JP6414239B2 - 水力発電システム - Google Patents
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Description
流体が流れる流路(1)に配置される水車(60)と、
前記水車(60)によって駆動される発電機(50)と、
前記発電機(50)によって所定の電力を発電する第1制御モードと、前記発電機(50)による発電電力が前記第1制御モードよりも小さい又は発電電力がゼロである第2制御モードとを切り換えて、前記水車(60)の運転点を制御する制御部(20)とを備え、
前記制御部(20)は、商用電源(5)から購入する電力の単価がより高くなる時間帯に前記第1制御モードによる制御を行うとともに、所定期間(T)における前記流体の積算流量(Qs)が所定の目標値(X)になるように、前記所定期間(T)内における、前記第1制御モードによる運転時間(t1)と前記第2制御モードによる運転時間(t2)とを振り分けることを特徴とする水力発電システムである。
前記商用電源(5)の電力料金の情報を取得する料金情報取得部(26)を備え、
前記制御部(20)は、前記料金情報取得部(26)が取得した前記電力料金の情報を用いて、前記商用電源(5)から購入する電力の単価がより高くなる時間帯に前記第1制御モードによる制御を行うことを特徴とする水力発電システムである。
前記制御部(20)は、所定の期間中の発電電力量(Psum)が最大となるように前記水車(60)を制御することを特徴とする水力発電システムである。
前記流体の少なくとも一部を前記水車(60)から迂回させる迂回路(13)を備え、
前記制御部(20)は、前記第1制御モードでは、前記迂回路(13)に前記流体を流さない状態で前記水車(60)に前記流体を供給して前記発電機(50)を駆動させ、前記第2制御モードでは、前記迂回路(13)に前記流体を流しつつ前記水車(60)に前記流体を供給して前記発電機(50)を駆動させることを特徴とする水力発電システムである。
図1は、本発明の実施形態1の水力発電システム(10)を含む管路(1)の全体概略構成を示す。この管路(1)は、落差を有して流体が流れるものであり、本発明の流路の一例である。本実施形態では、管路(1)は、上水道(4)の一部である。この上水道(4)には、貯留槽(2)と受水槽(3)とが設けられており、本実施形態の管路(1)は、貯留槽(2)と、該貯留槽(2)の下流に設けられた受水槽(3)とを繋ぐように配置されている。
図1に示すように、水力発電システム(10)は、水車(60)と発電機(50)とを備えている。また、図2は、水力発電システム(10)の電力系統図である。水力発電システム(10)は、発電機コントローラ(20)、及び系統連系インバータ(30)を備えている。水力発電システム(10)では、発電した電力を電力系統に供給している。この例では、電力系統は、交流電源(この例では商用電源(5))であり、水力発電システム(10)では、商用電源(5)への電力供給(いわゆる逆潮流)によって、いわゆる売電を行っている。なお、この水力発電システム(10)が設置された施設では、時間帯によって電力料金が変化する料金体系で商用電源(5)を利用しているものとする。
水力発電システム(10)では、運転時に以下に説明する2つの制御モード(それぞれ第1制御モード及び第2制御モード)の切り換えが行われる。第1流量指令値(Q1*)や第2流量指令値(Q2*)の決め方も制御モードによって異なってくる。これらの制御モードの切り換えや、各制御モードにおける第1流量指令値(Q1*)、第2流量指令値(Q2*)の生成は、主に流量指令決定部(24)が行う。
まず、第1制御モードは、第2分岐管(13)に流体を流さない状態で水車(60)に流体を供給して発電機(50)を駆動させる制御モードである。第1制御モードでは、第1電動弁(15)の開度が固定値(この例では全開)に制御され、第2電動弁(16)は全閉に制御される。すなわち、第1制御モードでは第2分岐管(13)の流量(Q2)=0であり、流量指令決定部(24)は、第2流量指令値(Q2*)としてゼロを出力する。また、第1制御モードでは、発電機(50)の発電電力(P)が最大となるように水車(60)の流量が制御される。具体的には、流量指令決定部(24)は、予め前記プログラム内に定義した、関数、或いは後述の特性マップ(M)を用いる等して発電電力(P)が最大となる運転点を求め、その運転点に対応した第1流量指令値(Q1*)を生成する。
第2制御モードは、第2分岐管(13)に流体を流しつつ水車(60)にも流体を供給して発電機(50)を駆動させる制御モードである。第2制御モードでは、第1電動弁(15)の開度が固定値(この例では全開)に制御されるとともに、第2電動弁(16)の開度が、第2流量指令値(Q2*)に応じて適宜制御される。第2流量指令値(Q2*)の設定については後述する。
流量指令決定部(24)は、管理期間(T)内における、第1制御モードによる運転時間(t1)と第2制御モードによる運転時間(t2)の振り分けを決め、その振り分けに応じてこれらの制御モードを切り換えている。その制御モードの切り換えを行うため、流量指令決定部(24)は、まず、次の式(1)、式(2)を用いて第1制御モードによる運転時間(t1)と第2制御モードによる運転時間(t2)とを求めている。
t2=T−t1 ・・・・式(2)
ただし、式(1)等において、Xは契約水量、Q’は第1制御モードで運転した場合における総流量(瞬時値)、Q’’は第2制御モードで運転した場合における総流量(瞬時値)、Tは管理期間、t1は第1制御モードでの運転時間である。また、t2は第2制御モードでの運転時間である。t1とt2の振り分けを決める際に、流量指令決定部(24)は、第2制御モードにおける第1流量指令値(Q1*)や第2流量指令値(Q2*)も決めている。
以上のように、本実施形態によれば、比較的電力料金が高い時間帯に、より大きな発電力が得られる第1制御モードによる運転が実施される。そのため、水力発電システム(10)の発電電力を、該水力発電システム(10)が設置された施設などで有効に活用(すなわち当該施設で消費)することで、昼間料金期間における商用電源(5)からの購入電力量を減らすことが可能になる。すなわち、水力発電システム(10)によって、購入電力料金の低減を図ることが可能になる。
図7は、本発明の実施形態2の水力発電システム(10)を含む管路(1)の全体概略構成を示す。本実施形態の水力発電システム(10)は、実施形態1の水力発電システム(10)から第2分岐管(13)、第2電動弁(16)、及び第2流量計(18)を取り除いたものである。すなわち、本実施形態では、水車(60)の流量(Q1)が総流量(QT)に等しい。
ただし、式(3)等において、Xは契約水量、Q1は第1制御モードで運転した場合における水車(60)の流量(瞬時値)であり総流量(QT)に等しい。また、式(3)において、t1は第1制御モードでの運転時間である。
なお、前記実施形態で説明した料金体系は例示であり、例えば、24時間を3つ以上の区分に分割するような場合にも本発明を適用できる。そのような場合には、例えば、電力の単価が高い順に区分を選択して、制御モード1による運転時間を割り当てることが考えられる。この場合、単価が異なる複数の区分(時間帯)に制御モード1による運転時間を割り当ててもよい。
10 水力発電システム
13 第2分岐管(迂回路)
20 発電機コントローラ(制御部)
26 料金情報取得部
50 発電機
60 水車
Claims (4)
- 流体が流れる流路(1)に配置される水車(60)と、
前記水車(60)によって駆動される発電機(50)と、
前記発電機(50)によって所定の電力を発電する第1制御モードと、前記発電機(50)による発電電力が前記第1制御モードよりも小さい又は発電電力がゼロである第2制御モードとを切り換えて、前記水車(60)の運転点を制御する制御部(20)とを備え、
前記制御部(20)は、商用電源(5)から購入する電力の単価がより高くなる時間帯に前記第1制御モードによる制御を行うとともに、所定期間(T)における前記流体の積算流量(Qs)が所定の目標値(X)になるように、前記所定期間(T)内における、前記第1制御モードによる運転時間(t1)と前記第2制御モードによる運転時間(t2)とを振り分けることを特徴とする水力発電システム。 - 請求項1において、
前記商用電源(5)の電力料金の情報を取得する料金情報取得部(26)を備え、
前記制御部(20)は、前記料金情報取得部(26)が取得した前記電力料金の情報を用いて、前記商用電源(5)から購入する電力の単価がより高くなる時間帯に前記第1制御モードによる制御を行うことを特徴とする水力発電システム。 - 請求項1又は請求項2において、
前記制御部(20)は、所定の期間中の発電電力量(Psum)が最大となるように前記水車(60)を制御することを特徴とする水力発電システム。 - 請求項1から請求項3の何れかにおいて、
前記流体の少なくとも一部を前記水車(60)から迂回させる迂回路(13)を備え、
前記制御部(20)は、前記第1制御モードでは、前記迂回路(13)に前記流体を流さない状態で前記水車(60)に前記流体を供給して前記発電機(50)を駆動させ、前記第2制御モードでは、前記迂回路(13)に前記流体を流しつつ前記水車(60)に前記流体を供給して前記発電機(50)を駆動させることを特徴とする水力発電システム。
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