JP6414169B2 - 締結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、締結構造に関する。
下記特許文献1には、金属部材であるサンシェードハウジングを、樹脂部材であるルーフパネルに締結する締結構造が開示されている。具体的には、サンシェードハウジングの取付部と樹脂製ルーフパネルの連結部とが、締結ボルト及びナットによって締結された状態において、該取付部と該連結部との間に、板ばねが介在されている。これにより、樹脂製ルーフパネルが、締結ボルトの軸方向において、所定の範囲内で変位可能に構成されている。
特開2010−255813号公報
ところで、上記締結構造において、金属部材であるサンシェードハウジングを、樹脂部材に代えた場合には、樹脂部材が、締結ボルトの座金及びナットによって狭持されるため、樹脂部材にクリープが発生する虞がある。
本発明は、上記事実を考慮し、樹脂部材におけるクリープの発生を抑制できる締結構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載された締結構造は、板状の樹脂部材の板厚方向一方側に隣接して配置され、金属製のワッシャ本体を有する環状のワッシャと、前記ワッシャの前記樹脂部材とは反対側に配置され且つ前記ワッシャと共に被締結部材を挟み込んで保持する頭部と、前記頭部から前記樹脂部材の板厚方向他方側へ延出され且つ前記ワッシャの内部及び前記樹脂部材に形成された挿通孔の内部に挿通されたネジ部と、を有する金属製のボルトと、前記ネジ部に螺合された金属製のナットと、前記ネジ部が挿通された筒部と、前記筒部の外周部に形成され且つ前記樹脂部材の板厚方向他方側に配置されたフランジと、を含んで構成された金属製のカラー本体を有すると共に、当該カラー本体が前記ワッシャ本体及び前記ナットに接触されたカラーと、前記カラーの一部を構成し、前記フランジと前記樹脂部材との間に配置された樹脂製のベース部と、を備えている。
上記構成の締結構造では、樹脂部材の板厚方向一方側に環状のワッシャが隣接しており、ワッシャは、金属製のワッシャ本体を有している。また、ワッシャの樹脂部材とは反対側には、金属製のボルトの頭部が配置されており、ボルトの頭部及びワッシャによって被締結部材を挟み込んで、締結部材が保持されている。そして、ボルトのネジ部が、ボルトの頭部から樹脂部材の板厚方向他方側へ延出されて、樹脂部材の挿通孔及びワッシャの内部に挿通されており、当該ネジ部にナットが螺合されている。
さらに、ボルトのネジ部は、カラーを構成する金属製のカラー本体の筒部内に挿通されており、カラー本体が、各々金属製のワッシャ本体及びナットに接触されている。つまり、カラー本体がワッシャ本体とナットとの間に配置されて、両者に接触(メタルタッチ)されている。また、カラー本体は、筒部の外周部に形成されたフランジを有しており、フランジは、樹脂部材の板厚方向他方側に配置されている。
ここで、カラーの一部を構成する樹脂製のベース部が、フランジと樹脂部材との間に配置されている。このため、金属製のカラー本体(フランジ)が、樹脂部材に直接当接することを抑制できる。したがって、樹脂部材におけるクリープの発生を抑制できる。
請求項2に記載の締結構造は、請求項1に記載の締結構造において、前記フランジと前記樹脂部材との間の隙間を調整する隙調整部を備え、前記隙調整部は、前記フランジと一体に形成された前記ベース部と、前記ベース部を前記樹脂部材に保持させる保持部材と、を含んで構成されている。
請求項2に記載の締結構造では、フランジと樹脂部材との間の隙間が隙調整部によって調整されるため、樹脂部材に対するカラーのガタを抑制することができる。
しかも、隙調整部は、フランジと一体に形成されたベース部と、ベース部を樹脂部材に保持させる保持部材と、を含んで構成されている。このため、ベース部(すなわちカラー)を樹脂部材に保持部材によって保持させた状態で、ナットをボルトのネジ部に螺合させることができる。これにより、ナットをネジ部に螺合させるときの作業性を向上することができる。
請求項3に記載の締結構造は、請求項2に記載の締結構造において、前記保持部材が、前記ベース部における前記樹脂部材との対向面に設けられると共に、前記ベース部と前記樹脂部材との間で圧縮された接着部材とされている。
請求項3に記載の締結構造では、隙調整部の保持部材が、ベース部における樹脂部材との対向面と樹脂部材との間で圧縮された接着部材とされている。このため、カラーを樹脂部材に簡易な構造で保持させつつ、カラーと樹脂部材との間のガタを抑制することができる。さらに、カラーと樹脂部材との間を接着部材によってシールすることができる。
請求項4に記載の締結構造は、請求項2又は請求項3に記載の締結構造において、前記隙調整部は、前記ベース部から前記樹脂部材側へ突出されて前記樹脂部材に当接された調整突起を有している。
請求項4に記載の締結構造では、隙調整部の調整突起が、ベース部から樹脂部材側へ突出されて、樹脂部材に当接されている。このため、樹脂部材をワッシャ及び調整突起によって狭持することができる。これにより、樹脂部材の板厚ばらつきを調整突起によって吸収しつつ、樹脂部材に対するカラーのガタを一層抑制することができる。
請求項5に記載の締結構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の締結構造において、前記カラーは、前記ベース部と一体に形成され且つ前記カラーから前記樹脂部材の板厚方向他方側へ延出されたハンドル部を有している。
請求項5に記載の締結構造では、カラーが、ベース部と一体に形成されたハンドル部を有しており、ハンドル部は、カラーから樹脂部材の板厚方向他方側へ延出されている。このため、例えば、作業者がハンドル部を把持した状態で、カラーの筒部を樹脂部材の挿通孔内に配置させることができる。したがって、作業者に対する作業性を効果的に向上することができる。
請求項6に記載の締結構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の締結構造において、前記ワッシャは、前記ワッシャの径方向外側部を構成し且つ弾性材によって構成された外側弾性部を有し、前記外側弾性部には、前記樹脂部材側へ突出され且つ前記樹脂部材によって圧縮された外側突起部が形成されている。
請求項6に記載の締結構造では、外側弾性部に形成された外側突起部が、樹脂部材によって圧縮されているため、ワッシャと樹脂部材との間を外側突起部によってシールすることができる。
請求項7に記載の締結構造は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の締結構造において、前記ワッシャは、前記ワッシャの径方向内側部を構成し且つ弾性材によって構成された内側弾性部を有し、前記内側弾性部には、前記ボルトの前記頭部側へ突出され且つ前記頭部によって圧縮された内側突起部が形成されている。
請求項7に記載の締結構造では、内側弾性部に形成された内側突起部が、ボルトの頭部によって圧縮されているため、ワッシャとボルトとの間を内側突起部によってシールすることができる。
請求項8に記載の締結構造は、請求項2に記載の締結構造において、前記隙調整部は、前記ベース部から前記樹脂部材側へ突出され、前記樹脂部材に振動溶着されている調整突起を有している。
請求項8に記載の締結構造では、カラーと樹脂部材とが振動溶着により一体化されるため、接着部材が不要となり、部品点数を削減することができる。また、カラーの外径を接着部材の接着面の分だけ小さくすることができる。
請求項1に記載の締結構造によれば、樹脂部材におけるクリープの発生を抑制できる。
請求項2に記載の締結構造によれば、樹脂部材に対するカラーのガタを抑制しつつ、作業性を向上することができる。
請求項3に記載の締結構造によれば、カラーを樹脂部材に簡易な構造で保持させつつ、カラーと樹脂部材との間のガタを抑制することができる。さらに、カラーと樹脂部材との間を接着部材によってシールすることができる。
請求項4に記載の締結構造によれば、樹脂部材の板厚ばらつきを調整突起によって吸収しつつ、樹脂部材に対するカラーのガタを一層抑制することができる。
請求項5に記載の締結構造によれば、作業性を効果的に向上することができる。
請求項6に記載の締結構造によれば、ワッシャと樹脂部材との間を外側突起部によってシールすることができる。
請求項7に記載の締結構造によれば、ワッシャとボルトとの間を内側突起部によってシールすることができる。
請求項8に記載の締結構造によれば、接着部材が不要となり、部品点数を削減することができる。また、カラーの外径を接着部材の接着面の分だけ小さくすることができる。
第1の実施の形態に係る締結構造を示す車両左側から見た断面図である。 第1の実施の形態に係る締結構造が適用された車両の後部の一部を示す車両左側から見た断面図である。 図1に示されるボルト及びワッシャのアッシイ状態を示す一部破断した縦断面図である。 図1に示されるアウタパネルからカラーを分解した車両上方側から見た分解斜視図である。 図4に示されるカラーを車両下方側から見た斜視図である。 (A)は、図1に示されるアウタパネルにカラーを保持させた状態を示す断面図であり、(B)は、(A)に示す状態からリヤスポイラをアウタパネル上に配置し且つボルトのネジ部にナットを螺合させた状態を示す断面図であり、(C)は、締結構造による締結完了状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る締結構造であって、アウタパネルからカラーを分解した車両上方側から見た分解斜視図である。 図7に示されるカラー及びアウタパネルを振動溶着機に装着した状態を示す図であって、(A)溶着前、(B)溶着後を示す断面図である。 (A)は、図7に示されるアウタパネルにカラーを接触させた状態を示す断面図であり、(B)は、溶着工程によってカラーとアウタパネルを一体化させた状態を示す断面図であり、(C)は、締結構造による締結完了状態を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、図1〜図6を用いて第1の実施の形態に係る締結構造Sについて説明する。本実施の形態の締結構造Sは、車両V(自動車)の車体を構成する樹脂製の車体樹脂部材に、車両の部材を締結させる締結部分に適用されている。以下、図面では、締結構造Sが適用された車両Vの車両前側を矢印FRで示し、車両上側を矢印UPで示し、車両右側を矢印RHで示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
図2に示されるように、本実施の形態では、締結構造Sが、一例として、車両Vの後部を構成する樹脂製のバックドア10に、「被締結部材」としてのリヤスポイラ20を締結する部分に適用されている。以下、初めに、バックドア10及びリヤスポイラ20における締結部の周辺の構成について説明し、次いで、締結構造Sについて説明する。
バックドア10は、リヤスポイラ20が締結される「樹脂部材」としてのアウタパネル12を有しており、アウタパネル12は、樹脂製とされると共に、略上下方向を板厚方向とした板状に形成されている。図4に示されるように、アウタパネル12には、後述する締結構造Sによってリヤスポイラ20を締結させるための挿通孔14が貫通形成されており、挿通孔14は略矩形状に形成されている。これにより、挿通孔14の内周部は、4箇所の平面状の側面によって構成されており、当該側面が係合面14A(広義には、「係合部」として把握される要素である)とされている。
図2に示されるように、リヤスポイラ20は、アウタパネル12の上側に配置されている。このリヤスポイラ20は、リヤスポイラ20の外周面を構成する上壁22を有しており、上壁22は、略上下方向を板厚方向として、挿通孔14の上側に配置されている。また、上壁22には、挿通孔14の上側の位置において、リヤスポイラ20をアウタパネル12に取付けるための取付部24が一体に形成されており、取付部24は、車両Vの側断面視で、上側へ開放された略U字形状に形成されている。具体的には、取付部24は、前後方向を板厚方向とした一対の側壁24A、24Bと、上下方向を板厚方向とし且つ側壁24A、24Bの下端部を連結する底壁24Cと、を含んで構成されている。そして、側壁24A、24Bの上端部が、上壁22に結合されている。また、側壁24A、24Bでは、上端部の板厚が、上壁22の他の部分の板厚に比べて薄く設定されている。さらに、底壁24Cには、取付溝24Dが形成されており、取付溝24Dは、上下方向に貫通されると共に、車両Vの車幅方向に延びて車幅方向一方側へ開放されている。
(締結構造Sについて)
図1に示されるように、締結構造Sは、ボルト30と、ワッシャ40と、ナット50と、カラー60と、を含んで構成されている。以下、各構成について説明する。
(ボルト30について)
図3に示されるように、ボルト30は、金属製とされると共に、上下方向を軸方向として配置されている。また、ボルト30は、ボルト30の軸方向一端部(上端部)を構成する頭部32と、頭部32からボルト30の軸方向他端側(下側)へ延出されたネジ部34と、を含んで構成されると共に、段付ボルトとして構成されている。すなわち、ボルト30の頭部32は、略円柱状に形成された頭部本体32Aと、頭部32の軸方向一端部において、頭部本体32Aから径方向外側へ張出された鍔部32Bと、を含んで構成されている。一方、ネジ部34の外周部には、雄ネジが形成されている。
また、鍔部32Bは、ボルト30の軸方向から見て、矩形(具体的には、正方形)状に形成されている。すなわち、鍔部32Bの外周面は、4箇所の平面状の側面32B1によって構成されている。そして、図1に示されるように、頭部本体32Aが、リヤスポイラ20の取付溝24D内に挿入されて、鍔部32Bがリヤスポイラ20における取付部24の底壁24Cの上側に隣接して配置されている。また、ネジ部34は、アウタパネル12の挿通孔14内に挿通されている。さらに、鍔部32Bの側面32B1の内の一箇所は、取付部24における前側の側壁24Aの後側に近接して配置されており、当該側面32B1と側壁24Aの後面とが前後方向に対向して配置されている。
(ワッシャ40について)
図1に示されるように、ワッシャ40は、略円環板状に形成されて、上下方向を板厚方向として、ボルト30の頭部本体32Aとバックドア10のアウタパネル12との間に配置されている。換言すると、ワッシャ40がアウタパネル12の上側に隣接して配置されている。このワッシャ40は、ワッシャ本体42と、ワッシャ40の径方向外側部分を構成する「外側弾性部」としての外側ラバー部44と、ワッシャ40の径方向内側部分を構成する「内側弾性部」としての内側ラバー部46と、を含んで構成されている。
ワッシャ本体42は、金属製とされると共に、略円環板状に形成されている。また、ワッシャ本体42の上面(板厚方向一方側の面)には、内周側の縁部において、段差部42Aが形成されている。この段差部42Aは、ワッシャ本体42の径方向内側及び上側へ開放されて、ワッシャ本体42の周方向全周に亘って形成されている。また、ワッシャ本体42の外周面には、板厚方向中間部において、フランジ部42Bが形成されている。このフランジ部42Bは、ワッシャ本体42から径方向外側へ延出されると共に、ワッシャ本体42の周方向全周に亘って形成されている。
外側ラバー部44は、弾性材(本実施の形態では、ゴム材)によって構成されている。この外側ラバー部44は、略リング状に形成されて、ワッシャ本体42の外周部と一体に形成されている。具体的には、外側ラバー部44は、縦断面視で、ワッシャ本体42の径方向内側へ開放された略U字形状に形成されている。そして、外側ラバー部44が、ワッシャ本体42のフランジ部42Bを覆うようにワッシャ本体42と一体に形成されると共に、ワッシャ本体42の周方向全周に亘って延在されている。そして、外側ラバー部44の上面がワッシャ本体42の上面と面一に配置されると共に、外側ラバー部44の下面がワッシャ本体42の下面と面一に配置されている。
また、図3に示されるように、外側ラバー部44の下面には、下側へ突出された一対の「外側突起部」としての外側リブ44A、44Bが一体に形成されている。この一対の外側リブ44A、44Bは、リング状に形成されると共に、ワッシャ40の径方向に並んで配置されている。すなわち、一対の外側リブ44A、44Bは、下側から見て、同心円状に形成されている。また、外側ラバー部44の先端部(下端部)は、縦断面視で、略半円状に形成されている。そして、締結構造Sによる締結状態では、外側リブ44A、44Bがアウタパネル12によって押圧されて、上下方向に圧縮変形するようになっている。
内側ラバー部46は、弾性材(本実施の形態では、ゴム材)によって構成されている。この内側ラバー部46は、略リング状に形成されて、ワッシャ本体42の内周部と一体に形成されている。具体的には、内側ラバー部46は、縦断面視で、ワッシャ本体42の内周面及び段差部42Aを覆うように略逆L字形状に形成されて、ワッシャ本体42の周方向全周に亘って延在されると共に、ワッシャ本体42と一体に形成されている。そして、内側ラバー部46の上面がワッシャ本体42の上面と面一に配置されると共に、内側ラバー部46の下面がワッシャ本体42の下面と面一に配置されている。
また、内側ラバー部46の内径は、ボルト30におけるネジ部34の基端部の外径に比べて、僅かに小さく設定されている。そして、内側ラバー部46の内部にネジ部34が挿入(圧入)されることで、ネジ部34が内側ラバー部46によって保持されて、ボルト30及びワッシャ40がアッシイ状態にされている。
さらに、内側ラバー部46の上面には、上側へ突出されたリング状の「内側突起部」としての内側リブ46A(図3の2点鎖線で示された内側リブ46Aを参照)が一体に形成されている。この内側リブ46Aの先端部(上端部)は、縦断面視で、略半円状に形成されている。そして、ワッシャ40がバックドア10のアウタパネル12に締結されたときには、内側リブ46Aがボルト30の頭部本体32Aによって押圧されて、上下方向に圧縮変形するようになっている。
(ナット50について)
図1に示されるように、ナット50は金属製とされている。また、ナット50は、筒状に形成されており、ナット50の内周部には、雌ネジが形成されている。さらに、ナット50の軸方向一端部には、ナット50の径方向外側へ張出されたフランジ部52が一体に形成されて、ナット50の軸方向一端面が座面とされている。そして、ナット50が、ボルト30のネジ部34に下側から螺合されている。また、ナット50がネジ部34に螺合された状態では、後述するカラー60をナット50及びワッシャ40のワッシャ本体42によって挟み込む構成になっている。
(カラー60について)
カラー60は、ワッシャ40とナット50との間に配置されて、両者によって挟み込まれるように構成されている。このカラー60は、金属製のカラー本体62と、樹脂製のモールド部70と、を含んで構成されている。また、カラー60は隙調整部80を有しており、隙調整部80によって、アウタパネル12に対するカラー60のガタを低減し、且つカラー60をアウタパネル12に保持させるように構成されている。以下、カラー60の構成について説明する。
カラー本体62は、上下方向を軸方向とする筒状の筒部64を有しており、筒部64の外形が、筒部64の軸方向から見て、アウタパネル12の挿通孔14と相似形を成す略矩形(具体的には、正方形)状に形成されている(図4参照)。これにより、筒部64の外周面は、4箇所の平面状の側面によって構成されており、当該側面が被係合面64A(広義には、「被係合部」として把握される要素である)とされている。また、筒部64の外周部の大きさは、アウタパネル12における挿通孔14の大きさよりも僅かに小さく設定されており、筒部64の上端部が挿通孔14内に挿通されている。これにより、カラー60が、筒部64の軸回りに回転しようとすると、筒部64の被係合面64Aが、被係合面64Aの外側に配置された挿通孔14の係合面14Aに係合して、カラー60の回転が制限される構成になっている。
また、筒部64の内周部には、断面円形状の貫通孔64Bが上下方向に貫通されている。この貫通孔64Bは、ボルト30のネジ部34と同軸上に配置されており、貫通孔64Bの内部にネジ部34が挿通されている。
さらに、カラー本体62は、筒部64の外周部に形成された「フランジ」としてのカラーフランジ66を有している。このカラーフランジ66は、筒部64の下端部から張出されて、筒部64の周方向全周に亘って延在されると共に、アウタパネル12の下側に配置されている。また、図示は省略するが、カラーフランジ66の外形は、筒部64の軸方向から見て、円形状に形成されている。さらに、カラーフランジ66の下面と筒部64の下面とが、面一に配置されて、カラー本体62の下面を構成している。またさらに、カラーフランジ66の下面には、外周部において、切欠部66Aが形成されている。この切欠部66Aは、下側及びカラーフランジ66の径方向外側へ開放されている。
そして、締結構造Sによる締結状態では、カラー本体62(筒部64)の上面が、ワッシャ40におけるワッシャ本体42の下面に面接触されており、カラー本体62の下面が、ナット50の座面(上面)に面接触されている。
モールド部70は、カラーフランジ66を覆うようにカラー本体62と一体に形成されている。具体的には、図4にも示されるように、モールド部70は、カラーフランジ66の上面に一体に形成された略円板状のベース部72を有しており、ベース部72は、カラーフランジ66とアウタパネル12との間に配置されている。このベース部72には、カラー本体62の筒部64を配置するための配置孔72Aが上下方向に貫通形成されており、配置孔72Aは、筒部64の外形と相似形状を成す矩形状に形成されている。そして、ベース部72の上面は、筒部64の軸方向に対して直交する面に沿って配置されると共に、アウタパネル12の下面と上下方向に対向して配置されている。
また、モールド部70は、ベース部72の外周部から下側へ延出されたリング状の側壁74を有しており、側壁74は、カラーフランジ66の外周面を覆っている(図4参照)。さらに、図1及び図5に示されるように、モールド部70は、側壁74の下端部からカラーフランジ66の径方向内側へ延出されたリング状の下壁76を有しており、下壁76は、切欠部66Aの内部に配置されて、切欠部66Aの上面の外周部を覆っている。そして、下壁76の下面とカラー本体62の下面とが面一に配置されている。
また、モールド部70には、略板状のハンドル部78が一体に形成されており、ハンドル部78はモールド部70から下側へ延出されている。具体的には、ハンドル部78は、カラー60の略径方向を板厚方向として、カラー60の縦断面視で、側壁74及び下壁76の境界部から下側へ向かうに従いカラー60の径方向外側へ傾斜して配置されている。これにより、作業者がハンドル部78を把持してカラー60を配置できるように構成されている。
図4に示されるように、隙調整部80は、前述したモールド部70のベース部72と、ベース部72に形成された複数(本実施の形態では、12箇所)の「調整突起」としてのダボ82と、「保持部材」及び「接着部材」としての両面テープ84と、を含んで構成されている。
ダボ82は、略円柱状に形成されて、ベース部72の上面における内周部から上側(アウタパネル12側)へ突出されている。また、複数のダボ82では、3箇所のダボ82を一組として、当該一組のダボ82が配置孔72Aの一辺と対を成して配置されると共に、ダボ82が配置孔72Aの周方向に沿って配置されている。すなわち、筒部64の被係合面64Aに対して直交する方向において、3箇所のダボ82が、各被係合面64Aと対向して配置されている。また、ダボ82の先端部(上端部)は、略半球状に形成されている。そして、締結構造Sによる締結状態では、ダボ82がアウタパネル12によって押し潰されてアウタパネル12の下面に当接される構成になっている(図1参照)。
両面テープ84は、上下方向を厚み方向としたリング状に形成されて、ダボ82に対してカラー60の径方向外側に配置されている。具体的には、両面テープ84は、ベース部72の上面における外周部に配置されると共に、前述したワッシャ40の外側リブ44A、44Bとアウタパネル12を介して上下方向に対向して配置されている。そして、両面テープ84の上面が、アウタパネル12の下面に接着されて、カラー60がアウタパネル12に保持される構成になっている(図6(A)参照)。また、締結構造Sの締結状態では、両面テープ84がアウタパネル12によって押圧されて上下方向に圧縮された状態になるように構成されている(図1参照)。
次に、締結構造Sによってリヤスポイラ20をアウタパネル12に締結させる手順を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
まず、締結構造Sによってリヤスポイラ20をアウタパネル12に締結させるときには、図6(A)に示されるように、カラー60をアウタパネル12に保持させる。具体的には、作業者がカラー60のハンドル部78を把持して、アウタパネル12の挿通孔14に対するカラー60の筒部64の位置を合わせながら、筒部64を挿通孔14の内部へ下側から挿通させる。このとき、アウタパネル12の下側に、カラー60のカラーフランジ66及びベース部72が配置されると共に、両面テープ84の上面がアウタパネル12の下面に接着される。これにより、ベース部72(すなわちカラー60)がアウタパネル12に保持される。さらに、このときには、カラー60のダボ82が押し潰されていない状態で、ダボ82の先端がアウタパネル12の下面に当接されると共に、両面テープ84が上下方向に略圧縮されていない状態にされている。また、カラー本体62(筒部64)の上面は、アウタパネル12の上面よりも下側に配置されている。
一方、ワッシャ40の内部にボルト30のネジ部34を挿入させて、ボルト30及びワッシャ40をアッシイ状態にしておく(図3参照)。そして、ボルト30の取付部24の取付溝24D内にボルト30の頭部本体32Aを挿入させて、ボルト30の鍔部32Bとワッシャ40とによって取付部24の底壁24Cを狭持させる。これにより、取付部24の底壁24Cがボルト30の鍔部32B及びワッシャ40によって保持された状態になる。
そして、図6(B)に示されるように、取付部24の底壁24Cをボルト30の鍔部32B及びワッシャ40によって保持させた状態で、ワッシャ40をアウタパネル12の上側に配置させる。このときには、カラー本体62の貫通孔64Bの内部にボルト30のネジ部34を上側から挿通させる。そして、ネジ部34の先端側(下端側)からナット50をネジ部34に螺合させ、ナット50の座面をカラー本体62の下面に当接(着座)させる。なお、この状態では、カラー本体62(筒部64)の上面が、ワッシャ本体42の下面よりも下側に配置されている。
そして、図6(C)に示されるように、図6(B)に示される状態からナット50を回転させて、ナット50をネジ部34の基端側へ移動させると、カラー本体62がナット50と共に上側へ移動されて、カラー本体62(筒部64)の上面が、ワッシャ本体42の下面に当接される。これにより、カラー本体62がワッシャ本体42とナット50とによって締付けられる。また、このときには、カラー60の隙調整部80におけるダボ82がアウタパネル12によって押圧されて上下方向に押し潰されると共に、両面テープ84がアウタパネル12によって押圧されて上下方向に圧縮される。これにより、カラー60がナット50及びボルト30によって締結される。
さらに、ナット50及びボルト30によってカラー60を締結するときには、ボルト30及びナット50による締結力がワッシャ40にも作用するため、ワッシャ40の外側リブ44A、44Bがアウタパネル12によって押圧されて上下方向に圧縮変形する。また、ワッシャ40の内側リブ46Aがボルト30の頭部本体32Aによって押圧されて上下方向に圧縮変形する。
このように、本実施の形態の締結構造によれば、ワッシャ40のワッシャ本体42とナット50との間には、金属製のカラー本体62が設けられており、各々金属製のワッシャ本体42及びナット50がカラー本体62に接触されている。このため、ワッシャ本体42をカラー本体62にメタルタッチさせることができると共に、ナット50をカラー本体62にメタルタッチさせることができる。したがって、ボルト30及びナット50による締結力を確保することができる。また、カラー本体62は、アウタパネル12の下側に配置されたカラーフランジ66を有している。
ここで、カラー60の一部を構成する樹脂製のモールド部70におけるベース部72が、カラーフランジ66とアウタパネル12との間に配置されている。このため、金属製のカラー本体62(カラーフランジ66)が、アウタパネル12に直接当接することを抑制できる。したがって、アウタパネル12におけるクリープの発生を抑制できる。
また、カラー60の一部を構成する隙調整部80は、両面テープ84を有しており、締結構造Sによる締結完了後では、両面テープ84が、カラー60のモールド部70におけるベース部72とアウタパネル12との間で圧縮されている。このため、アウタパネル12の板厚ばらつきを両面テープ84によって吸収しつつ、アウタパネル12に対するカラー60のガタを抑制することができる。
さらに、隙調整部80では、両面テープ84によってカラー60がアウタパネル12に保持される。このため、カラー60をアウタパネル12に保持させた状態で、ナット50をボルト30のネジ部34に螺合させることができる。これにより、作業者に対する作業性を向上することができる。以上により、アウタパネル12に対するカラー60のガタを抑制しつつ、作業性を向上することができる。
また、上述のように、カラー60の隙調整部80が、両面テープ84を含んで構成されているため、カラー60をアウタパネル12に簡易な構造で保持させることができる。さらに、上述のように、締結構造Sによる締結完了後では、両面テープ84が、カラー60のベース部72とアウタパネル12との間で圧縮される。このため、カラー60とアウタパネル12との間を両面テープ84によってシールすることができる。
さらに、カラー60の隙調整部80は、ダボ82を含んで構成されており、ダボ82は、モールド部70におけるベース部72から上側へ突出されて、アウタパネル12に当接されている。このため、樹脂によって構成されたダボ82と、ワッシャ40と、によってアウタパネル12を狭持することができる。これにより、アウタパネル12の板厚ばらつきをダボ82によって吸収しつつ、アウタパネル12に対するカラー60のガタを一層抑制することができる。
また、カラー60のモールド部70には、ハンドル部78が形成されており、ハンドル部78はカラー60から下側へ延出されている。このため、上述のように、作業者がハンドル部78を把持した状態で、カラー本体62の筒部64をアウタパネル12の挿通孔14内に配置させつつ、カラー60の両面テープ84をアウタパネル12の下面に接着させることができる。したがって、作業者に対する作業性を効果的に向上させることができる。
また、アウタパネル12の挿通孔14は、矩形状に形成されており、挿通孔14の内周面が4箇所の係合面14Aによって構成されている。また、カラー本体62の筒部64の外形は、カラー60の軸方向から見て、挿通孔14と相似形を成す矩形状に形成されており、筒部64の側面が、4箇所の被係合面64Aによって構成されている。このため、カラー60が自身の軸回りに回転しようとすると、被係合面64Aが、被係合面64Aの外側に配置された係合面14Aに係合して、カラー60の回転が制限される。これにより、ナット50をボルト30のネジ部34に螺合させるときに、被係合面64Aがカラー60の回り止めとして機能して、アウタパネル12に対するカラー60の相対回転を抑制することができる。したがって、カラー60に対してナット50を良好に締め付けることができる。
また、カラー60の被係合面64Aが、アウタパネル12における挿通孔14の係合面14Aに係合することで、アウタパネル12に対するカラー60の相対回転が抑制されるため、カラー60と共にボルト30が自身の軸回りに回転することも抑制できる。これにより、ナット50のボルト30への締付時において、取付部24に作用するナット50の回転力を低減することができる。以下、具体的に説明する。すなわち、ナット50のボルト30への締付時には、ボルト30のネジ部34にナット50を螺合させてナット50の座面をカラー本体62の下面に当接(着座)させることで、ナット50、カラー60、及びボルト30が一体化される。この状態で、ナット50を回転させると、ナット50と共に、カラー60及びボルト30が回転するように作用する。このため、ボルト30の鍔部32Bの側面32B1が、取付部24の前側の側壁24Aに当接される。これにより、ナット50の回転力が、ボルト30の鍔部32Bを介して側壁24Aに作用する。その結果、側壁24Aの上端部に、比較的高い応力が発生して、側壁24Aの上端部が破損する虞がある。これに対して、上述のように、本実施の形態では、カラー60の被係合面64Aが、アウタパネル12における挿通孔14の係合面14Aに係合するため、アウタパネル12に対するカラー60の相対回転が抑制される。このため、カラー60がナット50と共に、回転することが抑制される。これにより、ナット50の回転が、カラー60を介して、ワッシャ40及びボルト30に伝達されることが抑制されて、ボルト30が自身の軸回りに回転することを抑制できる。したがって、ナット50のボルト30への締付時において、取付部24に作用するナット50の回転力を低減することができる。その結果、側壁24Aの上端部における破損を防止することができる。
さらに、ゴムによって構成されたワッシャ40の外側ラバー部44には、下側へ突出された外側リブ44A、44Bが形成されており、外側リブ44A、44Bがアウタパネル12によって押圧されて圧縮されている。このため、ワッシャ40とアウタパネル12との間を外側リブ44A、44Bによってシールすることができる。これにより、ワッシャ40とアウタパネル12との間から、水等の液体がアウタパネル12の挿通孔14の内部に浸入することを防止又は抑制することができ、埃などの粉塵が挿通孔14の内部に侵入することを防止又は抑制することができる。
また、ゴムによって構成されたワッシャ40の内側ラバー部46には、上側へ突出された内側リブ46Aが形成されており、内側リブ46Aがボルト30の頭部本体32Aによって押圧されて圧縮されている。このため、ボルト30の頭部32とワッシャ40との間を内側リブ46Aによってシールすることができる。これにより、ボルト30の頭部32とワッシャ40との間から、水等の液体がアウタパネル12の挿通孔14の内部に浸入することを防止又は抑制することができ、埃などの粉塵が挿通孔14の内部に侵入することを防止又は抑制することができる。
なお、本実施の形態では、カラー60の隙調整部80が、両面テープ84と、モールド部70のベース部72に形成されたダボ82と、を含んで構成されているが、モールド部70に形成されたダボ82を省略してもよい。すなわち、隙調整部80を、両面テープ84と、モールド部70のベース部72と、によって構成してもよい。
また、本実施の形態では、カラー60の隙調整部80の両面テープ84によって、カラー60をアウタパネル12に保持させるように構成されているが、カラー60の隙調整部80の両面テープ84を接着剤に代えてもよい。
また、本実施の形態では、カラー60の隙調整部80におけるダボ82が円柱状に形成されると共に、ダボ82の先端部が半球状に形成されているが、ダボ82の形状はこれに限らない。例えば、ダボ82を円錐形状に形成してもよいし、角錐形状に形成してもよい。
また、本実施の形態では、アウタパネル12の挿通孔14が矩形状に形成されており、カラー60の筒部64の外形が、軸方向から見て、挿通孔14と相似形を成す矩形状に形成されているが、挿通孔14及び筒部64の外形の形状はこれに限らない。例えば、挿通孔14を多角形(三角形、五角形など)に形成して、筒部64の外形を軸方向から見て挿通孔14と相似形を成す多角形に形成してもよい。または、挿通孔14の形状を、D字形やトラック形状に形成して、筒部64の外形を軸方向から見て挿通孔14と相似形を成すD字形やトラック形状に形成してもよい。すなわち、挿通孔14の内周面に、係合面14Aが少なくとも1つ形成されており、筒部64の外周面に、係合面14Aに係合可能な被係合面64Aが少なくとも1つ形成されていればよい。また、例えば、挿通孔14及び筒部64の外形を円形状にして、筒部64の外周部に上下方向に延びるリブ(キー)(広義には、「被係合部」として把握される要素である)を形成すると共に、挿通孔14に当該リブが嵌合する凹部(キー溝)(広義には、「係合部」として把握される要素である)を形成してもよい。この場合にも、筒部64の周方向においてリブと凹部とが係合するため、アウタパネル12に対するカラー60の相対回転を制限することができる。
また、本実施の形態では、ワッシャ40の外側ラバー部44及び内側ラバー部46がゴムによって構成されているが、ワッシャ40の外側ラバー部44及び内側ラバー部46を構成する弾性材は、これに限らない。例えば、ワッシャ40の外側ラバー部44及び内側ラバー部46をエラストマなどによって構成してもよい。
(第2の実施の形態)
以下、図7〜図9を用いて第2の実施の形態に係る締結構造Sについて説明する。第1の実施の形態では、カラー60のモールド部70とアウタパネル12とが両面テープ84により接着されている。これに対して、第2の実施の形態の締結構造Sは、カラー60に設けられた溶着リブ83とアウタパネル12とが振動溶着されて、カラー60とアウタパネル12とを一体化させた点に特徴がある。
以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付している。
(カラー60について)
本実施の形態のカラー60は、図7に示されるように、金属製のカラー本体62と、樹脂製のモールド部70と、を含んで構成されている。また、カラー60は隙調整部80を有しており、隙調整部80によって、アウタパネル12に対するカラー60のガタを低減し、且つカラー60をアウタパネル12に保持させるように構成されている。
カラー本体62は、上下方向を軸方向とする筒状の筒部64を有している。この筒部64は、外周面に4箇所の平面状の側面である被係合面64Aと、内周部に断面円形状の貫通孔64Bと、を含んで構成されている。そして、筒部64の上端部が挿通孔14内に挿通されると、筒部64の被係合面64Aが、被係合面64Aの外側に配置された挿通孔14の係合面14Aに係合して、カラー60の回転が制限される構成になっている。
また、図8(A)及び(B)に示されるように、カラー本体62は、筒部64の下端部から張出されて、筒部64の周方向全周に亘って延在されるカラーフランジ66を有している。図示は省略するが、カラーフランジ66の外形は、筒部64の軸方向から見て、円形状に形成されている。さらに、カラーフランジ66の下面と筒部64の下面とが、面一に配置されて、カラー本体62の下面を構成している。またさらに、カラーフランジ66の下面には、外周部において、切欠部66Aが形成されている。この切欠部66Aは、下側及びカラーフランジ66の径方向外側へ開放されている。
モールド部70は、カラーフランジ66を覆うようにカラー本体62と一体に形成されている。詳しくは、図8(A)及び(B)に示されるように、モールド部70は、縦断面視で、カラー本体62の径方向内側へ開放された略U字形状に形成されている。さらに詳しくは、モールド部70は、カラーフランジ66の上面に一体に形成された略円板状のベース部72を有しており、ベース部72は、カラーフランジ66とアウタパネル12との間に配置されている(図9(C)参照)。図7に示されるように、このベース部72には、カラー本体62の筒部64を配置するための配置孔72Aが上下方向に貫通形成されており、配置孔72Aは、筒部64の外形と相似形状を成す矩形状に形成されている。そして、ベース部72の上面は、筒部64の軸方向に対して直交する面に沿って配置されると共に、アウタパネル12の下面と上下方向に対向して配置されている。
また、図8(A)及び(B)に示されるように、モールド部70は、ベース部72の外周部から下側へ延出されたリング状の側壁74を有しており、側壁74は、カラーフランジ66の外周面を覆っている。さらに、モールド部70は、側壁74の下端部からカラーフランジ66の径方向内側へ延出されたリング状の下壁76を有している。下壁76は、切欠部66Aの内部に配置されて、切欠部66Aの上面の外周部を覆っている。そして、下壁76の下面とカラー本体62の下面とは面一に配置されている。
図7に示されるように、隙調整部80は、前述したモールド部70のベース部72と、ベース部72に形成された複数(本実施の形態では、12箇所)の「調整突起」としての溶着リブ83と、を含んで構成されている。なお、本実施の形態の「調整突起」としての溶着リブ83は、ベース部72をアウタパネル12に保持させる「保持部材」でもある。
溶着リブ83は、略円柱状に形成されて、ベース部72の上面における内周部から上側(アウタパネル12側)へ突出されている。また、複数の溶着リブ83では、3箇所の溶着リブ83を一組として、当該一組の溶着リブ83が配置孔72Aの一辺と対を成して配置されると共に、溶着リブ83が配置孔72Aの周方向に沿って配置されている。すなわち、筒部64の被係合面64Aに対して直交する方向において、3箇所の溶着リブ83が、各被係合面64Aと対向して配置されている。また、溶着リブ83の先端部(上端部)は、略半球状に形成されている。そして、後述する溶着工程では、溶着リブ83がアウタパネル12に溶着されることにより、カラー60がアウタパネル12に接合され、一体化される構成になっている(図9(B)参照)。
次に、締結構造Sによってリヤスポイラ20をアウタパネル12に締結させる手順を説明する。また、第1の実施の形態とは異なる本実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態の締結の手順には、まず、カラー60をアウタパネル12に溶着させる溶着工程がある。
図8(A)及び(B)を用いてカラー60をアウタパネル12に溶着させる溶着工程について説明する。カラー60とアウタパネル12との溶着は、振動溶着機100により行われる。ここで、振動溶着機100は、固定治具110と、振動治具120と、図示しない振動発生装置と、を含んで構成されている。
図8(A)は溶着前のカラー60とアウタパネル12の状態である。溶着に際し、作業者は、まず、アウタパネル12の上面であって、挿通孔14を囲む部分が、固定治具110の下面と接触するように、固定治具110を装着する。一方、作業者は、振動治具120に対してカラー60を溶着リブ83及び筒部64が上を向くように装着する。そして、作業者は、カラー60が装着された振動治具120を保持して、アウタパネル12の挿通孔14に対するカラー60の筒部64の位置を合わせながら、筒部64を挿通孔14の内部に向けて下側から挿通させる。このとき、カラー60の溶着リブ83はアウタパネル12の下面に接触する。
続けて、振動治具120を固定治具110側に加圧した状態、換言すると、溶着リブ83をアウタパネル12に圧接した状態で、振動発生装置を作動させる。すると、摩擦熱により溶着リブ83とアウタパネル12の圧接面が溶融する。そして、溶着リブ83が溶融することにより、図8(B)に示されるように、カラー本体62(筒部64)の上面が、固定治具110の下面に当接される。つまり、カラー本体62(筒部64)の上面と、アウタパネル12の上面とが一致する。
図8(B)は溶着後のカラー60とアウタパネル12の状態である。カラー本体62(筒部64)の上面が、固定治具110の下面に当接された状態で振動発生装置を停止させると、溶着リブ83とアウタパネル12の圧接面における溶融部分が溶着され、カラー60とアウタパネル12とが接合される。
以上、溶着工程についてまとめると次のとおりとなる。
図9(A)に示されるように、カラー60の隙調整部80は、溶着リブ83を含んで構成されており、溶着リブ83は、モールド部70におけるベース部72から上側へ突出されている。ここで、アウタパネル12の挿通孔14に対するカラー60の筒部64の位置を合わせながら、筒部64を挿通孔14の内部に向けて下側から挿通させると、溶着リブ83はアウタパネル12に当接される。
そして、振動溶着機100によって、樹脂によって構成されたモールド部70(溶着リブ83)とアウタパネル12とを溶着させると、図9(B)に示されるように、カラー60とアウタパネル12とが一体化する。本実施の形態では、アウタパネル12の板厚ばらつきを溶着リブ83によって吸収しつつ、カラー本体62(筒部64)の上面とアウタパネル12の上面とを一致させることができる。
続いて、一体化されているカラー60とアウタパネル12にリヤスポイラ20を締結させる工程について説明する。
まず、ワッシャ40の内部にボルト30のネジ部34を挿入させて、ボルト30及びワッシャ40をアッシイ状態にしておく(図3参照)。このとき、ボルト30の取付部24の取付溝24D内にボルト30の頭部本体32Aを挿入させて、ボルト30の鍔部32Bとワッシャ40とによって取付部24の底壁24Cを狭持させる。これにより、取付部24の底壁24Cがボルト30の鍔部32B及びワッシャ40によって保持された状態になる。
そして、図9(C)に示されるように、取付部24の底壁24Cをボルト30の鍔部32B及びワッシャ40によって保持させた状態で、ワッシャ40をアウタパネル12の上側に配置させる。このときには、カラー本体62の貫通孔64Bの内部にボルト30のネジ部34を上側から挿通させる。そして、ネジ部34の先端側(下端側)からナット50をネジ部34に螺合させ、ナット50の座面をカラー本体62の下面に当接(着座)させる。
ここで、上述のとおり、カラー60とアウタパネル12とは接合により一体化されており、カラー本体62(筒部64)の上面は、アウタパネル12の上面と一致している。そのため、ナット50をカラー本体62の下面に対する当接(着座)状態からさらに回転させると、カラー本体62がワッシャ本体42とナット50とによって締付けられる。つまり、カラー60がボルト30及びナット50によって締結される。
なお、ボルト30及びナット50によってカラー60を締結するときには、ボルト30及びナット50による締結力がワッシャ40にも作用するため、ワッシャ40の外側リブ44A、44B(図3参照)がアウタパネル12によって押圧されて上下方向に圧縮変形する。また、ワッシャ40の内側リブ46A(図3参照)がボルト30の頭部本体32Aによって押圧されて上下方向に圧縮変形する。
以上、本実施の形態の締結構造では、第1の実施の形態の締結構造と同様に以下の特徴を有している。すなわち、ワッシャ40のワッシャ本体42とナット50との間には、金属製のカラー本体62が設けられており、各々金属製のワッシャ本体42及びナット50がカラー本体62に接触されている。このため、ワッシャ本体42をカラー本体62にメタルタッチさせることができると共に、ナット50をカラー本体62にメタルタッチさせることができる。したがって、ボルト30及びナット50による締結力を確保することができる。また、カラー本体62は、アウタパネル12の下側に配置されたカラーフランジ66を有している。
ここで、カラー60の一部を構成する樹脂製のモールド部70におけるベース部72が、カラーフランジ66とアウタパネル12との間に配置されている。このため、金属製のカラー本体62(カラーフランジ66)が、アウタパネル12に直接当接することを抑制できる。つまり、アウタパネル12におけるクリープの発生を抑制できる。
そして、第2の実施の形態の締結構造では、第1の実施の形態の効果に加えて以下の特徴を有している。
本実施の形態によれば、リヤスポイラ20をアウタパネル12に締結させる際、予めカラー60をアウタパネル12に溶着させている。これにより、アウタパネル12の板厚にばらつきが生じていても、また、カラー60における複数の溶着リブ83とアウタパネル12との接触状況にばらつきが生じていても、溶着リブ83の溶着代を変化させることで、ばらつきを吸収することができる。
本実施の形態では、カラー60とアウタパネル12とが振動溶着により一体化されるため、接着部材としての両面テープ84が不要となる。また、第1の実施の形態では、作業者が軍手を着用して作業を行うことを前提に、掴み代が確保できるようにハンドル部78の形状を設定している。これに対し、本実施の形態では、振動治具120を掴んで作業を行うことができ、ハンドル部78を保持しながらカラー60をアウタパネル12に接着する必要がないため、ハンドル部78が不要となる。
以上、本実施の形態では、第1の実施の形態と比べて、両面テープ84やハンドル部78などが不要となり、部品点数を削減することができ、製造コストを軽減することができる。
また、本実施の形態は、カラー60とアウタパネル12とが振動溶着で接合される構造のため、両面テープ84のように、作業者が剥離紙を剥がす手間や、カラー60を掴みながらアウタパネル12に接着させる手間が省かれるため、短時間で製造を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、ベース部72の上面の外周部において、両面テープ84を接着するためのスペースが不要となる。つまり、第1の実施の形態と比べて、カラー60の外径を両面テープ84の接着面の分だけ小さくすることができる。そして、カラー60の外径を小さくすることができれば、スポイラーやガーニッシュなどの部品の締結部をこれらの部品の末端ギリギリまで寄せることができる。
なお、本実施の形態では、カラー60の隙調整部80における溶着リブ83が円柱状に形成されると共に、溶着リブ83の先端部が半球状に形成されているが、溶着リブ83の形状はこれに限らない。例えば、溶着リブ83を円錐形状に形成してもよいし、角錐形状に形成してもよい。
また、本実施の形態の挿通孔14及び筒部64の外形の形状は、第1の実施の形態と同様に変更することができる。詳細は上述の通りであるが、本実施の形態においてもアウタパネル12に対するカラー60の相対回転を制限可能な形状を採用することができる。
また、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様にワッシャ40の外側ラバー部44及び内側ラバー部46を構成する弾性材をゴムに代えてエラストマなどによって構成することができる。
12 アウタパネル(樹脂部材)
14 挿通孔
20 リヤスポイラ(被締結部材)
30 ボルト
32 頭部
32B 鍔部
34 ネジ部
40 ワッシャ
42 ワッシャ本体
44 外側ラバー部(外側弾性部)
44A 外側リブ(外側突起部)
46 内側ラバー部(内側弾性部)
46A 内側リブ(内側突起部)
50 ナット
60 カラー
62 カラー本体
64 筒部
66 カラーフランジ(フランジ)
72 ベース部
78 ハンドル部
80 隙調整部
82 ダボ(調整突起)
83 溶着リブ(調整突起)
84 両面テープ(接着部材)
S 締結構造

Claims (8)

  1. 板状の樹脂部材の板厚方向一方側に隣接して配置され、金属製のワッシャ本体を有する環状のワッシャと、
    前記ワッシャの前記樹脂部材とは反対側に配置され且つ前記ワッシャと共に被締結部材を挟み込んで保持する頭部と、前記頭部から前記樹脂部材の板厚方向他方側へ延出され且つ前記ワッシャの内部及び前記樹脂部材に形成された挿通孔の内部に挿通されたネジ部と、を有する金属製のボルトと、
    前記ネジ部に螺合された金属製のナットと、
    前記ネジ部が挿通された筒部と、前記筒部の外周部に形成され且つ前記樹脂部材の板厚方向他方側に配置されたフランジと、を含んで構成された金属製のカラー本体を有すると共に、当該カラー本体が前記ワッシャ本体及び前記ナットに接触されたカラーと、
    前記カラーの一部を構成し、前記フランジと前記樹脂部材との間に配置された樹脂製のベース部と、
    を備えた締結構造。
  2. 前記フランジと前記樹脂部材との間の隙間を調整する隙調整部を備え、
    前記隙調整部は、前記フランジと一体に形成された前記ベース部と、前記ベース部を前記樹脂部材に保持させる保持部材と、を含んで構成されている請求項1に記載の締結構造。
  3. 前記保持部材が、前記ベース部における前記樹脂部材との対向面に設けられると共に、前記ベース部と前記樹脂部材との間で圧縮された接着部材とされている請求項2に記載の締結構造。
  4. 前記隙調整部は、前記ベース部から前記樹脂部材側へ突出されて前記樹脂部材に当接された調整突起を有している請求項2又は請求項3に記載の締結構造。
  5. 前記カラーは、前記ベース部と一体に形成され且つ前記カラーから前記樹脂部材の板厚方向他方側へ延出されたハンドル部を有している請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の締結構造。
  6. 前記ワッシャは、前記ワッシャの径方向外側部を構成し且つ弾性材によって構成された外側弾性部を有し、
    前記外側弾性部には、前記樹脂部材側へ突出され且つ前記樹脂部材によって圧縮された外側突起部が形成されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の締結構造。
  7. 前記ワッシャは、前記ワッシャの径方向内側部を構成し且つ弾性材によって構成された内側弾性部を有し、
    前記内側弾性部には、前記ボルトの前記頭部側へ突出され且つ前記頭部によって圧縮された内側突起部が形成されている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の締結構造。
  8. 前記隙調整部は、前記ベース部から前記樹脂部材側へ突出され、前記樹脂部材に振動溶着されている調整突起を有している請求項2に記載の締結構造。
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