JP6418606B2 - パターン輪郭抽出装置、パターン輪郭抽出方法およびパターン輪郭抽出プログラム - Google Patents

パターン輪郭抽出装置、パターン輪郭抽出方法およびパターン輪郭抽出プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、パターン輪郭抽出装置、パターン輪郭抽出方法およびパターン輪郭抽出プログラムに関する。
近年、半導体集積回路は様々な構造を有するようになっている。このような構造を形成するためには、様々なパターンが処理基板上に配置される。従来、形成されたパターンを測定して数値化する際には、SEM(Scanning Electron Microscope)により測定した寸法値を用いていた。この場合、様々な形状を有するパターンを測定し数値化するには限界がある。そのため、撮像したSEM画像からパターンの輪郭を抽出し評価する手法が主体になりつつある。このように、抽出した輪郭を用いることによって、面積、位置ズレなどの2次元的指標を数値化できる。
輪郭を抽出して評価する手法では、輪郭の精度が非常に重要となる。輪郭の精度を上げるため、現状は多量な輪郭を取得し平均化している。しかし、多量の輪郭の取得のためには膨大な時間が必要となる。また、従来では、所望のプロセス条件で形成した輪郭のみを取得するものであった。
特許第5319931号公報
本発明の一つの実施形態は、少量のデータで所望のプロセス条件における輪郭を高精度で抽出することができるパターン輪郭抽出装置、パターン輪郭抽出方法およびパターン輪郭抽出プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、パターン輪郭抽出装置は、読み込み手段と、輪郭抽出手段と、重ね合わせ手段と、変動量算出手段と、対応情報算出手段と、輪郭算出手段と、を備える。前記読み込み手段は、プロセス条件を変えて形成されたパターンの画像データを読み込む。前記輪郭抽出手段は、それぞれの前記プロセス条件の前記画像データから前記パターンの輪郭を抽出する。前記重ね合わせ手段は、前記輪郭を重ね合わせる。前記変動量算出手段は、重ね合わせた複数の前記輪郭と交差する直線状の測定線を設定し、前記測定線上の測定点を基準とした、前記測定線と前記各輪郭との各交点の前記測定線上での変動量を算出する。前記対応情報算出手段は、前記プロセス条件と前記変動量との間の関係を示す変動量−プロセス条件対応情報を、前記測定線ごとに算出する。前記輪郭算出手段は、所望のプロセス条件に対応する前記測定点を基準とした前記測定線上での予測変動量を、前記変動量−プロセス条件対応情報から算出する。また、前記輪郭算出手段は、前記測定線上で前記測定点に前記予測変動量を加算した算出点を、前記測定線ごとに算出し、前記算出点間を結んだ予測輪郭を算出する。前記読み込み手段は、前記パターンの元となる設計デザインも読み込み、前記重ね合わせ手段は、前記輪郭と前記設計デザインとを重ね合わせる。前記変動量算出手段は、前記設計デザインの重心位置を始点とする直線状の測定線を複数設定し、前記測定線と前記設計デザインとの交点を前記測定点とする。
図1は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出装置を含むパターン輪郭抽出システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を示すフローチャートである。 図3は、処理基板のパターン形成の一例を示す上面図である。 図4−1は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を説明する図である(その1)。 図4−2は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を説明する図である(その2)。 図5は、変動量−プロセス条件対応情報の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の他の例を説明する図である。 図7は、変動量−プロセス条件対応情報の一例を示す図である。 図8は、第2の実施形態によるパターン輪郭抽出システムの構成の一例を示すブロック図である。 図9は、第2の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を示すフローチャートである。 図10−1は、第2の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を説明する図である(その1)。 図10−2は、第2の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を説明する図である(その2)。 図11は、変動量−プロセス条件対応情報の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるパターン輪郭抽出装置、パターン輪郭抽出方法およびパターン輪郭抽出プログラムを詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出装置を含むパターン輪郭抽出システムの構成の一例を示すブロック図である。パターン輪郭抽出システムは、SEM10と、パターン輪郭抽出装置20と、を備える。
SEM10は、撮像部11と、記憶部12と、通信部13と、を有する。撮像部11は、処理基板上にリソグラフィ技術を用いて形成されたパターンを撮像する。処理基板上のパターンは、様々なプロセス条件で形成される。プロセス条件として、露光量(ドーズ)または焦点位置(フォーカス)を例示することができる。ここでは、露光量または焦点位置を変化させて形成された複数のパターンが処理基板上に形成されており、各パターンを撮像部11で撮像する。
記憶部12は、撮像部11で撮像された画像を記憶する。記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などの不揮発性記憶装置によって構成される。通信部13は、パターン輪郭抽出装置20との間で通信を行う。ここでは、通信部13は、記憶部12に記憶された画像をパターン輪郭抽出装置20へと送信する。
パターン輪郭抽出装置20は、通信部21と、入力部22と、表示部23と、メモリ24と、2次記憶部25と、制御部26と、がバス28を介して接続された構成を有する。パターン輪郭抽出装置20は、パターン輪郭抽出プログラムを実行可能なたとえばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置である。
通信部21は、SEM10から画像の受信処理を行う。入力部22は、パターン輪郭抽出装置20に対する指示などの入力を行う入力装置である。入力部22は、キーボード、マウスなどによって構成される。表示部23は、画像または映像を表示することができる表示装置である。表示部23として、液晶表示装置または有機EL(ElectroLuminescence)装置などを例示することができる。なお、入力部22と表示部23とは、タッチパネルで構成されてもよい。
メモリ24は、制御部26が制御に用いるデータおよびプログラムを一時的に記憶する。メモリ24として、各種のRAM(Random Access Memory)を用いることができる。
2次記憶部25は、パターン輪郭抽出装置20で実行されるパターン輪郭抽出プログラムを含むプログラム25a、SEM10から取得した画像データ25b、および後述する変動量−プロセス条件対応情報25cなどを記憶する。2次記憶部25として、HDDまたはSSDなどを例示することができる。
制御部26は、2次記憶部25に記憶されたプログラム25aをメモリ24に展開し、実行する。制御部26は、1個または複数個のCPU(Central Processing Unit)および周辺回路によって構成される。制御部26は、画像読込部261、輪郭抽出部262、輪郭重ね合わせ部263、基準輪郭データ設定部264、測定点設定部265、変動量算出部266、変動量−プロセス条件対応情報算出部267および輪郭算出部268を有する。
画像読込部261は、2次記憶部25に記憶された画像データ25bを読み込む。ここで、プロセス条件を変更して形成されたあるパターンに関する複数の画像データ25bが読み込まれる。たとえば、プロセス条件として露光量を振って得られた各パターンの画像データ25bが読み込まれる。画像データ25bの数が少ない場合には、所望のプロセス条件での輪郭を精度よく得ることができない。そのため、異なる5種類以上のプロセス条件で形成されたパターンの画像データ25bを用いることが望ましい。画像読込部261は、読み込み手段を構成する。
輪郭抽出部262は、読み込んだ画像データ25bから形成されたパターンの輪郭を抽出する。画像データからパターンの輪郭を抽出する処理は、公知であるので説明を省略する。輪郭抽出部262は、輪郭抽出手段を構成する。
輪郭重ね合わせ部263は、抽出された輪郭を重ね合わせる。たとえば、輪郭の重心位置を算出し、重心位置が一致するように複数の輪郭が重ね合わせられる。輪郭重ね合わせ部263は、重ね合わせ手段を構成する。
基準輪郭データ設定部264は、重ね合わせた輪郭のうち基準となる基準輪郭データを設定する。たとえば重ね合わせた輪郭を表示部23に表示し、ユーザが入力部22を介して選択した輪郭が基準輪郭データとして設定される。あるいは、複数の輪郭のうち、所定の位置にある輪郭が基準輪郭データとして機械的に設定されてもよい。
測定点設定部265は、測定点を基準輪郭データ上に設定する。測定点は、変動量を測定する際の基準位置となる。測定点設定部265は、基準輪郭データ上の所定の位置に、機械的に所定の数だけ測定点を設定してもよいし、ユーザが入力部22を介して選択した位置に測定点を設定してもよい。輪郭の精度を上げるため、設定する測定点の数は多ければ多いほどよい。
変動量算出部266は、基準輪郭データ上に設定された測定点を通る所定の直線が他の輪郭と交わる交点を求め、測定点と各交点との間の距離を変動量として算出する。第1の実施形態では、変動量算出部266は、基準輪郭データの測定点における接線を求め、さらに測定点での接線の垂線を求める。そして、変動量算出部266は、この垂線上での測定点を基準とした交点の距離を変動量として算出し、プロセス条件のパラメータに対応付けて記憶する。変動量算出部266は、この処理を各測定点について実施する。基準輪郭データ設定部264と、測定点設定部265と、変動量算出部266とは、変動量算出手段を構成する。
変動量−プロセス条件対応情報算出部267は、プロセス条件のパラメータと変動量との間の対応関係を示す変動量−プロセス条件対応情報25cを算出する。具体的には、横軸にプロセス条件のパラメータを取り、縦軸に変動量を取った座標系上に、ある垂線についてのプロセス条件のパラメータと変動量との組み合わせをプロットする。そして、最小二乗法によって、プロットした点の近似曲線を算出する。近似曲線を表す式が変動量−プロセス条件対応情報となる。変動量−プロセス条件対応情報算出部267は、算出した変動量−プロセス条件対応情報25cを2次記憶部25に垂線または測定点に対応付けて保存する。変動量−プロセス条件対応情報算出部267は、対応情報算出手段を構成する。
輪郭算出部268は、所望のプロセス条件における変動量を、変動量−プロセス条件対応情報25cを用いて垂線ごとに算出する。また、輪郭算出部268は、各垂線上で測定点に変動量を加算した予測位置を求め、予測位置間を結ぶことで予測輪郭を算出する。そして、輪郭算出部268は、算出した予測輪郭を表示部23に表示する。輪郭算出部268は、輪郭算出手段を構成する。
つぎに、このような構成のパターン輪郭抽出システムでのパターン輪郭抽出方法について説明する。図2は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を示すフローチャートである。また、図3は、処理基板のパターン形成の一例を示す上面図であり、図4−1と図4−2は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を説明する図であり、図5は、変動量−プロセス条件対応情報の一例を示す図である。
まず、処理基板上にプロセス条件のパラメータを振ったパターンを露光処理によって形成する(ステップS11)。図3に示されるように、処理基板に互いに直交するX軸とY軸とを設け、ショット領域をX軸方向とY軸方向とに沿って配置する。各ショット領域では、プロセス条件のパラメータを変化させている。この図の例では、X軸方向に焦点距離を変化させ、Y軸方向に露光量を変化させている。たとえば、X軸の位置が同じショット領域の列C1では、焦点距離が同じで、露光量がY軸正方向に向かって増大するような条件で露光処理が行われるパターンが形成される。また、Y軸の位置が同じショット領域の行R1では、露光量が同じで、焦点距離がX軸正方向に向かって増大するような条件で露光処理が行われるパターンが形成される。なお、処理基板上には、同じマスクを用いて、異なるプロセス条件で複数のパターンが形成される。
ついで、SEM10の撮像部11で処理基板上に形成されたパターンを撮像する(ステップS12)。撮像部11で撮像された画像データは、記憶部12に記憶される。また、記憶部12に記憶された画像データは、SEM10の通信部13からパターン輪郭抽出装置20の通信部21へと送信され、2次記憶部25に格納される。
その後、パターン輪郭抽出装置20の画像読込部261は、2次記憶部25に格納された画像データ25bを読み込み、輪郭抽出部262は、画像データ25bから輪郭を抽出する(ステップS13)。また、輪郭重ね合わせ部263は、輪郭の重ね合わせを実施する(ステップS14)。輪郭の重ね合わせは、たとえば図4−1(a)に示されるように、取得した輪郭111〜115の重心位置を一致させて重ね合わせる。また、重ね合わせる輪郭111〜115は、たとえばあるパターンの設計デザイン110について、焦点距離を所定値とし、露光量を変化させて露光処理を行った場合に得られるパターンの輪郭である。なお、設計デザインの短径方向のサイズは、たとえば60nmである。
ついで、基準輪郭データ設定部264は、重ね合わせた複数の輪郭のうち、1つの輪郭を選択して基準輪郭データとする(ステップS15)。図4−1(b)に示されるように、ここでは、複数の輪郭111〜115のうち、輪郭113が基準輪郭データとして選択されたものとする。
その後、測定点設定部265は、基準輪郭データ上に測定点を設定する(ステップS16)。図4−1(c)に示されるように、基準輪郭データ113上に1つの測定点121を設定したものとする。
ついで、変動量算出部266は、基準輪郭データ上の測定点での接線を求め、さらに、この接線の測定点での垂線を引く(ステップS17)。図4−2(a)に示されるように、基準輪郭データ113の測定点121での接線131を引き、さらに接線131の測定点121での垂線141を引く。
また、変動量算出部266は、垂線上の基準輪郭データと他の輪郭との間の距離を変動量として算出する(ステップS18)。図4−2(a)を用いて具体的に説明すると、垂線141においては、垂線141と輪郭111,112,114,115との交点151−1〜151−4を求める。そして、垂線141上における測定点121と各交点151−1〜151−4との間の距離を求める。すなわち、垂線141上での測定点121を基準としたときの各交点151−1〜151−4の変動量を求める。この変動量は、測定点121または垂線141と対応付けられる。このとき、基準輪郭データ113から外部に向かう方向を正の方向とし、内部に向かう方向を負の方向とする。
その後、変動量−プロセス条件対応情報算出部267は、プロセス条件のパラメータに対する変動量をグラフ化する(ステップS19)。図5に示されるように、X軸にプロセス条件として露光量を取り、Y軸に変動量を取った座標系上に、ある垂線における露光量と変動量との間の関係をプロットする。図5(a)は、垂線141における露光量に対する変動量の様子をプロットした図である。
また、変動量−プロセス条件対応情報算出部267は、グラフ化されたプロセス条件のパラメータと変動量との間の関係を最小二乗法で近似した変動量−プロセス条件対応情報25cを算出する(ステップS20)。図5(a)に示されるように、露光量と変動量との間には相関関係があり、露光量と変動量との間の近似式を最小二乗法によって算出する。算出された変動量−プロセス条件対応情報25cは測定点121または垂線141と対応付けて2次記憶部25に記憶される。
ついで、測定点設定部265は、他の測定点を設定するかを判定する(ステップS21)。他の測定点を設定する場合(ステップS21でYesの場合)には、ステップS16に戻り、上記したステップS16〜S20の処理が実行される。
たとえば、図4−1(c)に示されるように測定点122を設定する。ついで、図4−2(a)に示されるように、基準輪郭データ113上の測定点122での接線132を引き、さらに接線132の測定点122での垂線142を引く。また、垂線142と各輪郭111,112,114,115との間の交点152−1〜152−4を求め、垂線142上における各交点152−1〜152−4の測定点122からの変動量を求める。この変動量は、測定点122または垂線142と対応付けられる。その後、図5(b)に示されるように、垂線142における露光量に対する変動量の様子をプロットし、最小二乗法によって垂線142における変動量−プロセス条件対応情報25cを算出する。
なお、図4−1(c)と図4−2(a)では、2つの測定点121,122しか示されていないが、実際には5つ以上の測定点が設定される。そして、各測定点に対して、上述した処理が実行される。
ステップS21で他の測定点を設定しない場合(ステップS21でNoの場合)には、輪郭算出部268は、所望の設計パターンを得るためのプロセス条件を取得する(ステップS22)。また、輪郭算出部268は、各測定点の変動量−プロセス条件対応情報25cを用いて、取得したプロセス条件に対応する変動量を測定点(垂線)ごとに取得する(ステップS23)。
たとえば、垂線141では、図5(a)に示されるように、基準輪郭データ113に対応する露光量がa1であり、その時の変動量がr1であるとする。所望の露光量がa2である場合には、対応する変動量は、変動量−プロセス条件対応情報25cからr2となる。その結果、所望の露光量a2における変動量はr2−r1となる。
また、垂線142では、図5(b)に示されるように、基準輪郭データ113に対応する露光量がa1であり、その時の変動量がr3であるとする。所望の露光量がa2である場合には、対応する変動量は、変動量−プロセス条件対応情報25cからr4となる。その結果、所望の露光量a2における変動量はr4−r3となる。このように、所望の露光量a2における各垂線上での変動量を算出する。
その後、輪郭算出部268は、各測定点を通る垂線上で、取得した変動量分だけ基準輪郭データ(測定点)から離れた位置を算出点として求める(ステップS24)。たとえば、図4−2(b)に示されるように、基準輪郭データ113の各垂線141,142の測定点121,122からステップS23で求めた変動量を加算する。垂線141では、測定点121から外側に向けて変動量r2−r1を加算した算出点161を求める。また、垂線142では、測定点122から外側に向けて変動量r4−r3を加算した算出点162を求める。さらに、図示しないが他の垂線についても同様に算出点を求める。
そして、輪郭算出部268は、ステップS24で求めた算出点を結び、所望のプロセス条件下での予測輪郭を算出する(ステップS25)。たとえば、図4−2(b)に示されるように、算出点161,162間を結び予測輪郭160を算出する。なお、上記した説明でわかるように、測定点(垂線)を多数設定することで、予測輪郭160の形状の精度が高くなる。しかし、測定点(垂線)を多数設定することで、演算時間が長くなる。そのため、演算時間が現実的な時間となる範囲で測定点(垂線)の点数を設定することが望ましい。以上によって、処理が終了する。
図4−1〜図5では、楕円状の開口パターンを例に挙げた。しかし、配線パターンに対しても第1の実施形態を適用することができる。図6は、第1の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の他の例を説明する図であり、図7は、変動量−プロセス条件対応情報の一例を示す図である。
設計デザイン210を形成するためのパターンに対して、焦点距離を所定値にした状態で、露光量を振って露光処理を行って処理基板上に配線パターンを形成したものとする。形成した配線パターンをSEM10で撮像し、パターン輪郭抽出装置20で輪郭を抽出する。そして、図6(a)に示されるように、複数の輪郭211〜215を重ね合わせる。ここでは、輪郭213が基準輪郭データとして設定される。
また、基準輪郭データ213上に測定点221,222が設定され、各測定点221,222での接線231,232に対する垂線241,242が引かれる。垂線241と各輪郭211,212,214,215との交点251−1〜251−4が求められ、測定点221を基準とした交点251−1〜251−4の変動量が求められる。垂線242でも同様にして、垂線242と各輪郭211,212,214,215との交点252−1〜252−4が求められ、測定点222を基準とした交点252−1〜252−4の変動量が求められる。
その後、図7に示されるように、各垂線241,242について、露光量と変動量との間の関係をプロットし、両者の関係を示す変動量−プロセス条件対応情報25cを最小二乗法によって算出する。さらに、所望の露光量について、基準輪郭データ213を基準にした輪郭の変動量を算出する。たとえば、垂線241では、図7(a)に示されるように、基準輪郭データ213のときの露光量がa11であり、そのときの変動量がr11であるとすると、所望の露光量a12のときの変動量はr12となる。そして、基準輪郭データ213を基準としたときの変動量はr12−r11となる。また、垂線242では、図7(b)に示されるように、基準輪郭データ213のときの露光量がa11であり、そのときの変動量がr13であるとすると、所望の露光量a12のときの変動量はr14となる。そして、基準輪郭データ213を基準としたときの変動量はr14−r13となる。
その後、図6(b)に示されるように、基準輪郭データ213の各垂線241,242上で、測定点221,222にそれぞれ変動量r12−r11,r14−r13を加算した算出点271,272を算出する。そして、算出点271,272を結ぶことによって予測輪郭270が得られる。
なお、上記した説明では、プロセス条件として、焦点深度を固定して露光量を変化させたパターンについて輪郭を抽出する場合を示した。しかし、プロセス条件として、露光量を固定して焦点深度を変化させたパターンについて輪郭を抽出してもよい。
第1の実施形態では、プロセス条件を振って露光処理を行ったパターンから得られる輪郭を重ね合わせ、その中から基準輪郭データを設定する。基準輪郭データ上に測定点を設定し、測定点での接線に対する垂線を引く。その後、測定点を基準とした垂線と各輪郭との交点の変動量を測定し、各垂線におけるプロセス条件と変動量との間の関係を示す変動量−プロセス条件対応情報を算出する。また、各垂線について、所望のプロセス条件に対応する変動量を、変動量−プロセス条件対応情報から取得する。そして、各垂線上で、各測定点に各変動量を加算した算出点を算出し、算出点間を結ぶことによって予測輪郭を求めた。これによって、SEM10で撮像するパターンの点数が少なくても、所望のプロセス条件におけるパターンの輪郭の平均値(中央値)を高い精度で取得することができるという効果を有する。
また、従来の方法では、マスクに形成されたパターンを焦点深度と露光量とを変化させて転写したパターンを有する処理基板を多数用意し、各処理基板についてパターンを撮像し、輪郭を抽出する処理を行っていた。そのため、輪郭の抽出に多大の時間を要していた。しかし、第1の実施形態では、マスクに形成されたパターンを焦点深度と露光量とを変えて転写したパターンを有する処理基板を1枚用意すればよい。その結果、輪郭の抽出に要する時間を従来に比して短縮することができるという効果を有する。
また、従来の方法では、所望のパターンを得るためのプロセス条件でパターンを形成し、その際の輪郭のバラつきを取得するものである。そのため、別のプロセス条件でパターンを形成する場合には、別のプロセス条件で形成したパターンを多数用意する必要があった。しかし、第1の実施形態では、変動量−プロセス条件対応情報を求めているので、プロセス条件を変更したときの輪郭の変化を、新たなテストパターンの形成を行うことなく取得することができるという効果も有する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、測定点を通る所定の直線として、基準輪郭データ上の測定点での接線に対して垂直な垂線を用いた。これは一例であり、測定点を通る所定の直線は、別のものであってもよい。第2の実施形態では、測定点を通る所定の直線として、輪郭の重心を通る直線を用いる場合について説明する。
図8は、第2の実施形態によるパターン輪郭抽出システムの構成の一例を示すブロック図である。第2の実施形態によるパターン輪郭抽出システムの構成は、第1の実施形態の図1で説明したものと略同様であるので、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
パターン輪郭抽出装置20の2次記憶部25には、プログラム25a、画像データ25bおよび変動量−プロセス条件対応情報25cのほかに、設計デザイン25dが記憶される。設計デザイン25dは、撮像対象のパターンの基となるデザインデータである。
パターン輪郭抽出装置20の制御部26は、画像読込部261、輪郭抽出部262、輪郭重ね合わせ部263、放射線設定部269、変動量算出部266、変動量−プロセス条件対応情報算出部267、および輪郭算出部268を有する。
画像読込部261は、画像データ25bとともに設計デザイン25dを読み込む。輪郭重ね合わせ部263は、設計デザイン25dと、画像データ25bから抽出された輪郭と、を重ね合わせる。重ね合わせの方法として、たとえば、設計デザインの重心位置と輪郭の重心位置を算出し、重心位置が一致するように、設計デザインと複数の輪郭とを重ね合わせる。
放射線設定部269は、設計デザインの重心位置を中心に所定の本数の放射線を引く処理を行う。放射線の数は、ユーザによって入力部22を介して設定されたものでもよいし、予め定められたものであってもよい。
変動量算出部266は、放射線が設計デザインと交わる測定点と、放射線が輪郭と交わる交点と、を求め、測定点を基準とした各交点の変動量を算出する。変動量算出部266は、この処理を各放射線について実施する。放射線設定部269と変動量算出部266とは、変動量算出手段を構成する。
なお、これ以外の処理部については、第1の実施形態で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
つぎに、このような構成のパターン輪郭抽出システムでのパターン輪郭抽出方法について説明する。図9は、第2の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を示すフローチャートである。また、図10−1〜図10−2は、第2の実施形態によるパターン輪郭抽出方法の手順の一例を説明する図であり、図11は、変動量−プロセス条件対応情報の一例を示す図である。
まず、第1の実施形態の図2のステップ11〜S12と同様に、処理基板上にプロセス条件のパラメータを振ったパターンを露光処理によって形成し、SEM10でパターンの画像データを撮像する(ステップS31〜S32)。画像データは、SEM10からパターン輪郭抽出装置20へと送信され、2次記憶部25に記憶される。
ついで、パターン輪郭抽出装置20の画像読込部261は、2次記憶部25に格納された画像データ25bと設計デザイン25dとを読み込み、輪郭抽出部262は、画像データ25bから輪郭を抽出する(ステップS33)。また、輪郭重ね合わせ部263は、設計デザイン25dと、抽出した輪郭の重ね合わせを実施する(ステップS34)。設計デザインと輪郭の重ね合わせは、たとえば図10−1(a)に示されるように、設計デザイン310の重心位置と、輪郭311〜315の重心位置と、を一致させて重ね合わせる。
その後、放射線設定部269は、設計デザインの重心位置から所定の本数の直線の放射線を引く(ステップS35)。図10−1(b)の例では、設計デザイン310の重心位置321を始点とした16本の直線状の放射線340が引かれる。
ついで、変動量算出部266は、1本の放射線を選択し(ステップS36)、選択した放射線上の設計デザインと輪郭との間の距離である変動量を算出する(ステップS37)。図10−2(a)に示されるように、放射線341が選択されたものとする。この場合には、放射線341と設計デザイン310との交点である測定点331と、放射線341と輪郭311〜315との交点351−1〜351−5と、が求められる。そして、測定点331を基準とした各交点351−1〜351−5の変動量を算出する。この変動量は、放射線341または測定点331と対応付けられる。また、このとき、設計デザイン310から外部に向かう方向を正の方向とし、内部(重心位置321)に向かう方向を負の方向とする。
その後、変動量−プロセス条件対応情報算出部267は、プロセス条件のパラメータに対する変動量をグラフ化する(ステップS38)。図11に示されるように、X軸にプロセス条件として露光量を取り、Y軸に変動量を取った座標系上に、露光量と変動量との間の関係をプロットする。図11(a)は、放射線341における露光量に対する変動量の様子をプロットした図である。
また、変動量−プロセス条件対応情報算出部267は、グラフ化された変動量とプロセス条件のパラメータとの間の関係を最小二乗法で近似した変動量−プロセス条件対応情報25cを算出する(ステップS39)。図11(a)に示されるように、露光量と変動量との間には相関関係があり、露光量と変動量との間の近似式を最小二乗法によって算出する。算出された変動量−プロセス条件対応情報25cは放射線341または測定点331と対応付けて2次記憶部25に記憶される。
ついで、変動量算出部266は、他の放射線があるかを判定する(ステップS40)。他の放射線がある場合(ステップS40でYesの場合)には、ステップS36に戻り、上記したステップS36〜S39の処理が実行される。
たとえば、図10−2(a)で、放射線342が選択されるものとする。この場合には、放射線342と設計デザイン310との交点である測定点332と、放射線342と輪郭311〜315との交点352−1〜352−5と、が求められる。そして、放射線342上での測定点332を基準とした各交点352−1〜352−5の変動量を算出する。この変動量は、放射線342または測定点332と対応付けられる。その後、図11(b)に示されるように、放射線342における露光量と変動量との間の関係がプロットされ、最小二乗法によって放射線342における変動量−プロセス条件対応情報25cが算出される。この処理が、全ての放射線について実行される。
ステップS40で他の放射線がない場合(ステップS40でNoの場合)には、輪郭算出部268は、所望の設計パターンを得るためのプロセス条件を取得する(ステップS41)。また、輪郭算出部268は、各測定点の変動量−プロセス条件対応情報25cを用いて、取得したプロセス条件に対応する変動量を測定点ごとまたは放射線ごとに取得する(ステップS42)。
たとえば、放射線341では、図11(a)に示されるように、設計デザイン310に対応する露光量がa21であり、その時の変動量がr21であるとする。所望の露光量がa22である場合には、対応する変動量は、変動量−プロセス条件対応情報25cからr22となる。その結果、所望の露光量a22における測定点331を基準とした変動量はr22−r21となる。
また、放射線342では、図11(b)に示されるように、設計デザイン310に対応する露光量がa21であり、その時の変動量がr23であるとする。所望の露光量がa22である場合には、対応する変動量は、変動量−プロセス条件対応情報25cからr24となる。その結果、所望の露光量a22における測定点332を基準とした変動量はr24−r23となる。このように、所望の露光量a22における各放射線上での変動量を算出する。
その後、輪郭算出部268は、各測定点を通る放射線上で、取得した変動量分だけ設計デザイン310(測定点)から離れた位置を算出点として求める(ステップS43)。たとえば、図10−2(b)に示されるように、各放射線341,342上で測定点331,332からステップS42で求めた変動量を加算する。放射線341では、測定点331から外側に向けて変動量r22−r21を加算した算出点361を求める。また、放射線342では、測定点332から外側に向けて変動量r24−r23を加算した算出点362を求める。さらに、図示しないが他の放射線についても同様に算出点を求める。
そして、輪郭算出部268は、ステップS43で求めた算出点間を結び、所望のプロセス条件下での予測輪郭を算出する(ステップS44)。たとえば、図10−2(b)に示されるように、算出点361,362間を結び予測輪郭360を算出する。なお、上記した説明でわかるように、放射線を多数設定することで、予測輪郭360の形状の精度が高くなる。しかし、放射線を多数設定することで、演算時間が長くなる。そのため、演算時間が現実的な時間となる範囲で放射線の点数を設定することが望ましい。以上によって、処理が終了する。
第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記した説明では、SEM10の記憶部12に記憶された画像をパターン輪郭抽出装置20へと通信部13を介して送信する場合を示した。しかし、これは一例であり、たとえばSEM10の記憶部12を取り外し可能な記憶媒体で構成し、SEM10での撮像処理が終了した後、SEM10から記憶媒体を取り外し、パターン輪郭抽出装置20へと装着し、記憶媒体中の画像を読み出す構成としてもよい。取り外し可能な記憶媒体として、メモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリなどを例示することができる。
また、上記したパターン輪郭抽出方法は、プログラムとして提供される。このプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、上記したパターン輪郭抽出方法を実行するプログラムを、インターネット等のネットワークに接続された情報処理装置上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。さらに、上記したパターン輪郭抽出方法を実行するプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
パターン輪郭抽出装置20で、パターン輪郭抽出方法が記述されたプログラムをメモリ24であるRAMに展開し、制御部26であるCPUがこのプログラムを実行することによって、図2と図9とで説明したパターン輪郭抽出方法が実行される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 SEM、11 撮像部、12 記憶部、13,21 通信部、20 パターン輪郭抽出装置、22 入力部、23 表示部、24 メモリ、25 2次記憶部、25a プログラム、25b 画像データ、25c 変動量−プロセス条件対応情報、25d 設計デザイン、26 制御部、28 バス、261 画像読込部、262 輪郭抽出部、263 輪郭重ね合わせ部、264 基準輪郭データ設定部、265 測定点設定部、266 変動量算出部、267 変動量−プロセス条件対応情報算出部、268 輪郭算出部、269 放射線設定部。

Claims (3)

  1. プロセス条件を変えて形成されたパターンの画像データを読み込む読み込み手段と、
    それぞれの前記プロセス条件の前記画像データから前記パターンの輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、
    前記輪郭を重ね合わせる重ね合わせ手段と、
    重ね合わせた複数の前記輪郭と交差する直線状の測定線を設定し、前記測定線上の測定点を基準とした、前記測定線と前記各輪郭との各交点の前記測定線上での変動量を算出する変動量算出手段と、
    前記プロセス条件と前記変動量との間の関係を示す変動量−プロセス条件対応情報を、前記測定線ごとに算出する対応情報算出手段と、
    所望のプロセス条件に対応する前記測定点を基準とした前記測定線上での予測変動量を、前記変動量−プロセス条件対応情報から算出し、前記測定線上で前記測定点に前記予測変動量を加算した算出点を、前記測定線ごとに算出し、前記算出点間を結んだ予測輪郭を算出する輪郭算出手段と、
    を備え
    前記読み込み手段は、前記パターンの元となる設計デザインも読み込み、
    前記重ね合わせ手段は、前記輪郭と前記設計デザインとを重ね合わせ、
    前記変動量算出手段は、前記設計デザインの重心位置を始点とする直線状の測定線を複数設定し、前記測定線と前記設計デザインとの交点を前記測定点とするパターン輪郭抽出装置。
  2. プロセス条件を変えて形成されたパターンの画像データを読み込む読み込み工程と、
    それぞれの前記プロセス条件の前記画像データから前記パターンの輪郭を抽出する輪郭抽出工程と、
    前記輪郭を重ね合わせる輪郭重ね合わせ工程と、
    重ね合わせた複数の前記輪郭と交差する直線状の測定線を設定する測定線設定工程と、
    前記測定線上の測定点を基準とした、前記測定線と前記各輪郭との各交点の前記測定線上での変動量を算出する変動量算出工程と、
    前記プロセス条件と前記変動量との間の関係を示す変動量−プロセス条件対応情報を、前記測定線ごとに算出する対応情報算出工程と、
    所望のプロセス条件に対応する前記測定点を基準とした前記測定線上での予測変動量を、前記変動量−プロセス条件対応情報から算出する予測変動量算出工程と、
    前記測定線上で前記測定点に前記予測変動量を加算した算出点を、前記測定線ごとに算出する算出点算出工程と、
    前記算出点間を結んだ予測輪郭を算出する輪郭算出工程と、
    を含み、
    前記読み込み工程では、前記パターンの元となる設計デザインも読み込み、
    前記重ね合わせ工程では、前記輪郭と前記設計デザインとを重ね合わせ、
    前記変動量算出工程では、前記設計デザインの重心位置を始点とする直線状の測定線を複数設定し、前記測定線と前記設計デザインとの交点を前記測定点とするパターン輪郭抽出方法。
  3. リソグラフィ処理で得られるパターンの予測輪郭を算出するパターン輪郭抽出プログラムであって、コンピュータに、
    プロセス条件を変えて形成された前記パターンの画像データを読み込む読み込み手順と、
    それぞれの前記プロセス条件の前記画像データから前記パターンの輪郭を抽出する輪郭抽出手順と、
    前記輪郭を重ね合わせる輪郭重ね合わせ手順と、
    重ね合わせた複数の前記輪郭と交差する直線状の測定線を設定する測定線設定手順と、
    前記測定線上の測定点を基準とした、前記測定線と前記各輪郭との各交点の前記測定線上での変動量を算出する変動量算出手順と、
    前記プロセス条件と前記変動量との間の関係を示す変動量−プロセス条件対応情報を、前記測定線ごとに算出する対応情報算出手順と、
    所望のプロセス条件に対応する前記測定点を基準とした前記測定線上での予測変動量を、前記変動量−プロセス条件対応情報から算出する予測変動量算出手順と、
    前記測定線上で前記測定点に前記予測変動量を加算した算出点を、前記測定線ごとに算出する算出点算出手順と、
    前記算出点間を結んだ予測輪郭を算出する輪郭算出手順と、
    を実行させ
    前記読み込み手順では、前記パターンの元となる設計デザインも読み込み、
    前記重ね合わせ手順では、前記輪郭と前記設計デザインとを重ね合わせ、
    前記変動量算出手順では、前記設計デザインの重心位置を始点とする直線状の測定線を複数設定し、前記測定線と前記設計デザインとの交点を前記測定点とするパターン輪郭抽出プログラム。
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