JP6413299B2 - 画像解析装置、画像解析方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、歩行時や走行時の足の運動が撮影された動画像を解析する画像解析装置、画像解析方法、およびプログラムに関する。
従来、趣味ランナーの正しい歩行のチェック、競技ランナーが速さを追及するために動作を解析する研究が行なわれている。中でも足の着地・離地タイミングは、歩行動作や走行動作の解析において重要な要素の一つであり、着地・離地タイミングを利用したり、他の指標と組み合わせることで歩行動作や走行動作の様々な特徴、例えばピッチ、ストライド、体の沈みこみ周期を知ることができる。
歩行動作や走行動作を解析する技術として、例えば下記特許文献1には、靴に圧力センサを装着し、圧力センサにより検出した圧力の変化に基づいて着地・離地タイミングを特定する技術が記載されている。係る技術によれば、着地・離地タイミングを正確に検出できる。
また、例えば下記特許文献2には、人物の歩行動作を撮影した動画像を解析し、着地・離地タイミングを検出する技術、すなわち被験者の足にマーカを取り付け、撮影画像おけるマーカの上下方向の動きを解析することにより着地・離地タイミングを検出する技術が記載されている。係る技術によれば、着地・離地タイミングを比較的容易に特定することができる。
特開2009−106391号公報 特開2007−319347号公報
しかしながら、圧力センサを使用する技術では、着地・離地タイミングを正確に検出できる反面、圧力センサにより検出した圧力に含まれるノイズ成分を正しく取り除く必要があるとともに、動作解析に先立って圧力センサを適に取り付ける作業が煩雑である。したがって、実際の動作解析に手間を要するという問題がある。
一方、動画像を解析する技術では、着地・離地タイミングを比較的容易に特定することができる反面、実際の着地・離地タイミングにおけるマーカの上下方向の動きは必ずしも一定ではない。つまりマーカの位置が同じであっても必ずしも足が着地、離地しているとは限らない。したがって、必ずしも着地・離地タイミングを正確に検出できるとは限らないという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、比較的容易に、かつ高精度で歩行動作や走行動作における着地タイミングや離地タイミングを検出することができる画像解析装置、画像解析方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の画像解析装置の一態様は、
連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段と、
前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、位置関係として前記特定手段により特定された前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認する確認手段と、
前記確認手段により前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の着地タイミングとして検出する、又は、触れている状態から離れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する、のうちの少なくともいずれか一方を行う検出手段と、
を備える、
ことを特徴とする。
また、前記目的を達成するため、本発明の画像解析装置の一態様は、
連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記足側領域の所定位置に足側注目点を設定するとともに、前記特定手段により特定された前記影領域に前記足側注目点と相関関係にある影側注目点を設定する注目点設定手段と、
位置関係として、前記注目点設定手段により設定された前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認する確認手段と、
前記確認手段により確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となるフレーム画像のタイミングを、前記足の前記着地タイミング又は前記足の前記離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する検出手段と、
を備える、
ことを特徴とする。
また、前記目的を達成するため、本発明の画像解析方法の一態様は、
連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定工程と、
前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、位置関係として前記特定工程で特定された前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認する確認工程と、
前記確認工程で前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の着地タイミングとして検出する、又は、触れている状態から離れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する、のうちの少なくともいずれか一方を行う検出工程と、
を含む、
ことを特徴とする。
また、前記目的を達成するため、本発明の画像解析方法の一態様は、
連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定工程と、
前記特定工程で特定された前記足側領域の所定位置に足側注目点を設定するとともに、前記特定工程で特定された前記影領域に前記足側注目点と相関関係にある影側注目点を設定する注目点設定工程と、
位置関係として、前記注目点設定工程で設定された前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認する確認工程と、
前記確認工程で確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となるフレーム画像のタイミングを、前記足の前記着地タイミング又は前記足の前記離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する検出工程と、
を含む、
ことを特徴とする。
また、前記目的を達成するため、本発明のプログラムの一態様は、
画像解析装置が有するコンピュータを、
連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段、
前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、位置関係として前記特定手段により特定された前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認する確認手段、
前記確認手段により前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の着地タイミングとして検出する、又は、触れている状態から離れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する、のうちの少なくともいずれか一方を行う検出手段、
として機能させる、
ことを特徴とする。
また、前記目的を達成するため、本発明のプログラムの一態様は、
画像解析装置が有するコンピュータを、
連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記足側領域の所定位置に足側注目点を設定するとともに、前記特定手段により特定された前記影領域に前記足側注目点と相関関係にある影側注目点を設定する注目点設定手段、
位置関係として、前記注目点設定手段により設定された前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認する確認手段、
前記確認手段により確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となるフレーム画像のタイミングを、前記足の前記着地タイミング又は前記足の前記離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する検出手段、
として機能させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、比較的容易に、かつ高精度で歩行動作や走行動作における着地タイミングや離地タイミングを検出することが可能となる。
本発明の一実施の形態を示す画像解析装置のブロック図である。 検出処理を示すフローチャートである。 着地・離地判定処理を示すフローチャートである。 画像解析装置が処理対象とする動画像の撮影環境を示す図である。 検出処理で想定されている光源の位置を示す図である。 (a)は歩行時や走行時における靴の動きを示す図、(b)は靴の傾き角度を示す図である。 光源位置に応じた靴と、その影との位置関係を示した模式図である。 画像内に設定する各注目点を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す画像解析装置1の電気的構成の要部を示すブロック図である。
画像解析装置1は、人物の歩行動作や走行動作を撮影した動画像あるいは静止画を連写のような連続した画像を解析することによって、歩行動作や走行動作における着地・離地タイミングを検出する機能を備えたものである。ここでは、動画像を例に説明をする。また、この画像解析装置1は、例えばデジタルカメラや、パーソナルコンピュータ、多機能携帯電話機であるスマートフォン(Smart Phone)等の画像処理機能を有する汎用の装置によって実現される。なお、ここで離地とは、歩行動作や走行動作において足が地面から離れることをいう。
以下説明すると、画像解析装置1は、装置全体を制御する制御部11、プログラムメモリ12、メインメモリ13、メディアコントローラ14、表示部15、キー入力部16を備えている。
制御部11は、主としてCPU(Central Processing Unit)、及びその周辺回路等や、RAM(Random Access memory)等の作業用の内部メモリから構成される。
プログラムメモリ12は、例えば内蔵フラッシュメモリから構成される不揮発性の記録媒体である。プログラムメモリ12には、制御部11が画像解析装置1の制御に要する各種プログラム、及び各種データが記憶されている。各種プログラムには、制御部11に、記録メディア50に記録された動画データを対象とした画像認識を含む後述する検出処理を行わせるためのプログラムが含まれる。
メインメモリ13は、例えばDRAM(dynamic random-access memory)から構成されるランダムアクセス可能な揮発性の記録媒体であり、制御部11がプログラムを実行する際のワークメモリとして使用される。すなわちメインメモリ13には、制御部11がプログラムメモリ12から読み出したプログラムや、動画像の表示用データ等の各種データが適宜記憶される。
メディアコントローラ14は、画像解析装置1の図示しない本体に設けられているメモリカードスロットに着脱自在に装着された記録メディア50と、制御部11との間におけるデータの入出力を制御する入出力インターフェースである。
記録メディア50は、例えばフラッシュメモリからなる不揮発性のカード型の記憶媒体であり、記録メディア50には、例えば任意のデジタルカメラにおいて撮影され記録された動画データ、例えばMPEG(Motion Picture Experts Group)方式で圧縮された動画データが記録されている。
表示部15は、例えばバックライト付きのカラー液晶表示パネル、及びその駆動回路により構成され、画像情報や文字情報等の各種情報を表示する。
キー入力部16は、電源キーや、その他の操作ボタン等によって構成され、ユーザによる操作ボタン等の操作情報を制御部11に供給する。
そして、画像解析装置1においては、制御部11が前記プログラムメモリ12に格納されているプログラムに従い後述する検出処理を実行することによって、前記記録メディア50に動画データとして記憶される人物の歩行動作や走行動作を撮影した動画像から、動作中における着地・離地タイミングを検出する。
画像解析装置1において着地・離地タイミングの検出対象となる動画像は、例えば図4(a)に示したように影201が記録できる環境で、デジタルカメラ等の任意の撮影装置501によって人物Hの歩行動作や走行動作が連続撮影されたものである。
また、撮影時には、図4(b)に示したように、人物Hが使用する靴101の側面の踵側に第1のマーカM1が、またつま先側に第2のマーカM2が、それぞれ撮影装置501から見えるように取り付けられており、第1のマーカM1と第2のマーカMとが画像内において認識可能な色や形状を有していることを前提とする。
なお、着地・離地タイミングの検出対象となる動画像は、例えばルームランナー上での歩行動作や走行動作を撮影したものであってもよく、また、第1のマーカM1と第2のマーカM2とは、人物Hが靴101を使用していない場合には足に取り付けられていても構わない。
次に、画像解析装置1における着地・離地タイミングの検出方法について説明する。図2は、使用者による所定のボタン操作によって、着地・離地タイミングの検出対象となる任意の動画像が指定されることにより制御部11が実行する検出処理を示したフローチャートである。
制御部11は、使用者による動画像の指定とともに検出処理を開始すると、まず使用者に動画像が撮影されたときの光源位置を選択させる(ステップSA1)。
ここで、選択可能な光源位置は、予め想定されている光源位置であって、図5に示した5種類である。すなわち被写体の進行方向側(1:side forward)、進行方向の逆側(2:side back)、被写体に対して撮影装置501と同じ方向、つまり順光位置(3:camera back)、被写体に対して撮影装置501と逆の方向、つまり逆光位置(4:camera forward)、被写体の真上(5: center up)である。
そして、ステップSA1の処理においては、上記複数の光源位置のうちで、実際の光源位置に該当する光源位置を使用者に選択させる。
その後、制御部11は、動画像の各フレームの画像を処理対象として順に設定し(ステップSA2)、以下の処理を行う。
すなわち、制御部11は、対象画像において靴101に取り付けられている第1のマーカM1と第2のマーカM2を各画素の色情報等に基づく公知の画像認識技術によって認識した後(ステップSA3)、画像内において歩行や走行の動作中における足の動きに応じて変化する靴101の水平方向に対する前後方向の傾き角度(θ)を算出する(ステップSA4)。
図6(a)は、歩行時や走行時における足の動きに応じた靴101の動きと、傾きの状態の変化を示した図であり、図6(b−1)、(b−2)は靴101の傾き角度(θ)を示す図である。
ステップSA3の処理に際して制御部11は、画像内に、第1のマーカM1及び第2のマーカM2の中心を通る線分、つまり足の前後方向に延びる線分を基準線Lとして設定し、この基準線Lと画像内の水平方向(画面のx軸)とがなす角度θを靴101の傾き角度として計算する。ここで取得する角度θは、図6(b−1)に示したように、つま先側が上向きの状態のときを正(+)、逆に図6(b−2)に示したように、つま先側が下向きの状態のときを負(−)とする角度である。
そして、ステップSA3の処理で得られる傾き角度θは、図6(a)に示したように着地時には正(+)の大きな値となり、離地時に負(−)の大きな値となる。したがって、動画像のフレーム期間において傾き角度θが大小の極値、つまり極大値又は極小値となる付近のフレームタイミングが着地タイミング及び離地タイミングであると想定できる。
係ることから、制御部11は、各フレーム画像から傾き角度θを繰り返し取得し、その間における傾き角度θの変化から、傾き角度θが極大となるフレーム、及び極小となるフレームをそれぞれ確認する(ステップSA5、ステップSA7)。
そして、制御部11は、傾き角度θが極大となるフレームが確認できず(ステップSA5:NO)、かつ極小となるフレームも確認できるまでは(ステップSA5:NO、ステップSA7:NO)、処理対象とすべき次のフレームが存在する間(ステップSA11:YES)、前述したステップSA2以降の処理を繰り返す。
一方、制御部11は、上記の処理を繰り返す間に、傾き角度θが極大となるフレームが確認できると(ステップSA5:YES)、その時点で、実際の着地タイミングが含まれることが確実であるフレーム期間を、後述する着地・離地判定処理の対象とすべき着地判定期間として設定する(ステップSA6)。
また、制御部11は、傾き角度θが極小となるフレームが確認できると(ステップSA7:YES)、その時点で、実際の離地タイミングが含まれることが確実であるフレーム期間を、後述する着地・離地判定処理の対象とすべき離地判定期間として設定する(ステップSA8)。
ここで、上記の着地判定期間、及び離地判定期間を具体的に説明する。まず着地判定期間については、歩行又は走行動作において、実際の着地は、靴101の傾き角度θが正(+)側の極値となる後になる。そのため、本実施形態においては、傾き角度θとして正(+)の極値が得られたフレームから、靴101の底面全領域が着地して靴101の影がなくなるフレームまでの期間、すなわち図6(a)にAで示した期間を着地判定期間として設定する。但し、本実施形態では、影がなくなるフレームについては、処理の簡略化を図るため、正(+)の極値が得られたフレームから決めておいたフレーム数分進んだフレームとする。
一方、離地判定期間については、歩行又は走行動作において、実際の離地は、傾き角度θが負(−)の極値となる前後になる。そのため、傾き角度θとして負(−)の極値が得られたフレームから、事前に決めておいたフレーム数分進んだフレームまでの期間と、負(−)の極値が得られたフレーム以前の影が検出できる範囲の動画像を事前に決めておいたフレーム数分遡ったフレームまでの期間とを合わせた期間、すなわち図6(a)にBで示した期間を離地判定期間として設定する。
そして、制御部11は、上述した着地判定期間Aを設定した後(ステップSA6)、又は上述した離地判定期間Bを設定した後には(ステップSA8)、図3に示した着地・離地判定処理を実行する。
着地・離地判定処理は、上述した着地判定期間Aや離地判定期間Bの各フレーム画像内における靴101と、その影との位置関係に基づいて、着地判定期間Aにおける着地タイミング、及び離地判定期間Bにおける離地タイミングを判定する処理である。なお、以下の説明では着地判定期間Aと離地判定期間Bとを総称して判定期間という。
まず、具体的な処理内容の説明に先立ち、上記判定期間に路面や地面等にできる靴101の影について説明する。図7は、靴101の位置が同じとき光源位置に応じて異なる靴101と、その影202との位置関係を示した模式図である。
図7に示したように靴101の影202の位置は、靴101の位置が同じであっても、光源位置が真上(5: center up)のときを基準として、光源位置が進行方向側(1:side forward)のときと進行方向の逆側(2:side back)のときとでは画像内で左右逆方向にずれ、光源位置が順光位置(3:camera back)のときと逆光位置(4:camera forward)のときとでは、画像内で上下逆方向にずれる。
係ることから、着地・離地判定処理においては光源位置を勘案して着地タイミング及び離地タイミングを判定する。
すなわち着地・離地判定処理において制御部11は、まず、処理開始当初に選択されていた光源位置が逆光位置(図5で4:camera forward)であるか否かを確認する(ステップSB1)。
光源位置が逆光位置である場合(ステップSB1:YES)、制御部11は、今回の判定期間(着地判定期間A、又は離地判定期間B)の各フレームの画像をフレーム順に処理対象として設定し(ステップSB2)、以下の処理を行う。
まず、制御部11は、処理対象に設定した画像内における靴101、及び靴の影202(以下、単に影という)に該当する領域をそれぞれ特定する(ステップSB3)。係る処理において制御部11は、例えば画像内の各画素の色情報に基づき公知の画像認識技術によって上記領域を特定する。すなわち路面や地面等は白もしくは茶色であることが多く、また前述した第1のマーカM1及び第2のマーカM2の周囲の色情報を確認することにより靴101の色や、影202の色を取得できるため、係る色情報に基づいて靴101、及び影202に該当する領域を特定する。
なお、ステップSB3の処理は後述するように、着地タイミングや離地タイミングが判定できるまで繰り返し行うが、処理対象の画像が前記判定期間内の2フレーム目以降の画像であるときについては、1つのフレームの画像との間で各画素の色(RGB情報)の差分を取得することにより、靴101及び影202に該当する領域を特定することができる。
次に、制御部11は、ステップSB3の処理で特定した靴101に該当する領域と、影202に該当する領域との双方が画像内で触れているか否かを確認し、双方の領域が触れていなければ(ステップSB4:NO)、ステップSB2の処理へ戻り、次のフレームの画像を処理対象に設定し、前述した処理を繰り返す。
そして、制御部11は、いずれかのフレームの画像において靴101に該当する領域と、影202に該当する領域との双方が触れていることが確認できたら(ステップSB4:YES)、そのフレームのタイミングを着地タイミングや離地タイミングとして決定する(ステップSB5)。これにより制御部11は着地・離地判定処理を終了し、図2の処理に戻る。
一方、上記と異なり、処理開始当初に選択されていた光源位置が逆光位置(図5で4:camera forward)でなかった場合(ステップSB1:NO)、制御部11は以下の処理を行う。
すなわち制御部11は、今回の判定期間(着地判定期間A、又は離地判定期間B)の各フレームの画像をフレーム順に処理対象として設定(ステップSB6)、設定した画像内における靴101、影202に該当する領域をそれぞれ特定する(ステップSB7)。なお、ステップSB7の具体的な処理内容はステップSB3と同様である。
次に、制御部11は、今回の判定期間が着地判定期間Aであるときには(ステップSB8:YES)、画像内における靴101と影202との位置関係の判断基準に使用する注目点として、靴101側の領域に、図8(a)に示した第1の足側注目点111aを設定し、かつ影202側の領域に、第1の足側注目点111aと相関関係にある図8(b)に示した第1の影側注目点211aを設定する(ステップSB9)。
具体的に述べると、制御部11は、まず靴101側の領域に、前述した第1のマーカM1及び第2のマーカM2の中心を通る基準線Lと、第1のマーカM1の中心を通り基準線Lに直交する第1の分割線L1と、第2のマーカM2の中心を通り基準線Lに直交する第2の分割線L2とを設定する。
そして、制御部11は、靴101の領域において基準線Lと第1の分割線L1とによって区画される領域のうちで靴101の後端底部に相当する後端底部領域101aのエッジの中心に第1の足側注目点111aを設定する。ここで、後端底部領域101aのエッジとは、後端底部領域101aにおいて靴ではない領域との境界部分である。さらに、制御部11は、第1の分割線L1と第2の分割線L2とによって分割される靴101側の領域の前後方向の分割比率(a:b:c)を取得する。
次に、制御部11は、影202側の領域に、その領域を上下方向に2分する基準線Nを設定した後、基準線Nにそれぞれ直交するとともに、影202側の領域を、靴101側の領域と同様の分割比率(a:b:c)で前後方向に分割する第1の分割線N1と第2の分割線N2とを設定する。なお、ここで設定した基準線Nは、例えば、影の画像領域のX,Y座標に対して、主成分分析を行って求められた第一主成分とする方法がある。
そして、制御部11は、影202側の領域において基準線Nと第1の分割線N1とによって区画される領域のうちで影202の左下の左下領域202aのエッジの中心に第1の影側注目点211aを設定する。
一方、制御部11は、今回の判定期間が離地判定期間Bであるときには(ステップSB8:NO)、画像内における靴101と影202との位置関係の判断基準に使用する注目点として、靴101側の領域に、図8(a)に示した第2の足側注目点111bを設定し、かつ影202側の領域に、第2の足側注目点111bと相関関係にある図8(b)に示した第2の影側注目点211bを設定する(ステップSB10)。
具体的に述べると、制御部11は、ステップBS9の処理と同様、まず靴101側の領域に前述した基準線L、第1の分割線L1、第2の分割線L2を設定する。そして、制御部11は、靴101の領域において基準線Lと第2の分割線L2とによって区画される領域のうちで靴101の先端底部に相当する先端底部領域101bのエッジの中心に第2の足側注目点111bを設定する。さらに、制御部11は、第1の分割線L1と第2の分割線L2とによって分割される靴101側の領域の前後方向の分割比率(a:b:c)を取得する。
次に、制御部11は、影202側の領域に、前述した基準線N、第1の分割線N1、第2の分割線N2を設定する。そして、制御部11は、影202側の領域において基準線Nと第2の分割線N2とによって区画される領域のうちで影202の右下の右下領域202bのエッジの中心に第2の影側注目点211bを設定する。
引き続き、制御部11は、ステップSB9又はステップSB10の処理において靴101側の領域と影202側の領域とにそれぞれ設定した対応する注目点間の画像内での距離を取得し、それをフレーム番号に対応させて内部メモリに記憶する(ステップSB11)。すなわち今回の判定期間が着地判定期間Aであるときには、第1の足側注目点111aと第1の影側注目点211aとの距離を取得して記憶し、今回の判定期間が離地判定期間Bであるときには、第2の足側注目点111bと第2の影側注目点211bとの距離を取得し、それをフレーム番号に対応させて内部メモリに記憶する。
以後、制御部11は、今回の判定期間の最終フレームに対する処理が終了するまでは(ステップSB12:NO)、ステップSB6の処理へ戻り、次のフレームの画像を処理対象に設定し、前述したステップSB7〜ステップSB11の処理を繰り返す。
そして、制御部11は、今回の判定期間の最終フレームについてステップSB7〜ステップSB11の処理を行った後(ステップSB12:YES)、判定期間の各フレームにおける靴101側の領域と影202側の領域との対応する注目点間の距離が最小であったフレームのタイミングを着地タイミング、又は離地タイミングとして決定する(ステップSB13)。
すなわち、今回の判定期間が着地判定期間Aであるときには、第1の足側注目点111aと第1の影側注目点211aとの距離が最小であったフレームのタイミングを着地タイミングとして決定し、今回の判定期間が離地判定期間Bであるときには、第2の足側注目点111bと第2の影側注目点211bとの距離が最小であったフレームのタイミングを離地タイミングとして決定する。これにより制御部11は着地・離地判定処理を終了し、図2の処理に戻る。
そして、図2の処理に戻ると制御部11は、着地・離地判定処理で決定した着地タイミング又は離地タイミングを記録メディア50に記憶する(ステップSA10)。具体的には、例えば着地タイミング又は離地タイミングを示すフレーム番号や動画像の先頭からの再生時間等のデータを、着地タイミングと離地タイミングとのタイミング種別を示す情報と共に記録メディア50に記憶する。
以後、制御部11は、処理対象とすべき次のフレームが存在する間は(ステップSA11:YES)、前述したステップSA2以降の処理を繰り返すことによって、歩行動作中や走行動作中における着地タイミングと離地タイミングとを順次検出し、各タイミングを記録メディア50に順に記憶する。
そして、制御部11は、動画像の最終フレームについて前述した処理を行い、処理対象とすべき次のフレームがなくなった時点で(ステップSA11:YES)、検出処理を終了する。
以上のように本実施形態の画像解析装置1においては、歩行動作や走行動作が連続撮影された動画像の各フレーム画像における靴101と、その影202との位置関係に基づいて着地タイミング及び離地タイミングを検出する。
これにより、実際の着地タイミングや離地タイミングにおける靴101又は足の上下方向の位置が常に一定でなくとも、それらを正確に検出することができる。
しかも、動画像を撮影するとき靴101等に、第1のマーカM1と第2のマーカM2とを撮影装置501から見えるように取り付けておくだけでよく、圧力センサを用いて着地・離地タイミングを検出する場合に比べ、動作解析に要する準備作業が極めて容易である。
よって、比較的容易に、かつ高精度で歩行動作や走行動作における着地タイミングや離地タイミングを検出することができる。
また、本実施形態においては、着地タイミング及び離地タイミングの検出に先立ち、画像内における靴101の傾き角度θに基づいて着地判定期間Aや離地判定期間B(図6(a)参照)を設定し、それらの期間のみを対象として着地タイミング及び離地タイミングの検出を行う。よって、着地タイミング及び離地タイミングを検出するときの画像処理負担が軽減できる。
また、本実施形態においては、光源位置が逆光位置(4:camera forward)に該当する場合であって、実際の着地タイミング又は離地タイミングに際して画像内における靴101とその影202とが重なることが極めて少ない場合においては、靴101とその影202とが接したフレームタイミングを着地タイミング又は離地タイミングと判断する。よって、撮影時の光源位置が逆光位置(4:camera forward)であった動画像を対象とする場合の画像処理を簡略化することができる。
また、本実施形態においては、光源位置が逆光位置(4:camera forward)に該当しない場合であって、実際の着地タイミング又は離地タイミングに際して画像内における靴101とその影202とが重なる可能性が大きい場合においては、判定期間内で第1の足側注目点111aと第1の影側注目点211aとの距離、又は第2の足側注目点111bと第2の影側注目点211bとの距離が最小となるフレームタイミングを実際の着地タイミング又は離地タイミングと判断する。よって、撮影時の光源位置が逆光位置(4:camera forward)以外であった動画像を対象とする場合であっても、高精度の検出を行うことができる。
なお、光源位置が逆光位置であっても、光源位置が逆光位置に該当しない場合と同様の方法によって着地タイミング又は離地タイミングを判断するようにしてもよい。この場合は、光源位置を使用者に選択させる処理が必要なくなる。
なお、本実施形態においては、処理対象の動画像の撮影時の光源位置を使用者に選択させる場合について説明したが、動画像を解析することによって光源位置を自動的に取得するようにしてもよい。その場合の方法としては、例えば靴101の傾き角度θとして正(+)側の極値が得られたフレームから、事前に決めておいたフレーム数分遡ったフレームまでの期間における靴101の影202の移動方向から光源位置を自動的に判断する方法がある。
また、本実施形態においては、第1のマーカM1と第2のマーカMを基準として、靴101の傾き角度θを取得したり、第1の足側注目点111aや第2の足側注目点111bを設定したりしたが、例えば画像内で特定した靴101の外径形状等を基準としてそれらを行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
足の運動が撮影された連続した画像を解析する画像解析装置であって、
前記連続した画像を構成する画像において前記足に対応する足側領域、及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記画像における足側領域と影領域との位置関係を確認する確認手段と、
前記確認手段の確認結果に基づいて前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングの少なくともいずれか一方を検出する検出手段と
を備えたことを特徴とする画像解析装置。
[請求項2]
前記足側領域の画像内における前記足の前後方向の傾き角度を取得する取得手段と、
前記傾き角度が前記連続した画像において極値となる画像を含む所定の期間を判定期間として設定する期間設定手段と
をさらに備え、
前記確認手段は、前記判定期間の画像のみを対象として前記足側領域と前記影領域との位置関係を確認し、
前記検出手段は、前記位置関係が予め決められている位置関係にある画像のタイミングを、前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングとして検出する
ことを特徴とする請求項1記載の画像解析装置。
[請求項3]
前記取得手段は、前記足側領域に取り付けられているマーカに基づいて、画像内における前記足の水平方向に対する前後方向の傾き角度を算出することを特徴とする請求項2記載の画像解析装置。
[請求項4]
前記期間設定手段は、前記傾き角度が前記足のつま先側が上向きである期間の前記連続した画像において変曲点となる画像を含む所定の期間を判定期間として設定し、
前記検出手段は、前記位置関係が予め決められている位置関係にある画像のタイミングを前記足の着地タイミングとして検出する
ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像解析装置。
[請求項5]
前記期間設定手段は、前記傾き角度が、前記足のつま先側が下向きである期間の前記連続した画像において変曲点となる画像を含む所定の期間を判定期間として設定し、
前記検出手段は、前記位置関係が予め決められている位置関係にある画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する
ことを特徴とする請求項2乃至4いずれか1項に記載の画像解析装置。
[請求項6]
前記確認手段は、前記位置関係として前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認し、
前記検出手段は、前記確認手段により前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認された画像のタイミングを前記足の着地タイミングとし、触れている状態から離れたと確認された画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する
することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像解析装置。
[請求項7]
前記確認手段は、前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、前記位置関係として前記足側領域と影領域とが触れているか否かを確認することを特徴とする請求項6記載の画像解析装置。
[請求項8]
前記特定手段により特定された前記足側領域の所定位置に足側注目点を設定するとともに、前記特定手段により特定された前記影領域に前記足側注目点と相関関係にある影側注目点を設定する注目点設定手段をさらに備え、
前記確認手段は、前記位置関係として、前記注目点設定手段により設定された足側注目点と影側注目点との距離を確認し、
前記検出手段は、前記判定期間の画像において前記確認手段により確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となる画像のタイミングを、前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングとして検出する
することを特徴とする請求項2乃至5いずれか1項に記載の画像解析装置。
[請求項9]
前記確認手段は、前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当しないことを条件に、前記位置関係として前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認することを特徴とする請求項8記載の画像解析装置。
[請求項10]
前記確認手段は、前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、前記位置関係として前記足側領域と影領域とが触れているか否かを確認し、
前記検出手段は、前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、前記確認手段により前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認された画像のタイミングを前記足の着地タイミングとし、触れている状態から離れたと確認された画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出することを特徴とする請求項9記載の画像解析装置。
[請求項11]
の足の運動が撮影された連続した画像の解析に際し、
前記連続した画像を構成する画像において前記足に対応する足側領域、及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定工程と、
前記特定工程で特定した前記画像における足側領域と影領域との位置関係を確認する確認工程と、
前記確認工程での確認結果に基づいて前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングの少なくともいずれか一方を検出する検出工程と
を含むことを特徴とする画像解析方法。
[請求項12]
足の運動が撮影された連続した画像を解析する画像解析装置が有するコンピュータを、
前記連続した画像を構成する画像において前記足に対応する足側領域、及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記画像における足側領域と影領域との位置関係を確認する確認手段と、
前記確認手段の確認結果に基づいて前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングの少なくともいずれか一方を検出する検出手段と
して機能させることを特徴とするプログラム。
1 画像解析装置
11 制御部
12 プログラムメモリ
13 メインメモリ
14 メディアコントローラ
15 表示部
16 キー入力部
50 記録メディア
101 靴
111a 第1の足側注目点
111b 第2の足側注目点
202 靴の影
211a 第1の影側注目点
211b 第2の影側注目点
501 撮影装置
A 着地判定期間
B 離地判定期間
H 人物
M1 第1のマーカ
M2 第2のマーカ
L 基準線
L1 第1の分割線
L2 第2の分割線
N 基準線
N1 第1の分割線
N2 第2の分割線

Claims (13)

  1. 連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段と、
    前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、位置関係として前記特定手段により特定された前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の着地タイミングとして検出する、又は、触れている状態から離れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する、のうちの少なくともいずれか一方を行う検出手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする画像解析装置。
  2. 前記足側領域の画像内における前記足の前後方向の傾き角度を取得する取得手段と、
    前記傾き角度が前記連続した画像において極値となるフレーム画像を含む所定の期間を判定期間として設定する期間設定手段と、
    をさらに備え、
    前記確認手段は、前記判定期間のフレーム画像のみを対象として前記足側領域と前記影領域との前記位置関係を確認し、
    前記検出手段は、前記位置関係が予め決められている位置関係にあるフレーム画像のタイミングを、前記足の前記着地タイミング又は前記足の前記離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像解析装置。
  3. 前記取得手段は、前記足側領域に取り付けられているマーカに基づいて、フレーム画像内における前記足の水平方向に対する前後方向の前記傾き角度を算出する、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像解析装置。
  4. 前記期間設定手段は、前記傾き角度が前記足のつま先側が上向きである期間の前記連続した画像において極大値となるフレーム画像を含む前記所定の期間を前記判定期間として設定し、
    前記検出手段は、前記位置関係が前記予め決められている位置関係にあるフレーム画像のタイミングを前記足の前記着地タイミングとして検出する、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像解析装置。
  5. 前記期間設定手段は、前記傾き角度が前記足のつま先側が下向きである期間の前記連続した画像において極小値となるフレーム画像を含む前記所定の期間を前記判定期間として設定し、
    前記検出手段は、前記位置関係が前記予め決められている位置関係にあるフレーム画像のタイミングを前記足の前記離地タイミングとして検出する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の画像解析装置。
  6. 連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された前記足側領域の所定位置に足側注目点を設定するとともに、前記特定手段により特定された前記影領域に前記足側注目点と相関関係にある影側注目点を設定する注目点設定手段と、
    位置関係として、前記注目点設定手段により設定された前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認する確認手段と、
    前記確認手段により確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となるフレーム画像のタイミングを、前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する検出手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする画像解析装置。
  7. 前記確認手段は、前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当しないことを条件に、前記位置関係として前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認する、
    ことを特徴とする請求項記載の画像解析装置。
  8. 前記確認手段は、前記連続した画像の撮影時における前記光源位置が前記逆光位置に該当することを条件に、前記位置関係として前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認し、
    前記検出手段は、前記連続した画像の撮影時における前記光源位置が前記逆光位置に該当することを条件に、前記確認手段により前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の前記着地タイミングとして検出する、又は、触れている状態から離れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の前記離地タイミングとして検出する、のうちの少なくともいずれか一方を行う、
    ことを特徴とする請求項記載の画像解析装置。
  9. 前記足側領域の画像内における前記足の前後方向の傾き角度を取得する取得手段と、
    前記傾き角度が前記連続した画像において極値となるフレーム画像を含む所定の期間を判定期間として設定する期間設定手段と、
    をさらに備え、
    前記検出手段は、前記判定期間のフレーム画像において前記確認手段により確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となるフレーム画像のタイミングを、前記足の前記着地タイミング又は前記足の前記離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項記載の画像解析装置。
  10. 連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定工程と、
    前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、位置関係として前記特定工程で特定された前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認する確認工程と、
    前記確認工程で前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の着地タイミングとして検出する、又は、触れている状態から離れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する、のうちの少なくともいずれか一方を行う検出工程と、
    を含む、
    ことを特徴とする画像解析方法。
  11. 連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定工程と、
    前記特定工程で特定された前記足側領域の所定位置に足側注目点を設定するとともに、前記特定工程で特定された前記影領域に前記足側注目点と相関関係にある影側注目点を設定する注目点設定工程と、
    位置関係として、前記注目点設定工程で設定された前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認する確認工程と、
    前記確認工程で確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となるフレーム画像のタイミングを、前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する検出工程と、
    を含む、
    ことを特徴とする画像解析方法。
  12. 画像解析装置が有するコンピュータを、
    連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段、
    前記連続した画像の撮影時における光源位置が逆光位置に該当することを条件に、位置関係として前記特定手段により特定された前記足側領域と前記影領域とが触れているか否かを確認する確認手段、
    前記確認手段により前記足側領域と前記影領域とが離れた状態から触れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の着地タイミングとして検出する、又は、触れている状態から離れたと確認されたフレーム画像のタイミングを前記足の離地タイミングとして検出する、のうちの少なくともいずれか一方を行う検出手段、
    として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 画像解析装置が有するコンピュータを、
    連続した画像を構成する各フレーム画像において足に対応する足側領域及び着地面に写る前記足の影に対応する影領域を特定する特定手段、
    前記特定手段により特定された前記足側領域の所定位置に足側注目点を設定するとともに、前記特定手段により特定された前記影領域に前記足側注目点と相関関係にある影側注目点を設定する注目点設定手段、
    位置関係として、前記注目点設定手段により設定された前記足側注目点と前記影側注目点との距離を確認する確認手段、
    前記確認手段により確認された前記足側注目点と前記影側注目点との距離が最小となるフレーム画像のタイミングを、前記足の着地タイミング又は前記足の離地タイミングのうちの少なくともいずれか一方として検出する検出手段、
    として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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