JP6415871B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本実施形態は、散乱線除去用のX線吸収体(グリッド)を備えるX線診断装置及びX線吸収体に関する。
従来、画像診断、血管内治療等の医療分野において、被検体の撮影部位に放射線(代表的には、X線)を照射して、撮影部位を透過した放射線の強度分布を検出し、撮影部位に関するX線画像を得るX線診断装置が広く利用されている。
X線診断装置では、X線検出器としてFPD(flat panel detector:平面検出器)などの固体検出器が使用されており、画素サイズが固定化される。そして、画質改善のためにX線検出器の前面には、散乱線除去用のグリッドが備えられる。グリッドには、複数の吸収板(吸収箔)が配置され、複数の吸収板における吸収板間隔は、X線検出器の画素サイズなどを考慮して決定される。一般には、グリッドラインとX線検出器の画素との干渉で生じるモアレ(干渉縞)がX線画像上に発生しないように、吸収板間隔が、X線検出器の画素サイズ以下となるようなグリッドが選択される。
前述のX線検出器(第1検出器)に加えて高精細のX線画像が得られるX線検出器(第2検出器)を組み合わせるX線診断装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このX線診断装置では、検査の目的などに応じて使用検出器をいずれかの検出器に切り替えることができる。そして、第2検出器の前面にも画素サイズ以下の吸収板間隔をもつグリッドが備えられる。第2検出器は第1検出器と比較して画素サイズが小さいので、第2検出器では、第1検出器で使用されるグリッドと比較して狭い吸収板間隔をもつグリッドが備えられる。
また、2段のグリッド要素を組み合わせたグリッドを使用するX線診断装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。このX線診断装置は、2段のグリッド要素のうち前段のグリッド要素を後段のグリッド要素に対して回転させる回転機構を有する。そして、グリッドは、撮影様式(縮小撮影又は拡大撮影)に応じて、前段のグリッド要素の吸収板と後段のグリッド要素の吸収板とがX線管のX線焦点を視点とする中心投影(透視投影)で直交する第1構造、又は、前段のグリッド要素の吸収板と後段のグリッド要素の吸収板とが当該中心投影で完全一致する第2構造に切り替えられる。
特開2008−229270号公報 特開2012−115560号公報
第2検出器などのX線検出器を用いてさらに高精細のX線画像が求められる場合、画素サイズがさらに小さくなることになる。その場合、X線画像上にモアレが発生しないようにするには画素サイズ以下の吸収板間隔をもつ高密度グリッドが必要となるが、そのようなグリッドは製造が技術的に困難であり、高価となる。
また、X線検出器からのデータの読み出し方式には、検出素子1個×1個の単位で読み出すノンビンニング方式や、検出素子2個×2個の単位で読み出すビンニング方式などの方式があり、検査の目的などに応じて読み出し方式が使い分けられている。しかしながら、従来技術では、X線検出器の実効的な画素サイズが読み出し方式により変化する一方で、X線検出器には単一の吸収板間隔をもつグリッドが使用されている。よって、従来技術では、X線検出器の画素サイズ(読み出し方式)に応じた最適な吸収板間隔をもつグリッドの選択はできない。また、画質向上のために画素サイズが小さくなれば、ノンビンニング方式に合わせた高密度グリッドが必要となるが、製造が技術的に困難であり、高価となるという問題がある。
本実施形態に係るX線診断装置は、上述した課題を解決するために、X線焦点からX線を発するX線源と、X方向及びY方向に2次元配列される複数の検出素子を備え、前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器の前面に備えられ、前記X方向に複数配置された吸収板をそれぞれ備える複数段のX線吸収体要素によって構成されるX線吸収体と、を備えるX線診断装置において、前記X線吸収体は、前記複数段のX線吸収体要素の各X線吸収体要素に配置される前記吸収板が、他のX線吸収体要素に配置される前記吸収板に対して、前記X線焦点を視点とする中心投影で前記X方向にずれた構造を有する。
本実施形態に係るX線吸収体は、上述した課題を解決するために、X方向及びY方向に2次元配列される複数の検出素子を備えるX線検出器の前面に備えられ、前記X方向に複数配置された吸収板をそれぞれ備える複数段のX線吸収体要素によって構成されるX線吸収体において、前記複数段のX線吸収体要素の各X線吸収体要素に配置される前記吸収板が、他のX線吸収体要素に配置される前記吸収板に対して、前記X線焦点を視点とする中心投影で前記X方向にずれた構造を有する。
第1実施形態に係るX線診断装置の構成を示す概略図。 従来のグリッドを示す、X線管のX線焦点を視点とする中心投影図。 従来のグリッド及び第2検出器を示す側面図。 従来のグリッドを示す、X線管のX線焦点を視点とする中心投影図。 従来のグリッド及び第2検出器を示す側面図。 第1実施形態に係るX線診断装置に備えられるグリッドの一例を示す、X線管のX線焦点を視点とする中心投影図。 第1実施形態に係るX線診断装置に備えられるグリッドの一例及び第2検出器を示す側面図。 第2実施形態に係るX線診断装置の構成を示す概略図。 第2実施形態に係るX線診断装置に備えられるグリッドの一例を示す、X線管のX線焦点を視点とする中心投影図。 第2実施形態に係るX線診断装置に備えられるグリッドの一例及び第2検出器を示す側面図。 第2実施形態に係るX線診断装置の機能を示すブロック図。
本実施形態に係るX線診断装置及びX線吸収体について、添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るX線診断装置の構成を示す概略図である。
図1は、第1実施形態に係るX線診断装置1を示す。X線診断装置1は、大きくは、X線発生部2、X線検出部3、機構部4、高電圧発生部5、Cアーム(支持部)6、天板(載置部)7、画像処理部8、表示部9、操作部10、記憶部11、IF(interface)12、及びシステム制御部13を備える。以下、図1に示すように、床置き式Cアーム(アンダーチューブタイプ)のみを備えるX線診断装置1を用いて説明する。なお、本発明に係るX線診断装置は、床置き式Cアームのみの他、天井走行式Ωアーム及び床置き式Cアームや、天井走行式Cアームのみ、天井走行式Ωアームのみを備えるX線診断装置であってもよい。また、本発明に係るX線診断装置は、オーバーチューブタイプのCアームを備えるX線診断装置であってもよい。
X線発生部2は、天板7上の被検体(撮影部位)Pに照射するX線を発生する装置である。X線発生部2は、X線源(X線管)21及びX線絞り器22を設ける。
X線管21は、高電圧発生部5から供給される高電圧を用いてX線を発生する。X線絞り器22は、X線管21が発生したX線の一部を遮蔽することによって照射野を制御する。なお、X線管21の前面に、X線管21によって発生されたX線の線質を調整する線質調整フィルタ(図示しない)を備えてもよい。
X線検出部3は、被検体Pを透過したX線を検出する装置である。X線検出部3は、第1検出器31、第2検出器32、グリッド33、ゲートドライバ34、電荷・電圧変換器35、及びA/D(analog to digital)変換器36を設ける。
第1検出器31は、被検体Pを透視・撮影する場合に通常用いられるFPDであり、複数の検出素子が2次元配列される。第2検出器32は、被検体Pを透視・撮影する場合に第1検出器31より前面に配置されるFPDであり、複数の検出素子が2次元配列される。第2検出器32は、小視野高精細のX線画像で病変部等を詳細観察する場合に用いられる。
グリッド33は、散乱線除去用に第2検出器32の前面に備えられ、複数段のグリッド要素を備える。なお、散乱線除去用に第1検出器31の前面にもグリッドが備えられるが、そのグリッドは、第2検出器32の前面のグリッド33と同一構造のものであってもよいし、従来のグリッドG(図2及び図3に図示)やグリッドF(図4及び図5に図示)と同一構造のものであってもよい。
ゲートドライバ34は、第1検出器31から電荷を取り出す。電荷・電圧変換器35は、第1検出器31によって検出された電荷を電圧に変換する。A/D変換器36は、電荷・電圧変換器35により変換された電圧をデジタル値に変換する。
機構部4は、検出器31,32、Cアーム6、及び天板7を移動させる装置である。機構部4は、検出器移動機構41、Cアーム移動機構42、及び天板移動機構43を設ける。
検出器移動機構41は、システム制御部13による制御の下、検出器31,32のスライド動を行なう。Cアーム移動機構42は、システム制御部13による制御の下、Cアーム6の回動・円弧動やスライド動を行なう。天板移動機構43は、システム制御部13による制御の下、天板7のスライド動を行なう。なお、図示しないが、機構部4は、X線絞り器22の絞り羽(図示しない)を移動させる装置でもある。
高電圧発生部5は、X線発生部2がX線の発生に必要とする高電圧を供給する装置である。高電圧発生部5は、X線制御部51及び高電圧発生器52を設ける。
X線制御部51は、システム制御部13の指示に基づいて高電圧の発生を制御してX線の発生を制御する。高電圧発生器52は、高電圧を発生する。
Cアーム6は、X線発生部2及び検出器31,32を保持するアームである。なお、X線診断装置1がCアーム6を備え、Cアーム6がX線発生部2及びX線検出部3を一体として動作させる構成を例にとって説明するが、その場合に限定されるものではない。例えば、X線診断装置1がCアーム6を備えずに、X線発生部2及びX線検出部3をそれぞれ独立して動作させる構成であってもよい。
天板7は、被検体Pを載置可能な構造を有する。
画像処理部8は、X線検出部3により生成された画像データを処理する処理部である。画像処理部8は、画像演算回路81及び画像データ記憶回路82を設ける。
画像演算回路81は、再構成演算やサブトラクション演算等を行なう。画像データ記憶回路82は、画像演算回路81によって生成された画像データを記憶する。
表示部9は、画像処理部8の画像データ記憶回路82に記憶された画像を表示する装置である。表示部9は、表示制御部91、モニタ92、及びポインティングデバイス93(図11に図示)を設ける。
表示制御部91は、モニタ92への表示を制御する。モニタ92は、X線画像(透視画像又は撮影画像)を表示する。
操作部10は、術者や助手等の操作者による操作を受け付けるスイッチ等を含むコンソールである。
記憶部11は、HDD(hard disk drive)やメモリによって構成される。
IF12は、パラレル接続仕様やシリアル接続仕様に合わせたコネクタによって構成される。IF12は、各規格に応じた通信制御を行ない、ネットワークNに接続することができる機能を有しており、これにより、X線診断装置1をネットワークN網に接続させる。
システム制御部13は、図示しないCPU(central processing unit)及びメモリを含んでいる。システム制御部13は、操作者による操作に基づいてX線診断装置1全体を制御する。
続いて、図2〜図7を用いて、第1実施形態に係るグリッド33の構造について説明する。
図2は、従来のグリッドGを示す、X線管21のX線焦点Fを視点とする中心投影図である。図3は、従来のグリッドG及び第2検出器32を示す側面図である。
図2及び図3に示すように、第2検出器32の検出面の2方向をX方向、Y方向とする。従来のグリッドGは、第2検出器32の前面に設けられる。グリッドGは、X方向に複数配置されるX線吸収体(吸収箔)Sを備える。また、X方向に複数配置されるX線吸収体Sは、X方向に検出素子m(m=2,3,4,…)個相当の間隔をもつ。図2及び図3は、X線吸収体Sが、X方向に検出素子2(m=2)個相当の間隔をもつ場合を示す。
また、図3に示すように、X方向に複数配置されるX線吸収体Sは、直接線の入射方向Rに応じた傾斜角度を有する。すなわち、X線吸収体Sは、Y方向を長手方向とし、直接線の入射方向Rを短手方向とする短冊形状を有する。
図2及び図3に示すグリッドGの構造においてさらに高精細のX線画像が求められる場合、X線画像上にモアレが発生しないようにするには画素サイズ以下(X方向における検出素子1個相当)の狭い吸収板間隔をもつグリッドが必要となる。しかしながら、そのような狭い吸収板間隔をもつグリッドは製造が技術的に困難であり、高価となる。
図4は、従来のグリッドHを示す、X線管21のX線焦点Fを視点とする中心投影図である。図5は、従来のグリッドH及び第2検出器32を示す側面図である。
図4及び図5に示すように、第2検出器32の検出面の2方向をX方向、Y方向とする。従来のグリッドHは、第2検出器32の前面に設けられる。グリッドHは、前段のグリッド要素H1と、後段のグリッド要素H2とによって構成される。
図4及び図5の各左側に示すように、グリッドHのグリッド要素H1,H2は、X方向に複数配置されるX線吸収体T1,T2をそれぞれ備える。また、図4及び図5の各左側に示すように、X方向に複数配置されるX線吸収体T1,T2はそれぞれ、X方向に検出素子m個相当の間隔をもつ。図4及び図5の各左側は、X線吸収体T1,T2がそれぞれ、X方向に検出素子2(m=2)個相当の間隔をもつ場合を示す。
また、図5の左側に示すように、X方向に複数配置されるX線吸収体T1,T2のそれぞれは、直接線の入射方向Rに応じた傾斜角度を有する。すなわち、X線吸収体T1,T2はそれぞれ、Y方向を長手方向とし、直接線の入射方向Rを短手方向とする短冊形状を有する。そして、図4及び図5の各左側は、グリッド要素H1の吸収板T1とグリッド要素H2の吸収板T2とがX線焦点Fを視点とする中心投影(投影投影)で完全一致する場合の、グリッドHの第1構造を示す。
図4及び図5の各左側に示すグリッドHの第1構造においてさらに高精細のX線画像が求められる場合、X線画像上にモアレが発生しないようにするには画素サイズ以下(X方向における検出素子1個相当)の狭い吸収板間隔をもつグリッドが必要となる。しかしながら、そのような狭い吸収板間隔をもつグリッドは製造が技術的に困難であり、高価となる。
次いで、回転機構(図示しない)を介して、図4及び図5の各左側に示すグリッドHの第1構造からグリッド要素H1を90度回転させると、グリッドHは、図4及び図5の各右側に示すような第2構造に遷移する。図4及び図5の各右側は、グリッドHの第1構造からグリッド要素H1を回転させた後の状態を示す。すなわち、図4及び図5の各右側に示すように、グリッドHは、グリッド要素H1の吸収板T1とグリッド要素H2の吸収板T2とがX線焦点Fを視点とする中心投影で直交する第2構造に遷移する。
なお、回転機構(図示しない)による図4及び図5に示す構造の切り替えは、撮影様式(縮小撮影又は拡大撮影)に応じて行なわれる。
図6は、第1実施形態に係るX線診断装置1に備えられるグリッド33の一例を示す、X線管21のX線焦点Fを視点とする中心投影図である。図7は、第1実施形態に係るX線診断装置1に備えられるグリッド33の一例及び第2検出器32を示す側面図である。
図6及び図7に示すように、第2検出器32の検出面の2方向をX方向、Y方向とする。グリッド33は、第2検出器32の前面に設けられる。グリッド33は、前段のグリッド要素331と、後段のグリッド要素332とによって構成される。
図6及び図7に示すように、グリッド33のグリッド要素331,332は、X方向に複数配置されるX線吸収体(吸収箔)U1,U2をそれぞれ備える。また、X方向に複数配置されるX線吸収体U1,U2はそれぞれ、X方向に検出素子m個相当の間隔をもつ。図6及び図7は、X線吸収体U1,U2がそれぞれ、X方向に検出素子2(m=2)個相当の間隔をもつ場合を示す。
また、図7に示すように、X方向に複数配置されるX線吸収体U1,U2はそれぞれ、直接線の入射方向Rに応じた傾斜角度を有する。すなわち、X線吸収体U1,U2はそれぞれ、Y方向を長手方向とし、直接線の入射方向Rを短手方向とする短冊形状を有する。そして、図6及び図7は、グリッド要素331の吸収板U1とグリッド要素332の吸収板U2とがX線焦点Fを視点とする中心投影でX方向にずれた(完全一致しない)場合の、グリッド33の構造を示す。
図6及び図7に示すグリッド33の構造において、吸収板U1の吸収板U2に対するずれ量は、第2検出器32の検出素子n(n=1,2,3,…、n<m)個分相当が望ましい。図6及び図7は、ずれ量が、第2検出器32の検出素子1(n=1<m=2)個分相当の場合を示す。また、直接線の透過率を考慮すると、吸収板U1及び吸収板U2の合計厚み(合計高さ)が、従来の吸収板S(図3に図示)の厚みに一致するように設定されることが好適である。
図6及び図7に示すグリッド33の構造によると、X線焦点Fを視点とする中心投影におけるグリッド33の吸収板間隔は、X線焦点Fを視点とする中心投影における吸収板U2(又は吸収板U1)の間隔の2倍になる。つまり、グリッド33の構造によると、X線画像上のモアレの発生を防ぐために1のグリッド要素の吸収板間隔が第2検出器32の画素サイズ以下とされる必要がなく、1のグリッド要素の吸収板間隔が第2検出器32の画素サイズの2倍以下で済むので、グリッド33の製造が容易である。そして、グリッド33の構造により、検出素子1個×1個のデータの読み出し(高精細のノンビンニング方式)が可能になる。
なお、図6及び図7では、グリッド33が2段のグリッド要素331,332を備える構造について説明したが、2段の場合に限定されるものではない。例えば、複数のX線吸収体U1,U2がそれぞれ、X方向における検出素子3(m=3)個相当の間隔をもつ場合、グリッド33は、3段のグリッド要素を備えることもできる。その場合、グリッド33は、第1のグリッド要素の吸収板が、第2のグリッド要素の吸収板に対してX線焦点を視点とする中心投影でX方向に検出素子1(n=1<m=3)個分相当ずれ、第2のグリッド要素の吸収板が、第3のグリッド要素の吸収板に対してX線焦点を視点とする中心投影でX方向に検出素子1(n=1<m=3)個分相当ずれた構造を有する。この場合、X線焦点を視点とする中心投影におけるグリッド33の吸収板間隔が、X線焦点を視点とする中心投影における第1、第2、第3のグリッド要素の吸収板の間隔の3倍になる。
第1実施形態に係るX線診断装置1によると、複数段のグリッド要素のうち第1のグリッド要素に配置される吸収板が、第2のグリッド要素に配置される吸収板に対して、X線焦点を視点とする中心投影でX方向にずれた構造を有する、製造が容易なグリッド33を用いて、高精細検出器で必要とされるグリッド相当の吸収板間隔を実現できる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るX線診断装置は、第1実施形態に係るX線診断装置と異なり、グリッドを構成する複数段のグリッド要素のうち少なくとも1がX方向にスライド(平行移動)可能な構造を有するものである。
図8は、第2実施形態に係るX線診断装置の構成を示す概略図である。
図8は、第2実施形態に係るX線診断装置1Aを示す。X線診断装置1Aは、大きくは、X線発生部2、X線検出部3A、機構部4A、高電圧発生部5、Cアーム6、天板7、画像処理部8、表示部9、操作部10、記憶部11、IF12、及びシステム制御部13Aを備える。以下、図8に示すように、床置き式Cアーム(アンダーチューブタイプ)のみを備えるX線診断装置1Aを用いて説明する。なお、本発明に係るX線診断装置は、床置き式Cアームのみの他、天井走行式Ωアーム及び床置き式Cアームや、天井走行式Cアームのみ、天井走行式Ωアームのみを備えるX線診断装置であってもよい。また、本発明に係るX線診断装置は、オーバーチューブタイプのCアームを備えるX線診断装置であってもよい。
なお、図8に示す第2実施形態に係るX線診断装置1Aにおいて、図1に示す第1実施形態に係るX線診断装置1と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
X線検出部3Aは、被検体Pを透過したX線を検出する装置である。X線検出部3Aは、第1検出器31、第2検出器32、グリッド33A、ゲートドライバ34、電荷・電圧変換器35、及びA/D(analog to digital)変換器36を設ける。グリッド33Aは、散乱線除去用に第2検出器32の前面に備えられ、複数段のグリッド要素を備える。
機構部4Aは、検出器31,32、Cアーム6、天板7、及びグリッド33Aを移動させる装置である。機構部4Aは、検出器移動機構41、Cアーム移動機構42、天板移動機構43、及びグリッド移動機構44を設ける。グリッド移動機構44は、システム制御部13Aによる制御の下、グリッド33Aの複数のグリッド要素331,332(図9及び図10に図示)のうち少なくとも1のスライド動を行なう。
システム制御部13Aは、図示しないCPU及びメモリを含んでいる。システム制御部13Aは、操作者による操作に基づいてX線診断装置1A全体を制御する。
図9は、第2実施形態に係るX線診断装置1Aに備えられるグリッド33Aの一例を示す、X線管21のX線焦点Fを視点とする中心投影図である。図10は、第2実施形態に係るX線診断装置1Aに備えられるグリッド33Aの一例及び第2検出器32を示す側面図である。
図9及び図10に示すように、第2検出器32の検出面の2方向をX方向、Y方向とする。グリッド33Aは、第2検出器32の前面に設けられる。グリッド33Aは、前段のグリッド要素331と、後段のグリッド要素332とによって構成される。
図9及び図10の各左側に示すように、グリッド33Aのグリッド要素331,332は、X方向に複数配置されるX線吸収体U1,U2をそれぞれ備える。また、X方向に複数配置されるX線吸収体U1,U2はそれぞれ、X方向に検出素子m個相当の間隔をもつ。図9及び図10の各左側は、X線吸収体U1,U2がそれぞれ、X方向に検出素子2(m=2)個相当の間隔をもつ場合を示す。
また、図10の左側に示すように、X方向に複数配置されるX線吸収体U1,U2はそれぞれ、直接線の入射方向Rに応じた傾斜角度を有する。すなわち、X線吸収体U1,U2はそれぞれ、Y方向を長手方向とし、直接線の入射方向Rを短手方向とする短冊形状を有する。そして、図9及び図10の各左側は、グリッド要素331の吸収板U1とグリッド要素332の吸収板U2とがX線焦点Fを視点とする中心投影でX方向にずれた(完全一致しない)場合の、グリッド33Aの第1構造を示す。なお、図9及び図10の各左側に示すグリッド33Aは、図6及び図7に示すグリッド33の構造と同一構造である。
図9及び図10の各左側に示すグリッド33Aの第1構造において、吸収板U1の吸収板U2に対するずれ量は、第2検出器32の検出素子n個分相当が望ましい。図9及び図10の各左側は、ずれ量が、第2検出器32の検出素子1(n=1<m=2)個分相当の場合を示す。しかしながら、ずれ量は、後述のグリッド要素位置決定手段140によって決定された位置によるものであってもよい。また、直接線の透過率を考慮すると、吸収板U1及び吸収板U2の合計厚み(合計高さ)が、従来の吸収板S(図3に図示)の厚みに一致するように設定されることが好適である。
図9及び図10の各左側に示すグリッド33Aの第1構造によると、X線焦点Fを視点とする中心投影におけるグリッド33Aの吸収板間隔は、X線焦点Fを視点とする中心投影における吸収板U2(又は吸収板U1)の間隔の2倍になる。つまり、グリッド33Aの第1構造によると、X線画像上のモアレの発生を防ぐために1のグリッド要素の吸収板間隔が第2検出器32の画素サイズ以下とされる必要がなく、1のグリッド要素の吸収板間隔が第2検出器32の画素サイズの2倍以下で済むので、グリッド33Aの製造が容易である。そして、グリッド33Aの第1構造により、検出素子1個×1個のデータの読み出し(高精細のノンビンニング方式)が可能になる。
次いで、グリッド移動機構44(図8に図示)を介して、図9及び図10の各左側に示すグリッド33Aの第1構造からグリッド要素U1を検出素子n個相当だけスライドさせると、グリッド33Aは、図9及び図10の各右側に示すような第2構造に遷移する。図9及び図10の各右側は、グリッド33Aの第1構造からグリッド要素U1を検出素子1(n=1)個相当だけスライドさせた後の状態を示す。すなわち、グリッド33Aは、2段のグリッド要素331,332にそれぞれ対応する2の吸収板U1,U2がX線焦点Fを視点とする中心投影で重なる第2構造に遷移する。
図9及び図10の各右側に示すグリッド33Aの第2構造によると、X線焦点Fを視点とする中心投影におけるグリッド33Aの吸収板間隔は、X線焦点Fを視点とする中心投影における吸収板U2(又は吸収板U1)の間隔と同等になる。そして、グリッド33Aの第2構造により、検出素子2個×2個のデータの読み出し(高速読み出しのビンニング方式)が可能になる。
したがって、グリッド33Aは、グリッド要素331,332の吸収板U1,U2を組み合わせることで実現される狭い吸収板間隔に基づく高精細のノンビンニング方式の第1構造(図9及び図10の各左側)と、グリッド要素331,332の吸収板U1,U2の間隔に基づく高速読み出しのビンニング方式の第2構造(図9及び図10の各右側)とを切り替えることができる。よって、グリッド33Aによれば、検査の目的に沿った最適な吸収板間隔が選択される。
なお、図9及び図10では、グリッド33Aが2段のグリッド要素331,332を備える構造について説明したが、2段の場合に限定されるものではない。例えば、複数のX線吸収体U1,U2がそれぞれ、X方向における検出素子3(m=3)個相当の間隔をもつ場合、グリッド33Aは、3段のグリッド要素を備えることもできる。その場合、図9及び図10の各左側に示すグリッド33Aの第1構造は、第1のグリッド要素の吸収板が、第2のグリッド要素の吸収板に対してX線焦点を視点とする中心投影でX方向に検出素子1(n=1<m=3)個分相当ずれ、第2のグリッド要素の吸収板が、第3のグリッド要素の吸収板に対してX線焦点を視点とする中心投影でX方向に検出素子1(n=1<m=3)個分相当ずれた構造を有する。この場合、X線焦点を視点とする中心投影におけるグリッド33Aの吸収板間隔が、X線焦点を視点とする中心投影における第1、第2、第3のグリッド要素の吸収板の間隔の3倍になる。
また、グリッド要素331の吸収板U1が有する傾斜角度は、図9及び図10の各左側に示すグリッド33Aの第1構造において決定されている。よって、図9及び図10の各右側に示すグリッド33Aの第2構造においては、吸収板U1の傾斜角度が直接線の入射方向Rに厳密には従っていないことになる。すなわち、図9及び図10の各右側に示すグリッド33Aの第2構造においては、X線焦点を視点とする中心投影で吸収板U1,U2は完全一致しないことになる。しかしながら、その不合は誤差の範囲である。なお、グリッド要素331の吸収板U1が有する傾斜角度は、図9及び図10の各右側に示すグリッド33Aの第2構造において決定されてもよいし、グリッド要素331のその他の位置におけるグリッド33Aの構造において決定されてもよい。
図11は、第2実施形態に係るX線診断装置1Aの機能を示すブロック図である。
図8に示すシステム制御部13Aがプログラムを実行することによって、図11に示すようにX線診断装置1Aは、位置合わせ手段131、透視・撮影制御手段132、検出器切替操作受付手段133、検出器切替制御手段134、FOV(視野角:field of view)変更操作受付手段135、FOV変更制御手段136、第1グリッド要素移動制御手段137、モアレ検知手段138、第2グリッド要素移動制御手段139、及びグリッド要素位置決定手段140として機能する。なお、システム制御部13Aの機能としての各手段131乃至140の一部又は全部は、X線診断装置1Aにハードウェアとして備えられるものであってもよい。
位置合わせ手段131は、被検体Pが天板7(図1に図示)に載置された後、第1検出器31で収集して再構成された3次元画像、又はX線CT装置等の画像診断装置(モダリティ)で収集されてIF12を介して送信された3次元画像を用いて、操作部10による操作に従って機構部4Aを制御して、天板7上の被検体Pに対してCアーム6をポジショニングする。
透視・撮影制御手段132は、操作部10による操作に従ってX線発生部2、X線検出部3A、機構部4A、高電圧発生部5、画像処理部8、表示部9、及び記憶部11(図8に図示)を制御して、天板7上の被検体Pの透視及び撮影を制御する機能を有する。透視・撮影制御手段132は、透視及び撮影によって得られたX線画像を表示部9を介して表示させたり、記憶部11に記憶させたりする。
検出器切替操作受付手段133は、撮影制御手段132による検出器31,32を用いた撮影中、使用検出器の切替操作を受け付ける機能を有する。
検出器切替制御手段134は、検出器切替操作受付手段133によって使用検出器の切替操作が受け付けられた場合、機構部4Aを制御して、使用検出器を第1検出器31から第2検出器32に切り替え、又は、第2検出器32から第1検出器31に切り替える機能を有する。
FOV変更操作受付手段135は、FOVの変更操作を受け付ける機能を有する。FOV操作受付手段133は、予め設定された複数のFOVの中からの操作部10による所定のFOVの選択によるFOVの変更操作や、操作部10による任意のFOVの選択によるFOVの変更操作を受け付けたりする。なお、FOV変更操作受付手段135は、予め設定された複数のFOVの中からの操作部10による、第2検出器32に対応するFOVの選択操作が受け付けられた場合、検出器切替制御手段134は、機構部4Aを制御して、使用検出器を第1検出器31から第2検出器32に切り替えてもよい。
FOV変更制御手段136は、FOV変更操作受付手段135によってFOVの変更操作が受け付けられた場合、機構部4Aを制御して、X線絞り器22の開度を調整して、変更操作後のFOVを設定する機能を有する。
第1グリッド要素移動制御手段137は、FOV変更操作受付手段135によってFOVの変更操作が受け付けられた場合、機構部4Aを制御して、変更操作後のFOVに応じた位置にグリッド33Aのグリッド要素331をX方向(図9及び図10に図示)にスライドさせる機能を有する。具体的には、第1グリッド要素移動制御手段137は、FOV変更操作受付手段135によってFOVの変更操作が受け付けられた場合、変更操作後のFOVが予め設定されたFOVより小さいとき、機構部4Aを制御して、グリッド33Aがノンビンニング方式(図9及び図10の各左側)となるようにグリッド要素331の位置を決定する。一方、第1グリッド要素移動制御手段137は、変更操作後のFOVが予め設定されたFOV以上のとき、機構部4Aを制御して、グリッド33Aがビンニング方式(図9及び図10の各右側)となるようにグリッド要素331の位置を決定する。
モアレ検知手段138は、透視・撮影制御手段132の透視及び撮影によって得られた第2検出器32によるX線画像に基づいて従来技術に従ってモアレを検知する機能を有する。モアレを検知する技術としては、透視・撮影制御手段132の透視及び撮影によって得られた第2検出器32によるX線画像の画像信号からモアレが生じていないX線画像の画像信号を減算してモアレ信号を得る技術や、高周波領域のパワースペクトルのピーク値の変化と低周波領域のパワースペクトルのピーク値の変化の相関に基づいてモアレの有無およびモアレの周波数を判断する技術が知られている。
第2グリッド要素移動制御手段139は、機構部4Aを制御して、モアレ検知手段138によるモアレ検知用にグリッド要素331をX方向(図9及び図10に図示)にスライドさせる機能を有する。モアレ検知手段138は、第2グリッド要素移動制御手段139によるスライド後のグリッド要素331の複数位置における複数のX線画像についてそれぞれモアレ検知を行なう。
グリッド要素位置決定手段140は、グリッド要素331の複数位置のうち、モアレの発生領域が最小の場合におけるグリッド要素331の位置の決定する機能を有する。そして、第1グリッド要素移動制御手段137は、グリッド要素位置決定手段140によって決定されたグリッド要素331の位置になるようにグリッド要素331をX方向(図9及び図10に図示)にスライドさせる機能を有する。
第2実施形態に係るX線診断装置1Aによると、複数段のグリッド要素のうち第1のグリッド要素に配置される吸収板が、第2のグリッド要素に配置される吸収板に対して、X線焦点を視点とする中心投影でX方向にずれた構造を有する、製造が容易なグリッド33Aを用いて、高精細検出器で必要とされるグリッド相当の吸収板間隔を実現できる。
また、第2実施形態に係るX線診断装置1Aによると、グリッド移動機構44を介してグリッド要素を適宜、平行移動させることで、X線検出器の画素サイズ(読み出し方式)に応じて吸収板間隔を最適化でき、X線画像の画質や被ばくの最適化が可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本実施形態では、高精細検出器としての第2検出器の前面に備えられるグリッドの構造について説明したが、このグリッドを、例えば、第1検出器の前面に備えられるグリッドや、乳房X線診断装置で使用されるX線検出器の前面に備えられるグリッドなどに適用してもよい。
1,1A X線診断装置
2 X線発生部
3,3A X線検出部
31 第1検出器
32 第2検出器
33,33A グリッド(X線吸収体)
331,332 グリッド要素(X線吸収体要素)
4,4A 機構部
44 グリッド移動機構
13,13A システム制御部
131 位置合わせ手段
132 透視・撮影制御手段
133 検出器切替操作受付手段
134 検出器切替制御手段
135 FOV変更操作受付手段
136 FOV変更制御手段
137 第1グリッド要素移動制御手段
138 モアレ検知手段
139 第2グリッド要素移動制御手段
140 グリッド要素位置決定手段

Claims (5)

  1. X線焦点からX線を発するX線源と、
    X方向及びY方向に2次元配列される複数の検出素子を備え、前記X線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器の前面に備えられ、前記X方向に複数配置された吸収板をそれぞれ備える複数段のX線吸収体要素によって構成されるX線吸収体と、
    前記複数段のX線吸収体要素のうち少なくとも1を前記X方向に沿って平行移動させる移動機構と、
    前記移動機構による前記少なくとも1のX線吸収体要素の移動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記移動機構を制御して、前記複数段のX線吸収体要素の各X線吸収体要素に配置される前記吸収板が、前記他のX線吸収体要素に配置される前記吸収板に対して前記X線焦点を視点とする中心投影で前記X方向にずれた第1構造と、前記各X線吸収体要素に配置される前記吸収板が、前記他のX線吸収体要素に配置される前記吸収板に対して前記中心投影で重なる第2構造とのうち一方を選択する、
    X線診断装置。
  2. 前記制御手段は、前記X線検出器の読み出し方式に応じて、前記第1構造と前記第2構造とのうち一方を選択する、
    請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記第1構造が選択されているとき、前記X線検出器においてノンビンニング方式の読み出しが行われ、前記第2構造が選択されているとき、前記X線検出器においてビンニング方式の読み出しが行われる、
    請求項1に記載のX線診断装置。
  4. 前記制御手段は、FOV(field of view)の変更操作が受け付けられた場合、変更操作後のFOVが予め設定されたFOVより小さいとき、前記移動機構を制御して、前記X線吸収体が前記第1構造となるように前記移動が制御される各X線吸収体要素の位置を決定し、変更操作後のFOVが予め設定されたFOV以上のとき、前記移動機構を制御して、前記X線吸収体が前記第2構造となるように前記移動が制御される各X線吸収体要素の位置を決定する
    請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のX線診断装置。
  5. 前記制御手段は、前記移動が制御される各X線吸収体要素の複数位置に対応する複数のX線画像に基づいて、前記移動が制御される各X線吸収体要素の複数位置のうちモアレの発生領域が最小の場合における前記移動が制御される各X線吸収体要素の位置決定し、前記移動機構を制御して、前記決定された位置になるように前記移動が制御される各X線吸収体要素を前記X方向に平行移動させる
    請求項乃至4のうちいずれか一項に記載のX線診断装置。
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