JP6413666B2 - シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法及びシート搬送装置の制御プログラム - Google Patents

シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法及びシート搬送装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法及びシート搬送装置の制御プログラムに関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置においては、画像が形成される用紙や読取対象の原稿を搬送する際に、搬送方向に対する傾きを解消するために用紙を撓ませた後に搬送することが行われる。また、このような撓み(以降、「ループ」とする)形成の技術に関して、適切なループ量を得るための制御が各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術によれば、ローラを回転させるためのモータを停止させた状態で維持可能な回転位置と、意図したループ量を形成するための目標となる回転位置との誤差に基づいてループずれ量を推定する。そして、搬送された用紙が突き当てられる側のローラを上記の推定結果に基づいて逆転させることにより、実際に形成されるループ量と目標となるループ量との差が所定の範囲内に収まるようにしている。
形成するべきループ量は用紙の紙質や厚さによって異なるが、特許文献1においては、目標となるループ量の適否については考慮されていない。搬送される用紙の種類を予め設定しておくことにより、用紙の厚さに応じたループ量を実現するための制御を行うことは可能である。しかしながら、同種の用紙であっても厚さがばらつく場合がある。また、設定とは異なる用紙が搬送されれば、適切なループ量にはならない。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、搬送された用紙の厚さに応じたループ量を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、シートを搬送する搬送ローラと、搬送された前記シートが突き当てられる突き当てローラと、前記突き当てローラの回転を制御する突き当てローラ制御部と、前記搬送ローラの回転を制御する搬送ローラ制御部とを含み、前記突き当てローラ制御部は、フィードバック制御を用いて前記突き当てローラの回転を制御し、指定された停止位置で前記突き当てローラを停止させるための制御を行っている状態において前記突き当てローラに前記シートが突き当てられた際に前記フィードバック制御において得られるフィードバック値に基づいて前記シートの厚さを検知し、前記搬送ローラ制御部は、前記シートが前記突き当てローラに突き当てられて撓んだ状態となるように、前記シートが所定の搬送位置に到達してから所定量、前記シートを搬送し、前記突き当てローラ制御部により検知された前記シートの厚さの検知結果に基づき、前記シートが所定の搬送位置に到達してから前記シートを搬送する前記所定量を修正することを特徴とする。
本発明によれば、搬送された用紙の厚さに応じたループ量を実現することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの機械的構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るレジストローラ周辺の構成を詳細に示す図である。 本発明の実施形態に係るレジストローラの制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るホールド制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るシート厚検知の原理を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙の搬送状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙の搬送状態に応じて得られる情報を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート搬送動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るシート種類設定画面の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るヤング率テーブルの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る撓み形成のための搬送プロファイルを示す図である。 バックラッシュの態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るバックラッシュ解消のための回転駆動を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙厚さに応じた修正値を示す図である。 本発明の実施形態に係る搬送プロファイルの修正態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るレジストローラの制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る特徴量DBの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る特徴量の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙厚さに応じた修正値の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る搬送プロファイルの修正態様を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、シート搬送装置の例として、画像形成装置にて画像を形成する対象の用紙を搬送する搬送機構において用紙の厚みを検知し、その検知結果に応じた撓み量を形成することを特徴として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成に加えて、画像形成を実行するエンジンを有する。即ち、本実施形態に係る画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、エンジン13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像処理装置1全体の動作を制御する。RAM11は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。エンジン13は、画像処理装置1において実際に画像形成を実行する機構である。
HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザが画像処理装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザが画像処理装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM12に格納されたプログラムや、HDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体からRAM11に読み出されたプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像処理装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像処理装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、コントローラ20、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)21、スキャナユニット22、排紙トレイ23、ディスプレイパネル24、給紙テーブル25、プリントエンジン26、排紙トレイ27及びネットワークI/F28を有する。
また、コントローラ20は、主制御部30、エンジン制御部31、入出力制御部32、画像処理部33及び操作表示制御部34を有する。図2に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、スキャナユニット22、プリントエンジン26を有する複合機として構成されている。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル24は、画像処理装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置1を直接操作し若しくは画像処理装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F28は、画像処理装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ20は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、上述したようにCPU10の演算によって構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ20が構成される。コントローラ20は、画像処理装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部30は、コントローラ20に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ20の各部に命令を与える。エンジン制御部31は、プリントエンジン26やスキャナユニット22等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部32は、ネットワークI/F28を介して入力される信号や命令を主制御部30に入力する。また、主制御部30は、入出力制御部32を制御し、ネットワークI/F28を介して他の機器にアクセスする。
画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン26が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、印刷ジョブに含まれる印刷情報とは、PC等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって画像処理装置1が認識可能な形式に変換された画像情報である。操作表示制御部34は、ディスプレイパネル24に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル24を介して入力された情報を主制御部30に通知する。
画像処理装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部32がネットワークI/F28を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部32は、受信した印刷ジョブを主制御部30に転送する。主制御部30は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部33を制御して、印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成させる。
画像処理部33によって描画情報が生成されると、エンジン制御部31は、生成された描画情報に基づいてプリントエンジン26を制御し、給紙テーブル25から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン26が画像形成部として機能する。プリントエンジン26によって画像形成が施された文書は排紙トレイ27に排紙される。
画像処理装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル24の操作若しくはネットワークI/F28を介して外部のPC等から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部34若しくは入出力制御部32が主制御部30にスキャン実行信号を転送する。主制御部30は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部31を制御する。
エンジン制御部31は、ADF21を駆動し、ADF21にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット22に搬送する。また、エンジン制御部31は、スキャナユニット22を駆動し、ADF21から搬送される原稿を撮像する。また、ADF21に原稿がセットされておらず、スキャナユニット22に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット22は、エンジン制御部31の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット22が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット22に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部31は、スキャナユニット22が生成した撮像情報を画像処理部33に転送する。画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、エンジン制御部31から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部33が生成した画像情報はHDD14等の画像処理装置1に装着された記憶媒体に保存される。即ち、スキャナユニット22、エンジン制御部31及び画像処理部33が連動して、原稿読み取り部として機能する。
画像処理部33によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD14等に格納され若しくは入出力制御部32及びネットワークI/F28を介して外部の装置に送信される。即ち、ADF21及びエンジン制御部31が画像入力部として機能する。
また、画像処理装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部31がスキャナユニット22から受信した撮像情報若しくは画像処理部33が生成した画像情報に基づき、画像処理部33が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部31がプリントエンジン26を駆動する。
次に、プリントエンジン26の機械的な構成及び用紙の搬送経路について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン26は、無端状移動手段である搬送ベルト101に沿って各色の感光体ドラム102Y、102M、102C、102K(以降、総じて感光体ドラム102とする)が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。
搬送ベルト101は、給紙テーブル25から給紙される用紙に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである。すなわち、本実施形態に係るプリントエンジン26は、搬送ベルト101に沿って、この搬送ベルト101の搬送方向の上流側から順に、複数の感光体ドラム102Y、102M、102C、102Kが配列されている。
各色の感光体ドラム102の表面においてトナーにより現像された各色の画像が、搬送ベルト101に重ね合わせられて用紙に転写されることによりフルカラーの画像が形成される。そのようにして搬送ベルト101上に形成されたフルカラー画像は、図中に破線で示す用紙の搬送経路と最も接近する位置において、転写ローラ104の機能により、経路上を搬送されてきた用紙の紙面上に転写される。
紙面上に画像が形成された用紙は更に搬送され、定着ローラ105にて画像を定着された後、排紙トレイ107に排出される。また、両面印刷の場合、片面上に画像が形成されて定着された用紙は反転パス106に搬送され、反転された上で再度転写ローラ104の転写位置に搬送される。
図4は、プリントエンジン26内部において、給紙テーブル25から給紙された用紙の搬送経路を示す図である。図4に示すように、給紙テーブル25から給紙された用紙は、搬送ローラ103によって搬送され、転写ローラ104において画像を転写するタイミングを合わせるためのレジストローラ108に突き当てられる。即ち、レジストローラ108が突き当てローラとして機能する。
レジストローラ108に突き当てられた用紙は、その状態で更に搬送ローラ103により搬送される。これにより、搬送ローラ103とレジストローラ108との間で用紙に撓み(以降、「ループ」とする)が形成される。
そして、制御されたタイミングにおいてレジストローラ108が回転を開始することにより、突き当てられていた用紙が転写ローラ104に搬送され、制御されたタイミングにおいて用紙上に画像が転写される。尚、搬送ローラ103とレジストローラ108との搬送経路の間には通紙センサ109が設けられており、搬送ローラ103とレジストローラ108との間における用紙の有無が検知される。通紙センサ109は、搬送される用紙が所定の搬送値に到達したことを検知する。
搬送ローラ103及びレジストローラ108は、あらかじめ定められた搬送速度によって用紙を搬送するため、フィードバック制御されたモータによって回転駆動される。このうち、レジストローラ108を制御するための構成において得られる信号に基づいて用紙の厚みを検知することが、本実施形態に係る要旨の1つである。
図5は、レジストローラ108を回転駆動するローラ駆動制御部200の機能構成を示す図である。ローラ駆動制御部200は図2に示すプリントエンジン26においてレジストローラ108を回転駆動する構成であり、エンジン制御部31からの命令に基づいて動作する。
図5に示すように、本実施形態に係るローラ駆動制御部200は、駆動制御部201、回転駆動部202、回転部203、回転検知部204、FB(FeedBack)取得部205、特徴量取得部206及びシート厚判定部207を含む。このような構成により、本実施形態に係るローラ駆動制御部200は、レジストローラ108の回転をフィードバック制御するフィードバック制御部として機能する。
駆動制御部201は、エンジン制御部31から入力される回転部203の回転速度の目標値と、FB取得部205から入力されるフィードバック信号とに基づき、回転部203を回転させるための制御値を計算し、回転駆動部202に対して出力する。駆動制御部201が出力する制御値は、回転部203を回転させるためのPWM(Pulse Width Modulation)出力である駆動電圧のデューティー比の指示値である。回転駆動部202は、駆動制御部201から入力される制御値に基づき、回転部203を回転させるための駆動電圧を生成して出力する。
尚、本実施形態に係る回転駆動部202は、駆動制御部201が出力する制御値に基づいて低電圧のPWM駆動信号を出力する機能と、PWM駆動信号に基づいて高電圧の駆動電圧を出力する機能とを含む。PWM駆動信号は、例えば5V程度のPWM信号であり、駆動電圧は24V程度の駆動電圧がPWM駆動信号に基づいてスイッチングされて出力される電圧である。
回転部203は、回転駆動部202から入力される駆動電圧に応じて回転するモータである。この回転部203の回転によって、ギアやタイミングベルト等の駆動伝達機構を介してレジストローラ108が回転する。回転部203としては、DC(Direct Current)モータを用いることが可能であり、インナーロータ型DCモータであるブラシレスDCモータやブラシ付きDCモータを用いることが可能である。本実施形態に係る回転部203は、回転速度や回転位置を検知するためのマーカーが付加された円板を含み、回転検知部204は、そのマーカーを光学的に読み取ることによって検知信号を出力する光学式エンコーダである。
具体的には、回転部203の回転に伴って回転する円板に付加されたマーカーが、回転検知部204が光学的に読み取る読み取り位置を通過する。これにより、回転検知部204による光学的な読み取り状態が変化し、回転検知部204がマーカーを検知して検知信号を出力する。
尚、本実施形態に係る回転検知部204は2組のセンサを含む。この2組のセンサは、上述した円板に付加されたマーカーの位相差がπ/2(rad)となるように配置されている。これにより、本実施形態に係る回転検知部204は、π/2(rad)の位相差を有する2つの検知信号を出力する。
FB取得部205は、回転検知部204の検知信号を取得し、単位時間あたりにマーカーが検知された回数に基づいて、回転部203の回転速度を計算し、フィードバック値として駆動制御部201に入力する。また、FB取得部205は、上述したように、π/2(rad)の位相差を有する2つの検知信号の位相差を利用して、回転部203の回転方向を検知する。
このようにして出力されるFB取得部205のフィードバック値に基づき、駆動制御部201は、エンジン制御部31から入力される目標値と、FB取得部205から入力されるフィードバック値との差分に基づき、回転部203を回転させるための制御値を出力する。
特徴量取得部206は、上述したようなローラ駆動制御部200によるフィードバック制御のサイクルにおいて、回転部203の回転状態を示す値である特徴量を取得する。図5において破線で示しているように、回転部203の回転状態を示す値としては、FB取得部205が取得した回転検知部204の検知信号や、FB取得部205が算出した回転部203の回転速度を用いることができる。
また駆動制御部201が回転駆動部202に入力する制御値を用いることができる。更に、回転駆動部202が出力する駆動電圧を用いることができる。これらの値が、フィードバック制御において得られるフィードバック値である。特徴量取得部206は、取得した特徴量をシート厚判定部207に入力する。シート厚判定部207は、特徴量取得部206から入力された特徴量に基づき、レジストローラ108に突き当てられた用紙の厚さを判定する。
本実施形態に係るフィードバック制御においては、駆動制御部201が、回転部203の回転速度の目標値とフィードバック値とに基づいて制御値を出力する。即ち、回転速度に基づいた制御(以降、「速度制御」とする)が行われる。また、レジストローラ108の回転位置に基づいた制御(以降、「位置制御」とする)が行われる。レジストローラ108の位置制御において得られる特徴量に基づいて用紙の厚さを判定することが本実施形態に係る要旨の1つである。
位置制御を行う場合、FB取得部205は、マーカーが検知された回数に基づいて回転部203の回転位置を計算し、フィードバック値として駆動制御部201に入力する。また、駆動制御部201には、回転位置までの回転量が目標値として入力される。これにより、駆動制御部201は、目標値とフィードバック値との差分に基づいて回転部203の回転を制御するための制御値を生成して出力する。これにより、回転部203の回転位置が、入力された目標値に保たれる。
特に、レジストローラ108を所定の回転位置で停止させた状態とする制御をホールド制御と呼ぶ。ホールド制御の場合、エンジン制御部31から駆動制御部201に対しては、レジストローラ108を停止させたい位置に相当する回転部203の回転位置が目標値として入力される。そして、駆動制御部201は、FB取得部205から入力されるフィードバック値と目標値との差分に基づき、回転部203の回転位置が目標値となるように回転させるための制御値を生成して回転駆動部202に入力する。
図6はホールド制御の動作を示すフローチャートである。図6に示すようにホールド制御が開始され(S601)、回転部203の回転位置が目標値となるように制御されている状態においても、所定の周期でFB取得部205からのフィードバック値が駆動制御部201に入力される。
駆動制御部201は、FB取得部205からのフィードバック値を取得する度に、回転部203の回転位置が目標値に対してずれていないか否か、即ち位置変動の有無を判断する(S602)。S602の判断の結果、位置変動が発生していなければ(S602/NO)、駆動制御部201は、引き続き現在の制御値を回転駆動部202に対して入力する。
他方、位置変動が発生していた場合(S602/YES)、駆動制御部201は、発生した位置変動に応じて回転部203の回転位置を目標値に近づけるように、回転駆動部202に入力するための制御値の出力を修正する(S603)。
このようなホールド制御においてエンジン制御部31から駆動制御部201に入力される目標値は、直接的には回転部203の回転位置を指定するための値として用いられる。しかしながら、回転部203はレジストローラ108を回転させるためのモータであり、結果的にエンジン制御部31から入力される目標値はレジストローラ108を指定された停止位置で停止させるための値として用いられる。
同様に、ホールド制御とは、直接的には回転部203を指定された回転位置で停止させるための制御であるが、結果的にはレジストローラ108を指定された回転位置で停止させるための制御となる。従って、駆動制御部201からの制御値によって回転駆動部202が出力する信号は、直接的には回転部203を回転させるための制御値であるが、結果的にはレジストローラ108を回転させるための制御値となる。
ここで、ホールド制御により回転部203の回転が停止している状態とは、回転部203に対して外部から加わっているトルクと、回転駆動部202が回転部203に与える駆動信号によって回転部203に発生するトルクとが吊り合っている状態である。従って、S602において位置変動が検知される場合とは、回転部203に対する外力が変化し、回転部203に外部から加わっていたトルクが変動した場合である。
これに対して、回転位置を目標値に戻すためには、変化した外力によって変動した位置を元に戻すためのトルクを回転駆動部202による駆動制御によって回転部203に与えると共に、変化した外力に吊り合うトルクを回転部203に与え続けることである。このような制御は、S603の処理によって回転駆動部202による回転部203の駆動制御態様が変化すると共に、S602の処理が繰り返されることにより実現される。
本実施形態に係る用紙厚の検知方法においては、このようなホールド制御がされたレジストローラ108に対して用紙が突入すると、用紙からレジストローラ108に伝わる力によってレジストローラが回転する。そして、レジストローラ108の回転位置が用紙の突き当てにより進んだ後に元に戻る際にローラ駆動制御部200において得られる値に基づいて突入した用紙の厚みを検知する。
このように、ローラ駆動制御部200は、実際に回転力を発生させるモータである回転部203を含み、回転部203の回転を制御することによってレジストローラ108を駆動制御する回転駆動制御装置である。そして、ローラ駆動制御部200に含まれる構成のうち、回転部203以外の構成が、回転部203を制御することによってレジストローラ108を制御するローラ制御部として機能する。また、このローラ制御部は、直接的にはモータである回転部203の回転を制御するための回転制御部であり、モータ制御装置として用いられる。
ローラ駆動制御部200に含まれる構成のうち回転部203以外の構成は、ソフトウェアとハードウェアとの共同によって構成される。回転部203に駆動信号を与える回転駆動部202は、駆動信号を出力するためのハードウェアによって構成される。また、回転検知部204は、上述したように回転を検知するためのハードウェアによって構成される。
他方、駆動制御部201、FB取得部205、特徴量取得部206及びシート厚判定部207は、上述した夫々の機能を実現するためのソフトウェアに従ってCPU等の演算装置が演算を行うことにより構成される。
尚、本実施形態においては、上述したように回転部203としてフィードバック制御で駆動されるモータを用い、回転駆動部202は駆動制御部201から入力される制御値に基づいた駆動電圧を生成して出力する場合を例としている。そのため、回転駆動部202の出力を上述した搬送ローラ状態値として用いる場合には、駆動電圧を用いることとなる。この場合、特徴量取得部206において、PWM出力である駆動電圧からデューティー比を示す値に変換する機能が必要となる。
この他、例えば、回転部203として電圧駆動のモータを用いる場合、回転駆動部202の出力は駆動制御部201から入力される制御値に応じた電圧となる。また、回転部203として電流駆動のモータを用いる場合、回転駆動部202の出力は駆動制御部201から入力される制御値に応じた電流となる。これらの電圧または電流の値を特徴量として用いても良い。
また、フィードバック制御のために回転部203の回転を検知するための構成として、回転部203の回転に伴って回転する円板に付加されたマーカーを検知する方式が用いられる場合を例としている。これは一例であり、回転部203の回転量及び回転速度を検知可能な構成であれば、他の態様を採用しても良い。例えば、回転駆動部202が回転部203の回転状態を認識するために回転部203に設けられているホール素子から得られる信号に基づいて2ch擬似エンコーダ信号を生成し、回転部203の回転状態を検知する態様でも良い。また、磁気式エンコーダを用いても良い。
図5においては、レジストローラ108を駆動制御するためのローラ駆動制御部200を例として説明したが、搬送ローラ103も図5において説明した構成と同様の構成により駆動制御される。ただし、搬送ローラ103において用紙の厚さを検知する必要が無い場合には、特徴量取得部206及びシート厚判定部207は省略可能である。
次に、本実施形態に係るローラ駆動制御部200によるシート厚判定の原理について説明する。図7はレジストローラ108に厚さtの用紙が突入する際の状態を示す図である。ここで、レジストローラ108は、回転部203によって回転される駆動ローラ108aと、駆動ローラ108aに押し当てられて駆動ローラ108aの回転に応じて回転する加圧ローラ108bとを含む。
用紙がレジストローラ108に突き当てられて更に搬送され、撓んで座屈する前の状態において用紙を搬送させる力である座屈力Fは、図7に示すように、夫々のローラとの接点において法線方向に伝わる。法線方向に伝わる力は、図7に示すようにX方向の力F、Y方向の力Fに分解され、Fは加圧ローラ108bによる加圧力によって打ち消される。
従って、座屈力Fは、レジストローラ108を構成する夫々のローラにおいてX方向に伝わるFに分割され、駆動ローラ108a及び加圧ローラ108bにトルクを与えることとなる。但し、加圧ローラ108bの回転力は駆動ローラ108aによって与えられるため、加圧ローラ108bに加わるFも結果的に駆動ローラ108aに加わることとなり、F=2×Fの関係が成り立つ。
ここで、座屈力Fによってレジストローラ108に与えられるトルクTは、夫々のローラの半径をr、用紙の厚さをtとすると、T=F(r−t/2)によって示される。ここで、実際には、rに対してt/2は十分に小さいため、F=T/rの関係が成り立つ。
従って、回転部203がホールド制御された状態において用紙がレジストローラ108に突入した後に撓むまでの間のレジストローラ108のトルクに基づき、用紙の座屈力Fを推定することが可能である。
これに対して、用紙の座屈力Fは、用紙の応力方向に垂直な面の面積A及び座屈応力σcrを用いてF=σcr×Aで表すことが出来る。そして、面積Aは、用紙の幅をaとするとt×aで示され、座屈応力σcr=F/(a×t)で示される。
ここで、座屈応力σcrは、端末条件係数C、ヤング率E、応力が加わる間隔bを用いて以下の式(1)によって求められる。

上記式(1)を用いて座屈応力と座屈力Fとの関係を整理すると、以下の式(2)が成り立つ。

上記式(2)を用紙の厚さtに基づいて整理すると、以下の式(3)が成り立つ。

上記式(3)において、座屈力F以外のパラメータは既知のパラメータである。従って、座屈力Fを上述したように回転部203のトルクに基づいて求めることができれば、レジストローラ108に突入した用紙の厚さtを求めることが出来る。
ここで、モータのトルクTは、トルク定数k及び電流Iを用いてT=k×Iで示される。そして、電流Iは、電圧V及び抵抗Rを用いてI=V/Rで示されるため、T=k×V/Rとなる。結果的に、座屈力Fとレジストローラ108のトルクとが吊り合っている状態における座屈力Fは、上述したF=T/rを用いて以下の式(4)によって示される。

そして、式(4)を式(3)に適用すると、レジストローラ108に突入した用紙の厚さtは、以下の式(5)によって示される。

上記式(5)においては、電圧V以外のパラメータは既知のパラメータであり、定数化することが可能である。従って、レジストローラ108に突入した用紙の厚さtは、回転部203に与える電圧Vの一次関数によって表すことが出来る。尚、回転部203に与えられる駆動電圧はPWM出力であるため、電圧Vは駆動電圧の振幅とPWM出力のデューティー比によって算出される。
次に、搬送ローラ103によって搬送された用紙がホールド状態のレジストローラ108に突き当てられた場合のレジストローラ108の制御態様について説明する。図8(a)〜(c)は、用紙がレジストローラ108に突き当てられた後、更に搬送されて撓むまでの状態を示す図である。
図8(a)に示すように、搬送ローラ103によって搬送された用紙がレジストローラ108に突き当てられると、用紙からレジストローラ108に加わる力によってレジストローラ108が回転する。図9(a)〜(b)は、図8(a)〜(c)夫々の状態における回転部203の回転位置、回転速度、及び回転駆動部202から回転部203に与えられる電圧の時間変化を示す図である。
図9(a)〜(c)に示すタイミングtが、図8(a)に示すように用紙がレジストローラ108に突き当てられたタイミングである。用紙がレジストローラ108に突き当てられることにより用紙から伝わる力によってレジストローラ108が回転すると、図9(a)に示すように回転部203の回転位置がホールド位置から変化すると共に、図9(b)に示すように、停止しておりゼロであった回転部203の回転速度が変化する。
これに対して、レジストローラ108はホールド制御されているため、図6において説明したように、回転部203の回転位置がホールド位置から変化すると、回転駆動部202が回転部203に与える駆動信号が修正され、図9(c)に示すように電圧が変化する。
図9(c)に示すように回転駆動部202が回転部203に与える駆動信号が変化することにより、用紙によって回転させられた回転部203の回転速度は元の停止した状態に戻り始める。そして、回転部203の回転速度が停止した状態において、図9(a)のタイミングtに示すように、回転部203の回転位置の変化は最大となる。
図8(b)は、用紙によって変化させられたレジストローラ108の回転位置が、ホールド制御によって戻されている状態を示す図である。タイミングt以降、回転駆動部202は、回転部203の回転位置を元に戻すために回転部203を回転させるための駆動信号を出力し続ける。
これにより、図9(b)に示すように回転部203は逆方向に回転を始め、図9(a)に示すように、回転部203の回転位置はホールド位置に戻り始める。そして、図9(a)に示すタイミングtにおいて、用紙が撓んで座屈する前の座屈力Fと、レジストローラ108によって用紙を押し戻すために回転部203が発揮するトルクとが吊り合った状態となる。この際に回転駆動部202から回転部203に与えられている電圧が、上記式(5)における電圧Vである。
その後、更に搬送ローラ103によって用紙が搬送されると、図9(c)に示すように用紙が撓む。これにより、図9(c)においてタイミングtに示すように、用紙からレジストローラ108に加えられる力が弱くなり、それに伴ってレジストローラ108をホールドするために回転駆動部202が回転部203に与える電圧も変化する。
このように図9(a)〜(c)に示す変化の中で、タイミングtの直前の電圧Vに基づいて検知された用紙の厚さに基づき、図8(c)に示すように用紙を撓ませるための搬送ローラ103による搬送量を制御することが、本実施形態に係る要旨の1つである。即ち、本実施形態においては、搬送ローラ103、レジストローラ108、搬送ローラ103を駆動制御するために図5と同様の構成を有するローラ駆動制御部に加えて、ローラ駆動制御部に命令を与えるエンジン制御部31が連動してシート搬送装置として機能する。中でも、エンジン制御部31及び搬送ローラ103を駆動制御するためのローラ駆動制御部が連動して、搬送ローラの回転を制御する搬送ローラ制御部として機能する。本実施形態に係るシート搬送動作について図10のフローチャートを参照して説明する。
図10に示すように、まずは画像処理装置1のディスプレイパネル24に対する操作により、コントローラ20がシートの種類の設定を受け付ける(S1001)。図11は、S1001においてディスプレイパネル24に表示されるシート種類設定画面の例を示す図である。図11に示すように、ユーザはディスプレイパネル24に対する操作により、厚さを検知する対象のシートの種類を選択する。
ディスプレイパネル24において選択されたシートの種類は、エンジン制御部31からローラ駆動制御部200に通知されシート厚判定部207によって取得される。これにより、上記式(5)におけるヤング率Eが定まる。シート厚判定部207は、例えば図12に示すようなシート種類とヤング率及び用紙幅とが関連付けられたヤング率テーブルを保持しており、取得したシート種類の情報に基づいて搬送される用紙のヤング率及び用紙幅を認識する。
続いて、エンジン制御部31の制御により、搬送ローラ103による用紙の搬送が開始される(S1002)。図13は、搬送ローラ103の回転速度の時間変化を示す図である。図13に示すように、S1002において用紙の搬送を介した搬送ローラ103は、通常の用紙搬送速度である回転速度ωまで加速した後、それを保って用紙を搬送する。
エンジン制御部31は、図4において説明した通紙センサ109の検知状態を監視しており、通紙センサ109が用紙を検知するまでωでの搬送を継続する(S1003/NO)。そして、通紙センサ109が用紙を検知すると(S1003/YES)、エンジン制御部31は、用紙が突き当てられる際の準備のためにレジストローラ108を逆転制御する(S1004)。
S1004の逆転制御は、レジストローラ108と回転部203のバックラッシュを除去するために行われる。図14(a)、(b)は、レジストローラ108と回転部203のバックラッシュを示す図である。図中の右から左に用紙を搬送するため、図14(a)に示す矢印の方向にレジストローラ108を回転させて停止した状態を考える。
この場合、回転部203の動力をレジストローラ108に伝えるためのレジストギア108aと回転部203のギアとの噛み合わせは、図14(a)に示す状態である。これに対して、搬送ローラ103によって搬送された用紙が、図中の右方向からレジストローラ108に突き当てられると、その力によってレジストローラ108は図14(b)に示す矢印の方向に回転させられる。
図14(a)に示すようなギアの噛み合い状態で停止したレジストローラ108が、図14(b)に示す方向に回転すると、ギアが噛み合っていない方向への回転であるため、レジストギア108aが回転部203のギアに動力を伝えるまでに空転することとなる。図14(b)においては、その空転の部分を破線で囲って示している。これがバックラッシュである。
このような空転の間は回転部203が回転しないため、回転検知部204が回転部203の回転を検知することも無い。しかしながら本実施形態においては、図9(a)〜(c)において説明したように、回転部203の回転を検知してレジストローラ108の回転を検知し、その検知結果に基づいて用紙の厚さを判定する。従って、レジストローラ108が回転しているにも関わらず回転部203が回転しない状態があると、用紙の厚さの判定に誤差が生じてしまう。
図15(a)〜(c)は、バックラッシュの解消態様を示す図である。図15(a)は、図14(a)と同様、用紙を搬送して停止した状態である。これに対して、図10のS1004の処理によりレジストローラ108が逆転されると、図15(b)に示すように、レジストギア108aと回転部203のギアとの噛み合い状態が図15(a)とは逆の状態になる。
図15(c)は、図15(b)に示すようなギアの噛み合い状態で停止したレジストローラ108に対して図中右側から用紙が突き当てられた状態を示す図である。この場合、突き当てられた用紙によって回転させられるレジストローラ108の回転方向は、ギアが噛み合っている方向である。そのため、図15(c)に破線で示すように、レジストギア108aは空転することなく、回転部203に動力を伝えることとなる。これにより、回転部203の検知結果に基づく用紙の厚さの判定制度を向上することが出来る。
また、S1003において通紙センサ109により用紙が検知されると、エンジン制御部31は、搬送ローラ103の回転速度の減速を開始する(S1005)。S1005の処理は、図13のタイミングtに相当する。エンジン制御部31は、駆動制御部201に入力する目標値を図13に示す回転速度ωとすることにより、搬送ローラ103の回転速度を減速させる。回転速度ωは、搬送される用紙をレジストローラ108に突き当てる際の搬送速度に対応している。
このように、用紙がレジストローラ108に突き当てられる際の搬送ローラ103の回転速度を減速することにより、用紙がレジストローラ108に突き当てられる際の速度が速すぎることによる弊害を解消することが出来る。用紙がレジストローラ108に突き当てられる際の速度が速すぎることによる弊害としては、用紙の先端が折れ曲がってしまうことや、レジストローラ108と用紙との間でスリップが起こってレジスト位置がずれてしまうこと等がある。
用紙が通紙センサ109により検知され、回転速度がωに減速された状態で更に用紙が搬送される。エンジン制御部31は、用紙がレジストローラ108に突入するまで、回転速度ωでの搬送を継続する(S1006/NO)。そして、用紙がレジストローラ108に突入すると、図9(a)〜(c)のタイミングtに示す変化が生じる。シート厚判定部207は、特徴量取得部206から図9(a)〜(c)に示す夫々のパラメータ、即ち、回転部203の回転位置、回転速度、駆動電圧の情報を取得し、その値の変化に基づいて用紙がレジストローラ108に突入したことを検知する(S1006/YES)。
S1006における判断は、図9(a)〜(c)に示す夫々のパラメータに閾値を設定することにより可能である。即ち、シート厚判定部207は、図9(a)〜(c)に示す夫々のパラメータが所定の閾値を超えた場合に、図8(a)に示すように用紙がレジストローラ108に突入したことを判断する。尚、この判断は、図9(a)〜(c)に示す夫々のパラメータの全てについて行っても良いし、一部について行っても良い。
用紙がレジストローラ108に突入したことを検知すると、シート厚判定部207は、特徴量取得部206から取得される特徴量のうち、図9(c)のタイミングtの直前における値を抽出する(S1007)。この値が、上記式(5)における電圧Vである。
尚、タイミングtの直前における電圧Vを判断する方法としては、例えば図9(c)に示す電圧の変化を用いる方法がある。即ち、シート厚判定部207は、特徴量取得部206から入力される特徴量のうち、回転駆動部202が回転部203に与える電圧の時系列の変化を参照し、図10のS1006において突入を検知してからの所定期間において最も変化量が大きい状態における電圧値を採用することが出来る。
また、図10のS1006において突入を検知してから、図9(c)のタイミングt以降のように増大していく変化量を解析し、変化量が増大から減少に転じたタイミングにおける電圧値を採用することが出来る。
電圧Vを抽出したシート厚判定部207は、S1001において取得したヤング率E、用紙幅a及びS1004において抽出した電圧Vを用いて、上記式(5)により用紙の厚さtを計算して判定する(S1008)。尚、応力が加わる間隔bは、搬送ローラ103とレジストローラ108との間隔であり、固定値である。このような処理により、本実施形態に係る用紙の厚さの判定処理が実現される。
シート厚判定部207によってシート厚が判定されると、エンジン制御部31はその判定結果を取得し、図13に示す搬送プロファイルの修正を行う(S1009)。S1009において、エンジン制御部31は、図13に示すタイミングtからタイミングtまでの期間を修正する。
タイミングtとは、上述したように通紙センサ109が用紙を検知したタイミングである。これに対して、タイミングtとは、用紙がレジストローラ108に突入した後、図8(c)に示すように用紙を撓ませた状態で搬送ローラ103の搬送を停止するために減速を開始するタイミングである。つまり、エンジン制御部31は、S1009において、搬送ローラ103の回転を停止させるための減速タイミングtを、シート厚の判定結果に基づいて修正する。これにより、用紙がレジストローラ108に突入した後、撓みを形成するための付加的な搬送量が修正される。
ここで、タイミングtは、図13に示すようにタイミングtからの期間Tab、即ち、用紙が通紙センサ109により検知されてからの期間Tabによって特定される。そして、エンジン制御部31は、タイミングtから期間Tabが経過したら、搬送ローラ103の回転を減速して停止させる。そのため、エンジン制御部31は、S1009において、図16に示すようなシート厚と期間Tabとが関連付けられたテーブルを参照し、S1008の判定結果に基づいて最適な期間Tabを抽出する。
即ち、図16に示すテーブルが、シート厚に応じた最適な撓み量に基づいて搬送ローラ103の搬送機関が設定されたテーブルである。尚、図16においてはシート厚との関連付けにより最適な期間Tabを示しているが、最適な撓み量はシート厚の他用紙のヤング率によっても異なる。従って、S1008において判定されたシート厚とS1001において決定されたヤング率との組み合わせに対して最適な期間Tabを関連付けても良い。
図16のテーブルに基づいて最適な期間Tabを抽出するとエンジン制御部31は、抽出した期間Tabに基づいてタイミングtを修正する。図17は、タイミングtの修正態様の1つを示す図である。図17に示すように、標準の搬送プロファイルにおいては、標準の期間Tabによりタイミングtが定められている。これに対して、図16のテーブルに基づいて標準の期間よりも短い期間Tが抽出された場合には、図17に示すように、タイミングtは早められてタイミングt´となる。その結果、図17において斜線で示す部分に相当する分のシート搬送量が変化する。
その後、修正されたタイミングt´になるまで搬送ローラ103による用紙の搬送が継続され(S1010/NO)、これにより、図8(c)に示すように用紙に撓みが形成される。この撓みは、修正されたタイミングt´に基づくため、用紙の厚さに対して最適な撓み量となっている。
その後、修正されたタイミングt´になると、エンジン制御部31は駆動制御部201に入力する回転速度の目標値をゼロに変更して搬送ローラ103の回転駆動を停止し(S1011)、処理を終了する。他方、レジストローラ108への用紙の突入が検知されることなく(S1006/NO)、標準のプロファイルにおけるタイミングtに到達する場合がある(S1011/YES)。
例えば、搬送される用紙が非常に薄く、レジストローラ108に突き当てられたとしても、レジストローラ108を回転させるほどの力をレジストローラ108に与えない場合、図9(a)〜(c)に示すような変化がほとんど発生しない。そのような場合、エンジン制御部31はレジストローラ108への用紙の突入を検知することが出来ず、フィードバック値に基づく用紙の厚さの検知もできない。
そのような場合、エンジン制御部31は、搬送された用紙が薄紙であると判定し(S1013)、そのまま搬送ローラ103による用紙の搬送を停止する(S1011)。この場合、用紙の搬送は標準の搬送プロファイルであるタイミングtにおいて停止されるため、用紙に形成される撓み量は、用紙の厚さに応じた撓み量ではなく、標準の搬送プロファイルに基づく撓み量となる。
以上説明したように、本実施形態に係るシート搬送装置においては、搬送された用紙をレジストローラ108に突き当てた状態に更に搬送することにより用紙に撓みを形成する。その際、検知されたシートの厚みに応じて用紙の搬送量を修正するため、搬送された用紙の厚さに応じた撓み量を実現することが出来る。
また、本実施形態に係るシート搬送装置においては、レジストローラ108に用紙を突き当てた際に、レジストローラ108のホールド制御において得られたフィードバック値に基づいて用紙の厚さを判定する。そのため、実際に搬送されてレジストローラ108に突き当てられた用紙の厚さをリアルタイムに検知することが可能であり、撓み形成のための搬送量を高精度に修正することが出来る。
また、レジストローラ108はホールド状態であり、用紙を搬送している状態ではないため、フィードバック制御において得られるパラメータ値には、用紙の搬送摩擦負荷等、用紙の搬送において発生する誤差要因を含まない。従って、ローラの負荷によるシート厚の検知を高精度に行うことが可能となる。
尚、上記実施形態においては、回転駆動部202が回転部203に与える電圧値を特徴量取得部206が取得し、シート厚判定部207は、その電圧値Vを用いて上記式(5)によりシートの厚さtを算出する場合を例として説明した。しかしながら、これは回転駆動部202が電圧値をフィードバック値として出力する場合の例である。フィード制御において得られる回転部203を制御するための制御値に基づいてシートの厚さtを算出する態様であれば、他の態様を採用することも可能である。
例えば駆動電圧のデューティー比をフィードバック値として出力する場合もある。このような場合、上記式(5)のVをデューティー比に変換した式を用いることにより、フィードバック値として取得されたデューティー比に基づいて上記と同様にシートの厚さtを算出することが出来る。
また、上記実施形態においては、式(5)を用いて計算により用紙の厚さを判定する場合を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、ローラ駆動制御部200によるフィードバック制御において得られるパラメータを用いて用紙の厚さを判定する態様であれば、他の態様であっても上記と同様の効果を得ることが可能である。
例えば、搬送対象の用紙の種類が図12に示すように予め限定された種類のいずれかである場合を考える。その場合、夫々の種類の用紙がレジストローラ108に突き当てられた際の各パラメータの特徴量を用紙の厚さと関連付けて予め記憶しておき、その中から実際に得られた特徴量に最も近い特徴量に関連付けられた用紙の厚さを抽出することにより判定可能である。
図18は、そのような場合のローラ駆動制御部200の機能ブロックを示す図である。図18に示すように、概ね図5において説明した態様と同一であるが、特徴量DB208が設けられている点が異なる。図19は、特徴量DB208に含まれる情報を示す図である。
図19に示すように、特徴量DB208は、“シート厚”が、“特徴量データ”及び“シート種類”に関連付けられた情報である。即ち、特徴量DB208がシート厚情報として用いられる。“特徴量データ”は、図9において説明したような、用紙がレジストローラ108に突き当てられた際に得られるフィードバック制御でのパラメータにおいて特徴となる値である。図20(a)〜(c)を参照して、特徴量データの例について説明する。
図20(a)に示すように、例えば回転部203の回転位置の場合、用紙によって回転させられて変化した回転位置の最大値θを用いることが出来る。また、用紙によって回転部203が回転させられてから回転位置が最大値θに達するまでの時間Tや、元のホールド位置に戻るまでの時間Tを用いることが出来る。
また、図20(b)に示すように、回転部203の回転速度の場合、用紙によって回転させられて変化した回転速度の一方の最大値ωや反対方向の最大値ωを用いることが出来る。また、用紙によって回転部203が回転させられてから回転速度がωに達するまでの時間Tや、ωに達するまでの時間Tを用いることが出来る。
また、図20(c)に示すように、用紙の座屈力と回転部203のトルクとが吊り合っている状態での電圧Vを用いることが出来る。また、また、用紙によって回転部203が回転させられた後にホールド状態に戻り、用紙が座屈して必要トルクが下がるまでの時間Tを用いることが出来る。
このような特徴量DB208の情報を参照することにより、シート厚判定部207は、特徴量取得部206から入力された特徴量及び図10のS1001において入力されたシート種類に基づいてシート厚を判定することが可能となる。
また、上記実施形態においては、画像形成装置において記録媒体となる用紙の搬送経路において、用紙の搬送タイミングを合わせるためのレジストローラ108に用紙が突き当てられる際の制御を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、シート状の部材が搬送されるシート搬送装置において、シートが突き当てられるローラがフィードバック制御により制御され、且つ指定された回転位置に停止するようにホールド制御されている場合であれば同様に適用可能である。
従って、上述したようにプリントエンジン26において用紙を搬送する場合の他、例えばスキャナユニット22に原稿を搬送するためのADF21に適用することも可能である。これにより、読み取り対象の原稿の厚さを高精度に検知し、原稿の厚さに応じた撓み量を形成することが可能となる。
また、上記実施形態においては、搬送ローラ103とレジストローラ108との間に設けられた通紙センサ109によって用紙が検知されてからの期間Tabにより、用紙に撓みを形成するための搬送期間を調整する場合を例として説明した。しかしながらこれは一例である。
例えば、搬送ローラ103の駆動制御部にもレジストローラ108と同様に特徴量取得部206及びシート厚判定部207が設けられていれば、図10のS1006と同様に搬送ローラ103に用紙が突入したことを検知することが可能である。従って、搬送ローラ103に用紙が突入してからの期間に基づいて図13のタイミングtを制御しても良い。
また、上記実施形態においては、図16及び図17において説明したように、シート厚の検知結果に応じて期間Tabを調整することにより、用紙がレジストローラ108に突入した後の付加的な搬送量を修正する場合を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、シート厚に応じた適切な搬送量が実現されれば良い。
シートの搬送量は、搬送期間と搬送速度との積、即ち、図13に示すようなグラフと横軸とで囲まれる範囲の面積によって定まる。上記実施形態においては、搬送期間であるTabを調整することにより搬送量を調整しているが、搬送速度を調整することによっても搬送量を調整することが可能である。この搬送速度は、図13に示す減速された後の回転速度ωによって定まる。
従って、図16に示すようなテーブルに替えて、図21に示すような、シート厚と回転部203の回転速度とが関連付けられたテーブルを用意し、シート厚の検知結果に応じて減速後の回転速度ωを調整しても良い。この結果、図22に示すように減速後の回転速度ωがω´に調整され、図22に斜線で示す部分に相当する分のシート搬送量が変化することとなる。
1 画像形成装置
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 バス
101 搬送ベルト
102、102Y、102M、102C、102K 感光体ドラム
103 搬送ローラ
104 転写ローラ
105 定着ローラ
106 反転パス
107 排紙トレイ
108 搬送ローラ
108a レジストギア
109 通紙センサ
200 搬送ローラ駆動部
201 駆動制御部
202 回転駆動部
203 回転部
204 回転検知部
205 FB取得部
206 特徴量取得部
207 シート厚判定部
208 特徴量DB
特開2014−009085号公報

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送ローラと、
    搬送された前記シートが突き当てられる突き当てローラと、
    前記突き当てローラの回転を制御する突き当てローラ制御部と、
    前記搬送ローラの回転を制御する搬送ローラ制御部と
    を含み、
    前記突き当てローラ制御部は、
    フィードバック制御を用いて前記突き当てローラの回転を制御し、指定された停止位置で前記突き当てローラを停止させるための制御を行っている状態において前記突き当てローラに前記シートが突き当てられた際に前記フィードバック制御において得られるフィードバック値に基づいて前記シートの厚さを検知し、
    前記搬送ローラ制御部は、
    前記シートが前記突き当てローラに突き当てられて撓んだ状態となるように、前記シートが所定の搬送位置に到達してから所定量、前記シートを搬送し、
    前記突き当てローラ制御部により検知された前記シートの厚さの検知結果に基づき、前記シートが所定の搬送位置に到達してから前記シートを搬送する前記所定量を修正することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記搬送ローラ制御部は、前記シートが所定の搬送位置に到達したことを検知すると、通常の搬送速度よりも遅い減速された搬送速度で前記搬送ローラの回転を制御し、前記所定量の搬送の後に前記搬送ローラの回転を停止させることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記搬送ローラと前記突き当てローラとの間において用紙の有無を検知する通紙センサを含み、
    前記搬送ローラ制御部は、前記通紙センサの検知結果に基づいて前記シートが所定の搬送位置に到達したことを認識することを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記突き当てローラ制御部は、
    前記突き当てローラの回転位置に関する値を前記フィードバック制御において取得し、
    前記停止位置と取得した前記回転位置との差分に基づき、前記回転位置を前記停止位置に近づけるように前記突き当てローラを回転させるための制御値を出力することにより、前記停止位置で前記突き当てローラを停止させるための制御を行い、
    前記停止位置で前記突き当てローラを停止させるための制御を行っている状態において前記突き当てローラに前記シートが突き当てられた際の前記制御値に基づいて前記シートの厚さを検知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記突き当てローラ制御部は、前記フィードバック制御において得られるフィードバック値の変化量が所定の閾値を超えた場合に、前記突き当てローラを停止させるための制御を行っている状態において前記突き当てローラに前記シートが突き当てられたことを判断して前記フィードバック値に基づいて前記シートの厚さを検知し、
    前記搬送ローラ制御部は、前記シートが所定の搬送位置に到達してから前記所定量の搬送の前に前記突き当てローラに前記シートが突き当てられたことが判断されなかった場合、前記所定量の搬送が完了したことにより前記搬送ローラの回転を停止させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置を含むことを特徴とする画像処理装置。
  7. シートを搬送する搬送ローラ及び搬送された前記シートが突き当てられる突き当てローラによってシートを搬送するシート搬送方法であって、
    フィードバック制御を用いて前記突き当てローラの回転を制御し、指定された停止位置で前記突き当てローラを停止させるための制御を行っている状態において前記突き当てローラに前記シートが突き当てられた際に前記フィードバック制御において得られるフィードバック値に基づいて前記シートの厚さを検知し、
    前記シートが前記突き当てローラに突き当てられて撓んだ状態となるように、前記シートが所定の搬送位置に到達してから所定量前記シートを搬送し、
    前記シートの厚さの検知結果に基づき、前記シートが所定の搬送位置に到達してから前記シートを搬送する前記所定量を修正することを特徴とするシート搬送方法。
  8. シートを搬送する搬送ローラ及び搬送された前記シートが突き当てられる突き当てローラによってシートを搬送するシート搬送装置の制御プログラムであって、
    フィードバック制御を用いて前記突き当てローラの回転を制御し、指定された停止位置で前記突き当てローラを停止させるための制御を行っている状態において前記突き当てローラに前記シートが突き当てられた際に前記フィードバック制御において得られるフィードバック値に基づいて前記シートの厚さを検知するステップと、
    前記シートが前記突き当てローラに突き当てられて撓んだ状態となるように、前記シートが所定の搬送位置に到達してから所定量前記シートを搬送するステップと、
    前記シートの厚さの検知結果に基づき、前記シートが所定の搬送位置に到達してから前記シートを搬送する前記所定量を修正するステップと
    を情報処理装置に実行させることを特徴とするシート搬送装置の制御プログラム。
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