JP6417069B1 - ヘルメット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘルメット10は、ベース12、前カバー14、後カバー16、頭頂カバー20を備え、使用状態から保管状態へと折り畳むことが可能となっている。ベース12は、着用者の頭部の側部全周を覆う環状に形成されている。前カバー14と後カバー16は、ベース12の内側に配置され、支軸50を中心にベース12に対して回転自在に支持される。頭頂カバー20は、ベース12の外側に配置され支軸50とは別の支軸を中心にベース12に対して回転自在に支持される。
【選択図】図1
Description
使用状態から保管状態へと折り畳み可能なヘルメットにおいて、
前頭部、左右の側頭部、及び、後頭部を覆う環状殻部材と、
頭頂部を覆う頭頂保護部を有し、前記環状殻部材の外側に配置されて左右の側頭部近傍に設けられた第1回転軸を中心に回動自在に設けられ、前記保管状態では前記頭頂保護部が前頭部近傍に位置し、前記使用状態では前記頭頂保護部が頭頂部近傍に位置するように回動される頭頂殻部材と、
頭頂部と前頭部との間の前側頭頂部を覆う前側頭頂保護部を有し、前記環状殻部材の内側に配置されて左右の側頭部近傍に設けられた第2回転軸を中心に回動自在に設けられ、前記保管状態では前記前側頭頂保護部が前頭部近傍に位置し、前記使用状態では前記前側頭頂保護部が前側頭頂部近傍に位置するように回動される前側頭頂殻部材と、
頭頂部と後頭部との間の後側頭頂部を覆う後側頭頂保護部を有し、前記環状殻部材の内側に配置されて前記第2回転軸を中心に回動自在に設けられ、前記保管状態では前記後側頭頂保護部が後頭部近傍に位置し、前記使用状態では前記後側頭頂保護部が後側頭頂部近傍に位置するように回動される後側頭頂殻部材と、
を備えたことを特徴としている。
ヘルメット10は、前後の長さが306.9mm、幅(左右の長さ)が242.9mm、すなわち、A4サイズの用紙を収納するA4ファイルのサイズと同等のサイズに形成されている。これにより、A4ファイルを収納する収納具(机の引き出しや本棚など)に収納して保管することができる。なお、ヘルメット10の高さ(上下の長さ)は、使用状態においては約158mm、保管状態においては約120mmとなっており、保管状態へと折り畳むことで、より小さな保管スペースで保管できる。
また、ベース12には、着用者の左右の側頭部(耳の上方)に対応する部位に、前後のカバー14、16を装着するための軸穴30が形成され、着用者の左右の側頭部(こめかみ部分)に対応する部位に、頭頂カバー20を装着するための軸穴40が形成されている。
また、前カバー14の左右方向の中央部分には、係止穴14cが設けられている。前カバー14は、使用状態においては、この係止穴14cに、後述する頭頂カバー20の係止爪20cが係合されることにより回転が規制される。
また、後カバー16の左右方向の中央部分には、係止穴16cが設けられている。後カバー16は、使用状態においては、この係止穴16cに、後述する頭頂カバー20の係止爪20dが係合されることにより回転が規制される。
さらに、後カバー16の左右方向の両側部には、段差16eが形成されており、前カバー14と後カバー16とが保管状態から使用状態へと回動された際に、段差16eが前カバー14の側縁部と当接し、前カバー14と後カバー16とのなす角が一定角度以下となることが防止されている。
このように、頭頂カバー20は、ベース12の外側に配置されるので、ベース12の内側に配置する構成と比較して、形状や厚みの自由度が向上し、より強度を向上させるために、形状を変更したり、補強用のリブを設けたり、厚みを厚くするなどが可能となる。特に、頭頂カバー20は、着用者の頭部の中でも重点的に保護すべき部位を保護する機能を有しているため、前述のように形状や厚みの自由度が向上可能な効果がより顕著となる。
なお、頭頂カバー20の左右方向中央部には、前述のように、使用状態において前カバー14の係止穴14cと係合することで前カバー14の回動を規制する係止爪20c、及び、使用状態において後カバー16の係止穴16cと係合することで後カバー16の回動を規制する係止爪20dが設けられている。
さらに、支軸60は、断面が略長方形状に形成され、断面の短辺の長さは、軸穴40の下部の長方形部分の幅よりも狭く(短く)、断面の長辺の長さは、軸穴40の下部の長方形部分の幅よりも広く(長く)形成されている。
これにより、支軸60(頭頂カバー20)は、図5(a)に示す保管状態においては、軸穴40の上部の円形部分を中心とした回転は許容されるものの、上下方向への移動は規制され、図5(b)、(c)に示す使用状態においては、上下方向への移動が許容される。そして、図5(b)の位置から図5(c)の位置まで支軸60(頭頂カバー20)下方に移動させることにより、支軸60(頭頂カバー20)の回転が規制され、頭頂カバー20に衝撃などが加えられた場合であっても頭頂部が露呈してしまうなどの問題を防止できる。
12 ベース(環状殻部材)
12a フック用開口
14 前カバー(前側頭頂殻部材)
14a、16a 軸受
14c、16c 係止穴
14b 前側保護部(前側頭頂保護部)
16 後カバー(後側頭頂殻部材)
16b 後側保護部(後側頭頂保護部)
16e 段差
20 頭頂カバー(頭頂殻部材)
20b 頭頂保護部
20c、20d 係止爪
30、40 軸穴
50 支軸(第2回転軸)
60 支軸(第1回転軸)
62 脱落防止部材
Claims (1)
- 使用状態から保管状態へと折り畳み可能なヘルメットにおいて、
一体成形された一の部材からなり、前頭部、左右の側頭部、及び、後頭部を覆う環状に形成され、前記使用状態と前記保管状態とで形状が共通の環状殻部材と、
頭頂部を覆う頭頂保護部を有し、前記環状殻部材の外側に配置されて左右の側頭部近傍に設けられた第1回転軸を中心に回動自在に設けられ、前記保管状態では前記頭頂保護部が前頭部近傍に位置し、前記使用状態では前記頭頂保護部が頭頂部近傍に位置するように回動される頭頂殻部材と、
頭頂部と前頭部との間の前側頭頂部を覆う前側頭頂保護部を有し、前記環状殻部材の内側に配置されて左右の側頭部近傍に設けられた第2回転軸を中心に回動自在に設けられ、前記保管状態では前記前側頭頂保護部が前頭部近傍に位置し、前記使用状態では前記前側頭頂保護部が前側頭頂部近傍に位置するように回動される前側頭頂殻部材と、
頭頂部と後頭部との間の後側頭頂部を覆う後側頭頂保護部を有し、前記環状殻部材の内側に配置されて前記第2回転軸を中心に回動自在に設けられ、前記保管状態では前記後側頭頂保護部が後頭部近傍に位置し、前記使用状態では前記後側頭頂保護部が後側頭頂部近傍に位置するように回動される後側頭頂殻部材と、
を備え、
前記頭頂殻部材は、前記使用状態において前記第1回転軸と直交する上下方向にスライド自在に設けられ、下方にスライドさせることにより前記第1回転軸を中心とした回動が規制されて前記頭頂保護部が頭頂部近傍に保持され、上方にスライドさせることにより前記規制が解除されて前記頭頂保護部の前頭部近傍への移動が許容されることを特徴とするヘルメット。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51135726U (ja) * | 1975-04-21 | 1976-11-02 | ||
JPS59163408A (ja) * | 1983-01-13 | 1984-09-14 | マリア・アスンシオン・エス・エスタデラ | 折りたたみ式ヘルメツト |
JP3151559U (ja) * | 2008-08-19 | 2009-07-02 | 佐藤 祐治 | 携帯に便利な実用的ヘルメット |
JP5908929B2 (ja) * | 2014-01-15 | 2016-04-26 | 株式会社谷沢製作所 | ヘルメット |
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2018
- 2018-06-25 JP JP2018119870A patent/JP6417069B1/ja active Active
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JPS51135726U (ja) * | 1975-04-21 | 1976-11-02 | ||
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JP5908929B2 (ja) * | 2014-01-15 | 2016-04-26 | 株式会社谷沢製作所 | ヘルメット |
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JP2020002480A (ja) | 2020-01-09 |
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