JP6414750B2 - 電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6414750B2
JP6414750B2 JP2015072319A JP2015072319A JP6414750B2 JP 6414750 B2 JP6414750 B2 JP 6414750B2 JP 2015072319 A JP2015072319 A JP 2015072319A JP 2015072319 A JP2015072319 A JP 2015072319A JP 6414750 B2 JP6414750 B2 JP 6414750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
conversion
unit
reference voltage
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015072319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016191652A (ja
Inventor
也寸志 ▲高▼月
也寸志 ▲高▼月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015072319A priority Critical patent/JP6414750B2/ja
Publication of JP2016191652A publication Critical patent/JP2016191652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6414750B2 publication Critical patent/JP6414750B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、トナー像を印刷用紙に形成し、印刷用紙に定着させる定着部を有する画像形成装置に関する。
典型的な画像形成装置(たとえばプリンター、多機能プリンター、又は複合機(Multifunction Peripheral)は、トナー像を印刷用紙に定着させる定着部を有している。定着部は、画像形成装置において大きな電力を消費する部分であるため制御性能を向上させ、マージンを小さくすることによって無駄な加熱を抑制することが求められている。制御性能の向上には、計測性能を向上させることが一つの手段として考えられる。
特開2002−372893号公報
しかし、画像形成装置の内部電源は、負荷変動その他の理由によって電圧が変動しやすいという特質を有している。このため、画像形成装置のように負荷変動が大きな電子機器においては、仮に高精度のセンサを装備したとしてもAD変換といった信号変換処理の過程で電圧変動に起因する誤差が生じてしまい、高精度のセンサの能力が全体として発揮できないという問題があった。この問題は、画像形成装置に限られず、加熱対象の温度を計測して、その温度を制御する構成を有する電子機器に一般的に共通する問題であった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特別に安定かつ高精度の電圧を有する電力の供給を受けることなく、高精度かつ応答性に優れた計測技術を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、加熱対象物と、前記加熱対象物の温度に応じて熱起電力を発生させるセンサと、前記熱起電力を増幅してセンサアナログ出力を生成する増幅回路と、前記センサアナログ出力と前記加熱対象物の温度との間の相互関係を表す温度特性データを格納する特性記憶部と、前記増幅回路に電力を供給し、センサ基準電圧を発生させるセンサ電源とを有するセンサ部と、前記センサ基準電圧をAD変換して基準電位データを生成し、前記センサアナログ出力をAD変換してセンサ出力データを生成するAD変換部を有し、前記基準電位データを使用して前記センサ出力データを補正し、前記補正されたセンサ出力データと前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象物の温度を演算する演算処理部と、前記演算処理部に電力を供給する制御部電源とを有する制御部とを備える。
上記の電子機器であって、さらに、前記センサの周囲温度を計測する周囲温度計測素子を備え、前記増幅回路は、前記周囲温度に応じて周囲温度アナログ出力を生成し、前記AD変換部は、前記周囲温度アナログ出力をAD変換して周囲温度出力データを生成し、前記演算処理部は、前記基準電位データを使用して前記周囲温度出力データを補正し、前記補正された周囲温度出力データと、前記補正されたセンサ出力データと、前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象の温度を演算するようにしてもよい。
上記の電子機器であって、前記特性記憶部は、前記センサ基準電圧を表すデジタル値であるセンサ電圧特性データを格納し、前記演算処理部は、前記基準電位データと前記センサ電圧特性データとを使用して前記センサ出力データを補正するようにしてもよい。
上記の電子機器であって、前記電子機器は、画像形成装置であり、前記加熱対象物は、前記画像形成装置が有する定着部であってもよい。
本発明の電子機器の制御方法は、加熱対象物と、前記加熱対象物の温度に応じて熱起電力を発生させるセンサと、前記熱起電力を増幅してセンサアナログ出力を生成する増幅回路と、前記センサアナログ出力と前記加熱対象物の温度との間の相互関係を表す温度特性データを格納する特性記憶部と、前記増幅回路に電力を供給し、センサ基準電圧を発生させるセンサ電源とを有するセンサ部とを備える電子機器を準備する工程と、前記センサ基準電圧をAD変換して基準電位データを生成し、前記センサアナログ出力をAD変換してセンサ出力データを生成するAD変換部を有し、前記基準電位データを使用して前記センサ出力データを補正し、前記補正されたセンサ出力データと前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象物の温度を演算する演算処理部と、前記演算処理部に電力を供給する制御部電源とを有する制御工程とを備える。
本発明の制御プログラムは、加熱対象物と、前記加熱対象物の温度に応じて熱起電力を発生させるセンサと、前記熱起電力を増幅してセンサアナログ出力を生成する増幅回路と、前記センサアナログ出力と前記加熱対象物の温度との間の相互関係を表す温度特性データを格納する特性記憶部と、前記増幅回路に電力を供給し、センサ基準電圧を発生させるセンサ電源とを有するセンサ部を備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、前記制御プログラムは、前記センサ基準電圧をAD変換して基準電位データを生成し、前記センサアナログ出力をAD変換してセンサ出力データを生成するAD変換部を有し、前記基準電位データを使用して前記センサ出力データを補正し、前記補正されたセンサ出力データと前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象物の温度を演算する演算処理部と、前記演算処理部に電力を供給する制御部電源とを有する制御部として前記電子機器を機能させる。
本発明の画像形成装置や画像形成方法によれば、特別に安定かつ高精度の電圧を有する電力の供給を受けることなく、高精度かつ応答性に優れた計測技術を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る定着ローラの温度制御の機能構成を示すブロックダイアグラムである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置1は、制御部10と、定着部20と、記憶部30とを備えている。定着部20は、定着ローラ210と、センサユニット220と、誘導加熱部230とを備えている。定着ローラ210は、トナー像が転写された印刷用紙を加圧加熱してトナー像を印刷用紙に定着させる。センサユニット220は、センサ部とも呼ばれ、定着ローラ210の温度を計測する。
制御部10は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部10は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置1全体を制御する。
記憶部30は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部10が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。
図2は、一実施形態に係る定着ローラ210の温度を制御するための機能構成を示すブロックダイアグラムである。制御部10は、CPUを有する演算処理部12と、演算処理部12に直流電力(基準電圧)を供給する制御部電源11とを有している。演算処理部12は、2つのADコンバータ(第1AD変換部12a及び第2AD変換部12b)を有している。この2つのADコンバータは、単にAD変換部とも呼ばれる。制御部10は、センサユニット220によって計測された温度に基づいて、誘導加熱部230に加熱指令信号を送信する。誘導加熱部230は、制御部10からの加熱指令信号に応じて加熱対象物である定着ローラ210を予め設定されている所定の温度を目標として制御する。
センサユニット220は、特性記憶部221と、センサ電源222と、増幅回路223と、サーモパイル224と、サーミスタ225とを備える。特性記憶部221は、センサユニット220の温度特性データを格納している。温度特性データは、たとえばセンサユニット220の製品検査の際に特性記憶部221に書き込まれる。センサ電源222は、特性記憶部221と増幅回路223とに電力を供給する。サーモパイル224は、温度計測の対象物である定着ローラ210の温度を非接触で計測する。サーミスタ225は、サーモパイル224の周囲温度としてセンサユニット220の温度を計測する。サーミスタ225は、周囲温度計測素子とも呼ばれる。
サーモパイル224は、複数の熱電対を直列あるいは並列に接続したものである。サーモパイル224は、熱電堆とも呼ばれる熱起電力型のセンサであり、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する電気部品である。サーモパイル224は、定着ローラ210からの熱輻射(赤外線)によって温度が上昇する温接点と、ヒートシンク(図示せず)に熱的に接続されてサーモパイル224の周囲温度と同一の温度を維持する冷接点と、の間の温度差に応じて、出力電圧を発生させる。
サーミスタ225は、超高精度サーミスタ(AP Thermistor)である。サーミスタ225は、温度変化によって抵抗値が変化する電気部品である。サーミスタ225は、サーモパイル224の周囲温度としてサーモパイル224の冷接点の温度を計測する。
増幅回路223は、サーモパイル224の出力電圧を増幅してセンサアナログ出力として演算処理部12に電圧を印加する機能と、サーミスタ225の抵抗値変化に応じて周囲温度アナログ出力として演算処理部12に電圧を印加する機能とを有している。
特性記憶部221は、前述のように温度特性データを格納している。温度特性データは、サーモパイル224の増幅後の出力電圧(センサアナログ出力)と、サーミスタ225の増幅後の出力電圧(周囲温度アナログ出力)と、温度計測の対象物である定着ローラ210の温度との相互関係を表すデータを含んでいる。温度特性データは、センサ電源222の個体差をも含む実際の出力電圧値であるセンサ基準電圧Vrefsを表すデジタル値であるセンサ電圧特性データも格納している。
センサ電源222は、予め設定されているセンサ基準電圧Vrefsを制御部10の演算処理部12に供給する。センサ基準電圧Vrefsは、直流の1.65V(名目値)であり、演算処理部12に電力として供給されている制御部基準電圧Vrefc(直流3.3V)よりも低い電圧に設定されている。
制御部10は、センサユニット220のセンサ電源222から供給されるセンサ基準電圧Vrefsを補正に使用する。この補正は、制御部電源11が出力する制御部基準電圧Vrefcの変動に起因するAD変換誤差を解消するためのものである。
AD変換誤差は、制御部基準電圧Vrefcの変動によって発生する。制御部基準電圧Vrefcを出力する制御部電源11は、定電圧電源ではあるが、画像形成装置1の電力消費に応じて出力インピーダンスが上昇する場合があるからである。
このような場合において、演算処理部12の消費電力が大きいときには、制御部電源11への出力電圧が変動(低下)してしまう。具体的には、たとえば画像形成装置1において定着部20その他に大電流が供給されている状態において、演算処理部12が負荷の大きな演算を行っている場合が該当する。この場合には、制御部電源11の供給電圧が制御部基準電圧Vrefc(直流3.3V)よりも数パーセント程度低い電圧となることも想定される。
演算処理部12の第1AD変換部12a及び第2AD変換部12bは、いずれも制御部電源11から共通して電力の供給を受けている。第1AD変換部12a及び第2AD変換部12bは、いずれも制御部電源11が出力する制御部基準電圧Vrefcが正しいものと仮定してAD変換を実行する。第2AD変換部12bは、センサアナログ出力や周囲温度アナログ出力の電圧と、制御部基準電圧Vrefcとの比を離散化して温度データとして出力する。
サーモパイル224の増幅後の出力電圧であるセンサアナログ出力のAD変換の結果は、デジタル値0〜256を有するデジタルデータとしてのセンサ出力データとなる。サーミスタ225の増幅後の出力電圧である周囲温度アナログ出力のAD変換の結果は、デジタル値0〜256を有するデジタルデータとしての周囲温度出力データとなる。
具体的には、たとえば演算処理部12に正確な制御部基準電圧Vrefc(3.3V)が供給されている場合を仮定する。この場合において、センサアナログ出力が0.825V(3.3Vの四分の一)のときには、演算処理部12は、デジタル値64(デジタル値256の四分の一)のデータ(センサ出力データ)を生成する。
ところが、仮に極端なケースとして、制御部基準電圧Vrefcが半分の1.65Vまで低下してしまっていた場合を想定する。この場合、センサアナログ出力が0.825V(1.65Vの二分の1、あるいは3.3Vの四分の一)のときには、演算処理部12は、デジタル値128(デジタル値256の二分の一)のデータを生成する。このように、制御部基準電圧Vrefcが半分となると、AD変換の結果であるデジタル値が2倍となってしまう。
演算処理部12は、センサ電源222から供給されるセンサ基準電圧Vrefsを使用して、この問題を解決することができる。具体的には、演算処理部12の第1AD変換部12aは、センサ基準電圧VrefsをAD変換処理して基準電位データDrefを生成する。制御部基準電圧Vrefcが正確な3.3Vである場合には、基準電位データDrefは、センサ基準電圧Vrefs(1.65V)のAD変換の結果なので、デジタル値128(1.65V/3.3V×256)となる。一方、制御部基準電圧Vrefcが半分の1.65Vとなってしまっていた場合には、基準電位データDrefは、デジタル値256(1.65V/1.65V×256)となる。
演算処理部12は、特性記憶部221からセンサ電圧特性データを読み出すことによって、センサ電源222の個体差をも含む実際の出力電圧値(名目値は1.65V)が予め分かっている。演算処理部12は、基準電位データDrefがデジタル値256となっている場合には、AD変換の結果が実際の値の2倍となっていることを検知することができる。これにより、演算処理部12は、自己のAD変換処理の結果と既知である実際の出力電圧値(名目値は1.65V)の比から実際の制御部基準電圧Vrefc(制御部基準電圧Vrefcの名目値の半分)を推定することができる。
したがって、演算処理部12は、実際の制御部基準電圧Vrefcが半分の1.65Vとなってしまっていることを推定することができる。演算処理部12は、この推定結果を使用して、センサアナログ出力が0.825Vのときには、デジタル値128を補正して半分のデジタル値64とすることができる。
本実施形態は、センサ電圧特性データによって表されるセンサ基準電圧Vrefsが正確かつ安定して出力されていることを前提としている。この前提が成立する理由は、以下の通りである。センサ電源222は、計測時において、サーモパイル224と、サーミスタ225とに電力を供給している。サーモパイル224は、熱起電力型センサであり、電圧を発生するので、サーモパイル224に電流を流すことなく、その出力を増幅することができる。したがって、仮に画像形成装置1の内部で大きな電力が消費され、電源の出力インピーダンスが上昇していても、増幅回路223には大きな電流が流れないので、センサ電源222の出力電圧には、殆ど影響を与えない。
一方、サーミスタ225は、サーミスタ225の温度に応じて抵抗値が変動することを利用して計測するので、わずかにではあるが電流が流れることになる。しかしながら、サーミスタ225は、ヒートシンクに熱接続されている冷接点の温度を計測するので、常時計測する必要はない。よって、演算処理部12は、冷接点の温度を計測しているときにだけ、センサ基準電圧Vrefsの取得を回避すれば、高精度のセンサ基準電圧Vrefsの利用を実現することができる。本実施形態では、第2AD変換部12bは、センサアナログ出力と周囲温度アナログ出力とに順次切り替えて入力している。なお、第2AD変換部12bは、入力毎に電源を共通とする別個のAD変換部を有するようにしてもよい。
このように、本実施形態は、サーモパイル224を使用する高精度のセンサユニット220を装備しているので、センサ電源222は、高精度のセンサ基準電圧Vrefsを補正用に出力することができる。よって、本実施形態によれば、センサユニット220を装備すれば、AD変換処理を行う演算処理部12が低出力インピーダンスの高性能の電源回路を有している必要は無く、演算処理部12が実行するソフトウェアを変更するだけでシステム全体として計測性能を向上させることができる。この計測性能の向上は、定着部20の温度制御の性能を向上させ、無駄に加熱することなく、小さな熱マージンで定着工程を実現することができる。これにより、無駄な電力消費を削減することができる。
本発明は、上記各実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態は、サーミスタによる周囲温度の計測時以外のセンサ基準電圧Vrefsを使用しているが、サーミスタがセンサ基準電圧Vrefsに与える影響が十分に小さい場合には、サーミスタによる周囲温度の計測時のセンサ基準電圧Vrefsを使用してもよい。さらに、具体的なハードウェア構成として、たとえばサーモパイルが内蔵する増幅回路にサーミスタを組み込むことも可能である。上記実施形態の構成は、高精度化を実現することができる一方、増幅回路にサーミスタを組み込む構成は回路構成の簡略化を実現することができる。具体的なソフトウェア構成としては、基準電位データDrefに対して平滑化処理を行ってサーミスタの影響を減殺した上で使用することも可能である。
変形例2:上記実施形態は、熱起電力を発生させる熱電対を使用したサーモパイルを使用しているが、たとえば光起電力を発生させる素子を使用するようにしてもよい。本発明は、一般に起電力を発生させるセンサに適用することができる。
変形例3:上記実施形態は、画像形成装置に適用されているが、本発明は、何らかの加熱対象の温度を計測して、その温度を制御する構成を有する電子機器にも適用することができる。
1 画像形成装置
10 制御部
11 制御部電源
12 演算処理部
12a 第1AD変換部
12b 第2AD変換部
20 定着部
30 記憶部
220 センサユニット
221 特性記憶部
222 センサ電源
223 増幅回路
224 サーモパイル
225 サーミスタ
230 誘導加熱部

Claims (6)

  1. 電子機器であって、
    加熱対象物と、
    前記加熱対象物の温度に応じて熱起電力を発生させるセンサと、前記熱起電力を増幅してセンサアナログ出力を生成する増幅回路と、前記センサアナログ出力と前記加熱対象物の温度との間の相互関係を表す温度特性データを格納する特性記憶部と、前記増幅回路に電力を供給し、センサ基準電圧を発生させるセンサ電源とを有するセンサ部と、
    前記センサ基準電圧をAD変換して基準電位データを生成する第1AD変換部と、前記センサアナログ出力をAD変換してセンサ出力データを生成する第2AD変換部、前記基準電位データを使用して前記センサ出力データを補正し、前記補正されたセンサ出力データと前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象物の温度を演算する演算処理部と、前記第1AD変換部と前記第2AD変換部と前記演算処理部制御部基準電圧を有する電力を供給する制御部電源とを有する制御部と、を備え
    前記第1AD変換部及び前記第2AD変換部は、前記制御部基準電圧を使用して前記各AD変換を実行し、
    前記制御部は、前記制御部基準電圧の変動に起因して変動する前記基準電位データを使用して前記補正を実行することによって、前記制御部基準電圧の変動に起因する前記センサ出力データのAD変換誤差を抑制する電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器であって、さらに、
    前記センサの周囲温度を計測する周囲温度計測素子を備え、
    前記増幅回路は、前記周囲温度に応じて周囲温度アナログ出力を生成し、
    前記第2AD変換部は、前記センサアナログ出力と前記周囲温度アナログ出力順次切り替えて入力してAD変換し、前記センサ出力データと周囲温度出力データを生成し、
    前記演算処理部は、前記基準電位データを使用して前記周囲温度出力データを補正し、前記補正された周囲温度出力データと、前記補正されたセンサ出力データと、前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象物の温度を演算する電子機器。
  3. 請求項1又は2記載の電子機器であって、
    前記特性記憶部は、前記センサ電源が実際に発生させるセンサ基準電圧を表すデジタル値であるセンサ電圧特性データを格納し、
    前記演算処理部は、前記第1AD変換部によるAD変換によって生成された前記基準電位データと前記センサ電圧特性データとを使用して前記センサ出力データを補正する電子機器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記電子機器は、画像形成装置であり、
    前記加熱対象物は、前記画像形成装置が有する定着部である電子機器。
  5. 電子機器を制御する方法であって、
    加熱対象物と、前記加熱対象物の温度に応じて熱起電力を発生させるセンサと、前記熱起電力を増幅してセンサアナログ出力を生成する増幅回路と、前記センサアナログ出力と前記加熱対象物の温度との間の相互関係を表す温度特性データを格納する特性記憶部と、前記増幅回路に電力を供給し、センサ基準電圧を発生させるセンサ電源とを有するセンサ部を備える電子機器を準備する工程と、
    前記センサ基準電圧をAD変換して基準電位データを生成する第1AD変換工程と、前記センサアナログ出力をAD変換してセンサ出力データを生成する第2AD変換工程と、前記基準電位データを使用して前記センサ出力データを補正し、前記補正されたセンサ出力データと前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象物の温度を演算する演算処理工程と、前記第1AD変換工程と前記第2AD変換工程と前記演算処理工程と制御部基準電圧を有する電力を供給する制御部電源供給工程とを有する制御工程と、を備え
    前記第1AD変換工程及び前記第2AD変換工程は、前記制御部基準電圧を使用して前記各AD変換を実行する工程を含み、
    前記制御工程は、前記制御部基準電圧の変動に起因して変動する前記基準電位データを使用して前記補正を実行することによって、前記制御部基準電圧の変動に起因する前記センサ出力データのAD変換誤差を抑制する工程を含む電子機器の制御方法。
  6. 加熱対象物と、前記加熱対象物の温度に応じて熱起電力を発生させるセンサと、前記熱起電力を増幅してセンサアナログ出力を生成する増幅回路と、前記センサアナログ出力と前記加熱対象物の温度との間の相互関係を表す温度特性データを格納する特性記憶部と、前記増幅回路に電力を供給し、センサ基準電圧を発生させるセンサ電源とを有するセンサ部を備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記センサ基準電圧をAD変換して基準電位データを生成する第1AD変換部と、前記センサアナログ出力をAD変換してセンサ出力データを生成する第2AD変換部、前記基準電位データを使用して前記センサ出力データを補正し、前記補正されたセンサ出力データと前記温度特性データとに基づいて前記加熱対象物の温度を演算する演算処理部と、前記第1AD変換部と前記第2AD変換部と前記演算処理部制御部基準電圧を有する電力を供給する制御部電源とを有する制御部として前記電子機器を機能させ、
    前記第1AD変換部及び前記第2AD変換部は、前記制御部基準電圧を使用して前記各AD変換を実行し、
    前記制御部は、前記制御部基準電圧の変動に起因して変動する前記基準電位データを使用して前記補正を実行することによって、前記制御部基準電圧の変動に起因する前記センサ出力データのAD変換誤差を抑制する制御プログラム。
JP2015072319A 2015-03-31 2015-03-31 電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム Expired - Fee Related JP6414750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015072319A JP6414750B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015072319A JP6414750B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016191652A JP2016191652A (ja) 2016-11-10
JP6414750B2 true JP6414750B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=57245507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015072319A Expired - Fee Related JP6414750B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6414750B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0514865U (ja) * 1991-08-01 1993-02-26 オムロン株式会社 赤外線温度計
JPH0777892A (ja) * 1993-09-10 1995-03-20 Ricoh Co Ltd 定着装置の温度制御方法及び装置
JPH09269266A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Kyocera Corp 温度検出回路、温度検出方法及び温度検出装置
JP4415045B2 (ja) * 1997-09-29 2010-02-17 石塚電子株式会社 非接触温度センサ
JP2001021417A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Omron Corp 放射温度計
JP3621871B2 (ja) * 2000-07-31 2005-02-16 リンナイ株式会社 温度検出装置
JP4188399B2 (ja) * 2005-11-25 2008-11-26 シャープ株式会社 温度制御装置、温度制御方法、定着装置、画像形成装置、温度制御プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5315386B2 (ja) * 2011-07-11 2013-10-16 本田技研工業株式会社 温度測定回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016191652A (ja) 2016-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI498484B (zh) 風扇控制系統、電腦系統及其風扇控制之方法
JP6153646B2 (ja) 熱電対を用いた温度測定装置の温度ドリフト補正方法
EP2343952B1 (en) Induction heating cooker
EP2818967A1 (en) Method for determining an operating temperature of an electronic component
JP6344101B2 (ja) ガス検出装置
JP6594250B2 (ja) 温度計測装置及び温度計測方法
JP6414750B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム
US9134661B2 (en) Image forming apparatus
CN100445712C (zh) 通过平移转换参考电平以进行校正的温度测量电路
US9915568B2 (en) Circuit device, temperature detection device, electronic device, and temperature detection method
JP7109728B2 (ja) 電力制御装置及び電力制御方法
EP3388805A1 (en) Abnormal temperature detecting circuit
US7712347B2 (en) Self diagnostic measurement method to detect microbridge null drift and performance
JP2012198037A (ja) 温度ドリフト補正装置
WO2019163363A1 (ja) 温度測定装置、周囲温度測定方法、および、周囲温度測定プログラム
JPH11249491A (ja) 定着装置の温度制御方法
JP2019129598A5 (ja)
JP2005315990A (ja) 画像形成装置
WO2024116267A1 (ja) ガスセンサ
JP7306259B2 (ja) ガスセンサ
WO2016142991A1 (ja) 温度制御システム及び温度制御方法
JP6011388B2 (ja) 画像形成装置
JP2003149981A (ja) 画像形成装置
JPS5922966B2 (ja) 温度制御装置とこれを用いた記録ペン
KR101489460B1 (ko) 입력전압과 출력전압을 증가시키고 정격입력전압 설계가 가능한 단일접합 열전변환기 및 그 작동방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6414750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees