JP6415072B2 - 原子力設備 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気発生器の二次冷却水の経路に供給される冷却水の処理を行う水処理装置を備える原子力設備に関する。
一般に、原子炉に一次冷却水が流通する経路を介して接続される蒸気発生器と、蒸気発生器の二次冷却水の経路に設けられるタービンとを備えた原子力設備が知られている。この種の原子力設備では、非常時に、原子炉の冷却のために、プラント内に保有している系統水(純水および濾過水)を優先的に使用するが、これらの水源が枯渇した場合には、二次冷却水の経路に海水や河川水等の外部水を供給することが想定される。海水や河川水等の外部水には、蒸気発生器の構造材(例えば、伝熱管)の腐食要因となる腐食要素(例えば、塩化物イオンや溶存酸素)が高濃度に含まれている。このため、蒸気発生器の二次冷却水の経路に外部水を継続して供給した場合、蒸気発生器の伝熱管の腐食が進行し、伝熱管が腐食で損傷するおそれがあった。伝熱管の腐食は、塩化物イオン等の不純物と溶存酸素との共存により発生することが判明しているため、これら不純物および溶存酸素の一方または両方を蒸気発生器内に流入させないことが求められている。
このため、従来、水性媒体(冷却水)に水素ガスを注入して、水性媒体と水素ガスとを混合すると共に、水素ガスが混合された水性媒体を加圧することで、水性媒体中の溶存酸素を除去する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開昭60−175596号公報
しかし、従来の構成では、水素ガスを注入する設備や、水素ガスが混合された水性媒体を加圧する設備が必要なうえ、水素ガスの防爆対策が必要となり装置構成が煩雑になる問題があった。さらに、この技術を蒸気発生器に用いた場合、注入された水素ガスが蒸気発生器内の気層部に移行するため、溶存酸素を継続的に除去することが困難となる問題があった。
本発明は上述した課題を解決するものであり、簡単な構成で、蒸気発生器の二次冷却水の経路に供給される外部水に含まれる腐食要素を継続して除去できる原子力設備を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の水処理装置は、蒸気発生器の二次冷却水が流通する経路に冷却水を供給する冷却水供給部と、冷却水として外部水源から取得した外部水を使用する場合に、外部水に含まれる腐食要素を除去する腐食要素除去剤を注入する腐食要素除去剤注入部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、外部水に腐食要素除去剤を注入する腐食要素除去剤注入部を設けるという簡単な構成で、二次冷却水の経路に供給される外部水に含まれる溶存酸素や塩化物イオン等の腐食要素を除去することができる。また、注入された腐食要素除去剤は、蒸気発生器内で気層部に移行することなく、外部水中に留まるため、外部水中の溶存酸素や塩化物イオンを継続的に除去することができる。従って、腐食要素量を低減した外部水を蒸気発生器の二次冷却水の経路に供給することができ、蒸気発生器の伝熱管の腐食の進行を抑えることができる。
また、腐食要素除去剤注入部は、外部水中の腐食要素除去剤の濃度を直接または間接的に計測する計測部を備え、計測値が少なくとも所定の基準値に達するまで腐食要素除去剤を注入することが好ましい。この構成によれば、計測部が計測した計測値が少なくとも所定の基準値に達するまで腐食要素除去剤を注入すれば良いため、計測値が基準値に達しているか否かを定期的に確認すれば良く、腐食要素除去剤の注入量の管理を容易に行うことができる。
また、腐食要素除去剤注入部は、腐食要素除去剤として脱酸素剤を注入した後の外部水の水素イオン濃度を計測するpH計測部を備え、注入前後の水素イオン濃度の差分値が少なくとも所定の基準値に達するまで脱酸素剤を注入することが好ましい。脱酸素剤の注入量と水素イオン濃度とは相関関係が認められることに加え、水素イオン濃度は簡単に計測することができる。このため、注入前後の水素イオン濃度の差分値が基準値に達しているか否かを定期的に確認すれば良く、脱酸素剤の注入量の管理を容易に行うことができる。
また、腐食要素除去剤注入部は、腐食要素除去剤を貯留するタンクと、タンクと冷却水供給部とを並列に接続する複数の注入ラインと、注入ラインにそれぞれ設けられた開閉弁とを備え、計測値または差分値が所定の基準値に達するまで、開閉弁を順次開放することが好ましい。この構成によれば、腐食要素除去剤の注入量が足りないと判断される場合には、計測値または差分値が所定の基準値に達するまで、単純に開閉弁を開放すれば良いため、腐食要素除去剤の注入作業、および、注入量の管理を容易に行うことができる。
また、冷却水供給部は、腐食要素除去剤が外部水中の腐食要素と反応する十分な時間、外部水が滞留する反応槽を備えることが好ましい。この構成によれば、脱酸素剤と外部水中の腐食要素とが反応槽内で反応して、腐食要素を除去できる。
また、外部水は、海水、河川水、湖沼水または地下水のいずれかを含むことが好ましい。この構成によれば、非常時においても、各外部水源から取得された外部水を用いて原子炉を冷却することができる。
また、本発明の原子力設備では、原子炉に一次冷却水が流通する経路を介して接続される蒸気発生器と、蒸気発生器の二次冷却水が流通する経路を流れる冷却水の処理をする上記水処理装置とを備えることが好ましい。この構成によれば、外部水に腐食要素除去剤を注入する腐食要素除去剤注入部を設けるという簡単な構成で、二次冷却水の経路に供給される外部水に含まれる溶存酸素や塩化物イオン等の腐食要素を除去することができる。また、注入された腐食要素除去剤は、蒸気発生器内で気層部に移行することなく、外部水中に留まるため、外部水中の溶存酸素や塩化物イオンを継続的に除去することができる。従って、蒸気発生器の二次冷却水として外部水を使用した場合であっても、蒸気発生器の伝熱管の腐食の進行を抑えつつ、原子炉を冷却することができる。
また、蒸気発生器は、二次冷却水が流通する経路を通じて外部水が流通する空間と、この空間内で濃縮された外部水中の不純物を器外に排出するブローダウン管とを備えることが好ましい。この構成によれば、空間内に不純物が濃縮された外部水が滞留することが防止されるため、外部水が上記空間を循環することにより、脱酸素剤と腐食要素との反応効率の向上を図ることができる。
本発明によれば、外部水に腐食要素除去剤を注入する腐食要素除去剤注入部を設けるという簡単な構成で、二次冷却水の経路に供給される外部水に含まれる溶存酸素や塩化物イオン等の腐食要素を除去することができる。また、注入された腐食要素除去剤は、蒸気発生器内で気層部に移行することなく、外部水中に留まるため、外部水中の溶存酸素や塩化物イオンを継続的に除去することができる。従って、腐食要素量を低減した外部水を蒸気発生器の二次冷却水の経路に供給することができ、蒸気発生器の伝熱管の腐食の進行を抑えることができる。
図1は、本実施形態に係る原子力設備の一例の概略構成図である。 図2は、本実施形態に係る水処理供給装置の概略構成図である。 図3は、別の実施形態に係る水処理供給装置の概略構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではなく、該実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る原子力設備10の一例の概略構成図である。原子力設備10は、原子炉101として加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)が用いられている。図1に示すように、原子力設備10は、原子炉格納容器100内に、原子炉101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104を備える。これら原子炉101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104は、一次冷却水管105により順次接続され、一次冷却水の循環経路(一次冷却水が流通する経路)11が構成されている。
原子炉101は、炉心である複数の燃料集合体101aと、燃料集合体101aを格納する容器本体101bと、燃料集合体101aを挿抜できるように、容器本体101bの上部に装着される容器蓋101cとを備える。容器蓋101cは、容器本体101bに対して開閉可能に設けられている。容器本体101bは、上方が開口し、下方が半球形状とされて閉塞された円筒形状をなし、上部に一次冷却水としての軽水を給排する入口側管台101dおよび出口側管台101eが設けられている。出口側管台101eは、蒸気発生器103の入口側水室103aに連通するように一次冷却水管105が接続されている。また、入口側管台101dは、蒸気発生器103の出口側水室103bに連通するように一次冷却水管105が接続されている。
蒸気発生器103は、円筒形状に形成された密閉容器12を備え、この密閉容器12の半球形状に形成された下部において、入口側水室103aと出口側水室103bとが仕切板103cによって区画されて設けられている。入口側水室103aおよび出口側水室103bは、その天井部に設けられた管板103dによって蒸気発生器103の上部側空間103fと区画されている。蒸気発生器103の上部側空間103fには、逆U字形状の伝熱管103eが設けられている。伝熱管103eは、入口側水室103aと出口側水室103bとを繋ぐように端部が管板103dに支持されている。そして、入口側水室103aは、入口側の一次冷却水管105が接続され、出口側水室103bは、出口側の一次冷却水管105が接続されている。また、蒸気発生器103は、密閉容器12の上端部に気層部33に連通する出口側の主蒸気管106aが接続され、密閉容器12の側部に、入口側の主給水管106bが接続されている。
蒸気発生器103は、原子炉格納容器100外で主蒸気管106a、主給水管106bを介して蒸気タービン107に接続されて、二次冷却水(冷却水)の循環経路(二次冷却水が流通する経路)13が構成されている。なお、蒸気発生器103は、図1において、1つとして図示されているが、複数設けられ、それぞれが原子炉101および蒸気タービン107に接続される。
蒸気タービン107は、高圧タービン108および低圧タービン109を有し、これら高圧タービン108および低圧タービン109の回転軸に発電機110が接続されている。また、高圧タービン108および低圧タービン109には、湿分分離加熱器111が、蒸気発生器103の出口側の主蒸気管106aから分岐して接続されている。主蒸気管106aは、上述したように蒸気発生器103に接続され、当該蒸気発生器103と高圧タービン108との間に主蒸気隔離弁112が設けられている。また、低圧タービン109は、復水器113に接続されている。復水器113は、蒸気発生器103の入口側の主給水管106bに接続されている。主給水管106bは、上述したように蒸気発生器103に接続され、復水器113と蒸気発生器103との間に、復水ポンプ114、低圧給水加熱器115、脱気器116、主給水ポンプ117、高圧給水加熱器118および主給水弁119が設けられている。
従って、原子力設備10では、原子炉101にて一次冷却水が加熱されて高温・高圧となり、この一次冷却水は、加圧器102にて加圧されて圧力を一定に維持されつつ、一次冷却水管105を介して蒸気発生器103に供給される。蒸気発生器103では、伝熱管103eの内側を流れる一次冷却水と、伝熱管103eの外側に位置する上部側空間103fに流入する二次冷却水との熱交換が行われることにより、二次冷却水が蒸発して蒸気となる。熱交換によって冷却された一次冷却水は、一次冷却水管105を介して一次冷却水ポンプ104側に回収され、原子炉101に戻される。
一方、熱交換により蒸気となった二次冷却水は、分岐されて一方は、湿分分離加熱器111に送られる。湿分分離加熱器111は、分岐された他方の蒸気が送られた高圧タービン108からの排気から湿分を除去し、さらに加熱して過熱状態とした後に低圧タービン109に送る。蒸気タービン107は、二次冷却水の蒸気により駆動され、その動力が発電機110に伝達されて発電される。タービンの駆動に供された蒸気は、復水器113に排出される。復水器113は、取水管113aを介してポンプ113bにより取水した復水用冷却水(例えば、海水)と、低圧タービン109から排出された蒸気とを熱交換し、当該蒸気を凝縮させて低圧の飽和液に戻す。熱交換に用いられた復水用冷却水は、排水管113cから排出される。また、凝縮された飽和液は、二次冷却水となり、復水ポンプ114によって主給水管106bを介して復水器113の外部に送り出される。さらに、主給水管106bを経る二次冷却水は、低圧給水加熱器115で、例えば、低圧タービン109から抽気した低圧蒸気により加熱され、脱気器116で不凝結ガス(アンモニアガス)等の不純物が除去された後、主給水ポンプ117により送水され、高圧給水加熱器118で、例えば、高圧タービン108から抽気した高圧蒸気により加熱された後、主給水管106bを介して蒸気発生器103に戻される。ここで、主給水管106bでは、蒸気発生器103の二次冷却水の水位を維持するため、主給水ポンプ117や主給水弁119等が制御される。
さて、原子力設備10は、非常用の冷却設備として、二次冷却水の循環経路13に外部水源から取得した水(外部水)を冷却水として供給可能な水処理供給装置(水処理装置)14を備えている。外部水源から取得した水としては、海水、河川水、湖沼水、地下水等を採用することができ、本実施形態では海水を使用している。海水には、蒸気発生器103の構造材(例えば、伝熱管103e)の腐食要因となる腐食要素としての不純物(例えば、塩化物イオン)や溶存酸素が高濃度に含まれている。このため、蒸気発生器103の二次冷却水の循環経路13に海水を継続して供給した場合、蒸気発生器103の伝熱管103eの腐食が進行し、伝熱管103eが腐食で損傷するおそれがある。さらに、伝熱管103eの腐食は、塩化物イオン等の不純物と溶存酸素とが共存することにより発生することが判明しているため、これら不純物および溶存酸素の一方または両方を蒸気発生器103内に流入させない構成が要望されている。
本実施形態では、水処理供給装置14は、腐食要素の一つである溶存酸素を蒸気発生器103内に流入させないための構成を備える。具体的には、水処理供給装置14は、図2に示すように、海水を冷却水として二次冷却水の循環経路13に供給する冷却水供給装置(冷却水供給部)15と、供給される海水に脱酸素剤(腐食要素除去剤;例えば、ヒドラジン:N)を注入する脱酸素剤注入装置(腐食要素除去剤注入部)16とを備える。冷却水供給装置15は、蒸気発生器103と主給水弁119との間で、主給水管106bから分岐する補助給水管4を備え、この補助給水管4に補助給水弁7、補助給水ポンプ5および復水タンク6が設けられている。非常時には、復水タンク6に仮設ポンプ(不図示)等を用いて、海水が汲み上げられて貯留される。
また、冷却水供給装置15は、蒸気発生器103と主蒸気隔離弁112との間で、主蒸気管106aから分岐する補助蒸気管1を備え、この補助蒸気管1に補助蒸気弁3、冷却用蒸気タービン2が設けられている。冷却用蒸気タービン2は、補助給水ポンプ5に連結されており、補助給水ポンプ5を駆動する。これにより、電力供給が遮断した場合であっても、二次冷却水の循環経路13に海水を供給することが可能である。なお、本実施形態では、補助給水ポンプ5は、タービン駆動式のものとして説明したが、これに限るものではなく、電動モータ駆動式のポンプを用いてもよい。この場合、タービン駆動式のものと複数台を併用することが好ましい。
一方、脱酸素剤注入装置16は、ヒドラジンが貯留されタンク20と、このタンク20から並列に設けられた複数(本実施形態では3本)の注入管(注入ライン)21とを備える。この注入管21は、それぞれ手動によって開閉可能な開閉弁22を備え、補助給水ポンプ5のサクション(吸い込み)側の補助給水管4に接続されている。タンク20は、密閉可能に構成されており、このタンク20には加圧管23を介して窒素ガス(N)等の不活性ガスを充填したガスボンベ24が接続されている。このガスボンベ24のバルブが開かれると、窒素ガスがタンク20に流入し、タンク20内に貯留されたヒドラジンの液面を加圧する。これにより、開閉弁22を開くと、ヒドラジンが注入管21を通じて、補助給水管4内の海水に注入される。本実施形態では、海水が冷却水として供給される場合には、1本の注入管21の開閉弁22が開放され、残りの2本の注入管21の開閉弁22は閉鎖されている。なお、本実施形態では、電力供給が遮断した場合でも、ヒドラジンの供給を可能とするためにガス圧を用いて注入する構成を説明したが、電動の注入ポンプを用いても良いことは勿論である。
ヒドラジンは脱酸素剤であり、海水中の溶存する酸素と下記反応式のように反応して、酸素を除去する。
+O→N+2H
通常、海水中の溶存酸素の濃度は、約8ppmである。発明者の実験等によれば、海水中の溶存酸素を除去するには、反応効率を考慮して溶存酸素の濃度に比べて過剰な濃度(約50ppm)のヒドラジンを注入するのが効果的であると判明している。従って、ヒドラジンの注入量の管理が重要となる。
本実施形態では、補助給水管4には、ヒドラジンを注入した後のpH(水素イオン濃度)を計測するpH計測センサ(pH計測部)25が設けられている。ヒドラジンの濃度とpHとは相関関係があることが判明しており、pHの値からヒドラジンの濃度を間接的に知ることができる。例えば、ヒドラジンが注入されていない状態での海水のpHは、通常、pH=8.3程度であるが、この海水にヒドラジンの濃度が50ppmとなるように、ヒドラジンを注入すると、注入後の海水のpHは、pH=8.8となり、注入前に比べて約0.5上昇する。すなわち、注入前の海水のpHを予め計測しておき、この値とヒドラジンを注入した後の海水のpHの計測値との差分値が所定の基準値(例えば0.5)よりも大きくなれば、50ppm程度のヒドラジンが注入されたものと判断できる。pHは、ヒドラジンを直接計測するものに比べて、比較的容易に計測できる。このため、pHの計測値に基づいて、注入前後のpHの差分値が所定の基準値に達しているか否かを定期的に確認すれば良く、ヒドラジンの注入量管理を容易に行うことができる。
pH計測センサ25は、補助給水ポンプ5の吐出側の補助給水管4内に設けても良いが、補助給水ポンプ5のドレン排出口(不図示)に設けるのが好ましい。この構成では、作業員が、定期的に、ドレンコックを開いてpHを計測できるため、装置構成を簡素化することができる。pHを計測した結果、注入前後のpHの差分値が所定の基準値(例えば0.5)に達しない場合には、この基準値に達するまで、閉じている残り2つの開閉弁22を順次開放する。これにより、ヒドラジンの注入作業を容易に行うことができると共に、ヒドラジンが十分に注入され、海水中の溶存酸素を効果的に除去することができる。この開閉弁22の操作は、pHを計測した作業員が行うのが好ましいが、pHの計測値に基づき、電磁式の開閉弁を自動制御する構成としても良い。
海水にヒドラジンを注入した場合であっても、溶存酸素は瞬時に除去されるものではなく、ある程度の反応時間を確保することが好ましい。蒸気発生器103は、図2に示すように、密閉容器12の内部に、伝熱管103eの周囲を覆う内筒30が設けられている。主給水管106bを通じて、蒸気発生器103内に流入した海水は、矢印Aで示すように、密閉容器12と内筒30との間の空間(ダウンカマー)31内を下降し、内筒30の下端から内筒30の内側32に入り、この内側32を上昇する間に伝熱管103eで加熱されて蒸発する。蒸発した蒸気は、密閉容器12の気層部33に一旦溜まり、主蒸気管106aを通じて排出される。
この構成では、密閉容器12と内筒30との間の空間31内での滞留時間を確保することができるため、密閉容器12内に流入した海水が伝熱管103eに接触する前に脱酸素反応を終えることができる。また、上記空間31内は、加温された水(海水)が循環するため、脱酸素剤による脱酸素反応を効率よく行うことができる。この構成では、上記空間31を水(海水)が循環する限りにおいては、どのような循環量であっても脱酸素を確実に行えることが判明している。例えば、循環量が多い場合には、上記空間31を循環する時間が短くなるものの、多量の循環水により溶存酸素の希釈が進み、海水に含まれる溶存酸素濃度が低くなる。また、循環量が少ない場合には、海水に含まれる溶存酸素濃度が高くなるが、上記空間31を循環する時間が長くなるため、海水が伝熱管103eに接触する前に脱酸素反応を終えることができる。
また、海水を冷却水として使用する場合、海水には不純物が多量に含まれているため、この不純物が密閉容器12と内筒30との間の空間31内で濃縮される。この不純物が濃縮された水(海水)は、比重が重く、このような濃縮された水が空間31内に多く溜まると、蒸気発生器103に新たに流入する海水の循環不良が生じるため好ましくない。本実施形態では、蒸気発生器103は、上記した空間31の下部に、不純物を含む水を排出するブローダウン管40が設けられている。このブローダウン管40には、開閉弁41が設けられ、この開閉弁41を定期的に開放することにより、不純物を含む濃縮された水が器外に排出される。開閉弁41を開放する間隔は、使用する海水の汚れ等によって変更されるが、蒸気発生器103内での不純物の濃縮を抑制するために、例えば、2日ごとに行うのが好ましい。
以上、説明したように、本実施形態によれば、蒸気発生器103の二次冷却水の循環経路13に冷却水を供給する冷却水供給装置15と、冷却水として海水を使用する場合に、海水にヒドラジンを注入する脱酸素剤注入装置16とを備えたため、海水にヒドラジンを注入する脱酸素剤注入装置16を設けるという簡単な構成で、二次冷却水の循環経路13に供給される海水に含まれる溶存酸素を除去することができる。また、注入されたヒドラジンは、蒸気発生器103内で気層部33に移行することなく、海水中に留まるため、海水中の溶存酸素を継続的に除去することができる。従って、溶存酸素量を低減した海水を蒸気発生器103に供給することができ、蒸気発生器103の伝熱管103eの腐食の進行を抑えることができる。
また、脱酸素剤注入装置16は、ヒドラジンを注入した後の海水の水素イオン濃度を計測するpH計測センサ25を備え、ヒドラジンの注入前後の水素イオン濃度の差分値が少なくとも所定の基準値に達するまでヒドラジンを注入する。ヒドラジンの注入量と水素イオン濃度とは相関関係が認められることに加え、水素イオン濃度は比較的簡単に計測することができる。このため、注入前後の水素イオン濃度の差分値が基準値に達しているか否かを定期的に確認すれば良く、ヒドラジンの注入量の管理を容易に行うことができる。
また、脱酸素剤注入装置16は、ヒドラジンを貯留するタンク20と、タンク20と冷却水供給装置15の補助給水管4とを並列に接続する複数の注入管21と、注入管21にそれぞれ設けられた開閉弁22とを備え、注入前後の水素イオン濃度の差分値が所定の基準値に達しない場合には、この基準値に達するまで、各開閉弁22を順次開放する。このため、ヒドラジンの注入量が足りないと判断される場合には、注入前後の水素イオン濃度の差分値が所定の基準値に達するまで、単純に開閉弁22を順次開放すれば良いため、ヒドラジンの注入作業、および、注入量の管理を容易に行うことができる。
また、本実施形態の原子力設備10は、原子炉101に一次冷却水の循環経路11を介して接続される蒸気発生器103と、蒸気発生器103の二次冷却水の循環経路13を流れる海水の処理をする上記水処理供給装置14とを備えたため、海水にヒドラジンを注入する脱酸素剤注入装置16を設けるという簡単な構成で、二次冷却水の循環経路13に供給される海水に含まれる溶存酸素を除去することができる。また、注入されたヒドラジンは、蒸気発生器103内で気層部33に移行することなく、海水中に留まるため、海水中の溶存酸素を継続的に除去することができる。従って、蒸気発生器103の二次冷却水に海水を使用した場合であっても、蒸気発生器103の伝熱管103eの腐食の進行を抑えつつ、原子炉101を冷却することができる。
また、蒸気発生器103は、二次冷却水の循環経路13を通じて海水が流通する空間31と、この空間31内で濃縮された海水中の不純物を器外に排出するブローダウン管40とを備えるため、空間31内に不純物が濃縮された海水が滞留することが防止され、海水が空間31を効率良く循環することにより、ヒドラジンと溶存酸素との反応効率の向上を図ることができる。
次に、別の実施形態について説明する。図3は、別の実施形態に係る水処理供給装置44の概略構成図である。上記した水処理供給装置14とは、冷却水供給装置45の構成が異なるものであるため、構成が同一なものについては、同一の符号を付して説明を省略する。冷却水供給装置45は、上記した冷却水供給装置15と比べて、補助給水管4の補助給水ポンプ5と補助給水弁7との間に、反応槽26と、この反応槽26の出口側に第2補助給水ポンプ27とが設けられている点で異なる。
反応槽26は、ヒドラジンと海水中の溶存酸素とが反応するために十分な時間滞留するだけの容量を有するタンクである。この反応槽26は、反応槽26内の空気(酸素)と海水とが接触しないように、反応槽26への流入、流出管を除いて密閉され、内部は海水で充填されている。第2補助給水ポンプ27は、補助給水ポンプ5と同様に、冷却用蒸気タービン2に連結され、反応槽26に流入した海水量と同量の海水を主給水管106bに送っている。
この別の実施形態では、ヒドラジンと海水中の溶存酸素とが反応槽26内で反応して、溶存酸素を除去できるため、溶存酸素を含まない海水を蒸気発生器103に供給することができる。従って、蒸気発生器103の伝熱管103eの腐食の進行をより確実に抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、脱酸素剤として、ヒドラジンを使用しているが、これに限るものではなく、例えば、亜硫酸ナトリウム(NaSO)を使用することもできる。亜硫酸ナトリウムは、海水中の溶存する酸素と下記反応式のように反応して、酸素を除去する。
2NaSO+O→2NaSO
亜硫酸ナトリウムは、標準状態(1気圧、25℃)で結晶化しているため、取り扱いおよび管理が容易という利点がある。
また、上記実施形態では、脱酸素剤注入装置16は、海水のpHを計測することで、海水中のヒドラジン濃度を間接的に把握していたが、このヒドラジン濃度を直接計測しても構わないのは勿論である。さらに、海水中の溶存酸素量を計測し、この計測値に基づいて、注入量を管理しても良い。
また、上記実施形態では、塩化物イオン等の不純物と溶存酸素とを含む腐食要素のうち、溶存酸素を除去する構成について説明したが、塩化物イオンを除去する構成としても構わないのは勿論である。塩化物イオンを除去する場合には、イオン交換樹脂やRO膜(逆浸透膜)を用いて除去すれば良い。
6 復水タンク
10 原子力設備
11 一次冷却水の循環経路(一次冷却水が流通する経路)
13 二次冷却水の循環経路(二次冷却水が流通する経路)
14 水処理供給装置(水処理装置)
15 冷却水供給装置(冷却水供給部)
16 脱酸素剤注入装置(腐食要素除去剤注入部)
20 タンク
21 注入管(注入ライン)
22 開閉弁
23 加圧管
24 ガスボンベ
25 pH計測センサ(pH計測部)
26 反応槽
31 空間
33 気層部
40 ブローダウン管
44 水処理供給装置(水処理装置)
45 冷却水供給装置(冷却水供給部)
101 原子炉
103 蒸気発生器
103d 管板
103e 伝熱管

Claims (6)

  1. 加圧水型原子炉の一次冷却水が流通する経路に接続される蒸気発生器と、前記一次冷却水と熱交換される前記蒸気発生器の二次冷却水が流通する経路を流れる冷却水の処理をする水処理装置とを備えた原子力設備であって、
    前記水処理装置は、前記蒸気発生器の前記二次冷却水が流通する経路に接続される補助給水管、及び、前記補助給水管に配置される補助給水ポンプを有し、前記二次冷却水が流通する経路に前記冷却水を供給する冷却水供給部と、前記冷却水として外部水源から取得した外部水を使用する場合に、前記外部水に含まれる腐食要素としての溶存酸素を除去する腐食要素除去剤(水素ガスを除く)を貯留するタンク、前記タンクに接続されるとともに不活性ガスが充填されて前記タンク内を加圧するガスボンベ、前記補助給水ポンプの吸い込み側の前記補助給水管と前記タンクとを接続する注入ライン、及び、前記注入ラインに設けられた開閉弁を有し、前記外部水に前記腐食要素除去剤を注入する腐食要素除去剤注入部と、を備え、
    前記蒸気発生器は、密閉容器と、前記密閉容器の内部に配置され、内側を前記一次冷却水が流通する伝熱管と、前記密閉容器の内部に前記伝熱管の周囲を覆って配置される内筒とを備え、前記内筒は、前記密閉容器との間に空間を形成し、前記二次冷却水が流通する経路を通じて密閉容器内に流入した前記外部水は、前記密閉容器と前記内筒との間の前記空間内を下降し、前記内筒の下端を介して該内筒の内側空間に流入し、この内側空間を上昇する間に前記伝熱管にて加熱されることを特徴とする原子力設備。
  2. 前記腐食要素除去剤注入部は、前記外部水中の前記腐食要素除去剤の濃度を直接または間接的に計測する計測部を備え、計測値が少なくとも所定の基準値に達するまで前記腐食要素除去剤を注入することを特徴とする請求項1に記載の原子力設備。
  3. 前記腐食要素除去剤注入部は、前記腐食要素除去剤として脱酸素剤を注入した後の前記外部水の水素イオン濃度を計測するpH計測部を備え、注入前後の水素イオン濃度の差分値が少なくとも所定の基準値に達するまで前記脱酸素剤を注入することを特徴とする請求項1に記載の原子力設備。
  4. 前記腐食要素除去剤注入部は、前記腐食要素除去剤を貯留するタンクと、前記タンクと前記冷却水供給部とを並列に接続する複数の注入ラインと、前記注入ラインにそれぞれ設けられた開閉弁と、を備え、前記計測値または前記差分値が所定の基準値に達するまで、前記開閉弁を順次開放することを特徴とする請求項2または3に記載の原子力設備。
  5. 前記外部水は、海水、河川水、湖沼水または地下水のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の原子力設備。
  6. 前記蒸気発生器は、前記密閉容器と前記内筒との間の前記空間内で濃縮された前記外部水中の不純物を器外に排出するブローダウン管を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の原子力設備。
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