JP6417155B2 - 蓄熱タンクを備えた熱源設備及びその運転制御方法 - Google Patents
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Description
前記第1バイパスの中間に蓄熱タンクを設け、蓄熱タンクの上流側に第1三方制御弁を設けるとともに、この第1三方制御弁と蓄熱タンクの下流側とを繋ぐ第2バイパスを設け、かつ前記蓄熱タンクに流入する熱媒の温度を計測するための温度計を設け、前記蓄熱タンクは、2槽の蓄熱タンクを備え、これら2槽のタンク間に流路方向制御弁を備えることにより前記2槽のタンクを直列接続とする場合と並列接続とする場合とに切替え可能としてあることを特徴とする蓄熱タンクを備えた熱源設備が提供される。
前記熱源設備を構成する熱源機器やポンプなどの補機類の特性を予め得ておき、外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別の負荷率qとCOP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係を外気又は冷却水温度及び熱源機器出口温度別に近似式又は表として得ておく事前準備手順と、
通常運転時に下記条件1又は条件2が成立するかどうかを一定時間毎に判定を行う蓄放熱条件判定手順と、
条件1:熱源機器から前記第1バイパスを巡る一次側流量Q1が前記外部負荷機器を巡る二次側流量Q2よりも大きい。
条件2:事前準備手順で得た近似式又は表に基づいて、外部負荷機器が要求する負荷率qよりも高い負荷率でCOP比率が極大となる負荷率qNが存在する。
前記条件1が成立している場合は下記蓄熱運転ケース1を行い、前記条件2が成立している場合は下記蓄熱運転ケース2を行う蓄熱運転手順と、
蓄熱運転ケース1:前記熱源機器を予め設定した蓄熱時出口温度設定温度で運転するとともに、前記第1三方制御弁によりバイパス流量の全量が蓄熱タンクに流れ込むようにし、第1バイパスを流れる熱媒の熱を前記蓄熱タンクに蓄熱する蓄熱運転。
蓄熱運転ケース2:前記熱源機器を予め設定した蓄熱時出口温度設定温度で運転するとともに、前記第1三方制御弁によりバイパス流量の全量が蓄熱タンクに流れ込むようにし、かつ外部負荷機器が要求する負荷率qよりも高い負荷率でCOP比率が極大となる負荷率qNを運転ポイントとするとともに、前記事前準備手順で得た近似式又は表を使って求めた負荷率qN時にCOP比率が最大となる運転台数で運転し、第1バイパスを流れる熱媒の熱を前記蓄熱タンクに蓄熱する蓄熱運転。
前記蓄熱運転手順により蓄熱タンクに熱媒の熱が満蓄されたならば、前記事前準備手順で得た近似式又は表を使って、蓄熱時の運転台数よりも少なく、外部負荷機側が要求する負荷率qよりも低い負荷率でCOP比率が極大となる負荷率qNが存在するかどうかを探索し、この負荷率qNがない場合は、熱源機器を全台数停止し、還りヘッダから送りヘッダへ向かうバイパス流を発生させることにより前記蓄熱タンクからの放熱を行い、前記負荷率qNがある場合は、該負荷率qNで、前記事前準備手順で得た近似式又は表を使って、負荷率qN時にCOP比率が最大となる運転台数とし、かつ熱源機器は予め設定した放熱時熱源機器出口設定温度で運転を行い、還りヘッダから送りヘッダへ向かうバイパス流を発生させることにより前記蓄熱タンクからの放熱を行う放熱運転手順とを有し、
以降は、前記蓄放熱条件判定手順の判定結果に従い、前記蓄熱運転手順と、前記放熱運転手順とを繰り返し行うことを特徴とする蓄熱タンクを備えた熱源設備の運転制御方法が提供される。
前記蓄熱運転及び放熱運転時の熱源機器をCOP比率が極大点となる負荷率qNで運転するためには、一次ポンプの運転周波数を変えることにより熱源機器に通水する流量を変化させ、それでも負荷率が維持できない場合には前記第2三方制御弁の第3バイパスを開く制御を行う請求項3、4いずれかに記載の蓄熱タンクを備えた熱源設備の運転制御方法が提供される。
熱源設備1を構成する熱源機器21〜23やポンプ31〜33、5などの補機類の特性を予め得ておき、外気または冷却水温度、熱源機器出口温度、熱負荷(負荷流量と水往き還り温度から算出)、熱源機器運転台数の条件を振って熱源システムCOPを計算し、負荷率qとCOP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係を外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別に近似式もしくは表として得ておく。
蓄放熱運転の実施許可判定は、以下のように行われる。
(1)下記条件1が成立すれば蓄熱運転ケース1が許可される。
(2)前記条件1が成立しなくても、下記条件2が成立すれば蓄熱運転ケース2が許可される。
(3)どちらの条件も成立しない場合には通常運転となる。
前記《事前準備手順》で得た外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別の負荷率qと、COP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係に、流量計12、温度計9(送り温度)、温度計10(還り温度)で計測した値で算出した外部負荷機器7(空調機)側が要求する負荷率qと外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度をあてはめ、このときのCOP比率(COP_(0))を算出する。また、探索回数Nの値を初期値0に設定する。
探索回数N回の負荷率q_N時のCOP比率(COP_(N))と、探索回数N回の負荷率q_N時のCOP比率が最高となる運転台数を、前記《事前準備手順》で得た外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別の負荷率qと、COP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係から算出する。
探索回数0回時のCOP比率(COP_(0))と探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))との比較を行い、探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))が探索回数0回時のCOP比率(COP_(0))よりα大きい場合には、次の処理を行う。それ以外の場合は、“探索回数N回の負荷率q_Nを算出”の処理に戻る。なお、前記αは下記(2)式で定義される。
探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))と探索回数N-1回時のCOP比率(COP_(N-1))との比較を行い、探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))が探索回数N-1回時のCOP比率(COP_(N-1))より小さい場合には、条件2成立とする。また、探索回数N-1回目の負荷率q_N-1を空調機側が要求する負荷率qよりも高い負荷率で、COP比率が極大となる負荷率qNと定義して処理を終了する。それ以外の場合は、次の処理を行う。
探索回数N回時の負荷率q_Nが負荷率上限以上の場合には、条件2成立とする。また、探索回数N回目の負荷率q_Nを空調機側が要求する負荷率qよりも高い負荷率で、COP比率が極大となる負荷率qNと定義して、処理を終了する。それ以外の場合は、“探索回数N回の負荷率q_Nを算出”の処理に戻る。負荷率上限は、90%程度が良い。この処理は、非インバータ駆動熱源機器の場合を考慮したものである。
蓄熱運転は、前記条件1で許可された場合と、条件2で許可された場合とで異なるため別々に説明する。
蓄熱運転ケース1:前記熱源機器31〜33を予め設定した後述の蓄熱時出口温度設定温度で運転するとともに、前記第1三方制御弁15によりバイパス流量の全量が蓄熱タンク14に流れ込むようにし、第1バイパス13を流れる熱媒の熱を前記蓄熱タンク14に蓄熱する。
蓄熱運転ケース2:前記熱源機器31〜33を後述の蓄熱時出口温度設定温度で運転するとともに、前記第1三方制御弁15によりバイパス流量の全量が蓄熱タンク14に流れ込むようにし、かつ外部負荷機器7が要求する負荷率qよりも高い負荷率でCOP比率が極大となる負荷率qNを運転ポイントとするとともに、前記《事前準備手順》で得た近似式又は表を使って求めた負荷率qN時にCOP比率が最大となる運転台数で運転し、第1バイパス13を流れる熱媒の熱を前記蓄熱タンク14に蓄熱する。
前記《蓄熱運転手順》により蓄熱タンクに熱媒の熱が満蓄されたならば、放熱運転手順に移行する。蓄熱タンク14が満蓄か否かは、蓄熱タンク14に内蔵された温度センサ23の温度が放熱時の熱源機器出口設定温度以下に達すると満蓄と判断され、放熱運転に移行する。
前記《事前準備手順》で得た外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別の負荷率qと、COP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係に、流量計12、温度計9(送り温度)、温度計10(還り温度)で計測した値で算出した外部負荷機器7(空調機)側が要求する負荷率qと外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度をあてはめ、このときのCOP比率(COP_(0))を算出する。また、探索回数Nの値を初期値0に設定する。
探索回数N回の負荷率q_N時のCOP比率(COP_(N))と探索回数N回の負荷率q_N時のCOP比率が最高となる運転台数を、前記《事前準備手順》で得た外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別の負荷率qと、COP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係から算出する。
探索回数N回の負荷率q_N時にCOP比率(COP_(N))が最高となる運転台数>蓄熱時の運転台数となるときには次の処理を行う。それ以外の場合は”(B)探索回数N回の負荷率q_Nを算出”の処理に戻る。
探索回数0回時のCOP比率(COP_(0))と探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))との比較を行い、探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))が探索回数0回時のCOP比率(COP_(0))よりα大きい場合には、次の処理を行う。それ以外の場合は、“(B)探索回数N回の負荷率q_Nを算出”の処理に戻る。なお、前記αは上記(2)式で定義される。
探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))と探索回数N-1回時のCOP比率(COP_(N-1))との比較を行い、探索回数N回時のCOP比率(COP_(N))が探索回数N-1回時のCOP比率(COP_(N-1))より小さい場合には、極大点ありとして、探索回数N-1の時の負荷率q_N-1をCOP比率が極大となる負荷率qNと定義し、処理を終了する。それ以外の場合は、「COP比率が極大となる負荷率qN」無しとし、“(B)探索回数N回の負荷率q_Nを算出”の処理に戻る。
空調機側が要求する負荷率qが、図22の領域A1にある場合には、外部負荷機器7(空調機)側が要求する負荷率qよりも低い負荷率で、COP比率が極大となる負荷率qNがない。この場合には熱源機器を全て停止する。
空調機側が要求する負荷率qが、図22の領域Cにある場合には、蓄熱時の運転台数よりも少ない台数で、空調機側が要求する負荷率qより低い領域B2にCOP比率が極大となる負荷率qNがある。この場合にCOP比率が極大となる負荷率qN、前記《事前準備手順》で得た外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別の負荷率qと、COP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係から求まる領域B2で最もCOP比率が高い運転台数2台、後述する温度制御で決定された放熱時の熱源機器出口設定温度で熱源機器31、32を運転する。
以降は、前記蓄放熱条件判定手順の判定結果に従い、前記蓄熱運転手順と、前記放熱運転手順とを繰り返し行うようにする。
放熱時の熱源機器出口設定温度は、設計時に決定される熱源システムとしての運用上の温度(例えば7℃)とする。
蓄熱時は、放熱時の熱源機器出口設定温度よりも温度を下げることで、放熱時間を延長し、熱源機器21〜23の運転台数を減少させることで、放熱時の消費エネルギーを削減できるが、蓄熱時には熱源機器出口設定温度を下げることで、熱源機器21〜23の単体COP比率が悪化し消費エネルギーが増加する。つまり、蓄熱時の熱源機器出口設定温度には適切な温度があり、それを決定する必要がある。
蓄熱及び放熱時の熱源システムをCOP比率が極大となる負荷率qNで運転するためには、図14に示すように一次ポンプ31〜33の運転周波数を変えることにより熱源機器21〜23に通水する流量を変化させ、それでも負荷率qNが維持できない場合には第2三方制御弁18のバイパス側を開くことにより、流量の一部を熱源機器21〜23の入口側に戻し、負荷率を下げる。
前述したように、本熱源設備1では前記蓄熱タンク14の流量を蓄熱または放熱切替時に予測し、蓄熱タンク14の流量に合わせて、直列または並列接続する機構を持たせている。
図21のCOP比率−負荷率特性を持つ熱源機器2台構成、年間冷房の条件で、従来の熱源設備50で運用した場合と本特許発明の熱源設備1で運用した場合の消費電力・年間積算消費電力の試算結果を図18に示す。図18に示すように年間積算消費電力が143Mwh、23%減少する。
Claims (5)
- 熱媒を冷却又は加熱する複数の熱源機器と、各熱源機器に応じて設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する一次ポンプと、前記熱源機器からの熱媒を集約する送りヘッダと、送りヘッダから熱媒を送る二次ポンプと、該二次ポンプからの熱媒を集約する二次ヘッダと、二次ヘッダから熱媒が供給される外部負荷機器と、外部負荷機器で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する還りヘッダと、熱媒の往き温度を計測する温度計と、熱媒の還り温度を計測する温度計と、熱媒の還り流量を計測する流量計と、前記送りヘッダと前記還りヘッダとを繋ぐ第1バイパスと、前記熱源機器の運転台数制御及び一次ポンプの運転制御を行う制御装置とを備えた熱源設備において、
前記第1バイパスの中間に蓄熱タンクを設け、蓄熱タンクの上流側に第1三方制御弁を設けるとともに、この第1三方制御弁と蓄熱タンクの下流側とを繋ぐ第2バイパスを設け、かつ前記蓄熱タンクに流入する熱媒の温度を計測するための温度計を設け、前記蓄熱タンクは、2槽の蓄熱タンクを備え、これら2槽のタンク間に流路方向制御弁を備えることにより前記2槽のタンクを直列接続とする場合と並列接続とする場合とに切替え可能としてあることを特徴とする蓄熱タンクを備えた熱源設備。 - 前記熱源機器の下流側に第2三方制御弁を設けるとともに、この第2三方制御弁と熱源機器の上流側とを繋ぐ第3バイパスを設けてある請求項1記載の蓄熱タンクを備えた熱源設備。
- 熱媒を冷却又は加熱する複数の熱源機器と、各熱源機器に応じて設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する一次ポンプと、前記熱源機器からの熱媒を集約する送りヘッダと、送りヘッダから熱媒を送る二次ポンプと、該二次ポンプからの熱媒を集約する二次ヘッダと、二次ヘッダから熱媒が供給される外部負荷機器と、外部負荷機器で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する還りヘッダと、熱媒の往き温度を計測する温度計と、熱媒の還り温度を計測する温度計と、熱媒の還り流量を計測する流量計と、前記送りヘッダと前記還りヘッダとを繋ぐ第1バイパスと、前記熱源機器の運転台数制御及び一次ポンプの運転制御を行う制御装置とを備え、前記第1バイパスの中間に蓄熱タンクを設け、蓄熱タンクの上流側に第1三方制御弁を設けるとともに、この第1三方制御弁と蓄熱タンクの下流側とを繋ぐ第2バイパスを設け、かつ前記蓄熱タンクに流入する熱媒の温度を計測するための温度計を設けた蓄熱タンクを備えた熱源設備の運転制御方法であって、
前記熱源設備を構成する熱源機器やポンプなどの補機類の特性を予め得ておき、外気または冷却水温度及び熱源機器出口温度別の負荷率qとCOP比率、負荷率q時にCOP比率が最大となる運転台数との関係を外気又は冷却水温度及び熱源機器出口温度別に近似式又は表として得ておく事前準備手順と、
通常運転時に下記条件1又は条件2が成立するかどうかを一定時間毎に判定を行う蓄放熱条件判定手順と、
条件1:熱源機器から前記第1バイパスを巡る一次側流量Q1が前記外部負荷機器を巡る二次側流量Q2よりも大きい。
条件2:事前準備手順で得た近似式又は表に基づいて、外部負荷機器が要求する負荷率qよりも高い負荷率でCOP比率が極大となる負荷率qNが存在する。
前記条件1が成立している場合は下記蓄熱運転ケース1を行い、前記条件2が成立している場合は下記蓄熱運転ケース2を行う蓄熱運転手順と、
蓄熱運転ケース1:前記熱源機器を予め設定した蓄熱時出口温度設定温度で運転するとともに、前記第1三方制御弁によりバイパス流量の全量が蓄熱タンクに流れ込むようにし、第1バイパスを流れる熱媒の熱を前記蓄熱タンクに蓄熱する蓄熱運転。
蓄熱運転ケース2:前記熱源機器を予め設定した蓄熱時出口温度設定温度で運転するとともに、前記第1三方制御弁によりバイパス流量の全量が蓄熱タンクに流れ込むようにし、かつ外部負荷機器が要求する負荷率qよりも高い負荷率でCOP比率が極大となる負荷率qNを運転ポイントとするとともに、前記事前準備手順で得た近似式又は表を使って求めた負荷率qN時にCOP比率が最大となる運転台数で運転し、第1バイパスを流れる熱媒の熱を前記蓄熱タンクに蓄熱する蓄熱運転。
前記蓄熱運転手順により蓄熱タンクに熱媒の熱が満蓄されたならば、前記事前準備手順で得た近似式又は表を使って、蓄熱時の運転台数よりも少なく、外部負荷機側が要求する負荷率qよりも低い負荷率でCOP比率が極大となる負荷率qNが存在するかどうかを探索し、この負荷率qNがない場合は、熱源機器を全台数停止し、還りヘッダから送りヘッダへ向かうバイパス流を発生させることにより前記蓄熱タンクからの放熱を行い、前記負荷率qNがある場合は、該負荷率qNで、前記事前準備手順で得た近似式又は表を使って、負荷率qN時にCOP比率が最大となる運転台数とし、かつ熱源機器は予め設定した放熱時熱源機器出口設定温度で運転を行い、還りヘッダから送りヘッダへ向かうバイパス流を発生させることにより前記蓄熱タンクからの放熱を行う放熱運転手順とを有し、
以降は、前記蓄放熱条件判定手順の判定結果に従い、前記蓄熱運転手順と、前記放熱運転手順とを繰り返し行うことを特徴とする蓄熱タンクを備えた熱源設備の運転制御方法。 - 前記蓄熱タンクを備えた熱源設備において、前記蓄熱タンクは、2槽の蓄熱タンクを備え、これら2槽のタンク間に流路方向制御弁を備えることにより前記2槽のタンクを直列接続とする場合と並列接続とする場合とに切替え可能としてあり、蓄熱タンクの流量が直列接続時の断面積で温度成層が形成できる流速以下である場合には前記流路方向制御弁により2槽のタンクを直列接続とし、蓄熱タンクの流量が直列接続時の断面積で温度成層が形成できる流速以上である場合には前記流路方向制御弁により2槽のタンクを並列接続とする請求項3記載の蓄熱タンクを備えた熱源設備の運転制御方法。
- 前記蓄熱タンクを備えた熱源設備において、前記熱源機器の下流側に第2三方制御弁を設けるとともに、この第2三方制御弁と熱源機器の上流側とを繋ぐ第3バイパスを設けてあり、
前記蓄熱運転及び放熱運転時の熱源機器をCOP比率が極大点となる負荷率qNで運転するためには、一次ポンプの運転周波数を変えることにより熱源機器に通水する流量を変化させ、それでも負荷率が維持できない場合には前記第2三方制御弁の第3バイパスを開く制御を行う請求項3、4いずれかに記載の蓄熱タンクを備えた熱源設備の運転制御方法。
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