として略円柱状の形状となるように、電池収容部60と本体部側接続部57とは形成される。
なお、電池収容部60が本体部側接続部57に接続される際には、電池収容部60の一部が本体部側接続部57内に入り込むように接続されるため、本体部側接続部57の内径や外径は、電池収容部60の形状である円筒の内径や外径よりも若干大きくなっている。
また、電池収容部60には、閉塞している側の内部に、電池収容部60で収容する乾電池68に対して付勢力を付与すると共に、乾電池68に対して電気的に接続されるスプリング63が配設されている。
パネル2には、電池収容部60を本体部51に取り付けた際における、電池収容部60の閉塞している側の端部付近に、電池収容部60を支持する支持部材65が設けられている。電池収容部60は、支持部材65に対して係合可能になっており、開口側の端部を本体部側接続部57に接続する際には、閉塞している側の端部を、弾力性を有する支持部材65に係合させることにより、両端が本体部側接続部57と支持部材65とにより支持される。これにより、電池収容部60は、本体部51に対して安定して取り付けることが可能になっている。
また、本体部51における、本体部側接続部57が設けられる面の反対側の面には、電源コード56における、ソーラーユニット20に接続される側の端部の反対側に端部が接続されている。
図9は、図8に示す電池収容部60の斜視図である。電池収容部60には、開口側の端部に、本体部側接続部57への接続部分である収容部側接続部61が設けられている。収容部側接続部61には、本体部側接続部57の内周面に形成される突起(図示省略)と係合する係合溝62が形成されている。電池収容部60は、収容部側接続部61を含めた全体が透明な部材により形成されており、本実施形態では、公称電圧が1.5Vの、いわゆる単1形の乾電池68を2本、直列にして収容することが可能になっている。
図10は、実施形態に係る表示装置1の機能ブロック図である。ソーラーユニット20に内設される第1制御部40は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理部や、RAM(Random Access Memory)等の記憶部を備える電子制御装置として構成されている。また、電池ユニット50にも、本体部51の内部に、CPU等を有する処理部やRAM等の記憶部を備える電子制御装置として構成される第2制御部70が配設されている。これらの第1制御部40と第2制御部70とは、ソーラーユニット20と電池ユニット50とに接続される電源コード56によって接続され、電流や電気信号を互いに伝達することが可能になっている。表示装置1は、第1制御部40と第2制御部70とによって各部を制御することにより、発光部6の点滅制御を行ったり、発光部6に供給する電力の電源を切り替えたりすることが可能になっている。
ソーラーユニット20が有する太陽電池25と蓄電部26とは、太陽電池25に照射される太陽光等の光エネルギーを太陽電池25によって電力に変換し、変換した電力を蓄電部26で蓄える。詳しくは、太陽電池25は第1制御部40に接続されており、太陽電池25によって光エネルギーから変換した電力は、第1制御部40に伝達されて第1制御部40から蓄電部26に伝達される。即ち、太陽電池25から蓄電部26に対して供給される電力は、第1制御部40を介して蓄電部26に供給され、蓄電部26は、第1制御部40を介して太陽電池25から供給された電力を蓄える。蓄電部26で蓄えられた電力は、必要に応じて適宜第1制御部40に供給される。
また、ソーラーユニット20に配設される電源スイッチ31と蓄電状態表示部32と蓄電部26とは、第1制御部40に接続されている。電源スイッチ31に対して入力操作が行われた際における信号は第1制御部40で取得し、第1制御部40は、電源スイッチ31への入力操作に対する信号に基づいて、発光部6に供給する電力の電源として蓄電部26を用いるか否かを切り替える。また、第1制御部40は、蓄電部26の電圧を検出し、検出した電圧に基づいて、蓄電状態表示部32の残量良好時発光部33または残量不足時発光部34を発光させる。
ソーラーユニット20には、これら以外に、外部電源80から供給される電力を蓄電部26に供給して蓄電部26の充電を行う充電部35が備えられている。充電部35は、ACアダプタ37を介して外部電源80に接続されることにより、外部電源80から供給される電力を蓄電部26に供給し、蓄電部26に対して充電を行うことが可能になっている。詳しくは、充電部35は第1制御部40に接続されており、外部電源80から供給される電力を、第1制御部40を介して蓄電部26に供給することができる。外部電源80としては、例えば、100Vの商用電源が用いられる。
図11は、充電部35についての説明図である。ソーラーユニット20には、ソーラーユニット20における、透明カバー22が設けられる面と操作部30が設けられる面との間の側面のうち、電源コード56が接続される面の反対側に位置する側面に、ACアダプタ37が接続される外部電源接続部36が設けられている。外部電源接続部36は、充電部35における、外部電源80との接続部分になっており、外部電源80の電力を充電部35に供給する際における電力供給部になっている。充電部35は、外部電源接続部36にACアダプタ37を接続し、ACアダプタ37を外部電源80に接続することにより、ACアダプタ37を介して外部電源80に接続される。これにより、充電部35は、外部電源80から供給される電力を蓄電部26に供給することが可能になっている。
電池ユニット50は、乾電池68を収容する電池収容部60を有しているが、電池収容部60に収容される乾電池68が有する電力は、第2制御部70に供給される。また、電池ユニット50に配設される切替スイッチ53と昼夜判別部54と電源表示部55とは、第2制御部70に接続されている。切替スイッチ53に対して入力操作が行われた際における信号は第2制御部70で取得し、第2制御部70は、切替スイッチ53への入力操作に対する信号に基づいて、発光部6の発光方式及び発光の停止を切り替える。また、第2制御部70は、昼夜判別部54から入力される信号に基づいて、表示装置1の周囲の光の照度を検出する。
また、第2制御部70は、発光部6に供給する電力を蓄電部26から供給するか乾電池68から供給するかに応じて、電源表示部55を異なる色で発光させる。即ち、電源表示部55は、第2制御部70から伝達される信号により、発光部6に供給する電力の電源が蓄電部26に切り替えられている場合と乾電池68に切り替えられている場合とで、異なる色で発光する。
電池ユニット50には、これら以外に、電圧測定部71と電源切替部72と電流制御部73とを有している。電圧測定部71と電源切替部72と電流制御部73とは、それぞれ第1制御部40や第2制御部70のような電子制御装置、または電子回路によって構成されている。電圧測定部71は、蓄電部26から供給される電力の電圧や乾電池68から供給される電力の電圧を取得して、これらの電圧の大きさを測定する。電圧測定部71が、蓄電部26の電圧を取得する際には、蓄電部26から第1制御部40に供給される電力の電圧を、第2制御部70と電源コード56とを介して取得する。また、電圧測定部71が乾電池68の電圧を取得する際には、乾電池68から第2制御部70に供給される電力の電圧を、第2制御部70を介して取得する。
また、電源切替部72は、発光部6に供給する電力の電源を、蓄電部26の電圧に基づいて蓄電部26と乾電池68とのいずれかに切り替える。即ち、電源切替部72は、蓄電部26の電圧が所定の閾値以上であるか否かの電圧測定部71での判定に基づいて、発光部6に供給する電力の電源に蓄電部26と乾電池68とのいずれかを選択し、電源を蓄電部26と乾電池68とのいずれかに切り替える。詳しくは、電源切替部72には、発光部6に供給する電力の電源を蓄電部26と乾電池68とのいずれかに切り替えるかの判定に用いる所定の閾値である電源判定値と電流判定値と終了判定値とが予め設定されて記憶されている。電源切替部72には、電圧測定部71で測定した蓄電部26や乾電池68の電圧と、電源判定値や電流判定値、終了判定値とを比較することにより、発光部6に供給する電力の電源を、蓄電部26または乾電池68に切り替える。
電源判定値と電流判定値と終了判定値とは、いずれも電圧に対する閾値になっており、電流判定値よりも電源判定値の方が大きく、終了判定値よりも電流判定値の方が大きい値になっている。電源判定値は、蓄電部26を優先的に使用するために、蓄電部26の電圧に対して設定される閾値になっている。また、電源判定値は、電源に蓄電部26が使用されている際に用いる電源判定値と、電源に乾電池68が使用されている際に用いる電源判定値とが設定されており、蓄電部26の使用時に用いる電源判定値よりも、乾電池68の使用時に用いる電源判定値の方が大きい値になっている。つまり、発光部6の電源に蓄電部26が使用されることによって蓄電部26の電圧が徐々に低下している状態での判定に用いる電源判定値よりも、発光部6の電源に乾電池68が使用され、太陽電池25で発電した電力が蓄電部26に供給されることによって蓄電部26の電圧が徐々に上昇している状態での判定に用いる電源判定値の方が、大きい値になっている。
また、電流判定値と終了判定値とは、発光部6を長時間発光させることを目的として乾電池68の電圧に対して設定される閾値になっている。このうち、電流判定値は、乾電池68に、発光部6に多くの電流を流して発光部6を高輝度で発光させるのに必要な電力が残っているか否かを、電圧に基づいて判断するための基準値になっている。また、終了判定値は、乾電池68に、発光部6を発光させるだけの電力が残っているか否かを電圧に基づいて判断するための基準値になっている。このため、終了判定値は、電流判定値よりも低い値になっている。
電圧測定部71で測定した乾電池68の電圧が電流判定値以上である場合は、電源切替部72は、発光部6に供給する電力の電源を乾電池68に切り替え、乾電池68の電圧が電流判定値より低い場合は、乾電池68の電圧が終了判定値以上であるか否かに応じて、電源を乾電池68または蓄電部26に切り替える。詳しくは、電圧測定部71での測定した乾電池68の電圧が終了判定値以上である場合は、発光部6に供給する電力の電源を乾電池68にして電流を低減し、乾電池68の電圧が終了判定値未満である場合は、発光部6に供給する電力の電源を蓄電部26にして電流を低減する。
また、電流制御部73は、第2制御部70と発光部6との間の電気経路に配設されており、発光部6に供給される電力の電流を調節することが可能になっている。つまり、電流制御部73は、蓄電部26から供給される電力や乾電池68から供給される電力を第2制御部70から受けて、電流を調節して発光部6側に流すことが可能になっている。また、電流制御部73は、電圧測定部71で測定した蓄電部26の電圧や乾電池68の電圧に応じて、発光部6側に流す電流を変化させることが可能になっている。詳しくは、電圧測定部71で測定した蓄電部26の電圧が電源判定値以上であったり、乾電池68の電圧が電流判定値以上であったりする場合は、電流制御部73は、発光部6側に流す電流を多くし、蓄電部26の電圧が電源判定値未満で、且つ、乾電池68の電圧が電流判定値未満である場合は、発光部6側に流す電流を低減させる。
パネル2の表示部5に配設される発光部6は、パネル2における表示部5側の面の反対側に配設される電池ユニット50に接続されており、蓄電部26からの電力や乾電池68からの電力が、電流制御部73を介して供給される。これにより、発光部6は、蓄電部26から供給される電力または電池収容部60に収容された乾電池68から供給される電力によって発光することが可能になっている。
本実施形態に係る表示装置1は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。表示装置1を使用する際には、まず、ソーラーユニット20に設けられている電源スイッチ31を押してソーラーユニット20の電源をONにする。ソーラーユニット20の電源がONになると、蓄電部26の現在の蓄電量に応じて、蓄電状態表示部32の残量良好時発光部33と残量不足時発光部34とのいずれかが発光する。
つまり、蓄電状態表示部32は、蓄電部26の電圧が所定値以上である場合は、残量良好時発光部33が発光し、蓄電部26の電圧が所定値未満である場合は、残量不足時発光部34が発光する。蓄電部26の電圧は、第1制御部40によって検出し、第1制御部40によって検出した電圧と、蓄電部26の蓄電量が十分であるか否かの基準となる、予め定められている所定値とを比較することにより、第1制御部40は、残量良好時発光部33と残量不足時発光部34とのいずれかを発光させる。これにより、表示装置1の使用者は、ソーラーユニット20の電源がONになり、ソーラーユニット20で発電することと、ソーラーユニット20から発光部6に対して電力を供給することが可能になったことを蓄電状態表示部32によって認識できると共に、蓄電部26の現在の蓄電量を認識することができる。
残量不足時発光部34が発光している場合、つまり、蓄電部26の蓄電量が少ない場合は、ACアダプタ37を使用して、外部電源80から供給される電力によって蓄電部26に充電を行ってから表示装置1を使用してもよい。ACアダプタ37を使用して蓄電部26に充電を行う際には、電源スイッチ31を押してソーラーユニット20をOFFにした状態で行う。本実施形態に係る表示装置1では、蓄電状態表示部32は、ACアダプタ37を用いて充電を行っている際の状態を示すことも可能になっている。本実施形態では、ACアダプタ37を用いて充電を行っている際に、蓄電部26の充電が完了していない状態では残量不足時発光部34が発光し、蓄電部26の蓄電量が上限に達して蓄電部26の充電が完了した際には、残量良好時発光部33が発光する。
表示装置1は、このようにACアダプタ37を用いて蓄電部26を行っている最中でも、乾電池68から供給される電力によって発光部6を発光させることができる。このため、蓄電部26の蓄電量が少ないことにより蓄電部26の充電を行う場合でも、発光部6を発光させることができる機能は確保される。
表示装置1を使用する際には、さらに、電池ユニット50の切替スイッチ53を押して、発光部6の発光方式、及び発光の停止を切り替える。切替スイッチ53は、押すごとに、複数の発光部6を同時に点滅させる発光方式である点滅方式、複数の発光部6を順次点灯させることによって流れるように点滅させる発光方式である流動方式、発光部6の発光を停止する、の順に切り替えることができる。このうち、流動方式は、表示部5の形状である矢印が向いている方向に流れるように、複数の発光部6を順次点滅させることができる発光方式になっている。
また、電池ユニット50が有する電池収容部60は、透明な部材で形成されているため、表示装置1の使用時には、使用者は電池収容部60を外部から視認することによって、電池収容部60内に乾電池68が収容されていることを確認する。図12は、電池収容部60に乾電池68が収容されていない状態を示す説明図である。電池収容部60は、透明な部材で形成されているため、電池収容部60に乾電池68が収容されていない場合には、図12に示すように、電池収容部60を外部から視認するのみで、電池収容部60に乾電池68が収容されていないことを認識できるようになっている。つまり、電池収容部60に乾電池68が収容されている場合には、電池収容部60に収容されている乾電池68は、電池収容部60を外部から視認するのみで、電池収容部60を透過して認識することができる(図8参照)。即ち、電池収容部60は、外部から視認することにより、乾電池68が収容されているか否かを認識することができるため、乾電池68が収容されていない場合には、電池収容部60に乾電池68を収容する。
図13は、図1に示す表示装置1の設置状態の斜視図である。図14は、図13に示す表示装置1を脚部10側から見た斜視図である。表示装置1は、工事を行っている箇所であることを示したい場所等の任意の場所に設置することによって使用する。表示装置1を設置する際には、脚部本体部11がパネル2から離れる方向に、回動部12を中心として回動させることにより、脚部10を引き出して起立させる。これにより、脚部10は、脚部本体部11の形状であるコの字の閉止側が、パネル2から離れた状態になる。また、この状態では、脚部10の接地部部材13は、接地部14が配設される側の端部側が、パネル2における表示部5が向いている方向に突出する状態になる。
表示装置1は、この状態で、枠部3の短手方向の一端側が下方になる向きで、任意の場所に配置する。これにより、表示装置1は、脚部10が有する接地部14と、脚部本体部11におけるコの字の閉止側の端部と、枠部3の四隅に取り付けられるコーナーガード4のうち、下面側に位置するコーナーガード4が接地して配置される。その際に、ソーラーユニット20は、2つのユニット取付金具16のうち、表示装置1の配置時における上側に位置するユニット取付金具16に取り付け、ソーラーユニット20が取り付けられたユニット取付金具16は、上方側に回動させる。これにより、ソーラーユニット20を、枠部3の上方に位置させる。表示装置1は、このようにソーラーユニット20を、パネル2の上端側に位置させた状態で設置する。
なお、図13では、表示部5が設けられる面側から表示装置1を見た場合に、表示部5の形状である矢印が右方向を向くように、表示装置1を設置する場合の形態について説明しているが、表示装置1は、矢印が左方向を向くように設置してもよい。表示部5の形状である矢印が、左方向を向くように表示装置1を設置する場合には、ソーラーユニット20は、2つのユニット取付金具16のうち、矢印が左方向を向く向きで表示装置1を設置した際に上側に位置するユニット取付金具16に取り付ける。ソーラーユニット20が取り付けられたユニット取付金具16は、この状態で上方側に回動させることにより、ソーラーユニット20を、枠部3の上方に位置させる。これにより表示装置1は、表示部5の形状である矢印が左方向を向くように設置する場合でも、ソーラーユニット20を、パネル2の上端側に位置させて設置することができる。
表示装置1を使用する際には、これらのように脚部10を起立させて、表示装置1の配置時における上端側にソーラーユニット20を位置させた状態で、任意の位置に配置する。これにより、ソーラーユニット20には、透明カバー22が上方を向く向きになるため、日中は、ソーラーユニット20に照射される太陽光が透明カバー22を透過し、ソーラーユニット20に内設される太陽電池25に照射される。太陽電池25は、この太陽光を用いて発電し、太陽電池25で発電した電力は、第1制御部40を介して蓄電部26に供給されて蓄電部26で蓄電される。
発光部6は、受光した光の照度を検出する昼夜判別部54によって、発光させるか否かが切り替えられる。即ち、第2制御部70は、昼夜判別部54で受光した光の照度に基づいて発光部6を発光させるか否かを切り替える。具体的には、第2制御部70には、発光部6を発光させるか否かの判定に用いる照度の閾値が予め設定されて記憶されており、昼夜判別部54で検出した光の照度が、この閾値以上である場合には発光部6を発光させず、昼夜判別部54で検出した光の照度が、この閾値未満である場合には発光部6を発光させる。
このため、表示装置1を日中の明るい時間に使用することにより、昼夜判別部54で受光した光の照度が、発光部6を発光させるか否かの判定に用いる照度の閾値以上である場合には、第2制御部70は、発光部6を発光させない。つまり、第2制御部70は、日中等、表示装置1の周囲が明るい環境では、蓄電部26の電力や乾電池68の電力を、発光部6側に供給しない。
一方、表示装置1を夜間等の暗い時間に使用することにより、昼夜判別部54で受光した光の照度が、発光部6を発光させるか否かの判定に用いる照度の閾値未満である場合には、第2制御部70は、発光部6を発光させる。つまり、第2制御部70は、夜間等、表示装置1の周囲が暗い環境になったら、蓄電部26の電力や乾電池68の電力を、電流制御部73を介して発光部6に供給する。
その際に、第2制御部70は、蓄電部26の電圧や乾電池68の電圧に基づいて、蓄電部26の電力、または乾電池68の電力の一方を、電流制御部73を介して発光部6に供給する。図15は、電圧に基づいて発光部6に供給する電力の制御をする際のフロー図である。発光部6を発光させる際には、まず、蓄電部26の電圧を測定する(ステップST11)。蓄電部26の電圧は、第1制御部40と第2制御部70とを介して電圧測定部71で取得し、電圧測定部71によって蓄電部26の電力の電圧の大きさを測定する。
次に、現在の電源は蓄電部26であるか否かを判定する(ステップST12)。この判定は、電池ユニット50の電源切替部72で行う。電源切替部72は、現在、発光部6に供給する電力の電源に、蓄電部26が用いられているか否かを判定する。
この判定により、現在の電源は蓄電部26であると判定された場合(ステップST12、Yes判定)は、電源切替部72は、後述ステップST15での判定に用いる電源判定値に、蓄電部26の使用時の電源判定値を用いる(ステップST13)。つまり、発光部6に電力を供給する電源の判定に用いる電源判定値として、発光部6の電源に蓄電部26が使用されている場合における電源判定値と、発光部6の電源に乾電池68が使用されている場合における電源判定値とが予め設定されているため、現在の電源は蓄電部26であると判定された場合は、電源判定値には、蓄電部26の使用時における電源判定値を用いる。
これに対し、現在の電源は蓄電部26ではないと判定された場合(ステップST12、No判定)、即ち、現在の電源は乾電池68であると判定された場合は、電源切替部72は、後述ステップST15での判定に用いる電源判定値に、乾電池68の使用時における電源判定値を用いる(ステップST14)。発光部6の電源に乾電池68が使用されている場合における電源判定値は、発光部6の電源に蓄電部26が使用されている場合における電源判定値よりも値が大きくなっている。
次に、蓄電部26の電圧が電源判定値以上であるか否かを判定する(ステップST15)。この判定は、電池ユニット50の電源切替部72で行う。電源切替部72は、ステップ13またはステップ14で定められた電源判定値と、電圧測定部71で取得した蓄電部26の電力の電圧とを比較することにより、蓄電部26の電圧が電源判定値以上であるか否かを判定する。
電源切替部72での判定により、蓄電部26の電圧が電源判定値以上であると判定された場合(ステップST15、Yes判定)には、発光部6の電源に蓄電部26を選択し、電源表示部55の発光を蓄電部26の使用時の発光にする(ステップST16)。つまり、発光部6を発光させるための電力の電源に蓄電部26が使用されていた場合は、蓄電部26を継続して電源をとして使用し、発光部6を発光させるための電力の電源に乾電池68が使用されていた場合は、電源切替部72によって電源を蓄電部26に切り替える。また、電源に蓄電部26を使用する際には、第2制御部70から電源表示部55に対して、蓄電部26を電源として使用する際における色で電源表示部55を発光させる信号を送信し、蓄電部26の使用時の色で電源表示部55を発光させる。
また、蓄電部26の電圧が電源判定値以上であると判定された場合(ステップST15、Yes判定)は、蓄電部26から電流を多く流して発光部6に対して電力を供給する(ステップST17)。即ち、発光部6に供給する電力の電流を電流制御部73で制御し、蓄電部26の電力を、電流を多くして発光部6に供給する。これにより、発光部6は、切替スイッチ53で切り替えた点滅方式で、高輝度で点滅する。
これに対し、電源切替部72での判定により、蓄電部26の電圧が電源判定値未満であると判定された場合(ステップST15、No判定)には、乾電池68の電圧を測定する(ステップST18)。乾電池68の電圧は、第2制御部70を介して電圧測定部71で取得し、電圧測定部71によって乾電池68の電力の電圧の大きさを測定する。
乾電池68の電圧を測定したら、次に、測定した乾電池68の電圧が電流判定値以上であるか否かを判定する(ステップST19)。この判定は、電池ユニット50の電源切替部72で行う。電源切替部72は、発光部6に供給する電力の電流を低減するか否かの判定に用いる閾値として予め設定されている電流判定値と、電圧測定部71で取得した乾電池68の電力の電圧とを比較することにより、乾電池68の電圧が電流判定値以上であるか否かを判定する。
電源切替部72での判定により、乾電池68の電圧が電流判定値以上であると判定された場合(ステップST19、Yes判定)には、発光部6の電源に乾電池68を選択し、電源表示部55の発光を乾電池68の使用時の発光にする(ステップST20)。つまり、発光部6を発光させるための電力の電源に乾電池68が使用されていた場合は、乾電池68を継続して電源をとして使用し、発光部6を発光させるための電力の電源に蓄電部26が使用されていた場合は、電源切替部72によって電源を乾電池68に切り替える。また、電源に乾電池68を使用する際には、第2制御部70から電源表示部55に対して、乾電池68を電源として使用する際における色で電源表示部55を発光させる信号を送信し、乾電池68の使用時の色で電源表示部55を発光させる。
蓄電部26の電圧が電源判定値未満であると判定され(ステップST15、No判定)、且つ、乾電池68の電圧が電流判定値以上であると判定された場合(ステップST19、Yes判定)は、乾電池68から電流を多く流して発光部6に対して電力を供給する(ステップST21)。即ち、発光部6に供給する電力の電流を電流制御部73で制御し、乾電池68の電力を、電流を多くして発光部6に供給する。これにより、発光部6は、切替スイッチ53で切り替えた点滅方式で、高輝度で点滅する。
これに対し、電源切替部72での判定により、乾電池68の電圧が電流判定値未満であると判定された場合(ステップST19、No判定)には、乾電池68の電圧が終了判定値以上であるか否かを電源切替部72で判定する(ステップST22)。電源切替部72は、電圧測定部71で取得した乾電池68の電力の電圧と終了判定値とを比較することにより、乾電池68の電圧が終了判定値以上であるか否かを判定する。即ち、電源切替部72は、乾電池68の電圧が終了判定値以上であるか否かを判定することにより、乾電池68が使用限界に達したか否かを判定する。
電源切替部72での判定により、乾電池68の電圧が終了判定値以上であると判定された場合(ステップST22、Yes判定)には、電源切替部72は、発光部6の電源に乾電池68を選択し、第2制御部70によって、電源表示部55の発光を乾電池68の使用時の発光にする(ステップST23)。
発光部6の電源に乾電池68が選択されたら、乾電池68から電流を低減して発光部6に対して電力を供給する(ステップST24)。即ち、発光部6に供給する電力の電流を電流制御部73で制御し、乾電池68の電圧が電流判定値以上であると判定(ステップST19、Yes判定)された際に乾電池68から発光部6に供給する電力の電流(ステップST21)よりも電流を低減して、乾電池68から発光部6に電力を供給する。これにより、発光部6は、切替スイッチ53で切り替えた点滅方式で、低輝度で点滅する。
これに対し、電源切替部72での判定により、乾電池68の電圧が終了判定値未満であると判定された場合(ステップST22、No判定)には、電源切替部72は、発光部6の電源に蓄電部26を選択し、第2制御部70によって、電源表示部55の発光を蓄電部26の使用時の発光にする(ステップST25)。
発光部6の電源に蓄電部26が選択されたら、蓄電部26から電流を低減して発光部6に対して電力を供給する(ステップST26)。即ち、発光部6に供給する電力の電流を電流制御部73で制御し、蓄電部26の電圧が電源判定値以上であると判定(ステップST15、Yes判定)された際に蓄電部26から発光部6に供給する電力の電流(ステップST17)よりも電流を低減して、蓄電部26から発光部6に電力を供給する。これにより、発光部6は、切替スイッチ53で切り替えた点滅方式で、低輝度で点滅する。
発光部6を発光させる際には、蓄電部26の電圧を電源判定値と比較したり、乾電池68の電力を電流判定値や終了判定値と比較したりしながら、これらの制御を繰り返し行う。その際に、ソーラーユニット20は、太陽電池25で光エネルギーを継続的に電力に切り替えて蓄電部26で電力を蓄える。このため、発光部6を発光させるための電源に乾電池68が選択された後でも、蓄電部26の蓄電量が増加して電圧が電源判定値以上になったら、発光部6の電源を蓄電部26に切り替える。
発光部6を発光させる際には、これらのように蓄電部26や乾電池68に基づいて電源を切り替えて発光部6を発光させると共に、電力を供給する際の電流を、電源の電圧に基づいて切り替えることにより、発光部6を発光させる際の輝度を高輝度または低輝度に切り替えて発光させる。つまり、電流制御部73は、蓄電部26の電圧が、蓄電部26の電圧に対して設定された閾値である電源判定値より低く、且つ、乾電池68の電圧が、乾電池68の電圧に対して設定された閾値である電流判定値より低い場合は、蓄電部26の電圧と乾電池68の電圧との少なくともいずれか一方が、それぞれに対して設定された電源判定値または電流判定値閾値以上である場合と比較して、発光部6に供給される電力の電流を低減する。これにより、蓄電部26の電圧が電源判定値以上である場合、または乾電池68の電圧が電流判定値閾値以上である場合と比較して、発光部6の発光時の輝度を低下させる。
表示装置1の使用を終了する際には、電池ユニット50の切替スイッチ53を押して、発光部6の発光を停止させる。即ち、発光部6を消灯させる。また、ソーラーユニット20の電源スイッチ31を押してソーラーユニット20をOFFにする。これにより、太陽電池25での発電を停止させると共に、蓄電状態表示部32を消灯させる。
なお、上述した表示装置1の使用方法では、発光部6の電源に蓄電部26と乾電池68との双方を使用し、電源を適宜切り替えて発光部6を発光させる方法を説明したが、本実施形態に係る表示装置1は、発光部6の電源として、いずれか一方のみを使用することもできる。
例えば、発光部6の電源として蓄電部26のみを用いる場合は、電池ユニット50の電池収容部60に乾電池68を収容せずに使用する。電池収容部60は透明な部材により形成されているため、電池収容部60に乾電池68を収容せずに使用する場合でも、電池収容部60に乾電池68を収容されているか否かは、電池収容部60を外部から視認することにより認識することができる。
反対に、発光部6の電源として乾電池68のみを用いる場合は、電源コード56におけるソーラーユニット20側と電池ユニット50側とを分離させるか、電源スイッチ31によってソーラーユニット20をOFFにする。電源コード56におけるソーラーユニット20側と電池ユニット50側とを分離させた際には、ソーラーユニット20をユニット取付金具16から取り外してもよい。
以上に実施形態に係る表示装置1は、発光部6は、太陽電池25によって光エネルギーから変換された電力を蓄える蓄電部26の電力と、乾電池68の電力とが、蓄電部26の電圧に基づいて適宜切り替えられて供給される。このため、太陽電池25が光エネルギーを電力に変換させることができる状況を有する環境においては、発光部6は、太陽電池25が変換した電力によって、長時間発光することができる。さらに、乾電池68は、透明な部材により形成される電池収容部60に収容されているため、電池収容部60を視認することにより、電池収容部60に乾電池68が収容されているか否かを、容易に認識することができる。これにより、表示装置1を使用する際に、電池収容部60に乾電池68が収容されていない状態で使用することを回避することができる。このため、例えば、太陽電池25が光エネルギーから変換する電力量よりも発光部6で使用する電力量の方が多いことにより、蓄電部26の蓄電量が徐々に低下する状況においても、電池収容部60への乾電池68の入れ忘れを抑制できるため、蓄電部26の蓄電量が低下した際に、発光部6に対してより確実に乾電池68から電力を供給することができる。従って、蓄電部26の蓄電量が低下した場合でも、発光部6を継続して発光させ続けることができる。この結果、発光部6を発光させることができない事態を回避することができる。
また、発光部6に供給する電力の電源が、蓄電部26に切り替えられているか乾電池68に切り替えられているかを表示する電源表示部55を備えるため、表示装置1は、発光部6は現在、蓄電部26と乾電池68とのどちらの電力で発光しているかを容易に認識することができる。このため、電源表示部55が、発光部6に供給する電力の電源が乾電池68であることを示している場合、使用者は、蓄電部26の蓄電量が少なくなっていることを認識することができる。また、乾電池68を使用していることを示している状態が長時間に及ぶ場合は、乾電池68の残りの電力が少なくなっていることを認識することができ、予め新たな乾電池68を用意し、乾電池68の電力が無くなったら、すぐに新しい乾電池68に交換することができる。これにより、蓄電部26と乾電池68との両方の電力が無くなることにより、発光部6を発光させることができなくなることを抑制することができる。この結果、より確実に、発光部6を発光させることができない事態を回避することができる。
また、電源表示部55は、発光部6に供給する電力の電源が蓄電部26に切り替えられている場合と乾電池68に切り替えられている場合とで異なる色で発光するため、現在の発光部6の電源が蓄電部26であるか乾電池68であるかを、より容易に認識することができる。これにより、乾電池68を使用する状態が長時間に及ぶ場合でも、使用者はその状況をより確実に、容易に認識することができ、新たな乾電池68を用意等の準備を、より確実に予め行うことができる。この結果、より確実に、発光部6を発光させることができない事態を回避することができる。
また、電源切替部72は、蓄電部26の電圧が電源判定値以上である場合は、発光部6に供給する電力の電源を蓄電部26に切り替え、蓄電部26の電圧が電源判定値より低い場合は、発光部6に供給する電力の電源を乾電池68に切り替えるため、発光部6の電源に、優先的に蓄電部26を使用することができる。また、蓄電部26の電圧が電源判定値未満になって発光部6の電源を乾電池68に切り替えた後でも、太陽電池25で変換した電力を蓄電部26で蓄えることにより、蓄電部26の電圧が電源判定値以上になった場合には、発光部6の電源を再び蓄電部26に切り替えることができる。これらにより、発光部6をより長時間発光させることができる。つまり、乾電池68は、電力が低下したら交換する必要があるのに対し、蓄電部26は、太陽電池25によって光エネルギーから変換した電力を蓄えるため、電力が低下しても、太陽電池25が多くの光を受光できる環境であれば、太陽電池25によって変換して電力を蓄えることができる。このため、太陽電池25が光エネルギーを電力に変換できる状況があれば、蓄電部26は電力が無くなり難くなるので、発光部6の電源として優先的に蓄電部26を使用することにより、発光部6をより継続的に発光させることができる。この結果、より確実に、発光部6を発光させることができない事態を回避することができる。
また、電源判定値には、発光部6を発光させるための電源に蓄電部26を使用している時に用いる電源判定値と、電源に乾電池68を使用している時に用いる電源判定値とが設定されており、蓄電部26を使用している時に用いる電源判定値よりも、乾電池68を使用している時に用いる電源判定値の方が大きい値になっている。このため、太陽電池25で発電した電力を蓄電部26に蓄電しながら蓄電部26や乾電池68の電力によって発光部6を発光させている際に、蓄電部26の電圧が電源判定値以上になったり電源判定値を下回ったりすることに起因して、発光部6の発光に用いる電源が頻繁に切り替わることを抑制することができる。つまり、電源判定値の値が1つの場合は、蓄電部26で蓄電を行わせながら発光部6を発光させると、蓄電部26の蓄電量が減って電圧が電源判定値未満になったら電源が乾電池68に切り替わり、太陽電池25から供給される電力によって蓄電部26の蓄電量が増加して電圧が電源判定値以上になったら、電源がすぐに蓄電部26に切り替わる。この状態で蓄電部26の電圧が電源判定値未満になったら、電源がまた乾電池68に切り替わる。電源判定値の値が1つの場合は、太陽電池25から供給される電力を蓄電部26で蓄電しながら発光部6を発光させると、蓄電部26の電圧が電源判定値付近の大きさである時に、これらのように電源が蓄電部26と乾電池68との間で頻繁に切り替わることになる。
これに対し、蓄電部26を使用している時に用いる電源判定値よりも、乾電池68を使用している時に用いる電源判定値の方が大きい値である場合は、電源が乾電池68に切り替わった状態で蓄電部26に蓄電が行われて蓄電部26の電圧が徐々に高くなる状況でも、電源が蓄電部26に切り替わり難くなる。これにより、発光部6の発光に用いる電源が頻繁に切り替わることを抑制することができる。この結果、発光部6の発光に用いる電源を電源切替部72によって切り替える制御が煩雑になることを抑制することができる。
また、電流制御部73は、蓄電部26の電圧が電源判定値より低く、且つ、乾電池68の電圧が電流判定値より低い場合は、発光部6に供給される電力の電流を低減するため、蓄電部26の電力と乾電池68の電力との双方が少なくなってきた場合における電力消費量を低減することができる。これにより、発光部6を発光させることができる時間を、より長くすることができる。また、蓄電部26の電力と乾電池68の電力との双方が少なくなってきた場合には、発光部6に供給される電力の電流を低減するので、発光部6の輝度が低下することになる。このため、使用者は、輝度が低下した発光部6の発光状態を視認することにより、乾電池68の電力が少なくなってきていることを認識することができ、新たな乾電池68を用意等の準備を、より確実に予め行うことができる。この結果、発光部6を発光させることができる時間を長くすることができると共に、より確実に、発光部6を発光させることができない事態を回避することができる。
また、蓄電部26の電圧が所定値以上であるか否かを表示する蓄電状態表示部32を備えるため、蓄電部26の蓄電量が少なくなっていることを、より確実に容易に認識することができる。このため、使用者は、発光部6の発光に、乾電池68の電力を多く使用する可能性が高いことを予め認識することができ、新たな乾電池68を用意等の準備を、より確実に早めに行うことができる。この結果、より確実に、発光部6を発光させることができない事態を回避することができる。
また、外部電源80から供給される電力を蓄電部26に供給して蓄電部26の充電を行う充電部35を備えるため、蓄電部26の蓄電量が少なくなっている場合でも、充電部35によって蓄電部26に充電することにより、乾電池68の電力を使用する機会を低減することができる。これにより、乾電池68の交換の頻度を低減させることができる。また、トンネル内等の太陽光が遮られる場所での使用や、夜間での使用等、太陽電池25が光エネルギーを電力に変換し難い状況で表示装置1を使用する場合に、充電部35によって予め蓄電部26に充電することにより、電力が十分に蓄えられた蓄電部26の電力と、乾電池68の電力とによって、発光部6をより長時間発光させることができる。この結果、発光部6をより長時間発光させることができると共に、乾電池68の交換の頻度を低減させることができ、使い勝手を向上させることができる。
また、発光部6を発光させるための電源として、乾電池68の他に、受光した光を用いて太陽電池25によって発電した電力を蓄える蓄電部26を備えているため、日中は太陽電池25で発電して、発電した電力を蓄電部26で蓄電し、夜間は、蓄電部26で蓄電した電力で発光部6を発光させることができる。これにより、発光部6を発光させる際における乾電池68の電力の消費量を低減することができる。この結果、電力を使用する際におけるコストを低減することができ、低コストで表示装置1を作動させることができる。
また、電池収容部60が透明な部材により形成されているため、表示装置1を長期間使用しない場合に、電池収容部60から乾電池68を抜き忘れることを抑制することができる。これにより、電池収容部60に乾電池68を収容したまま表示装置1を長期間保管することに起因する乾電池68の液漏れを抑制することができる。この結果、表示装置1の保管時における不具合を抑制することができる。
また、発光部6の電源として、必要に応じて乾電池68のみを用いることもできるため、毎朝乾電池68を新品に交換する等、表示装置1の使用開始時に乾電池68を入れ替えることにより、表示装置1を計画的に使用することができる。つまり、蓄電部26の現在の蓄電量を正確に把握するのは困難であるが、乾電池68は、新品に交換することにより、乾電池68を用いて発光部6を発光させることのできる時間をある程度予測することができる。この結果、電源の電力が予想外のタイミングで無くなり、発光部6が、不用意に発光しなくなってしまうことを抑制することができる。
また、ソーラーユニット20は、枠部3に対して回動自在に連結されるユニット取付金具16に取り付けられるため、ユニット取付金具16に取り付けたまま、枠部3の上側の位置と、パネル2における表示部5が設けられる面の反対側の面との間を移動させることができる。これにより、ソーラーユニット20は、表示装置1の使用時と保管時とで着脱することなく、ユニット取付金具16に取り付けたまま、太陽電池25で効率よく光を受光して発電できる位置と、ソーラーユニット20が嵩張らないようにすることができる位置との間を移動させることができる。これにより、表示装置1の設置時や撤去時の作業工程を低減させることができ、表示装置1の設置時の作業時間や撤去時の作業時間を短縮させることができる。この結果、表示装置1の使い勝手を向上させることができる。
〔変形例〕
なお、上述した実施形態に係る表示装置1では、電池ユニット50の電池収容部60は、全体が透明な部材により形成されているが、電池収容部60は、全体が透明に形成されていなくてもよい。電池収容部60は、例えば、電池収容部60を本体部51に取り付けた際に、パネル2が位置する側の反対側、即ち、電池収容部60における使用者が視認することができる側に、電池収容部60の内部を視認することができる透明な窓が形成されていてもよい。電池収容部60は、乾電池68を収容すると共に、収容した乾電池68を覆う部分の少なくとも一部が透明な部材により形成されていればよい。
また、上述した実施形態では、電池収容部60には、単1形の乾電池68を2本収容するものとして説明しているが、電池収容部60に収容する電池は、単1形以外の乾電池68でもよく、本数も2本以外でもよい。電池収容部60に収容する乾電池68の大きさや数は問わない。
また、上述した実施形態では、電池収容部60には、一次電池の乾電池68を収容するものとして説明しているが、電池収容部60に収容する電池は、二次電池の乾電池68であってもよい。電池収容部60に収容する電池に、二次電池の乾電池68を用いることにより、乾電池68の電力が無くなった場合でも、電池収容部60から取り出して充電することにより、乾電池68を充電することにより、乾電池68を再利用することができる。これにより、表示装置1の使用時におけるコストの低減を図ることができる。
また、上述した実施形態では、発光部6や蓄電状態表示部32、電源表示部55には、光源としてLEDが用いられているが、これらの光源にはLED以外が用いられてもよい。発光部6や蓄電状態表示部32、電源表示部55は、所望の光量や発光時の色を確保することができれば、光源は問わない。
また、上述した実施形態では、昼夜判別部54には照度センサが用いられているが、昼夜判別部54には照度センサ以外が用いられてもよい。昼夜判別部54は、例えば、太陽電池25を昼夜判別部54として併用してもよい。つまり、太陽電池25は、受光した光の光エネルギーを電力に変換するため、受光した光の光量に応じて、太陽電池25から出力する電力の電圧が変化する。このため、太陽電池25で変換した電力の電圧を検出することにより、表示装置1の周囲の明るさを判断するようにしてもよい。
また、上述した実施形態に係る表示装置1は、矢印状の表示部5を有する表示装置1を用いて説明しているが、表示装置1は、これ以外の形態で形成されていてもよい。表示装置1は、例えば、発光部6の点灯時に他の図形や任意の文字を表示するものであってもよい。発光部6の点灯時に矢印以外の図形や文字を表示するものである場合でも、表示装置1を視認する歩行者や車両の運転者に対して工事箇所等についての注意喚起を行うことができ、任意の情報を効果的に伝達することができる。
また、上述した実施形態に係る表示装置1では、発光部6の発光方式の切り替えは、複数の発光部6を同時に点滅させるか、複数の発光部6を流れるように点滅させるかの切り替えのみになっているが、発光部6の発光方式の切り替えは、これ以外の切り替えを行うことができるようになっていてもよい。発光部6の発光方式の切り替えは、例えば、発光部6の点滅時の間隔や、複数の発光部6を流れるように点滅させる際における流れの速さを調整できるようになっていてもよい。発光部6の発光方式は、表示装置1を視認する歩行者や車両の運転者に対して、効果的に注意喚起を行うことができる方式であれば、その方式は問わない。