JP6418917B2 - ヘッドレストの支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両シートの上方に配置されて、乗員の頭部を支持するヘッドレストを支持するための、ヘッドレストの支持装置に関する。
車両シートの上方には、乗員の頭部を支持するヘッドレストが配置されている。このヘッドレストは、乗員の体格や背たけ等に応じて、高さを調整したいという要望がある。
このような高さ調整可能なヘッドレストの支持構造としては、例えば、車両シート内部のシートバックフレームの上部に、金属製の筒状をなしたブラケットを溶接等で固定し、このブラケット内に、樹脂製の筒状をなしたサポートを挿入配置し、更にこのサポート内に、ヘッドレストの下方から延設したステーをスライド可能に挿入した構造が知られている。
ところで、上記構造では、ブラケット内にサポートが挿入されるため、ブラケットの内径がサポートの外径よりも大きく形成されている。そのため、ブラケット内径の寸法精度やブラケットの形状バラツキによっては、ヘッドレストの高さ調整時に、サポート内でステーをスライドさせると、ブラケット内でサポートがガタつくことがあり、サポートによるステーのガイド性に支障が生じることがあった。
上記問題を解決するため、下記特許文献1には、一対のブラケットと、一対のサポート本体とを有し、サポート本体の外面に、その軸線方向と直交する方向に延びる複数の弾性羽根を軸線方向に間隔をおいて形成し、各弾性羽根の先端縁をブラケットの対応するコーナー部内面に弾接させるようした、ヘッドレストの支持構造が記載されている。
この支持構造においては、サポート本体に設けた複数の弾性羽根が、ブラケットのコーナー部内面に弾接するので、ブラケット内でのサポート本体のガタツキが抑制され、サポート本体によるヘッドレストのガイド性に支障が出にくくなる。
特許第3513646号公報
上記特許文献1に記載のヘッドレストの支持構造では、サポート本体に設けた複数の弾性羽根がブラケットのコーナー部に弾接するようになっている。しかしながら、ブラケットの内径寸法の精度が低かったり形状バラツキが大きかったりすると、複数の弾性羽根がブラケットの内周に強く押圧されて、サポート本体の内周形状が変形しやすくなり、その結果、ヘッドレスト装着時のステーの挿入抵抗が高まったり、挿入がスムーズになされなくなる可能性があった。
したがって、本発明の目的は、ブラケットに変形や寸法バラツキ等があっても、サポートの軸部の内周形状が変形することを抑制することができる、ヘッドレストの支持装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、車両シートのシートバックフレームに固定され、円弧状部を有する断面形状からなる筒状をなした一対のブラケットと、該一対のブラケットに挿入されて保持されると共に、ヘッドレストから延設された一対のステーがスライド可能に挿入されて、該一対のステーを支持する一対のサポートとを有するヘッドレストの支持装置であって、前記サポートは、前記ステーの挿入口を有する頭部と、該頭部に連結されて前記ブラケットに挿入される筒状の軸部と、前記ブラケットに係合して抜け止めする、撓み可能な抜け止め爪とを有しており、前記軸部には、前記頭部側に、前記ブラケットの上端部内周に適合する第1肉厚部が設けられ、該第1肉厚部から所定長さ離れた位置に、前記ブラケットの下端部内周に適合する第2肉厚部が設けられており、前記第2肉厚部に、前記軸部の軸方向に沿って伸びる溝部が形成されており、前記溝部は、前記第2肉厚部の外周面から、前記軸部の内部空間に貫通しない深さで形成され、前記第2肉厚部の、前記軸部の軸方向に垂直な断面において、前記溝部の開口は、前記ブラケットの円弧状部に位置し、かつ、該断面における前記溝部の両側壁の、少なくとも一方の延出方向が、前記円弧状部の法線に交差するように形成されていることを特徴とする。
本発明のヘッドレストの支持装置においては、前記溝部の開口は、前記第2肉厚部の軸心に対して、前記ブラケットの、シートバックフレームへの固定面とは、反対側に位置する壁部寄りに配置されていることが好ましい。
本発明のヘッドレストの支持装置においては、前記溝部の両側壁の少なくとも一方は、前記ブラケットの、シートバックフレームへの固定面に対して、平行となるように形成されていることが好ましい。
本発明のヘッドレストの支持装置においては、前記抜け止め爪は、前記ブラケットの下端側の開口周縁に係合する係合面を有しており、前記一対の溝部は、前記抜け止め爪の係合面よりも前記軸部の下端側から、前記係合面を越えて、前記軸部の上端側に伸びるように形成されていることが好ましい。
本発明によれば、シートバックフレームに固定された一対のブラケットに、一対のサポートを挿入すると、軸部上端側の第1肉厚部がブラケットの上端部内周に適合し、軸部下端側の第2肉厚部がブラケットの下端部内周に適合すると共に、抜け止め爪がブラケットに係合して、一対のブラケットに一対のサポートが抜け止め保持され、この状態で一対のサポートにヘッドレストの一対のステーを挿入することで、サポートを介してヘッドレストを支持することができる。
そして、この支持装置においては、サポートの軸部の第2肉厚部に、軸方向に沿って伸びる溝部が形成され、その開口は、前記ブラケットの円弧状部に位置し、かつ、該断面における前記溝部の両側壁の、少なくとも一方の延出方向が、前記円弧状部の法線に交差するように形成されているので、ブラケットに変形や寸法バラツキ等があっても、溝部の開口が、ブラケットの円弧状部の周方向に沿って潰れるように変形することによって、ブラケットの変形や寸法バラツキ等を、軸部外周側で吸収することができ、かつ、溝部は、軸部の内部空間に貫通しない深さで形成されているので、軸部内周側の剛性を確保して、軸部内周が変形することを抑制できる。その結果、軸部内周の面精度の低下を抑制することができ、軸部内にヘッドレストのステーを挿入する際の挿入性やガイド性を維持することができる。
本発明に係るヘッドレストの支持装置の、一実施形態を示す斜視図である。 (A),(B)は同支持装置を構成するブラケットの拡大斜視図である。 同支持装置を構成するサポートの一例を示しており、その拡大斜視図である。 同支持装置を構成するサポートであって、図4とは異なる方向から見た場合の、拡大斜視図である。 同支持装置を構成するサポートの、他の例を示す拡大斜視図である。 図3及び図4に示すサポートの、正面図である。 図3及び図4に示すサポートの、左側面図である。 同支持装置において、図10のA−A矢視線における断面図である。 同支持装置において、図10のB−B矢視線における断面図である。 同支持装置を用いて、車両シートにヘッドレストを支持させた状態を示しており、サポートを断面にした場合の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るヘッドレストの支持装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両シートの背もたれ1の内部には、シートバックフレーム3が配置されており、また、ヘッドレスト5の下方からは、一対のステー7A,7Bが延設されている。ステー7Aの外周には、高さ方向に沿って複数のロック溝8が形成されている。
そして、このヘッドレストの支持装置は、図1及び図10に示すように、前記シートバックフレーム3に固定された筒状をなした一対のブラケット10A,10Bと、ヘッドレスト5の一対のステー7A,7Bがスライド可能に挿入されて、該一対のステー7A,7Bを支持する一対のサポート30A,30Bとを有している。
図2を併せて参照すると、この実施形態における各ブラケット10A,10Bは、金属板材を適宜折り曲げて、その端部どうしを突き合せて筒状に形成されている。
各ブラケット10A,10Bは、端部どうしの突き合わせ面側が、平面状をなした固定面11とされると共に、該固定面11に対して両側面12,12が直角に屈曲され、更に固定面11に対して平行な反対面13が形成された略四角筒状をなし、かつ、反対面13の両角部が、R状に丸みを帯びた円弧状部15,15をなしている。なお、図8及び図9に示すように、固定面11の両角部14,14も丸みを帯びた形状をなしているが、反対面13の円弧状部15,15よりも角ばった形状となっている。
このように各ブラケット10A,10Bは、図2、図8及び図9に示すように、固定面11に対して反対面13の両角部が、R状をなした円弧状部15,15を有する断面形状からなる、矩形筒状に形成されている。また、各ブラケット10A,10Bの固定面11側の上方の、突き合わせ部に隣接した位置に、切欠き部11aがそれぞれ形成されている。
そして、固定面11を前記シートバックフレーム3に溶接等により接合することで、各ブラケット10A,10Bがシートバックフレーム3に固定されている(図1参照)。なお、この実施形態のブラケット10A,10Bは、シートバックフレーム3の、車両前方側の面に固定されている(図1参照)。シートバックフレーム3及びブラケット10A,10Bは、背もたれ1の内部クッション材や表皮材等によって覆われている。
次に、一対のサポート30A,30Bについて説明する。サポート30Aは、ブラケット10Aに挿入保持されて、前記ステー7Aをスライド可能に支持するものであり、サポート30Bは、ブラケット10Bに挿入保持されて、前記ステー7Bをスライド可能に支持するものである。
なお、サポート30Aは、ロック溝8を有するステー7Aを、高さ調整可能にロックできる構造とされ、サポート30Bは、そのような構造とはなっていない。ただし、その他の構造については、両サポート30A,30Bで共通しているので、同符号を付してその説明を省略する。
図3〜5に示すように、各サポート30A,30Bは、ステー7A,7Bの挿入口32が形成された頭部31を有している。この頭部31は、外周面が曲面状をなした略四角形状に形成されており、車両シート1の上方の図示しない取付孔表側に配置されるようになっている(図10参照)。
図3に示すように、サポート30Aの頭部31は、その一側面に挿入口32に連通するスロット33が形成されており、該スロット33にロック解除部材35がスライド可能に配置されている。
また、ロック解除部材35の基端部側には、前記ステー7Aのロック溝8に係脱する、ロック部36が設けられている(図3参照)。ロック部36は、常時は内方に付勢されており、ステー7Aが挿入されると、ステー7Aのロック溝8に順次嵌合し、所望の高さでステー7Aの挿入を止めると、その近傍のロック溝8に嵌合してステー7Aの移動を制止し、ヘッドレスト5を所望の高さに保持するようになっている。
そして、ロック解除部材35は、図示しない付勢手段によって、その先端部35aが前記スロット33の入口から離れる方向に常時付勢されており、上記付勢手段に抗してスロット33内に押し込むと、ロック部36のロックが解除されて、ステーAを引き抜き方向に移動できるようになっている。
前記頭部31の、挿入口32の裏側周縁からは、筒状の軸部38が延設されている。この軸部38は略円筒状をなしているが、図3及び図5に示すように、軸部38の、ブラケット10A,10Bの固定面11とは反対側の面38a(以下、「反対面38a」という)は、平面状に形成されている。
図3〜7に示すように、軸部38の、頭部31から離れた下端側であって、前記反対面38aの両側の面38b,38b(以下、「両側面38b,38b」という)には、コ字状のスリット39を介して、撓み可能な抜け止め爪40,40がそれぞれ形成されている。各抜け止め爪40は、その上端部に傾斜した段状の係合面40aが形成されており、この係合面40aがブラケット10A,10Bの下端側の開口周縁に係合するようになっている(図10参照)。また、各抜け止め爪40は、前記係合面40aから下端側に向けて次第に高さが低くなる外面形状をなしており、ブラケット10A,10Bへのサポート30A,30Bの挿入作業性が高められている。
また、軸部38の頭部31側の上端部には、ブラケット10A,10Bの上端部内周に適合する第1肉厚部41が設けられている。更に、軸部38の、前記第1肉厚部41から所定長さ離れた位置、ここでは軸部38の下端部に、ブラケット10A,10Bの下端部内周に適合する第2肉厚部42が設けられている。なお、本発明における「適合」とは、第1肉厚部41の外周形状又は第2肉厚部42の外周形状と、ブラケット10A,10Bの上端部又は下端部の内周形状との、隙間やガタツキ等が可能な限り小さくされて、ブラケット10A,10Bの上端部又は下端部に、第1肉厚部41又は第2肉厚部42がうまくあてはまることをいう。
まず、第2肉厚部42及びそれに関連する構造について説明する。
この実施形態における第2肉厚部42は、図3〜5及び図8に示すように、ブラケット10A,10Bの円弧状部15,15の内周に適合する壁部43と、ブラケット10A,10Bの固定面11の両角部14,14の内周に適合する突部44,44とから構成されている。
図3及び図5に示すように、前記壁部43は、軸部38の反対面38a及び両側面38b,38bに至る幅で、軸部38の外周面よりも所定高さ外径方向に張り出した、幅広の板状をなしており、軸部38の下端手前に至るように伸びている。また、壁部43の幅方向両側部43a,43aは、ブラケット10A,10Bの円弧状部15,15(図8参照)の内周に適合するように、丸みを帯びた曲面状をなしている。
一方、図4に示すように、突部44,44は、軸部38の、ブラケット10A,10Bの固定面11側に位置する壁面(壁部43の反対側の壁面)と両側面38b,38bとの角部であって、前記抜け止め爪40の係合面40aよりも頭部31側の位置に、軸部38の外周面よりも外径方向に突出するように設けられている。また、これらの突部44,44の外側面は、ブラケット10A,10Bの固定面11の両角部14,14の内周に適合するように、中間部が面取りされた略直角形状をなしている。
なお、この実施形態における第2肉厚部42は、上述したように、幅広板状の壁部43と、一対の突部44,44とからなるが、例えば、一対の突部44,44の代わりに、壁部43と同様の幅広板状の壁部を設けてもよく、第2肉厚部42の構造は特に限定されない。
そして、第2肉厚部42に、軸部38の軸方向に沿って伸びる第1溝部45が形成されている。この第1溝部45は、第2肉厚部42の外周面から、軸部38の内部空間に貫通しない深さで形成されている。
また、この実施形態においては、図3及び図5〜8に示すように、第2肉厚部42を構成する壁部43であって、ブラケット10A,10Bの円弧状部15,15の内周に適合する部分である、幅方向両側部43a,43aに、第1溝部45,45がそれぞれ形成されている。
更に図3及び図5〜7に示すように、各第1溝部45は、抜け止め爪40の係合面40aよりも軸部38の下端側から、前記係合面40aを越えて、軸部38の上端側に伸びるように形成されている。
また、図8に示すように、第1溝部45は、その側壁46,47が互いに平行となるように、凹状に形成された溝となっている。
そして、図8に示すように、第2肉厚部42の、軸部38の軸方向に垂直な断面において、各第1溝部45の開口は、前記ブラケット10A,10Bの円弧状部15に位置し、かつ、該断面における第1溝部45の両側壁46,47の、少なくとも一方の延出方向が、前記円弧状部15の法線Nに交差するように形成されている。
なお、「法線に交差する」とは、図8に示すように、ブラケット10A,10Bの円弧状部15に複数存在する全ての法線Nに対して、第1溝部45の側壁46又は側壁47が交差することを意味している。
この実施形態では、第1溝部45の両側壁46,47は、第2肉厚部42の、軸部38の軸方向に垂直な断面において、ブラケット10A,10Bの円弧状部15の法線Nに交差するように形成されていると共に、ブラケット10A,10Bの、シートバックフレーム3への固定面に対して、平行となるように形成されており、略コ字状の断面形状をなしている(図8参照)。
また、この実施形態においては、図8に示すように、第1溝部45の開口は、前記第2肉厚部42の軸心Cに対して、ブラケット10A,10Bの、シートバックフレーム3への固定面11とは、反対側に位置する壁部43寄りに配置されている。
上記第1溝部45が、本発明における「溝部」をなしている。また、この実施形態の第1溝部45は、2個形成されているが、1個や2個以上であってもよく、特に限定はされない。更に、上記第1溝45においては、両側壁46,47の両方が、第2肉厚部42の、軸部38の軸方向に垂直な断面において、ブラケット10A,10Bの円弧状部15の法線Nに交差するように形成されているが、側壁46,47の少なくとも一方が、円弧状部15の法線Nに交差していればよく、例えば、第1溝部45の断面形状が、略V字状や略U字状等を呈するように、両側壁が形成されていてもよく、特に限定はされない。
また、図3〜7に示すように、第2肉厚部42の、軸部38の両側面38b,38b側の両側壁であって、前記抜け止め爪40の係合面40aよりも頭部31側の位置からは、軸部38の軸方向に沿って伸びる突条をなしたリブ49,49が突設されている。
更に図4に示すように、軸部38の、ブラケット10A,10Bの固定面11側に位置する壁部であって、前記一対の突部44,44の間には、軸部38の軸方向に沿って伸びる突条をなしたリブ50が突設されている。このリブ50は、周方向において、前記リブ49,49にほぼ整合した位置に形成されている。
また、図3〜6に示すように、一対の突部44,44からは、軸部38の下端側に向かってリブ51,51が延設されている。
そして、図8に示すように、前記リブ49,49,51,51は、ブラケット10A,10Bの両側面12,12の内周に当接し、前記リブ50は、ブラケット10A,10Bの固定面11の内周に当接して、ブラケット10A,10Bに対するサポート30A,30Bのガタツキが抑制されるようになっている。
また、図3〜5及び図7に示すように、各リブ49の外周には、略コ字状をなした第2溝部52が形成されている。この第2溝部52は、軸部38の外周面から、軸部38の内部空間に貫通しない深さで凹状に形成されている。
なお、この実施形態においては、第2肉厚部42は、軸部38の下端部側に設けたが、軸部38の軸方向途中に設けてもよく、特に限定はされない。また、上記のガタツキ抑制用のリブ49,50,51は設けてなくもよい。
次に、軸部38の上端部側に設けられた第1肉厚部41、及び、それに関連する構造について説明する。
図3〜5及び図9に示すように、この実施形態における第1肉厚部41は、軸部38の反対面38a側に設けられ、ブラケット10A,10Bの反対面13の内周に当接する壁部53と、軸部38の両側面38b,38b側に設けられ、ブラケット10A,10Bの両側面12,12の内周に当接する壁部54,54と、軸部38の、ブラケット10A,10Bの固定面11側に位置する壁面に設けられ、ブラケット10A,10Bの固定面11の内周に当接する壁部55とを有している。これらの壁部53,54,55は、軸部38の外周面よりも外径方向に突出している。
更に、軸部38の、壁部53と壁部54,54との間には、周方向に沿って伸びるリブ状突部56が、軸部38の軸方向に沿って複数形成されている(図3,5,6参照)。このリブ状突部56は、軸部38の外周面よりも外径方向に突出し、かつ、その外側面は、ブラケット10A,10Bの円弧状部15,15の内周に適合するように、丸みを帯びた曲面状をなしている(図9参照)。
一方、軸部38の、壁部55と壁部54,54との間にも、周方向に沿って伸びるリブ状突部57が、軸部38の軸方向に沿って複数形成されている(図4参照)。このリブ状突部57は、軸部38の外周面よりも外径方向に突出し、かつ、その外側面は、ブラケット10A,10Bの固定面11の両角部14,14の内周に適合する形状をなしている(図9参照)。
また、図3〜8に示すように、リブ状突部56,56の間、及び、リブ状突部57,57の間には、軸部38の周方向に沿って伸びる、第3溝部58がそれぞれ形成されている。この第3溝部58は、軸部38の外周面から、軸部38の内部空間に貫通しない深さで凹状に形成されている。
図4及び図7に示すように、第1肉厚部41の、ブラケット10A,10Bの固定面11側に位置する壁面には、位置決め突起59が設けられている。この位置決め突起59は、ブラケット10A,10Bにサポート30A,30Bを挿入したときに、ブラケット10A,10B切欠き部11aに入り込んで、ブラケット10A,10Bに対してサポート30A,30Bを位置決め及び回り止めするためのものである。
次に、上記構造からなるヘッドレストの支持装置の、使用方法及び作用効果について説明する。
すなわち、図1に示すように、シートバックフレーム3に固定されたブラケット10Aの切欠き部11aに、サポート30Aの位置決め突起59を整合させて、ブラケット10Aの上方開口から、サポート30Aの軸部38を下端側から挿入していく。
すると、ブラケット10Aの内周に、一対の抜け止め爪40,40が押圧されて撓むと共に、図8に示すように、第2肉厚部42の壁部43の両側部43a,43aが、ブラケット10Aの円弧状部15,15の内周に当接し、第2肉厚部42の突部44,44が、ブラケット10Aの両角部14,14の内周に当接して、サポート30Aがガイドされながら押し込まれていく(図8参照)。
更にブラケット10Aに対してサポート30Aが押し込まれていくと、第1肉厚部41のリブ状突部56,56が、ブラケット10Aの円弧状部15,15の内周に当接し、第1肉厚部41のリブ状突部57,57が、ブラケット10Aの両角部14,14の内周に当接して、サポート30Aがガイドされる(図9参照)。
そして、各抜け止め爪40の係合面40aが、ブラケット10Aの下端側の開口から抜け出ると、一対の抜け止め爪40,40が弾性復帰して、その係合面40a,40aが、ブラケット10Aの下端側の開口周縁に係合する(図10参照)。
この状態では、図8に示すように、第2肉厚部42の壁部43の両側部43a,43aが、ブラケット10Aの円弧状部15,15の内周に当接し、突部44,44が、ブラケット10Aの両角部14,14の内周に当接すると共に、リブ49,49,51,51が、ブラケット10Aの両側面12,12の内周面に当接し、リブ50が、ブラケット10Aの固定面11の内周面に当接する。
また、図9に示すように、第1肉厚部41のリブ状突部56,56が、ブラケット10Aの円弧状部15,15の内周に当接し、リブ状突部57,57が、ブラケット10Aの両角部14,14の内周に当接すると共に、壁部53、壁部54,54、壁部55が、ブラケット10Aの反対面13の内周、両側面12,12の内周、固定面11の内周にそれぞれ当接する。
その結果、第1肉厚部41によって、サポート30Aの軸部上端側がブラケット10Aの上端部内周に支持されると共に、第2肉厚部42によって、サポート30Aの軸部下端側がブラケット10Aの上端部内周に支持されて、ブラケット10Aにサポート30Aを抜け止めした状態で保持することができる(図10参照)。
上記と同様に、ブラケット10Bにサポート30Bを挿入して押し込むことで、ブラケット10Bにサポート30Bを抜け止め状態で保持することができる。
そして、一対のブラケット10A,10Bに保持された、一対のサポート30A,30Bの、頭部31の挿入口32から、ヘッドレスト5のステー7A,7Bをそれぞれ挿入することで、車両シート1の上方に、サポート30A,30Bを介してヘッドレスト5を支持することができる。
ところで、一対のブラケット10A,10Bには、寸法バラツキや形状変形が生じることがある。特にこの実施形態のブラケット10A,10Bは、金属板材を屈曲させて、矩形筒状に形成しているので、上記のような寸法バラツキや形状変形が生じやすい。このような場合に、ブラケット10A,10Bにサポート30A,30Bの軸部38を挿入すると、ブラケット内周に軸部38が押圧されて、軸部38内周が変形したり、面精度に影響を及ぼしたりして、サポート30A,30Bの軸部38内に、ヘッドレスト5のステー7A,7Bを挿入しにくくなったり、サポート30A,30Bによるステー7A,7Bのガイド性に支障がでる可能性がある。
しかし、この支持装置においては、図8に示すように、第2肉厚部42の、軸部38の軸方向に垂直な断面において、各第1溝部45の開口は、前記ブラケット10A,10Bの円弧状部15に位置し、かつ、該断面における第1溝部45の両側壁46,47の、少なくとも一方の延出方向が、前記円弧状部15の法線Nに交差するように形成されている。
そのため、ブラケット10A,10Bに寸法バラツキや形状変形等があっても、図8の矢印Fに示すように、第1溝部45の開口が、ブラケット10A,10Bの円弧状部15,15の周方向に沿って潰れるように変形することによって、ブラケット10A,10Bの変形や寸法バラツキ等を、軸部38の外周側で吸収することができ、かつ、該第1溝部45は、第2肉厚部42の外周面から、軸部38の内部空間に貫通しない深さで形成されているので、軸部38の内周側の剛性を確保することができ、軸部38の内周が変形することを抑制することができる、その結果、軸部38内周の面精度の低下を抑制することができ、軸部38内にヘッドレスト5のステー7A,7Bを挿入する際の挿入性やガイド性を維持することができる。
また、上述したように、ブラケット10A,10Bは、金属板材を折り曲げて筒状に形成するが、シートバックフレーム3への固定面11側は、シートバックフレーム3に適合した形状に精度よく形成されるものの、固定面11の反対面13側では、変形や寸法バラツキが生じることが多い。この実施形態においては、図8に示すように、第1溝部45の開口は、前記第2肉厚部42の軸心Cに対して、ブラケット10A,10Bの、シートバックフレーム3への固定面11とは、反対側に位置する壁部43寄りに配置されているので、ブラケット10A,10Bの変形や寸法バラツキ等を効果的に吸収することができる。
更に図8に示すように、この実施形態における第1溝部45の両側壁46,47の少なくとも一方、ここでは両側壁46,47が共に、ブラケット10A,10Bの、シートバックフレーム3への固定面に対して、平行となるように形成されている。そのため、ブラケット10A,10Bに寸法バラツキや形状変形等がある場合に、第1溝部45の開口を、ブラケット10A,10Bの円弧状部15,15の周方向に沿って、潰れやすくして変形させやすくすることができ、ブラケット10A,10Bの変形や寸法バラツキ等をより効果的に吸収することができる。
また、この実施形態においては、ブラケット10A,10Bは、変形や寸法バラツキが生じやすい、シートバックフレーム3に対する固定面11の、反対面13側の両角部が、R状に丸みを帯びた円弧状部15,15をなしており(図2及び図8参照)、また、第1溝部45は、サポート30A,30B第2肉厚部42の、上記円弧状部15,15に対応した位置にそれぞれ形成されている(図8参照)。そのため、ブラケット10A,10Bの変形や寸法バラツキをより効果的に吸収することができ、ブラケット10A,10Bに対するサポート30A,30Bのねじれや傾きを抑制して、ヘッドレスト5のステー7A,7Bを挿入する際の挿入性やガイド性を維持することができる。
更に、この実施形態においては、各第1溝部45は、抜け止め爪40の係合面40aよりも軸部38の下端側から、前記係合面40aを越えて、軸部38の上端側に伸びるように形成されている(図3及び図5〜7参照)。そのため、ブラケット10A,10Bに、サポート30A,30Bの軸部38を挿入するときだけでなく、サポート30A,30Bの軸部38を挿入して取付完了した状態においても、第1溝部45がブラケット10A,10B内に配置されているため、サポート30A,30Bの取付け完了後における、ブラケット10A,10Bの変形や寸法バラツキを吸収して、サポート30A,30Bの軸部38の変形を抑制することができる。
また、この実施形態においては、図3〜5及び図7に示すように、サポート30A,30Bの、第2肉厚部42の両側壁に形成されたリブ49,49の外周には、略コ字状をなすと共に、軸部38の外周面から軸部38の内部空間に貫通しない深さで、第2溝部52,52がそれぞれ形成されている。
そのため、ブラケット10A,10Bに、サポート30A,30Bの軸部38を挿入するときに、第2肉厚部42の、第2溝部52,52が形成された部分が撓みやすくなり、ブラケット10A,10Bに対するサポート30A,30Bの挿入抵抗が小さくなり、スムーズに抜け止め保持させることができる。
また、リブ49の外周に第2溝部52を設けたので、ブラケット10A,10Bに変形や寸法バラツキ等により、図8の矢印Gに示すようにリブ49が押圧されても、軸部38の、第2溝部52を設けた薄肉部分は押圧されにくくなるため、ブラケット10A,10Bの変形や寸法バラツキ等による影響を抑制することができる。
更にこの実施形態においては、図3〜8に示すように、サポート30A,30Bの第1肉厚部41の、リブ状突部56,56の間、及び、リブ状突部57,57の間には、軸部38の周方向に沿って伸びる、第3溝部58がそれぞれ形成されている。
これによる作用効果は、次の通りである。
すなわち、ブラケット10A,10Bに、サポート30A,30Bの軸部38を挿入していく際には、最後に第1肉厚部41がブラケット10A,10B内に挿入されることになり、ブラケット10A,10Bの下端部側の内周に対して、上端部側の内周の円筒度や同軸度にバラツキがある場合や、軸部38がブラケット10A,10Bに対して傾いて挿入されたりした場合には、ブラケット10A,10Bの固定面11の両角部14,14や、その反対側の円弧状部15,15に、サポート30A,30Bのリブ状突部57,57や、リブ状突部56,56が強く押圧されることとなる(図9参照)。
このような場合でも、この実施形態においては、軸部38の周方向に沿って伸びる、第3溝部58が設けられているので、リブ状突部57やリブ状突部56は強く押圧されるものの(図9の矢印H参照)、軸部38の、第3溝部58を設けた薄肉部分は押圧されにくくなるため、ブラケット10A,10Bの変形や寸法バラツキ等による影響を抑制することができる。
1 車両シートの背もたれ
3 シートバックフレーム
5 ヘッドレスト
7A,7B ステー
10A,10B ブラケット
11 固定面
13 反対面
15 円弧状部
30A,30B サポート
31 頭部
32 挿入口
38 軸部
40 抜け止め爪
40a 係合面
41 第1肉厚部
42 第2肉厚部
43 壁部
45 第1溝部(溝部)
46,47 側壁

Claims (4)

  1. 車両シートのシートバックフレームに固定され、円弧状部を有する断面形状からなる筒状をなした一対のブラケットと、該一対のブラケットに挿入されて保持されると共に、ヘッドレストから延設された一対のステーがスライド可能に挿入されて、該一対のステーを支持する一対のサポートとを有するヘッドレストの支持装置であって、
    前記サポートは、前記ステーの挿入口を有する頭部と、該頭部に連結されて前記ブラケットに挿入される筒状の軸部と、前記ブラケットに係合して抜け止めする、撓み可能な抜け止め爪とを有しており、
    前記軸部には、前記頭部側に、前記ブラケットの上端部内周に適合する第1肉厚部が設けられ、該第1肉厚部から所定長さ離れた位置に、前記ブラケットの下端部内周に適合する第2肉厚部が設けられており、
    前記第2肉厚部は、前記ブラケットの円弧状部の内周に適合する、曲面状をなした側部を有しており、この側部に、前記軸部の軸方向に沿って伸びる溝部が形成されており、
    前記溝部は、前記第2肉厚部の外周面から、前記軸部の内部空間に貫通しない深さで形成され、
    前記第2肉厚部の、前記軸部の軸方向に垂直な断面において、前記溝部の開口は、前記ブラケットの円弧状部に位置し、かつ、該断面における前記溝部の両側壁の、少なくとも一方の延出方向が、前記円弧状部の法線に交差するように形成されており、
    前記サポートが前記ブラケットに挿入された状態で、前記第2肉厚部の前記側部が、前記ブラケットの前記円弧状部の内周に当接し、前記溝部の開口が、前記ブラケットの前記円弧状部の周方向に沿って潰れるように変形することを特徴とするヘッドレストの支持装置。
  2. 前記溝部の開口は、前記第2肉厚部の軸心に対して、前記ブラケットの、シートバックフレームへの固定面とは、反対側に位置する壁部寄りに配置されている請求項1記載のヘッドレストの支持装置。
  3. 前記溝部の両側壁の少なくとも一方は、前記ブラケットの、シートバックフレームへの固定面に対して、平行となるように形成されている請求項2記載のヘッドレストの支持装置。
  4. 前記抜け止め爪は、前記ブラケットの下端側の開口周縁に係合する係合面を有しており、
    前記一対の溝部は、前記抜け止め爪の係合面よりも前記軸部の下端側から、前記係合面を越えて、前記軸部の上端側に伸びるように形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のヘッドレストの支持装置。
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