JP6415772B1 - 化粧材袋詰め包装、化粧用セット、及び肌化粧のための水素を含有する化粧用ジェルの作成方法 - Google Patents

化粧材袋詰め包装、化粧用セット、及び肌化粧のための水素を含有する化粧用ジェルの作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水素発生剤導出の困難性をなくし、混合を速やかに行い得るものとなし、水素発生剤が小袋内に留まる現象の発生を防止し、混合を所期の計算通りに迅速に確実に行い得るようにする肌化粧のための水素ガスを保持する化粧用ジェルの作成方法を提供する。【解決手段】溝部に沿って各小袋11,12,13が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋13は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は小袋包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態とされる。【選択図】図3

Description

本発明は、化粧材袋詰め包装、化粧用セット、及び肌化粧のための水素を含有する化粧用ジェルの作成方法に関する。
水素ガスを含み、水素ガスの還元力により肌表面の美麗化や老化防止を行う化粧料が注目される。水素ガスは、活性酸素を還元する力が非常に強くかつ他の抗酸化物質よりも分子サイズが小さいことから、化粧品分野において肌の老化を防止するアンチエイジング物質として注目を集めている。
特許文献1には、水酸化アルカリ土類金属及び水酸化ホウ素金属塩よりなる群から選ばれた1種及び親水性増粘剤が密封収納部に収納された包装体が記載される。
特許文献2には、水素発生剤と水素発生助剤が個別に包装され、肌に塗布するときに、これらを混合して水素ガスを含有する混合剤であって、それぞれガスバリア性フイルム性の包装体に収納された化粧料が記載される。
特許文献3には、水との接触により水素ガスを発生可能な水素発生剤と水分を含む半流動性物を備えた化粧用塗布剤が記載される。
特許文献4には、水素発生剤が収納された収容室、水素発生用水が収容された他の収納室を備え、これら収納室がシール部によって仕切られることが記載される。
特許第5991343号公報 特開2017−88563号公報 国際公開2016/010139号公報 特開2016−43110号公報
樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧用材が収納される化粧材袋詰め包装が知られている。上述した引用文献によれば、水素発生剤と水素発生助剤が個別に包装され、肌に塗布するときに、これらを混合して水素ガスを含有する混合剤であって、それぞれガスバリア性フイルム製の包装体に収納された化粧料、水素発生剤と水分を含む半流動性物を備えた化粧用塗布剤、水素発生剤が収納された収容室と、水素発生用水が収容された他の収納室とがシール部によって仕切られることが知られている。
樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧用材が収納される化粧材袋詰め包装を形成するときに、化粧材としての水素発生剤が多くの場合紛体をなす。このような形態の水素発生剤を他の化粧材としての化粧用ジェルあるいは化粧用ジェルの増粘剤としてのオイルのように粘性状、液体状の物質と同形態の収納体に収納すると、混合体を形成するために導出させたときに、水素発生剤導出に困難性が生じて混合を速やかにできないばかりでなく、水素発生剤が小袋内に留まり、化粧材混合を所期の計算通りにできないことが発生する。
本発明は、かかる点に鑑み水素発生剤導出の困難性をなくし、混合を速やかに行い得るものとなし、水素発生剤が小袋内に留まる現象の発生を防止し、化粧材混合を所期の計算通りに迅速に確実に行い得るようにする肌化粧のための水素ガスを保持する化粧用ジェルの作成方法を提供することを課題とする。
本発明は、樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧材が収納される化粧材袋詰め包装であって、
該包装が、熱圧着シール部によって3つの収容区画に分割されて密封形成されて、3つの小袋が形成されて、該小袋ごとに所定量の化粧材が別々に収容され、
熱圧着シール部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部が設けられ、
3つの小袋は、各小袋が化粧材としての化粧用ジェルを収納する小袋、化粧用ジェルの増粘剤としてのオイルを収納する小袋及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる粉体状の水素発生剤を収納する小袋からなり、化粧用ジェルを収容する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積と水素発生剤を収納する小袋の容積とを合算した容積よりも大きく、
溝部に沿って各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端が当該包装に固着され、閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態であること
を特徴とする化粧材袋詰め包装を提供する。
本発明は、上述された化粧材袋詰め包装において、水素発生剤を収納する小袋が包装中央部でオイルを収容する小袋の中に収納され、オイルを収容する小袋が化粧用ジェルを収容する小袋のなかに収納され、収納配置形態をなすことを特徴とする化粧材袋詰め包装を提供する。
本発明は、上述された化粧材袋詰め包装において、化粧用ジェルを収容する小袋、V字状をなす水素発生剤を収納する小袋及びオイルを収容する小袋が横平面状に配設された、平面状配置形態であることを特徴とする化粧材袋詰め包装を提供する。
本発明は、上述された化粧材袋詰め包装において、水素発生剤を収納する小袋は、V字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態の奥行先端と閉塞端との間に大人の任意指の指幅以上の熱圧着シール域を有することを特徴とする化粧材袋詰め包装を提供する。
本発明は、上述された化粧材袋詰め包装が、大人の手の平に配置可能な大きさで皿状をなす化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤を混合するための混合容器に組み合わせされることを特徴とする化粧用セットを提供する。
本発明は、樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧材が収納される化粧材袋詰め包装であって、
該包装が、熱圧着シールによって3つの収容区画に分割されて密封形成されて、3つの小袋が形成されて、3つの小袋は、別々に化粧材の一つとして化粧用ジェル、化粧材の一つとして化粧用ジェルの増粘剤としてのオイル及び化粧材の一つとして化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる水素発生剤を収納し、各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端として奥行側を閉塞端として、閉塞端から開放端向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態である化粧材袋詰め包装を用いた肌化粧のための水素ガスを保持する化粧用ジェルの作成方法において、
各小袋が面一に切断分離されて、各開放端が形成され、水素発生剤が、水素発生剤を収納する小袋の開放端から、人間の手の平又は混合容器に向けて導出され、次いで化粧用ジェルが、化粧用ジェルを収容する小袋から、及びオイルが、オイルを収納する小袋から、人間の手の平上に又は混合容器上に絞り出され、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤が混合され、人間の手の平上に又は混合容器上で水素ガスを発生させ、発生した水素ガスを化粧用ジェル中に混合、保持し、水素を保持した化粧用ジェルが肌化粧に供されること
を特徴とする化粧材袋詰め包装を用いた肌化粧のための水素ガスを保持する化粧用ジェルの作成方法を提供する。
本発明は、樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧材が収納される化粧材詰め包装であって、
該包装が、熱圧着シールによって2つの収容区画に分割されて密封形成されて、2つの小袋が形成され、該小袋ごとに所定量の化粧材が別々に収容された小袋包装と、もう一つの化粧用材が収容された小容器とからなり、
前記小容器が、化粧用材として化粧用ジェルを収納し、オイルを収容する小袋と水素発生剤を収納する小袋とからなる前記小袋包装を収納する容積を有し、敷シートを備え、開放端がシール材によって密封され、
前記小袋包装を構成する2つの小袋は、それぞれ各小袋が化粧材として化粧用ジェルの増粘剤としてのオイル及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる水素発生剤を収納し、小袋包装の熱圧着シール部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部を有し、
水素発生剤を収納する小袋は、切断分離されたときに、切断分離面を開放端として奥行側を閉塞端として、閉塞端から開放端に向けV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該小袋包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態であり、
前記小容器内で、化粧用ジェルが前記敷シート介して前記袋形態の小袋包装を載置すること
を特徴とする化粧材袋詰め包装を提供する。
本発明によれば、各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋を、切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態とすることができる。
これによって、紛体である水素発生剤の包装からの導出の困難性をなくし、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤の混合を速やかに行い得るものとなし、水素発生剤が小袋内に留まって利用効率が悪化することを防止し、水素の美肌効果を活用しての肌化粧を迅速に確実に行い得るようにした肌化粧のための水素を保持する化粧用ジェルの作成方法を提供することができる。
本発明の第1の実施例の外面図 化粧材袋詰め包装の横方向の断面を示す図 包装の製作方法を示す図 包装の他の製作方法を示す図 本発明の第2の実施例の外面図 図5に示される例の変形例を示す図 肌化粧方法のための水素を含有する化粧用ジェルの作成を示す図 肌化粧方法のための水素を含有する化粧用ジェルの作成を示す図 他の実施例を示す図 他の実施例を示す図
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の第1の実施例を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施例の外面図である。図1(a)は、化粧材袋詰め包装1の正面外形図、図1(b)は、図1(a)に示す化粧材袋詰め包装1の側面外形図である。
図2は、化粧材袋詰め包装1の横方向の断面を示す図である。図2(a)は、化粧材袋詰め包装1の横方向の断面を横方から見た図を示し、図2(b)は、各小袋が開放された肌化粧前の状態の化粧材袋詰め包装1の横方向の断面を上方から見た図を示す。
化粧材袋詰め包装1は、例えばポリエチレンフイルムの樹脂フイルムなどの熱圧着により互いに接合可能で、膨張が可能な柔軟性シール材からなり、外観が矩形形状の袋体をなす。
化粧材袋詰め包装1(以下、包装1という。)が、3つの収容区画に分割されて密封形成される。3つの収容区画に分割するために、密封形態の3つの小袋が用いられる。該小袋ごとに所定量の化粧材が別々に収容される。
3つの小袋は、化粧材としての化粧用ジェルを収納する小袋11、化粧用ジェルの増粘剤としてのオイルを収納する小袋12及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる水素発生剤を収納する小袋13からなる。図面では、3つの小袋11、12、13が、化粧用ジェル11,オイル12、水素化マグネシウム13として記載される。
本例の場合、3つの小袋11、12、13が縦方向に集積された、袋の中に袋がある袋収納形態に組み合わされて、化粧材袋詰め包装1が形成される。縦方向とは、図1(a)に示す状態での平面に対して垂直方向を指す。
包装1は、上端部が開放部形成部2となり、下端部は、閉塞部形成部3となる。開放部形成部2及び閉塞部形成部3は、熱圧着シール部であり、熱圧着により熱圧着シール部が形成され、各小袋を閉塞する。シートが熱圧着によって封筒状に形成され、上端部が開放部形成部2とされ、下端部が閉塞部形成部3となる。図1では、最外側の閉塞部形成部3のみが見える。得られた包装1は、図1(b)に示されるように、全体として偏平な厚みのものとされた。
開放部形成部2の直下に切り込み4が形成され、その頂点から水平方向に溝部5が他方の端に至るまで形成される。溝部5は、小幅溝に形成され、強度が弱い弱強度線となり、折り曲げ、切断し易い。この溝部5に沿って開放部形成部2をその下方の袋部から切り離すことができる。切り込み4は、設けられなくても折り曲げ、切断ができる。溝部5に沿って開放部形成部2を切り離すと、3つの小袋11、12、13は、面一に開放端が外部に露出する。
化粧用ジェルを収容する小袋11の容積がオイルを収容する小袋12の容積と紛体上の水素発生剤を収納する小袋13の容積とを合算した容積よりも大きく、水素発生剤を収納する小袋13の容積がオイルを収容する小袋12の容積よりも大きい。水素発生剤を収納する小袋13の容積を、オイルを収容する小袋12の容積と同等としてもよい。
溝部に沿って各小袋11、12、13が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋12は、切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端から開放端に向けてV字状又はU字状の袋形態が形成される。本例の場合、3つの小袋の内、紛体上の水素発生剤を収納する小袋13が、V字状又はU字状の袋形態の内、切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端に向けて包装の奥行中に終端を有するU字状の袋形態とされる。当該包装1への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態とされる。
水素発生剤が紛体状に形成されるため、肌化粧時に、流動性のある化粧用ジェル及び液体状のオイルに比べて包装1から導出されにくく、小袋13内に残留しやすい。全水素発生剤が使用されなければ、その分利用効率が下がってしまう。閉塞端から開放端に向けてV字状に形成すると開放端が最も広幅になるので、包装1を、その開口部を下側向きに設定すると紛体上の水素発生剤は自然落下するので導出されやすい。自然落下しなくても少し振ることで、紛体上の水素発生剤は自然落下して導出する。この形態に近づけるために、本例では切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端に向けて包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態とされた。包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態とすることで、U字状の袋形態が、包装上の終端閉塞端に達するU字状の袋形態に比べて奥行きが浅くなり、それだけ開放端が拡大されたものとなるので、V字状の袋形態と同等の導出易さを確保することができる。
3つの小袋の内、流動性のある化粧用ジェルを収納する小袋11及び液体状のオイルを収納する小袋12は、そのジェル又は液状性質からV字状又はV字状の袋形態と同等のU字状の袋形態である必要はなく、保持される袋形態とされればよい。
化粧材袋詰め包装1に収納され化粧料成分は、一方がジェル形態の化粧料成分及び油性の増粘性剤であり、他方が紛体形態の水素発生剤である。
ジェル形態の化粧料成分及び油性の増粘性剤が小袋11、12収納され、紛体形態の水素発生剤が小袋13に収納される。ジェル形態の化粧料成分、油性の増粘性剤及び紛体形態の水素発生剤が水素ガス保持化粧料形成のための組成物となる。化粧料形成組成物とは、基本的には市販されたあるいは市販される化粧料成分、油性の増粘性剤及び紛体形態の水素発生剤からなり、これらの成分に香料、スクラブ剤、粉末、色剤、美白剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤などの紫外線防御剤が含まれてもよく、本実施例が各種用途に適用される前の化粧料原料を指す。
ジェル形態の化粧料成分は、ジェル形態であり、水分を含む。この水分が水素発生剤と反応して水素ガスを発生する。収納時、ジェル形態の化粧料成分と油性の増粘性剤とは、独立した形態をなす。油性の増粘性剤の量は、ジェル形態の化粧料成分の量に比して数%あれば足りる。
水素発生剤は、ジェル形態の化粧料成分の量よりも少量収納されれば足りる。
このように、3つの小袋は、化粧用材としての化粧用ジェルを収納する小袋11、化粧用ジェル形態の増粘剤としてのオイルを収納する小袋12及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素を発生させる水素発生剤を収納する小袋13からなる。
ジェル形態の化粧料成分は、市販中のものが用いられ、市販されるジェル形態の化粧料成分が含まれる。ジェル形態の化粧料成分には、顔塗付用化粧料成分、パック用化粧料成分あるいは洗顔用化粧料が含まれる。
水素発生剤として用いる材料には、マグネシウム、カルシウム、焼成カルシウム、未焼成カルシウムもしくはアルミニウムなどの金属、水素化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ケイ素もしくは水酸化バリウムなどの水酸化金属を例示できるが、これらに限定されない。
マグネシウム単体と水との反応は、以下の化学式で示される。
Mg+2HO→H+Mg(OH)
水素化マグネシウムと水との反応は、以下の式で示される。
MgH+2HO→2H+Mg(OH)
マグネシウムは、ミネラル成分として服用することも可能であって、人体に悪影響がないため、皮膚に塗布する際に安全性に優れている。
増粘性剤12としては、化粧品用植物油を用い得る。例えば、スワララン、マダデミアナッツ油、ホホバ種子油、オリーブ油、ローズヒップ油のブレンド油、アボカドの種子から得られた油、杏子の核仁から得られた油、トウモロコシ胚芽油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、メドウホーム油、クランベアビシニカ油等が使用され得る。
水素発生剤成分は、典型的には酸化カルシウム粉末とアルミニウム粉末で構成される。これらの材料になる水素発生剤成分は、ジュル形態の化粧料成分に接すると、ジェル形態の化粧品に含まれた水分と反応して、発熱して水素ガスを発生させる。
このように、包装1が、熱圧着シールによって3つの収容区画に分割されて密封形成されて、3つの小袋11、12、13が形成されて、小袋ごとに所定量の化粧用成分が別々に収容される。
上部の熱圧着シール部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部5が設けられる。
本例では、3つの小袋の内、紛体上の水素発生剤を収納する小袋13が、V字状又はU字状の袋形態の内、切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端に向けて包装1の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態とされたが、紛体上の水素発生剤を収納する小袋13の形態は、V字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態とすることができる。
3つの小袋は、各小袋が化粧用材としての 化粧用ジェル、化粧用ジェルの増粘剤としてのオイル及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる水素発生剤、例えば水素化マグネシウム(MgH)を収納し、化粧用ジェルを収容する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積と水素発生剤を収納する小袋の容積とを合算した容積よりも大きく、水素発生剤を収納する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積よりも大きくされる。水素発生剤を収納する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積と同等であってもよい。
このときに、水素発生剤を収納する小袋13が包装中央部でオイルを収容する小袋12の中に収納され、オイルを収容する小袋12が化粧用ジェルを収容する小袋11の中に収納され、3つの小袋11、12、13が縦方向に集積された袋収納形態に組み合わされる。
図3は、包装1の製作する1方法を示す図である。
3種類のシート21、22、23が組みで用意される。3種類のシート21、22、23は、膨張が可能な柔軟性シール材からなり、部分的な熱圧着シールが可能である。
シート21及びシート22は、T字状をなし、シート23は、矩形状をなす。3種類のシート21、22、23は、横方向の最大幅、縦方向の最大長さを同一である。よって、上下に重ねられると、完全に外形が一致する。シート21、22、23は、上端部に、開放部形成部2が形成される。シート21に形成される外開放部形成部2を外開放部形成部2Aとし、シート22に形成される外開放部形成部2を外開放部形成部2Bとし、シート23に形成される外開放部形成部2を外開放部形成部2Cとする。外開放部形成部2A、2B、2Cは、同一形状である。外開放部形成部2A、2B、2Cの対応箇所に切込み4及び溝部5が設けられる。
シート22のT字状の形態の内、縦方向のI部分の横幅は、シート21のT字状の形態の内、縦方向のI部分の横幅よりも大きい。
3種類のシート21、22、23には、それぞれの溝部5の線上を上端として、中央部から下方、すなわち奥行方向に延在する、膨張可能な空白部24が部分的熱圧着シールによって形成される。膨張可能な空白部24が部分的熱圧着シールによって熱圧着シール部と区画される。シート21に形成される空白部24を空白部24A、シート22に形成される空白部24を空白部24B,シート23に形成される空白部24を空白部24Cとする。合体の前には、部分的熱圧着シールがないので、空白部24A、24B、24Cは存在しないが、図面上に部分的熱圧着シールに生成される部分として鎖線で示される。
空白部24Bは、周囲の熱圧着シール部を含む空白部24Aに比べて大きく、空白部24Cは、周囲の熱圧着シール部を含む空白部24BCに比べて容積がそれぞれ大きい。
空白部24Aは、溝部5の切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端に向けて包装1の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態をなす。空白部24Bは、溝部5の切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端に向けて包装1の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態をなし、空白部24Aを包含する。空白部24Cは、溝部5の切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端に向けて矩形状の袋形態をなし、空白部24Bを包含する。
空白部24A、空白部24B、空白部24Cの周囲は、平面状をなし、熱圧着接合部を有して熱圧着接合が可能とされる。それぞれの空白部24の下方には閉塞端に達する熱圧着部25を備える。空白部24Aの下方には、閉塞端に達する閉塞部形成部3を形成することになる熱圧着部3Aを備え、空白部24Bの下方には、閉塞端に達する熱圧着部3Bを備え、空白部24Cの下方には、閉塞端に達する熱圧着部3Cを備える。熱圧着接合部は、開放部形成部2(2A、2B、2C)、熱圧着部3A、3B、3C及び各空白部側方の熱圧着部26(26A、26B、26C)で構成される。熱圧着部3A、3B、3Cは、一体として閉塞部形成部3を形成する。
このように、溝部5に沿って各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端が当該包装に固着される。また、閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態をなす。
図3に、包装1を形成するステップが示される。
包装1は、組み立てのためのステップ1〜ステップ3によって形成される。
ステップ1〜ステップ3の工程に入る前に、準備として、ステップ1で用いられる組のシート21、ステップ2で用いられる組のシート22及びステップ3で用いられる組のシート23が準備される。各シートは、上方部に切込み4及び溝部5を備える切込み4及び溝部5は、一方のシートのみに設けられていてもよい。切込み4は、なくてもよい。各シートは、柔軟な樹脂材からなり、上述したように部分的熱圧着シールが可能な樹脂材からなるが、一方が他方に比べて硬質材が用いられてもよい。硬質材に溝部5を形成する。
ステップ1において、組みとされたシート21が合わされ、熱圧着で形成される熱圧着シール部である外開放部形成部2A、熱圧着部3A及び各空白部側方の熱圧着部26Aで構成される各熱圧着接合部が熱圧着され、合体される。2つの空白部24Aが対峙され、熱圧着されなかった領域によって空間部24Aが形成され、風船状に膨張され得る空間部24Aに形成される。このように風船状に膨張され得る空間部24Aが形成される。
合体された組みのシートは、空間部24A及び熱圧着部3Aを持つ袋を形成することになる。ここでは、空間部24A0は膨張前であるが袋を表現する。熱圧着部3Aが閉塞部形成部3の一部を形成することになり、当該袋は、溝部5における切り離しがあった際に、包袋1への固着が維持される。
ステップ2において、形成された空間部24Aを持つシート21を中央にして、組みとされたシート22が合わされ、開放部形成部2B、熱圧着部3B及び各空白部側方の熱圧着部26Bで構成される熱圧着接合部が熱圧着され、合体される。2つの空白部24Bが対峙され、熱圧着されなかった領域によって空間部24Bが形成され、風船状に膨張可能な空間部24Bに形成される。空間部24Bに空間部24Aが包含される。
合体された組みのシートは、空間部24B及び熱圧着部3Bを持つ袋を形成する。
熱圧着部3Bが閉塞部形成部3の一部を形成することになり、当該袋は、溝部5における切り取りに際して包袋1に固着される。当該袋は、ステップ1で形成された袋を包含し、袋内に独立した袋が形成され、かつ上述したように下方一端が包袋1に固着された形態となる。
ステップ3において、形成された空間部24A、24Bを持つシール21、シール22を中央にして、組みとされたシート23が合わされ、外開放部形成部2C、熱圧着部25C及び各空白部側方の熱圧着部26Cで構成される熱圧着接合部が熱圧着され、合体される。2つの空白部24Cが対峙され、上述したと同様にして偏平状に膨張され得る空間部24Cが形成される。空間部24Cに空間部24A,24Bが包含される。
合体された組みのシートは、空間部24C及び熱圧着部3Cを持つ袋を形成する。熱圧着部3Cが閉塞部形成部3の一部を形成することになり、当該袋は、包袋1を形成し、溝部5における切り離しに際して、上述した2つの袋の固着を維持する。当該袋は、ステップ1で形成されたステップ2で形成された袋を包含し、袋内に独立した袋が形成された形態となる。
空間部24Aは、水素化マグネシウムを収納する小袋13に対応し、空間部24Bは、オイルを収納する小袋12に対応し、空間部24Cは、化粧用ジェルを収容する小袋11に対応する。すなわち、化粧用ジェルを収容する小袋11に空間部24Cが形成され、オイルを収納する小袋12に空間部24Bが形成され、水素化マグネシウムを収納する小袋13に空間部24Aが形成される。
包装1は、上端部が開放部形成部2となり、下端部は、閉塞部形成部3となる。開放部形成部2及び閉塞部形成部3は、熱圧着シール部であり、熱シール、熱圧着により形成され、各小袋を閉塞する。シートが熱圧着によって封筒状に形成され、上端部が開放部形成部2とされ、下端部が閉塞部形成部3となる。
図2(b)に示されるように、溝部5に沿って各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態となる。
包装1は、水素発生剤を収納する小袋が包装中央部でオイルを収容する小袋の中に収納され、オイルを収容する小袋が化粧用ジェルを収容する小袋のなかに収納され、積層された袋内袋保持形態をなす。
このような袋内袋保持形態であるので、水素発生剤を収納する小袋は、V字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態の奥行先端と閉塞端との間に大人の任意指の指幅以上にわたって、V字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態にない領域を有する構成とすることが望ましい。これによって、指圧されたときに、水素発生剤を収納する小袋が押圧されず、水素発生剤を収納する小袋から、水素発生剤が導出されづらくなることを避けることができる。
なお、各空白部側方の熱圧着部26(26A、26B、26C)の片側は、各ステップにおいて化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤の充填の後に熱圧着される。すなわち、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤は、未融着の熱圧着部26(26A、26B、26C)の片側から充填される。充填した後にこれら部分を熱圧シールにより融着し、本実施例の包装1が作成される。
図4は、図3に示される実施例の代案を示す図である。発明内容は、図3に示される例と同様である。図3に示される例にあっては、図に示されるように、矩形状の細長いシートが使用される。
この例では、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤は、挿入して組み立て後に未融着の熱圧着部である外開放部形成部2(2A、2B、2C)から充填される。充填した後にこれら部分を熱圧シールにより融着し、本実施例の包装1が作成される。各部に記載された数値は、第3図に使用された数値が参照されるものとして、繰り返さない。
この例によっても、包装が、熱圧着シール部によって3つの収容区画に分割されて密封形成されて、3つの小袋が形成されて、該小袋ごとに所定量の化粧用材が別々に収容され、
熱圧着シール部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部が設けられ、
3つの小袋は、各小袋が化粧用材としての化粧用ジェルを収納する小袋、化粧用ジェルの増粘剤としてのオイルを収納する小袋及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる紛体状の水素発生剤を収納する小袋からなり、化粧用ジェルを収容する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積と水素発生剤を収納する小袋の容積とを合算した容積よりも大きく、
溝部に沿って各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端が当該包装に固着され、閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態である化粧材袋詰め包装が形成される。
図5は、本発明の第2の実施例の外面を示す図である。図5(a)は、包装1の外観を示し、図5(b)は、包装1を横から見た状態を示し、図5(c)は、包装1を上方から見た状態を示す。包装1の形成方法は、基本的には、先の実施例と同一であるが、先の実施例が3つの小袋11、12、13が縦方向に集積された層に組み合わされされ対して、本実施例は、横平面状に配設された形態であることにおいて差異がある。
水素発生剤を収納する小袋12は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端から開放端に向けてV字状に形成される。オイルを収納する小袋13が水素発生剤を収納する小袋12の横側方に形成される化粧用ジェルを収納する小袋11は、残りの全域を占める。各小袋は、熱圧着シール部41によって区画される。
V字状に代えて漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態とすることができる。
包装1は、熱圧着シール部によって3つの収容区画に分割されて密封形成されて、3つの小袋が形成されて、該小袋ごとに所定量の化粧用材が別々に収容される。
熱圧着シール部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部が設けられる。
3つの小袋は、各小袋が化粧用材としての 化粧用ジェルを収納する小袋、化粧用ジェルの増粘剤としてのオイルを収納する小袋及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる紛体状の水素発生剤を収納する小袋からなる。
溝部に沿って各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態である。
化粧用ジェルを収容する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積と水素発生剤を収納する小袋の容積とを合算した容積よりも大きい。水素発生剤を収納する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積よりも大きいか同等である。
図6は、図5に示される例の変形例を示す図である。
図6に示される包装1は、図5に記載された実施例の包装1と基本的に同一であるが、包装1の外形が、先の実施例では、矩形状であったものが本実施例では、開放端部側が幅広の台形形状になっていることが主な差異である。また、オイルを収納する小袋15が台形形状の包装1の内部空間部の側面に沿って形成され、細長い矩形状をなす点で先の実施例と差異がある。
図7及び図8は、肌化粧方法のための水素を含有する使用直前の化粧用ジェルの作成を示す図である。化粧用ジェルの作成に際して、上述された包装1が使用される。
図7は、各小袋を面一に切断分離して各開放端が形成され、各開放端が人間の手の平50の平に向けられ、手の平上で水素を含有する化粧用ジェルが作成される場合を示す。
各小袋を面一に切断分離して各開放端が形成され、各開放端が人間の手の平50に向けられると、水素発生剤が、水素発生剤を収納する小袋から、人間の手の平上に導出され、次いで化粧用ジェルが、化粧用ジェルを収容する小袋から、そしてオイルが、オイルを収納する小袋から混合容器上に絞り出され、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤が混合されると、発生した水素ガスが化粧用ジェル中に混合され、水素ガスが混合された化粧用ジェルが肌化粧方法に供される。
図8は、各小袋を面一に切断分離して各開放端が形成され、各開放端が混合容器60の面上に向けられ、混合容器60の上で水素ガスを保持する化粧用ジェルが作成される場合を示す。
包装1が、大人の手の平に配置可能な大きさで皿状をなす化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤を混合するための混合容器60に組み合わせされた化粧用セット70を示す図である。
各小袋を面一に切断分離して各開放端が形成され、各開放端が混合容器60に向けられる場合を示す。混合容器60は、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤の混合が行いやすように平らな平面を備えた皿状形状をなし、手の平に載せることが可能であり、また化粧台に載置することができる。
このように、各小袋を面一に切断分離して各開放端が形成され、各開放端が混合容器60または人間の手の平50に向けられると、水素発生剤が、水素発生剤を収納する小袋から、混合容器60または人間の手の平50上に導出され、次いで化粧用ジェルが、化粧用ジェルを収容する小袋から、そしてオイルが、オイルを収納する小袋から混合容器上に絞り出され、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤が混合されると、発生した水素ガスが化粧用ジェル中に混合され、水素ガスが混合された化粧用ジェルが肌化粧方法に供される。
水素ガス含有の化粧用ジェリを肌表面に塗布した後、所定時間放置することにより、水素ガスによる美容効果やアンチエイジング効果が発揮され、美白効果、肌の整理、艶、張り等を高める効果、しわ、シミ、くすみ等を減らす効果が得られる。
図9及び図10は、他の実施例を示す図である。
この例は、包装1が、小袋包装80と小容器90とからなる。
樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧用材が収納される化粧材詰め包装が、
熱圧着シール81によって2つの収容区画に分割されて密封形成されて、2つの小袋が形成されて、これらの小袋ごとに所定量の化粧用材が別々に収容された小袋包装80と、もう一つの化粧用材が収容された小容器90とからなる。
小袋包装80の上部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部5が設けられる。
前記小袋包装が、2つの小袋12、13を備え、2つの小袋は、それぞれ各小袋が化粧用材として化粧用ジェルの増粘剤としてのオイル及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素を発生させる水素発生剤を収納する。2つの小袋12、13の上端は、先の例とは異なり、溝部線上の上側に設定された。
溝部5に沿って各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋13は、切断分離面を開放端として奥行側を閉塞端として、閉塞端から開放端に向けV字状形態に形成される。V字状形態は、先に例と同じに漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態に代替可能である。
小容器90が、化粧用材として化粧用ジェルを収納し、オイルを収容する小袋と水素発生剤を収納する小袋とからなる小袋包装80を収納する容積を有し、敷シート91を備え、当該敷シート91を介して小袋包装80を化粧用ジェル上に載置し、開放端92がシール材93によって密封されることで形成される。
このように、各小袋が面一に切断分離されて、各開放端が形成され、水素発生剤が、水素発生剤を収納する小袋の開放端から、人間の手の平又は混合容器に向けて導出され、次いで化粧用ジェルが、化粧用ジェルを収容する小袋から、及びオイルが、オイルを収納する小袋から、人間の手の平上に又は混合容器上に絞り出され、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤が混合され、人間の手の平上に又は混合容器上で水素ガスを発生させ、発生した水素ガスを化粧用ジェル中に混合、保持し、水素を保持した化粧用ジェルが肌化粧に供される。
以上のように、本実施例によれば各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋を、切断分離面を開放端として奥行側の閉塞端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は前記包装の奥行途中に終端を有するU字状の袋形態とすることができる。
これによって、紛体である水素発生剤の包装からの導出の困難性をなくし、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤の混合を速やかに行い得るものとなし、水素発生剤が小袋内に留まって利用性が悪化することを防止し、水素の美肌効果を活用しての肌化粧を迅速に確実に行い得るようにした肌化粧のための水素を含有する化粧用ジェルの作成方法を提供することができる。
1…化粧材袋詰め包装、2…開放部形成部、3…閉塞部形成部、3A、3B、3C…熱圧着部、5…溝部、11…化粧用ジェルを収納する小袋、12…化粧用ジェルの増粘剤としてのオイルを収納する小袋、13…化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素を発生させる水素発生剤を収納する小袋、21、22、23…シート、24(24A、24B、24C)…空白部、24A、24B、24C…空間部、50…人間の手の平、60…混合容器、70…化粧用セット、80…小袋包装、90…小容器、91…敷シート。

Claims (6)

  1. 樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧材が収納される化粧材袋詰め包装であって、
    該包装が、熱圧着シール部によって3つの収容区画に分割されて密封形成されて、3つの小袋が形成されて、該小袋ごとに所定量の化粧材が別々に収容され、
    熱圧着シール部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部が設けられ、
    3つの小袋は、各小袋が化粧材としての化粧用ジェルを収納する小袋、化粧用ジェルの増粘剤としてのオイルを収納する小袋及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる粉体状の水素発生剤を収納する小袋からなり、化粧用ジェルを収容する小袋の容積がオイルを収容する小袋の容積と水素発生剤を収納する小袋の容積とを合算した容積よりも大きく、
    溝部に沿って各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端とし奥行き側を閉塞端として、閉塞端が当該包装に固着され、閉塞端から開放端に向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態であること
    を特徴とする化粧材袋詰め包装。
  2. 請求項1に記載された化粧材袋詰め包装において、水素発生剤を収納する小袋が包装中央部でオイルを収容する小袋の中に収納され、オイルを収容する小袋が化粧用ジェルを収容する小袋のなかに収納され、収納配置形態をなすことを特徴とする化粧材袋詰め包装。
  3. 請求項1に記載された化粧材袋詰め包装において、化粧用ジェルを収容する小袋、V字状をなす水素発生剤を収納する小袋及びオイルを収容する小袋が横平面状に配設された、平面状配置形態であることを特徴とする化粧材袋詰め包装。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載されたいずれかの化粧材袋詰め包装が、大人の手の平に配置可能な大きさで皿状をなす化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤を混合するための混合容器に組み合わせされることを特徴とする化粧用セット。
  5. 樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧材が収納される化粧材袋詰め包装であって、
    該包装が、熱圧着シールによって3つの収容区画に分割されて密封形成されて、3つの小袋が形成されて、3つの小袋は、別々に化粧材の一つとして化粧用ジェル、化粧材の一つとして化粧用ジェルの増粘剤としてのオイル及び化粧材の一つとして化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる水素発生剤を収納し、各小袋が面一に切断分離されたときに、水素発生剤を収納する小袋は、切断分離面を開放端として奥行側を閉塞端として、閉塞端から開放端向けてV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態である化粧材袋詰め包装を用いた肌化粧のための水素ガスを保持する化粧用ジェルの作成方法において、
    各小袋が面一に切断分離されて、各開放端が形成され、水素発生剤が、水素発生剤を収納する小袋の開放端から、人間の手の平又は混合容器に向けて導出され、次いで化粧用ジェルが、化粧用ジェルを収容する小袋から、及びオイルが、オイルを収納する小袋から、人間の手の平上に又は混合容器上に絞り出され、化粧用ジェル、オイル及び水素発生剤が混合され、人間の手の平上に又は混合容器上で水素ガスを発生させ、発生した水素ガスを化粧用ジェル中に混合、保持し、水素を保持した化粧用ジェルが肌化粧に供されること
    を特徴とする化粧材袋詰め包装を用いた肌化粧のための水素ガスを保持する化粧用ジェルの作成方法。
  6. 樹脂フイルム製の包装の包装内に所定量の化粧材が収納される化粧材詰め包装であって、
    該包装が、熱圧着シールによって2つの収容区画に分割されて密封形成されて、2つの小袋が形成され、該小袋ごとに所定量の化粧材が別々に収容された小袋包装と、もう一つの化粧材が収容された小容器とからなり、
    前記小容器が、化粧用材として化粧用ジェルを収納し、オイルを収容する小袋と水素発生剤を収納する小袋とからなる前記小袋包装を収納する容積を有し、敷シートを備え、開放端がシール材によって密封され、
    前記小袋包装を構成する2つの小袋は、それぞれ各小袋が化粧材として化粧用ジェルの増粘剤としてのオイル及び化粧用ジェル中に含まれる水分と反応することで水素ガスを発生させる水素発生剤を収納し、小袋包装の熱圧着シール部に、各小袋を開放させるために面一に切断分離させる溝部を有し、
    水素発生剤を収納する小袋は、切断分離されたときに、切断分離面を開放端として奥行側を閉塞端として、閉塞端から開放端に向けV字状又は漸次拡大のU字状の袋形態、又は当該小袋包装への固着点までの奥行中途に終端を有する深さのU字状の袋形態であり、
    前記小容器内で、化粧用ジェルが前記敷シート介して前記袋形態の小袋包装を載置すること
    を特徴とする化粧材袋詰め包装。
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