JP6414000B2 - カーボン含有れんが耐火物の製造方法 - Google Patents

カーボン含有れんが耐火物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6414000B2
JP6414000B2 JP2015193902A JP2015193902A JP6414000B2 JP 6414000 B2 JP6414000 B2 JP 6414000B2 JP 2015193902 A JP2015193902 A JP 2015193902A JP 2015193902 A JP2015193902 A JP 2015193902A JP 6414000 B2 JP6414000 B2 JP 6414000B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
mgo
sio
refractory
brick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015193902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017065978A (ja
Inventor
雄太 日野
雄太 日野
久宏 松永
久宏 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2015193902A priority Critical patent/JP6414000B2/ja
Publication of JP2017065978A publication Critical patent/JP2017065978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6414000B2 publication Critical patent/JP6414000B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、高温プロセスに用いられる製鉄用精錬設備の内張りのれんが耐火物、特にカーボンを原料の一部として用いるカーボン含有れんが耐火物の製造方法に関するものである。
MgO−Cれんが耐火物は、製鋼スラグに対する耐食性が良好であり、また、他の焼成れんが耐火物と比較して耐熱衝撃性に優れる。そのため、MgO−Cれんが耐火物は、今日の製鋼工程の主要設備における内張り耐火物として使用されている。しかしながら、MgO−Cれんが耐火物は、カーボンを含有していることから、カーボンを含有していない焼成れんがと比べて熱伝導率が高い。
1996年に議決された京都議定書を皮切りに、地球環境のため全世界的規模でのCO排出量の削減活動が行なわれている。製鉄業においても、多量の炭材を使用するので、高炉の還元材比低減を伴う熱ロス低減および熱の有効利用化など、CO削減のための様々な取り組みが行なわれている。耐火物分野においては、熱余裕創出のために、耐火物の低熱伝導率化による熱の炉体放散の抑制が検討されている。
熱の炉体放散を抑制するためには、炉体に用いられるれんが耐火物の熱伝導率は低いことが好ましい。MgO−Cれんが耐火物などのカーボン含有れんが耐火物の熱伝導率は、カーボン濃度に依存すると考えられている。そのため、MgO−Cれんが耐火物の低カーボン化は、熱の炉体放散抑制に大きく寄与することが期待できる。また、れんが耐火物の低カーボン化によって精錬時におけるカーボンピックアップ抑制など鋼片品質の向上も期待できる。
一方、MgO−Cれんが耐火物の低カーボン化は、れんが耐火物の耐スポーリング性を低下させる。製鉄プロセスに用いられるMgO−Cれんが耐火物のスポーリング破壊は、熱負荷が繰り返し耐火物にかけられることによって亀裂が発生し、当該亀裂が進展することによって起こると考えられている。
そこで、一般的なれんが耐火物の耐スポーリング性低下を抑制する技術に着目すると、特許文献1には、カーボン源として、カーボンファイバー(長さ0.13〜50mm、径5μm以上)を50質量%以下の範囲で耐火物中に添加し、当該カーボンファイバーで亀裂の進展を抑制する技術が開示されている。
また、近年、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、フラーレンおよびグラフェンなど数多くのカーボンナノ材料が発見されている。そして、これらのカーボンナノ材料をれんが耐火物に添加して、れんが耐火物の機械特性向上、特に耐スポーリング性の低下を抑制させた技術も開示されている。例えば、特許文献2には、メゾフェーズピッチと熱硬化性樹脂とを耐火物中に添加して1000℃以下温度で熱分解させて、カーボンナノファイバー(径:〜500nm、長さ:100μm)をれんが耐火物に生成させる技術が開示されている。そして、れんが耐火物にカーボンナノファイバーを生成することによって、れんが耐火物の耐食性および耐熱衝撃性を向上させる技術が開示されている。
また、特許文献3には、フラーレン類を5質量%以下の範囲で耐火物中に添加し、耐火物の耐スポーリング性を向上させる技術が開示されている。その原理は、フラーレン類とバインダーであるフェノールレジンとを熱を加えて反応させて、カーボンナノファイバー(CNF)を生成させる。この生成されたCNFは、亀裂に対するブリッジングの役割を果たすので、耐火物の耐スポーリング性は向上する。
さらに、れんが耐火物中にウィスカーと呼ばれる繊維状物質を生成させて、れんが耐火物の機械的特性を向上させる技術もいくつか開示されている。特許文献4には、無煙炭、仮焼コークス、天然黒鉛または人造黒鉛の黒鉛原料と、Alなどの金属酸化物と、金属ケイ素と、カーボンブラックとからなる耐火物が開示されている。この耐火物の狙いは、炭化ケイ素ウィスカーを生成させて、れんが耐火物の高強度化を図るものである。
特許文献5には、ピッチとAl合金とを高温で反応させて、AlN、Alなどのウィスカーを生成させ、ASCキャスタブル(樋材)にAl、またはAl合金を含むピッチとカーボンブラックとを0.01〜7質量%添加した耐火物が開示されている。
これらの技術は、いずれもれんが耐火物の組織中に繊維状物質を存在させて、その繊維状物質によるブリッジング効果により、機械的負荷によってれんが耐火物中に発生した亀裂の進展を妨げることを狙った技術である。なお、これらの技術は、れんが耐火物のみならず、比較的高いカーボン含有量を有するれんが耐火物にも適用でき、れんが耐火物の更なる高強度化、あるいは耐スポーリング性の更なる向上が実現できる。
特開昭62−9553号公報 特開2005−139062号 特開2006−8504号公報 特許第5539201号公報 特開2003−73175号公報
しかしながら、このような繊維状物質を適用したMgO−Cれんが耐火物の場合、繊維状物質の材質が非酸化物なので使用時に酸化消失する。そのため、繊維状物質のブリッジングによる亀裂進展抑制効果もなくなる。溶鉄等の脱炭や脱燐精錬は、溶鉄中に酸素含有物質を供給して炭素や燐を酸化することにより実施される。このため、脱炭や脱燐精錬中に酸素含有物質とれんが耐火物が直接接する頻度は高く、酸化消失を防ぐことが困難である。
また、製鋼精錬容器に関しては、精錬処理がバッチ式である場合、処理後には溶銑を保持しない空炉となる。このとき、大量の空気が炉内のワーク耐火物と接することになり、この場合においても酸化消失を防ぐことは困難である。これらの観点から上記技術において、特許文献1、特許文献2および特許文献3では炭素質物質、特許文献4および特許文献5では炭化物や窒化物であり、いずれも酸化精錬時にれんが耐火物中の繊維状物質が消失してしまう可能性が高い。また、特許文献3では添加する物質が比較的高価なフラーレンであり、れんが耐火物の製造コストの増大を招く。さらに、特許文献1のように繊維物質を添加する場合、添加した繊維物質によってれんが耐火物の緻密性が損なわれ、逆にれんが耐火物の成型が困難になる可能性がある。また、この方法においてもれんが耐火物の製造コストの増大を招く。したがって、本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、溶鉄等の脱炭や脱燐精錬中においても繊維状物質が消失しない耐スポーリング性を向上させたカーボン含有れんが耐火物の製造方法を提供することにある。
このような課題を解決するための本発明の特徴は、以下の通りである。
(1)平均粒径で3mm以上が5〜40質量%、1mm以上3mm未満が10〜45質量%、0.15mm以上1mm未満が15〜30質量%、0.15mm未満が5〜45質量%の粒度分布を有するAlおよびMgOの少なくとも1種類と、黒鉛原料と、外掛けで2〜5質量%の有機系物質からなる液状のバインダーと、平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の粉体と、を含む配合原料を混練機によって混練した後にプレス機を用いて成型し、さらにキュアリングすることを特徴とするカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
(2)前記平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOの2種類の粉体がMgO+Alである場合には、MgOの配合量を5〜40質量%とし、
前記粉体がMgO+SiOである場合には、SiOの配合量を40〜60質量%とし、
前記粉体がSiO+Alである場合には、Alの配合量を60〜80質量%とすることを特徴とする(1)に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
(3)前記キュアリングした後に、さらに、焼成することを特徴とする(1)または(2)に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
(4)前記配合原料に、さらに、鉄含有物を添加することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
(5)前記鉄含有物の添加量は、前記配合原料に対して、0.02質量%以上0.3質量%以下であることを特徴とする(4)に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
(6)前記平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の粉体、および前記鉄含有物の合計質量が前記配合原料に対して、0.5質量%以上4質量%以下であることを特徴とする(4)または(5)に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
本発明に係る製造方法で製造されたカーボン含有れんが耐火物には、酸化物から構成される繊維状物質が生成される。酸化物から構成される繊維状物質は、溶鉄等の脱炭または脱燐精練時においても酸化消失しない。このため、カーボン含有れんが耐火物を溶鉄等の脱炭または脱燐精練に用いても、れんが耐火物の高い耐スポーリング性は維持される。このように、本発明を実施することで、れんが耐火物を脱炭または脱燐精錬に用いても高い耐スポーリング性を維持できるカーボン含有れんが耐火物を製造できる。
MgAl系ウィスカーのSEM写真を示す。 MgO−SiO系ウィスカーのSEM写真を示す。 Al−SiO系ウィスカーのSEM写真を示す。 鉄粉を添加して生成させたMgAl系ウィスカーのSEM写真を示す。 ウィスカーによるれんが耐火物の亀裂発生および亀裂進展抑制機能を説明する図である。
酸化性雰囲気もしくは酸化精錬に耐え、かつブリッジングによる亀裂進展抑止効果を発揮させてれんが耐火物の強度ならびに耐スポーリング性を向上させるには、高温で安定な酸化物系の繊維状物質であるウィスカーの生成が望まれる。酸化物系ウィスカーとしては、スピネル(MgAl)ウィスカー、マグネシウムシリケート(MgSiO、MgSiO)ウィスカー、ムライト(3Al・2SiO)ウィスカー等があげられる。発明者らは、加熱することによって酸化物系ウィスカーが合成できるかを検討した結果、粒径1μm以下の微細粒子同士の合成反応により、酸化物系ウィスカーが生成することを明らかにした。なお、ブリッジングについての説明は後述する。
まず、これら酸化物系ウィスカーの生成について説明する。以下に示す手順で、酸化物系ウィスカーの生成を検討した。粒径1μm以下のMgO、Al、SiO粒子群をMgAl、MgSiO、MgSiO3、3Al・2SiOの化学量論組成となる比率でそれぞれ混合した。さらに、それらと粉状のカーボンブラックとを混合した粉体を圧粉成型して、還元雰囲気中において1400℃で3時間焼成した。焼成後の焼成体をSEMを用いて観察したところ、MgAl系、MgO−SiO系、Al−SiO系のウィスカーがそれぞれ確認された。なお、粒径1μm以下のMgO、Al、SiOとは、目開き1μmのメッシュを通過した粉体のことをいい、以後、「微細粒子」と称する。
図1は、MgAl系ウィスカーのSEM写真を示す。図2は、MgSiO系ウィスカーのSEM写真を示す。図3は、Al−SiO系ウィスカーのSEM写真を示す。
さらに、MgAl系において、MgOとAlの合計8gに対して、粒径200μm以下の鉄粉を1g添加して圧粉成型して、還元雰囲気中において1400℃で3時間焼成した。なお、粒径200μm以下の鉄粉とは、目開き200μmのメッシュを通過した鉄粉のことをいう。
図4は、鉄粉を添加して生成させたMgAl系ウィスカーのSEM写真を示す。鉄粉を添加することによって、図4に示されているように、図1と比較して微細な繊維状のウィスカーが多数観察された。このことから、鉄粉が触媒として機能して多数の微細なMgAl系ウィスカーを生成させたと考えられる。なお、図4を用いて、鉄粉を添加してMgAl系の細かい繊維状ウィスカーが生成できる例を示したが、MgSiOまたはAl−SiO系ウィスカーであっても、配合原料量合計8gに対して粒径200μm以下の鉄粉を1g添加することで微細な繊維状ウィスカーを生成できる。
図1、図2、図3および図4に示されるウィスカーの組成をSEM−EDSを用いて分析した。また、同じくこれらのウィスカーの結晶構造をTEMを用いて分析した。その結果、図1、図2および図3に示されるウィスカーは、それぞれMgAlウィスカー、MgSiOウィスカー、ムライト(3Al・2SiO)に近いAl−SiO系ウィスカーであることがわかった。また、図4に示される微細なウィスカーは、MgAlウィスカーであることがわかった。
次に、ウィスカーの生成機構について説明する。MgO粒子とカーボンブラックは、以下に示す化学反応式(1)の通りに反応してMgガスを生成する。
MgO(s)+C(s)=Mg(g)+CO(g)・・化学反応式(1)
もしくは、先に、カーボンと雰囲気中の酸素は、以下に示す化学反応式(2)の通りに反応してCOを生成する。次いで、生成したCOガスは、MgO粒子と以下に示す化学反応式(3)の通りに反応してMgガスが生成する。
C(s)+1/2O(g)=CO(g)・・・化学反応式(2)
MgO(s)+CO(g)=Mg(g)+CO(g)・・化学反応式(3)
MgAl系では、化学反応式(1)または(3)で生成したMgガスが、化学反応式(4)の通りにAlを還元し、Alガスを生成する。
3Mg(g)+Al(s)=3MgO(s)+2Al(g)・・化学反応式(4)
生成したAlガスは、化学反応式(5)の通りにMgガスおよびCOガスと反応してスピネル(MgAl)ウィスカーが生成する。
Mg(g)+2Al(g)+4CO(g)=MgAl(s)+4C(s)・・化学反応式(5)
もしくは、化学反応式(6)の通りにMgガス、Al、COガスと反応してMgAlウィスカーが生成する。
Mg(g)+Al(s)+CO(g)=MgAl(s)+C(s)・・化学反応式(6)
もしくは、化学反応式(7)の通りにMgガス、Al、COガスと反応してMgAlウィスカーが生成する。
Mg(g)+Al(s)+CO(g)=MgAl(s)+CO(s)・・化学反応式(7)
MgO−SiO系では、化学反応式(1)により生成したMgガス、化学反応式(3)により生成したCOガスならびに化学反応式(8)式により生成したSiOガスにより、マグネシウムシリケート(MgSiO、MgSiO)ウィスカーが生成すると考えられる。
SiO(s)+C(s)=SiO(g)+CO(s)・・化学反応式(8)
すなわち、SiOガスは、化学反応式(9)の通りにMgガス、COガスと反応して、MgSiOウィスカーが生成する。
Mg(g)+SiO(g)+2CO(g)=MgSiO+2CO(g)・・化学反応式(9)
もしくは、SiOガスは、化学反応式(10)の通りにMgガス、COガスと反応して、MgSiOウィスカーが生成する。
2Mg(g)+SiO(g)+3CO(g)=MgSiO+3CO(g)・・化学反応式(10)
Al−SiO系では、化学反応式(8)式により生成したSiOガスとAlとが反応してムライト(3Al・2SiO)ウィスカーもしくは、その組成に近いAl−SiO系ウィスカーを形成すると考えられる。すなわち、SiOガスは、化学反応式(11)の通りにAl、COガスと反応してAl−SiO系ウィスカーが生成する。
3Al(s)+2SiO(g)+2CO(g)=3Al・2SiO+2CO(g)・・化学反応式(11)
また、鉄は、金属単体として存在、あるいはCOと反応して酸化鉄という形で存在し、それらが触媒として作用すると考えられる。鉄、ニッケルおよびコバルトなどVIII族の元素は、一般的に触媒の作用があることが各種分野で報告されており、これら元素の存在下では、カーボンナノチューブなどのナノマテリアルが成長しやすくなる。
鉄含有物の添加量は、れんが耐火物を構成する配合原料全体(液体バインダーを除く)のうち、金属鉄相当量で0.02質量%以上0.3質量%以下であることが好ましい。0.02質量%より少ない鉄含有物の添加量は、平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の粉体に対する鉄の触媒としての効果が乏しくなるので好ましくない。一方、0.3質量%より多い鉄含有物の添加量は、れんが耐火物マトリックス中の鉄分が増加しすぎて、耐食性に悪影響を及ぼすので好ましくない。なお、添加する鉄含有物としては、金属鉄粉(アトマイズ粉など)が好ましいが、酸化鉄であってもよく、また、鉄化合物(フェロセンなどの有機化合物や、炭酸鉄など)であってもよい。
例えば、酸化鉄を添加した場合に、酸化鉄は、高温条件で化学反応式(1)で生成したCOガスによって還元されて金属鉄が生成する。その金属鉄は、非常に微細な粒鉄となるので、ウィスカー生成にとって好ましい触媒となり得る。
また、平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の粉体、および添加する鉄含有物の合計質量は、れんが耐火物を構成する配合原料に対して0.5質量%以上4質量%以下であることが好ましい。0.5質量%より少ない合計質量は、微粒化合物によるウィスカー生成量が低下してれんが耐火物の機械特性が向上しないので好ましくない。また、4質量%より多い合計質量は、れんが耐火物のマトリックス中の微粉領域が過大となって成型困難となるので好ましくない。さらに、4質量%より多い合計質量は、れんが耐火物の気孔率を高めて、れんが耐火物の強度低下や耐食性の低下も招くので好ましくない。また、MgO、Al、SiO3種類の粉体を添加してもよく、この場合、複数種類のウィスカーが生成する。MgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の粉体の粒径が小さくなると、当該粉体の表面積は大きくなる。これにより、MgO、Al、SiO各粒子とカーボンブラック等との反応性が向上し、ウィスカーが生成する。そのため、MgO、Al、SiOの平均粒子径を1μm以下にした。なお、平均粒子径は、算術平均粒子径であり、各粒子の粒度分布を測定し、「各粒径×割合」の演算を行なうことで算出される。
MgO:Al、MgO:SiO、Al:SiOの好ましい配合割合は、MgAl系ウィスカーを生成させる場合には、MgO配合量を5〜40質量%にすることが好ましい。また、MgO+SiO系ウィスカーを生成させる場合には、SiO配合量を40〜60質量%にすることが好ましい。また、SiO+Al系ウィスカーを生成させる場合には、Al配合量を60〜80質量%にすることが望ましい。これらの配合量は、それぞれのウィスカーが生成される化学反応式の化学量論関係から導かれる。
MgAlウィスカー、MgSiO、MgSiOウィスカーおよびAl−SiOウィスカーは、MgO−CやAl−Cなどの各種カーボン含有れんが等の耐火物においても生成する。そして、これらウィスカーは、れんが耐火物においてブリッジングし、れんが耐火物に発生した亀裂の進展を妨げる。
図5は、ウィスカーによるれんが耐火物の亀裂進展抑制機能を説明する図である。図5において、れんが耐火物10は、ウィスカー12が生成したれんが耐火物である。れんが耐火物10には亀裂14が発生しており、当該亀裂14は、矢印16の示す方向に進展しようとしている。
図5に示すように、亀裂14の先端から少し後方に生成していたウィスカー12は、ブリッジングすることによって、れんが耐火物10に発生した亀裂14が開くのを機械的に抑える。これにより、亀裂14の進展は、ウィスカー12によって抑制される。このように、れんが耐火物10に生成したウィスカー12が亀裂14の進展を抑制することをブリッジングという。また、ウィスカー12は、れんが耐火物10に亀裂14が発生していない状態においては、上述したブリッジングにより、亀裂14の発生をも抑制する。
一般にウィスカー12は、単結晶であり強度が高いことが知られている。今回生成したウィスカー12は、いずれも高い強度を有する。そのため、ウィスカー12は、途中で切れることないので、れんが耐火物10に亀裂14が発生することを抑制できる。さらに、ウィスカー12は、れんが耐火物10に亀裂14が発生したとしても、その亀裂14の進展を抑制できる。これにより、ウィスカー12を生成させたれんが耐火物10の強度向上および耐スポーリング性の向上が実現できる。なお、れんが耐火物10は、MgO−CやAl−Cなどの各種カーボン含有れんが耐火物に限られず、SiCを添加したれんが耐火物であってもよい。
次に、上述したウィスカーを有するカーボン含有れんが耐火物の製造方法について説明する。れんが耐火物の配合原料として、平均粒径で3mm以上が5〜40質量%、1mm以上3mm未満が10〜45質量%、0.15mm以上1mm未満が14.5〜30質量%、0.15mm未満が5〜45質量%の粒度分布を有するAlおよびMgOの少なくとも1種類の化合物と、黒鉛原料と、平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の微細粒子と、液状バインダーと、硬化剤とを用いた。れんが耐火物原料のAlおよびMgOの少なくとも1種類の化合物における粒度分布は、アンドレアゼンの式から導かれる粒度分布である。当該粒度分布を満足することで、材料の充填密度が高い緻密なれんが耐火物にすることができる。
なお、れんが耐火物の配合原料としてのAlおよびMgOは、電融品、焼結品、天然材質(海水MgOも含む)のいずれを用いてもよい。黒鉛原料としては、粒度は問わず、鱗状黒鉛、カーボンブラック、薄肉黒鉛のいずれを用いてもよい。また、黒鉛原料の添加量としてはれんが耐火物の配合原料に対して1質量%以上50質量%以下が好ましい。なお、黒鉛原料の添加量を1質量%以上10質量%以下とすれば、低熱伝導率化と高い耐スポーリング性を有するれんが耐火物とできるのでより好ましい。
液状バインダーは、カーボン含有れんが耐火物を作成する場合、一般的には硬化剤によって硬化する有機系物質からなる液状の樹脂である。液状バインダーの添加量は、れんが耐火物の配合原料に対して外掛けで、2.0質量%以上5.0質量%以下とした。バインダーの添加量が2.0質量%より少ないと、れんが耐火物が成型できず、5.0質量%より多いと、成型時にバインダーが型枠からはみ出てしまい十分な成型ができない。硬化剤は、液状バインダーを硬化させる物質であればよく、その添加量は、バインダー添加量の1/10の量を添加することが好ましい。ここで、外掛けとは、液状バインダーを除く、他の配合原料の質量の合計を100とした割合を示す。なお、硬化剤は、バインダーの種類によっては添加しなくてよい場合がある。
ウィスカーを生成する原料が配合されたれんが耐火物は、高温プロセスに用いられる製鉄用の精錬設備に使用される。例えば、当該れんが耐火物を溶鉄の脱炭精錬に使用される転炉の内張り耐火物に用いる場合、脱炭精錬開始時の溶銑温度から出鋼時の溶鋼温度に相当する熱がれんが耐火物に付与される。当該熱を用いて、れんが耐火物にウィスカーを生成させることができる。そのため、カーボン含有れんが耐火物の製造方法としては、従来の工程とほぼ同じでかまわない。すなわち、原料を混練機によって混錬した後、高温環境下で焼成させることなく、キュアリングを実行することでれんが耐火物を製造できる。ここで、キュアリングとは、120〜300℃程度に加熱し、有機系物質からなるバインダーに熱エネルギーを供給することによって、当該バインダーと硬化剤とを反応させて硬化させる処理のことをいう。なお、キュアリングは、不活性雰囲気下で行なってもよく、大気雰囲気下で行なってもよい。
キュアリングを実行されることで硬化されたれんが耐火物は、製鉄用の精錬設備に用いられることによって脱炭精錬が繰り返し実行され、例えば、脱炭精錬時の1400℃を超える溶鉄の熱が加えられる。この1400℃を超える熱が加えられることによって、れんが耐火物は焼成され、れんが耐火物にウィスカーを生成させることができる。これにより、れんが耐火物は、高い耐スポーリング性を有するれんが耐火物となる。なお、別途の焼成工程を設け、キュアリング実行後のカーボン含有れんが耐火物を1300℃〜1400℃の温度で3時間焼成して、予め、ウィスカーをれんが耐火物に生成させてもよい。
最大粒径が5mmである電融MgO骨材、および1mm以下のMgO微粉、および燐状黒鉛を用いてMgO−Cれんが耐火物を製造した。れんが耐火物中のカーボン濃度は、20.0質量%とした。基準となるMgO−Cれんが耐火物の組成を表1に示す。このれんが耐火物の0.15mm以下の粒子を、平均粒子径1μm以下の微細粒子に置換した。
発明例および比較例の一覧を表2に示す。発明例1は、粒径0.15μmのMgOおよび0.3μmのAlを、MgO:Al=30:70の配合比で混合した微細粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して4質量%となる量の微細粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、何も添加しなかった。
発明例2は、粒径0.5μmのMgOおよび0.6μmのSiOをMgO:SiO=50:50の配合比で混合した微細粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して2質量%となる量の微細粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、何も添加しなかった。
発明例3は、粒径0.1μmのAlおよび0.1μmのSiOをAl:SiO=65:35の配合比で混合した微細粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して2質量%となる量の微細粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、何も添加しなかった。
発明例4は、粒径0.05μmのMgOおよび0.03μmのAlをMgO:Al=35:65の配合比で混合した微細粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して2質量%となる量の微細粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、粒径100μmの鉄粉を、れんが耐火物の配合原料量に対して0.2質量%となる量添加した。
これに対し、比較例1では表1に示す配合の通りで混合し、添加金属元素としては、何も添加しなかった。比較例2もまた、表1に示す配合の通りで混合したが、添加金属元素としてれんが耐火物の配合原料量に対して3.0質量%となる量のAl粉末を添加した。比較例3では、表1に示す配合の通りで混合し、添加金属元素としてれんが耐火物の配合原料量に対して3.0質量%となる量のSi粉末を添加した。
比較例4は、粒径1.5μmのMgOおよび3.0μmのSiOをMgO:SiO=30:70の配合比で混合した粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して4質量%となる量の粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、何も添加しなかった。
比較例5は、粒径5.0μmのMgOおよび6.0μmのSiOをMgO:SiO=50:50の配合比で混合した粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して2質量%となる量の粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、何も添加しなかった。
比較例6は、粒径1.2μmのAlおよび1.5μmのSiOをAl:SiO=50:50の配合比で混合した粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して2質量%となる量の粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、何も添加しなかった。
比較例7は、粒径5.0μmのMgOおよび3.0μmのAlをMgO:Al=50:50の配合比で混合した粒子を準備し、れんが耐火物の配合原料量に対して2質量%となる量の粒子を、れんが耐火物の0.15mm以下の粒子と置換した。添加金属元素としては、粒径100μmの鉄粉を、れんが耐火物の配合原料量に対して0.2質量%となる量添加した。
発明例、比較例ともに原料を配合後に、液体バインダーとして、フェノールレジンを用い、れんが耐火物の配合原料に対して外掛けで3質量%となる量の液体バインダーを混合し、混練機によって混練を行った。その後にフリクションプレス機を用いて成型を行なった。成型品を230℃で24時間保持して、キュアリングを行なった後に、還元雰囲気中1350℃で3時間保持することによって焼成処理を行い、評価用試料を得た。評価は、機械的特性として、曲げ強度σ(MPa)および弾性率(動的弾性率)Eを測定し、熱衝撃破壊抵抗係数Rを下記数式(1)に従って導出した。この熱衝撃破壊抵抗係数Rの値が大きいほど破壊しにくい材料といえる。
R=σ/E・・数式(1)
次に、MgO−Cれんが耐火物のスポーリング試験を行なった。1400℃に加熱した電気炉内にれんが耐火物のサンプルを装入し、予め定められた時間加熱し、その後、20℃に保持された流水中に浸漬することによって急冷した。この操作を1つのサンプルにつき1〜10回繰り返した。炉内保持時間および急冷時間は両者ともに15分である。10回の加熱および急冷後のれんが耐火物の表面を目視により観察して、スポーリング試験後のれんが表面に生じた亀裂の有無を比較した。
さらに、れんが耐火物のスラグへの耐食性を評価するために、溶損試験を行なった。れんが耐火物に直径30mm、深さ20mmの穴を開け、その中に表3に示す組成のスラグを装入し、窒素雰囲気、1500℃で3時間保持した。冷却後、試料を2分割して溶損量を計測した。そして、計測した溶損量を保持時間で除して溶損速度を算出した。
それぞれのサンプルにおける曲げ強度、弾性率、熱衝撃破壊抵抗係数R、スポーリング試験後のれんが耐火物表面の亀裂の有無および溶損速度の結果を表4に示す。なお、スポーリング試験後のれんが耐火物表面の亀裂の有無の結果における「非常に細かい亀裂」とは、長さが20mm以下であって幅および深さが0.1mm未満の亀裂である。また、当該結果における「細かい亀裂」とは、長さが20mm以下であって幅および深さが0.1mm以上の亀裂であり、「大きな亀裂」とは、長さが20mm以上の亀裂である。
平均粒子径が1μm以下の微細粒子を0.05〜4質量%の範囲で添加した発明例1〜3は、比較例1に比べて強度、弾性率が増加し、また、比較例1〜3に比べて、熱衝撃破壊抵抗係数R値が向上した。さらに、鉄粉を0.2質量%添加した発明例4は熱衝撃破壊抵抗係数R値が最も大きくなった。
スポーリング試験の結果を比較すると、発明例1〜4は、いずれもれんが耐火物の表面に亀裂が観察されなかったが、比較例1では細かい亀裂が、比較例2、3では比較的大きな亀裂がれんが耐火物の表面に観察された。これは発明例の熱衝撃破壊抵抗係数R値が比較例に比べて大きいことと同じ傾向になっている。さらに、粒径が1μm以上の微細MgO、Al、SiO粒子を添加した比較例4〜7は熱衝撃破壊抵抗係数Rの値が比較例1〜3より大きくなるものがあったが、発明例1〜4よりも小さい。また、溶損速度は、発明例1〜4および比較例1〜6において大きな差は見られなかった。すなわち、スラグへの耐食性は、発明例、比較例ともに同等であった。
このように、発明例1〜4は、比較例1〜6のいずれよりもれんが耐火物の熱衝撃破壊抵抗係数Rが高くなった。上述したように、熱衝撃破壊抵抗係数R値が大きいほど、破壊しにくい材料となる。そのため、発明例1〜4は、比較例1〜6と比較して、破壊しにくい耐火材であるといえる。また、スポーリング試験においても同様の結果が得られている。すなわち、比較例1〜6においてはスポーリング試験によって亀裂の発生が確認された一方で、発明例1〜4においては亀裂の発生は確認されなかった。これらの結果から、発明例1〜4において生成した繊維状物質であるウィスカーは、1400℃のスポーリング試験後においても酸化消失しないことが明らかになった。これにより、本発明の実施により製造されたカーボン含有れんが耐火物は、溶鉄等の脱炭や脱燐精錬中においても繊維状物質が消失せずに、れんが耐火物の高い耐スポーリング性が維持できることが明らかになった。
高温プロセスに用いられる製鉄用の精錬設備の内張りのれんが耐火物、特にカーボンを原料の一部として用いるれんが耐火物の製造方法として利用できる。
10 れんが耐火物
12 ウィスカー
14 亀裂
16 矢印

Claims (6)

  1. 平均粒径で3mm以上が5〜40質量%、1mm以上3mm未満が10〜45質量%、0.15mm以上1mm未満が14.5〜30質量%、0.15mm未満が5〜45質量%の粒度分布を有するAlおよびMgOの少なくとも1種類と、黒鉛原料と、外掛けで2〜5質量%の有機系物質からなる液状のバインダーと、平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の粉体と、を含む配合原料を混練機によって混練した後にプレス機を用いて成型し、さらにキュアリングすることを特徴とするカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
  2. 前記平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOの2種類の粉体がMgO+Alである場合には、MgOの配合量を5〜40質量%とし、
    前記粉体がMgO+SiOである場合には、SiOの配合量を40〜60質量%とし、
    前記粉体がSiO+Alである場合には、Alの配合量を60〜80質量%とすることを特徴とする請求項1に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
  3. 前記キュアリングした後に、さらに、焼成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
  4. 前記配合原料に、さらに、鉄含有物を添加することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
  5. 前記鉄含有物の添加量は、前記配合原料に対して、0.02質量%以上0.3質量%以下であることを特徴とする請求項4に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
  6. 前記平均粒子径が1μm以下であるMgO、Al、SiOのうち少なくとも2種類の粉体、および前記鉄含有物の合計質量が前記配合原料に対して、0.5質量%以上4質量%以下であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のカーボン含有れんが耐火物の製造方法。
JP2015193902A 2015-09-30 2015-09-30 カーボン含有れんが耐火物の製造方法 Active JP6414000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015193902A JP6414000B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 カーボン含有れんが耐火物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015193902A JP6414000B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 カーボン含有れんが耐火物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017065978A JP2017065978A (ja) 2017-04-06
JP6414000B2 true JP6414000B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=58493931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015193902A Active JP6414000B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 カーボン含有れんが耐火物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6414000B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110451994B (zh) * 2019-08-01 2022-08-16 辽宁科技大学 一种镁铝尖晶石晶须增强的镁质烧成浇注料预制件
CN115196983A (zh) * 2022-08-08 2022-10-18 安徽工业大学 一种原位催化合成SiCw增强低碳铝碳耐火材料及其制备方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07242470A (ja) * 1994-03-02 1995-09-19 Kyushu Refract Co Ltd アルミナ・マグネシア質流込材
JPH07300360A (ja) * 1994-04-30 1995-11-14 Kyushu Refract Co Ltd マグネシア質耐火物
JP4608056B2 (ja) * 2000-06-28 2011-01-05 黒崎播磨株式会社 流し込み施工用耐火物
JP2004107124A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Shinagawa Refract Co Ltd 低炭素質耐火物及びその製造方法
JP5697210B2 (ja) * 2011-09-26 2015-04-08 黒崎播磨株式会社 転炉の操業方法、その転炉に使用するマグネシアカーボン質れんが、当該れんがの製造方法、及び転炉内張りのライニング構造
JP5097861B1 (ja) * 2012-03-05 2012-12-12 品川リフラクトリーズ株式会社 マグネシア−カーボン系煉瓦

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017065978A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4634263B2 (ja) マグネシアカーボンれんが
JP5539201B2 (ja) 炭素質耐火物及びその製造方法、並びに、高炉炉底又は側壁及びその製造方法
JP4681456B2 (ja) 低カーボン質マグネシアカーボンれんが
JP6354073B2 (ja) カーボン含有焼成れんが耐火物
JP2013180945A (ja) マグネシア−カーボン系煉瓦
JP6376102B2 (ja) カーボン含有不焼成れんが耐火物
JP5697210B2 (ja) 転炉の操業方法、その転炉に使用するマグネシアカーボン質れんが、当該れんがの製造方法、及び転炉内張りのライニング構造
JP6414000B2 (ja) カーボン含有れんが耐火物の製造方法
JP6414033B2 (ja) 製鉄用精錬容器
JP4791761B2 (ja) 炭素含有耐火物
JP4187183B2 (ja) マグネシア−カーボンれんが
JP2006056735A (ja) マグネシア−カーボンれんが
JP6390598B2 (ja) 製鉄用溶銑輸送容器
JP5331077B2 (ja) カーボン含有耐火物
JP4945257B2 (ja) 耐火物
JP2002316865A (ja) 耐火物原料組成物、その製造方法及びそれを成形してなる耐火物
JP4160796B2 (ja) 高耐熱衝撃性スライディングノズルプレートれんが
JPH09295857A (ja) アルミニウムオキシカ−バイドを含むカ−ボン含有れんが
JP2006021972A (ja) マグネシア−カーボンれんが
JPH05262559A (ja) 不焼成炭素含有れんが
JP2005047757A (ja) 黒鉛含有キャスタブル耐火物
JP2023094019A (ja) カーボン含有焼成れんが耐火物及びカーボン含有焼成れんが耐火物の製造方法
JP2023094018A (ja) カーボン含有不焼成れんが耐火物及びカーボン含有不焼成れんが耐火物の製造方法
JP2005089271A (ja) 炭素含有耐火物、その製造方法及びその用途
JPH01305849A (ja) マグネシア・カーボンれんが

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20180405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180405

RD15 Notification of revocation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7435

Effective date: 20180426

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180502

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6414000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250