JP6848470B2 - 水力発電システム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態に係る水力発電システム(10)は、例えば上水道(1)に適用される。上水道(1)には、貯留槽(2)と、該貯留槽(2)の下流側に設けられた受水槽(3)と、貯留槽(2)及び受水槽(3)を繋ぐ管路(5)(流路)とが設けられる。管路(5)は、落差を有して水が流れる水路である。管路(5)は、水力発電システム(10)の水車(11)の上流側の流入側配管(6)と、該水車(11)の下流側の流出側配管(7)とを有している。流入側配管(6)は、貯留槽(2)と水車(11)とに繋がり、流出側配管(7)は、水車(11)と受水槽(3)に繋がっている。
水車(11)は、管路(5)の途中に配置されている。水車(11)は、ケーシングと、該ケーシングに収容される羽根車とを備える(図示省略)。羽根車には、渦巻きポンプに備えるインペラが流用されている。羽根車の中心部には回転軸(13)が固定されている。水車(11)では、ケーシングの流体流入口からの水流によりインペラが回転し、これに伴い回転軸(13)が回転駆動される。
発電機(12)は、水車(11)の回転軸(13)に連結される。水車(11)の回転軸(13)が回転すると、発電機(12)が駆動され発電を行う。本実施形態の発電機(12)は、永久磁石埋込型のロータと、コイルを有したステータとを備えている(図示省略)。図2に示すように、発電機(12)の発電電力はAC/DCコンバータ(41)及び系統連系インバータ(30)を介して電力系統(8)(商用電源)へ供給される。
流入側配管(6)には、上流から下流に向かって順に、電動弁(21)、流量計(22)、及び第1圧力センサ(23)が接続される。電動弁(21)は、モータにより弁体を駆動することで、管路(5)の圧力を調節する。つまり、電動弁(21)は、圧力調節弁を構成している。流量計(22)は、水車(11)を流れる水の流量(Q)を検出する。第1圧力センサ(23)は、水車(11)の流入部に配置され、水車(11)に流入する水の圧力(p1)を検出する。流出側配管(7)には、第2圧力センサ(24)が接続される。第2圧力センサ(24)は、水車(11)の流出部に配置され、水車(11)から流出する水の圧力(p2)を検出する。
系統連系インバータ(30)は、インバータ部を構成する複数のスイッチング素子を備える。系統連系インバータ(30)には、発電機コントローラ(40)からの直流電力が入力される。複数のスイッチング素子をスイッチングすることで、直流電力が交流電力に変換される。系統連系インバータ(30)が生成した交流電力は、電力系統(8)に供給(逆潮流)される。
図2に示すように、発電機コントローラ(40)は、AC/DCコンバータ(41)と、発電機制御部(50)と、電動弁制御部(60)とを備えている。
AC/DCコンバータ(41)は、複数のスイッチング素子を備え、発電機(12)によって発電された電力(交流電力)をスイッチングして直流電力に変換する。AC/DCコンバータ(41)の出力は、平滑コンデンサ(図示を省略)によって平滑化され、系統連系インバータ(30)に出力される。
発電機制御部(50)は、水車(11)を流れる水の流量(Q)を目標流量に近づける流量制御を行う。ここで、この目標流量は、例えば管路(5)からの水が供給される供給対象の要求によって定められる。発電機コントローラ(40)には、この目標流量に相当する流量指令値(Q*)が入力される。
電動弁制御部(60)は、電動弁(21)の開度を制御する。具体的には、電動弁制御部(60)は、発電機(12)の発電電力(P)を目標発電電力に近づけるための発電電力制御と、水車(11)の運転点をキャビテーション領域から適切運転領域へ戻すための第1弁制御と、水車(11)の運転点を動作限界曲線上から適切運転領域へ戻すための第2弁制御とを行う。本実施形態の発電電力制御では、発電機(12)の最大発電電力が目標発電電力となる。より詳細に、本実施形態の発電電力制御では、いわゆるMPPT制御(山登り法)により、発電機(12)の発電電力が最大発電電力を目指すように電動弁(21)の開度が制御される。これらの制御動作の詳細は後述する。
水力発電システム(10)の運転パラメータ、及びこれらの関係について図3を参照しながら詳細に説明する。図3に示すグラフ(特性マップ(M)ともいう)は、縦軸が水車(11)の有効落差(H)、横軸が水車(11)を流れる流量(Q)を示している。ここで、水車(11)での有効落差(H)は、貯留槽(2)の液面から受水槽(3)の液面までの間の総落差(Ho)から、貯留槽(2)の水が管路(5)を経て受水槽(3)に至るまでの管路抵抗に相当する落差を減じたものである。
水力発電システム(10)の運転動作について説明する。
まず水力発電システム(10)の基本的な運転動作について図4を参照しながら説明する。図4において、水力発電システム(10)の運転が開始されると、水車(11)の流量(Q)を目標流量に近づける流量制御が行われる(ステップSt1)。即ち、流量制御では、発電機制御部(50)により、現在の流量(Q)と流量指令値(Q*)とからトルク指令値(T*)が算出される。PWM制御器(53)は、トルク制御器(52)が算出した電圧指令値に基づいてAC/DCコンバータ(41)のスイッチング素子を制御することで、水車(11)ないし管路(5)の流量(Q)が流量指令値(Q*)に近づく。
第1弁制御は、水車(11)内部でのキャビテーションの発生を防止するための制御である。このキャビテーションに係る課題、及びそれを解消するための制御について図5〜9を参照しながら詳細に説明する。
第2弁制御は、水車(11)の運転点が動作限界曲線上に留まってしまうことを回避するための制御である。この動作限界曲線に係る課題、及びそれを解消するための制御について図8及び図9を参照しながら説明する。
図4において、有効落差(H)が第1閾値(Hoptmax1)と第2閾値(Hoptmin1)との間にあり、水車(11)の運転点が適切運転領域にあると判断されると、ステップSt7に移行し、発電電力/流量協調制御が行われる。この発電電力/流量協調制御について、図10〜図13を参照しながら説明する。
本実施形態では、水車(11)を流れる水の流量(Q)を目標流量に近づける流量制御と、発電機(12)の発電電力(P)を目標電力に近づけるように電動弁(21)の開度を調節する発電電力制御とを協調する発電電力/流量協調制御を行っている。このため、水車(11)の流量(Q)と、発電機(12)の発電電力(P)とを所望とする目標値に近づけることができる。
実施形態の変形例は、上述した実施形態と電動弁制御部(60)の構成が異なるものである。具体的に、変形例と上記実施形態とでは、水車(11)の運転点がキャビテーション領域にあるときの動作、及び水車(11)の運転点が動作限界曲線上に至ったときの動作が異なる。以下には、上記実施形態と異なる点について、図14及び図15を参照しながら説明する。
上記実施形態において、水車(11)の運転点をキャビテーション領域から戻すための制御、及び水車(11)の運転点を動作限界曲線上から戻すための制御のいずれか一方、又は両方を省略した構成としてもよい。
10 水力発電システム
11 水車
12 発電機
21 電動弁(圧力調節弁)
40 発電機コントローラ(制御部)
Claims (4)
- 流体が流れる流路(5)に配置される水車(11)と、
前記水車(11)によって駆動される発電機(12)と、
前記流路(5)に前記水車(11)と直列に配置される圧力調節弁(21)と、
前記水車(11)を流れる流体の流量が目標流量に近づくように前記発電機(12)を制御する流量制御と、前記発電機(12)の発電電力が目標電力に近づくように前記圧力調節弁(21)の開度を制御する発電電力制御とを協調して行う制御部(40)とを備え、
前記制御部(40)は、前記流量制御と前記発電電力制御とを異なるタイミングで交互に繰り返し実行させ、
前記発電電力制御では、前回の発電電力制御での前記圧力調節弁(21)の開度の制御に伴う発電電力の変化量ΔPが0以上である場合に、前記圧力調節弁(21)の開度を前記前回の発電電力制御と同じ方向に変化させ、前記前回の発電電力制御による前記圧力調節弁(21)の開度の制御に伴う発電電力の変化量ΔPが0より小さい場合に、前記圧力調節弁(21)の開度を前記前回の発電電力制御と逆方向に変化させることを特徴とする水力発電システム。 - 請求項1において、
前記制御部(40)は、前記発電電力制御において、前記発電機(12)の発電電力が最大発電電力に近づくよう前記圧力調節弁(21)の開度を調節することを特徴とする水力発電システム。 - 請求項1又は2において、
前記制御部(40)は、前記水車(11)を流れる流体の流量が目標流量に近づくように前記発電機(12)を制御する流量制御と、前記水車(11)の運転点がキャビテーション領域にあることを示す第1条件が成立すると前記圧力調節弁(21)の開度を小さくする第1弁制御とを協調して行うことを特徴とする水力発電システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、
前記制御部(40)は、前記水車(11)を流れる流体の流量が目標流量に近づくように前記発電機(12)を制御する流量制御と、前記水車(11)の運転点が動作限界曲線上に至ったことを示す第2条件が成立すると前記圧力調節弁(21)の開度を大きくする第2弁制御とを協調して行うことを特徴とする水力発電システム。
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